六甲バター
六甲バター本社 | |
種類 | 株式会社 |
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機関設計 | 監査役会設置会社[1] |
市場情報 | |
本社所在地 |
日本 〒651-0062 兵庫県神戸市中央区坂口通1丁目3番13号 北緯34度42分30.1秒 東経135度12分43.7秒 / 北緯34.708361度 東経135.212139度座標: 北緯34度42分30.1秒 東経135度12分43.7秒 / 北緯34.708361度 東経135.212139度 |
設立 | 1948年(昭和23年)12月13日 |
業種 | 食料品 |
法人番号 | 6140001011869 |
事業内容 | 乳製品、その他食品の製造ならびに販売 |
代表者 |
代表取締役会長 三宅宏和 代表取締役社長 塚本浩康 |
資本金 |
28億4320万3000円 (2020年12月31日現在)[2] |
発行済株式総数 |
2145万2125株 (2020年12月31日現在)[2] |
売上高 |
単独: 549億4845万0000円 (2020年12月期)[2] |
営業利益 |
単独: 19億4074万1000円 (2020年12月期)[2] |
経常利益 |
単独: 16億6747万2000円 (2020年12月期)[2] |
純利益 |
単独: 9億5678万2000円 (2020年12月期)[2] |
純資産 |
単独: 277億4487万3000円 (2020年12月31日現在)[2] |
総資産 |
単独: 569億9573万1000円 (2020年12月31日現在)[2] |
従業員数 |
単独: 464人 (2020年12月31日現在)[2] |
決算期 | 12月31日 |
会計監査人 | EY新日本有限責任監査法人[2] |
主要株主 |
三菱商事 16.52% 三菱UFJ銀行 4.99% QBB持株会 4.58% 三井住友信託銀行 4.38% 日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 2.24% メイワパックス 2.20% 住友生命保険 2.04% 塚本哲夫 2.01% エムエスティ保険サービス 2.00% 今津龍三 1.89% (2020年12月31日現在)[2] |
外部リンク | https://www.qbb.co.jp/ |
六甲バター株式会社(ろっこうバター、英: ROKKO BUTTER CO., LTD.[3])は、兵庫県神戸市中央区坂口通に本社を置く、チーズおよび乳製品などの製造・販売をおこなう会社である。みどり会の会員企業であり三和グループに属している[4]。
Q・B・B(キュービービー)ブランド[注釈 1]のチーズで知られる。現在チーズの国内シェアで2位を維持している。[要出典]チーズ専業ブランドとしては国内トップシェアを持つ[5]。
会社概要
[編集]1948年(昭和23年)に神戸で平和油脂工業として設立される。主にマーガリンを製造していたが、1958年(昭和33年)にオーストラリアクイーンズランド州から輸入した原料チーズでプロセスチーズを製造し、これが全国に販売されると、その名を知られるようになる。
1960年(昭和35年)には魚肉ソーセージにヒントを得た世界初の個別包装のスティックチーズを発売、1971年(昭和46年)には日本初の個別包装のスライスチーズを発売し、メーカーの中では小口化された商品の企画ならびに販売を行う会社として知られている。また翌年1972年にはベビーチーズを発売、プレーン以外の種類も増え、今なお売れ続けるロングセラー商品になっている。
1988年(昭和63年)には、チーズフォンデュを家庭で手軽に楽しめるように、「ふぉんじゅ亭」を発売。頻繁には見かけられないが、こちらも息の長い商品となっている。さらに同年、デザートへも乗り出し、ベイクドチーズケーキを発売[注釈 2]。1990年(平成2年)以降、乳業国として知られるスイスの名門チョコレートメーカー、リンツチョコレートの国内総代理店を担当している。
社名に「バター」と付いているが、バターを自社で生産したことは会社創業以来、まったくない[6]。かつては、委託生産品の販売のみを行なっていた。ただしマーガリンは生産している(現在は業務用のみ)。自社で生産売上比率で多いのはチーズで、2011年(平成23年)で94.9%[7]を占めており、ほぼチーズ専門メーカーとなっている。自社ブランドのほか、大手スーパーマーケットなどのプライベートブランド製品の生産も手掛けている。学校給食での採用も多い[5]。
沿革
