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第44回スーパーボウル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
第44回スーパーボウル
Super Bowl XLIV
1 2 3 4

NO 0 6 10 15

31
IND 10 0 7 0

17
開催日 2010年2月7日
スタジアム サンライフ・スタジアム
開催地 フロリダ州マイアミガーデンズ
MVP ドリュー・ブリーズ
優勝予想 コルツ(4点)[1]
国歌斉唱 キャリー・アンダーウッド [2]
コイントス エミット・スミス
審判 スコット・グリーン
ハーフタイム ザ・フー
入場者数 74,059
アメリカにおけるテレビ放送
ネットワーク CBS
実況と解説 ジム・ナンツフィル・シムズ
視聴率 45.0 (全米)[3]
56.3 (ニューオーリンズ)
54.2 (インディアナポリス)
全米推定視聴者数: 1億650万人, 153.4 million est. total (全米テレビ史上最多の視聴者数)[4]
占有率 68 (全米)
82 (ニューオーリンズ)
80 (インディアナポリス)
CM広告料
(30秒)
280万ドル
 < 第43回 スーパーボウル 第45回 > 

第44回スーパーボウル(Super Bowl XLIV)は2010年2月7日にフロリダ州マイアミガーデンズサンライフ・スタジアムで開催されたアメリカンフットボール(NFL)の試合。プレーオフを勝ち上がったニューオーリンズ・セインツインディアナポリス・コルツとの対戦となった。セインツは1967年のチーム結成以来初出場、コルツは1953年にボルチモア・コルツとしてチーム結成以来4回目の出場。マイアミで行われるスーパーボウルでコルツは1969年の第3回は敗れたが1971年の第5回、2007年の第41回は優勝している。 3年ぶりのスーパーボウル制覇を目指したコルツは最終第4Qで逆転され、創設43シーズン目で初出場したセインツが31-17で初優勝を果たした。MVPにはセインツのQBドリュー・ブリーズが選ばれた[5]

開催地

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スーパーボウル

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2005年5月23日のNFLオーナー会議での投票でニューヨークに建設されて2008年からニューヨーク・ジェッツの本拠地となる予定のウェストサイド・スタジアムで開催することが決まっていた。しかしニューヨークが2012年オリンピックの誘致に失敗し、ニューヨーク州政府が建設費に300万ドルを出すことを拒否したため開催地は白紙に戻った[6]。NFLは第43回スーパーボウルの開催に立候補して敗れたアトランタヒューストンマイアミを開催地候補に選んだ。2008年10月6日にマイアミ・ドルフィンズの本拠であるサンライフ・スタジアムでの開催が決定された。

フロリダ州南部でのスーパーボウル開催は10回目となった(マイアミ・オレンジボウルで5回、サンライフ・スタジアムでは5回目の開催となった。)。

第43回スーパーボウルの開催地が同じフロリダ州のタンパであり、同じ州でのスーパーボウル開催が連続したのは史上3回目のことであった(第2回第3回がオレンジ・ボウルで、第21回パサデナローズボール第22回サンディエゴクアルコム・スタジアムで開催された。)。

マイアミは2001年にアメリカ同時多発テロが起きて以降スーパーボウル(第36回以降)が国家特別警備行事になってから2度目の開催となる初めての都市となった。

プロボウルの開催変更

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これまでプロボウルスーパーボウルNFLチャンピオンシップゲームの開催された後に行われていたがカンファレンス・チャンピオンシップゲームとスーパーボウルの間の週に開催されることが2008年12月に発表された。また開催地もスーパーボウルと同じドルフィン・スタジアムで行われることとなり1979年以来アロハ・スタジアム以外での開催となった。スーパーボウルに出場するチームの選手はプロボウルには出場しないことが予想されている。従来どおりスーパーボウルの翌週の2月14日に開催した場合、NBAオールスターゲームバンクーバーオリンピック、第52回デイトナ500と競合する日程であった。

