「佐渡市」の版間の差分
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* [[北一輝]]([[思想家]]、[[社会運動]]家、[[国家社会主義]]者、[[1883年]] - [[1937年]]):『[[国体論及び純正社会主義]]』、『[[日本改造法案大綱]]』など |
* [[北一輝]]([[思想家]]、[[社会運動]]家、[[国家社会主義]]者、[[1883年]] - [[1937年]]):『[[国体論及び純正社会主義]]』、『[[日本改造法案大綱]]』など |
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* [[有田八郎]]([[外交官]]・[[政治家]]、[[1884年]] - [[1965年]]):元[[外務大臣 (日本)|外務大臣]] |
* [[有田八郎]]([[外交官]]・[[政治家]]、[[1884年]] - [[1965年]]):元[[外務大臣 (日本)|外務大臣]] |
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* [[北昤吉]](思想家・政治家、[[1885年]] - [[1961年]]):北一輝の弟 |
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* [[田中完三]](実業家、[[1886年]] - [[1986年]]):元[[三菱本社]]社長、元[[三菱商事]]社長・会長 |
* [[田中完三]](実業家、[[1886年]] - [[1986年]]):元[[三菱本社]]社長、元[[三菱商事]]社長・会長 |
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* [[土田麦僊]]([[日本画家]]、[[1887年]] - [[1936年]]):[[国画創作協会]]を設立 |
* [[土田麦僊]]([[日本画家]]、[[1887年]] - [[1936年]]):[[国画創作協会]]を設立 |
2020年8月2日 (日) 21:57時点における版
さどし 佐渡市 | |||||
---|---|---|---|---|---|
| |||||
国 | 日本 | ||||
地方 |
中部地方、北陸地方 甲信越地方 | ||||
都道府県 | 新潟県 | ||||
市町村コード | 15224-2 | ||||
法人番号 | 9000020152242 | ||||
面積 |
855.68km2 | ||||
総人口 |
46,515人 [編集] (推計人口、2024年11月1日) | ||||
人口密度 | 54.4人/km2 | ||||
隣接自治体 | 新潟市、長岡市、上越市 | ||||
市の木 | アテビ | ||||
市の花 | カンゾウ | ||||
市の鳥 市の魚 |
トキ ブリ | ||||
佐渡市役所 | |||||
市長 | 渡辺竜五 | ||||
所在地 |
〒952-1292 新潟県佐渡市千種232番地 北緯38度1分6.1秒 東経138度22分5.4秒 / 北緯38.018361度 東経138.368167度座標: 北緯38度1分6.1秒 東経138度22分5.4秒 / 北緯38.018361度 東経138.368167度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
佐渡市(さどし)は、新潟県の佐渡島全域を市域とする市。2004年(平成16年)に島内の旧10市町村が合併し誕生した。
概要
佐渡市は旧自治体の市町村域を基にした10の地区で構成される。市役所は金井地区に置かれているが、県や国の出先機関は主に相川地区に置かれ、商業の中心は佐和田地区[1]、本州と結ばれる玄関口は両津地区(両津港)及び小木地区(小木港)となっており、各地に機能が分散する。
地理
隣接している自治体
佐渡島内の自治体は佐渡市のみであり、島内に他の自治体はない。但し、航路で以下の自治体と結ばれている。
歴史
古代
佐渡国が建てられた時期は大化の改新以降とされるが正確な時期は不明。初見は文武天皇4年(700年)に遡る。
