「ハリー・ポッターと死の秘宝」の版間の差分
タグ: サイズの大幅な増減 |
|||
(13人の利用者による、間の38版が非表示) | |||
1行目: | 1行目: | ||
{{Pathnav|ハリー・ポッターシリーズ|frame=1}} |
{{Pathnav|ハリー・ポッターシリーズ|frame=1}} |
||
{{Expand English|Harry Potter and the Deathly Hallows|date=2021年1月}} |
|||
{{ウィキプロジェクト ハリーポッターシリーズ}} |
{{ウィキプロジェクト ハリーポッターシリーズ}} |
||
{{基礎情報 書籍 |
{{基礎情報 書籍 |
||
6行目: | 5行目: | ||
| orig_title = Harry Potter and the Deathly Hallows |
| orig_title = Harry Potter and the Deathly Hallows |
||
| image = Deathly Hallows Sign.svg |
| image = Deathly Hallows Sign.svg |
||
| image_size = |
| image_size = 200 |
||
| image_caption = 物語に登場する「[[ハリー・ポッターシリーズの用語一覧#死の秘宝|死の秘宝]]」のシンボルマーク |
| image_caption = 物語に登場する「[[ハリー・ポッターシリーズの用語一覧#死の秘宝|死の秘宝]]」のシンボルマーク |
||
| author = [[J・K・ローリング]] |
| author = [[J・K・ローリング]] |
||
34行目: | 33行目: | ||
[[セブルス・スネイプ]]が放った[[ハリー・ポッターシリーズの魔法一覧#アバダ・ケダブラ|死の呪い]]によって[[ハリー・ポッターシリーズの地理#ホグワーツ魔法魔術学校|ホグワーツ]]校長・[[アルバス・ダンブルドア]]は死亡し、[[死喰い人]]として帰還したスネイプは、[[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ドラコ・マルフォイ|ドラコ・マルフォイ]]たちを連れて姿を消した。 |
[[セブルス・スネイプ]]が放った[[ハリー・ポッターシリーズの魔法一覧#アバダ・ケダブラ|死の呪い]]によって[[ハリー・ポッターシリーズの地理#ホグワーツ魔法魔術学校|ホグワーツ]]校長・[[アルバス・ダンブルドア]]は死亡し、[[死喰い人]]として帰還したスネイプは、[[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ドラコ・マルフォイ|ドラコ・マルフォイ]]たちを連れて姿を消した。 |
||
スネイプに敗れた[[ハリー・ポッター (架空の人物)|ハリー・ポッター]]は、7年生に進級するはずだったが、[[ハリー・ポッターと謎のプリンス|前年]]にダンブルドアがハリーに遺した、[[ヴォルデモート]]を滅ぼす唯一の手段である「[[ハリー・ポッターシリーズの用語一覧#ホークラックス|分霊箱]]」の破壊という仕事を遂行するため、学校には戻らず、親友の[[ロン・ウィーズリー|ロン]]や[[ハーマイオニー・グレンジャー|ハーマイオニー]]とともに旅に出る。しかし、困難な旅のなかで仲間割れが起きる。苛立ったハリーは謎の遺言や、中途半端なヒントしか残さなかったダンブルドアに対して、疑念と不信感を強めていく。 |
スネイプに敗れた[[ハリー・ポッター (架空の人物)|ハリー・ポッター]]は、7年生に進級するはずだったが、[[ハリー・ポッターと謎のプリンス|前年]]にダンブルドアがハリーに遺した、[[ヴォルデモート]]を滅ぼす唯一の手段である「[[ハリー・ポッターシリーズの用語一覧#ホークラックス|分霊箱]]」の破壊という仕事を遂行するため、学校には戻らず、親友の[[ロン・ウィーズリー|ロン]]や[[ハーマイオニー・グレンジャー|ハーマイオニー]]とともに旅に出る。しかし、困難な旅のなかで仲間割れが起きる。苛立ったハリーは謎の遺言や、中途半端なヒントしか残さなかったダンブルドアに対して、疑念と不信感を強めていく。そんなとき、突如ハリーの頭のなかにヴォルデモートの動向が映し出される。ヴォルデモートはとある杖を手に入れるために、杖作りの[[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#グレゴロビッチ|マイキュー・グレゴロビッチ]]の店を襲撃してその記憶を覗き込み、謎の青年にその杖を奪われていたことを知り、命乞いをするグレゴロビッチを殺害する。 |
||
ハリーたちが旅をしている間にも、ヴォルデモートと彼の率いる死喰い人の一大集団は着々と勢力を伸ばしていた。ヴォルデモートたちによって[[ハリー・ポッターシリーズの地理#イギリス魔法省本庁|魔法省]]は乗っ取られ、魔法大臣の[[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ルーファス・スクリムジョール|ルーファス・スクリムジョール]]が殺害される。それによって、ホグワーツも死喰い人のスネイプが校長になるといった、数々の異変が起きる。 |
ハリーたちが旅をしている間にも、ヴォルデモートと彼の率いる死喰い人の一大集団は着々と勢力を伸ばしていた。ヴォルデモートたちによって[[ハリー・ポッターシリーズの地理#イギリス魔法省本庁|魔法省]]は乗っ取られ、魔法大臣の[[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ルーファス・スクリムジョール|ルーファス・スクリムジョール]]が殺害される。それによって、ホグワーツも死喰い人のスネイプが校長になるといった、数々の異変が起きる。そしてハリーたちは[[ハリー・ポッターシリーズの地理#ゴドリックの谷|ゴドリックの谷]]を訪れ、手がかりを探す途中で、ダンブルドア家と強い繋がりを持つ魔法史家の[[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#バチルダ・バグショット|バチルダ・バグショット]]と出会う。バチルダの屋敷でハリーはグレゴロビッチの過去の記憶に登場した謎の青年の写真を見つけるが、バチルダはすでに殺害されてヴォルデモートの蛇[[ハリー・ポッターシリーズの魔法生物一覧#ナギニ|ナギニ]]が化けており、ハリーたちはこれを退けてゴドリックの谷を離れる。 |
||
また、死喰い人はヴォルデモートの命令で、ハリーを探していた。ハリーたちは、分霊箱の手がかりを探す途中で「[[ハリー・ポッターシリーズの用語一覧#死の秘宝|死の秘宝]]」の伝説を知る。ほとんど知られていない古い物語に記された秘宝の話が本当であるならば、ヴォルデモートは分霊箱以上の力を手に入れることになる。ダンブルドア校長がハーマイオニーに託した『[[吟遊詩人ビードルの物語]]』に、ホグワーツのレイブンクロー寮に所属するハリーたちの親友の女子生徒の[[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ルーナ・ラブグッド|ルーナ・ラブグッド]]の父が首から提げた印と同じものが書き込んであったことを思い出したハリーたちは、[[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ゼノフィリウス・ラブグッド|ルーナの父]]に会いに行く。その印は『吟遊詩人ビードルの物語』のなかの「3人兄弟の物語」に出てくる[[ハリー・ポッターシリーズの用語一覧#ニワトコの杖|ニワトコの杖]]、[[ハリー・ポッターシリーズの用語一覧#蘇りの石|蘇りの石]]、[[ハリー・ポッターシリーズの用語一覧#透明マント|透明マント]]という、3つの[[ハリー・ポッターシリーズの用語一覧#死の秘宝|死の秘宝]]のことを示していた。 |
また、死喰い人はヴォルデモートの命令で、ハリーを探していた。ハリーたちは、分霊箱の手がかりを探す途中で謎の青年の正体がダンブルドアの親友の闇の魔法使い、[[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ゲラート・グリンデルバルド|ゲラート・グリンデルバルド]]であることを知るとともに、「[[ハリー・ポッターシリーズの用語一覧#死の秘宝|死の秘宝]]」の伝説を知る。ほとんど知られていない古い物語に記された秘宝の話が本当であるならば、ヴォルデモートは分霊箱以上の力を手に入れることになる。ダンブルドア校長がハーマイオニーに託した『[[吟遊詩人ビードルの物語]]』に、ホグワーツのレイブンクロー寮に所属するハリーたちの親友の女子生徒の[[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ルーナ・ラブグッド|ルーナ・ラブグッド]]の父が首から提げた印と同じものが書き込んであったことを思い出したハリーたちは、[[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ゼノフィリウス・ラブグッド|ルーナの父]]に会いに行く。その印は『吟遊詩人ビードルの物語』のなかの「3人兄弟の物語」に出てくる[[ハリー・ポッターシリーズの用語一覧#ニワトコの杖|ニワトコの杖]]、[[ハリー・ポッターシリーズの用語一覧#蘇りの石|蘇りの石]]、[[ハリー・ポッターシリーズの用語一覧#透明マント|透明マント]]という、3つの[[ハリー・ポッターシリーズの用語一覧#死の秘宝|死の秘宝]]のことを示していた。 |
||
しかし、ハリーたちがラブグッド家に着いたときにはルーナは連れ去られており、死喰い人がルーナの父の家を攻撃 |
しかし、ハリーたちがラブグッド家に着いたときにはルーナは連れ去られており、死喰い人がルーナの父の家を攻撃する。一方ヴォルデモートはニワトコの杖を求め、オーストリアの[[ハリー・ポッターシリーズの地理#ヌルメンガード|ヌルメンガード城]]に幽閉されているグリンデルバルドのもとを訪れるが、はぐらかされたうえで「お前は勝てない」と予言され、グリンデルバルドを殺害する。ハリーたちはいったんは脱出するもののすぐに捕まり、死喰い人の本拠地であるマルフォイの館に連れて行かれる。ハリーとロンは地下牢に監禁され、同じく監禁されていたルーナと再会する。屋敷しもべ妖精・[[ハリー・ポッターシリーズの魔法生物一覧#ドビー|ドビー]]の手を借りて脱出に成功するが、ドビーは攻撃を受けて命を落とし、ハリーはドビーを埋葬する。そのころヴォルデモートは、ダンブルドア校長の墓を暴き、ニワトコの杖を手に入れる。 |
||
ヴォルデモートは以前にも増して強力な存在となり、世界を恐怖に陥れる。宿敵であるハリーを殺すために、ヴォルデモートは死喰い人を総動員してホグワーツ魔法学校を包囲する。その間、ハリーは分霊箱を探し、見つかった箱をことごとく破壊していく。ダンブルドアのいなくなった学校は今や風前の灯火となり、ほかの教師たちがなんとか攻撃を防ぎ持ちこたえていたが、多くの学生や教師たちは闇の力に圧倒される。 |
ヴォルデモートは以前にも増して強力な存在となり、世界を恐怖に陥れる。宿敵であるハリーを殺すために、ヴォルデモートは死喰い人を総動員してホグワーツ魔法学校を包囲する。その間、ハリーは分霊箱を探し、見つかった箱をことごとく破壊していく。ダンブルドアのいなくなった学校は今や風前の灯火となり、ほかの教師たちがなんとか攻撃を防ぎ持ちこたえていたが、多くの学生や教師たちは闇の力に圧倒される。 |
||
46行目: | 45行目: | ||
ヴォルデモートはニワトコの杖の威力を試そうとするが、うまく作動しない。その原因が前の持ち主のダンブルドアを殺したスネイプであると予想したヴォルデモートは、彼を殺し持ち主の交代を図る。スネイプは死ぬ間際に、ハリーに自らの記憶を託す。その記憶は、スネイプがハリーの母である[[不死鳥の騎士団#リリー・ポッター|リリー]]を心から愛していたことを示していた。スネイプはリリーに恋をしていたが、ふたりはしだいに疎遠となっていき、気づけばリリーはスネイプと犬猿の仲である[[不死鳥の騎士団#ジェームズ・ポッター|ジェームズ]](ハリーの父)と付き合いはじめていた。それでも彼はずっとリリーを思い続けていたが、スネイプはホグワーツ卒業後に死喰い人となり、ヴォルデモートの傘下に入った。予言により7月の暮れにポッター夫妻に子どもが生まれ、それがヴォルデモートにとって脅威になると知ったスネイプは、ヴォルデモートにその予言を伝えた。それが原因でリリーが殺され、自分の行動を悔いたスネイプはダンブルドアの陣営に寝返り、二重スパイとして、生き残ったリリーの息子ハリーを守ることを決意した。 |
ヴォルデモートはニワトコの杖の威力を試そうとするが、うまく作動しない。その原因が前の持ち主のダンブルドアを殺したスネイプであると予想したヴォルデモートは、彼を殺し持ち主の交代を図る。スネイプは死ぬ間際に、ハリーに自らの記憶を託す。その記憶は、スネイプがハリーの母である[[不死鳥の騎士団#リリー・ポッター|リリー]]を心から愛していたことを示していた。スネイプはリリーに恋をしていたが、ふたりはしだいに疎遠となっていき、気づけばリリーはスネイプと犬猿の仲である[[不死鳥の騎士団#ジェームズ・ポッター|ジェームズ]](ハリーの父)と付き合いはじめていた。それでも彼はずっとリリーを思い続けていたが、スネイプはホグワーツ卒業後に死喰い人となり、ヴォルデモートの傘下に入った。予言により7月の暮れにポッター夫妻に子どもが生まれ、それがヴォルデモートにとって脅威になると知ったスネイプは、ヴォルデモートにその予言を伝えた。それが原因でリリーが殺され、自分の行動を悔いたスネイプはダンブルドアの陣営に寝返り、二重スパイとして、生き残ったリリーの息子ハリーを守ることを決意した。 |
||