出場チーム

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インディアナポリス・コルツ

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QBマニング

コルツはNFLベストの14勝2敗でシーズンを終えて3年ぶりのスーパーボウルを目指した。コルツのパワフルなオフェンスはプロボウル選出10回のペイトン・マニングに率いられ、マニングは4500ヤードを獲得、33タッチダウンパス、16被インターセプト、QBレイティング99.9でシーズンを終え4度目のMVPに選ばれた[7]。主なパスターゲットはレジー・ウェインダラス・クラークでそれぞれ100キャッチ、10回のタッチダウンレシーブをあげた。ウェインはチームトップの1,260ヤード、クラークは1,106ヤードを稼いだ。他にもオースティン・コリーが60回のキャッチで676ヤード、7タッチダウン、ピエール・ガーソーンが47回のキャッチで756ヤードを獲得した。地上戦はRBのジョセフ・アダイが821ヤードを走り10タッチダウンをあげると共に51回のキャッチで336ヤードを獲得、3タッチダウンをあげた。またオフェンスラインはプロボウルセンターのジェフ・サタデーに率いられた。

ディフェンスラインはプロボウルに選ばれたロバート・マシスドワイト・フリーニーに率いられた。フリーニーはチームトップの13.5サックをあげ、マチスも9.5サック、5ファンブルフォースの成績をあげた。ラインバッカーのクリント・セッションゲイリー・ブラケットはそれぞれ80タックルをあげた。プロボウルセイフティのアントワン・ベセアは70タックル、4インターセプトの成績をあげた。

新ヘッドコーチとなったジム・コールドウェルの下、チームは開幕から14連勝しニューヨーク・ジェッツ戦の途中から主力選手を下げたため15-29と敗れ連勝が止まった。コールドウェルヘッドコーチはレギュラーシーズン16連勝よりもスーパーボウルに優勝するのための決定を下した。最終週も敗れて14勝2敗となった。

ニューオーリンズ・セインツ

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QBブリーズ

NFCベストの13勝3敗でレギュラーシーズンを終えたセインツはチーム創設43年目で初のスーパーボウル出場を果たした。セインツの歴史は長い苦難の道のりであり、1967年に創設されたセインツは1987年まで勝ち越しすることなく、2000年のレギュラーシーズン後のプレーオフでセントルイス・ラムズを破りようやくプレーオフ初勝利をあげた。2005年にはハリケーン・カトリーナの被害で本拠地のルイジアナ・スーパードームは大きな被害を受けてバトンルージュにあるルイジアナ州立大学のタイガー・スタジアム、サンアントニオアラモドーム、開幕戦はアウェイであるニューヨーク・ジャイアンツの本拠地、ジャイアンツ・スタジアムで行うなど地元でのホームゲーム開催ができずに3勝13敗に終わった。しかしオフシーズンにプロボウルQBのドリュー・ブリーズ(彼はチームに加入後の4年間で最もパス獲得ヤードを稼いでいるQBである。)を獲得、ドラフトハイズマン賞受賞者のレジー・ブッシュ、WRのマーカス・コルストンを獲得した。2006年にチームは10勝6敗で終え、初めてNFCチャンピオンシップゲームまで進出したがシカゴ・ベアーズに敗れてスーパーボウル出場はならなかった。続く2シーズンはプレーオフ出場を果たせなかったが新しい戦力を加え2009年スーパーボウルを目指す戦力が整った。

セインツのオフェンスはNFLトップの1試合あたり32得点をあげた。ブリーズはNFL記録のパス成功率70.6%、4,338ヤード獲得、34タッチダウンパス、11被インターセプトの成績を残しNFLトップのQBレイティング109.6でシーズンを終えた。メインターゲットのコルストンは70回のキャッチで1,074ヤードを獲得し9タッチダウンをあげた。またデバリー・ヘンダーソンが51回のキャッチ、ロバート・ミーチェムが45回のキャッチ、タイトエンドのジェレミー・ショッキーが48回のキャッチをマークするなどパスターゲットは多かった。地上戦はピエール・トーマスマイク・ベルらによって行われトーマスはランで793ヤードを獲得すると共に39回のキャッチで302ヤードを獲得、ベルも654ヤードを走った。またブッシュが390ヤード(平均5.6ヤード)を走ると共に47回のキャッチで335ヤードを獲得すると共にパントリターンで130ヤードを稼いだ。強力なオフェンスラインからはガードのジャーリ・エバンス、センターのジョナサン・グッドウィン、タックルのジョン・スティンチコムはプロボウルに選ばれた。

