飛田給駅
飛田給駅 | |
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北口(2013年5月) | |
とびたきゅう Tobitakyū (味の素スタジアム前) (Ajinomoto Stadium) | |
◄KO19 西調布 (0.7 km) (1.1 km) 武蔵野台 KO21► | |
所在地 | 東京都調布市飛田給一丁目42-11 |
駅番号 | KO20 |
所属事業者 | 京王電鉄 |
所属路線 | ■京王線 |
キロ程 | 17.7 km(新宿起点) |
駅構造 | 地上駅(橋上駅)[1] |
ホーム | 2面3線 |
乗降人員 -統計年度- |
[京王 1]25,467人/日 -2023年- |
開業年月日 | 1916年(大正5年)9月1日 |
飛田給駅(とびたきゅうえき)は、東京都調布市飛田給一丁目にある、京王電鉄京王線の駅である。京王中央管区所属[2]。駅番号はKO20。副駅名は味の素スタジアム前[3](あじのもとスタジアムまえ)で、同スタジアム最寄駅である。
歴史
[編集]年表
[編集]- 1916年(大正5年)9月1日:京王電気軌道(現・京王電鉄)の駅として開設[4]。
- 1944年(昭和19年)5月31日:東急電鉄(大東急)が京王電気軌道を吸収合併[5]、同社京王線の駅となる。
- 1948年(昭和23年)6月1日:東急から京王帝都電鉄が分離、同社の駅となる[6]。
- 2001年(平成13年)
- 2013年(平成25年)2月22日:快速の停車駅となる[9]。
- 2018年(平成30年)9月29日:列車接近メロディをFC東京応援歌である「You'll Never Walk Alone」と「東京ブギウギ」に変更[10]。
- 2019年(平成31年・令和元年)
- 2020年(令和2年)5月24日:1番線ホームドア使用開始[12][14]。
駅名の由来
[編集]駅所在地に因む。荘園制時代、この地は「
また別の伝承では、武蔵国悲田院給田地であることから、
駅構造
[編集]飛田給駅 配線図 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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単式・島式ホーム2面3線を有する地上駅。橋上駅舎を備える。改札口から地上への出口は線路の南北に各1か所あり、駅舎内に自由通路が設置されている[1]。橋上駅舎化の際、観客輸送に対応するため上下線のホームが従来の最大4.8mから上り線7.0m、下り線8.9mと拡幅された[7][1]。
上りホーム(2・3番線)は島式であり、2003年(平成15年)12月1日のダイヤ改定から、平日朝ラッシュ時に待避線(3番線)を利用して急行・通勤快速の通過待避が行われるようになった。
2006年(平成18年)9月1日のダイヤ改定からは土曜・休日の午後から夕方までの時間帯にも特急・準特急・急行の通過待避が行われるようになった。このダイヤ改定は土曜・休日の午後から夕方までの時間帯に多摩動物公園から新宿まで運転する急行(定期列車3本)と東京競馬開催日に運行される府中競馬正門前から新宿までの急行(臨時列車5本)が設定されたことに関係するもので、臨時列車が運転されない場合は特急・準特急のみの通過待避となり、後述のように特急・準特急・急行が当駅に臨時停車する場合は、当駅で特急・準特急・急行と各駅停車の緩急接続が行われている。
2012年(平成24年)8月19日 - 2013年(平成25年)2月21日までは、調布駅付近の地下化工事完了に伴い、相模原線内折返し各停をつつじヶ丘駅まで回送させる影響で早朝深夜を除くほぼ終日で通過待避が行われていた。このため、2番線から発車する列車がない時間帯には発車標に3番線から発車する旨が表示されていた。
2013年(平成25年)2月22日ダイヤ改定で相模原線折返し運用が大幅に減り、当駅で待避する列車が大幅に削減されている。但し、平日ダイヤ朝ラッシュ時と休日ダイヤの夕方に一部の列車で通過待避が引き続き行われている。
トイレは2F改札口内と北口1Fの駅舎外側にあり、いずれもユニバーサルデザインの一環として「だれでもトイレ」を併設している。
同駅のコンコースにはサッカーボールのモニュメントが吊るしてある。
京王電鉄は、最寄りのスポーツ施設が会場となるラグビーワールドカップ2019や2020年東京オリンピックに備えて、ホームドア設置やエレベーター増設、トイレ刷新など駅をリニューアルする計画を発表した[15]。その後、2019年(令和元年)3月より2番線[11]、8月より3番線[13]、2020年(令和2年)5月より1番線[14]ホームドアが使用開始した。