最後の分霊箱を探していたハリーは、自分の中にヴォルデモートの魂の一部があることを知る。最後の分霊箱は自分自身のことだったと知ったハリーは、ヴォルデモートを倒すために、[[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ネビル・ロングボトム|ネビル・ロングボトム]]に残る分霊箱である |
最後の分霊箱を探していたハリーは、自分の中にヴォルデモートの魂の一部があることを知る。最後の分霊箱は自分自身のことだったと知ったハリーは、ヴォルデモートを倒すために、[[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ネビル・ロングボトム|ネビル・ロングボトム]]に残る分霊箱であるナギニを殺すよう願い、自らの命をかけて戦いに進んで行く。 |
||
ハリーは、ぼろぼろになりながらも杖を振ってヴォルデモートと対決する。ヴォルデモートはニワトコの杖の所有者は前の持ち主のダンブルドアを殺したスネイプで、そのスネイプを殺したことにより自分のものになったと思っていたが、実はダンブルドアが死ぬ前ドラコに[[ハリー・ポッターシリーズの魔法一覧#エクスペリアームス|武装解除]]されていたため、その時に杖の持ち主がドラコになっていたのだった。その後、ハリーがドラコを武装解除したことで、今の杖の持ち主はハリーになっていた。ハリーに忠誠を示した杖はヴォルデモートが使っても真の力を発揮せず、ヴォルデモートは自分の放った死の呪い |
ハリーは、ぼろぼろになりながらも杖を振ってヴォルデモートと対決する。ヴォルデモートはニワトコの杖の所有者は前の持ち主のダンブルドアを殺したスネイプで、そのスネイプを殺したことにより自分のものになったと思っていたが、実はダンブルドアが死ぬ前ドラコに[[ハリー・ポッターシリーズの魔法一覧#エクスペリアームス|武装解除]]されていたため、その時に杖の持ち主がドラコになっていたのだった。その後、ハリーがドラコを武装解除したことで、今の杖の持ち主はハリーになっていた。ハリーに忠誠を示した杖はヴォルデモートが使っても真の力を発揮せず、ヴォルデモートは自分の放った死の呪いが跳ね返り、死亡する。 |
||
それから19年後、大人になり家庭をもうけたハリーたちが、ホグワーツに入学する子どもたちを駅で見送るところで物語は終わる。 |
それから19年後、大人になり家庭をもうけたハリーたちが、ホグワーツに入学する子どもたちを駅で見送るところで物語は終わる。 |
||
== 背景 == |
== 背景 == |
||
=== シリーズ === |
|||
J・K・ローリングは、この巻の最終章を早いうちから書き終えており、金庫にしまっておいた。 |
|||
シリーズ第1作『ハリー・ポッターと賢者の石』は、1997年6月30日に{{仮リンク|ブルームズベリー|en|Bloomsbury Publishing}}社から出版された<ref>{{cite news|url=http://news.bbc.co.uk/2/hi/entertainment/820885.stm|title=The Potter phenomenon|date=18 February 2003|publisher=BBC News|access-date=27 September 2008|url-status=live|archive-url=https://web.archive.org/web/20081123221520/http://news.bbc.co.uk/2/hi/entertainment/820885.stm|archive-date=23 November 2008}}</ref>。第2作『ハリー・ポッターと秘密の部屋』は、1998年7月2日に出版された<ref name="Harry Potter UK Release Dates"/>。その後『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』は、1年後の1999年7月8日に出版された<ref name="Harry Potter UK Release Dates">{{cite news|url=https://www.thestar.com/entertainment/article/235354|title=A Potter timeline for muggles|date=14 July 2007|work=Toronto Star|access-date=27 September 2008|url-status=live|archive-url=https://web.archive.org/web/20081220001353/http://www.thestar.com/entertainment/article/235354|archive-date=20 December 2008}}</ref>。『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』は、2000年7月8日に出版された<ref>{{cite news |url=https://www.theguardian.com/books/2000/jul/19/jkjoannekathleenrowling |title=Speed-reading after lights out |date=19 July 2000 |work=The Guardian |location=UK |access-date=27 September 2008 |url-status=live |archive-url=https://web.archive.org/web/20131231101931/http://www.theguardian.com/books/2000/jul/19/jkjoannekathleenrowling |archive-date=31 December 2013 }}</ref>。『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』は、2003年6月21日に出版された<ref>{{cite news|url=https://www.theguardian.com/uk/2003/jan/16/harrypotter.books|title=Harry Potter and the hottest day of summer|last=Cassy|first=John|date=16 January 2003|work=The Guardian|location=UK|access-date=27 September 2008|url-status=live|archive-url=https://web.archive.org/web/20131231091101/http://www.theguardian.com/uk/2003/jan/16/harrypotter.books|archive-date=31 December 2013}}</ref>。『ハリー・ポッターと謎のプリンス』は、2005年7月16日に出版され、全世界での発売時点から最初の24時間で900万部を売り上げた<ref>{{cite news |url=http://news.bbc.co.uk/2/hi/entertainment/4113663.stm |title=July date for Harry Potter book |date=21 December 2004 |publisher=BBC News |access-date=27 September 2008 |url-status=live |archive-url=https://web.archive.org/web/20090705094109/http://news.bbc.co.uk/2/hi/entertainment/4113663.stm |archive-date=5 July 2009 }}</ref><ref>{{cite news |url=http://news.bbc.co.uk/2/hi/entertainment/6912529.stm |title=Harry Potter finale sales hit 11m |publisher=BBC News |access-date=21 August 2008 |date=23 July 2007 |url-status=live |archive-url=https://web.archive.org/web/20081128201059/http://news.bbc.co.uk/2/hi/entertainment/6912529.stm |archive-date=28 November 2008 }}</ref>。 |
|||
=== 書名の選択 === |
|||
タイトル決定以前にローリングは3つのタイトルを考案していたと述べている<ref>{{cite web|url=http://inhome.rediff.com/movies/2007/jul/16harry.htm |title=10 million pounds to guard 7th Harry Potter book |publisher=Rediff News |accessdate=2007-07-16 |date=2007-07-16}}</ref>。最終的にタイトルは、作中に登場する道具である[[ハリー・ポッターシリーズの用語一覧#死の秘宝|死の秘宝]]にちなんで『ハリー・ポッターと死の秘宝』となり、2006年12月21日に発表された<ref>{{cite web|url=http://www.mtv.com/overdrive/?vid=163195 |title=Editor Says ''Deathly Hallows'' Is Unleakable |publisher=MTV Overdrive (video) |accessdate=2007-07-19 |date=2007-7-17}}</ref>。ライブチャットにてローリングはほかのタイトル候補に関して尋ねられると、『Harry Potter and the Elder Wand(ハリー・ポッターとニワトコの杖)』、『Harry Potter and the Peverell Quest(ハリー・ポッターとペベレル家の追跡)』だと答えた<ref>{{cite news|url=http://news.bbc.co.uk/1/hi/entertainment/6292128.stm |title=Potter embargo "could be broken" |publisher=BBC News |accessdate=2007-07-17 |date=2007-07-12 | first=Mark | last=Savage}}</ref>。 |
|||
この本の書名は、作中に登場する伝説の道具である「[[ハリー・ポッターシリーズの用語一覧#死の秘宝|死の秘宝]]」、すなわち無敵の魔法の杖(ニワトコの杖)、死者を蘇らせる石(蘇りの石)、透明マントにちなんでいる。書名を発表する少し前、J・K・ローリングは3つの書名を考案していたと述べている<ref name="webchat">{{cite news|url=http://www.bloomsbury.com/harrypotter/content.asp?sec=3&sec2=1 |access-date=31 July 2007 |publisher=[[:en:Bloomsbury Publishing]] |title=Webchat with J.K. Rowling, 30 July 2007 |archive-url = https://web.archive.org/web/20080106145256/http://www.bloomsbury.com/harrypotter/content.asp?sec=3&sec2=1 |archive-date = 6 January 2008}}</ref><ref>{{cite web|url=http://www.jkrowling.com/textonly/en/news_view.cfm?id=93 |access-date=23 April 2007 |title=Book 7 Update |publisher=J.K.Rowling Official Site |archive-url=https://web.archive.org/web/20070415224736/http://www.jkrowling.com/textonly/en/news_view.cfm?id=93 <!--Added by H3llBot--> |archive-date=15 April 2007 }}</ref><ref>{{cite web|url=http://inhome.rediff.com/movies/2007/jul/16harry.htm |title=10 million pounds to guard 7th Harry Potter book |publisher=Rediff News |accessdate=2007-07-16 |date=2007-07-16}}</ref>。決定した書名は2006年12月21日にローリングのWebサイトでクリスマスをテーマにした特別な[[ハングマン (ゲーム)|ハングマン]]パズルで公開され、その後すぐに本書の出版社で確認された<ref>{{cite web|url=http://www.bloomsbury.com/harrypotter/cont_text.asp?sec=4&unart=yes&artTitle=Harry+Potter+and+the+Deathly+Hallows |title=Harry Potter and the Deathly Hallows |publisher=[[:en:Bloomsbury Publishing]] |date=21 December 2006 |access-date=21 December 2006 |archive-url=https://web.archive.org/web/20070203070649/http://www.bloomsbury.com/harrypotter/cont_text.asp?sec=4&unart=yes&artTitle=Harry%20Potter%20and%20the%20Deathly%20Hallows |archive-date=3 February 2007 |url-status=dead }}</ref>。ライブチャットにてその他の書名候補に関して尋ねられると、ローリングは『Harry Potter and the Elder Wand(ハリー・ポッターとニワトコの杖)』と『Harry Potter and the Peverell Quest(ハリー・ポッターとペベレル家の冒険)』だと答えた<ref name="webchat"/><ref>{{cite news|url=http://news.bbc.co.uk/1/hi/entertainment/6292128.stm |title=Potter embargo "could be broken" |publisher=BBC News |accessdate=2007-07-17 |date=2007-07-12 | first=Mark | last=Savage}}</ref>。 |
