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カムバック賞 (NFL)

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カムバック賞 > カムバック賞 (NFL)

NFLカムバック賞(エヌエフエル・カムバックしょう、英語: National Football League Comeback Player of the Year Award)は、その前年に怪我やパフォーマンスの低下などの理由でプレーできなかったアメリカンフットボール選手のうち、その状況を克服し忍耐力を示した選手に与えられるNFL(ナショナル・フットボール・リーグ)の賞である。この賞は、AP通信プロフットボール記者協会(PFWA)、スポーティングニュースユナイテッド・プレス・インターナショナル(UPI)などのいくつかの組織によって授与されているが、AP通信のものが事実上の公式記録とされている。

NFLカムバック賞一覧

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今までNFLカムバック賞とみなされた賞は以下のとおり。

名称 主催 期間 備考
AP通信NFLカムバック賞 AP通信 1963年 - 1966年
1998年 - 現在
事実上の公式NFLカムバック賞
プロフットボール記者協会カムバック賞 プロフットボール記者協会 (PFWA、1992年以降) 1972年 - 現在 1991年まではプロフットボール・ウィークリー(PFW)による単独の授与
UPI通信社カムバック賞 UPI通信社 1962年 - 1963年
1969年
スポーティングニュースNFLカムバック賞 スポーティングニュース 2008年 - 現在
  • 太字は現在も表彰している賞

AP通信NFLカムバック賞受賞者

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AP通信NFLカムバック賞
スポーツ アメリカンフットボール
選考会 NFL
英語名 AP NFL Comeback Player
of the Year Award
発表者 AP通信
歴史
初回 1963年
初回受賞 ジム・マーティン英語版
最多受賞 チャド・ペニントン英語版
(2回)
最新受賞 ジーノ・スミス2022年
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AP通信NFLカムバック賞(エーピーつうしんエヌエフエルカムバックしょう、英語: Associated Press NFL Comeback Player of the Year Award)は、毎年AP通信が表彰しているNFLカムバック賞である。受賞者は全国のメディア関係者によって選ばれる。現在ではAP通信のものが事実上の公式となっており、2011年以降、スーパーボウルの前日に開催される「NFLオナーズセレモニー」で授与されている。1963年から1966年までは選出されていたが、1967年から1997年までは選出されず1998年から選出が再開された。

AP通信NFLカムバック賞
シーズン 選手名 ポジション チーム
1963 ジム・マーティン英語版 プレースキッカー ボルチモア・コルツ
1964 レニー・ムーア英語版 ハーフバック ボルチモア・コルツ
1965 ジョン・ブロディ クォーターバック サンフランシスコ・フォーティーナイナーズ
1966 ディック・バス英語版 フルバック ロサンゼルス・ラムズ
19671997: 選出なし
1998 ダグ・フルーティ クォーターバック バッファロー・ビルズ
1999 ブライアント・ヤング英語版 ディフェンシブタックル サンフランシスコ・フォーティナイナーズ
2000 ジョー・ジョンソン英語版 ディフェンシブエンド ニューオーリンズ・セインツ
2001 ガリソン・ハースト英語版 ランニングバック サンフランシスコ・フォーティナイナーズ
2002 トミー・マドックス英語版 クォーターバック ピッツバーグ・スティーラーズ
2003 ジョン・キトナ英語版 クォーターバック シンシナティ・ベンガルズ
2004 ドリュー・ブリーズ クォーターバック サンディエゴ・チャージャーズ
2005 スティーブ・スミス英語版
テディ・ブルスキ英語版
ワイドレシーバー
ラインバッカー
カロライナ・パンサーズ
ニューイングランド・ペイトリオッツ
2006 チャド・ペニントン英語版 クォーターバック ニューヨーク・ジェッツ
2007 グレッグ・エリス英語版 ディフェンシブエンド ダラス・カウボーイズ
2008 チャド・ペニントン (2) クォーターバック マイアミ・ドルフィンズ
2009 トム・ブレイディ クォーターバック ニューイングランド・ペイトリオッツ
2010 マイケル・ヴィック クォーターバック フィラデルフィア・イーグルス
2011 マシュー・スタッフォード クォーターバック デトロイト・ライオンズ
2012 ペイトン・マニング クォーターバック デンバー・ブロンコス
2013 フィリップ・リバース クォーターバック サンディエゴ・チャージャーズ
2014 ロブ・グロンコウスキー タイトエンド  ニューイングランド・ペイトリオッツ
2015 エリック・ベリー英語版 フリーセイフティ  カンザスシティ・チーフス
2016 ジョーディ・ネルソン英語版 ワイドレシーバー グリーンベイ・パッカーズ
2017 キーナン・アレン ワイドレシーバー ロサンゼルス・チャージャーズ
2018 アンドリュー・ラック クォーターバック インディアナポリス・コルツ
2019 ライアン・タネヒル クォーターバック テネシー・タイタンズ
2020 アレックス・スミス クォーターバック ワシントン・フットボールチーム
2021 ジョー・バロウ クォーターバック シンシナティ・ベンガルズ
2022 ジーノ・スミス クォーターバック シアトル・シーホークス