プロボウルディフェンスラインマンのウィル・スミスは13サック、ラインバッカーのジョナサン・ヴィルマはチームトップの87タックル、3インターセプトをあげた。ディフェンスバックは12年目のベテラン、ダレン・シャーパーに率いられ彼は9回のインターセプトでNFL記録となる376ヤードをリターン、3タッチダウンをあげた。コーナーバックのトレイシー・ポーターは49タックルで4インターセプトをあげた。

チームは開幕から13連勝したがその後ダラス・カウボーイズに17-24で敗れ、タンパベイ・バッカニアーズ戦ではギャレット・ハートリーの勝ち越しを狙ったFGが失敗に終わり延長の末敗れた。最終週もブリーズに代わって控えQBのマーク・ブルネルが先発し[8]カロライナ・パンサーズに10-23で敗れたが第1シードを獲得、プレーオフ2試合では76得点をあげてスーパーボウル初出場を決めた。

プレーオフ

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コルツはプレーオフ初戦のディビジョナルプレーオフでボルチモア・レイブンズと対戦した。9勝7敗でワイルドカードでプレーオフ出場を果たしたレイブンズはニューイングランド・ペイトリオッツトム・ブレイディから4つのターンオーバーを奪い、33-14で勝ち上がってきていた。コルツはレイブンズの最初の攻撃でFGを許したがマット・ストバーのFG、ウェイン、コリーへのマニングからのTDで17-3でリードしてハーフタイムを迎えた。後半エド・リードが2度マニングのパスをインターセプトしたが最初は自身のファンブルでもう1回は他の選手の反則でインターセプトが取り消された。レイブンズのオーナー、アート・モデルのチーム(元のクリーブランド・ブラウンズオーナーでもある。)で18シーズンプレーしたストバーが2本目のFGを決めて20-3で勝利した。AFCチャンピオンシップゲームは第16週で敗れたニューヨーク・ジェッツとの対戦になった。6-17とリードされたがコリーへ3本のパス(最後は16ヤードのTDパス)が成功し13-17と4点差でハーフタイムを迎えた。後半ガーソーン、クラークへのTDパス、ストバーのFGで得点を重ねると共に相手を無得点に抑えて30-17で勝利した。マニングはこの試合で377ヤードを投げて、ガーソーンとコリーはそれぞれ100ヤード以上を獲得した。

セインツはワイルドカードプレーオフでグリーンベイ・パッカーズを延長の末、51-45で破った前年のNFC覇者のアリゾナ・カージナルスを45-14で破った。この試合でセインツは相手の最初のプレーでタッチダウンを奪われたがライネル・ハミルトンの1ヤードラン、シャーパーのファンブルリカバーから得た攻撃権でブリーズがショッキーにTDパス、パントリターンでのレジー・ブッシュの46ヤードリターンTDも飛び出し、フリーフリッカーからのヘンダーソンへのTDパス、コルストンへのTDパスと前半だけで35得点をあげて35-14とリードした。後半にもハートリーのFG、ブッシュの83ヤードのパントリターンTDで10点を加えて45-14で勝利した。ブッシュはリターンなどで217ヤードを獲得、ブリーズは247ヤードを投げて3TDパスを成功させた。

NFCチャンピオンシップゲームは11回プロボウルに選出されており、ディビジョナルプレーオフのダラス・カウボーイズ戦で4TDパスを決めたブレット・ファーヴミネソタ・バイキングスとの対戦になった。セインツのオフェンスはラン、パス合計で257ヤードしか獲得できなかったがディフェンスが5回のターンオーバーを奪った。第4Q終盤28-28と同点で迎えた場面でバイキングスは勝ち越しFGを狙える圏内に向けてボールを進めた。残り1分を切ってセインツは自陣33ヤード地点まで攻め込まれたが2回のランプレーで前進を許さず、続く相手のペナルティで38ヤードまでボールが戻った後、ファーヴのパスをポーターがインターセプトし試合は延長に持ち込まれた。コイントスに勝ったセインツはピエール・トーマスが40ヤードのキックオフリターンを見せた後、10プレイで39ヤード前進し最後はハートリーが40ヤードのFGを決めてスーパーボウル初出場を決めた。