|||
2007年1月、ローリングは[[エディンバラ]]のバルモラル・ホテルに滞在し、彼女の泊った部屋の[[ヘルメース]]の胸像に「J・K・ローリング、この部屋(652号室)にて『ハリー・ポッターと死の秘宝』を書き終える。2007年1月11日」というサインを書き残した<ref>{{cite web |url=http://news.scotsman.com/topics.cfm?tid=3&id=181062007 |title=Finish or bust — J. K. Rowling's unlikely message in an Edinburgh hotel room |work=[[The Scotsman]] |date=2007-02-03 |accessdate=2007-03-29 |last=Cornwell |first=Tim |archiveurl=https://web.archive.org/web/20070205194929/http://news.scotsman.com/topics.cfm?tid=3&id=181062007 |archivedate=2007年2月5日 |deadlinkdate=2017年9月 }}</ref>。 |
|||
== |
=== 脱稿 === |
||
[[File:Wellington Statue.jpg|thumb|right|ローリングは{{仮リンク|バルモラル・ホテル|en|Balmoral Hotel}}の552号室で『死の秘宝』の最終章を完成させた。]] |
|||
2006年のインタビューにてローリングは、シリーズのおもなテーマは死(物語はハリーの両親の死に始まり、ヴォルデモートの不死への執着と探求が描かれる)であり<ref name="tellher">{{cite news|author=Geordie Greig|url=http://www.telegraph.co.uk/news/uknews/1507438/There-would-be-so-much-to-tell-her....html |title='There would be so much to tell her...'|work = [[デイリー・テレグラフ|The Daily Telegraph]] |accessdate = 2007-04-04|date=2006-01-10 | location=London}}</ref>、1990年に[[多発性硬化症]]によって彼女の母親が亡くなったことが影響していると語った<ref name="personal">{{cite web|first=Meredith|last=Vieira|authorlink=Meredith Vieira|url=http://www.msnbc.msn.com/id/20001720/ns/dateline_nbc-harry_potter/|title=Harry Potter: The final chapter |publisher = [[msnbc.com]] |date=2007-07-30|accessdate=2011-02-06}}</ref><ref name="tellher"/><ref>Shapiro, p. 45</ref><ref>Shapiro, p. 51</ref>。 |
|||
2007年1月、ローリングは[[エディンバラ]]の{{仮リンク|バルモラル・ホテル|en|Balmoral Hotel}}に滞在中に本書を完成させ、彼女の泊まった部屋にあった大理石の[[ヘルメース|ヘルメス]]の[[胸像]]に『JK Rowling finished writing Harry Potter and the Deathly Hallows in this room (652) on 11th Jan 2007.(J・K・ローリング、この部屋(652号室)にてハリー ポッターと死の秘宝を書き終える。2007年1月11日)』という署名入りの声明を残した<ref>{{cite web |url=https://www.telegraph.co.uk/news/celebritynews/2437835/Harry-Potter-fans-pay-1000-a-night-to-stay-in-hotel-room-where-JK-Rowling-finished-series.html |title=Harry Potter fans pay £1,000 a night to stay in hotel room where JK Rowling finished series |location=UK |date=20 July 2008 |access-date=10 February 2016 |url-status=live |archive-url=https://web.archive.org/web/20160220112720/http://www.telegraph.co.uk/news/celebritynews/2437835/Harry-Potter-fans-pay-1000-a-night-to-stay-in-hotel-room-where-JK-Rowling-finished-series.html |archive-date=20 February 2016 }}</ref><ref>{{cite web |url=http://news.scotsman.com/topics.cfm?tid=3&id=181062007 |title=Finish or bust — J. K. Rowling's unlikely message in an Edinburgh hotel room |work=[[The Scotsman]] |date=2007-02-03 |accessdate=2007-03-29 |last=Cornwell |first=Tim |archiveurl=https://web.archive.org/web/20070205194929/http://news.scotsman.com/topics.cfm?tid=3&id=181062007 |archivedate=2007年2月5日 |deadlinkdate=2017年9月 }}</ref><ref>{{Cite tweet|user=jk_rowling |number=686668805234397184 |title=脱稿9周年 |date=2016-01-12 |accessdate=2023-03-30}}</ref>。ローリングは彼女のWebサイトの声明で「私の人生でこれほど極端な感情が入り交じったことは一度もなく、胸が張り裂けるような気持ちととても嬉しい気持ちを同時に感じられるとは夢にも思っていませんでした」と述べた。彼女は、その複雑な心境を、[[チャールズ・ディケンズ]]が1850年版『[[デイヴィッド・コパフィールド]]』の序文で表した「2年間にわたる想像力豊かな仕事」と引き合わせた。「それに対して、私はため息しかでません。17年間やってみてください、チャールズ。」と付け加えた。そして「『死の秘宝』は私のお気に入りで、それがシリーズを終わらせる一番すてきな方法です」と言いメッセージを締めくくった<ref>{{cite news |url=https://www.usatoday.com/life/books/news/2007-02-06-rowling_x.htm |title=Rowling reacts to Potter's end |agency=[[Associated Press]] |work=USA Today |date=6 February 2007 |access-date=21 July 2007 |url-status=live |archive-url=https://web.archive.org/web/20070823033059/http://www.usatoday.com/life/books/news/2007-02-06-rowling_x.htm |archive-date=23 August 2007 }}</ref>。 |
|||
出版前に近刊書について尋ねられたとき、ローリングは「たとえ変えたかったとしても結末は変えられません」と述べた。「これらの本は、ずいぶん長い時間を掛けて、しかももう6冊も構想してきましたし、すべてある方向に向かっています。ですので、私には本当にできないんです。」<ref>{{cite news |url=http://www.accio-quote.org/articles/2005/0705-edinburgh-jones-official.html |access-date=16 June 2007 |title=Jones, Owen. One-on-one interview with J.K. Rowling, ITV Network July 17, 2005 |date=17 July 2005 |publisher=[[:en:ITV Network|ITV]] |url-status=live |archive-url=https://web.archive.org/web/20070629084714/http://www.accio-quote.org/articles/2005/0705-edinburgh-jones-official.html |archive-date=29 June 2007 }}</ref> また彼女は、最終巻はシリーズの前作『[[ハリー・ポッターと謎のプリンス]]』と密接に関係し、「まるで同じ小説を二等分したかのようです」と述べている<ref>{{cite web|url=http://www.jkrowling.com/textonly/en/news_view.cfm?id=62 |date=15 March 2004 |access-date=23 December 2006 |title=Progress on Book Six |publisher=J. K. Rowling Official Site |last=Rowling |first=J. K. |archive-url=https://web.archive.org/web/20061216095329/http://www.jkrowling.com/textonly/en/news_view.cfm?id=62 <!--Added by H3llBot--> |archive-date=16 December 2006}}</ref>。彼女は、この巻の最終章をシリーズの初期の作業の一端として「1990年ごろに」書き終えたと述べた<ref name="two">{{cite news |url=http://news.bbc.co.uk/2/hi/entertainment/5119836.stm |title=Rowling to kill two in final book |publisher=BBC News |date=27 June 2006 |access-date=25 July 2007 |url-status=live |archive-url=https://web.archive.org/web/20090803133633/http://news.bbc.co.uk/2/hi/entertainment/5119836.stm |archive-date=3 August 2009 }}</ref>。またローリングは、最後の言葉を当初は「彼が愛した者だけが彼の稲妻の傷跡を見ることができた」のように書いていたことを明かした。ローリングは、人々ににヴォルデモートが再び蘇ると思われたり、ハリーの使命は終わったと言われたくなかったため、これを変更した<ref name="personal"/><ref name="Symon, Evan V">{{cite web|website=listverse.com|url=http://listverse.com/2013/01/14/deleted-book-chapters/|date=14 January 2013|title=10 Deleted Chapters that Transformed Famous Books|author=Symon, Evan V.|url-status=live|archive-url=https://web.archive.org/web/20150905233130/http://listverse.com/2013/01/14/deleted-book-chapters/|archive-date=5 September 2015 |accessdate=2014-09-01}}</ref>。 |
