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|自治体名 = 芦屋市
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|都道府県 = 兵庫県
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|鳥など = -
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|郵便番号 = 659-8501
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|所在地 = 芦屋市精道町7番6号<br /><small>{{ウィキ座標度分秒|34|43|37.2|N|135|18|14.8|E|region:JP-28_type:adm3rd|display=inline,title}}</small><br />{{Maplink2|zoom=11|frame=yes|plain=no|frame-align=center|frame-width=250|frame-height=180|type=line|stroke-color=#cc0000|stroke-width=2|type2=point|marker2=town-hall|text=市庁舎位置}}<br />[[File:Ashiya City Office.JPG|250px|芦屋市役所]]
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[[File:Ashiya city center area Aerial photograph.1985.jpg|thumb|{{JIS2004フォント|芦}}屋市中心部周辺の空中写真。1985年撮影の6枚を合成作成。{{国土航空写真}}。]]
[[File:Ashiya city center area Aerial photograph.1985.jpg|thumb|芦屋市中心部周辺の空中写真。1985年撮影の6枚を合成作成。{{国土航空写真}}。]]
'''{{JIS2004フォント|}}屋市'''(あしやし)は、[[兵庫県]]南東部にある[[市]]。[[阪神南県民センター]]管轄区域。{{要検証範囲|{{JIS2004フォント|芦}}屋の「{{JIS2004フォント|芦}}」は、正確には「戸」の部分が旧字(「{{lang|zh|戶}}」)|date=2019年12月}}。本項では市制前の名称である'''精道村'''(せいどうむら)についても述べる。
'''芦屋市'''(あしやし)は、[[兵庫県]]南東部にある[[市]]。[[阪神南県民センター]]管轄区域。本項では市制前の名称である'''精道村'''(せいどうむら)についても述べる。


兵庫県内において、[[摂津国]]であった阪神間の[[神戸市]]寄りに位置し、固有の[[阪神間モダニズム]]文化に育まれた瀟洒な街並を擁する。市内北部、平田町や松浜町といった中部は[[高級邸宅街|'''高級住宅地''']]として名高く、市内南部は[[谷崎潤一郎]]の小説『[[細雪]]』の舞台になったことでも知られる。北に六甲山地、南に大阪湾を臨んだ豊かな自然と、南に緩やかに傾斜する地形は、美しい景観と温暖な気候を形成する。[[国際観光文化都市]]に指定されている。
兵庫県内において、[[摂津国]]であった阪神間の[[神戸市]]寄りに位置し、固有の[[阪神間モダニズム]]文化に育まれた瀟洒な街並を擁する。市内北部、平田町や松浜町といった中部は[[高級邸宅街|'''高級住宅地''']]として名高く、市内南部は[[谷崎潤一郎]]の小説『[[細雪]]』の舞台になったことでも知られる。北に六甲山地、南に大阪湾を臨んだ豊かな自然と、南に緩やかに傾斜する地形は、美しい景観と温暖な気候を形成する。[[国際観光文化都市]]に指定されている。
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兵庫県で二番目に面積が小さな自治体である。
兵庫県で二番目に面積が小さな自治体である。
* 山: [[六甲山]]、[[ゴロゴロ岳]]、[[東お多福山]]、[[荒地山]]、[[鷹尾山]]
* 山: [[六甲山]]、[[ゴロゴロ岳]]、[[東お多福山]]、[[荒地山]]、[[鷹尾山]]
* 河川: {{JIS2004フォント|[[芦屋川]]}}、宮川
* 河川: [[芦屋川]]、宮川
* 湖沼: 奥池、仲ノ池緑地
* 湖沼: 奥池、仲ノ池緑地
* 滝: 高座の滝
* 滝: 高座の滝