コルツ、セインツとプレーオフ1回戦を免除されたチームがスーパーボウルで対戦するのは第39回スーパーボウル以来5年ぶりのこと。この間、4回のスーパーボウルではいずれかのチームがワイルドカードプレーオフから勝ち上がっており、2チームは地区優勝を逃し、ワイルドカードでプレーオフ出場を決めたチームであった。第41回スーパーボウルでのコルツを含めた3チームがプレーオフ1回戦から勝ち上がりスーパーボウル優勝を果たしている。また、両カンファレンスの第1シードのチーム同士の争いになるのは第28回以来16年ぶりのことであった。

トーナメント表

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2010年1月9日
カウボーイズ・スタジアム
  1月17日
HHHメトロドーム
         
 6  イーグルス  14
 3  カウボーイズ  3
 3  カウボーイズ  34     1月24日
ルイジアナ・スーパードーム
 2  バイキングス  34  
NFC
2010年1月10日
フェニックス大学スタジアム
 2  バイキングス  28
1月16日
ルイジアナ・スーパードーム
   1  セインツ  31*  
 5  パッカーズ  45 NFC チャンピオンシップ
 4  カージナルス  14
 4  カージナルス  51*   2月7日
サンライフ・スタジアム
 1  セインツ  45  
ワイルドカード・プレーオフ  
ディビジョナル・プレーオフ
2010年1月9日
ポール・ブラウン・スタジアム
 N1  セインツ  31
1月17日
クアルコム・スタジアム
   A1  コルツ  17
 5  ジェッツ  24 第44回スーパーボウル
 5  ジェッツ  17
 4  ベンガルズ  14     1月24日
ルーカス・オイル・スタジアム
 2  チャージャーズ  14  
AFC
2010年1月10日
ジレット・スタジアム
 5  ジェッツ  17
1月16日
ルーカス・オイル・スタジアム
   1  コルツ  30  
 6  レイブンズ  33 AFC チャンピオンシップ
 6  レイブンズ  3
 3  ペイトリオッツ  14  
 1  コルツ  20  
  • 対戦カード及びスタジアムはシード順で決定され、そのラウンドに登場する最上位チームが最下位チームとホームで対戦、残った2チームが上位チームのホームで対戦する(つまり、ワイルドカードプレーオフの第3シード対第6シードの結果によって、ディヴィジョナルプレーオフの対戦カードが決まる)。
  • スーパーボウル開催地は事前にオーナー会議で決定。
  • チーム名の左の数字は、2009年レギュラーシーズンの結果に基づいて決定されたシード順。
  • * 延長戦決着
  • 日付はアメリカ東部時間

試合経過

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ドライブごとの試合経過
開始 ボール保持 ドライブ TOP 結果 得点内容 得点
Q 時間 地点 P yd yd 得点者 PAT セインツ コルツ
1 15:00 自陣23 セインツ 3 8 1:38 パント
1 13:22 自陣27 コルツ 11 53 5:53 フィールドゴール成功 38 Stover 0 3
1 7:29 自陣26 セインツ 6 24 2:17 パント
1 5:12 自陣4 コルツ 11 96 4:36 タッチダウン(パス) 19 マニングGarcon キック成功 0 10
1-2 0:36 自陣11 セインツ 11 60 6:02 フィールドゴール成功 46 Hartley 3 10
2 9:34 自陣22 コルツ 6 6 1:20 パント
2 8:14 自陣28 セインツ 12 71 6:25 第4ダウン失敗
2 1:49 自陣1 コルツ 3 9 1:14 パント
2 0:35 自陣48 セインツ 5 26 0:35 フィールドゴール成功 44 Hartley 6 10
前半終了
3 15:00 0:05 オンサイドキック成功
3 14:55 自陣42 セインツ 6 58 3:14 タッチダウン(パス) 16 ブリーズThomas キック成功 13 10
3 11:41 自陣24 コルツ 10 76 5:26 タッチダウン(ラン) 4 Joseph Addai キック成功 13 17
3 6:15 自陣34 セインツ 8 37 4:14 フィールドゴール成功 47 Hartley 16 17
3-4 2:01 自陣11 コルツ 11 56 6:27 51ydフィールドゴール失敗
4 10:39 自陣41 セインツ 9 59 4:57 タッチダウン(パス) 2 ブリーズ→ショッキー パス成功 24 17
4 5:42 自陣30 コルツ 7 39 2:30 インターセプトリターンTD 74 Tracy Porter キック成功 31 17
4 3:12 自陣14 コルツ 10 81 2:28 第4ダウン失敗
4 0:44 自陣14 セインツ 1 -1 0:44 試合終了
P=プレー数、TOP=タイム・オブ・ポゼッションPAT=ポイント・アフター・タッチダウン。 アメリカンフットボールの用語集 (enも参照。 31 17

