屋久島空港
屋久島空港 Yakushima Airport | |||||||||
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屋久島空港ターミナル | |||||||||
同空港の管理区域側から撮影 | |||||||||
IATA: KUM - ICAO: RJFC | |||||||||
概要 | |||||||||
国・地域 | 日本 | ||||||||
所在地 |
鹿児島県熊毛郡屋久島町 小瀬田 | ||||||||
種類 | 商業 | ||||||||
運営者 | 鹿児島県 | ||||||||
運用時間 | 8:30 - 19:30[1] | ||||||||
標高 | 37.3 m (122.4 ft) | ||||||||
座標 | 北緯30度23分08秒 東経130度39分33秒 / 北緯30.38556度 東経130.65917度座標: 北緯30度23分08秒 東経130度39分33秒 / 北緯30.38556度 東経130.65917度 | ||||||||
地図 | |||||||||
屋久島空港の位置 | |||||||||
滑走路 | |||||||||
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統計(2019年度) | |||||||||
旅客数 | 145,814人 | ||||||||
貨物取扱量 | 90.55 t | ||||||||
発着回数 | 2,329回 | ||||||||
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空港の一覧 |
屋久島空港(やくしまくうこう、英: Yakushima Airport)は、鹿児島県熊毛郡屋久島町(屋久島)にある地方管理空港。
概要
[編集]屋久島の東側の海岸に所在する。管制官が常駐しないリモート空港で[2]、1500メートルの滑走路は北西から南東へ向いている。平行誘導路、ターニングパッドはなく、計器着陸装置も設置されていない。エプロンは小型機対応の2バースである。
屋久島が世界遺産(世界自然遺産)に登録されて以降は観光需要が増加している。年間利用客数は、145,814人(2019年度)[1]。
沿革
[編集]- 1963年 7月23日 - 滑走路を1,100メートルにて供用開始[3]
- 1975年 4月10日 - 滑走路を1,200メートルに延長[3]
- 1976年12月20日 - 滑走路を1,500メートルに延長[3]
- 2019年
施設
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
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駐機場
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ターミナル内部
乗り入れ航空会社
[編集]日本エアコミューター(JAC) ※2020年10月25日より、グループ親会社の日本航空に共同引受されたので、搭乗手続きでは便名が「JC」から「JL」に変更された。ただし、運航は日本エアコミューターが行う[7]。
就航路線
[編集]2020年10月25日現在[8]。
交通
[編集]- 路線バス[10]
運行本数は、種子島・屋久島交通が比較的多く、朝から夕方にわたり運行している[11]。一方、まつばんだ交通バスは各路線の運行本数が非常に少ない[12]。※運行本数・運賃・所要時間等の詳細は、公式サイト・観光協会サイトなどを参照。
- ※航空路の就航時間帯から著しく外れている路線は割愛。
- 自動車[13]
宮之浦港まで24 - 30分程度。安房まで20分程度。
滑走路延伸計画
[編集]2019年3月12日、鹿児島県は屋久島空港の滑走路の延伸、及び、駐機場や施設を拡張する計画案を県議会企画観光建設委員会に提出した[5]。
同年8月22日、定例記者会見にて屋久島空港滑走路延伸に係る基本計画(案)を発表した[6]。また、県土木部港湾空港課と屋久島町政策推進課による屋久島空港滑走路延伸協議会にて住民から意見を募る(パブリックインボルブメント、以下PI)こととした[6]。
以下の項目内容は出典[14]より抜粋したものである。
- 島の交通の現状[14]
- 計画の目的[14]
- 関東方面からの来島者は多くが航空機を利用しているため、直行便があると利便性が高まり、より多くの来島者を誘客できるが、それにはプロペラ機では長距離運航は難しいためにジェット機にする必要があり、ジェット機が離着陸可能な2,000メートルへ延伸する必要がある。
- 計画の概要[14]
- 滑走路長を現状の1,500メートルから500メートル(北西側に180メートル、南東側に320メートル)延伸して、2,000メートルにする。なお、海上の埋め立てはしない。また、北西側の延伸に伴い県道の付替えを行う。
