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2000年のNFL

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2000年のNFL
レギュラーシーズン
日程 2000年9月3日 - 2000年12月25日
プレイオフ
開幕日 2000年12月30日
AFC優勝 ボルチモア・レイブンズ
NFC優勝 ニューヨーク・ジャイアンツ
第35回スーパーボウル
開催日 2001年1月28日
開催都市 フロリダ州タンパ
スタジアム レイモンド・ジェームス・スタジアム
チャンピオン ボルチモア・レイブンズ
プロボウル
開催日 2001年2月4日
開催都市 ハワイ州ホノルル
スタジアム アロハ・スタジアム
サラリーキャップ
6,217万2000ドル(約66億円)[1]
NFLシーズン
« 1999
2001 »

2000年のNFL2000年9月3日NFL81回目のレギュラーシーズンが開幕し、2001年1月28日フロリダ州タンパで開催された第35回スーパーボウルを経て、2月4日ハワイ州ホノルルでプロボウルが開催されてシーズンが終了した。

ドラフト

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2000年4月15日-16日にニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンでドラフトが行われ、7巡254名が指名された。全体1位コートニー・ブラウン英語版クリーブランド・ブラウンズに指名された。

キーショーン・ジョンソン英語版タンパベイ・バッカニアーズにトレードしたニューヨーク・ジェッツはドラフト1巡指名権2つを獲得、さらにニューイングランド・ペイトリオッツからも1位指名権を獲得し、4つのドラフト1巡指名権を得た[2]

主なルール変更

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  • 複数人によるセレブレーションを防止するため、複数人によるセレブレーションにアンスポーツマンライクコンダクトの反則と罰金が課されるになった。
  • ボールに触れる権利を持つ背番号(1-49番、80番台)を付けた選手は主審に事前の報告をすることなく、クォーターバックの位置にセットできるようになった。
  • レシーバーがボールをキャッチし、地面に倒れこむ際、明らかにボールをコントロールしている場合は、ボールが地面に接してもレシーブが認められるようになった。これは1999年シーズンにおいて、バッカニアーズのバート・エマニュエルがラムズ戦の僅差の終盤に両手でボールを抱え込み、うつ伏せで地面に倒れこむキャッチをしたが、ビデオ判定の結果、レシーブが認められず、試合にも負けたことによって規定されたものである。

日程

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レギュラーシーズン

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日程は前年の成績に基づいて決定され、各チーム16試合を行った。

  • AFC西地区、AFC東地区、NFC
    • 同地区(ホーム&アウェイ、8試合)
    • カンファレンス内他地区(前年同順位+2試合、4試合)
    • 他カンファレンスの1地区の内の4チーム(4試合)
  • AFC中地区
    • 同地区(ホーム&アウェイ、計10試合)
    • カンファレンス内他地区(前年1位、2位:2試合、前年3位以下:3試合)
      • 前年1位、2位:前年同順位2チーム
      • 前年3位~5位:前年同順位2チーム+1試合
      • 前年6位:カンファレンス内他地区3チーム
    • 他カンファレンス(前年1位、2位:4試合、前年3位以下:3試合)

2000年の対戦ルールは以下のようである。

   AFC他地区
東1位 vs. 西2位+西4位
東2位 vs. 西1位+西3位
東3位 vs. 西1位+中5位
東4位 vs. 西5位+中3位
東5位 vs. 西2位+中6位
西1位 vs. 東2位+東3位
西2位 vs. 東1位+東5位
西3位 vs. 東2位+中4位
西4位 vs. 東1位+中6位
西5位 vs. 東4位+中6位

   NFC他地区
東1位 vs. 中3位+西2位
東2位 vs. 中1位+西4位
東3位 vs. 中5位+西1位
東4位 vs. 中2位+西5位
東5位 vs. 中4位+西3位
西1位 vs. 中2位+東3位
西2位 vs. 中4位+東1位
西3位 vs. 中1位+東5位
西4位 vs. 中5位+東2位
西5位 vs. 中3位+東4位

   カンファレンス外
AFC東地区 vs. NFC中地区
AFC中地区 vs. NFC東地区
AFC西地区 vs. NFC西地区

(例)前年王者ラムズの対戦相手
AFC NFC
前年 西地区 中地区 東地区 西地区 中地区 東地区
1位 シーホークス ジャガーズ コルツ ラムズ バッカニアーズ レッドスキンズ
2位 チーフス タイタンズ ビルズ パンサーズ バイキングス カウボーイズ
3位 チャージャーズ レイブンズ ドルフィンズ ファルコンズ ライオンズ ジャイアンツ
4位 レイダース スティーラーズ ジェッツ 49ERS パッカーズ カージナルス
5位 ブロンコス ベンガルズ ペイトリオッツ セインツ ベアーズ イーグルス
6位 ブラウンズ