- 成務天皇5年(135年):大荒木直が佐渡国造に任命される。
- 欽明天皇5年(544年):「粛慎」が佐渡島に渡来。
- 大宝元年(701年):雑太郡を置き、一国一郡となる。
- 養老5年(721年):雑太郡を雑太郡・加茂郡・羽茂郡の三郡に分ける。
- 養老6年(722年):穂積朝臣老(ほづみのあそみおゆ)が佐渡に流される(最初の佐渡配流)。
- 天平15年(743年)2月11日:越後国に合同した。天平勝宝4年(752年)11月3日に元に復す。
- 天平勝宝4年(752年):渤海使輔国大将軍慕施蒙ら75人が着く。東漢(やまとのあや)系の坂上忌寸老人らを派遣した(『続日本紀』)。
守護代本間氏
鎌倉幕府が守護代として、本間氏を佐渡に派遣。同時に佐渡に入った御家人の渋谷・藍原氏らとともに、戦国時代までこれらの諸氏が佐渡を支配する。
- 文治元年(1185年):執権北条氏の一族大佛氏(おさらぎし)が佐渡国守護となり、守護代として本間氏が佐渡に入る。
- 承久3年(1221年):承久の乱、順徳上皇が佐渡に流される。
- 文永8年(1271年):日蓮が佐渡に流される。
- 文永9年(1272年):宗尊親王・世良田頼氏が佐渡に流される。
- 元弘2年/正慶元年(1332年):日野資朝が佐渡で処刑される。
室町・戦国
本間氏の分家が進み、河原田本間氏(本拠・河原田城)、羽茂本間氏(本拠・羽茂城)の勢力が惣領家(本拠・雑太城)をしのぐようになる。
- 永享6年(1434年):世阿弥が佐渡に流される。
- 永正6年(1509年):永正の乱で関東管領上杉顕定に敗れた長尾為景が佐渡へ逃れる。翌永正7年(1510年)には寺泊から越後へ再上陸し、長森原の戦いで顕定を敗死させ、越後の実権を握った。
- 天文11年(1542年):鶴子銀山が発見される。
上杉景勝
越後の大大名、上杉謙信の死により混迷した佐渡を、謙信の跡を継いだ上杉景勝が平定し、本間氏は滅亡する。その後、本間氏の一族が酒田に移り、酒田本間氏となる。景勝が会津に移封後も、佐渡は引き続き上杉領となる。
幕府領
江戸幕府が佐渡奉行所を置き、佐渡一国を支配する。佐渡金山から産出された金は、幕府の財政を潤した。明治時代になって、一国天領と呼ばれた。
- 慶長6年(1601年):佐渡が徳川領となる。佐渡金山が発見される。
- 慶長8年(1603年):佐渡奉行所が置かれる。初代佐渡奉行は大久保長安。
- 寛文12年(1672年):西廻り航路が整備され、小木宿根木が北前船の寄港地となる。
- 天和元年(1681年)12月:小倉実起・公連親子が佐渡に流される。
- 天保9年(1838年):羽茂の善兵衛を中心に一揆が発生(天保の佐渡一国一揆)。
明治以降
航海技術の発展により、航路(北前船)の中継基地とした役割がなくなり、経済的に廃れる。
行政区域の変遷(町村制施行以後)
明治
- 1889年(明治22年)4月1日:(3郡)7町51村
- 1893年(明治26年)2月3日:内浦村の北五十里を羽吉村に編入(両津)
- 1896年(明治29年)4月1日
- 府県制・郡制により、佐渡三郡(雑太郡、羽茂郡、加茂郡)を佐渡郡に再編
- 相川町に佐渡郡役所を置く
- 1898年(明治31年)9月9日:川原田町が河原田町に改称(佐和田)
- 1901年(明治34年)11月1日:5町21村
- 富岡村、河崎村、明治村、吾潟村が合併し、河崎村に(両津)
- 湊町、夷町、加茂歌代村の一部が合併し、両津町に(両津)
- 梅津村、羽吉村、内浦村、加茂歌代村の一部が合併し、加茂村に(両津)
- 吉井村、長江村、秋津村が合併し、吉井村に(両津、金井)
- 金沢村、平泉村が合併し、金沢村に(金井)
- 相川町、二見村の鹿伏、金泉村の下相川が合併し、相川町に(相川)
- 金泉村の小川・達者・姫津・北狄、北海村の戸地・戸中が合併し、金泉村に(相川)
- 高千村、北海村の後尾・石花・北片辺・南片辺が合併し、高千村に(相川)
- 沢根町村、五十里町が合併し、沢根町に(佐和田)
- 潟上村、田野沢村、正明寺村、新穂村、大野村、長畝村、国仲村の皆川・舟下が合併し、新穂村に(新穂)
- 畑野村、小倉村、栗野江村、三宮村、国仲村の目黒町が合併し、畑野村に(畑野)
- 真野村、金丸村、新町、恋ヶ浦村、川茂村の下黒川・静平が合併し、真野村に(真野)