== 歴史 ==
== 歴史 ==
* [[1769年]]([[明和]]6年) - 摂津国[[菟原郡]]{{JIS2004フォント|}}屋村・打出村が[[天領]]となる。
* [[1769年]]([[明和]]6年) - 摂津国[[菟原郡]]芦屋村・打出村が[[天領]]となる。
* [[1871年]]([[明治]]4年) - [[廃藩置県]]の布告により、後の本市域が兵庫県の管轄下に置かれる。
* [[1871年]]([[明治]]4年) - [[廃藩置県]]の布告により、後の本市域が兵庫県の管轄下に置かれる。
* [[1889年]](明治22年)[[4月1日]] - [[町村制]]施行により、打出村・{{JIS2004フォント|}}屋村・三条村・津知村([[飛地]]を除く)および深江村の飛地の区域をもって'''精道村'''が発足。
* [[1889年]](明治22年)[[4月1日]] - [[町村制]]施行により、打出村・芦屋村・三条村・津知村([[飛地]]を除く)および深江村の飛地の区域をもって'''精道村'''が発足。
* [[1896年]](明治29年)4月1日 - 所属郡が[[武庫郡]]に変更。
* [[1896年]](明治29年)4月1日 - 所属郡が[[武庫郡]]に変更。
* [[1905年]](明治38年) - [[阪神間モダニズム]]( - 1940年)
* [[1905年]](明治38年) - [[阪神間モダニズム]]( - 1940年)
* [[1923年]]([[大正]]12年)[[3月31日]] - 村章を制定<ref>図典 日本の市町村章 p158</ref>。
* [[1923年]]([[大正]]12年)[[3月31日]] - 村章を制定<ref>図典 日本の市町村章 p158</ref>。
* [[1938年]]([[昭和]]13年) - [[阪神大水害]]([[7月3日]]-5日)。{{JIS2004フォント|}}屋川が氾濫。
* [[1938年]]([[昭和]]13年) - [[阪神大水害]]([[7月3日]]-5日)。芦屋川が氾濫。
* [[1940年]](昭和15年)[[11月10日]] - 市制施行して'''{{JIS2004フォント|}}屋市'''となる。
* [[1940年]](昭和15年)[[11月10日]] - 市制施行して'''芦屋市'''となる。
* [[1949年]](昭和24年)[[2月19日]] - 「[[芦屋市民のうた]]」が発表される。
* [[1949年]](昭和24年)[[2月19日]] - 「[[芦屋市民のうた]]」が発表される。
* [[1951年]](昭和26年) - 国際文化住宅都市([[国際観光文化都市]])指定。
* [[1951年]](昭和26年) - 国際文化住宅都市([[国際観光文化都市]])指定。
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* [[1985年]](昭和60年) - 非核平和都市宣言
* [[1985年]](昭和60年) - 非核平和都市宣言
* [[1991年]]([[平成]]3年) - 市長選で[[北村春江]]が当選、日本初の女性市長<!--特筆性がないため、むやみに内部リンクをしない-->となった。
* [[1991年]]([[平成]]3年) - 市長選で[[北村春江]]が当選、日本初の女性市長<!--特筆性がないため、むやみに内部リンクをしない-->となった。
* [[1995年]](平成7年)[[1月17日]] - [[阪神・淡路大震災]]で{{JIS2004フォント|}}屋市内で犠牲者444人、家屋の全壊・半壊約51%の被害を出す。
* [[1995年]](平成7年)[[1月17日]] - [[阪神・淡路大震災]]で芦屋市内で犠牲者444人、家屋の全壊・半壊約51%の被害を出す。


== 人口 ==
== 人口 ==
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{{人口統計|code=28206|name=芦屋市}}
{{人口統計|code=28206|name=芦屋市}}


== 高級住宅地としての{{JIS2004フォント|}}屋 ==
== 高級住宅地としての芦屋 ==
阪急{{JIS2004フォント|}}屋川駅から徒歩圏内にある東山町、山手町、三条町といった大正期に開発された山の手地区は、いずれも摂津国であり{{JIS2004フォント|}}屋川や六甲山に近く、大阪湾を見渡すことのできる好立地にある。南傾斜地に建つ家々は成熟した文化を感じさせ、{{JIS2004フォント|}}屋を代表する風光明媚な街並みが広がる。
阪急芦屋川駅から徒歩圏内にある東山町、山手町、三条町といった大正期に開発された山の手地区は、いずれも摂津国であり芦屋川や六甲山に近く、大阪湾を見渡すことのできる好立地にある。南傾斜地に建つ家々は成熟した文化を感じさせ、芦屋を代表する風光明媚な街並みが広がる。


昭和初期、市東北部に開発された[[六麓荘町]]は、駅から遠い立地を逆手に、運転手を有する富裕層向けの豪邸用地として造成された。地形に配慮した広い舗装道路や電線類を地中化した街には、広大な庭やテニスコート、プールなどが配された豪邸が次々と建築され、高級住宅地としての{{JIS2004フォント|}}屋の名を一気に全国区に押し上げた。六麓荘町、及び奥池南町では現在も厳しい建築協定のもと、街の景観が守られている。{{JIS2004フォント|}}屋川沿いにあり、海に近く、松林が点在する平田町や、浜芦屋町、松浜町なども歴史のある高級住宅地として名高い。また、日本初の高級住宅街である大阪市の帝塚山も同様である。
昭和初期、市東北部に開発された[[六麓荘町]]は、駅から遠い立地を逆手に、運転手を有する富裕層向けの豪邸用地として造成された。地形に配慮した広い舗装道路や電線類を地中化した街には、広大な庭やテニスコート、プールなどが配された豪邸が次々と建築され、高級住宅地としての芦屋の名を一気に全国区に押し上げた。六麓荘町、及び奥池南町では現在も厳しい建築協定のもと、街の景観が守られている。芦屋川沿いにあり、海に近く、松林が点在する平田町や、浜芦屋町、松浜町なども歴史のある高級住宅地として名高い。また、日本初の高級住宅街である大阪市の帝塚山も同様である。


戦後になると、上記の町に隣接する朝日ヶ丘町や岩園町、阪急線以南などで次々と宅地開発が行われ、住宅地としての{{JIS2004フォント|}}屋の地位はさらに確立された。有料道路沿いにある奥池町や奥池南町は、通勤圏内にある別荘地として開発され、現在では(2016年)奥池町、奥池南町を併せて630世帯もの邸宅が建設され、関西の著名人たちも様々な邸宅を建設している。
戦後になると、上記の町に隣接する朝日ヶ丘町や岩園町、阪急線以南などで次々と宅地開発が行われ、住宅地としての芦屋の地位はさらに確立された。有料道路沿いにある奥池町や奥池南町は、通勤圏内にある別荘地として開発され、現在では(2016年)奥池町、奥池南町を併せて630世帯もの邸宅が建設され、関西の著名人たちも様々な邸宅を建設している。
昭和40年代には、朝日ヶ丘町周辺でマンション建設ラッシュが、昭和50年代には{{JIS2004フォント|}}屋浜の埋め立て地に高層マンションが次々に建設され、若い世代の流入が促進された。
昭和40年代には、朝日ヶ丘町周辺でマンション建設ラッシュが、昭和50年代には芦屋浜の埋め立て地に高層マンションが次々に建設され、若い世代の流入が促進された。


