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1987年のNFL

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
1987年のNFL
レギュラーシーズン
日程 1987年9月13日 - 1987年12月28日
プレイオフ
開幕日 1988年1月3日
AFC優勝 デンバー・ブロンコス
NFC優勝 ワシントン・レッドスキンズ
第22回スーパーボウル
開催日 1988年1月31日
開催都市 カリフォルニア州サンディエゴ
スタジアム ジャック・マーフィー・スタジアム
チャンピオン ワシントン・レッドスキンズ
プロボウル
開催日 1988年2月7日
開催都市 ハワイ州ホノルル
スタジアム アロハ・スタジアム
NFLシーズン
« 1986
1988 »

1987年のNFL1987年9月13日に開幕したNFL68回目のレギュラーシーズンである。

第2週のマンデーナイトフットボール終了後の9月22日、NFL選手会はストライキを通告、第3週の試合は中止となり、第4週から第6週にかけてはジョー・モンタナなど一部の選手はスト破りを行ったが、NFL選手会に所属する大半の選手が欠場、代替選手により試合が行われた。代替選手の中にはショーン・ペイトンニューオーリンズ・セインツのヘッドコーチとして第44回スーパーボウルで優勝)などがいる。ストライキに参加した選手は、10月25日、26日に復帰した[1]

1988年1月31日カリフォルニア州サンディエゴで開催された第22回スーパーボウルを経て、2月7日ハワイ州ホノルルでプロボウルが開催されてシーズンが終了した。

ドラフト

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1987年4月28日-29日にドラフトが行われ、12巡335名が指名された。全体1位ビニー・テスタバーディタンパベイ・バッカニアーズに指名された。

主なルール変更

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  • エンド ゾーン内でディフェンスがパス インターフェアランスの反則を犯した場合、次のプレイは1ヤード地点からとされた(ただし、既に敵陣2ヤード以内に進入している場合はエンドゾーンまでの距離の2分の1の罰退となる)。
  • 2度目のオンサイド キックもアウト オブ バウンスに出てしまった場合、リターン側はキックオフ位置から30ヤードの地点またはボールが出た地点からの攻撃とされた。
  • 時計を止める目的での、クオーターバックがボールをスパイクする(またはサイドラインへ投げ捨てる)行為が許可された。
  • パスプレイ時の、オフェンス選手によるチョップ ブロック(既にオフェンスの選手と組み合っている状態のディフェンス選手に対する、足元へのブロック)の禁止。
  • パント フォーメーションの相手に対しては、スクリメージ ラインから5ヤード以上離れたエリアでのイリーガル コンタクトの反則を適用しないとした。
  • キックオフ/パント時の、リターン チームの選手による腰から下へのブロックの禁止。腰から下へのブロックは、ボールが蹴られるまでの間でキッキング チームの選手によるもののみを許可するとされた。

日程

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レギュラーシーズン

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各チーム16試合の対戦相手は、以下のルールに従って、前年の成績に基づいて決定された。

  • 4チーム所属地区
    • 同地区(6試合)
    • 同カンファレンス他地区(6試合)
    • 他カンファレンス(4試合)
  • 5チーム所属地区(1~4位)
    • 同地区(8試合)
    • 同カンファレンス他地区(4試合)
    • 他カンファレンス(4試合)
  • 5チーム所属地区(5位)
    • 同地区(8試合)
    • 同カンファレンス他地区(6試合)
    • 他カンファレンス(2試合)

この年の対戦ルールは以下のようである。

   同カンファレンス他地区(AFC)
1位 vs. 1位+4位
2位 vs. 2位+3位
3位 vs. 3位+2位
4位 vs. 4位+1位
5位 vs. 5位×2+中地区1~4位

   同カンファレンス他地区(NFC)
1位 vs. 1位+4位
2位 vs. 2位+3位
3位 vs. 3位+2位
4位 vs. 4位+1位
5位 vs. 5位×2+西地区1~4位

   他カンファレンス
AFC東地区1~4位 vs. NFC東地区1~4位
AFC中地区1~4位 vs. NFC西地区1~4位
AFC西地区1~4位 vs. NFC中地区1~4位
AFC各地区5位 vs. NFC各地区5位