橋上駅舎建設前は相対式ホーム2面2線を有する形態で、駅舎は線路北側に立地し各ホーム間は地下道により連絡していた。
2018年(平成30年)9月29日より、FC東京のホームスタジアムである味の素スタジアムの最寄駅であることや、クラブ創設20周年を記念して、FC東京応援歌に因んだ接近メロディを使用開始した[10]。下り(1番線)は、得点時に歌われる「東京ブギウギ」、上り(2・3番線)は試合開始前に歌われる「You'll Never Walk Alone」が使用されている[10]。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 京王線 | 下り | 京王八王子・高尾山口・多摩動物公園方面 |
2・3 | 上り | 調布・明大前・笹塚・新宿・ 都営新宿線方面 |
運転番線 | 営業番線 | ホーム | 新宿方面着発 | 京王八王子・高尾山口方面着発 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 10両分 | 到着可 | 出発可 | 下り本線 |
2 | 2 | 10両分 | 到着・出発可 | 到着・出発可 | 上り主本線 |
3 | 3 | 10両分 | 出発可 | 到着可 | 上り副本線 |
-
南口(2013年4月)
-
改札口(2013年4月)
-
ホーム(2022年5月)
-
旧臨時きっぷうりば(2009年11月)
-
「ラグビーワールドカップ2019」開幕戦当日の外観(2019年9月20日撮影)
利用状況
[編集]2023年度(令和5年度)の1日平均乗降人員は25,467人である[京王 1]。
近年の1日平均乗降・乗車人員の推移は以下の通り。
年度 | 1日平均 乗降人員[17] |
1日平均 乗車人員[18] |
出典 |
---|---|---|---|
1955年(昭和30年) | 1,498 | ||
1960年(昭和35年) | 2,675 | ||
1965年(昭和40年) | 6,275 | ||
1970年(昭和45年) | 7,975 | ||
1975年(昭和50年) | 9,917 | ||
1980年(昭和55年) | 9,387 | ||
1985年(昭和60年) | 10,577 | ||
1990年(平成 | 2年)12,350 | 6,129 | [* 1] |
1991年(平成 | 3年)6,301 | [* 2] | |
1992年(平成 | 4年)6,460 | [* 3] | |
1993年(平成 | 5年)6,436 | [* 4] | |
1994年(平成 | 6年)6,274 | [* 5] | |
1995年(平成 | 7年)12,564 | 6,216 | [* 6] |
1996年(平成 | 8年)6,074 | [* 7] | |
1997年(平成 | 9年)6,049 | [* 8] | |
1998年(平成10年) | 6,071 | [* 9] | |
1999年(平成11年) | 6,096 | [* 10] | |
2000年(平成12年) | 13,068 | 6,682 | [* 11] |
2001年(平成13年) | [19]16,590 | 9,058 | [* 12] |
2002年(平成14年) | 9,674 | [* 13] | |
2003年(平成15年) | 18,478 | 10,011 | [* 14] |
2004年(平成16年) | 19,091 | 10,301 | [* 15] |
2005年(平成17年) | 20,888 | 10,951 | [* 16] |
2006年(平成18年) | 21,120 | 10,532 | [* 17] |
2007年(平成19年) | 21,573 | 10,656 | [* 18] |
2008年(平成20年) | 23,637 | 11,729 | [* 19] |
2009年(平成21年) | 23,111 | 11,419 | [* 20] |
2010年(平成22年) | 23,467 | 11,575 | [* 21] |
2011年(平成23年) | 23,145 | 11,410 | [* 22] |
2012年(平成24年) | 23,784 | 11,729 | [* 23] |
2013年(平成25年) | [19]23,476 | 11,603 | [* 24] |
2014年(平成26年) | 24,948 | 12,323 | [* 25] |