レギュラーシーズン順位表

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AFC東地区
チーム 勝率 Div Con 総得点 総失点 平均得点 平均失点 SOS SOV
(3)マイアミ・ドルフィンズ 11 5 0 .688 5-3 9-3 323 226 20.2 14.1
(6)インディアナポリス・コルツ 10 6 0 .625 5-3 8-4 429 326 26.8 20.4
ニューヨーク・ジェッツ 9 7 0 .563 6-2 6-6 321 321 20.1 20.1
バッファロー・ビルズ 8 8 0 .500 2-6 6-6 315 350 19.7 21.9
ニューイングランド・ペイトリオッツ 5 11 0 .313 2-6 5-7 276 338 17.3 21.1
AFC中地区
チーム 勝率 Div Con 総得点 総失点 平均得点 平均失点 SOS SOV
(1)テネシー・タイタンズ 13 3 0 .813 8-2 9-3 346 191 21.6 11.9
(4)ボルチモア・レイブンズ 12 4 0 .750 8-2 10-3 333 165 20.8 10.3
ピッツバーグ・スティーラーズ 9 7 0 .563 5-5 8-5 321 255 20.1 15.9
ジャクソンビル・ジャガーズ 7 9 0 .438 5-5 5-7 367 327 22.9 20.4
シンシナティ・ベンガルズ 4 12 0 .250 2-8 3-10 185 359 11.6 22.4
クリーブランド・ブラウンズ 3 13 0 .188 2-8 3-10 161 419 10.1 26.2
AFC西地区
チーム 勝率 Div Con 総得点 総失点 平均得点 平均失点 SOS SOV
(2)オークランド・レイダース 12 4 0 .750 5-3 8-4 479 299 29.9 18.7
(5)デンバー・ブロンコス 11 5 0 .688 6-2 8-4 485 369 30.3 23.1
カンザスシティ・チーフス 7 9 0 .438 5-3 5-7 355 354 22.2 22.1
シアトル・シーホークス 6 10 0 .375 3-5 4-8 320 405 20.0 25.3
サンディエゴ・チャージャーズ 1 15 0 .063 1-7 1-11 269 440 16.8 27.5
NFC東地区
チーム 勝率 Div Con 総得点 総失点 平均得点 平均失点 SOS SOV
(1)ニューヨーク・ジャイアンツ 12 4 0 .750 7-1 9-3 328 246 20.5 15.4
(4)フィラデルフィア・イーグルス 11 5 0 .688 5-3 8-4 351 245 21.9 15.3
ワシントン・レッドスキンズ 8 8 0 .500 3-5 6-6 281 269 17.6 16.8
ダラス・カウボーイズ 5 11 0 .313 3-5 4-8 294 361 18.4 22.6
アリゾナ・カージナルス 3 13 0 .188 2-6 2-10 210 443 13.1 27.7
NFC中地区
チーム 勝率 Div Con 総得点 総失点 平均得点 平均失点 SOS SOV
(2)ミネソタ・バイキングス 11 5 0 .688 5-3 8-4 397 371 24.8 23.2
(5)タンパベイ・バッカニアーズ 10 6 0 .625 4-4 7-5 388 269 24.3 16.8
グリーンベイ・パッカーズ 9 7 0 .563 5-3 8-4 353 323 22.1 20.2
デトロイト・ライオンズ 9 7 0 .563 3-5 7-5 307 307 19.2 19.2
シカゴ・ベアーズ 5 11 0 .313 3-5 3-9 216 355 13.5 22.2
NFC西地区
チーム 勝率 Div Con 総得点 総失点 平均得点 平均失点 SOS SOV
(3)ニューオーリンズ・セインツ 10 6 0 .625 7-1 9-3 354 305 22.1 19.1
(6)セントルイス・ラムズ 10 6 0 .625 5-3 7-5 540 471 33.8 29.4
カロライナ・パンサーズ 7 9 0 .438 4-4 5-7 310 310 19.4 19.4
サンフランシスコ・49ers 6 10 0 .375 1-7 4-8 388 422 24.3 26.4
アトランタ・ファルコンズ 4 12 0 .250 3-5 3-9 252 413 15.8 25.8
AFC

チーム
勝率 DIV CON SOS SOV
地区優勝
1 タイタンズ 13 3 0 .813 8-2 9-3
2 レイダース 西 12 4 0 .750 5-3 8-4
3 ドルフィンズ 11 5 0 .688 5-3 9-3
ワイルドカード
4 レイブンズ 12 4 0 .750 8-2 10-3
5 ブロンコス 西 11 5 0 .688 6-2 8-4
6 コルツ 10 6 0 .625 5-3 8-4
レギュラーシーズン敗退
7 スティーラーズ 9 7 0 .563 5-5 8-5
8 ジェッツ 9 7 0 .563 6-2 6-6
9 ビルズ 8 8 0 .500 2-6 6-6
10 チーフス 西 7 9 0 .438 5-3 5-7
11 ジャガーズ 7 9 0 .438 5-5 5-7
12 シーホークス 西 6 10 0 .375 3-5 4-8
13 ペイトリオッツ 5 11 0 .313 2-6 5-7
14 ベンガルズ 4 12 0 .250 2-8 3-10
15 ブラウンズ 3 13 0 .188 2-8 3-10
16 チャージャーズ 西 1 15 0 .063 1-7 1-11
タイブレーク
NFC

