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高木真一 (レーサー)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
高木 真一
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1970-05-06) 1970年5月6日(54歳)
出身地 山口県柳井市
SUPER GTでの経歴
デビュー 2005
所属 K-tunes racing
車番 96
過去所属 ARTA,apr
出走回数 140
優勝回数 15
ポールポジション 17
過去参加シリーズ
1998-2004 全日本GT選手権
選手権タイトル
2002
2019
全日本GT選手権 (GT300)
SUPER GT (GT300)

高木 真一(たかぎ しんいち、1970年5月6日 - )は、山口県柳井市出身のレーシングドライバー

略歴

[編集]

1990年鈴鹿フレッシュマンレースのホンダ・シビッククラスでレースデビュー。

1993年から2年間FJ1600に参戦[1]。1995年に英国フォーミュラ・ボクスホールで修行した後、山口県のディーラーでメンテナンスの仕事をしつつ、1997年フォーミュラ・トヨタWEST(西日本シリーズ)で全戦優勝でチャンピオンを獲得[2]

1998年に全日本GT選手権(JGTC)GT500クラスへスープラINGINGよりGTデビュー。翌1999年にはGT300クラスへ土屋エンジニアリングよりトヨタ・MR2をドライブし、チームタイトルを獲得した。

2001年以降はARTAよりトヨタ・MR-Sで参戦、2010年まで新田守男とコンビを組み、翌2002年にはチャンピオンに輝く。2003年からはASL・ガライヤに車両を変更し、2004年は惜しくも1ポイント差でシリーズ2位となった。2005年もARTAで活躍し、シリーズ3位という好成績を収めた。2006年はaprからMR-Sで参戦している。2007年から2012年までは再度車両をガライヤに変更し、2008年と2010年にシリーズ2位となった。

同期間はスーパー耐久でもARTAの助っ人として毎年十勝24時間レースに参戦していた。

2013年にレギュレーションの変更によりガライヤが使用出来なくなったためホンダ・CR-Zで、2016年からはBMW・M6 GT3で参戦している。2018年第2戦富士で通算19勝目をあげ、GT300クラス最多勝利を更新した。

2019年はホンダ・NSX GT3へとスイッチし、49歳にして17年ぶり2度目となるGT300クラス王者に輝いた。

レーシングドライバーとして参戦のほか、レーシングチーム『Bionic Jack Racing』を立ち上げ、レーシングカーのメンテナンスや若手育成を行っている。なお『Bionic Jack』は高木のニックネームに由来する[3]


人物

[編集]
  • 釣りに熱中していることで知られる。川から海まで幅広い経験を持ち、稀に釣りメディアにも登場する。
  • 同時期に英国にレース留学していた横山崇眞田清裕舘信吾と仲が良かった。その3名ともこの世を去っている。
  • 若手の指導係としても定評があり、これまで福住仁嶺大湯都史樹等がGT500にステップアップしている。
  • 2001年から2010年まで長年コンビを組んだ新田守男とは言葉を交わさずとも意思疎通が計れる程信頼し合うパートナー関係だった。2011年からは新田がARTAを離れ、それからは別々のチームでを戦っていたが、2022年からは新田の在籍するK-tunesに移籍し再び新田とコンビを組む。これは鈴木亜久里監督から「若手の指導係に回ってほしい」との誘いを断り「最後は新田さんと組みたい」と志願しての移籍であった。

