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かけはし大橋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
かけはし大橋
地図
基本情報
日本の旗 日本
所在地 長野県木曽郡上松町大字上松 - 木曽町大字福島
交差物件 木曽川
用途 道路橋
路線名 国道19号
管理者 国土交通省中部地方整備局飯田国道事務所
施工者 川田工業
竣工 2009年平成21年)7月27日
開通 2009年(平成21年)11月7日
座標 北緯35度48分36.6秒 東経137度41分0.8秒 / 北緯35.810167度 東経137.683556度 / 35.810167; 137.683556 (かけはし大橋)座標: 北緯35度48分36.6秒 東経137度41分0.8秒 / 北緯35.810167度 東経137.683556度 / 35.810167; 137.683556 (かけはし大橋)
構造諸元
形式 逆ローゼ橋
材料
全長 185.000 m
13.000 m
最大支間長 108.500 m
関連項目
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式
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国道19号標識
国道19号標識

かけはし大橋(かけはしおおはし)は、長野県木曽郡上松町大字上松 - 木曽町大字福島の木曽川に架かる国道19号桟改良の橋長185 m(メートル)の逆ローゼ橋

概要

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桟改良の終点部に位置し、桟4号橋の仮称で建設された[1][2]

桟改良は、国道19号が木曽川の形成した谷間を縫うように走る旧道区間で急峻な山地が迫ることから従前から落石の危険性が指摘され、対策を講じていたものの1999年平成9年)11月25日に3 m大の落石が防護柵を突破し、車道上に落下し通行止めを余儀なくされたことから、抜本的な対策が必要と判断して同年度に事業化された。桟改良は長野県木曽郡上松町上松から同郡木曽町福島下条に至る全長2.7 kmの国道19号バイパスで、旧道が左岸を走っていたところ、起点付近のあげまつ大橋で木曽川を渡河し、かけはしトンネルなどで山地部を通過した後、終点付近でかけはし大橋で再び木曽川を渡河し現道に合流する経路をとった[2][3][4]

本橋は床版に合成床版であるSCデッキを採用して、床組構造を簡略化を図った。また、支柱間の対傾構を省略し、鉛直材と補剛桁を支承によって結合している[5]

  • 形式 - 逆ローゼ橋
  • 活荷重 - B活荷重
  • 道路規格 - 第3種第2級
  • 設計速度 - 60 km/h
  • 橋長 - 185.000 m
    • 支間割 - ( 25.000 m + 19.250 m + 4.500 m + 108.500 m + 4.500 m + 21.250 m )
    • アーチ支間 - 108.500 m
    • アーチライズ - 21.000 m
  • 幅員
    • 総幅員 - 13.000 m - 16.000 m
    • 有効幅員 - 12.000 m - 15.000 m
    • 車道 - 9.500 m - 12.500 m
    • 歩道 - 片側2.500 m
  • 総鋼重 - 912 t
  • 床版 - 鋼・コンクリート合成床版(SCデッキ)
  • 施工 - 川田工業
  • 架設工法 - ケーブルエレクション斜吊り工法

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歴史

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1999年度(平成9年度)に桟改良が事業化された。かけはし大橋は上部工に2006年度(平成18年度)に着手し、2009年(平成21年)7月27日竣工し、取付道路などを含めた延長0.7 kmが同年11月7日に開通した。なお、桟改良は残部の延長2.0 kmが2014年(平成26年)3月29日に全通した[7][1]

脚注

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注釈

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出典

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  1. ^ a b 桟改良が3月29日(土)に全線開通!” (PDF). 国土交通省中部地方整備局飯田国道事務所 (2014年2月25日). 2021年10月21日閲覧。
  2. ^ a b 桟改良開通式典のお知らせ” (PDF). 国土交通省中部地方整備局飯田国道事務所 (2014年3月20日). 2021年10月21日閲覧。
  3. ^ 大場重明. “地域連携と緑の道路(みち)づくり”. 建設グラフ. 2021年10月21日閲覧。
  4. ^ 地域と連携した緑の道づくり” (PDF). 国土交通省中部地方整備局飯田国道事務所. p. 7 (2012年4月19日). 2021年10月21日閲覧。
  5. ^ a b 吉田賢二 et al. 2010, p. 2.
  6. ^ 橋梁年鑑 平成23年版” (PDF). 日本橋梁建設協会. pp. 119, 173. 2021年10月21日閲覧。
  7. ^ 吉田賢二 et al. 2010, p. 6.

参考文献

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関連項目

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外部リンク

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