両津市
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りょうつし 両津市 | |||||
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廃止日 | 2004年3月1日 | ||||
廃止理由 |
新設合併 両津市、佐渡郡相川町、佐和田町、金井町、新穂村、畑野町、真野町、小木町、羽茂町、赤泊村 → 佐渡市 | ||||
現在の自治体 | 佐渡市 | ||||
廃止時点のデータ | |||||
国 | 日本 | ||||
地方 |
中部地方、北陸地方 甲信越地方 | ||||
都道府県 | 新潟県 | ||||
市町村コード | 15219-6 | ||||
面積 | 233.44km2 | ||||
総人口 |
17,228人 (2003年3月31日) | ||||
隣接自治体 | 相川町、金井町、新穂村、畑野町 | ||||
市の木 | マツ[1] | ||||
市の花 | シャクナゲ[1] | ||||
市の魚 | イカ[1] | ||||
両津市役所 | |||||
所在地 |
〒952-8501 新潟県両津市大字湊198[1] | ||||
外部リンク | 両津支所両津市 公式ウェブサイト(2003年11月6日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project | ||||
座標 | 北緯38度04分50秒 東経138度26分06秒 / 北緯38.08047度 東経138.43494度座標: 北緯38度04分50秒 東経138度26分06秒 / 北緯38.08047度 東経138.43494度 | ||||
ウィキプロジェクト |
両津市(りょうつし)は、1954年から2004年まで、新潟県の佐渡地方東部にあった市である。
平成の大合併以前に存在した県下20市中最小の人口ながら、佐渡島で唯一の市であり、島内最多の人口を擁した。2004年3月1日に、合併して佐渡市の一部になった。なお、漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の主人公両津勘吉の苗字は両津市が由来であるとされている[2]。
地理
[編集]市域は島の北東部海岸沿いにあり、細長くS字を描いた。北西部は大佐渡山地、中央部は国仲平野、南東部は小佐渡丘陵のそれぞれ東端にあった。
大佐渡山地は、佐渡弥彦米山国定公園の一部であった。西海岸は岩がちで地形の変化に富んだ。連なる山のうち、タダラ峰は、ドンデン山とも呼ばれるなだらかな高原である。
平野の海岸近くに、加茂湖がある。もとは淡水湖であったが、1903年 (明治36年) に海につなげて汽水湖とした。市街地は加茂湖と両津湾の間にある細い砂州の上にあった。
- 大佐渡山地の山: 金剛山(962m)、 タダラ峰(940m)、平松戴山(652m)、歌見戴山(546m)、三度倉山(474m)、樅ノ木平山(381m)、
- 小佐渡丘陵の山: 大隅山(610m)、米山(543m)、古峰山(528m)、木金山(505m)
- 河川: 白瀬川、梅津川、久知川、河崎川
- 湖沼・ダム: 加茂湖、ドンデン池、久知川ダム
隣接していた自治体
[編集]歴史
[編集]- 1954年(昭和29年)11月3日 - 両津町、加茂村、河崎村、水津村、岩首村、内海府村と、吉井村の一部とが合併して、両津市になった。
- 1957年(昭和32年)11月3日 - 佐渡郡相川町の一部を編入。
- 2004年(平成16年)3月1日 - 両津市、相川町、佐和田町、金井町、新穂村、畑野町、真野町、小木町、羽茂町、赤泊村が合併して、佐渡市になった。
市名の由来
[編集]両津の名の由来は、江戸時代末期に北の夷(えびす)、南の湊(みなと)、二つの津(港)が合併してできたことによる[2]。文政年間の文献に以下の記述がある[2]。
夷町・湊町をこめて両津という
行政
[編集]歴代市長
[編集]特記なき場合『日本の歴代市長 : 市制施行百年の歩み』などによる[3]。
代 | 氏名 | 就任 | 退任 | 備考 |
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1 | 氏田良隆 | 1954年(昭和29年)12月15日 | 1962年(昭和37年)12月6日 | |