チーム
勝率 DIV CON SOS SOV
地区優勝
1 ジャイアンツ 12 4 0 .750 7-1 9-3
2 バイキングス 11 5 0 .688 5-3 8-4
3 セインツ 西 10 6 0 .625 7-1 9-3
ワイルドカード
4 イーグルス 11 5 0 .688 5-3 8-4
5 バッカニアーズ 10 6 0 .625 4-4 7-5
6 ラムズ 西 10 6 0 .625 5-3 7-5
レギュラーシーズン敗退
7 パッカーズ 9 7 0 .563 5-3 8-4
8 ライオンズ 9 7 0 .563 3-5 7-5
9 レッドスキンズ 8 8 0 .500 3-5 6-6
10 パンサーズ 西 7 9 0 .438 4-4 5-7
11 49ers 西 6 10 0 .375 1-7 4-8
12 カウボーイズ 5 11 0 .313 3-5 4-8
13 ベアーズ 5 11 0 .313 3-5 3-9
14 ファルコンズ 西 4 12 0 .250 3-5 3-9
15 カージナルス 3 13 0 .188 2-6 2-10
タイブレーク

プレイオフ

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トーナメント表

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12月31日
PSIネット・スタジアム
  1月7日
アデルフィア・コロシアム
         
 5  ブロンコス  3
 4  レイブンズ  24
 4  レイブンズ  21     1月14日
ネットワーク・アソシエーション・コロシアム
 1  タイタンズ  10  
AFC
12月30日
プロプレーヤー・スタジアム
 4  レイブンズ  16
1月6日
ネットワーク・アソシエーション・コロシアム
   2  レイダース  3  
 6  コルツ  17 AFC チャンピオンシップ
 3  ドルフィンズ  0
 3  ドルフィンズ  23*   1月28日
レイモンド・ジェームス・スタジアム
 2  レイダース  27  
ワイルドカード・プレーオフ  
ディビジョナル・プレーオフ
12月30日
ルイジアナ・スーパードーム
 A4  レイブンズ  34
1月6日
HHHメトロドーム
   N1  ジャイアンツ  7
 6  ラムズ  28 第35回スーパーボウル
 3  セインツ  16
 3  セインツ  31     1月14日
ジャイアンツ・スタジアム
 2  バイキングス  34  
NFC
12月31日
ベテランズ・スタジアム
 2  バイキングス  0
1月7日
ジャイアンツ・スタジアム
   1  ジャイアンツ  41  
 5  バッカニアーズ  3 NFC チャンピオンシップ
 4  イーグルス  10
 4  イーグルス  21  
 1  ジャイアンツ  20  
  • 対戦カード及びスタジアムはシード順で決定され、そのラウンドに登場する最上位チームが最下位チームとホームで対戦、残った2チームが上位チームのホームで対戦する(つまり、ワイルドカードプレーオフの第3シード対第6シードの結果によって、ディヴィジョナルプレーオフの対戦カードが決まる)。
  • スーパーボウル開催地は事前にオーナー会議で決定。
  • チーム名の左の数字は、2000年レギュラーシーズンの結果に基づいて決定されたシード順。
  • * 延長戦決着
  • 日付はアメリカ東部時間

受賞者

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受賞者 ポジション チーム
スーパーボウルMVP レイ・ルイス LB ボルチモア・レイブンズ
MVP マーシャル・フォーク RB セントルイス・ラムズ
最優秀攻撃選手 マーシャル・フォーク RB セントルイス・ラムズ
最優秀守備選手 レイ・ルイス LB ボルチモア・レイブンズ
最優秀コーチ ジム・ハスレット HC ニューオーリンズ・セインツ
最優秀新人攻撃選手 マイク・アンダーソン英語版 RB デンバー・ブロンコス
最優秀新人守備選手 ブライアン・アーラッカー LB シカゴ・ベアーズ
カムバック賞 ジョー・ジョンソン DE ニューオーリンズ・セインツ

プロボウル

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詳細は「2001年のプロボウル英語版」を参照

脚注

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  1. ^ 日本円は当時のレートによる
  2. ^ Richard Cimini (2016年4月25日). “Jets' best draft class featured a record four first-round picks”. ESPN. 2022年5月24日閲覧。