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柏尾橋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
柏尾橋
地図
基本情報
日本の旗 日本
所在地 長野県飯山市大字瑞穂豊字柏尾 - 大字常郷
交差物件 千曲川
用途 道路橋
路線名 長野県道410号柏尾戸狩停車場線
管理者 長野県北信建設事務所
施工者 浦賀重工業
竣工 1962年昭和37年)12月
開通 1962年(昭和37年)12月
座標 北緯36度54分59.5秒 東経138度23分52.3秒 / 北緯36.916528度 東経138.397861度 / 36.916528; 138.397861 (柏尾橋)
構造諸元
形式 下路単純ワーレントラス橋
材料
全長 243.300 m
6.100 m
最大支間長 60.000 m
関連項目
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式
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長野県道410号標識

柏尾橋(かしおばし)は、長野県飯山市大字瑞穂豊字柏尾 - 大字常郷の千曲川に架かる長野県道410号柏尾戸狩停車場線の橋長243.3 m(メートル )のトラス橋

概要

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  • 形式 - 4径間下路単純RC床版直弦ワーレントラス橋
  • 橋格 - 第2種 (TL-14)
  • 橋長 - 243.300 m
    • 支間割 - 4×60.000 m
  • 幅員
    • 総幅員 - 6.100 m
    • 有効幅員 - 5.500 m
    • 車道 - 5.500 m
    • 歩道 - なし
  • 施工 - 浦賀重工業
  • 架設工法 - ケーブルエレクション工法(中央2径間)・ステージング工法(側径間)

[1]

歴史

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柏尾と大倉崎とを結ぶ渡し1879年明治12年)11月に船25艘、橋長78(約142 m)、幅員2間(約3.6 m)の船橋が架橋されたが[2]、千曲川の増水のため流失し1891年(明治24年)には渡船に復した[3]

1925年大正14年)[注釈 1]飯山線戸狩駅[注釈 2]開設に合わせて渡船場より約200 m上流に桁橋が架橋される。これは、1928年昭和3年)、1929年(昭和4年)に流失し都度復旧するも1930年(昭和5年)8月1日に流失する[4]

1932年(昭和7年)4月3日に工費約4万円を費やして鉄筋コンクリート主塔、鉄トラス補剛桁の吊橋が架橋される。これは当地方で初めての近代吊橋であったが、1959年(昭和34年)8月14日[注釈 3]台風第7号のため流失した[3][5][6]

このため3年余の工期に工費約1億6000万円を費やし、1962年(昭和37年)12月に、トラス橋である現橋を架設した[3][7]

脚注

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注釈

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  1. ^ 土木学会橋梁史年表では1926年とされる
  2. ^ 現・戸狩野沢温泉駅
  3. ^ 土木学会橋梁史年表では9月とされるが後述の台風第7号は8月に襲来

出典

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  1. ^ 鐵骨橋梁年鑑 昭和29年版” (PDF). 鉄骨橋梁協会. pp. 98, 99. 2020年10月7日閲覧。
  2. ^ 柏尾橋1879-11”. 土木学会附属土木図書館. 橋梁史年表. 土木学会. 2020年10月7日閲覧。
  3. ^ a b c 長野県教育委員会『歴史の道路調査書XXXI 千曲川』(初版)長野県文化財保護協会、1992年6月20日、99頁。 
  4. ^ 柏尾橋1926”. 土木学会附属土木図書館. 橋梁史年表. 土木学会. 2020年10月7日閲覧。
  5. ^ あの日あの頃 いいやま50年の記憶” (PDF). 飯山市. 2020年10月7日閲覧。
  6. ^ 柏尾橋1932-4-3”. 土木学会附属土木図書館. 橋梁史年表. 土木学会. 2020年10月7日閲覧。
  7. ^ 柏尾橋1963”. 土木学会附属土木図書館. 橋梁史年表. 土木学会. 2020年10月7日閲覧。

外部リンク

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