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両津市

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
りょうつし
両津市
加茂湖と金北山
両津市旗 両津市章
両津市旗 両津市章
廃止日 2004年3月1日
廃止理由 新設合併
両津市佐渡郡相川町佐和田町金井町新穂村畑野町真野町小木町羽茂町赤泊村佐渡市
現在の自治体 佐渡市
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 中部地方北陸地方
甲信越地方
都道府県 新潟県
市町村コード 15219-6
面積 233.44km2
総人口 17,228
(2003年3月31日)
隣接自治体 相川町金井町新穂村畑野町
市の木 マツ[1]
市の花 シャクナゲ[1]
市の魚 イカ[1]
両津市役所
所在地 952-8501
新潟県両津市大字湊198[1]
外部リンク 両津支所両津市 公式ウェブサイト(2003年11月6日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
座標 北緯38度04分50秒 東経138度26分06秒 / 北緯38.08047度 東経138.43494度 / 38.08047; 138.43494座標: 北緯38度04分50秒 東経138度26分06秒 / 北緯38.08047度 東経138.43494度 / 38.08047; 138.43494
両津市の位置
ウィキプロジェクト
佐渡島における平成の大合併の地図。

両津市(りょうつし)は、1954年から2004年まで、新潟県佐渡地方東部にあったである。

平成の大合併以前に存在した県下20市中最小の人口ながら、佐渡島で唯一の市であり、島内最多の人口を擁した。2004年3月1日に、合併して佐渡市の一部になった。なお、漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の主人公両津勘吉苗字は両津市が由来であるとされている[2]

地理

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加茂湖周辺の空中写真(1976年撮影)。両津の市街地は、加茂湖と両津湾の間の砂州上に形成されている。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。

市域は島の北東部海岸沿いにあり、細長くS字を描いた。北西部は大佐渡山地、中央部は国仲平野、南東部は小佐渡丘陵のそれぞれ東端にあった。

大佐渡山地は、佐渡弥彦米山国定公園の一部であった。西海岸は岩がちで地形の変化に富んだ。連なる山のうち、タダラ峰は、ドンデン山とも呼ばれるなだらかな高原である。

平野の海岸近くに、加茂湖がある。もとは淡水湖であったが、1903年 (明治36年) に海につなげて汽水湖とした。市街地は加茂湖と両津湾の間にある細い砂州の上にあった。

  • 大佐渡山地の山: 金剛山(962m)、 タダラ峰(940m)、平松戴山(652m)、歌見戴山(546m)、三度倉山(474m)、樅ノ木平山(381m)、
  • 小佐渡丘陵の山: 大隅山(610m)、米山(543m)、古峰山(528m)、木金山(505m)
  • 河川: 白瀬川、梅津川、久知川、河崎川
  • 湖沼・ダム: 加茂湖、ドンデン池、久知川ダム

隣接していた自治体

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歴史

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市名の由来

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両津の名の由来は、江戸時代末期に北の夷(えびす)、南の湊(みなと)、二つの津(港)が合併してできたことによる[2]文政年間の文献に以下の記述がある[2]

夷町・湊町をこめて両津という

行政

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歴代市長

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特記なき場合『日本の歴代市長 : 市制施行百年の歩み』などによる[3]

氏名 就任 退任 備考
1 氏田良隆 1954年(昭和29年)12月15日 1962年(昭和37年)12月6日
2 橋本喜一 1962年(昭和37年)12月7日 1966年(昭和41年)12月6日
3 氏田良隆 1966年(昭和41年)12月7日 1974年(昭和49年)12月6日
4 市橋保雄 1974年(昭和49年)12月7日 1983年(昭和58年)12月6日 辞職
5 伊豆野一郎 1984年(昭和59年)1月8日 1996年(平成8年)1月7日
6 川口徳一 1996年(平成8年)1月8日 2004年(平成16年)2月29日 廃止

経済

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両津港

産業

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  • 農業就業者は年々減少したが、2004年まで米作を中心に農業も盛んであった。他に大豆を作り、肉牛も飼育された。
  • 両津港を筆頭に、いくつもの漁港を抱え、ブリアジイワシなどの網漁、イカ釣り漁を行なった。加茂湖ではカキを養殖した。
  • 工業としては食品加工業があった。
  • 産業人口(2000年
    第1次産業就業者数:2,021人
    第2次産業就業者数:2,069人
    第3次産業就業者数:5,454人

姉妹都市・提携都市

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教育

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高等学校

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中学校

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  • 内海府中学校
  • 北中学校
  • 南中学校 1960年創立 
  • 東中学校 1960年創立
  • 前浜中学校 1995年創立
  • (両津中学校 1960年に南中学校と東中学校に統合)
  • (加茂中学校 1960年に南中学校に統合)
  • (河崎中学校 1960年に東中学校に統合)
  • (水津中学校 1995年に前浜中学校に統合)
  • (岩首中学校 1995年に前浜中学校に統合)

小学校

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交通

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空港

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道路

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市内を走る国道350号

港湾

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名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

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大野亀
椎崎諏訪神社能舞台

出典:[6]

娯楽

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著名な出身者

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脚注

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注釈

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  1. ^ 1969年の映画館(北陸・甲信越地方)「消えた映画館の記憶」を参照した[7]

出典

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  1. ^ a b c d 平成14年度市町村要覧:両津市(新潟県HP) - ウェイバックマシン(2004年2月2日アーカイブ分)
  2. ^ a b c 谷川 2015, p. 95.
  3. ^ 歴代知事編纂会 1983, 114-117頁.
  4. ^ “オートキャンプの人気上昇、新潟県内施設も相次ぎ新増設。”. 日本経済新聞: p. 22 地方経済面 新潟. (1991年8月4日) 
  5. ^ “佐渡汽船、弾野にオートキャンプ場、来年6月オープン―観光菜園など併設。”. 日本経済新聞: p. 22 地方経済面 新潟. (1992年7月8日) 
  6. ^ みどころエリアMAP - 両津市観光協会 - ウェイバックマシン(2004年4月6日アーカイブ分)
  7. ^ 『映画年鑑 1969年版 別冊 映画便覧 1969』時事通信社、1969年

参考文献

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  • 『市町村名変遷辞典』東京堂出版、1990年。
  • 谷川彰英『47都道府県・地名由来百科』丸善出版、2015年。ISBN 978-4-621-08761-9 
  • 歴代知事編纂会 編集『日本の歴代市長 : 市制施行百年の歩み』 第2、歴代知事編纂会、1983年。 

関連項目

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外部リンク

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行政
観光