- 小布勢村、亀ノ脊村が合併し、西三川村に(真野、羽茂)
- 羽茂本郷村、大橋村、千手村が合併し、羽茂村に(羽茂)
- 真浦村、赤泊村、徳和村、三川村、川茂村の上川茂・下川茂・外山が合併し、赤泊村に(赤泊)
- 岬村、小木町が合併し、小木町に(小木)
- 1902年(明治35年)4月1日:5町20村
- 二宮村、野田村が合併し、二宮村に(佐和田)
昭和
- 1942年(昭和17年)7月1日:相川町に佐渡支庁( - 1955年)設置
- 1948年(昭和23年)8月1日:西三川村の村山の一部を羽茂村に編入(真野、羽茂)
- 1951年(昭和26年)1月1日:6町19村
- 真野村が町制を施行、真野町に(真野)
- 1954年(昭和29年)3月31日:6町17村
- 相川町、二見村、金泉村が合併し、相川町に(相川)
- 1954年(昭和29年)7月20日:5町15村
- 二宮村、沢根町、八幡村、河原田町が合併し、佐和田町に(佐和田)
- 1954年(昭和29年)11月3日:1市4町9村
- 両津町、加茂村、河崎村、水津村、岩首村、内海府村、吉井村の立野・旭・秋津・潟端・長江・上横山・下横山が合併し、両津市に(両津)
- 金沢村、吉井村の吉井・吉井本郷・大和・安養寺・三瀬川・水渡田が合併し、金井村に(金井)
- 1955年(昭和30年)3月31日:1市4町7村
- 羽茂村、西三川村の村山・小泊・亀脇が合併し、羽茂村に(羽茂)
- 真野町、西三川村の大小・大倉谷・田切須・西三川・椿尾が合併し、真野町に(真野)
- 畑野村、松ヶ崎村が合併し、畑野村に(畑野)
- 1956年(昭和31年)9月30日:1市4町5村
- 相川町、高千村、外海府村が合併し、相川町に(相川)
- 1957年(昭和32年)11月3日:相川町の願・北鵜島・真更川を両津市に編入(両津、相川)
- 1960年(昭和35年)11月3日:1市6町3村
- 金井村が町制を施行、金井町に(金井)
- 畑野村が町制を施行、畑野町に(畑野)
- 1961年(昭和36年)4月1日:1市7町2村
- 羽茂村が町制を施行、羽茂町に(羽茂)
平成
- 2001年(平成13年)、佐渡市町村合併検討協議会が発足。
- 2002年(平成14年)、市庁舎を島の中央部の金井町へ建設することが決定。佐和田町が協議会から離脱。
- 2003年(平成15年)、佐和田町を除く9市町村で法定協議会が再設置されるも、佐和田町が住民投票を経て協議会に再合流。
- 2004年(平成16年)3月1日、佐渡市が発足。佐渡郡が消滅する。
人口
佐渡市(に相当する地域)の人口の推移
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||
総務省統計局 国勢調査より |
行政
歴代市長
代 | 氏名 | 就任日 | 退任日 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1-2代 | 髙野宏一郎 | 2004年4月18日 | 2012年4月17日 | 旧・真野町長 |
3代 | 甲斐元也 | 2012年4月18日 | 2016年4月17日 | |
4代 | 三浦基裕 | 2016年4月18日 | 2020年4月17日 | |
5代 | 渡辺竜五 | 2020年4月20日 | 現職 |
市役所・支所
庁舎 | 所在地 |
---|---|
市役所(金井地区) | 〒952-1292 佐渡市千種232 |
両津支所 | 〒952-8501 佐渡市両津湊198 |
相川支所 | 〒952-1592 佐渡市相川栄町27 |
羽茂支所 | 〒952-0504 佐渡市羽茂本郷550 |
佐和田行政サービスセンター | 〒952-1393 佐渡市河原田本町394 |
新穂行政サービスセンター | 〒952-0106 佐渡市新穂瓜生屋501 |
畑野行政サービスセンター | 〒952-0206 佐渡市畑野甲533 |
真野行政サービスセンター | 〒952-0318 佐渡市真野新町489 |
小木行政サービスセンター | 〒952-0604 佐渡市小木町1940-1 |
赤泊行政サービスセンター | 〒952-0706 佐渡市赤泊2458 |
立法
市議会
- 定数:22
