中名寄駅
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中名寄駅 | |
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廃線後の駅舎(2014年) | |
なかなよろ Naka-Nayoro | |
◄名寄 (5.8 km) (3.9 km) 上名寄► | |
所在地 | 北海道名寄市字朝日 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | 名寄本線 |
キロ程 | 5.8 km(名寄起点) |
電報略号 | ナヨ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
開業年月日 | 1947年(昭和22年)9月21日[1] |
廃止年月日 | 1989年(平成元年)5月1日[1] |
備考 | 名寄本線廃線に伴い廃駅 |
中名寄駅(なかなよろえき)は、北海道(上川支庁)名寄市字朝日にかつて設置されていた、北海道旅客鉄道(JR北海道)名寄本線の駅(廃駅)である。電報略号はナヨ。事務管理コードは▲122101[2]。
歴史
[編集]- 1947年(昭和22年)9月21日 - 運輸省名寄本線の中名寄仮乗降場(局設定)として開業[1]。旅客のみ取扱い[1]。
- 1949年(昭和24年)6月1日 - 日本国有鉄道に移管。
- 1950年(昭和25年)1月15日 - 駅に昇格、中名寄駅となる[1]。貨物、荷物取扱い開始[1][3]。
- 1960年(昭和35年)9月15日 - 貨物取扱い廃止[4]。
- 1963年(昭和38年)4月1日 - 業務委託化[5][4]。
- 1978年(昭和53年)12月1日 - 荷物取扱い廃止[1][6][4]。同時に無人化[7][4]。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR北海道に継承[1]。
- 1989年(平成元年)5月1日 - 名寄本線の全線廃止に伴い、廃駅となる[1]。
駅名の由来
[編集]「上名寄」と「名寄」の中間に位置したため[8]。
駅構造
[編集]廃止時点で、単式ホーム1面1線を有する地上駅であった。ホームは、線路の北側(遠軽方面に向かって左手側)に存在した。転轍機を持たない棒線駅となっていた[9]。
無人駅となっており、有人駅時代の駅舎は改築され、興浜北線豊牛駅や斜内駅と同型[10]のプレハブ駅舎[11]となっていた。駅舎は構内の北側に位置し、ホームに接していた。[9]。
利用状況
[編集]乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。
年度 | 乗車人員 | 出典 | 備考 | |
---|---|---|---|---|
年間 | 1日平均 | |||
1978年(昭和53年) | 34 | [12] |
駅周辺
[編集]駅跡
[編集]2000年(平成12年)時点では駅舎が残存しており、舎内には現役時代の看板やポスターが保存されていた[11]。2010年(平成22年)時点でも駅舎は残っており、旧構内裏手にはブロック造りの鉄道官舎も残存していた[14]。2011年(平成23年)時点では駅銘板も設置されたままで、名寄本線のほかに深名線の遺物の一部も集められていた[10]。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、909頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、241頁。doi:10.11501/1873236 。2023年2月11日閲覧。
- ^ 大蔵省印刷局(編)「日本国有鉄道公示 第2号」『官報』第6895号、国立国会図書館デジタルコレクション、1950年1月9日。
- ^ a b c d 『新名寄市史 第2巻』名寄市史編さん委員会、2000年11月、434頁。
- ^ 『北海道鉄道百年史 下巻』1981年3月 日本国有鉄道北海道総局 編集・発行。第5編資料/1年表。
- ^ 「日本国有鉄道公示第157号」『官報』1978年11月28日。
- ^ 「通報 ●名寄本線中名寄駅ほか11駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報』日本国有鉄道総裁室文書課、1978年11月28日、4面。
- ^ 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、193頁。ASIN B000J9RBUY。
- ^ a b 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館、1983年7月発行)207ページより。
- ^ a b 書籍『北海道の鉄道廃線跡』(著:本久公洋、北海道新聞社、2011年9月発行)112-113ページより。
- ^ a b 書籍『鉄道廃線跡を歩くVII』(JTBパブリッシング、2000年1月発行)38ページより。
- ^ 藤田, 稔 編『国鉄全駅大事典』藤田書店、1980年4月30日、903頁。doi:10.11501/12065814 。
- ^ a b 書籍『北海道道路地図 改訂版』(地勢堂、1980年3月発行)15ページより。
- ^ 書籍『新 鉄道廃線跡を歩く1 北海道・北東北編』(JTBパブリッシング、2010年4月発行)32-33ページより。
参考文献
[編集]- 名寄市史編さん委員会 編『新名寄市史』 2巻、名寄市、2000‐11。
関連項目
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