2015年(平成27年) | 24,618 | 12,117 | [* 26] |
2016年(平成28年) | 24,364 | 12,022 | [* 27] |
2017年(平成29年) | 26,779 | 13,214 | [* 28] |
2018年(平成30年) | 29,978 | 14,833 | [* 29] |
2019年(令和元年) | 28,284 | 13,926 | [* 30] |
2020年(令和 | 2年)16,424 | 8,093 | [* 31] |
2021年(令和 | 3年)[京王 2]18,854 | 9,378 | [* 32] |
2022年(令和 | 4年)[京王 3]22,229 | ||
2023年(令和 | 5年)[京王 1]25,467 |
駅周辺
[編集]北口は小さなロータリーになっており、路線バス停留所がある。駅南口の再開発により2017年(平成29年)には南口側にもロータリーが完成し、北口を発着する路線バスの一部が南口を発着するように変更された。
隣の西調布駅との駅間距離は700メートルしかない。味の素スタジアムや武蔵野の森総合スポーツプラザでの試合やイベント開催後は、徒歩で西調布駅へ移動すると、混雑回避に利用可能。ただし、当駅は混雑が予想される日に特急等を臨時停車させているのに対して、西調布駅は終日各停と快速のみの停車であり、利用区間によっては速達性に優れない場合もある。
施設・名跡等
[編集]- 北口方面
- 武蔵野の森オリンピック・パラリンピックパーク[20]
- 東京スタジアム(味の素スタジアム)
- 武蔵野の森総合スポーツプラザ
- 武蔵野の森公園
- 調布飛行場:旅客ターミナルビルからは路程で3キロメートル程度離れている。
- 警察大学校
- 警視庁警察学校
- 東京都立府中特別支援学校
- 東京都立府中朝日特別支援学校
- 榊原記念病院
- 調布飛田給郵便局
- 軽自動車検査協会 東京主管事務所多摩支所
- スーパースポーツゼビオ 調布東京スタジアム前店
- マルエツ 飛田給店
- 南口方面
- 鹿島建設技術研究所:飛田給2。
- 生長の家本部 練成道場:飛田給2。
- 調布市立飛田給小学校:飛田給3。
- 東京都立府中東高等学校:府中市押立町4。
バス路線
[編集]飛田給駅北口(京王バス)
飛田給駅南口(調布市ミニバス)
- ミニバス西路線(調43) 京王多摩川駅経由 調布駅南口行
隣の駅
[編集]- 東京スタジアムおよび武蔵野の森スポーツプラザでの試合・イベント開催時には特急・急行が臨時停車する他、試合・興行終了時間に合わせて当駅始発の上り臨時列車を運行することがある。
- 座席指定列車の京王ライナーは上記のイベント開催時も原則として臨時停車しないが、過去には一部便が臨時停車した例がある。
- 東京競馬場で東京優駿(日本ダービー)・天皇賞(秋)・ジャパンカップが開催される日に、府中競馬正門前駅から当駅止まりの臨時急行列車が運行されたことがあり、当駅で各停に接続していた[注 3]。
- イベントなどの開催時には、通常の停車駅との間にある以下の駅に停車することがある。
- 東京競馬開催時には、一部の特急が東府中駅に停車する(同駅で府中競馬正門前行に接続)。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e “京王 開放感あふれる空間 飛田給駅橋上駅舎が完成”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 3. (2001年3月9日)
- ^ 京王電鉄鉄道営業部管理課「駅管区・乗務区のあらまし」『鉄道ピクトリアル』第64巻第8号(通巻893号)、電気車研究会、2014年8月10日、43頁、ISSN 0040-4047。
- ^ “「原宿駅」地下鉄も名乗ります 若者狙い「第二の駅名」 東京メトロ・明治神宮前駅”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 15. (2010年2月10日)
- ^ 『京王電気軌道株式会社三十年史』(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 東急50年史、p.273。
- ^ 東急50年史、p.391。
- ^ a b c 『京王線飛田給(とびたきゅう)駅の改良工事が完成 〜東京スタジアムの最寄り駅が生まれ変わります〜』(プレスリリース)京王電鉄、2001年3月5日。オリジナルの2004年6月5日時点におけるアーカイブ 。2021年5月4日閲覧。