PFW/PFWAカムバック賞受賞者

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1972から1991まで、カムバック賞はプロフットボール・ウィークリー(PFW)によって授与されていたが、1992年から2012年まではPFWとプロフットボール記者協会(PFWA)が同時に授与していた。

プロフットボール記者協会カムバック賞
シーズン 選手名 ポジション チーム
1972 アール・モラル英語版 クォーターバック マイアミ・ドルフィンズ
1973 ローマン・ゲイブリエル英語版 クォーターバック フィラデルフィア・イーグルス
1974 ジョー・ネイマス クォーターバック ニューヨーク・ジェッツ
1975 デイブ・ハンプトン英語版 ランニングバック アトランタ・ファルコンズ
1976 グレッグ・ランドリー クォーターバック デトロイト・ライオンズ
1977 クレイグ・モートン英語版 クォーターバック デンバー・ブロンコス
1978 ジョン・リギンズ英語版 ランニングバック ワシントン・レッドスキンズ
1979 ラリー・ゾンカ英語版 ランニングバック マイアミ・ドルフィンズ
1980 ジム・プランケット クォーターバック オークランド・レイダース
1981 ケン・アンダーソン クォーターバック シンシナティ・ベンガルズ
1982 ライル・アルゼイド ディフェンシブエンド ロサンゼルス・レイダース
1983 ビリー・ジョンソン英語版 ワイドレシーバー アトランタ・ファルコンズ
1984 ジョン・ストールワース英語版 ワイドレシーバー ピッツバーグ・スティーラーズ
1985 選出なし
1986 ジョー・モンタナ
トミー・クレイマー英語版
クォーターバック
クォーターバック
サンフランシスコ・フォーティナイナーズ
ミネソタ・バイキングス
1987 チャールズ・ホワイト英語版 ランニングバック ロサンゼルス・ラムズ
1988 グレッグ・ベル英語版 ランニングバック ロサンゼルス・ラムズ
1989 オーティス・アンダーソン英語版 ランニングバック ニューヨーク・ジャイアンツ
1990 バリー・ワード英語版 ランニングバック カンザスシティ・チーフス
1991 ジム・マクマーン英語版 クォーターバック フィラデルフィア・イーグルス
1992 ランドール・カニンガム英語版 クォーターバック フィラデルフィア・イーグルス
1993 マーカス・アレン ランニングバック カンザスシティ・チーフス
1994 ダン・マリーノ クォーターバック マイアミ・ドルフィンズ
1995 ジム・ハーボー
ガリソン・ハースト英語版
クォーターバック
ランニングバック
インディアナポリス・コルツ
アリゾナ・カージナルス
1996 ジェローム・ベティス ランニングバック ピッツバーグ・スティーラーズ
1997 ロバート・ブルックス英語版 ワイドレシーバー グリーンベイ・パッカーズ
1998 ダグ・フルーティ クォーターバック バッファロー・ビルズ
1999 ブライアント・ヤング英語版 ディフェンシブタックル サンフランシスコ・フォーティナイナーズ
2000 ジョー・ジョンソン英語版 ディフェンシブエンド ニューオーリンズ・セインツ
2001 ガリソン・ハースト (2) ランニングバック サンフランシスコ・フォーティナイナーズ
2002 トミー・マドックス英語版 クォーターバック ピッツバーグ・スティーラーズ
2003 ジョン・キトナ英語版 クォーターバック シンシナティ・ベンガルズ
2004 ウィリス・マゲイヒー英語版 ランニングバック バッファロー・ビルズ
2005 スティーブ・スミス英語版 ワイドレシーバー カロライナ・パンサーズ
2006 チャド・ペニントン英語版 クォーターバック ニューヨーク・ジェッツ
2007 ランディ・モス ワイドレシーバー  ニューイングランド・ペイトリオッツ
2008 チャド・ペニントン (2) クォーターバック マイアミ・ドルフィンズ
2009 トム・ブレイディ クォーターバック ニューイングランド・ペイトリオッツ
2010 マイケル・ヴィック クォーターバック フィラデルフィア・イーグルス
2011 マシュー・スタッフォード クォーターバック デトロイト・ライオンズ
2012 ペイトン・マニング クォーターバック デンバー・ブロンコス
2013 フィリップ・リバース クォーターバック サンディエゴ・チャージャーズ
2014 ロブ・グロンコウスキー タイトエンド  ニューイングランド・ペイトリオッツ
2015 エリック・ベリー英語版 フリーセイフティ カンザスシティ・チーフス
2016 ジョーディ・ネルソン英語版 ワイドレシーバー  グリーンベイ・パッカーズ
2017 キーナン・アレン ワイドレシーバー   ロサンゼルス・チャージャーズ
2018 アンドリュー・ラック クォーターバック インディアナポリス・コルツ
2019 ライアン・タネヒル クォーターバック テネシー・タイタンズ
2020 アレックス・スミス クォーターバック ワシントン・フットボールチーム
2021 ジョー・バロウ クォーターバック シンシナティ・ベンガルズ