昭和後期の国鉄〜JR{{JIS2004フォント|}}屋駅前の再開発に伴い、駅周辺の商業施設が以前よりも充実すると、{{JIS2004フォント|}}屋のイメージも一新され、大原町を中心にJR線沿いに利便性の高い住宅が供給され始めた。JR以南の地域でも宅地化、マンション建設が進んだ。
昭和後期の国鉄〜JR芦屋駅前の再開発に伴い、駅周辺の商業施設が以前よりも充実すると、芦屋のイメージも一新され、大原町を中心にJR線沿いに利便性の高い住宅が供給され始めた。JR以南の地域でも宅地化、マンション建設が進んだ。


1995年の[[阪神・淡路大震災]]では、主にJR以南の地域で多くの家屋が倒壊、街の風景が一変するが、倒壊により空き地が目立った一帯に徐々に新しい家々が建築されるようになり、震災の10年後には、ほぼ、街も以前の落ち着きを取り戻した。また、2003年に入ると、埋立地「潮{{JIS2004フォント|}}屋」地区の開発が進み、ヨットハーバーや人工砂浜のほか、日本初の係留施設付き邸宅が分譲され、{{JIS2004フォント|}}屋に新しい表情が生まれた。この新しい町は、広い歩道と車道があり、電線類を地中化している。
1995年の[[阪神・淡路大震災]]では、主にJR以南の地域で多くの家屋が倒壊、街の風景が一変するが、倒壊により空き地が目立った一帯に徐々に新しい家々が建築されるようになり、震災の10年後には、ほぼ、街も以前の落ち着きを取り戻した。また、2003年に入ると、埋立地「潮芦屋」地区の開発が進み、ヨットハーバーや人工砂浜のほか、日本初の係留施設付き邸宅が分譲され、芦屋に新しい表情が生まれた。この新しい町は、広い歩道と車道があり、電線類を地中化している。


住宅地で相続の際に広大な屋敷が集合住宅に立て替えられたり、敷地が細分化される傾向により、かつての高級住宅地としての{{JIS2004フォント|}}屋の景観が徐々に変わりつつことが懸念される中、住宅地の景観保全に向けて、2006年、市議会で「建築物の制限に関する条例改正案」が審議され、六麓荘町における400平方メートル未満の土地売買の禁止、高さ10メートル以上の建物新築の禁止、さらに敷地面積400平方メートル以上の土地にのみ戸建住宅の新築が許可されるといった、全国に先駆けたいわゆる「豪邸条例」が可決された。この条例は2007年2月から施行されている。芦屋市では、この六麓荘町と奥池南町のみが、「豪邸条例」が施行されている。また、奥池南町では、もっとも規制が緩い地域で、敷地面積が500平方メートル以上とされている。
住宅地で相続の際に広大な屋敷が集合住宅に立て替えられたり、敷地が細分化される傾向により、かつての高級住宅地としての芦屋の景観が徐々に変わりつつことが懸念される中、住宅地の景観保全に向けて、2006年、市議会で「建築物の制限に関する条例改正案」が審議され、六麓荘町における400平方メートル未満の土地売買の禁止、高さ10メートル以上の建物新築の禁止、さらに敷地面積400平方メートル以上の土地にのみ戸建住宅の新築が許可されるといった、全国に先駆けたいわゆる「豪邸条例」が可決された。この条例は2007年2月から施行されている。芦屋市では、この六麓荘町と奥池南町のみが、「豪邸条例」が施行されている。また、奥池南町では、もっとも規制が緩い地域で、敷地面積が500平方メートル以上とされている。