[編集]- 1948年(昭和23年)12月 - 平和油脂工業株式会社として創立。
- 1954年(昭和29年)7月 - 六甲バター株式会社と社名を変更。
- 1958年(昭和33年)11月 - オーストラリアから輸入した原料チーズで、プロセスチーズを生産、Q・B・Bブランドで日本全国に発売開始。
- 1959年(昭和34年)11月 - 三菱商事と取引が成立、当社チーズの販売網拡大。
- 1960年(昭和35年)10月 - 世界で最初のスティックチーズを開発、発売。
- 1961年(昭和36年)4月 - プロセスチーズ製造のため明石工場[注釈 3]を新設。
- 1963年(昭和38年)5月 - 大阪証券取引所第2部に上場。
- 1965年(昭和40年)2月 - 東京都中央区日本橋に社屋を新築し、東京支店を開設。
- 1966年(昭和41年)12月 - 兵庫県加古郡稲美町に稲美工場を新設。
- 1968年(昭和43年)
- スティックチーズのキャラクターとして水兵をモチーフとしたマスコットキャラ「Qちゃん」を制定。
- 9月 - 稲美工場増築工事完成。
- 1971年(昭和46年)12月 - 日本で最初にスライスチーズの新製品を発売。
- 1972年(昭和47年)3月 - Q・B・Bナッツでナッツ市場に参入。
- 1976年(昭和51年)10月 - 六甲フーズ株式会社を設立。
- 1982年(昭和57年)6月 - Q・B・Bレアチーズケーキを開発、発売。
- 1984年(昭和59年)3月 - チルドデザート製造のため、加西工場を新設。
- 1985年(昭和60年)3月 - 第24回モンドセレクションでレアチーズケーキ・スライスチーズ・ポコットチーズが金賞を受賞。
- 1988年(昭和63年)3月 - ベークドチーズケーキを開発、発売。
- 1989年(平成元年)
- 5月 - 株式会社フロマージュ六甲を設立。
- 12月 - スイスのリンツ&シュプルングリー社と日本における同社製チョコレート製品の輸入販売契約を締結。
- 1994年(平成6年)12月 - チーズ生産体制の強化をはかるため、長野工場(現長野県佐久市)を取得、操業開始。
- 1998年(平成10年)12月 - 創立50周年を迎える。
- 2000年(平成12年)11月 - ISO9001取得。
- 2001年(平成13年)8月 - ISO14001取得。
- 2008年(平成20年)
- 1月 - デザート事業の休止を発表。
- 3月 - 加西工場を休止。チーズ生産体制の強化をはかるため稲美工場に第5プラントを新設。
- 6月 - 『ベビーチーズの日(6月第一日曜日)』を記念日として登録。
- 2010年(平成22年)4月 - 神戸市立六甲山牧場チーズ館のリニューアルに協力し六甲山Q・B・Bチーズ館としてオープン。
- 2011年(平成23年)7月 - 明石工場を休止。連結子会社の六甲フーズ株式会社事業休止(2012年5月清算結了)。
- 2012年(平成24年)12月 - 大阪証券取引所第1部に指定替え。
- 2013年(平成25年)7月 - 大阪証券取引所と東京証券取引所との現物株市場統合に伴い、東京証券取引所第1部に指定替え。
- 2016年(平成28年)3月 - 自己株式の取得に伴い、三菱商事がその他の関係会社でなくなる。
- 2019年(令和元年)5月 - マスコットキャラクター「Qちゃん」をthe rocket gold starデザインによる2代目に変更、赤い帽子と服装の男子のデザインとした。
広告
[編集]2009年ごろより全国テレビ各局ネット番組などで不定期的にスポンサーとなっている。2011年現在、ABCラジオの『ABCパワフルアフタヌーン』内ABCニュースのスポンサーになっている。過去には、TBSテレビの『キズナ食堂』にスポンサードしていた。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ コーポレートガバナンスに関する報告書内コーポレートガバナンスに関する報告書 - 六甲バター株式会社 2021年12月21日
- ^ a b c d e f g h i j k 六甲バター株式会社『第97期(2020年1月1日 - 2020年12月31日)有価証券報告書』(レポート)2021年3月25日。
- ^ 六甲バター株式会社 定款 第1章第1条
- ^ “メンバー会社一覧”. みどり会. 株式会社みどり会. 2024年6月15日閲覧。
- ^ a b Q・B・Bブランド戦略
- ^ 六甲バター株式会社。しかし、バターをつくったことがない⁉︎ 神戸ことはじめ、2010年12月17日、2023年8月26日閲覧
- ^ 会社概要