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平中克幸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
平中 克幸
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1981-10-04) 1981年10月4日(43歳)
出身地 日本の旗 日本北海道札幌市
SUPER GTでの経歴
デビュー 2005年
所属 SHADE RACING
車番 20
過去所属 TOYOTA TEAM SARD
EPSON NAKAJIMA RACING
GAINER
出走回数 142
優勝回数 10
ポールポジション 4
過去参加シリーズ
2002年
2005年 - 2007年
2005年 - 2008年
2010年
2004年、2009年
十勝24時間レース

フォーミュラ・ニッポン

スーパー耐久

平中 克幸(ひらなか かつゆき、1981年10月4日[1] - )は、北海道札幌市出身のレーシングドライバー

プロフィール

[編集]
  • 身長:176cm
  • 体重:66kg
  • 血液型:Rh+B型

経歴

[編集]

小学6年生の時にカートレーシングに目覚め、14歳(1995年)でカートレースにデビューする。その後、順調に勝利を重ね、1998年には全日本カート選手権FAクラスにステップアップし、遠隔地からの参戦にも拘らずデビューウインを果たすなど活躍しシリーズ4位。翌年(1999年)はシリーズ6位となる。

2000年に十勝インターナショナルスピードウェイで行われたニッサンザウルスJr.レースで4輪デビュー。ポールポジションを獲得し、デビューウィンを飾る。また、フォーミュラトヨタレーシングスクール(FTRS)を受講しスカラシップを獲得した。

2001年にFTRSスカラシップ1期生としてフォーミュラ・トヨタに参戦してシリーズ4位。2002年には全日本F3選手権へとステップアップをする。

2003年から2年間、トヨタ・ヤングドライバーズ・プログラム(TDP)のバックアップを受けF3ユーロシリーズに参戦する。2005年からは国内戦へと復帰し、全日本選手権フォーミュラ・ニッポンSUPER GTに参戦した。また2006年に行われた第13回十勝24時間レースにおいて、トヨタ自動車が初めて実戦レースに持ち込んだ、ハイブリッドレーシングカーであるレクサス・GS450hをドライブしている。

平中のドライビングセンスや才能については評価は高かったものの、2005年の国内戦での復帰思わしい成績を上げられず、2008年にはホンダに移籍、2009年からはGT300に移って活躍している。2014年にはGAINERを初のチームタイトルに導いた。

レース戦績

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  • 1995年 - カートFP4クラス(シリーズチャンピオン)
  • 1996年 - カートFR2クラス(シリーズ7位)
  • 1997年 - カートFR2クラス(シリーズチャンピオン)
  • 1998年
    • 全日本カートFAクラス(シリーズ4位・2勝)
    • 全日本カート選手権FA東西統一戦(優勝)
  • 1999年 - 全日本カートFAクラス(シリーズ6位・2勝)
  • 2000年
    • ニッサン・ザウルスjrレース(日本平中自動車販売・ファインド/MA10E)(優勝)
    • FTRS受講(スカラシップ獲得)
  • 2001年 - フォーミュラ・トヨタシリーズ(TOM'S SPIRIT #8 ウルトラフロースカラシップFT/FT20)(シリーズ4位・1勝)
  • 2002年
    • 全日本F3選手権(TOM'S #37 TOM'S F302/ダラーラF302 3S-GE)(シリーズ5位)
    • F3マールボロ・マスターズ(スイス・レーシング #47)(決勝15位)
    • F3マカオGP(決勝4位)
    • F3コリア・スーパープリ(TOM'S #19/ダラーラF302・トヨタ3S-GE)(リタイア)
    • 富士GC-21スポーツカーレースシリーズ<スポット参戦>(#3 GC-21)(2勝)
    • 第9回十勝24時間レース(#59 FTRS ALTEZZA)(総合21位)
  • 2003年
    • フォーミュラ3・ユーロシリーズ(Prema Power Team)(シリーズ22位)
    • F3マカオGP(決勝3位)
    • F3コリアSP
  • 2004年
    • フォーミュラ3・ユーロシリーズ(Prema Power Team)(シリーズ5位)
    • 全日本F3選手権<Rd.19&20 スポット参戦>(TOM'S #1 WOODONE TOM'S F304/ダラーラF304 3S-GE)(シリーズ14位)
    • スーパー耐久シリーズ<Rd.6 スポット参戦>(#18 Kosei SPRIT ALTEZZA)クラス優勝(総合18位)
  • 2005年
    • 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン(TEAM CERUMO #11/ローラB351 MF308)(シリーズ13位)
    • SUPER GT・GT300クラス(TOYOTA TEAM CERUMO #52 プロジェクトμ太陽石油KUMHOセリカ/セリカ ZZT231 3S-GTE)(シリーズ15位)
    • 第12回十勝24時間レース(#37 ARTA F.O.Sアルテッツァ)クラス優勝(総合15位)
  • 2006年
    • 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン(ローラB06/51 HF386E)(ノーポイント)
      Rd.1~4まではDoCoMo TEAM DANDELION RACING(#41)より、Rd.5~9はEMS Racing(#17)より参戦。
    • SUPER GT・GT500クラス(TOYOTA TEAM SARD #66 triple a サードスープラGT/スープラ JZA80 3UZ-FE)(シリーズ23位)
    • 第13回十勝24時間レース・STクラス1(LEXUS team SARD #39 デンソー・レクサスGS450h)(総合17位)
  • 2007年
    • 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン(SG team 5ZIGEN #5/ローラB06/51 HF386E)(ノーポイント)
    • SUPER GT・GT500クラス(TOYOTA TEAM SARD #39 デンソーサードSC430/SC430 UZZ40 3UZ-FE)(シリーズ15位)
    • 第14回十勝24時間レース・GT-1クラス (DENSO SARD スープラ HV-R #039) (総合優勝)
  • 2008年
    • 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン(SG team 5ZIGEN #6/ローラB06/51 HF386E)(ノーポイント)
    • SUPER GT・GT500クラス(EPSON NAKAJIMA RACING #32 EPSON NSX/NSX NA2 C32B)(シリーズ10位)
    • SUPER LAP ATTACK in BUTTONWILLOW SPEEDWAY (バトンウイローのタイムアタック)
      エントラント:TEAM 5ZIGEN
      車両:HONDA ACCORD EURO R
      アンリミテッドFF/FFNA両クラス優勝
  • 2009年
    • SUPER GT・GT300クラス(JIMGAINER #11 JIMGAINER ADVAN F430/F430 F430SC F136)(シリーズ3位・1勝)
    • スーパー耐久シリーズ・ST-class3(TEAM 5ZIGEN #5 5ZIGEN NSX )(クラスチャンピオン・2勝)
  • 2010年
    • 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン(KCMG #18/スウィフト017.n RV8K)(シリーズ12位)
    • SUPER GT・GT300クラス(JIMGAINER #11 JIMGAINER DIXCEL DUNLOP F430/F430 F430SC F136GT)(シリーズ7位)