2015年には、芦屋らしい景観を守るための「芦屋市屋外広告物条例」が市議会本会議で可決、成立し、2016年7月より施行された。この条例では、京都市と同様に屋上広告物、アドバルーンの禁止、点滅式照明の全面禁止などが盛り込まれており、住宅地で突き出し看板の面積を1平方メートル以下に定めた点など、全国でもっとも厳しい規制となっている。
2015年には、芦屋らしい景観を守るための「芦屋市屋外広告物条例」が市議会本会議で可決、成立し、2016年7月より施行された。この条例では、京都市と同様に屋上広告物、アドバルーンの禁止、点滅式照明の全面禁止などが盛り込まれており、住宅地で突き出し看板の面積を1平方メートル以下に定めた点など、全国でもっとも厳しい規制となっている。
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* 小学校
* 小学校
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** [[芦屋市立潮見小学校|{{JIS2004フォント|芦}}屋市立潮見小学校]]
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** [[芦屋市立精道小学校|{{JIS2004フォント|芦}}屋市立精道小学校]]
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** [[芦屋市立浜風小学校|{{JIS2004フォント|芦}}屋市立浜風小学校]]
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** [[芦屋市立山手小学校|{{JIS2004フォント|芦}}屋市立山手小学校]]
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* 中学校
* 中学校
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** 学校法人芦屋学園[[芦屋学園中学校・高等学校|{{JIS2004フォント|芦}}屋学園中学校]]
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* 中等教育学校
* 中等教育学校
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* 高等学校
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* 特別支援学校学校
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* 大学
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* 短期大学
* 短期大学
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* 専修学校
* 専修学校
** 関西健康科学専門学校
** 関西健康科学専門学校
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=== 鉄道 ===
=== 鉄道 ===
* 中心となる駅:'''[[芦屋駅 (JR西日本)|JR{{JIS2004フォント|}}屋駅]]'''
* 中心となる駅:'''[[芦屋駅 (JR西日本)|JR芦屋駅]]'''
* 市役所最寄り駅:'''[[芦屋駅 (阪神)|阪神{{JIS2004フォント|}}屋駅]]'''
* 市役所最寄り駅:'''[[芦屋駅 (阪神)|阪神芦屋駅]]'''
* [[File:Hankyu Railway Logo.svg|30px]] '''[[阪急電鉄]]'''
* [[File:Hankyu Railway Logo.svg|30px]] '''[[阪急電鉄]]'''
** [[File:Number_prefix_Hankyu_Kōbe_line.svg|21px|HK]] [[阪急神戸本線|神戸本線]] [[芦屋川駅|{{JIS2004フォント|芦}}屋川駅]]
** [[File:Number_prefix_Hankyu_Kōbe_line.svg|21px|HK]] [[阪急神戸本線|神戸本線]] [[芦屋川駅]]
* [[File:JR logo (west).svg|30px]] '''[[西日本旅客鉄道]](JR西日本)'''
* [[File:JR logo (west).svg|30px]] '''[[西日本旅客鉄道]](JR西日本)'''
** {{JR西路線記号|K|A}} [[東海道本線]]([[JR神戸線]]) '''[[芦屋駅 (JR西日本)|{{JIS2004フォント|芦}}屋駅]]'''
** {{JR西路線記号|K|A}} [[東海道本線]]([[JR神戸線]]) '''[[芦屋駅 (JR西日本)|芦屋駅]]'''
*** [[新快速]]停車駅。
*** [[新快速]]停車駅。
*** [[山陽新幹線]]が[[新大阪駅]]と[[新神戸駅]]間の[[六甲トンネル]]内で約 2.5km にわたって当市を通過している。
*** [[山陽新幹線]]が[[新大阪駅]]と[[新神戸駅]]間の[[六甲トンネル]]内で約 2.5km にわたって当市を通過している。
* [[File:Hanshin-logo-black.png|baseline|30px]] '''[[阪神電気鉄道]]'''
* [[File:Hanshin-logo-black.png|baseline|30px]] '''[[阪神電気鉄道]]'''
** [[ファイル:Number prefix Hanshin Railway.png|21px|HS]] [[阪神本線|本線]] '''[[芦屋駅 (阪神)|{{JIS2004フォント|芦}}屋駅]]''' - [[打出駅]]
** [[ファイル:Number prefix Hanshin Railway.png|21px|HS]] [[阪神本線|本線]] '''[[芦屋駅 (阪神)|芦屋駅]]''' - [[打出駅]]


=== 道路 ===
=== 道路 ===
262行目: 260行目:
* その他広域幹線道路
* その他広域幹線道路
** [[山手幹線 (兵庫県)|山手幹線]]
** [[山手幹線 (兵庫県)|山手幹線]]
** [[芦有ドライブウェイ|{{JIS2004フォント|芦}}有ドライブウェイ]]
** [[芦有ドライブウェイ]]


=== 路線バス ===
=== 路線バス ===
* [[阪神バス]] - 阪神国道(国道2号)上を走る。[[神戸税関]]前-[[三宮駅]]-[[西宮駅 (阪神)|阪神西宮駅]]間と[[芦屋駅 (阪神)|阪神{{JIS2004フォント|}}屋駅]]-[[尼崎駅 (阪神)|阪神尼崎駅]]間を結ぶ。以前は第二阪神国道(国道43号)上の他、阪急{{JIS2004フォント|}}屋川駅から{{JIS2004フォント|}}屋浜までの路線も運行していたが、不採算のため前者は昭和40年代半ばに、後者は昭和30年代後半にいずれも撤退した。
* [[阪神バス]] - 阪神国道(国道2号)上を走る。[[神戸税関]]前-[[三宮駅]]-[[西宮駅 (阪神)|阪神西宮駅]]間と[[芦屋駅 (阪神)|阪神芦屋駅]]-[[尼崎駅 (阪神)|阪神尼崎駅]]間を結ぶ。以前は第二阪神国道(国道43号)上の他、阪急芦屋川駅から芦屋浜までの路線も運行していたが、不採算のため前者は昭和40年代半ばに、後者は昭和30年代後半にいずれも撤退した。
* [[阪急バス]] - 全市域を運行。山手の住宅街や{{JIS2004フォント|}}屋浜の団地群、南芦屋浜の住宅街と阪急{{JIS2004フォント|}}屋川駅・JR{{JIS2004フォント|}}屋駅・阪神{{JIS2004フォント|}}屋駅そして西宮市の阪急夙川駅の各駅を結ぶ{{JIS2004フォント|}}屋市内線と、阪神{{JIS2004フォント|}}屋駅と[[有馬温泉]](-[[西宮北インターチェンジ|西宮北インター]]-[[阪急バス山口営業所|山口営業所前]])・奥池-{{JIS2004フォント|}}屋ハイランドを結ぶ{{JIS2004フォント|}}屋有馬線がある。後者は[[芦有ドライブウェイ|{{JIS2004フォント|芦}}有ドライブウェイ]]を運行する。いずれも事実上、{{JIS2004フォント|}}屋市民の足として機能している。担当営業所は[[阪急バス芦屋浜営業所|{{JIS2004フォント|芦}}屋浜営業所]]({{JIS2004フォント|}}屋有馬線は山口営業所と共同運行)。
* [[阪急バス]] - 全市域を運行。山手の住宅街や芦屋浜の団地群、南芦屋浜の住宅街と阪急芦屋川駅・JR芦屋駅・阪神芦屋駅そして西宮市の阪急夙川駅の各駅を結ぶ芦屋市内線と、阪神芦屋駅と[[有馬温泉]](-[[西宮北インターチェンジ|西宮北インター]]-[[阪急バス山口営業所|山口営業所前]])・奥池-芦屋ハイランドを結ぶ芦屋有馬線がある。後者は[[芦有ドライブウェイ]]を運行する。いずれも事実上、芦屋市民の足として機能している。担当営業所は[[阪急バス芦屋浜営業所|芦屋浜営業所]](芦屋有馬線は山口営業所と共同運行)。
* [[みなと観光バス (神戸市)]] - 12系統・{{JIS2004フォント|}}屋夙川線が運行。
* [[みなと観光バス (神戸市)]] - 12系統・芦屋夙川線が運行。


