「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」の版間の差分
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|作品名= スウィーニー・トッド<br />フリート街の悪魔の理髪師 |
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2017年2月6日 (月) 01:36時点における版
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スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師 | |
---|---|
Sweeney Todd: The Demon Barber of Fleet Street | |
監督 | ティム・バートン |
脚本 | ジョン・ローガン |
原作 |
スティーヴン・ソンドハイム ヒュー・ウィーラー |
製作 |
リチャード・D・ザナック ウォルター・パークス ローリー・マクドナルド ジョン・ローガン |
製作総指揮 | パトリック・マコーミック |
出演者 |
ジョニー・デップ ヘレナ・ボナム=カーター アラン・リックマン ティモシー・スポール サシャ・バロン・コーエン |
音楽 | スティーヴン・ソンドハイム |
撮影 | ダリウス・ウォルスキー |
編集 | クリス・レベンゾン |
配給 |
ドリームワークス,ワーナー・ブラザース ワーナー・ブラザース |
公開 |
2007年12月21日 2008年1月19日 2008年1月25日 |
上映時間 | 117分 |
製作国 |
アメリカ合衆国 イギリス |
言語 | 英語 |
製作費 | 5000万ドル[1] |
興行収入 |
152,523,164ドル[1] 52,898,073ドル[1] 20.5億円[2] |
『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』(原題:Sweeney Todd: The Demon Barber of Fleet Street)は、スティーヴン・ソンドハイムとヒュー・ウィーラーが手掛けたミュージカル『スウィーニー・トッド』を、ティム・バートン監督が映画化した作品。刃物による殺人や焼殺シーン、カニバリズム描写があり、同監督の作品としては日本初のR15+指定となる。
概要
アメリカでは2007年12月21日に公開、日本では2008年1月19日公開。
主演であるデップを含め、ほとんどのキャストが初めてミュージカルに挑戦する。特にデップの歌声は、観客に大きな衝撃を与えた。ジョアンナ役にはアン・ハサウェイがほぼ決定していたのだが、無名女優をバートン監督が希望したために結局ハサウェイではなくなった。だが、バートン監督の次回作の『アリス・イン・ワンダーランド』ではハサウェイが起用され、“白の女王”を演じた。
ストーリー
イギリス・ロンドンのフリート街で理髪店を営んでいるベンジャミン・バーカーは、ある日悪徳判事の策略で無実の罪を着せられて投獄されてしまう。
15年後、命からがら脱獄し、アンソニーという船乗りに助けられた彼は、スウィーニー・トッドと名を変えロンドンに戻ってきた。
フリート街へと戻ってきた彼は、かつて家族と共に暮らしていた家の大家で、通称『ロンドン一不味いパイ屋』の女主人・ラベットと再会。彼女から、残された家族がたどった悲惨な運命を聞かされて復讐を誓う。
ラベットのとりなしで、元の場所で『営業再開』したトッドは、判事の懐刀である小役人・バムフォードを丸めこみ、見事判事をおびき寄せることに成功する。
回収騒動
アメリカで最初に掲示されたポスターは、理髪店の椅子に腰かけるトッドというものであった。しかし、窓の外にビッグ・ベンが映りこんでおり、これが矛盾しているため回収された。というのも、映画本編のストーリーが1800年前後と設定されているにもかかわらず、ビッグ・ベンは1859年に建設されたからである[3]。
キャスト
- スウィーニー・トッド/ベンジャミン・バーカー(タイトル・ロール) - ジョニー・デップ
- ミセス・ラベット - ヘレナ・ボナム=カーター
- ターピン判事 - アラン・リックマン
- 役人バムフォード - ティモシー・スポール
- アドルフォ・ピレリ/デイビー・コリンズ - サシャ・バロン・コーエン
- トビー - エドワード・サンダース