- 任期:2016年4月18日 - 2020年4月17日
- 議長:岩﨑隆寿(無会派)
- 副議長:金田淳一(新生クラブ)
会派名 | 議席数 | 議員名(◎は代表) |
---|---|---|
新生クラブ | 5 | ◎佐藤孝、金田淳一、駒形信雄、上杉育子、広瀬大海 |
政風会 | 3 | ◎中川隆一、室岡啓史、北啓 |
日本共産党市議団 | 2 | ◎中川直美、中村良夫 |
市政会 | 2 | ◎竹内道廣、猪股文彦 |
地域政策研究会 | 2 | ◎祝優雄、渡辺慎一 |
政友会 | 1 | ◎坂下善英 |
公明党 | 1 | ◎山田伸之 |
国民民主党 | 1 | ◎近藤和義 |
無会派 | 4 | 宇治沙耶花、荒井眞理、大森幸平、岩﨑隆寿 |
計(欠員1) | 21 |
※2020年の選挙から定数21に変更。
県議会
- 定数:2
- 任期:2019年4月30日 - 2023年4月29日
議員名 | 会派名 | 当選回数 |
---|---|---|
中野洸 | 自由民主党 | 6 |
佐藤久雄 | 無所属 | 2 |
衆議院
議員名 | 党派名 | 当選回数 | 備考 |
---|---|---|---|
鷲尾英一郎 | 無所属 | 5 | 選挙区 |
細田健一 | 自由民主党 | 3 | 比例復活 |
司法
裁判所
- 新潟地方裁判所佐渡支部
- 新潟家庭裁判所佐渡支部
- 佐渡簡易裁判所
国の施設
- 法務省新潟地方法務局佐渡支局
- 新潟刑務所佐渡拘置支所
- 新潟地方検察庁佐渡支部
- 佐渡区検察庁
- 東京税関新潟税関支署佐渡監視署
- 国税庁関東信越国税局佐渡税務署
- 厚生労働省新潟労働局佐渡労働基準監視署
- 厚生労働省新潟労働局佐渡公共職業安定所(ハローワーク佐渡)
- 環境省関東地方環境事務所佐渡自然保護官事務所
- 海上保安庁第9管区海上保安本部新潟海上保安部佐渡海上保安署
- 航空自衛隊佐渡分屯基地
- 旧・国立佐渡療養所は、民間に移管され真野みずほ病院となったため、現在は国の施設ではない。
県の施設
- 佐渡地域振興局
警察
消防
- 佐渡市消防本部
- 中央消防署
- 両津消防署
- 相川消防署
- 南佐渡消防署
経済
産業
主な産業
- 農業・漁業
- 島の中央にある国中平野では稲作が盛んであり、佐渡産コシヒカリは市場でも評価が高い。また、周囲を海で囲まれているため、漁業も盛んである。地域別では羽茂地区特産の柿「おけさ柿」(品種名:平核無)や、両津地区での加茂湖の牡蠣養殖が有名。
- 観光
- 古代から多くの貴族、武士が流刑となり、中央の文化を伝えたため、多くの文化財がある。また、夏場は各地の海岸が海水浴場となる。佐渡の年間観光客入込数は、1991年(平成3年)の121万人をピークとして最近は漸減しており、リピーターの確保が今後の課題となる。2004年(平成16年)は、夏場の週末に相次いで台風の影響で佐渡汽船の航路が欠航し、最大の書き入れ時を棒に振った。その分を補おうとした矢先に、新潟県中越地震が発生。直接被害は皆無だったが、風評被害や本土の交通網の寸断により、観光客は激減。2005年(平成17年)は、社会実験などが好調で、何とか盛り返した。
- 鉱業
- かつては佐渡金山があり、栄えていたが、採掘量減少のため、1951年(昭和26年)以降は大規模採掘は行われなくなり、1989年(平成元年)、三菱金属株式会社(現・三菱マテリアル)の撤退に伴い、閉山した。現在は坑内の一部が見学でき、観光スポットとなっている。
- IT
- 2005年(平成17年)より、お笑いとインターネットを活用した民間主導による地域情報化・地域活性のための多角的な取組みとして佐渡、お笑い島計画を導入・実施。2005年から2008年までの3年間にお笑い芸人が半年間佐渡に住みながら島内を行脚し、交流の模様を動画やブログにて発信することで、佐渡の魅力を継続的に伝えていった。
産業別人口
- 総計:36,314人(100.0%)
- 第1次産業:8,789人(24.2%)
- 第2次産業:7,777人(21.4%)
- 第3次産業:19,711人(54.3%)
- 分類不能:37人(0.1%)
- (2005年国勢調査)
伝統工芸
- 無名異焼
- 裂き織
- 佐渡箪笥
姉妹都市・提携都市