|||
== 評価 == |
|||
=== 売上と受賞 === |
|||
== 主要テーマ == |
|||
[[File:J. K. Rowling 2010.jpg|thumb|[[J・K・ローリング]]は、シリーズのおもなテーマはハリーが死に対処することだと語る|alt=A blonde woman with blue eyes has a red and white robe on over her dress is holding an honorary degree with her left hand.]] |
|||
=== 死 === |
|||
2006年のインタビューにてJ・K・ローリングは、シリーズのおもなテーマはハリーが死に対処することであり<ref name="tellher">{{cite news |author=Geordie Greig |url=https://www.telegraph.co.uk/news/uknews/1507438/There-would-be-so-much-to-tell-her....html |title=There would be so much to tell her... |work=The Daily Telegraph|location=London |access-date=4 April 2007 |date=10 January 2006 |url-status=live |archive-url=https://web.archive.org/web/20090424124744/http://www.telegraph.co.uk/news/uknews/1507438/There-would-be-so-much-to-tell-her....html |archive-date=24 April 2009 }}</ref>(物語はハリーの両親の死に始まり、ヴォルデモートの不死への執着と探求が描かれる)、1990年に[[多発性硬化症]]によって彼女の母親が亡くなったことが影響していると語った<ref name="personal">{{cite web|first=Meredith|last=Vieira|author-link=Meredith Vieira|url=http://www.nbcnews.com/id/20001720|title=Harry Potter: The final chapter|publisher=NBC News|date=30 July 2007|access-date=6 February 2011|archive-date=26 July 2019|archive-url=https://web.archive.org/web/20190726025227/http://www.nbcnews.com/id/20001720/|url-status=live}}</ref><ref name="tellher"/><ref>Shapiro, p. 45</ref><ref>Shapiro, p. 51</ref>。タイム誌の{{仮リンク|レヴ・グロスマン|en|Lev Grossman}}は、このシリーズのメインテーマは死に直面してもなお愛し続けることの圧倒的な大切さであると述べている<ref name="Time">{{cite magazine |url=http://www.time.com/time/specials/2007/top10/article/0,30583,1686204_1686244_1691862,00.html |last=Grossman |first=Lev |author-link=:en:Lev Grossman |magazine=Time |title=Top 10 Fiction Books: #8. Harry Potter and the Deathly Hallows |access-date=24 December 2007 |date=9 December 2007 |url-status=dead |archive-url=https://web.archive.org/web/20071222075454/http://www.time.com/time/specials/2007/top10/article/0,30583,1686204_1686244_1691862,00.html |archive-date=22 December 2007 }}</ref>。 |
|||
=== 腐敗した社会での生き方 === |
|||
学者やジャーナリストは、より複雑なものや、{{仮リンク|ハリー・ポッターの政治|label=政治的な意味合い|en|Politics of Harry Potter}}を含むものなど、本書のテーマについてその他に多くの解釈の展開をしている。{{仮リンク|正常性|en|Normality (behavior)}}、抑圧、生存、圧倒的な困難の克服などのテーマは、すべてシリーズ全体を通して広く行き渡っていると考えられてきた<ref name="Greenwald2005">{{cite journal | last1 = Czubek | first1 = TA | last2 = Greenwald | first2 = J | title = Understanding Harry Potter: Parallels to the Deaf World | journal = Journal of Deaf Studies and Deaf Education | volume = 10 | issue = 4 | pages = 442–50 | date = Fall 2005 | pmid = 16000691 | doi = 10.1093/deafed/eni041 | doi-access = free }}</ref>。同様に、青春期を通して前に進むというテーマや「最もつらい試練を乗り越え、それを受け入れる」というテーマが考慮されてきた<ref name="Duffy2002">{{cite journal|last=Duffy|first=Edward|title=Sentences in Harry Potter, Students in Future Writing Classes|journal=Rhetoric Review|volume=21|issue=2|year=2002| pages = 170–87 |doi=10.1207/S15327981RR2102_03|s2cid=144654506}}</ref>。ローリングは、本書は「寛容を求める長期の議論、[[差別|偏見]]に終止符を打つための長期の懇願」から成り、また「権力を疑い、(…) 支配層や報道機関が真実をすべて伝えてくれると思い込まない」ためのメッセージを伝えていると述べている<ref>{{cite news|url=http://news.bbc.co.uk/2/hi/entertainment/7053982.stm|title=JK Rowling outs Dumbledore as gay|access-date=21 October 2007|date=20 October 2007|publisher=BBC News|url-status=live|archive-url=https://web.archive.org/web/20071022052757/http://news.bbc.co.uk/2/hi/entertainment/7053982.stm|archive-date=22 October 2007}}</ref>。 |
|||
一部の政治評論家は、J.K.ローリングが描く[[官僚制|官僚化]]した魔法省や、その後の作品で魔法省がとった抑圧的な措置(ホグワーツ魔法学校への出席の強制や、魔法省への{{仮リンク|血の純度|label=穢れた血|en|Blood purity (Harry Potter)}}の登録など)を、{{仮リンク|反国家主義|label=国家批判|en|Anti-statism}}の寓喩と見る<ref>{{cite journal|first=Benjamin |last=Barton |title=Harry Potter and the Half-Crazed Bureaucracy |publisher=Michigan Law Review |year=2006 |url=http://www.michiganlawreview.org/archive/104/6/Barton.pdf |access-date=31 July 2007 |url-status=dead |archive-url=https://web.archive.org/web/20070810010003/http://www.michiganlawreview.org/archive/104/6/Barton.pdf |archive-date=10 August 2007 }}</ref>。 |
|||
=== キリスト教の寓話 === |
|||
{{See also|en:Religious debates over the Harry Potter series#Christian allegories in Deathly Hallows}} |
|||
ハリー・ポッターシリーズは[[ウィッチクラフト|魔術]]や[[オカルト]]を支持していると批判されてきた。『死の秘宝』の出版前、ローリングは自身の宗教について話すことを拒み、「私があまり自由に話すと、すべての読者が、それが10代であっても60代であっても、本の内容が推測できてしまう」と述べた<ref name="Granger86">Granger, p. 86</ref>。しかし、『死の秘宝』に登場する{{仮リンク|キリスト教の神話|label=キリスト教の寓話|en|Christian mythology}}については、多くの人が意見を述べている<ref name="Granger86" />。例えば、キリストのように、ハリーは一度死んでから人類を救うために生き返る。生き返った場所はキンギス・クロスである<ref>{{cite journal|last=Miller|first=Lisa|title=Christ-like|journal=Newsweek|date=6 August 2007|volume=150|issue=6|page=12|issn=0028-9604|url=http://www.thedailybeast.com/newsweek/2007/08/05/beliefwatch-christ-like.html|url-status=dead|archive-url=https://web.archive.org/web/20110816120619/http://www.thedailybeast.com/newsweek/2007/08/05/beliefwatch-christ-like.html|archive-date=16 August 2011|access-date=7 August 2011}}</ref>。それはハリーがダンブルドアへの信頼に葛藤する姿が描かれており、またローリングは「私の信念と宗教的信仰との葛藤 … 私はこの本には非常によく表れていると思います」と述べている<ref name="Granger88">Granger, p. 88</ref>。 |
|||
[[File:Michael Maier Atalanta Fugiens Emblem 21.jpeg|thumb|{{仮リンク|ミヒャエル・マイヤー|en|Michael Maier}}、1617年の錬金術の著作『Atalanta Fugiens』に描かれた[[賢者の石]]、『死の秘宝』や『蘇りの石』の表現に類似している。]] |
|||
『死の秘宝』は、[[クエーカー]]教徒の指導者[[ウィリアム・ペン]]によるものと、[[アイスキュロス]]の『[[コエーポロイ|供養する女たち]]』からの、2つの題辞から始まる。これについて、ローリングは次のように述べている。「あの2つの引用を選ぶのは本当に楽しかったわ。1つは異教徒のもので、当然ですが、もう1つはキリスト教の伝統的なものですから。『[[ハリー・ポッターと秘密の部屋|秘密の部屋]]』が出版されたときから、選ばれるのはこの2つになることは分かっていました。もし第7巻の冒頭で使えるなら、完璧な結末にする手がかりになるってずっと思っていました。もしこの2つに関連性があるとしたら、私は行くべきところに行ったの。この2つの文章が私にすべてを語ってくれます、本当にね<ref name="conference">{{cite web|title='Harry Potter' Author J.K. Rowling Opens Up About Books' Christian Imagery|author=Shawn Adler|publisher=MTV|url=http://www.mtv.com/news/articles/1572107/20071017/index.jhtml|year=2007|access-date=26 February 2011|url-status=live|archive-url=https://web.archive.org/web/20071018082559/http://www.mtv.com/news/articles/1572107/20071017/index.jhtml|archive-date=18 October 2007}}</ref>。」 |