UPI通信社カムバック賞

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1962ユナイテッド・プレス・インターナショナル(UPI)は最初のカムバック賞を選定した。 勝者のフランク・ギフォード英語版は、チャック・ベドナリク英語版のタックルによる大怪我から復帰した。 その翌年にAP通信が同様の賞を設立した。 UPIは、1963以降に賞を一旦中止し、1969に一年だけ復活させ、賞の授与を中止した。

UPI通信社カムバック賞
シーズン 選手名 ポジション チーム
1962 フランク・ギフォード英語版 ワイドレシーバー ニューヨーク・ジャイアンツ
1963 エド・ブラウン英語版 クォーターバック ピッツバーグ・スティーラーズ
19641968: 選出なし
1969 ゲイル・セイヤーズ ランニングバック シカゴ・ベアーズ

スポーティングニュースNFLカムバック賞

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スポーティングニュースNFLカムバック賞
シーズン 選手名 ポジション チーム
2008 アントニオ・ブライアント英語版 ワイドレシーバー タンパベイ・バッカニアーズ
2009 ヴィンス・ヤング クォーターバック テネシー・タイタンズ
2010 マイケル・ヴィック クォーターバック フィラデルフィア・イーグルス
2011 プラキシコ・バーレス英語版 ワイドレシーバー ニューヨーク・ジェッツ
2012 エイドリアン・ピーターソン ランニングバック ミネソタ・バイキングス
2013 ダレル・リーヴィス コーナーバック タンパベイ・バッカニアーズ
2014 ロブ・グロンコウスキー タイトエンド  ニューイングランド・ペイトリオッツ
2015 カーソン・パーマー クォーターバック アリゾナ・カージナルス
2016 ジョーディ・ネルソン英語版 ワイドレシーバー グリーンベイ・パッカーズ
2017 キーナン・アレン ワイドレシーバー ロサンゼルス・チャージャーズ
2018 アンドリュー・ラック クォーターバック インディアナポリス・コルツ
2019 ジミー・ガロポロ クォーターバック サンフランシスコ・フォーティナイナーズ
2020 アレックス・スミス クォーターバック ワシントン・フットボールチーム
2021 ジョー・バロウ クォーターバック シンシナティ・ベンガルズ

脚注

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外部リンク

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