佐渡市合併前の交流事業は以下の通り。今後は、全島規模で交流できるものと、旧市町村単位で交流するものとを分けるか調整する。
国内
- 入間市(埼玉県)
- 笛吹市(旧・東山梨郡春日居町、山梨県)
- 国分寺市(東京都)
- 長岡市(旧・三島郡寺泊町、新潟県)
- 親善友好提携(旧・赤泊村)
- 両泊航路でのつながりによる
- 柏崎市(新潟県)
- 珠洲市(石川県)
- 上越市(新潟県)
- 長野市(旧・上水内郡豊野町、長野県)
日本国外
地域
病院
- 佐渡市立両津病院
- 佐渡市立相川病院
- JA新潟厚生連佐渡総合病院
- JA新潟厚生連真野みずほ病院
- JA新潟厚生連羽茂病院
- 医療法人おけさ会佐和田病院
教育
中等教育学校
高等学校
- 新潟県立佐渡高等学校
- 新潟県立佐渡高等学校相川分校
- 新潟県立佐渡総合高等学校
- 新潟県立羽茂高等学校
小・中学校
特別支援学校
専門学校
- 新潟県厚生連佐渡看護専門学校
- SADO伝統文化と環境福祉の専門学校
- 佐渡保育専門学校
学校教育以外の施設
職業訓練施設
社会教育
図書館
- 佐渡市立中央図書館
- 佐渡市立金井図書館
- 佐渡市立真野図書館
- 佐渡市立小木図書館
- 佐渡市立さわた図書館
博物館
美術館
- 佐渡版画村美術館
- 土田麦僊美術館
- 日本アマチュア秀作美術館
- 白井泉美術館
ホール・集会場
- アミューズメント佐渡(佐渡中央文化会館)
- 両津文化会館(旧両津市民会館)
- 佐渡会館
- 大崎活性化センター
- 金井コミュニティーセンター
スポーツ
スポーツ施設
- 新潟県立佐渡スポーツハウス
ライフライン
電力
佐渡市には、2つの火力発電所(両津・相川)と4つの水力発電所(新保川・水沢・梅津・白瀬)、計6つの発電所があり、島内に電気を独自供給している。本土からのケーブルによる電気供給形式ではない[2]。
新潟県は電源周波数50Hzの東北電力の事業地域だが、佐渡市は電源周波数60Hzで供給されている(同県、妙高市と糸魚川市の一部も60Hz[3])。これは、三菱鉱業株式会社(現・三菱マテリアル)が管轄する「佐渡鉱山」の60Hzの発電設備に合わせたことによる[要出典]。
ガス
都市ガスは、両津地区の一部で佐渡ガスが供給している。地形上の制約もあり、大半の地区ではLPガスを使用する。
電話
市外局番は全域0259(佐渡MA)。
- 元来、佐渡の北東部に両津(旧両津市及び新穂村)と南西部に佐和田の2つのMA(3分8.5円で通話できる区域)が存在していたが、島内全市町村が新設合併して同一自治体となったことを考慮し、2005年(平成17年)6月1日に統合された。
水道
島内には上水道4地区、簡易水道40地区、小規模水道が2地区が存在する。
2018年1月28日に、島内で大規模断水が発生し、一時は島内の24,112世帯のうち4割を超える10,656世帯で断水の被害が生じた[4]。
交通
公共交通
かつて、1922年(大正11年)改正の鉄道敷設法別表第56号における「佐渡国夷ヨリ河原田ヲ経テ相川ニ至ル鉄道」として「夷(両津) - 河原田 - 相川」の路線を営業区間とする佐渡鉄道(仮称)が計画されたものの、未開業のまま終わっている。
一方、バスは1913年(大正2年)には秀明館が両津 - 相川を開業、1916年(大正5年)には高津昇之助(後の小木自動車)が小木 - 河原田を開業、1918年(大正7年)に渡部七十郎(後の佐渡自動車商会→扶桑自動車商会)が両津 - 相川、両津 - 新町 - 河原田を開業、1923年(大正12年)に羽茂自動車が河原田 - 小木を開業、1924年(大正13年)に細野卯八が松ヶ崎 - 新町を、1925年(大正14年)には河口菊蔵が多田 - 畑野を、山松商会が馬首 - 両津 - 河崎を、植田豊吉(後の丸一自動車)が両津 - 相川をそれぞれ開業している。
その後、小木自動車と羽茂自動車が合併し、前佐渡自動車を設立。細野卯八と河口菊蔵が赤泊自動車を設立。扶桑自動車商会と丸一自動車と前佐渡自動車が合併し、佐州合同自動車(後に佐渡乗合自動車に改称)を設立している。1937年(昭和12年)に佐渡乗合自動車は新潟合同自動車と合併し、1943年(昭和18年)の陸運統制令に基づく統合で、新潟交通となった。