|||
ハリーが両親の墓を訪れると、墓には「最後の敵なる死もまた亡ぼされん」([[コリントの信徒への手紙一|コリント人への第一の手紙]] 15章26節)という聖書の言葉が刻まれている<ref name="Christian">{{cite web|first=Elena|last=Garcia|url=http://www.christiantoday.com/article/harry.potter.author.reveals.books.christian.allegory.her.struggling.faith/14052.htm|title=Harry Potter author reveals books' Christian allegory, her struggling faith|work=[[Christian Today]]|date=19 October 2007|access-date=6 February 2011|archive-date=25 November 2010|archive-url=https://web.archive.org/web/20101125053219/http://www.christiantoday.com/article/harry.potter.author.reveals.books.christian.allegory.her.struggling.faith/14052.htm|url-status=live}}</ref>。ダンブルドアの家族の墓には、[[マタイによる福音書]]6章21節より「あなたの宝のあるところに、あなたの心もある」という聖書からの引用も残されている<ref name="Christian" />。ローリングは次のように述べている。「これらはとてもイギリス的な本なので、とても現実的な話として、ハリーは墓石に聖書からの引用を見つけるつもりでした。(……)(でも)彼がゴドリックの谷で見つけた墓石の2つの引用文は、このシリーズ全体を要約して、ほとんどをよく表していると思うんです<ref name="Christian" />。」 |
|||
さらにハリー・ポッターの[[コメンテーター|評論家]]である{{仮リンク|ジョン・グレンジャー|en|John Granger}}は、ハリー・ポッターシリーズが人気を博した理由の1つは、(『[[ロミオとジュリエット]]』、[[C・S・ルイス]]の『{{仮リンク|ペレランドラ:金星への旅|en|Perelandra}}』、[[チャールズ・ディケンズ]]の『[[二都物語]]』に似た)文学的な錬金術と視覚の象徴主義を用いたことであると指摘した<ref>{{cite book|last=Granger|first=John|author-link=:en:John Granger|title=Harry Potter's Bookshelf: The Great Books Behind The Hogwarts Adventures|publisher=Penguin Group Inc.|year=2009|isbn=978-1-101-13313-2}}</ref>。このモデルでは、著者は[[錬金術]]の[[大いなる業]]に沿って寓話から成る物語を紡いでいく。中世以来、錬金術の寓話はキリストの受難、死、復活を映し出してきた<ref>Hereward Tilton. ''The Quest for the Phoenix: Spiritual alchemy and Rosicrucianism in the work of Count Michael Maier (1569–1622).'' 2003. p.67</ref>。シリーズ全体が錬金術に共通する記号を利用する一方、『死の秘宝』ではこのサイクルを完成させ、死、再生、蘇りの石というテーマを、錬金術の寓話の主要なモチーフや、シリーズ第1巻で示されたトピックと結びつけている。 |
|||
== 発売 == |
|||
{{details|ポッタリアン}} |
|||
=== マーケティングおよびプロモーション === |
|||
[[File:RIAN archive 168856 The seventh book about Harry Potter goes on sale.jpg|thumb|2007年10月13日、[[モスクワ]]の書店Moskvaで第7巻のロシア語訳『ハリー・ポッターと死の贈り物』が発売された]] |
|||
発売を記念して、ローリング自身と投票で選ばれた1,700人のゲストとともに、ロンドンの[[ロンドン自然史博物館|自然史博物館]]で終夜のサイン会と読書会が開催された<ref>{{cite web|url= http://www.bloomsbury.com/jkrevent/ |title=Harry Potter |publisher=Scholastic |access-date=25 May 2007|archive-url=https://web.archive.org/web/20070525033940/http://www.bloomsbury.com/jkrevent/|archive-date=25 May 2007}}</ref>。ローリングは2007年10月にアメリカを巡回公演し、ニューヨークの[[カーネギー・ホール]]では抽選で配布されたチケットでまた別のイベントが開催された<ref>{{cite web|url=http://www.jkrowling.com/textonly/en/news_view.cfm?id=99 |title=The Open Book Tour, October 2007 |access-date=14 July 2007 |publisher=J.K.Rowling Official Site |date=14 July 2007 |archive-url=https://web.archive.org/web/20070707140702/http://www.jkrowling.com/textonly/en/news_view.cfm?id=99 <!--Added by H3llBot--> |archive-date=7 July 2007}}</ref>。 |
|||
ハリー・ポッターシリーズのアメリカの出版社である{{仮リンク|スカラスティック|en|Scholastic Corporation}}社は、数百万ドルをかけた「There will soon be 7」(もうすぐ7が出る)マーケティング・キャンペーンを実施した。キャンペーンでは、全米40の図書館を巡回する「夜の騎士バス」、オンラインでのファン同士の議論やコンペ、コレクターズ・ブックマーク(しおり)、(一時的な)タトゥー、そしてファンの間で最も議論されている『死の秘宝』に関する7つの質問の段階的公開などが展開された<ref>{{cite web|url=http://www.scholastic.com/aboutscholastic/news/press_03142007_BA.htm |date=14 March 2007 |access-date=9 July 2007 |title=Scholastic announces record breaking 12 million first printing in United States of Harry Potter and the Deathly Hallows |publisher=Scholastic |url-status=dead |archive-url=https://web.archive.org/web/20070623091107/http://www.scholastic.com/aboutscholastic/news/press_03142007_BA.htm |archive-date=23 June 2007 }}</ref>。この本の発売を前に、スカラスティック社はファンが最終巻の中で答えを見つけられる以下の7つの質問を発表した<ref>{{cite web |url=http://www.scholastic.com/harrypotter/activities/shriekingshack/ |title=Harry Potter: Shrieking Shack Poll|publisher=Scholastic|access-date =18 August 2007 |archive-url = https://web.archive.org/web/20070714162403/http://www.scholastic.com/harrypotter/activities/shriekingshack/ |archive-date = 14 July 2007}}</ref>。 |
|||
# 誰が生き延びて、誰が亡くなるのか? |
|||
# スネイプは善か悪か? |
|||
# ホグワーツは再開するのか? |
|||
# 誰と誰が結ばれるのか? |
|||
# 分霊箱はどこにあるのか? |
|||
# ヴォルデモートを倒せるのか? |
|||
# 死の秘宝とは何か? |
|||
J・K・ローリングは、行方不明となっているイギリス人児童[[マデリン・マクカーン失踪事件|マデリン・マクカーン]]の顔写真入りのポスターを、2007年7月21日の『死の秘宝』発売時に書店が利用できるよう出版社と調整し、ポスターが世界中の店で人目に付くよう掲示されることを願うと述べた<ref>{{cite news |title=Rowling in Madeleine poster plea |publisher=BBC News |date=16 July 2007 |access-date=17 July 2007 |url=http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/6901845.stm |url-status=live |archive-url=https://web.archive.org/web/20070907130955/http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/6901845.stm |archive-date=7 September 2007 }}</ref>。 |
|||
小説『死の秘宝』の発売が2007年7月21日になることが発表されたあと、[[ワーナー・ブラザース]]はすぐに、映画『[[ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 (映画)|ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団]]』が『死の秘宝』の発売直前の2007年7月13日に公開されると発表し<ref>Shapiro, p. 258</ref>、多くの人々が「2007年7月はハリー・ポッター月間だ」と祝った<ref>Shapiro, p. 270</ref>。 |
|||
=== 公表禁止 === |
|||
ブルームズベリー社は、発売日の7月21日まで本の内容について機密を守るため、1000万[[スターリング・ポンド|ポンド]]を投資した<ref>{{cite web |url=http://inhome.rediff.com/movies/2007/jul/16harry.htm |title=10 million pounds to guard 7th Harry Potter book |publisher=Rediff News |access-date=16 July 2007 |date=16 July 2007 |url-status=live |archive-url=https://web.archive.org/web/20071101004843/http://inhome.rediff.com/movies/2007/jul/16harry.htm |archive-date=1 November 2007 }}</ref>。ハリー・ポッターシリーズのアメリカの編集者であるアーサー・レヴィンは、『死の秘宝』をプレス評のための事前配布を否定したが、いずれにせよ、アメリカの2つの新聞が発売日より早く批評を掲載している<ref>{{cite web |url=http://www.mtv.com/overdrive/?vid=163195 |title=Editor Says ''Deathly Hallows'' Is Unleakable |publisher=MTV Overdrive (video) |access-date=19 July 2007 |date=17 July 2007 |archive-date=10 August 2007 |archive-url=https://web.archive.org/web/20070810054922/http://www.mtv.com/overdrive/?vid=163195 |url-status=live }}</ref>。違反した販売業者に対してはシリーズの本が追加納品されないという、以前の巻に対して課せられた罰則はもはや抑止力として機能せず、一部の店舗が公表禁止措置を破り、早く販売するのではないかという憶測があった<ref>{{cite news |url=http://news.bbc.co.uk/1/hi/entertainment/6292128.stm |title=Potter embargo "could be broken" |publisher=BBC News |access-date=17 July 2007 |date=12 July 2007 |first=Mark |last=Savage |url-status=live |archive-url=https://web.archive.org/web/20070808233430/http://news.bbc.co.uk/1/hi/entertainment/6292128.stm |archive-date=8 August 2007 }}</ref>。 |
