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55歳からのハローライフ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
55歳からのハローライフ
著者 村上龍
発行日 2012年12月5日
発行元 幻冬舎
ジャンル 連作中編小説
日本の旗 日本
言語 日本語
形態 四六版
ページ数 333
公式サイト 幻冬舎公式ページ
コード ISBN 978-4-344-02286-7
ISBN 978-4-344-42187-5文庫判
ウィキポータル 文学
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55歳からのハローライフ』(55さいからのハローライフ)は、村上龍連作中編小説[1][2]。「55歳からのハローライフ」のタイトルのもと村上自身による装画とともに2011年12月から[3]2012年にかけて静岡新聞に連載[3]された後、2012年12月に幻冬舎から刊行。2014年4月に幻冬舎文庫から文庫化された。55歳という定年[4]が間近になった世代の人生の再出発に向け、様々な悩みを抱える人たちの生き方を描いた5編の中編連作小説である。

「結婚相談所」ではアールグレイ、「空を飛ぶ夢をもう一度」ではミネラルウォーター、「キャンピングカー」ではコーヒー、「ペットロス」ではプーアル茶、「トラベルヘルパー」では日本茶と、作品ごとに主人公が心を落ち着かせるための飲み物がモチーフとして描かれている。

2014年6月14日から7月12日にかけてNHK総合テレビジョン土曜ドラマ」で5回シリーズでドラマ化された。

収録作品

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  1. 結婚相談所
  2. 空を飛ぶ夢をもう一度
  3. キャンピングカー(『新潮』2011年1月号・3月号掲載作の改稿)
  4. ペットロス
  5. トラベルヘルパー

あらすじ

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登場人物

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書誌情報

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テレビドラマ

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55歳からのハローライフ
ジャンル テレビドラマ
原作 村上龍
『55歳からのハローライフ』
脚本 大森寿美男
川﨑いづみ
演出 加藤拓
中島由貴
出演者 リリー・フランキー(第1話)
風吹ジュン(第2話)
原田美枝子(第3話)
小林薫(第4話)
イッセー尾形(第5話)
製作
製作総指揮 訓覇圭(制作統括)
制作 NHK
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2014年6月14日 - 7月12日
放送時間土曜21:00 - 21:58
放送枠土曜ドラマ (NHK)
放送分58分
回数5
公式サイト
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NHK総合テレビジョン「土曜ドラマ」で2014年6月14日から7月12日の5回シリーズで放送された。週替わりで一つのエピソードを描くオムニバス形式で、主演者も週ごとに変わるスタイルになっている。

なお、第1・3・5話は文化庁芸術祭出品作品となった[5]

キャスト

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第1回「キャンピングカー」
第2回「ペットロス」
第3回「結婚相談所」
第4回「トラベルヘルパー」
最終回「空飛ぶ夢をもう一度」

スタッフ

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放送日程

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各話 放送日 サブタイトル 脚本 演出
第1話 2014年06月14日 キャンピングカー 大森寿美男 加藤拓
第2話 2014年06月21日 ペットロス
第3話 2014年06月28日 結婚相談所 大森寿美男
川﨑いづみ
第4話 2014年07月05日 トラベルヘルパー 大森寿美男 中島由貴
最終話 2014年07月12日 空を飛ぶ夢をもう一度
平均視聴率 6.8%[6](視聴率は関東地区ビデオリサーチ社調べ)
NHK 土曜ドラマ
前番組 番組名 次番組
ロング・グッドバイ
(2014年4月19日 - 5月17日)
55歳からのハローライフ
(2014年6月14日 - 7月12日)
芙蓉の人〜富士山頂の妻
(2014年7月26日 - 9月6日)

受賞

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脚注

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  1. ^ 大寺明 (2012年12月24日). “『13歳のハローワーク』から『55歳のハローライフ』へ 村上龍の新境地となる最新小説”. ダ・ヴィンチニュース. KADOKAWA. 2018年11月8日閲覧。
  2. ^ 斎藤美奈子 (2013年2月6日). “《今週の名言奇言 (週刊朝日)》 55歳からのハローライフ 村上龍著”. AERA dot.. 朝日新聞出版. 2018年11月8日閲覧。
  3. ^ a b 村上龍さんの長編小説「55歳からのハローライフ」 12月13日から』(プレスリリース)静岡新聞、2011年12月1日http://www3.shizuokaonline.com/info/pressrelease/20111201.html2018年11月8日閲覧 
  4. ^ 1994年の高年齢者等の雇用の安定等に関する法律の改正で60歳未満定年制が禁止(1998年施行)されており、本作が初掲載された2011年時点では、既に60歳が日本の標準的な定年になっている。
  5. ^ 平成26年度文化庁芸術祭参加作品一覧・テレビドラマ部門
  6. ^ 「発表! 第81回ドラマアカデミー賞」『週刊ザテレビジョン関西版』第20巻33号(2014年8月22日号)、KADOKAWA、2014年8月22日、26頁。 
  7. ^ 宮沢りえ&柄本明、『放送文化基金賞』で演技賞「素敵な作品に恵まれた」”. ORICON (2015年7月8日). 2015年7月8日閲覧。

参考文献

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外部リンク

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