- アンソニー・ホープ - ジェイミー・キャンベル・バウアー
- ルーシー・バーカー/物乞いの女 - ローラ・ミシェル・ケリー
- ジョアンナ・バーカー - ジェイン・ワイズナー
スタッフ
- 監督:ティム・バートン
- 原作:スティーヴン・ソンドハイム、ヒュー・ウィーラー
- 脚本:ジョン・ローガン
- 製作総指揮:パトリック・マコーミック
- 製作:リチャード・D・ザナック、ウォルター・パークス、ローリー・マクドナルド、ジョン・ローガン
- 音楽:スティーヴン・ソンドハイム
- 撮影:ダリウス・ウォルスキー
- 編集:クリス・レベンゾン
- 美術:ダンテ・フェレッティ
- 装飾:フランチェスカ・ロ・スキャーヴォ
- 衣装:コリーン・アトウッド
- 特殊メイク監修:ニール・スキャンラン
- 特殊メイク:クレア・グリーン、他
- 特殊造形:ダンカン・ジャーマン、サイモン・ローズ、他
- 特殊効果:ジョディ・エルザム、ヴィクトリア・ウィリアムズ、ベン・ブロードブリッジ、他
- 視覚効果監修:チャス・ジャレット、グレアム・クリスティ
- 視覚効果プロデューサー:ニッキー・ペニー、オリヴァー・マネー
- 視覚効果:ムービング・ピクチャー・カンパニー
各国のレイティング
【年齢制限あり】
※対象年齢以下の者の鑑賞を全面的に禁止している国。
【年齢制限なし】
※太字は成人保護者の同伴が必須の国。
- アメリカ:R(17+)(for graphic bloody violence.)
- カナダ:18A(ブリティッシュコロンビア州)
- アイルランド:16
- フィンランド:K-18
受賞とノミネート
賞 | 部門 | 対象 | 結果 |
---|---|---|---|
アカデミー賞 | 主演男優賞 | ジョニー・デップ | ノミネート |
美術賞 | ダンテ・フェレッティ(美術)、フランシスカ・ロ・スキアボ(装飾) | 受賞 | |
衣装デザイン賞 | コリーン・アトウッド | ノミネート | |
サターン賞 | ホラー映画賞 | 『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』 | 受賞 |
主演男優賞 | ジョニー・デップ | ノミネート | |
主演女優賞 | ヘレナ・ボナム=カーター | ノミネート | |
助演男優賞 | アラン・リックマン | ノミネート | |
監督賞 | ティム・バートン | ノミネート | |
脚本賞 | ジョン・ローガン | ノミネート | |
衣装デザイン賞 | コリーン・アトウッド | 受賞 | |
メイクアップ賞 | ピーター・オーウェン、Ivana Primorac | ノミネート | |
エディー賞 | 長編映画編集賞 (コメディ・ミュージカル部門) | クリス・レベンゾン | 受賞 |
全米美術監督組合賞 | ノミネート | ||
英国アカデミー賞 | 衣裳デザイン賞 | コリーン・アトウッド | ノミネート |
メイクアップ賞 | ピーター・オーウェン、Ivana Primorac | ノミネート | |
ゴールデングローブ賞 | 作品賞 (ミュージカル・コメディ部門) | 『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』 | 受賞 |
主演男優賞 (ミュージカル・コメディ部門) | ジョニー・デップ | 受賞 | |
主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門) | ヘレナ・ボナム=カーター | ノミネート | |
監督賞 | ティム・バートン | ノミネート |
脚注
- ^ a b c “Sweeney Todd: The Demon Barber of Fleet Street (2007)”. Box Office Mojo. Amazon.com. 2009年9月17日閲覧。
- ^ “日本映画産業統計 過去興行収入上位作品 (興収10億円以上番組) 2008年(1月~12月)”. 社団法人日本映画製作者連盟. 2010年4月9日閲覧。
- ^ 渡邉正明 編『決定版!!放送禁止秘蔵集プレミアム』(初版第1刷)ミリオン出版株式会社、東京都千代田区西神田、2010年4月5日(原著2010年4月5日)、101頁頁。ISBN 978-4-8130-6337-7 。2010年5月4日閲覧。
関連項目
- スウィーニー・トッド (映画) - 1997年版。幾度となく映画化、テレビドラマ化されている「スウィーニー・トッド」作品の一つ。