|||
=== ネット漏洩と早売り === |
|||
発売前の1週間で、本物の漏洩と称する多くの文章が様々な形で現れた。7月16日、アメリカ版全759ページを写した一連の写真が流出し、正式な発売日より前に完全に[[転写 (言語学)|文字起こし]]された<ref>{{cite web |url=http://torrentfreak.com/harry-potter-fans-transcribe-book-from-photos/ |title=Harry Potter Fans Transcribe Book from Photos |publisher=TorrentFreak |access-date=19 July 2007 |date=18 July 2007 |url-status=dead |archive-url=https://web.archive.org/web/20070719062843/http://torrentfreak.com/harry-potter-fans-transcribe-book-from-photos/ |archive-date=19 July 2007 }}</ref><ref>{{cite news |url=https://www.smh.com.au/news/web/new-potter-book-leaked/2007/07/18/1184559825094.html |title=New Potter book leaked online |work=The Sydney Morning Herald |access-date=18 July 2007 |date=18 July 2007 |url-status=live |archive-url=https://web.archive.org/web/20070829114525/http://www.smh.com.au/news/web/new-potter-book-leaked/2007/07/18/1184559825094.html |archive-date=29 August 2007 }}</ref><ref>{{cite web |url=http://torrentfreak.com/harry-potter-and-the-deathly-hallows-leaked-to-bittorrent/ |title=Harry Potter and the Deathly Hallows leaked to BitTorrent |publisher=TorrentFreak |access-date=19 July 2007 |date=17 July 2007 |url-status=dead |archive-url=https://web.archive.org/web/20070719001058/http://torrentfreak.com/harry-potter-and-the-deathly-hallows-leaked-to-bittorrent/ |archive-date=19 July 2007 }}</ref><ref>{{cite news |url=http://opinion.latimes.com/bitplayer/2007/07/harry-potter-sp.html |title=Harry Potter Spoiler Count |work=Los Angeles Times |access-date=20 July 2007 |date=20 July 2007 |last=Healey |first=Jon |url-status=dead |archive-url=https://web.archive.org/web/20070912032732/http://opinion.latimes.com/bitplayer/2007/07/harry-potter-sp.html |archive-date=12 September 2007 }}</ref>。のちにこの写真はウェブサイトや[[Peer to Peer|ピア・トゥ・ピア]]・ネットワークに掲載されたため、{{仮リンク|スカラスティック|en|Scholastic Corporation}}社は流出元の1つを特定するために[[召喚令状]]を求めることになった<ref>{{cite news |url=http://publiceditor.blogs.nytimes.com/2007/07/19/did-the-times-betray-harry-potter-fans/ |title=Did the Times Betray Harry Potter Fans? |work=The New York Times |access-date=30 July 2007 |date=30 July 2007 |last=Hoyt |first=Clark |url-status=dead |archive-url=https://web.archive.org/web/20070808080049/http://publiceditor.blogs.nytimes.com/2007/07/19/did-the-times-betray-harry-potter-fans/ |archive-date=8 August 2007 }}</ref>。これはハリー・ポッターシリーズの歴史の中で、最も深刻なセキュリティ侵害であった<ref name="ref1">{{cite news |url=http://www.ft.com/cms/s/0fe8abcc-34aa-11dc-8c78-0000779fd2ac.html |title=Web abuzz over Potter leak claims |first=Ben |last=Fenton |newspaper=Financial Times |date=17 July 2007 |access-date=20 July 2007 |archive-date=1 September 2007 |archive-url=https://web.archive.org/web/20070901075406/http://www.ft.com/cms/s/0fe8abcc-34aa-11dc-8c78-0000779fd2ac,Authorised=false.html?_i_location=http%3A%2F%2Fwww.ft.com%2Fcms%2Fs%2F0fe8abcc-34aa-11dc-8c78-0000779fd2ac.html&_i_referer= |url-status=live }}</ref>。ローリングと彼女の弁護士は本物のネット漏洩があったことを確認した<ref name="Symon, Evan V"/><ref>{{cite news |url=http://entertainment.timesonline.co.uk/tol/arts_and_entertainment/books/article2100186.ece |title=Harry Potter and the great web leak |first=Jack |last=Malvern |date=19 July 2007 |access-date=19 July 2007 |location=London |work=The Times |url-status=live |archive-url=https://web.archive.org/web/20080706142250/http://entertainment.timesonline.co.uk/tol/arts_and_entertainment/books/article2100186.ece |archive-date=6 July 2008 }}</ref>。2007年7月18日の{{仮リンク|ボルチモア・サン|en|The Baltimore Sun}}とニューヨーク・タイムズの両紙に掲載された批評は、この漏洩した物語の多くの要素を裏付けており、発売のおよそ1日前にニューヨーク・タイムズ紙は、主に流れている漏洩が本物であることを確認した<ref name="ref1"/>。 |
|||
スカラスティック社は、アメリカ国内の供給量の約1万分の1(0.0001)が早期に発送されたと発表した。これは約1,200冊を意味すると解釈されている。メリーランド州のある読者は、発売される4日前にDeepDiscount.comから郵送で本を受け取り、スカラスティック社とDeepDiscount社の両方から信じられない反応を起こした。スカラスティック社は当初、それは「人為的ミス」だったと納得し、処罰の可能性を検討しないと報告したが<ref>{{cite web |first=Stephen |last=Kiehl |url=http://articles.baltimoresun.com/2007-07-18/news/0707180115_1_potter-harry-early-delivery |title=The spell is broken |access-date=18 July 2007 |date=18 July 2007 |work=[[:en:The Baltimore Sun]] |url-status=live |archive-url=http://archive.wikiwix.com/cache/20070720185731/http://articles.baltimoresun.com/2007-07-18/news/0707180115_1_potter-harry-early-delivery |archive-date=20 July 2007 }}</ref>、翌日になってスカラスティック社はDeepDiscount.comとその販売業者であるLevy Home Entertainment社に対して訴訟に踏み切ることを発表した<ref>{{cite web |url=http://www.prnewswire.com/cgi-bin/stories.pl?ACCT=104&STORY=/www/story/07-18-2007/0004628143&EDATE= |title=Press release from Scholastic |publisher=PR Newswire (from Scholastic) |access-date=18 July 2007 |date=18 July 2007 |url-status=dead |archive-url=https://web.archive.org/web/20070929131601/http://www.prnewswire.com/cgi-bin/stories.pl?ACCT=104&STORY=%2Fwww%2Fstory%2F07-18-2007%2F0004628143&EDATE= |archive-date=29 September 2007 }}</ref>。スカラスティック社は、シカゴのクック郡巡回裁判所に損害賠償請求を提訴し、DeepDiscount が「この待望の本の注意深く構成された発売の一部であることを知っていた契約に対する完全かつ重大な違反」に携わったと申し立てた<ref>{{cite web |url=https://www.today.com/popculture/distributor-mails-final-potter-book-early-wbna19816389 |title=Distributor mails final Potter book early |publisher=Today.com |access-date=18 July 2007 |date=18 July 2007 |archive-date=12 January 2019 |archive-url=https://web.archive.org/web/20190112141933/https://www.today.com/popculture/distributor-mails-final-potter-book-early-wbna19816389 |url-status=live }}</ref>。早売りされた本の一部はすぐに[[eBay]]に出品され、あるケースでは初値18米ドルから始まり250米ドルで[[パブリッシャーズ・ウィークリー]]に売られた<ref>{{cite web |first=Will |last=Collier |url=http://www.nationalreview.com/articles/221638/i-was-ebay-voldemort/will-collier |title=I Was an eBay Voldemort |access-date=20 July 2007 |date=20 July 2007 |work=[[:en:National Review]] |url-status=live |archive-url=https://web.archive.org/web/20100824052333/http://www.nationalreview.com/articles/221638/i-was-ebay-voldemort/will-collier |archive-date=24 August 2010 }}</ref>。 |