=== 海の駅 ===
=== 海の駅 ===
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== 文化財・文化施設 ==
== 文化財・文化施設 ==
[[ファイル:Yamamura house06s3200.jpg|thumb|旧 山邑太佐衛門邸 (現・ヨドコウ迎賓館)]]
[[ファイル:Yamamura house06s3200.jpg|thumb|旧 山邑太佐衛門邸 (現・ヨドコウ迎賓館)]]
[[ファイル:Ashiya Tanizaki Junichiro Memorial Museum01s3200.jpg|thumb|{{JIS2004フォント|芦}}屋市谷崎潤一郎記念館]]
[[ファイル:Ashiya Tanizaki Junichiro Memorial Museum01s3200.jpg|thumb|芦屋市谷崎潤一郎記念館]]
[[ファイル:Ashiya City Museum of Art & History01s3200.jpg|thumb|{{JIS2004フォント|芦}}屋市立美術博物館]]
[[ファイル:Ashiya City Museum of Art & History01s3200.jpg|thumb|芦屋市立美術博物館]]
[[ファイル:Ashiya-City-Library01s3872.jpg|thumb|{{JIS2004フォント|芦}}屋市立図書館]]
[[ファイル:Ashiya-City-Library01s3872.jpg|thumb|芦屋市立図書館]]
[[File:Kisenosato Yutaka1.jpg|thumb|明治神宮に於いて奉納土俵入りを行った[[稀勢の里寛|稀勢の里]]関]]
[[File:Kisenosato Yutaka1.jpg|thumb|明治神宮に於いて奉納土俵入りを行った[[稀勢の里寛|稀勢の里]]関]]
{{see also|芦屋市指定文化財一覧}}
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* [[滴翠美術館]]
* [[滴翠美術館]]
* [[俵美術館]]
* [[俵美術館]]
* [[芦屋仏教会館|{{JIS2004フォント|芦}}屋仏教会館]]
* [[芦屋仏教会館]]
* [[芦屋市谷崎潤一郎記念館|{{JIS2004フォント|芦}}屋市谷崎潤一郎記念館]]
* [[芦屋市谷崎潤一郎記念館]]
* [[芦屋市立美術博物館|{{JIS2004フォント|芦}}屋市立美術博物館]]
* [[芦屋市立美術博物館]]
* [[芦屋市立図書館|{{JIS2004フォント|芦}}屋市立図書館]]
* [[芦屋市立図書館]]
* [[旧松山家住宅松濤館]]({{JIS2004フォント|}}屋市立図書館打出分室)
* [[旧松山家住宅松濤館]](芦屋市立図書館打出分室)
* 旧安部邸
* 旧安部邸
* [[虚子記念文学館]]
* [[虚子記念文学館]]
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* [[富田砕花旧居]]
* [[富田砕花旧居]]
* 会下山遺跡(えげのやまいせき) - 兵庫県史跡第1号である。
* 会下山遺跡(えげのやまいせき) - 兵庫県史跡第1号である。
* [[兵庫県立海洋体育館]]({{JIS2004フォント|}}屋マリンセンター)
* [[兵庫県立海洋体育館]](芦屋マリンセンター)
* {{JIS2004フォント|}}屋市総合公園
* 芦屋市総合公園
* [[芦屋市民センター|{{JIS2004フォント|芦}}屋市民センター]]([[ルナ・ホール]])
* [[芦屋市民センター]]([[ルナ・ホール]])
* {{JIS2004フォント|}}屋海浜公園プール
* 芦屋海浜公園プール
* {{JIS2004フォント|}}屋市立体育館・青少年センター
* 芦屋市立体育館・青少年センター
* {{JIS2004フォント|}}屋海浜公園プール
* 芦屋海浜公園プール
* [[ベルポート芦屋|ベルポート{{JIS2004フォント|芦}}屋]]
* [[ベルポート芦屋]]
* [[芦屋ロックガーデン]]
* [[芦屋ロックガーデン]]