フォーミュラ

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全日本フォーミュラ3選手権

[編集]
チーム エンジン クラス 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 順位 ポイント
2002年 TOM'S トヨタ A TSU1
5
TSU2
5
SUZ1
3
SUZ2
10
FSW1
2
FSW1
Ret
MIN1
Ret
MIN2
5
TRM1
4
TRM2
3
SUZ1
9
SUZ2
7
SUG1
3
SUG2
DNS
SEN1
Ret
SEN2
2
TAI1
4
TAI2
3
TRM1
13
TRM2
3
5位 142
2004年 SUZ1 SUZ2 TSU1 TSU2 OKA1 OKA2 TRM1 TRM2 SUZ1 SUZ2 SUG1 SUG2 MIN1 MIN2 SEN1 SEN2 MIN1 MIN2 TRM1
3
TRM2
9
14位 14

F3・ユーロシリーズ

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エントラント シャシー エンジン 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 DC ポイント
2003年 プレマ・パワーチーム ダラーラ F303/007 スピース-オペル HOC
1

13
HOC
2

Ret
ADR
1

12
ADR
2

12
PAU
1

6
PAU
2

13
NOR
1

14
NOR
2

Ret
LMS
1

22
LMS
2

17
NÜR
1

8
NÜR
2

18
A1R
1

26
A1R
2

16
ZAN
1

10
ZAN
2

10
HOC
1

22
HOC
2

23
MAG
1

20
MAG
2

13
22位 4
2004年 ダラーラ F304/009 HOC
1

14
HOC
2

13
EST
1

19
EST
2

14
ADR
1

2
ADR
2

16
PAU
1

9
PAU
2

8
NOR
1

9
NOR
2

22
15位 9
ダラーラ F303/025 MAG
1

Ret
MAG
2

22
NÜR
1

24
NÜR
2

14
ZAN
1

10
ZAN
2

13
BRN
1

13
BRN
2

12
HOC
1

14
HOC
2

17

(key)

フォーミュラ・ニッポン

[編集]
チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 順位 ポイント
2005年 TEAM CERUMO TRM
8
SUZ
Ret
SUG
Ret
FSW
6
SUZ
Ret
MIN
Ret
FSW
6
TRM
12
SUZ
9
13位 2
2006年 DoCoMo TEAM DANDELION RACING FSW
17
SUZ
11
TRM
Ret
SUZ NC 0
EMS Racing AUT
15
FSW
14
SUG
Ret
TRM
Ret
SUZ
Ret
2007年 SG team 5ZIGEN FSW
Ret
SUZ
11
TRM
17
OKA
14
SUZ
18
FSW
14
SUG
11
TRM
17
SUZ
11
NC 0
2008年 FSW
Ret
SUZ
12
TRM
13
OKA
15
SUZ1 SUZ2 TRM1 TRM2 FSW1
15
FSW2
15
SUG
Ret
NC 0
2010年 KCMG SUZ
Ret
TRM
Ret
FSW
13
TRM
7
SUG
Ret
AUT
7
SUZ1
12
SUZ2
13
12位 4

