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パーサデート駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
パーサデート駅
ผาเสด็จ
Pha Sadet
マップカバオ (4.65 km)
(5.34 km) ヒンラップ
地図
所在地 タイ王国の旗 タイ王国
サラブリー県
ケンコーイ郡
北緯14度38分40.5秒 東経101度6分2.7秒 / 北緯14.644583度 東経101.100750度 / 14.644583; 101.100750
駅番号 2083
所属事業者 タイ国有鉄道
等級 二等駅
所属路線 東北本線
キロ程 138.95 km(クルンテープ駅起点)
電報略号 ผด.
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
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パーサデート駅(パーサデートえき、タイ語สถานีรถไฟผาเสด็จ)は、タイ王国中部サラブリー県ケンコーイ郡にある、タイ国有鉄道東北線である。日本語ではパーサデット駅と表記する例もある。

概要

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「パーサデート」((英)Pha Sadet、(泰)ผาเสด็จ)を意訳すると『王がお越しになった崖』となる。

王とはシャム国王(当時)ラーマ5世のことで、記録によれば鉄道建設時期にあたる1896年仏暦2439年)12月22日、王妃と共に当地を視察した際、大岩に両名の署名を刻むよう指示したとされる。この岩は駅から50 mほどバンコク寄りの線路際に現存しており、付近には廟が併設されている。このような経緯により、サラブリー県内の重要史跡として位置づけられている[1]

ラーマ5世と王妃

なお当駅付近の峠はドンパヤーイェン山脈英語版を横断する難所であり[2]、また、付近には建設当時における岩山の爆破作業にまつわる故事が存在する[3]。ただし、この故事が伝わる土地は当地以外にもあり、信憑性に乏しい。

1900年にはナコーンラーチャシーマー(開業当時は「コラート駅」)までの開通を果たしたが、当駅の開業日は不明。

駅構造

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単式1面のみ。ホームを持たない側線が存在する。

駅周辺

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前述の岩周辺は観光地として整備されており、国道2号線に至る経路上には小規模な集落がある。

  • 国道2号線(やや離れているが、車でのアクセスも可能[4]。岩付近には駐車場も完備。)
  • サイアム・セメントの石灰石採掘所

脚注

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  1. ^ Pha Sadet” (英語). タイ国政府観光庁(TAT). 2022年1月10日閲覧。
  2. ^ 柿崎一郎『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』京都大学学術出版会、2010年、25頁。 
  3. ^ ผาเสด็จ” (タイ語). สำนักงานเกษตรอำเภอหนองแค. 2022年1月10日閲覧。
  4. ^ アクセス道路は国道扱い(国道1062号)

関連項目

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