2 | 橋本喜一 | 1962年(昭和37年)12月7日 | 1966年(昭和41年)12月6日 | |
3 | 氏田良隆 | 1966年(昭和41年)12月7日 | 1974年(昭和49年)12月6日 | |
4 | 市橋保雄 | 1974年(昭和49年)12月7日 | 1983年(昭和58年)12月6日 | 辞職 |
5 | 伊豆野一郎 | 1984年(昭和59年)1月8日 | 1996年(平成8年)1月7日 | |
6 | 川口徳一 | 1996年(平成8年)1月8日 | 2004年(平成16年)2月29日 | 廃止 |
経済
[編集]産業
[編集]- 農業就業者は年々減少したが、2004年まで米作を中心に農業も盛んであった。他に柿、大豆を作り、肉牛も飼育された。
- 両津港を筆頭に、いくつもの漁港を抱え、ブリ、アジ・イワシなどの網漁、イカ釣り漁を行なった。加茂湖ではカキを養殖した。
- 工業としては食品加工業があった。
- 産業人口(2000年)
- 第1次産業就業者数:2,021人
- 第2次産業就業者数:2,069人
- 第3次産業就業者数:5,454人
姉妹都市・提携都市
[編集]教育
[編集]高等学校
[編集]中学校
[編集]- 内海府中学校
- 北中学校
- 南中学校 1960年創立
- 東中学校 1960年創立
- 前浜中学校 1995年創立
- (両津中学校 1960年に南中学校と東中学校に統合)
- (加茂中学校 1960年に南中学校に統合)
- (河崎中学校 1960年に東中学校に統合)
- (水津中学校 1995年に前浜中学校に統合)
- (岩首中学校 1995年に前浜中学校に統合)
小学校
[編集]交通
[編集]空港
[編集]道路
[編集]港湾
[編集]名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
[編集]- 加茂湖
- 外海府海岸
- 大佐渡山地
- ドンデン高原、ドンデンキャンプ場、ドンデン池
- 長安寺
- 椎崎諏訪神社能舞台
- 本間家能舞台
- 道の駅芸能とトキの里「佐渡能楽の里」
- 両津市郷土博物館
- 伝統芸能伝承館
- 両津温泉郷
- 住吉温泉・椎崎温泉
- 住吉海水浴場
- 水津海水浴場
- 姫崎灯台
- 姫崎灯台キャンプ場
- 北小浦ダイビングスポット
- 佐渡の車田植(国の重要無形民俗文化財)
出典:[6]
娯楽
[編集]著名な出身者
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 1969年の映画館(北陸・甲信越地方)「消えた映画館の記憶」を参照した[7]。
出典
[編集]- ^ a b c d 平成14年度市町村要覧:両津市(新潟県HP) - ウェイバックマシン(2004年2月2日アーカイブ分)
- ^ a b c 谷川 2015, p. 95.
- ^ 歴代知事編纂会 1983, 114-117頁.
- ^ “オートキャンプの人気上昇、新潟県内施設も相次ぎ新増設。”. 日本経済新聞: p. 22 地方経済面 新潟. (1991年8月4日)
- ^ “佐渡汽船、弾野にオートキャンプ場、来年6月オープン―観光菜園など併設。”. 日本経済新聞: p. 22 地方経済面 新潟. (1992年7月8日)
- ^ みどころエリアMAP - 両津市観光協会 - ウェイバックマシン(2004年4月6日アーカイブ分)
- ^ 『映画年鑑 1969年版 別冊 映画便覧 1969』時事通信社、1969年
参考文献
[編集]- 『市町村名変遷辞典』東京堂出版、1990年。
- 谷川彰英『47都道府県・地名由来百科』丸善出版、2015年。ISBN 978-4-621-08761-9。
- 歴代知事編纂会 編集『日本の歴代市長 : 市制施行百年の歩み』 第2、歴代知事編纂会、1983年。
関連項目
[編集]- 両津港
- 新潟県の廃止市町村一覧
- 両津勘吉 - 漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の主人公である架空の人物。苗字の「両津」は両津市に由来する。
外部リンク
[編集]- 行政
- 両津市 公式ウェブサイト(2003年11月6日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
- 佐渡市両津支所 公式ウェブサイト - ウェイバックマシン(2004年12月23日アーカイブ分)
- 市政概要:合併資料(平成) 佐渡市
- 観光