== 主な{{JIS2004フォント|}}屋市出身者 ==
== 主な芦屋市出身者 ==
* [[hiroko|阿久津博子]](歌手、[[mihimaru GT]]のボーカル)
* [[hiroko|阿久津博子]](歌手、[[mihimaru GT]]のボーカル)
* [[石野真子]]([[女優]]、[[歌手]])
* [[石野真子]]([[女優]]、[[歌手]])
* [[いしのようこ]](タレント、石野真子の実妹)
* [[いしのようこ]](タレント、石野真子の実妹)
* [[板井れんたろう]](漫画家) [[東京都]][[杉並区]]出身だが、出生地は{{JIS2004フォント|}}屋市
* [[板井れんたろう]](漫画家) [[東京都]][[杉並区]]出身だが、出生地は芦屋市
* [[市原克也]]([[AV監督]])
* [[市原克也]]([[AV監督]])
* [[井上慶太]]([[将棋棋士]])
* [[井上慶太]]([[将棋棋士]])
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* [[川島令三]](鉄道評論家)
* [[川島令三]](鉄道評論家)
* [[河盛純造]](テニス選手)
* [[河盛純造]](テニス選手)
* [[稀勢の里寛]]([[大相撲]][[横綱]]) [[茨城県]][[牛久市]]出身だが、出生地は{{JIS2004フォント|}}屋市
* [[稀勢の里寛]]([[大相撲]][[横綱]]) [[茨城県]][[牛久市]]出身だが、出生地は芦屋市
* [[北崎拓]](漫画家)
* [[北崎拓]](漫画家)
* [[小池百合子]](政治家、第20代[[東京都知事]])
* [[小池百合子]](政治家、第20代[[東京都知事]])
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== 著名な居住者 ==
== 著名な居住者 ==
* 井植敏([[三洋電機]]元会長)
* 井植敏([[三洋電機]]元会長)
* 伊藤長兵衛(丸紅商店(現[[丸紅]])創業者、[[芦屋仏教会館|{{JIS2004フォント|芦}}屋仏教会館]]創設者。)
* 伊藤長兵衛(丸紅商店(現[[丸紅]])創業者、[[芦屋仏教会館]]創設者。)
* [[上野精一]]([[朝日新聞社]]社主)
* [[上野精一]]([[朝日新聞社]]社主)
* [[右近権左衛門 (11代目)|十一代目右近権左衛門]](日本火災海上保険会長)
* [[右近権左衛門 (11代目)|十一代目右近権左衛門]](日本火災海上保険会長)
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* [[山口吉郎兵衛]](山口財閥当主・[[滴翠美術館]])
* [[山口吉郎兵衛]](山口財閥当主・[[滴翠美術館]])
* 山田六郎([[くいだおれ]]創業者)
* 山田六郎([[くいだおれ]]創業者)
* [[吉原治良]](画家、[[1925年]]頃{{JIS2004フォント|}}屋に転居)
* [[吉原治良]](画家、[[1925年]]頃芦屋に転居)
* [[金本知憲]](元プロ野球選手・元監督、元[[広島東洋カープ]]→元[[阪神タイガース]])
* [[金本知憲]](元プロ野球選手・元監督、元[[広島東洋カープ]]→元[[阪神タイガース]])
* [[中村紀洋]](元プロ野球選手、元[[大阪近鉄バファローズ]]→[[ロサンゼルス・ドジャーズ]]→[[オリックス・バファローズ]]→[[中日ドラゴンズ]]→[[東北楽天ゴールデンイーグルス]]→[[横浜DeNAベイスターズ]])
* [[中村紀洋]](元プロ野球選手、元[[大阪近鉄バファローズ]]→[[ロサンゼルス・ドジャーズ]]→[[オリックス・バファローズ]]→[[中日ドラゴンズ]]→[[東北楽天ゴールデンイーグルス]]→[[横浜DeNAベイスターズ]])


== {{JIS2004フォント|}}屋市が登場する作品 ==
== 芦屋市が登場する作品 ==
{{JIS2004フォント|}}屋市は[[明治]]期から[[昭和]]期にかけての[[阪神間モダニズム]]の影響を受けている関係で、多くの作品で舞台となった。
芦屋市は[[明治]]期から[[昭和]]期にかけての[[阪神間モダニズム]]の影響を受けている関係で、多くの作品で舞台となった。
* 『[[細雪]]』([[谷崎潤一郎]]) - 主に阪急[[芦屋川駅|{{JIS2004フォント|芦}}屋川駅]]周辺。1938年の[[阪神大水害]]の様子も描いている。
* 『[[細雪]]』([[谷崎潤一郎]]) - 主に阪急[[芦屋川駅]]周辺。1938年の[[阪神大水害]]の様子も描いている。
* 『[[芦屋夫人|{{JIS2004フォント|芦}}屋夫人]]』([[丸尾長顕]]、[[武田繁太郎]]) - 前述。
* 『[[芦屋夫人]]』([[丸尾長顕]]、[[武田繁太郎]]) - 前述。
* 『[[華麗なる一族]]』([[山崎豊子]])
* 『[[華麗なる一族]]』([[山崎豊子]])
* 『[[女の樹林]]』([[黒岩重吾]])
* 『[[女の樹林]]』([[黒岩重吾]])