(例)前年王者ジャイアンツの対戦相手
AFC NFC
前年 西地区 中地区 東地区 西地区 中地区 東地区
1位 ブロンコス ブラウンズ ペイトリオッツ 49ERS ベアーズ ジャイアンツ
2位 チーフス ベンガルズ ジェッツ ラムズ バイキングス レッドスキンズ
3位 シーホークス スティーラーズ ドルフィンズ ファルコンズ ライオンズ カウボーイズ
4位 レイダース オイラーズ ビルズ セインツ パッカーズ イーグルス
5位 チャージャーズ コルツ バッカニアーズ カージナルス

 :1度対戦  :2度対戦

レギュラーシーズン順位表

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AFC東地区
チーム 勝率 Div Con 総得点 総失点 平均得点 平均失点 SOS SOV
(3)インディアナポリス・コルツ 9 6 0 .600 5-3 8-6 300 238 20.0 15.9
ニューイングランド・ペイトリオッツ 8 7 0 .533 6-2 8-4 320 293 21.3 19.5
マイアミ・ドルフィンズ 8 7 0 .533 2-6 5-7 362 335 24.1 22.3
バッファロー・ビルズ 7 8 0 .467 4-4 6-6 270 305 18.0 20.3
ニューヨーク・ジェッツ 6 9 0 .400 3-5 6-5 334 360 22.3 24.0
AFC中地区
チーム 勝率 Div Con 総得点 総失点 平均得点 平均失点 SOS SOV
(2)クリーブランド・ブラウンズ 10 5 0 .667 5-1 8-3 390 239 26.0 15.9
(4)ヒューストン・オイラーズ 9 6 0 .600 5-1 7-4 345 349 23.0 23.3
ピッツバーグ・スティーラーズ 8 7 0 .533 2-4 6-5 285 299 19.0 19.9
シンシナティ・ベンガルズ 4 11 0 .267 0-6 3-9 285 370 19.0 24.7
AFC西地区
チーム 勝率 Div Con 総得点 総失点 平均得点 平均失点 SOS SOV
(1)デンバー・ブロンコス 10 4 1 .700 7-1 8-3 379 288 25.3 19.2
(5)シアトル・シーホークス 9 6 0 .600 4-3 5-6 371 314 24.7 20.9
サンディエゴ・チャージャーズ 8 7 0 .533 3-4 6-7 253 317 16.9 21.1
ロサンゼルス・レイダース 5 10 0 .333 2-6 3-8 301 289 20.1 19.3
カンザスシティ・チーフス 4 11 0 .267 3-5 3-9 273 388 18.2 25.9
NFC東地区
チーム 勝率 Div Con 総得点 総失点 平均得点 平均失点 SOS SOV
(3)ワシントン・レッドスキンズ 11 4 0 .733 7-1 9-3 379 285 25.3 19.0
ダラス・カウボーイズ 7 8 0 .467 4-4 5-7 340 348 22.7 23.2
フィラデルフィア・イーグルス 7 8 0 .467 3-5 4-7 337 380 22.5 25.3
セントルイス・カージナルス 7 8 0 .467 3-5 7-7 362 368 24.1 24.5
ニューヨーク・ジャイアンツ 6 9 0 .400 3-5 4-8 280 312 18.7 20.8
NFC中地区
チーム 勝率 Div Con 総得点 総失点 平均得点 平均失点 SOS SOV
(2)シカゴ・ベアーズ 11 4 0 .733 7-0 9-2 356 282 23.7 18.8
(5)ミネソタ・バイキングス 8 7 0 .533 3-5 6-6 336 335 22.4 22.3
グリーンベイ・パッカーズ 5 9 1 .367 3-4 4-7 255 300 17.0 20.0
タンパベイ・バッカニアーズ 4 11 0 .267 3-4 4-9 286 360 19.1 24.0
デトロイト・ライオンズ 4 11 0 .267 2-5 4-7 269 384 17.9 25.6
NFC西地区
チーム 勝率 Div Con 総得点 総失点 平均得点 平均失点 SOS SOV
(1)サンフランシスコ・49ers 13 2 0 .867 5-1 10-1 459 253 30.6 16.9
(4)ニューオーリンズ・セインツ 12 3 0 .800 4-1 8-3 422 283 28.1 18.9
ロサンゼルス・ラムズ 6 9 0 .400 1-5 5-7 317 361 21.1 24.1
アトランタ・ファルコンズ 3 12 0 .200 1-4 3-8 205 436 13.7 29.1
AFC