戦後、国鉄(国鉄バス)が佐渡島内の路線バス事業に参入する計画があったが、実現に至らなかった。
バス
島内の公共交通機関は路線バスのみ。島内の全路線が新潟交通グループの新潟交通佐渡によって運営されている。また、JTB時刻表には、両津港バス停が中心駅として記載されている。
バスがワンマン化される以前は、各市町村の主要バス停留所には係員が配置され、鉄道等と同様「駅」と呼ばれていた。窓口では乗車券・定期券のほか、佐渡汽船や新潟港 -新潟駅間のバス、さらに国鉄へそのまま1枚で乗り継ぎ可能な乗車・乗船券も発売されていた。現在も主要バス停付近の交差点名には「駅前」の名称が残っている。
- 本線(系統番号1):両津 - 金井 - 佐和田 - 相川 - 佐渡金山前
- 南線(系統番号2):両津 - 新穂 - 畑野 - 真野新町 - 佐和田
- 東海岸線(系統番号3):両津 - 河崎 - 大川 - 片野尾 - 多田
- 一部の便で赤泊埠頭まで延伸運行(2019年4月から)
- 内海府線(系統番号4):佐和田 - 両津 - 和木 - 鷲崎 - 大野亀 - 真更川
- 土休日は真更川ではなく岩谷口始発・終点
- 七浦海岸線(系統番号6):佐渡病院 - 佐和田 - 二見 - 相川 - 佐渡版画村
- 年度前半の土休日は相川循環線経由無しで尖閣湾行きに
- 土休日は佐渡病院ではなく河原田本町始発・終点
- 前浜線(系統番号7):小木 - 羽茂 - 赤泊 - 浦津 - 多田
- 2019年4月より一部便でジャンボタクシーでの運行開始
- 度津線(系統番号8):羽茂 - 一の宮入口 - 滝平 - 上川茂
- 2019年4月より全便でジャンボタクシーでの運行開始
- 海府線(系統番号9):佐渡病院 - 相川 - 尖閣湾 - 入川 - 岩谷口
- 土休日は佐渡病院ではなく佐和田始発・終点
- 小木線(系統番号10):相川 - 佐和田 - 真野新町 - 西三川 - 小木
- 宿根木線(系統番号11):羽茂 - 小木 - 宿根木 - 沢崎 - 江積
- 2019年4月より一部便でジャンボタクシーでの運行開始
- 国仲・金丸線(系統番号13):佐和田 - 佐渡病院 - 新町学校前 - 新穂小学校前 - 佐和田
- 土休日は金丸線先回りのみ運行
- 岩首線(系統番号14):佐和田 - 金井 - 畑野 - 多田 - 柿野浦
- 横宿線(系統番号15):監督署前 - 横山 - 新穂小学校前 - 佐渡総合高校
- 学生車として平日のみ運行
- 赤泊線(系統番号16):佐渡病院(平日のみ) - 佐和田 - 真野新町 - 川茂 - 赤泊 - 小木
- 小南線(系統番号22):小木 - 西三川 - 新町学校前 - 新穂小学校前 - 両津
- 2019年4月1日から学生車としての運航に変更
- 学生車としては2019年4月1日から11月30日までの平日のみ運行
道路
島内に高速道路はない。一般国道は、国道350号の1路線が、両津、金井、佐和田、真野、羽茂、小木地区を経由して、島内を縦貫する。尚、佐渡汽船の両津航路と小木航路が、この350号の連絡航路となっている。
- 道の駅
- 道の駅芸能とトキの里「佐渡能楽の里」
空港
1958年(昭和33年)に新潟空港の場外飛行場として供用を開始し、翌1959年(昭和34年)から同空港との間の定期空路が就航。1971年(昭和46年)から県に移管し、空港として独立した。滑走路は延長890m、幅員25mと短く制限表面も狭隘なため、離着陸できるのは小型機に限定されており、ジェット機や中型機以上の機体は乗り入れられない。
佐渡 - 新潟間の定期コミューター空路は1996年(平成8年)以降、新潟県内を本拠とする旭伸航空が運航していたが、慢性的な赤字や同社の運航要員が高齢化するなどした影響から、2008年(平成20年)9月30日をもって運航を休止、同社は事実上解散となった。その後約三年間、空港は民間小型機の離着陸や救急搬送などに使用されるのみだった。
その後鹿児島県に本社を置く新日本航空が運航に名乗りを上げ、2011年7月29日から佐渡 - 新潟間の空路が再び運行されるようになったが、2014年3月28日、同社は安定運航に向けた体制整備のためとして同空路を無期限休止することを発表した。
