ウボンラーチャターニー駅
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ウボンラーチャターニー駅 | |
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ウボンラーチャターニー駅 | |
อุบลราชธานี Ubon Ratchathani | |
◄ブンワーイ (8.90 km) | |
所在地 |
タイ王国 ウボンラーチャターニー県 ワーリンチャムラープ郡 |
駅番号 | 2290 |
所属事業者 | タイ国有鉄道 |
等級 | 一等駅 |
所属路線 | 東北本線・南線 |
キロ程 | 575.10 km(クルンテープ駅起点) |
電報略号 | อน. |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
開業年月日 | 1930年4月1日 |
ウボンラーチャターニー駅(ウボンラーチャターニーえき、タイ語:สถานีรถไฟอุบลราชธานี)は、タイ王国東北部ウボンラーチャターニー県ワーリンチャムラープ郡にある、タイ国有鉄道東北線・南線の駅である。
概要
[編集]ウボンラーチャターニー駅は、タイ最東端の駅にあたり、タイ王国東北部のラオス、カンボジアとの国境を接しているウボンラーチャターニー県にある。駅名こそウボンラーチャターニー駅を名乗っているが、県庁所在地のムアンウボンラーチャターニー郡にはなく、当郡とムーン川を隔てて南側のワーリンチャムラープ郡に位置する。タイ国有鉄道終着駅では屈指の1日に22本(11往復)の列車が発着する。この為、東北本線は正式には北線(バーン・パーチー分岐駅 - ノーン・カーイ駅間)が本線であるが、南線(タリンチャン分岐駅 - 当駅)の方が本線であると誤認される場合がある。
歴史
[編集]タイ最初の官営鉄道であるクルンテープ駅-アユタヤ駅間が1897年3月26日に開業した[1]。その後当駅に向かい少しずつ路線を延長し、33年後の1930年4月1日にようやく当駅が開業した[2]。
- 1897年3月26日 【開業】クルンテープ駅 - アユタヤ駅 (71.08km)
- 1897年5月1日 【開業】アユタヤ駅 - ケンコーイ駅 (35.15km)
- 1898年3月3日 【開業】ケンコーイ駅 - ムワックレック駅 (27.20km)
- 1899年5月25日 【開業】ムワックレック駅 - パークチョン駅 (27.63km)
- 1900年12月21日 【開業】パークチョン駅 - ナコンラチャシーマ駅 (83.72km)
- 1922年5月1日 【開業】ナコンラチャシマー駅 - ターチャン駅 (21.75km)
- 1925年4月1日 【開業】ターチャン駅 - ブリーラム駅 (90.62km)
- 1926年5月1日 【開業】ブリーラム駅 - スリン駅 (43.73km)
- 1927年5月1日 【開業】スリン駅 - フワイタップタン駅 (61.75km)
- 1928年8月1日 【開業】フワイタップタン駅 - シーサケート駅 (33.59km)
- 1930年4月1日 【開業】シーサケート駅 - ウボンラーチャターニー駅 (60.01km)
駅前
[編集]- 駅前に退役した蒸気機関車180号機が静態保存されている。(1919年N.B.L.Co.Hyde.Park製、製造番号22266[3])
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 高田隆雄 『タイ国の蒸気機関車』 (エリエイ出版部、1978年)
- 岡本和之 『タイ鉄道旅行』 (めこん、1993年)ISBN 4-8396-0080-5
- 杉本聖一 『魅惑のタイ鉄道』 (玉川新聞社、2000年)ISBN 4-924882-29-1
- 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)ISBN 978-4-87698-848-8
- 渡邉乙弘 『タイ国鉄4000キロの旅』 (文芸社、2013年)ISBN 978-4-286-13041-5