|||
=== 価格競争とその他の論争 === |
|||
イギリスのスーパーマーケットである[[アズダ]]は<ref>{{cite news |url=http://entertainment.timesonline.co.uk/tol/arts_and_entertainment/books/article2089458.ece |title=Potter book firm clashes with supermarket over price |work=The Times |location=UK |date=17 July 2007 |access-date=17 July 2009 |first1=Jenny |last1=Booth |first2=Dalya |last2=Alberge |url-status=live |archive-url=https://web.archive.org/web/20080706141331/http://entertainment.timesonline.co.uk/tol/arts_and_entertainment/books/article2089458.ece |archive-date=6 July 2008 }}</ref><ref>{{cite news|url=https://www.theguardian.com/business/2007/jul/18/retail.harrypotter|title=Harry Potter and the supermarket giant, a very modern publishing tale|last=Addley|first=Esther|date=18 July 2007|work=The Guardian|location=UK|access-date=18 July 2009|url-status=live|archive-url=https://web.archive.org/web/20140427222344/http://www.theguardian.com/business/2007/jul/18/retail.harrypotter|archive-date=27 April 2014}}</ref>、ほかのいくつかの同業者と共に、前々から大幅な割引価格でこの本の予約注文を受け付けていたが、1冊わずか5ポンド(約1235円)で販売することを発売2日前に発表し、価格競争の口火を切った。その後、ほかの小売チェーンも割引価格で販売した。これらの価格で、この本は[[ロスリーダー|目玉商品]]になった。これにより、従来のイギリスの書店は、そのような状況では競争にならないと主張して騒動になった。独立系書店が最も声高に抗議したが、イギリス最大の専業チェーン書店である{{仮リンク|ウォーターストーンズ|en|Waterstones}}でさえ、スーパーマーケットの価格に太刀打ちできなかった。一部の小さな書店は、卸売業者ではなくそのスーパーマーケットから仕入れること対抗した。アズダはこの対策として、大量購入を防ぐために顧客あたり2冊までという制限を設けた。{{仮リンク|英国・アイルランド書店協会|label=英国書店協会|en|Booksellers Association of the UK and Ireland}}の広報担当、Philip Wicksは「これは私たちが参加することすらできない戦争です。ベイクドビーンズの缶詰のように、スーパーマーケットが(『死の秘法』を)目玉商品として扱うことにしたのは、非常に残念なことだと考えています」と述べた。Simba Information社のアナリスト、Michael Norrisは「あなたは本の価格を下げているだけではありません。この時点で、あなたは読書の価値を下げているのです」と述べた<ref>{{cite web|url=http://www.iht.com/articles/2007/07/20/arts/0721potter-asda.php|title=British retailer sells final Potter book for $10, setting dangerous precedent for U.S. market|work=[[International Herald Tribune]] |date=20 July 2007|access-date=17 July 2009 | archive-date= 2007-08-22| archive-url= https://web.archive.org/web/20070822145746/http://www.iht.com/articles/2007/07/20/arts/0721potter-asda.php}}</ref>。 |
|||
[[マレーシア]]では、同様の価格競争が書籍の販売に関する論争を引き起こした<ref>{{cite web|first1=M.|last1=Krishnamoorthy|first2=Manjit|last2=Kaur|url=http://www.thestar.com.my/story.aspx?file=%2f2007%2f7%2f21%2fnation%2f18369076&sec=nation|title=Harry Potter and the ugly price war|access-date=21 July 2007|date=21 July 2007|work=[[:en:The Star (Malaysia)|The Star]]|url-status=live|archive-url=https://web.archive.org/web/20140429161101/http://www.thestar.com.my/story.aspx/?file=%2f2007%2f7%2f21%2fnation%2f18369076&sec=nation|archive-date=29 April 2014}}</ref>。マレーシア最大の書店チェーンである{{仮リンク|MPHグループ|label=MPHブックストア|en|MPH Group}}、[[ポピュラー・ホールディングス|ポピュラー・ブックストア]]、タイムズ、ハリーズの4社は、[[テスコ (チェーンストア)|テスコ]]および[[カルフール]]の[[ハイパーマーケット]]に対する抗議として、『ハリー・ポッターと死の秘宝』を棚から撤去することを決定した。本書のマレーシアでの小売価格は109.90リンギットだが、ハイパーマーケットのテスコやカルフールでは69.90リンギットで販売された。書店によるこの動きは、ハイパーマーケットから本書を撤去するよう販売業者の[[ペンギン・ブックス]]に圧力をかける試みとして受け止められた。しかし2007年7月24日現在、価格競争は終結し、関係する4書店は店頭での本書の割引販売を再開している。また、ペンギン・ブックスはテスコとカルフールが本書を赤字販売していたことを確認し、彼らに優れたビジネスセンスと公正な取引を実践するよう求めていた<ref>{{cite web|first1=Elizabeth|last1=Looi|first2=Michelle|last2=Goh|url=http://www.thestar.com.my/story.aspx?file=%2f2007%2f7%2f24%2fnation%2f18386712&sec=nation|title=Bookstores end ''Harry Potter'' boycott|access-date=24 July 2007|date=24 July 2007|work=[[:en:The Star (Malaysia)|The Star]]|url-status=live|archive-url=https://web.archive.org/web/20140429165737/http://www.thestar.com.my/story.aspx/?file=%2f2007%2f7%2f24%2fnation%2f18386712&sec=nation|archive-date=29 April 2014}}</ref>。 |
|||
本書がイスラエルで土曜日の早朝に発売されたことについて、[[安息日]]に反すると批判された。通商産業大臣の{{仮リンク|エリ・イシャイ|en|Eli Yishai}}は、「このようなことが土曜日の午前2時に行われるのは、ユダヤの価値観やユダヤ文化に反する禁止事項です。別の日に行うようにしていただきたい」と意見を述べた<ref>{{cite web |url=http://www.iht.com/articles/2007/07/18/arts/0719potter-israel.php |title=Plans for Sabbath sales of Harry Potter draw threats of legal action in Israel |work=International Herald Tribune |access-date=18 July 2007 |date=17 July 2007 |url-status=live |archive-url=https://web.archive.org/web/20070919145737/http://www.iht.com/articles/2007/07/18/arts/0719potter-israel.php |archive-date=19 September 2007 }}</ref>。イシャイは、「労働時間と休息に関する法律」に基づいて起訴および罰金を科すことを示唆した<ref>{{cite news |url=http://www.haaretz.com/news/yishai-warns-stores-over-harry-potter-book-launch-on-shabbat-1.225679 |agency=Associated Press |author=Shiri Lev-Ari |title=Yishai warns stores over Harry Potter book launch on Shabbat |work=[[Haaretz]] |access-date=18 July 2007 |date=17 July 2007 |url-status=live |archive-url=https://web.archive.org/web/20100711055421/http://www.haaretz.com/news/yishai-warns-stores-over-harry-potter-book-launch-on-shabbat-1.225679 |archive-date=11 July 2010 }}</ref>。 |
|||
=== 版 === |
|||
『ハリー・ポッターと死の秘宝』は、ハードカバー版が2007年7月21日に<ref>{{cite book|title=Harry Potter and the Deathly Hallows (Book 7) (Hardcover)|isbn=978-0-7475-9105-4|last1=Rowling|first1=J. K.|year=2007|place=London|editor=Bloomsbury}}</ref>、ペーパーバック版が2008年7月10日に英国で<ref>{{cite book|title=Harry Potter and the Deathly Hallows (Book 7) (Children's Edition) (Paperback)|isbn=978-0747595830|last1=Rowling|first1=J. K.|year=2008}}</ref>、2009年7月7日に米国で発売された<ref>{{cite book|title=Harry Potter and the Deathly Hallows Children's Paperback Edition (Paperback)|isbn=978-0545139700|last1=Rowling|first1=J. K.|year=2008}}</ref>。ニューヨークの[[ソーホー (ニューヨーク)|ソーホー]]では、アメリカのペーパーバック版の発売記念パーティーが開催され、多くのゲームやアクティビティが行われた<ref>{{cite news|first=Laurel|last=Graeber|url=https://www.nytimes.com/2009/07/03/arts/03kids.html|title=Spare Times – For Children|work=The New York Times|date=2 July 2009|access-date=12 February 2011|url-status=live|archive-url=https://web.archive.org/web/20170823192901/http://www.nytimes.com/2009/07/03/arts/03kids.html|archive-date=23 August 2017}}</ref>。2007年7月21日には、表紙絵が異なる「アダルト版」がブルームズベリー社から発売された<ref>{{cite book|title=Harry Potter and the Deathly Hallows (Book 7) (Adult Edition) (Hardcover)|isbn=978-1551929781|last1=Rowling|first1=J. K.|year=2007}}</ref>。