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中名寄駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
中名寄駅
廃線後の駅舎(2014年)
なかなよろ
Naka-Nayoro
名寄 (5.8 km)
(3.9 km) 上名寄
所在地 北海道名寄市字朝日
北緯44度19分51.8秒 東経142度30分45.6秒 / 北緯44.331056度 東経142.512667度 / 44.331056; 142.512667座標: 北緯44度19分51.8秒 東経142度30分45.6秒 / 北緯44.331056度 東経142.512667度 / 44.331056; 142.512667
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 名寄本線
キロ程 5.8 km(名寄起点)
電報略号 ナヨ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1947年昭和22年)9月21日[1]
廃止年月日 1989年平成元年)5月1日[1]
備考 名寄本線廃線に伴い廃駅
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1977年の中名寄駅と周囲約500m範囲。右が紋別方面。石積み土盛のしっかりとした作りの単式ホームを持つ。無人化される直前で、駅舎はプレハブの待合室に変わる前の木造のもの。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

中名寄駅(なかなよろえき)は、北海道上川支庁名寄市字朝日にかつて設置されていた、北海道旅客鉄道(JR北海道)名寄本線廃駅)である。電報略号ナヨ事務管理コードは▲122101[2]

歴史

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駅名の由来

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「上名寄」と「名寄」の中間に位置したため[8]

駅構造

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廃止時点で、単式ホーム1面1線を有する地上駅であった。ホームは、線路の北側(遠軽方面に向かって左手側)に存在した。転轍機を持たない棒線駅となっていた[9]

無人駅となっており、有人駅時代の駅舎は改築され、興浜北線豊牛駅斜内駅と同型[10]プレハブ駅舎[11]となっていた。駅舎は構内の北側に位置し、ホームに接していた。[9]

利用状況

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乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。

年度 乗車人員 出典 備考
年間 1日平均
1978年(昭和53年) 34 [12]

駅周辺

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駅跡

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2000年(平成12年)時点では駅舎が残存しており、舎内には現役時代の看板やポスターが保存されていた[11]。2010年(平成22年)時点でも駅舎は残っており、旧構内裏手にはブロック造りの鉄道官舎も残存していた[14]。2011年(平成23年)時点では駅銘板も設置されたままで、名寄本線のほかに深名線の遺物の一部も集められていた[10]

隣の駅

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北海道旅客鉄道
名寄本線
名寄駅 - 中名寄駅 - 上名寄駅

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、909頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、241頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362023年2月11日閲覧 
  3. ^ 大蔵省印刷局(編)「日本国有鉄道公示 第2号」『官報』第6895号、国立国会図書館デジタルコレクション、1950年1月9日。 
  4. ^ a b c d 『新名寄市史 第2巻』名寄市史編さん委員会、2000年11月、434頁。 
  5. ^ 『北海道鉄道百年史 下巻』1981年3月 日本国有鉄道北海道総局 編集・発行。第5編資料/1年表。
  6. ^ 「日本国有鉄道公示第157号」『官報』1978年11月28日。
  7. ^ 「通報 ●名寄本線中名寄駅ほか11駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報日本国有鉄道総裁室文書課、1978年11月28日、4面。
  8. ^ 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、193頁。ASIN B000J9RBUY 
  9. ^ a b 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館1983年7月発行)207ページより。
  10. ^ a b 書籍『北海道の鉄道廃線跡』(著:本久公洋、北海道新聞社2011年9月発行)112-113ページより。
  11. ^ a b 書籍『鉄道廃線跡を歩くVII』(JTBパブリッシング2000年1月発行)38ページより。
  12. ^ 藤田, 稔 編『国鉄全駅大事典』藤田書店、1980年4月30日、903頁。doi:10.11501/12065814https://dl.ndl.go.jp/pid/12065814 
  13. ^ a b 書籍『北海道道路地図 改訂版』(地勢堂、1980年3月発行)15ページより。
  14. ^ 書籍『新 鉄道廃線跡を歩く1 北海道・北東北編』(JTBパブリッシング2010年4月発行)32-33ページより。

参考文献

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  • 名寄市史編さん委員会 編『新名寄市史』 2巻、名寄市、2000‐11。 


関連項目

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