2020年3月19日 (木) 12:19時点における版

あしやし ウィキデータを編集
芦屋市
芦屋市旗
1964年11月3日制定
芦屋市章
1922年3月31日制定
日本の旗 日本
地方 近畿地方
都道府県 兵庫県
市町村コード 28206-5
法人番号 8000020282065 ウィキデータを編集
面積 18.47km2
(境界未定部分あり)
総人口 92,525[編集]
推計人口、2024年10月1日)
人口密度 5,009人/km2
隣接自治体 神戸市西宮市
市の木 クロマツ
市の花 コバノミツバツツジ
他のシンボル -
芦屋市役所
市長 髙島崚輔
所在地 659-8501
兵庫県芦屋市精道町7番6号
北緯34度43分37.2秒 東経135度18分14.8秒 / 北緯34.727000度 東経135.304111度 / 34.727000; 135.304111座標: 北緯34度43分37.2秒 東経135度18分14.8秒 / 北緯34.727000度 東経135.304111度 / 34.727000; 135.304111
地図
市庁舎位置

芦屋市役所
外部リンク 公式ウェブサイト

芦屋市位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町

ウィキプロジェクト
芦屋市中心部周辺の空中写真。1985年撮影の6枚を合成作成。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。

芦屋市(あしやし)は、兵庫県南東部にある阪神南県民センター管轄区域。本項では市制前の名称である精道村(せいどうむら)についても述べる。

兵庫県内において、摂津国であった阪神間の神戸市寄りに位置し、固有の阪神間モダニズム文化に育まれた瀟洒な街並を擁する。市内北部、平田町や松浜町といった中部は高級住宅地として名高く、市内南部は谷崎潤一郎の小説『細雪』の舞台になったことでも知られる。北に六甲山地、南に大阪湾を臨んだ豊かな自然と、南に緩やかに傾斜する地形は、美しい景観と温暖な気候を形成する。国際観光文化都市に指定されている。

地理

兵庫県で二番目に面積が小さな自治体である。

歴史

人口

平成22年国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、2.92%増の93,238人であり、増減率は県下41市町中3位、49行政区域中5位。

芦屋市(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 70,938人
1975年(昭和50年) 76,211人
1980年(昭和55年) 81,745人
1985年(昭和60年) 87,127人
1990年(平成2年) 87,524人
1995年(平成7年) 75,032人
2000年(平成12年) 83,834人
2005年(平成17年) 90,590人
2010年(平成22年) 93,238人
2015年(平成27年) 95,350人
2020年(令和2年) 93,922人
総務省統計局 国勢調査より


高級住宅地としての芦屋

阪急芦屋川駅から徒歩圏内にある東山町、山手町、三条町といった大正期に開発された山の手地区は、いずれも摂津国であり芦屋川や六甲山に近く、大阪湾を見渡すことのできる好立地にある。南傾斜地に建つ家々は成熟した文化を感じさせ、芦屋を代表する風光明媚な街並みが広がる。

昭和初期、市東北部に開発された六麓荘町は、駅から遠い立地を逆手に、運転手を有する富裕層向けの豪邸用地として造成された。地形に配慮した広い舗装道路や電線類を地中化した街には、広大な庭やテニスコート、プールなどが配された豪邸が次々と建築され、高級住宅地としての芦屋の名を一気に全国区に押し上げた。六麓荘町、及び奥池南町では現在も厳しい建築協定のもと、街の景観が守られている。芦屋川沿いにあり、海に近く、松林が点在する平田町や、浜芦屋町、松浜町なども歴史のある高級住宅地として名高い。また、日本初の高級住宅街である大阪市の帝塚山も同様である。

戦後になると、上記の町に隣接する朝日ヶ丘町や岩園町、阪急線以南などで次々と宅地開発が行われ、住宅地としての芦屋の地位はさらに確立された。有料道路沿いにある奥池町や奥池南町は、通勤圏内にある別荘地として開発され、現在では(2016年)奥池町、奥池南町を併せて630世帯もの邸宅が建設され、関西の著名人たちも様々な邸宅を建設している。 昭和40年代には、朝日ヶ丘町周辺でマンション建設ラッシュが、昭和50年代には芦屋浜の埋め立て地に高層マンションが次々に建設され、若い世代の流入が促進された。

昭和後期の国鉄〜JR芦屋駅前の再開発に伴い、駅周辺の商業施設が以前よりも充実すると、芦屋のイメージも一新され、大原町を中心にJR線沿いに利便性の高い住宅が供給され始めた。JR以南の地域でも宅地化、マンション建設が進んだ。

1995年の阪神・淡路大震災では、主にJR以南の地域で多くの家屋が倒壊、街の風景が一変するが、倒壊により空き地が目立った一帯に徐々に新しい家々が建築されるようになり、震災の10年後には、ほぼ、街も以前の落ち着きを取り戻した。また、2003年に入ると、埋立地「潮芦屋」地区の開発が進み、ヨットハーバーや人工砂浜のほか、日本初の係留施設付き邸宅が分譲され、芦屋に新しい表情が生まれた。この新しい町は、広い歩道と車道があり、電線類を地中化している。