- ^ “グッドデザイン賞 京王電鉄・東京スタジアム前駅が受賞”. 毎日新聞 (毎日新聞社): p. 22. (2001年10月2日)
- ^ 『ダイヤ改定予告 2月22日、京王線・井の頭線のダイヤを刷新します。』(PDF)(プレスリリース)京王電鉄、2012年11月5日。オリジナルの2019年5月8日時点におけるアーカイブ 。2020年4月12日閲覧。
- ^ a b c 『9月29日(土)始発から京王線飛田給駅の列車接近メロディーがFC東京の応援歌に変わります!』(PDF)(プレスリリース)京王電鉄 / 調布市、2018年8月30日。オリジナルの2018年9月1日時点におけるアーカイブ 。2020年4月12日閲覧。
- ^ a b 『ラグビーワールドカップ2019などの国際的なスポーツイベントに向けて飛田給駅において新設するホームドア・増設するエレベーターおよびリニューアルする駅トイレの使用を開始します!』(PDF)(プレスリリース)京王電鉄、2019年3月12日。オリジナルの2019年6月8日時点におけるアーカイブ 。2020年4月12日閲覧。
- ^ a b “京王ハンドブック2020 > 年表” (PDF). 京王電鉄広報部. pp. 122 - 123 (2020年8月). 2020年12月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月3日閲覧。
- ^ a b “移動等円滑化取組計画書”. 京王電鉄. (2019年12月25日) 2020年6月28日閲覧。
- ^ a b 『2020年度の鉄道事業設備投資に総額225億円』(PDF)(プレスリリース)京王電鉄、2020年11月2日。オリジナルの2020年11月2日時点におけるアーカイブ 。2021年1月13日閲覧。
- ^ 『ラグビーワールドカップ2019などの国際的なスポーツイベントに向けて飛田給駅で駅施設改良工事を実施します 〜ホームドア設置・エレベーター増設工事等〜』(PDF)(プレスリリース)京王電鉄、2017年10月26日。オリジナルの2017年11月7日時点におけるアーカイブ 。2020年4月12日閲覧。
- ^ 調布市統計書 - 調布市
- ^ レポート - 関東交通広告協議会
- ^ 東京都統計年鑑 - 東京都
- ^ a b 京王電鉄鉄道営業部運転課「輸送と運転 近年の動向」『鉄道ピクトリアル』第64巻第8号(通巻893号)、電気車研究会、2014年8月10日、27頁、ISSN 0040-4047。
- ^ “「オリンピック・パラリンピックパーク」をレガシーに かけがえのない感動と記憶を、次世代へ”. 東京都生活文化スポーツ局 (2022年7月21日). 2023年10月6日閲覧。
- ^ “ニュース|FC東京オフィシャルホームページ”. www.fctokyo.co.jp. 2023年7月26日閲覧。
- ^ “ニュース|FC東京オフィシャルホームページ”. www.fctokyo.co.jp. 2024年11月2日閲覧。
- 東京都統計年鑑
- ^ 東京都統計年鑑(平成2年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成3年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成23年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成24年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成25年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成26年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成27年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成28年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成29年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成30年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成31年・令和元年)
- ^ 東京都統計年鑑(令和2年)
- ^ 東京都統計年鑑(令和3年)
- 京王電鉄の1日平均利用客数
参考文献
[編集]東京急行電鉄株式会社社史編纂事務局 編『東京急行電鉄50年史』東京急行電鉄、1973年4月。