コルツのキックオフで試合開始。コルツはマット・ストバーのFGで3点先制、その後自陣4ヤードからの攻撃をマニングからガーソーンへのTDパスで締めくくりスーパーボウル記録タイとなる96ヤードのTDドライブが決まり、コルツが10-0とリードを広げた[9]。その後セインツはギャレット・ハートリーの2本のFGで6点を返し、10-6とコルツがリードしてハーフタイムを迎えた。後半開始早々のキックオフで、セインツはパンターのトーマス・モーステッドがオンサイドキックを試み成功させて攻撃権を得ると[10]、ピエール・トーマスの16ヤードのTDランで13-10と逆転した。その後コルツはアダイのTDラン、セインツはFGで加点し17-16とコルツ1点リードで第4Qを迎えた。残り5分42秒、ショッキーへのTDパスと[11]2ポイントコンバージョンでセインツは24-17と再逆転した。残り3分半にトレイシー・ポーターがマニングのパスをインターセプト、74ヤードをリターンしてTDをあげ31-17と勝利を決定づけた[12]

ブリーズはこの試合、パス39回中32回成功、288ヤード、2TDをあげた。一方マニングはパス45回中31回成功、333ヤード、1TD、1INTであった[13]。コルツのディフェンスは、セインツのランオフェンスは止めたが、ブリーズを抑えることができなかった[14]

スターティングラインアップ

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ニューオーリンズ・セインツ ポジション インディアナポリス・コルツ
オフェンス
マーキス・コルストン
Marques Colston
WR レジー・ウェイン
Reggie Wayne
ジャーモン・ブッシュロッド
Jermon Bushrod
LT チャーリー・ジョンソン
Charlie Johnson
カール・ニックス
Carl Nicks
LG ライアン・リジャ
Ryan Lilja
ジョナサン・グッドウィン
Jonathan Goodwin
C ジェフ・サタデー
Jeff Saturday
ジャーリ・エバンズ
Jahri Evans
RG カイル・デバン
Kyle DeVan
ジョン・スティンチコム
Jon Stinchcomb
RT ライアン・ディーム
Ryan Diem
ジェレミー・ショッキー
Jeremy Shockey
TE ダラス・クラーク
Dallas Clark
デバリー・ヘンダーソン
Devery Henderson
WR ピエール・ガーソーン
Pierre Garçon
ドリュー・ブリーズ
Drew Brees
QB ペイトン・マニング
Peyton Manning
ピエール・トーマス
Pierre Thomas
RB ジョセフ・アダイ
Joseph Addai
レジー・ブッシュ
Reggie Bush
RB-FB ヒホン・ロビンソン
Gijon Robinson
ディフェンス
ボビー・マクレイ
Bobby McCray
LDE ロバート・マシス
Robert Mathis
セドリック・エリス
Sedrick Ellis
DT-LDT ダニエル・ミューア
Daniel Muir
ウィル・スミス
Will Smith
RDE-RDT アントニオ・ジョンソン
Antonio Johnson
マービン・ミッチェル
Marvin Mitchell
ILB-RDE ドワイト・フリーニー
Dwight Freeney
スコット・フジタ
Scott Fujita
LOLB フィリップ・ホイーラー
Philip Wheeler
ジョナサン・ヴィルマ
Jonathan Vilma
ILB ゲイリー・ブラケット
Gary Brackett
スコット・シャンル
Scott Shanle
ROLB クリント・セッション
Clint Session
ジャバリ・グリーア
Jabari Greer
LCB ケルビン・ヘイデン
Kelvin Hayden
トレイシー・ポーター
Tracy Porter
RCB ジェイコブ・レイシー
Jacob Lacey
ロマン・ハーパー
Roman Harper
SS メルビン・ブリット
Melvin Bullitt
ダレン・シャーパー
Darren Sharper
CB-FS アントワン・ベセア
Antoine Bethea
スペシャルチーム
ギャレット・ハートリー
Garrett Hartley
K マット・ストバー
Matt Stover
トーマス・モーステッド
Thomas Morstead
P パット・マカフィー
Pat McAfee
ヘッドコーチ
ショーン・ペイトン
Sean Payton
ジム・コールドウェル
Jim Caldwell