レース戦績

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全日本GT選手権/SUPER GT

[編集]
チーム 使用車両 クラス 1 2 3 4 5 6 7 8 9 順位 ポイント
1998年 INGING トヨタ・スープラ GT500 SUZ
Ret
FSW
C
SEN
Ret
FSW
13
TRM
Ret
MIN
6
SUG
PO
18位 6
1999年 MOMOCORSE Racing Team with Tsuchiya トヨタ・MR2 GT300 SUZ FSW
1
SUG
2
MIN
2
FSW
5
TAI
Ret
TRM
3
3位 70
2000年 Super AUTOBACS Racing with A’PEX トヨタ・MR-S GT300 TRM FSW SUG FSW
6
TAI
Ret
MIN
14
SUZ
1
12位 26
2001年 ARTA with A’PEX GT300 TAI
1
FSW
3
SUG
Ret
FSW
5
TRM
Ret
SUZ
Ret
MIN
Ret
7位 40
2002年 GT300 TAI
1
FSW
Ret
SUG
17
SEP
2
FSW
4
TRM
5
MIN
5
SUZ
4
1位 75
2003年 AUTOBACS RACING TEAM AGURI ASL・ガライヤ GT300 TAI
19
FSW
3
SUG
4
FSW
10
FSW
6
TRM
2
AUT
5
SUZ
NC
7位 55
2004年 GT300 TAI
2
SUG
5
SEP
21
TOK
1
TRM
1
AUT
2
SUZ
2
2位 92
2005年 GT300 OKA
10
FSW
2
SEP
1
SUG
18
TRM
3
FSW
Ret
AUT
2
SUZ
8
3位 74
2006年 apr トヨタ・MR-S GT300 SUZ
Ret
OKA
9
FSW
2
SEP
Ret
SUG
5
SUZ
3
TRM
10
AUT
Ret
FSW
1
5位 60
2007年 AUTOBACS RACING TEAM AGURI ASL・ガライヤ GT300 SUZ
18
OKA
17
FSW
1
SEP
Ret
SUG
Ret
SUZ
2
TRM
3
AUT
5
FSW
7
4位 66
2008年 GT300 SUZ
5
OKA
1
FSW
7
SEP
12
SUG
1
SUZ
Ret
TRM
9
AUT
2
FSW
9
2位 77
2009年 GT300 OKA
2
SUZ
5
FSW
1
SEP
10
SUG
9
SUZ
2
FSW
7
AUT
4
TRM
14
5位 71
2010年 GT300 SUZ
Ret
OKA
6
FSW
2
SEP
2
SUG
6
SUZ
2
FSW
C
TRM
12
2位 55
2011年 GT300 OKA
20
FSW
6
SEP
5
SUG
3
SUZ
20
FSW
12
AUT
13
TRM
7
12位 26
2012年 GT300 OKA
8
FSW
4
SEP
9
SUG
9
SUZ
4
FSW
5
AUT
17
TRM
21
9位 33
2013年 ホンダ・CR-Z GT300 OKA
12
FSW
19
SEP
1
SUG
1
SUZ
Ret
FSW
16
AUT
16
TRM
15
7位 40
2014年 GT300 OKA
6
FSW
18
AUT
1
SUG
16
FSW
22
SUZ
16
CHA
13
TRM
12
11位 25
2015年 GT300 OKA
2
FSW
17
CHA
10
FSW
1
SUZ
12
SUG
12
AUT
6
TRM
4
6位 49
2016年 BMW M6 GT3 GT300 OKA
11
FSW
2
SUG
Ret
FSW
1
SUZ
14
CHA
3
TRM
Ret
TRM
DNQ
5位 48
2017年 GT300 OKA
5
FSW
17
AUT
3
SUG
Ret
FSW
1
SUZ
Ret
CHA
4
TRM
2
4位 61
2018年 GT300 OKA
6
FSW
1
SUZ
20
CHA
11
FSW
1
SUG
10
AUT
4
TRM
9
2位 62
2019年 ARTA ホンダ・NSX GT3 GT300 OKA
2
FSW
2
SUZ
6
CHA
9
FSW
6
AUT
6
SUG
1
TRM
4
1位 69.5
2020年 GT300 FSW
7
FSW
3
SUZ
26
TRM
7
FSW
2
SUZ
7
TRM FSW 7位 38
2021年 GT300 OKA
26
FSW
3
SUZ
7
TRM
23
SUG
2
AUT
20
TRM
2
FSW
24
4位 45
2022年 K-tunes racing レクサス・RC F GT3 GT300 OKA
27
FSW
6
SUZ
7
FSW
5
SUZ
25
SUG
9
AUT
8
MOT
6
16位 22.5
2023年 GT300 OKA
14
FSW
9
SUZ
22
FSW
23
SUZ
8
SUG
8
AUT
Ret
MOT
5
18位 15

脚注

[編集]

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]