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2016年6月7日 (火) 23:48時点における版

 大平武洋 六段
名前 大平武洋
生年月日 (1977-05-11) 1977年5月11日(47歳)
プロ入り年月日 2002年4月1日(24歳)
棋士番号 243
出身地 東京都北区
師匠 桐谷広人
段位 六段
棋士DB 大平武洋
2016年1月9日現在
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大平 武洋(おおひら たけひろ、1977年5月11日 - )は、将棋棋士。棋士番号243。桐谷広人七段門下。東京都北区出身。

来歴

1990年、第15回中学生名人戦で優勝し、13歳で奨励会に入会。1996年後期から三段リーグに参加し、リーグ11期目となる2001年後期に16勝2敗(歴代1位タイ)の成績を収め、四段に昇段した(プロ入り)。この時大平は24歳であった。同期にプロになった棋士は熊坂学

2003年王位戦で挑戦者決定リーグ入りの経験がある。リーグでは初参加ながら健闘し、3勝2敗と勝ち越すも、残留決定戦で中川大輔に敗れ、リーグ陥落。

2006年に五段に昇段したが、これは、竜王戦の規定による昇段の条件(の一つ)が「竜王ランキング戦2回連続優勝」から「竜王ランキング戦2回連続昇級」へ緩和された後に適用された初のケースである。(山崎隆之片上大輔も同じ条件で同じ期に昇段した。)

2005 - 2006年度は研修会幹事を務めた。

2008年度順位戦でC級2組で9勝1敗の成績(参加者43名中1位)でC級1組へ昇級した。

2013年度には、第7回朝日杯二次予選の決勝で中村太地を破り本戦トーナメント出場。 2015年度C級1組順位戦では1回戦から5連敗と不調で、後半調子を挽回したが3勝7敗に終わり、C級2組へ降級が決まった。

棋風

居飛車党で、特に矢倉を得意とする[1]。  

人物

  • 趣味はオートレース競艇競馬麻雀
  • 東京出身であるが、「地方への将棋の普及のために、もっと地方在住の棋士がいてもいいはず」と語り、一時期新潟県に在住していた(2007年夏に東京に移住)。新潟で彼の指導を受けた中には中学生名人戦や小学生将棋名人戦の優勝者になった者がいる。
  • 公式ブログを頻繁に更新しており、本音を語ることが多く棋士内外からの支持を得ていた。2006年の名人戦の毎日新聞単独主催案が否決された直後にブログを休止すると宣言し、一時休止後に復帰したが、同年にブログを閉鎖。その後、2007年8月21日より別ブログにて再開したが、2009年10月29日に閉鎖した。
  • 2008年5月 - 7月に放映されたフジテレビ系列の土曜ドラマハチワンダイバー」にて、鈴木大介佐藤天彦戸辺誠とともに将棋の監修・技術指導を担当した。

舞衣子の熱狂的ファン

2005年に解散したバンド・ZONEのMAIKO(現・舞衣子MARIA)の熱狂的なファンである。対局で負けが込んだときに、「MAIKOが芸能界を引退したら自分も将棋をやめる」とブログで発言したこともある。

2005年3月18日竜王戦昇級者決定戦・対児玉孝一七段(当時)戦において、当日夜に行われるZONEの解散コンサートに行きたいがため、すべての手を1手1分未満で指し、持ち時間を1分も使わずに勝利した。将棋の公式戦で、自らの持ち時間を1分も使わずに勝利したのは、史上3人目の快挙であった。この対局は大阪で行われたが、午前中に終局したため、埼玉県三郷市で行われた解散コンサートに駆けつけることができた。その後も全国各地で開催されたZONEの解散コンサートをすべて回った。このエピソードは、2006年6月7日放送のテレビ番組「トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜」で紹介された。番組内で「たまたまテレビでZONEを見て勇気づけられ、プロ棋士になる夢を達成できた。今の自分があるのはZONEのおかげ」「将棋よりZONEのほうが大事」と発言している。同番組で本人に内緒でMAIKOとの対談がセッティングされ、その際、「今日死んでも悔いはないです」と発言した。また、再びコンサートと対局が重なったときは、対局を拒否するともコメントしている。なお、その期の昇級者決定戦では、初戦のこの対児玉戦を含んで6連勝し、5組に昇級した。

将棋世界」誌の企画「Xは誰だ」(将棋倶楽部24上で匿名のプロ棋士が利用者を相手に平手で対局し、その棋士が誰かを当てるというもの。プロ棋士は一月ごとに交代する)の第9代担当者で、一月で119局対局を行った。119という数字はMARIAのメンバーの年齢の合計で、本人は最初から119局対局する予定だったとのこと。

昇段履歴

  • 1990年 6級 =奨励会入会
  • 1993年 初段
  • 2002年4月1日 四段 =プロ入り
  • 2006年9月19日 五段(竜王ランキング戦連続2回昇級) 6組3位(第18期)→5組3位(第19期)→4組(第20期)
  • 2016年1月8日 六段(勝数規定)

主な成績

在籍クラス

竜王戦と順位戦のクラスは、将棋棋士の在籍クラス を参照。

外部リンク

  1. ^ 携帯中継・第64期王座戦 一次予選(2015年12月14日)など