住宅地で相続の際に広大な屋敷が集合住宅に立て替えられたり、敷地が細分化される傾向により、かつての高級住宅地としての芦屋の景観が徐々に変わりつつことが懸念される中、住宅地の景観保全に向けて、2006年、市議会で「建築物の制限に関する条例改正案」が審議され、六麓荘町における400平方メートル未満の土地売買の禁止、高さ10メートル以上の建物新築の禁止、さらに敷地面積400平方メートル以上の土地にのみ戸建住宅の新築が許可されるといった、全国に先駆けたいわゆる「豪邸条例」が可決された。この条例は2007年2月から施行されている。芦屋市では、この六麓荘町と奥池南町のみが、「豪邸条例」が施行されている。また、奥池南町では、もっとも規制が緩い地域で、敷地面積が500平方メートル以上とされている。

2015年には、芦屋らしい景観を守るための「芦屋市屋外広告物条例」が市議会本会議で可決、成立し、2016年7月より施行された。この条例では、京都市と同様に屋上広告物、アドバルーンの禁止、点滅式照明の全面禁止などが盛り込まれており、住宅地で突き出し看板の面積を1平方メートル以下に定めた点など、全国でもっとも厳しい規制となっている。

行政

  • 市長:伊藤舞(2019年6月11日就任、1期目)
歴代市長
氏名 就任年月日 退任年月日
初代 大利市右衛門 1941年1月31日 1945年1月30日
2代 長岡喜十郎 1945年2月5日 1946年12月4日
3代 杉岡藤右衛門 1947年4月5日 1948年8月15日
4代 猿丸吉左衛門 1948年10月10日 1952年9月6日
5-7代 内海清 1952年9月16日 1964年9月15日
8-10代 渡辺万太郎 1964年9月16日 1975年3月31日
11-13代 松永精一郎 1975年4月27日 1987年4月26日
14代 山村康六 1987年4月27日 1991年4月26日
15-17代 北村春江 1991年4月27日 2003年6月10日
18-21代 山中健 2003年6月11日 2019年6月10日
22代 伊藤舞 2019年6月11日 2023年4月30日(予定)[3]

議会

芦屋市議会

  • 定数:21人
  • 任期:2015年6月11日 - 2019年6月10日[6]
  • 議長:中島健一(無会派)
  • 副議長:福井美奈子(あしや真政会)
会派名 議席数 議員名(◎は幹事長)
あしや真政会 6 ◎松木義昭、福井利道、長野良三、山田美智子、福井美奈子、重村啓二郎
公明党 3 ◎帰山和也、徳田直彦、田原俊彦
日本共産党芦屋市議会議員団 3 ◎森静、平野貞雄、広瀬久美子
日本維新の会芦屋市議会議員団 2 ◎大原裕貴、寺前尊文
会派に属さない議員 4 伊藤舞、長谷基弘、前田辰一、中島健一
計(欠員3) 18

兵庫県議会

2019年兵庫県議会議員選挙
  • 選挙区:芦屋市選挙区
  • 定数:1人
  • 任期:2019年6月11日 - 2023年4月29日[7]
  • 投票日:2019年4月7日
  • 当日有権者数:78,341人
  • 投票率:37.09%
候補者名 当落 年齢 党派名 新旧別 得票数
中島香織 51 無所属 15,440票
岩岡良典 31 自由民主党 12,795票
2015年兵庫県議会議員選挙
  • 選挙区:芦屋市選挙区
  • 定数:1人
  • 投票日:2015年4月12日
候補者名 当落 年齢 党派名 新旧別 得票数
幣原都 44 無所属 無投票
2011年兵庫県議会議員選挙
  • 選挙区:芦屋市選挙区
  • 定数:1人
  • 投票日:2011年4月10日
  • 当日有権者数:76,103人
  • 投票率:34.12%
候補者名 当落 年齢 党派名 新旧別 得票数
幣原都 40 無所属 15,854票
藤本俊 58 民主党 9,001票

衆議院

選挙区 議員名 党派名 当選回数 備考
兵庫県第7区(芦屋市、西宮市 山田賢司 自由民主党 3 選挙区

姉妹都市・提携都市

海外

地域

教育

放送

隣接している自治体・行政区

大阪市への通勤率は26.8%、神戸市への通勤率は21.6%である(いずれも平成22年国勢調査)。

金融

指定金融機関:三井住友銀行三菱UFJ銀行 2行による輪番制

鉄道

道路

路線バス

海の駅

空港

近隣の伊丹市には大阪国際空港が設置されている。芦屋市は空港地元自治体の連合である大阪国際空港周辺都市対策協議会(10市協)の一員である。このほか、神戸市にも神戸空港が設置されており、大阪(伊丹)と神戸どちらの空港へも近い。

文化財・文化施設

旧 山邑太佐衛門邸 (現・ヨドコウ迎賓館)
芦屋市谷崎潤一郎記念館
芦屋市立美術博物館
芦屋市立図書館
明治神宮に於いて奉納土俵入りを行った稀勢の里

主な芦屋市出身者

著名な居住者

芦屋市が登場する作品

芦屋市は明治期から昭和期にかけての阪神間モダニズムの影響を受けている関係で、多くの作品で舞台となった。

アニメーション

脚注

関連項目

外部リンク