- エプロン(駐機場)を現状のプロペラ2機に、ジェット1機駐機場を新設・拡張する。
- 旅客ターミナルビルは、現状の3倍程度の建設が可能となる敷地を計画している。
- 駐車場は、現状の収容数以上の台数が駐車できるように確保する計画している。
- 航空機給油施設の敷地を計画している。
- その他、施設・設備等が導入・変更される計画。
- 効果と課題[14]
- 未就航地との所要時間短縮によって交流人口の拡大や国内だけでなく海外からも誘客できる。また往来活性化が期待される。直行便により関東方面へ農林水産業などの物流が増え、地域経済の発展が期待される。
- ジェット機対応により新設設備を整備することで悪天候時の視界不良や夜間の着陸時の安全性が向上する。また、既存の就航便もジェット機へ変更できる。
- 課題と対策は、(1)環境への影響(調査・予測などで環境へ配慮を検討する)、(2)離着陸に支障となる建物等への対応を検討する、(3)観光客増加によって、宿泊施設などの受け入れ先の確保が必要になるので対応を検討する。
屋久島空港PI評価委員会を開催している[15](2019年9月6日に第1回、同年11月15日に第2回、PI終了後の2020年5月19日に第3回)。
2020年1月10日 - 2月28日の50日間、屋久島の住民の意見が寄せられ、うち町民からは2,056通、町外からは117通集まった[16][17]。滑走路延伸に関する賛否は、町民も町外住民も約9割が賛成と回答した[17]。また、回答者の自由意見欄では、延伸の必要性、期待される効果、延伸による課題、推進する/否定的な意見なども集まった[17]。
その他
[編集]- 屋久島VORDMEが整備されているものの、管理官所は、鹿児島空港事務所システム運用管理センターである。
脚注
[編集]- ^ a b “令和元年(平成31年)管内空港の利用概況集計表(速報値)” (PDF). 国土交通省大阪航空局. p. 5. 2021年2月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月14日閲覧。
- ^ 鹿児島空港飛行援助センター(FSC)の航空管制運航情報官が 屋久島空港に設置の無線設備(118.65MHz)を経由して、対空援助業務や警急業務を行なう。『屋久島空港(RJFC/KUM)』(航空無線Handbook)
- ^ a b c d e “屋久島空港”. 鹿児島県 (2020年9月4日). 2021年3月24日閲覧。
- ^ “鹿児島=屋久島線は就航60周年を迎えます” (PDF). 日本航空 (2023年6月19日). 2023年7月10日閲覧。
- ^ a b “鹿児島)屋久島空港、ジェット機就航へ滑走路の延伸案”. 朝日新聞 (2019年3月13日). 2021年3月24日閲覧。
- ^ a b c “屋久島空港滑走路延伸に係る基本計画案について(令和元年8月22日)”. 鹿児島県土木部港湾空港課 (2019年8月22日). 2021年3月24日閲覧。
- ^ “JACがJAL便名での運航を開始します”. 日本エアコミューター (2020年4月21日). 2021年3月24日閲覧。
- ^ “JAC 運航路線図”. 日本エアコミューター (2020年10月25日). 2021年3月24日閲覧。
- ^ 日本エアコミューターの機材・乗務員による運航。なお、福岡線、鹿児島線は全日本空輸(ANA)とコードシェア
- ^ “屋久島をめぐりたい-路線バス”. 屋久島観光協会. 2021年3月24日閲覧。
- ^ “屋久島交通バス時刻表” (PDF). 屋久島交通 (2021年3月6日). 2021年3月24日閲覧。
- ^ “まつばんだ交通バス時刻表” (PDF). まつばんだ交通 (2021年3月1日). 2021年3月24日閲覧。
- ^ 屋久島空港(空港アクセス) - 日本航空(2011年8月19日閲覧)
- ^ a b c d e “滑走路延伸に係る基本計画(案)等への意見募集について” (PDF). 屋久島空港滑走路延伸協議会 (2020年1月10日). 2021年3月24日閲覧。
- ^ “屋久島空港のパブリック・インボルブメント(PI)について”. 鹿児島県 (2020年6月2日). 2021年3月24日閲覧。
- ^ “屋久島空港PI実施記録書について”. 鹿児島県土木部港湾空港課 (2020年6月2日). 2021年3月24日閲覧。
- ^ a b c “屋久島空港のパブリック・インボルブメント実施記録書” (PDF). 屋久島空港滑走路延伸協議会 (2020年5月). 2021年3月24日閲覧。
関連項目
[編集]- 屋久島沖米軍オスプレイ墜落事故 - 2023年11月29日に発生した、屋久島空港に緊急着陸しようとした米空軍所属のオスプレイが墜落した死亡事故
外部リンク
[編集]- 屋久島空港 - 鹿児島県
- 屋久島空港(空港情報) - 日本航空