(key)

SUPER GT

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チーム 使用車両 クラス 1 2 3 4 5 6 7 8 9 順位 ポイント
2005年 TOYOTA TEAM CERUMO トヨタ・セリカ GT300 OKA
11
FSW
14
SEP
12
SUG
8
TRM
14
FSW
Ret
AUT
8
SUZ
18
15位 7
2006年 TOYOTA TEAM SARD トヨタ・スープラ GT500 SUZ
11
OKA
13
FSW
11
SEP
13
SUG
Ret
SUZ
11
TRM
9
AUT
10
FSW
10
23位 13
2007年 レクサス・SC430 GT500 SUZ
Ret
OKA
12
FSW
8
SEP
13
SUG
6
SUZ
11
TRM
10
AUT
3
FSW
13
15位 21
2008年 EPSON NAKAJIMA RACING ホンダ・NSX GT500 SUZ
10
OKA
5
FSW
7
SEP
Ret
SUG
Ret
SUZ
11
TRM
5
AUT
2
FSW
4
10位 43
2009年 GAINER フェラーリ・F430 GT300 OKA
4
SUZ
4
FSW
Ret
SEP
8
SUG
3
SUZ
5
FSW
2
AUT
1
TRM
4
3位 79
2010年 フェラーリ・F430 GT2 GT300 SUZ
Ret
OKA
7
FSW
6
SEP
4
SUG
5
SUZ
8
FSW
C
TRM
4
7位 34
2011年 フェラーリ・458 GTE GT300 OKA
2
FSW
2
SEP
2
SUG
7
SUZ
4
FSW
22
AUT
2
TRM
3
2位 83
2012年 アウディ・R8 LMS ウルトラ GT300 OKA
1
FSW
5
SEP
7
SUG
6
SUZ
5
FSW
7
AUT
16
TRM
13
7位 47
2013年 メルセデス・ベンツ・SLS AMG GT3 GT300 OKA
1
FSW
6
SEP
3
SUG
13
SUZ
6
FSW
7
AUT
4
TRM
1
2位 80
2014年 GT300 OKA
3
FSW
2
AUT
3
SUG
Ret
FSW
2
SUZ
10
CHA
8
TRM
1
2位 78
2015年 GT300 OKA
12
FSW
3
CHA
4
FSW
3
SUZ
11
SUG
3
AUT
Ret
TRM
3
5位 52
2016年 メルセデスAMG・GT3 GT300 OKA
4
FSW
Ret
SUG
4
FSW
7
SUZ
Ret
CHA
9
TRM
4
TRM
10
9位 32
2017年 GT300 OKA
18
FSW
2
AUT
22
SUG
1
FSW
17
SUZ
9
CHA
8
TRM
7
6位 45
2018年 日産・GT-R NISMO GT3 GT300 OKA
5
FSW
3
SUZ
16
CHA
1
FSW
22
SUG
19
AUT
6
TRM
5
5位 48
2019年 GT300 OKA
21
FSW
1
SUZ
9
CHA
8
FSW
9
AUT
15
SUG
22
TRM
1
3位 48
2020年 GT300 FSW
2
FSW
21
SUZ
1
TRM
6
FSW
10
SUZ
15
TRM
9
FSW
18
6位 43
2021年 GT300 OKA
4
FSW
16
SUZ
26
TRM
2
SUG
10
AUT
5
TRM
8
FSW
8
7位 38
2022年 SHADE RACING トヨタ・GR86 GT300 OKA
14
FSW
20
SUZ
DNS
FSW
Ret
SUZ
7
SUG
23
AUT
9
MOT
21
27位 6
2023年 GT300 OKA
Ret
FSW
12
SUZ
10
FSW
15
SUZ
18
SUG
2
AUT
13
MOT
14
16位 16

エピソード

[編集]
  • FTRSの同期には片岡龍也がいる。
  • 2004年のF1ブラジルGPの前にトヨタのF1マシン(TF104/03)をテストドライブする経験を積む。
  • 2005年のSUPER GTのエントリーはトヨタの若手育成プロジェクトであるTEAM TAKEUCHIからである。
  • 2014年のスーパーGT最終戦で勝利したもののタイトルを逃し、表彰台では勝者でありながらついぞ笑顔を見せなかった。このことを「プロ意識に欠ける」と非難する声、「闘志むき出しでいい」と評価する声と賛否両論であった。なおこの後計算ミスでチームタイトルは獲得できていたことが判明した。

脚注

[編集]
  1. ^ ドライバー情報・平中克幸 TOYOTA GR 2022年

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]