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東松島市

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ひがしまつしまし ウィキデータを編集
東松島市
栗市旗 栗原市章
東松島市旗 東松島市章
2005年7月28日制定[1]
日本の旗 日本
地方 東北地方
都道府県 宮城県
市町村コード 04214-5
法人番号 1000020042145 ウィキデータを編集
面積 101.30km2
総人口 37,426[編集]
推計人口、2024年12月1日)
人口密度 369人/km2
隣接自治体 石巻市遠田郡美里町宮城郡松島町
市の木
市の花 さくら
東松島市役所
市長 渥美巖
所在地 981-0503
宮城県東松島市矢本字上河戸36-1
北緯38度25分35秒 東経141度12分40秒 / 北緯38.42639度 東経141.21108度 / 38.42639; 141.21108座標: 北緯38度25分35秒 東経141度12分40秒 / 北緯38.42639度 東経141.21108度 / 38.42639; 141.21108
外部リンク 公式ウェブサイト

東松島市位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町・村


地図
ウィキプロジェクト

東松島市(ひがしまつしまし)は、宮城県の中部に位置するである。仙台湾沿岸にある。

地理

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奥松島縄文村歴史資料館から見た大高森。

宮城県の中部に位置し、周りを石巻市、美里町、松島町に境を接する。また、南側は太平洋石巻湾)に面している。野蒜は鳴瀬川の河口にあたり、北上運河、東名運河も通じる。市の南部には陸繋島の宮戸島が浮かぶ。

歴史

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2005年平成17年)4月1日、東松島市は桃生郡矢本町鳴瀬町の合併(平成の大合併)によって発足した。

2011年(平成23年)3月11日の東日本大震災東北地方太平洋沖地震)では、津波の襲来で、死者1,000人以上が出て、市内全住宅の3分の2を超える約11,000棟が全半壊した[2]。野蒜海岸では10.35メートルの津波が観測された[3]。野蒜地区では、東側の石巻湾から押し寄せた津波が内陸2キロ弱を横断し、西側の松島湾に流れ込んだ。野蒜小学校の体育館で13人が、特別養護老人ホーム「不老園」の入所者56人が亡くなるなど、野蒜地区や大曲地区が壊滅的被害を受け、約1,100人が犠牲となった。航空自衛隊松島基地も冠水し、多くの航空機が破損した。一方、野蒜地区では民間人の佐藤善文が会社近くの[4]岩山に10年かけて避難階段と避難小屋を作っていた。近所の住民は「津波なんてここまで来るわけがない」と佐藤を変わり者扱いし、この避難所を「佐藤山」と呼んでいたが、結果的に約70人が津波被害を免れた[5][6][7]。死者は1,109人(2014年1月時点)、行方不明者は25人。浸水域は市街地の約65パーセントに達した[8]。電気の復旧は約2週間、宮戸地区は津波被害が甚大のため復旧まで約3か月かかった[注釈 1]。上水道は2週間以上かけて徐々に復旧したが、宮戸地区では3か月以上かかった[注釈 2]。携帯電話の復旧には7日程度[9]、固定電話の復旧には2週間程度を要した。仙石線の矢本駅と松島海岸駅の間が不通となり、バスによる代替輸送に変わり、野蒜北部の丘陵地区へ路線の変更が決定した。

2020年(令和2年)2月1日、市町境界変更が実施され、隣接する美里町の二郷字浦谷地の一部が東松島市に編入され、東松島市西福田字大日向の一部が美里町に編入された[10]

行政

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市長

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  • 市長:渥美巌(あつみいわお、2017年4月29日就任、2期目)
氏名 就任年月日 退任年月日
初-3代 阿部秀保 2005年4月29日 2017年4月28日
4-5代 渥美巌 2017年4月29日 現職

総合支所

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鳴瀬総合支所
  • 鳴瀬総合支所(旧鳴瀬町役場庁舎)

経済

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松島基地

商圏としては石巻商圏の範囲であるが、近年イオングループ系のショッピングセンター、イオンモール石巻が市内に完成したほか、三陸沿岸道路の開通もあり、仙台とのアクセスは向上した。

市内には航空自衛隊松島基地があり、曲技飛行隊のブルーインパルスはこの基地の所属である。

郵便局

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  • 矢本郵便局(集配局)
  • 鳴瀬郵便局(集配局)
  • 野蒜郵便局
  • 宮戸郵便局
  • 大塩郵便局
  • 宮城赤井郵便局

姉妹都市・提携都市

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日本国内

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提携都市

教育

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東松島高校の校門。

高等学校

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中学校

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小学校

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人口

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東松島市と全国の年齢別人口分布(2005年) 東松島市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 東松島市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
東松島市(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 32,192人
1975年(昭和50年) 33,901人
1980年(昭和55年) 36,865人
1985年(昭和60年) 39,280人
1990年(平成2年) 40,424人
1995年(平成7年) 42,778人
2000年(平成12年) 43,180人
2005年(平成17年) 43,235人
2010年(平成22年) 42,903人
2015年(平成27年) 39,503人
2020年(令和2年) 39,098人
総務省統計局 国勢調査より


交通

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矢本駅の駅舎。

鉄道

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バス

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道路

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高速道路

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  • E45 三陸沿岸道路(三陸自動車道)

一般国道

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主要地方道

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一般県道

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道の駅

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名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

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大高森から眺めた松島湾。松島四大観の1つで「壮観」と称される。
室浜から見た嵯峨渓。
松島基地の航空祭におけるブルーインパルスの展示飛行。

史跡・名勝

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レジャー

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  • 野蒜海水浴場
  • 室浜海水浴場
  • 大浜海水浴場
  • 月浜海水浴場
  • 蛤浜海水浴場
  • 奥松島乗馬クラブ
  • 奥松島運動公園
    • 奥松島体育館(バウンズ88)
  • 奥松島縄文村歴史資料館
  • 鷹来の森運動公園
  • 滝山公園
  • 矢本海浜緑地

祭り・イベント

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伝統芸能

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出身著名人

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脚注

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注釈

  1. ^ 2011年3月11日時点の電気供給契約数22,574件。
  2. ^ 2011年3月11日時点の上水道供給契約数 15,012件

出典

参考文献

関連項目

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外部リンク

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