チーム
勝率 DIV CON SOS SOV
地区優勝
1 ブロンコス 西 10 4 1 .700 7-1 8-3
2 ブラウンズ 10 5 0 .667 5-1 8-3
3 コルツ 9 6 0 .600 5-3 8-6
ワイルドカード
4 オイラーズ 9 6 0 .600 5-1 7-4
5 シーホークス 西 9 6 0 .600 4-3 5-6
レギュラーシーズン敗退
6 ペイトリオッツ 8 7 0 .533 6-2 8-4
7 スティーラーズ 8 7 0 .533 2-4 6-5
8 チャージャーズ 西 8 7 0 .533 3-4 6-7
9 ドルフィンズ 8 7 0 .533 2-6 5-7
10 ビルズ 7 8 0 .467 4-4 6-6
11 ジェッツ 6 9 0 .400 3-5 6-5
12 レイダース 西 5 10 0 .333 2-6 3-8
13 ベンガルズ 4 11 0 .267 0-6 3-9
14 チーフス 西 4 11 0 .267 3-5 3-9
タイブレーク
NFC

チーム
勝率 DIV CON SOS SOV
地区優勝
1 49ers 西 13 2 0 .867 5-1 10-1
2 ベアーズ 11 4 0 .733 7-0 9-2
3 レッドスキンズ 11 4 0 .733 7-1 9-3
ワイルドカード
4 セインツ 西 12 3 0 .800 4-1 8-3
5 バイキングス 8 7 0 .533 3-5 6-6
レギュラーシーズン敗退
6 カウボーイズ 7 8 0 .467 4-4 5-7
7 イーグルス 7 8 0 .467 3-5 4-7
8 カージナルス 7 8 0 .467 3-5 7-7
9 ラムズ 西 6 9 0 .400 1-5 5-7
10 ジャイアンツ 6 9 0 .400 3-5 4-8
11 パッカーズ 5 9 1 .367 3-4 4-7
12 バッカニアーズ 4 11 0 .267 3-4 4-9
13 ライオンズ 4 11 0 .267 2-5 4-7
14 ファルコンズ 西 3 12 0 .200 1-4 3-8
タイブレーク

プレイオフ

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トーナメント表

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ディヴィジョナルプレイオフ
    1月9日
キャンドルスティック・パーク
       
NFC ワイルドカード NFCチャンピオンシップ
 5  バイキングス  36
1月3日
ルイジアナ・スーパードーム
    1月17日
RFKスタジアム
 1  49ers  24  
 5  バイキングス  44  5  バイキングス  10
1月10日
ソルジャー・フィールド
 4  セインツ  10      3  レッドスキンズ  17   第22回スーパーボウル
 3  レッドスキンズ  21
    1月31日
ジャック・マーフィー・スタジアム
 2  ベアーズ  17  
 N3  レッドスキンズ  42
1月9日
クリーブランド・スタジアム
AFC ワイルドカード AFCチャンピオンシップ    A1  ブロンコス  10
 3  コルツ  21
1月3日
アストロドーム
    1月17日
マイル・ハイ・スタジアム
 2  ブラウンズ  38  
 5  シーホークス  20  2  ブラウンズ  33
1月10日
マイル・ハイ・スタジアム
 4  オイラーズ (OT)  23      1  ブロンコス  38  
 4  オイラーズ  10
   
 1  ブロンコス  34  
  • ディヴィジョナルプレイオフの試合は、同地区のチームが対戦しないように組まれている。
  • チーム名の左の数字はシード順。
  • スーパーボウル開催地は事前にオーナー会議で決定。
  • チーム名の左の数字は、1987年レギュラーシーズンの結果に基づいて決定されたシード順。


受賞者

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受賞者 ポジション チーム
スーパーボウルMVP ダグ・ウィリアムス QB ワシントン・レッドスキンズ
MVP ジョン・エルウェイ QB デンバー・ブロンコス
最優秀攻撃選手 ジェリー・ライス WR サンフランシスコ・49ers
最優秀守備選手 レジー・ホワイト DE フィラデルフィア・イーグルス
最優秀コーチ ジム・E・モーラ HC ニューオーリンズ・セインツ
最優秀新人攻撃選手 トロイ・ストラトフォード RB マイアミ・ドルフィンズ
最優秀新人守備選手 シェーン・コンラン LB バッファロー・ビルズ

プロボウル

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詳細は「1988年のプロボウル英語版」を参照

脚注

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  1. ^ MNF History: 1987”. ABC (2002年8月29日). 2013年6月1日閲覧。