なお佐渡空港については長年に渡り、滑走路の延伸・拡張や東京国際空港(羽田空港)など、大都市圏との空路開設に関する構想が何度か浮上しており、2008年10月にはATR 72型機を用いた佐渡空港〜新潟空港〜羽田空港のデモフライトが行われるなどしている[5] が、いずれも具体化には至っていない。
船舶
港湾
離島という地理条件上、島外との交通の基幹は航路に頼ることとなる。島内には両津港、小木港の2つの重要港湾がある。新潟県本土側とは佐渡汽船が運航する、以下の2航路により結ばれている。両津航路にはカーフェリー「おけさ丸」「ときわ丸」とジェット推進式全没型水中翼船(ジェットフォイル)「つばさ」「ぎんが」「すいせい」、小木航路には高速カーフェリー「あかね」がそれぞれ運航されている。この他に赤泊港と二見港がある。
- 佐渡島内各港からの定期旅客航路
また、小木航路はかつて2隻体制で運航していたが、こちらも慢性的な赤字に悩まされており、また使用船舶の老朽化なども影響して、2008年(平成20年)4月からは1隻体制となって運航本数を減便し、年末年始を除く冬季間は全便運休となっている(航路の詳細は佐渡汽船を参照)。
2018年までは、上記2航路に加え、「両泊航路」と呼ばれる赤泊港(佐渡市赤泊地区)と、寺泊港(長岡市寺泊地域)を結ぶ航路があった。2005年(平成17年)6月まではカーフェリー、それ以後は高速船「あいびす」により運航されていた。自動車を利用する場合は関東地方から最も近く、利便性が高い航路ではあるものの、両港とも港湾施設の規模が小さく、船も小型のものに限られたため冬季は欠航となるケースが著しく多く、2009年(平成21年)以降は冬季間は全便運休となっていた(詳細は佐渡汽船#寺泊航路を参照)。
かつて、戦後から1970年代にかけて、小木港と柏崎港を結ぶ航路が断続的に運航されていたが、不採算などの影響で既に廃止されている。また1975年(昭和50年)には、佐渡と能登半島、立山連峰を広域観光圏とする構想の一環として、小木港と石川県珠洲市の飯田港を結ぶ航路が開設された。当時の小木町と珠洲市が航路開設を機に姉妹都市となるなど観光の基幹として期待されたものの、オイルショック後の不況や、利用客の伸び悩みなどもあり、1978年(昭和53年)をもって廃止された。
この他、小木港を拠点として観光船を運航する力屋観光汽船が島内外へのチャーター航路を運航している。
灯台
祭事・催事・名所・観光・旧跡
祭事・催事
- アース・セレブレーション(鼓童)
- 佐渡国際トライアスロン大会
- スポニチ佐渡ロングライド210
- 佐渡の人形芝居(文弥人形、説経人形、のろま人形)重要無形民俗文化財
- 佐渡國鬼太鼓どっとこむ
- 豊田音頭
- 佐渡おけさ
- 大崎そばの会
- 羽茂まつり:つぶろさしが行われる
- 各集落の春祭りで鬼太鼓(おんでこ)が行われる。
名所・旧跡・観光
- 羽茂城(県指定史跡):羽茂本間氏の居城
- 雑太城:本間本家(佐渡守護代)の居城
- 新穂城:賀茂本間氏の居城
- 宿根木(重要伝統的建造物群保存地区)
- ドンデン山
- 大佐渡高原白雲台
- 姫埼灯台:世界灯台100選、日本の灯台50選の一つ
出身有名人
- 司馬凌海(医学者・語学者、1839年 - 1879年):語学の天才と言われ、独・英・蘭・仏・露・中の6か国語に通じた。愛知医学校校長。
- 益田孝(実業家、茶人、1848年 - 1938年):三井物産創設
- 鵜飼郁次郎(島初の国会議員、1855年 - 1901年)
- 佐々木象堂(鋳金家、1882年 - 1961年):人間国宝(ロウ型鋳金)。皇居新宮殿の正殿棟飾のデザインのもとになった「瑞鳥」が有名。
- 北一輝(思想家、社会運動家、国家社会主義者、1883年 - 1937年):『国体論及び純正社会主義』、『日本改造法案大綱』など
- 有田八郎(外交官・政治家、1884年 - 1965年):元外務大臣
- 北昤吉(思想家・政治家、1885年 - 1961年):北一輝の弟
- 田中完三(実業家、1886年 - 1986年):元三菱本社社長、元三菱商事社長・会長
- 土田麦僊(日本画家、1887年 - 1936年):国画創作協会を設立
- 本間雅晴(軍人、1887年 - 1946年):日本陸軍中将、太平洋戦争フィリピン司令官