テレビ中継

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全米での試合中継はNFLの放送を開始して50年目のCBS(1956年-1993年、1998年-現在)が行った。同局がスーパーボウルの中継を行うのは第41回スーパーボウル以来であった。

NFL on CBSの解説者として知られたフィル・シムズニューヨーク・ジャイアンツに所属し1987年の第21回スーパーボウルでMVPに選ばれた。)、実況はジム・ナンツが担当した。ソロモン・ウィルコッツシンシナティ・ベンガルズ在籍時に第23回に出場している。)、スティーブ・タスカーバッファロー・ビルズでスペシャルチームとして活躍し第25回から第28回まで4年連続スーパーボウルでプレーしている。)がサイドラインレポートを務めた。試合終了後には新番組『アンダーカバー・ボス』(リアリティ番組)が放送され、3860万人が視聴した。

日本におけるテレビ中継

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テレビ広告

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アンハイザー・ブッシュ・インベブキャリアビルダーペプシコがスーパーボウルの広告主としてすでに決まっていたが[15]、12月ペプシコは広告スポンサーから降りることを発表した[16]。2009年9月フリトレードリトスの広告をする計画であることがわかった。

エンターテイメント

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キックオフ前

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キャリー・アンダーウッドアメリカ国歌斉唱、クィーン・ラティファAmerica the Beautiful第35回スーパーボウルレイ・チャールズが歌っている。)を歌った。

ハーフタイムショー

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11月26日放送のザNFLトゥデイで、ハーフタイムショーにはイングランドロックバンドであるザ・フーが起用されることが発表された[17]。スポンサーは3年連続でブリヂストンが担当。企画制作はホワイト・チェリー・エンターテインメントである。

脚注

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  1. ^ Colts open as 4-point faves over Saints in Super Bowl
  2. ^ Underwood, Latifah sing at Super Bowl
  3. ^ CBS Sports Coverage of Super Bowl XLIV Is Most-Watched Program In Television History”. TVbytheNumbers.com (February 8, 2010). 2010年2月8日閲覧。
  4. ^ Super Bowl XLIV most watched Super Bowl of all time/ Nielsen Blogs
  5. ^ QBブリーズ、セインツを初優勝に導きMVP選出”. NFL JAPAN (2010年2月8日). 2012年6月25日閲覧。
  6. ^ NFL owners work on testy NFLPA contract extension ESPN 2005年8月11日
  7. ^ 敗戦を糧に、来季の王座奪還を誓うコルツ”. NFL JAPAN (2012年2月9日). 2012年6月25日閲覧。
  8. ^ 生沢浩 (2010年1月28日). “コルツとセインツ、プレイオフで勢いを盛り返した要因は?”. NFL JAPAN. 2010年1月30日閲覧。
  9. ^ マニング、スーパーボウル最長タイの96ヤードドライブ演出!”. NFL JAPAN (2010年2月8日). 2012年6月25日閲覧。
  10. ^ オンサイドキック成功のPモーステッド、「蹴る前はおびえていた」”. NFL JAPAN (2010年2月9日). 2012年6月25日閲覧。
  11. ^ TEショッキー、決勝TDで2年前の雪辱”. NFL JAPAN (2012年2月9日). 2012年6月25日閲覧。
  12. ^ ポーター、値千金のINTに「“予習”の成果が出た」”. NFL JAPAN (2010年2月8日). 2012年6月25日閲覧。
  13. ^ セインツ、悲願のスーパーボウル初優勝!”. NFL JAPAN (2010年2月8日). 2012年6月25日閲覧。
  14. ^ Aaron Tallent (2020年2月4日). “50 Greatest Super Bowl Performances of All Time”. ATHLON SPORTS. 2020年6月24日閲覧。
  15. ^ GoDaddy Goes Back to the Super Bowl ニューヨーク・タイムズ 2009年10月24日
  16. ^ ペプシ、スーパーボウルでの広告中止と 1987年以降で初 CNN 2009年12月18日
  17. ^ Sports Illustrated

外部リンク

[編集]