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スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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スウィーニー・トッド
フリート街の悪魔の理髪師
Sweeney Todd: The Demon Barber of Fleet Street
監督 ティム・バートン
脚本 ジョン・ローガン
原作 スティーヴン・ソンドハイム
ヒュー・ウィーラー
製作 リチャード・D・ザナック
ウォルター・パークス
ローリー・マクドナルド
ジョン・ローガン
製作総指揮 パトリック・マコーミック
出演者 ジョニー・デップ
ヘレナ・ボナム=カーター
アラン・リックマン
ティモシー・スポール
サシャ・バロン・コーエン
音楽 スティーヴン・ソンドハイム
撮影 ダリウス・ウォルスキー
編集 クリス・レベンゾン
配給 アメリカ合衆国の旗 ドリームワークス,ワーナー・ブラザース
日本の旗イギリスの旗 ワーナー・ブラザース
公開 アメリカ合衆国の旗 2007年12月21日
日本の旗 2008年1月19日
イギリスの旗 2008年1月25日
上映時間 117分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
イギリスの旗 イギリス
言語 英語
製作費 5000万ドル[1]
興行収入 152,523,164ドル[1] 世界の旗
52,898,073ドル[1] アメリカ合衆国の旗カナダの旗
20.5億円[2] 日本の旗
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スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』(原題:Sweeney Todd: The Demon Barber of Fleet Street)は、スティーヴン・ソンドハイムヒュー・ウィーラーが手掛けたミュージカルスウィーニー・トッド』を、ティム・バートン監督が映画化した作品。刃物による殺人や焼殺シーン、カニバリズム描写があり、同監督の作品としては日本初のR15+指定となる。

概要

アメリカでは2007年12月21日に公開、日本では2008年1月19日公開。

主演であるデップを含め、ほとんどのキャストが初めてミュージカルに挑戦する。特にデップの歌声は、観客に大きな衝撃を与えた。ジョアンナ役にはアン・ハサウェイがほぼ決定していたのだが、無名女優をバートン監督が希望したために結局ハサウェイではなくなった。だが、バートン監督の次回作の『アリス・イン・ワンダーランド』ではハサウェイが起用され、“白の女王”を演じた。

ストーリー

イギリスロンドンフリート街で理髪店を営んでいるベンジャミン・バーカーは、ある日悪徳判事の策略で無実の罪を着せられて投獄されてしまう。

15年後、命からがら脱獄し、アンソニーという船乗りに助けられた彼は、スウィーニー・トッドと名を変えロンドンに戻ってきた。

フリート街へと戻ってきた彼は、かつて家族と共に暮らしていた家の大家で、通称『ロンドン一不味いパイ屋』の女主人・ラベットと再会。彼女から、残された家族がたどった悲惨な運命を聞かされて復讐を誓う。

ラベットのとりなしで、元の場所で『営業再開』したトッドは、判事の懐刀である小役人・バムフォードを丸めこみ、見事判事をおびき寄せることに成功する。

回収騒動

アメリカで最初に掲示されたポスターは、理髪店の椅子に腰かけるトッドというものであった。しかし、窓の外にビッグ・ベンが映りこんでおり、これが矛盾しているため回収された。というのも、映画本編のストーリーが1800年前後と設定されているにもかかわらず、ビッグ・ベンは1859年に建設されたからである[3]

キャスト

スタッフ

各国のレイティング

【年齢制限あり】
※対象年齢以下の者の鑑賞を全面的に禁止している国。

【年齢制限なし】
太字は成人保護者の同伴が必須の国。

受賞とノミネート

部門 対象 結果
アカデミー賞 主演男優賞 ジョニー・デップ ノミネート
美術賞 ダンテ・フェレッティ(美術)、フランシスカ・ロ・スキアボ(装飾) 受賞
衣装デザイン賞 コリーン・アトウッド ノミネート
サターン賞 ホラー映画賞 『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』 受賞
主演男優賞 ジョニー・デップ ノミネート
主演女優賞 ヘレナ・ボナム=カーター ノミネート
助演男優賞 アラン・リックマン ノミネート
監督賞 ティム・バートン ノミネート
脚本賞 ジョン・ローガン ノミネート
衣装デザイン賞 コリーン・アトウッド 受賞
メイクアップ賞 ピーター・オーウェン、Ivana Primorac ノミネート
エディー賞 長編映画編集賞 (コメディ・ミュージカル部門) クリス・レベンゾン 受賞
全米美術監督組合賞 ノミネート
英国アカデミー賞 衣裳デザイン賞 コリーン・アトウッド ノミネート
メイクアップ賞 ピーター・オーウェン、Ivana Primorac ノミネート
ゴールデングローブ賞 作品賞 (ミュージカル・コメディ部門) 『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』 受賞
主演男優賞 (ミュージカル・コメディ部門) ジョニー・デップ 受賞
主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門) ヘレナ・ボナム=カーター ノミネート
監督賞 ティム・バートン ノミネート

脚注

  1. ^ a b c Sweeney Todd: The Demon Barber of Fleet Street (2007)”. Box Office Mojo. Amazon.com. 2009年9月17日閲覧。
  2. ^ 日本映画産業統計 過去興行収入上位作品 (興収10億円以上番組) 2008年(1月~12月)”. 社団法人日本映画製作者連盟. 2010年4月9日閲覧。
  3. ^ 渡邉正明 編『決定版!!放送禁止秘蔵集プレミアム』(初版第1刷)ミリオン出版株式会社、東京都千代田区西神田、2010年4月5日(原著2010年4月5日)、101頁頁。ISBN 978-4-8130-6337-7http://www.taiyohgroup.jp/index.php/module/Default/action/Detail?item_id=1001050302010年5月4日閲覧 

関連項目

外部リンク