- 土田杏村(哲学者・評論家、1891年 - 1934年)
- 舟崎由之(実業家・政治家、1894年 - 1966年):日本金属株式会社創業者、衆議院議員。
- 近藤伊与吉(俳優・脚本家・映画監督、1894年 - 1944年)
- 本郷保雄(編集者、1899年 - 1985年):主婦之友編集長、その後集英社顧問
- 長谷川海太郎(小説家、1900年 - 1935年):丹下左膳シリーズなど、林不忘・牧逸馬・谷譲次という筆名を持つ
- 久保田きぬ子(女性初の国連代理大臣、1913年 - 1985年)
- 梶原武雄(囲碁棋士、1923年 - 2009年):戦後三羽烏の一人、数々の新定石を編み出す
- 磯部欣三(郷土史家、1926年 - 2006年))
- 宮田宏平(美術家、1926年 - 2007年):蝋型鋳金、三代 宮田藍堂
- 近藤元次(政治家、1930年 - 1994年):元農林水産大臣
- 田中圭一(日本近世史学者、1931年 - 2018年):元筑波大学教授
- 三浦小平二(青磁陶芸の第一人者、人間国宝、1933年 - 2006年)
- 安田辰昭(野球、1938年 - 2008年):高校野球監督
- 平辰(経営者、1940年 - ):株式会社大庄代表取締役社長
- 伊藤窯一(美術家、1941年 - ):無名異焼、五代 伊藤赤水、人間国宝
- 浅島誠(学者、1944年 - ):発生生物学、東京大学教授・教養学部長
- 増田宏一(公認会計士、1944年 - ):日本公認会計士協会会長
- 宮田亮平(美術家、1945年 - ):鍛金、東京藝術大学学長
- 須藤健一(文化人類学者、1946年 - ):神戸大学教授・国際文化学部長
- 池上裕子(歴史学者、1947年 - ):日本中世史、角川源義賞、成蹊大学名誉教授
- 大錦一徹(力士、1953年 - ):元 小結、現 山科親方
- 渡辺みちお(漫画家、1954年 - )
- 佐藤基行 (実業家、1954年 - ) : 三菱製鋼株式会社取締役社長(2015年 - )
- 花角英世(政治家、1958年 - ):第21代新潟県知事(2018年 - )
- 立岩真也(社会学者、1960年 - ):主な著作に「私的所有論」など、立命館大学教授
- 土屋良太(俳優、1967年 - ):妻は女優渡辺えり
- 上松秀実(歌手、1986年 - )
- 宇留間和基(ジャーナリスト):朝日新聞出版初代代表取締役社長、元AERA編集長
- 梶原宗楽太夫(文弥節伝承者)
- 近藤佳文(漫画家):2000年、『ヤングチャンピオン』で「鉄筋安坊」によりデビュー。2001年から同誌で金城一紀 原作の「GO」を連載
- 斎藤兼吉(アウントワープ五輪に日本初の水泳選手として出場)
- 佐藤利夫(郷土史家)
- 佐藤春樹(トキ研究の第一人者)
- 新保基治(刀鍛冶)
- 浜口喜寿夫(郷土史家)
- 浜田守太郎(文弥人形芝居の指導者)
- 赤坂アカ(漫画家・イラストレーター、1988年 - )
- ノブヨシ侍(漫画家・イラストレーター、1981年 - )
- 山口孝志(FXトレーダー、1971年 - )
ゆかりの人物
- 順徳天皇(天皇、1197年 - 1242年):承久の乱に参加し鎌倉幕府より配流される。この地で崩御。真野にて火葬、遺骨は京都に埋葬された。佐渡にて皇女慶子女王・忠子女王・皇子千歳宮の3名の皇子女を儲けたとされ、3名の皇子女の墓所もある。また京都で儲けた皇子彦成王が親鸞の弟子となって善空房信念と称し、のち佐渡を訪れ、勝興寺(殊勝誓願興行寺)を開いたという。彦成王の墓所もある。
- 日蓮(僧、1222年 - 1282年):日蓮系教団の開祖。鎌倉幕府により配流される。
- 世阿弥(申楽師、生没年不詳):室町幕府により配流される。
- 生天目仁美(声優、1976年 - ):神奈川県出身となっているが、出生地はここである。
脚注
関連項目
- 佐渡
- 佐渡国
- 佐渡島
- 佐渡郡
- 佐渡弁
- 鼓童 - 佐渡市小木を根拠地に活動する世界的な和太鼓集団。アースセレブレーションを主催。
- 世界重要農業資産システム(通称:世界農業遺産)
- 日本の観光
- 島
- 本土
- 離島
外部リンク
- 行政
- 公式ウェブサイト 佐渡市ホームページ
- 新潟県 佐渡地域振興局
- 観光
- 交通