7月21日に発売された最初のアメリカのハードカバーと同時に、メアリー・グランプレによる新しい表紙絵が特徴のスカラスティック・デラックス版が10万部限定で発売された<ref>{{cite web|url=http://allday.today.com/_news/2007/06/08/4379551-clues-revealed-in-special-edition-harry-potter-cover |title=Clues revealed in special edition Harry Potter cover |publisher=MSN allDay |date=8 July 2007 |access-date=3 March 2011 |url-status=dead |archive-url=https://web.archive.org/web/20110717070447/http://allday.today.com/_news/2007/06/08/4379551-clues-revealed-in-special-edition-harry-potter-cover |archive-date=17 July 2011 }}</ref>。2010年10月、ブルームズベリー社は箔押しと星印の模様が施された表紙が特徴の「セレブレートリー」ペーパーバック版を発売した<ref>{{cite web|url=http://www.bloomsbury.com/childrens/Books/details.aspx?isbn=9781408810293|title=Harry Potter and the Deathly Hallows Celebratory Edition|publisher=Bloomsbury|access-date=12 February 2011|url-status=live|archive-url=https://web.archive.org/web/20101017063730/http://bloomsbury.com/childrens/Books/details.aspx?isbn=9781408810293|archive-date=17 October 2010}}</ref>。2010年11月1日、最後にブルームズベリー社からペーパーバックで本書の「シグネチャー」版が発売された<ref>{{cite web|first=Katie|last=Allen|url=http://www.thebookseller.com/news/bloomsbury-repackages-harry-potter.html|title=Bloomsbury repackages Harry Potter|publisher=TheBookseller.com|date=30 March 2010|access-date=25 March 2011|url-status=live|archive-url=https://web.archive.org/web/20120918144047/http://www.thebookseller.com/news/bloomsbury-repackages-harry-potter.html|archive-date=18 September 2012}}</ref>。 |
|||
=== 翻訳 === |
|||
{{Main|:en:Harry Potter in translation}} |
|||
シリーズのこれまでの本と同様に、『ハリー・ポッターと死の秘宝』は多くの言語に翻訳されている。最初に発売された翻訳は2007年9月25日の[[ウクライナ語]]版だった(『Гаррі Поттер і смертельні реліквії - Harry Potter i smertel'ni relikviji』)<ref name="Ukrainian">{{cite news |first=Alexandra |last=Matoshko |url=http://www.kyivpost.com/guide/about-kyiv/ukrainian-potter-comes-first-27427.html |title=Ukrainian Potter comes first |access-date=29 July 2007 |newspaper=Kyiv Post |date=27 July 2007 |url-status=live |archive-url=https://web.archive.org/web/20150402142316/http://www.kyivpost.com/guide/about-kyiv/ukrainian-potter-comes-first-27427.html |archive-date=2 April 2015 }}</ref>。本書のスウェーデン語の書名は、「本書をこれまで読んでいない状態で『死の秘宝』の2語(Deathly Hallows)を訳すのは難しい」というスウェーデンの出版社からの発売前の質問を受けて、ローリングが『Harry Potter och Dödsrelikerna』(ハリー・ポッターと死の遺物)と明かした<ref name="tiden">{{cite web|url=http://www.panorstedt.se/templates/Tiden/News.aspx?id=46232 |title=Släppdatum för sjunde Harry Potter-boken klar! |publisher=Tiden |access-date=24 July 2007 |archive-url = https://web.archive.org/web/20070704152102/http://www.panorstedt.se/templates/Tiden/News.aspx?id=46232 |archive-date =4 July 2007|language=sv}}</ref>。また、フランス語版(『Harry Potter et les reliques de la mort』)、スペイン語版(『Harry Potter y las Reliquias de la Muerte』)、オランダ語版(『Harry Potter en de Relieken van de Dood』)、セルビア語訳(『Хари Потер и реликвије смрти - Hari Poter i relikvije smrti』)、ブラジルポルトガル語訳(『Harry Potter e as Relíquias da Morte』)でもこの書名が使われている<ref>{{cite news |url=http://www1.folha.uol.com.br/folha/ilustrada/ult90u300284.shtml |work=[[:en:Folha de S. Paulo]] |title=Último "Harry Potter" tem título definido no Brasil |access-date=15 December 2010 |date=28 May 2007 |language=pt |archive-date=17 October 2012 |archive-url=https://web.archive.org/web/20121017052833/http://www1.folha.uol.com.br/folha/ilustrada/ult90u300284.shtml |url-status=live }}</ref>。最初のポーランド語版は、『Harry Potter i Insygnia Śmierci - Harry Potter and the Insignia of Death』(ハリー・ポッターと死の記章)という新しい書名で発売された<ref>{{cite book |url=http://pl.librarything.com/work/3577382 |publisher=LibraryThing |title=Harry Potter i insygnia śmierci |access-date=24 December 2007 |date=24 December 2007 |archive-date=8 January 2016 |archive-url=https://web.archive.org/web/20160108034344/http://pl.librarything.com/work/3577382 |url-status=live }}</ref>。2008年6月27日、[[ヒンディー語]]版の『Harry Potter aur Maut ke Tohfe』({{lang|hi|हैरी पॉटर और मौत के तोहफे}})(ハリー・ポッターと死の贈り物)がインドでManjul Publicationから発売された<ref name="Hindi">{{cite web|url=http://www.indiaclub.com/shop/SearchResults.asp?ProdStock=24387 |title=Harry Potter aur Maut Ke Tohfe – Hindi Version of the Deathly Hallows |publisher=India Club |access-date=4 August 2009 |url-status=dead |archive-url=https://web.archive.org/web/20090703074850/http://www.indiaclub.com/shop/SearchResults.asp?ProdStock=24387 |archive-date=3 July 2009 }}</ref>。2007年12月1日、ルーマニア語版が『Harry Potter și Talismanele Morții』という書名で発売された。 |
|||
== 評判 == |
|||
=== 批評家の反応 === |
|||
{{仮リンク|ボルチモア・サン|en|The Baltimore Sun}}紙の評論家、メアリー・キャロル・マッコーリーは、本書はシリーズの以前の作品よりも深刻で、より簡潔な文章であると指摘した<ref name="sun">{{cite web |url=http://seattletimes.nwsource.com/html/books/2003795766_harry19.html |title=An inevitable ending to Harry Potter series |last=McCauley |first=Mary Carole |work=[[:en:The Baltimore Sun]] |access-date=21 July 2007 |date=19 July 2007 |url-status=live |archive-url=https://web.archive.org/web/20070819100124/http://seattletimes.nwsource.com/html/books/2003795766_harry19.html |archive-date=19 August 2007 }}</ref>。さらに、[[タイムズ|ロンドン・タイムズ]]紙の批評家であるアリス・フォードハムは、「ローリングの才能は、ファンタジーの世界を完全に具現化するだけでなく、生き生きと描かれる、現実的で欠点もあるが勇敢で愛すべきキャラクターを創り出す静かな技術である」と書いている。フォードハムは、「私たちは長い道のりを共に歩んできたが、ローリングもハリーも最終的に私たちをがっかりさせなかった」と結んだ<ref>{{cite news |url=http://entertainment.timesonline.co.uk/tol/arts_and_entertainment/books/book_reviews/article2113614.ece |title=Harry Potter and the Deathly Hallows |last=Fordham |first=Alice |work=The Times |location=UK |access-date=25 July 2007 |date=21 July 2007 |url-status=live |archive-url=https://web.archive.org/web/20110517043702/http://entertainment.timesonline.co.uk/tol/arts_and_entertainment/books/book_reviews/article2113614.ece |archive-date=17 May 2011 }}</ref>。[[ニューヨーク・タイムズ]]紙の批評家である[[ミチコ・カクタニ]]も同意し、ハリーをヒーローであるだけでなく共感できるキャラクターとしたローリングの手腕を称賛した<ref>{{cite news|url=https://www.nytimes.com/2007/07/19/books/19potter.html|title=An Epic Showdown as Harry Potter Is Initiated into Adulthood|last=Kakutani|first=Michiko|author-link=:en:Michiko Kakutani|date=19 July 2007|work=The New York Times|access-date=20 July 2009|url-status=live|archive-url=https://web.archive.org/web/20090411102034/http://www.nytimes.com/2007/07/19/books/19potter.html|archive-date=11 April 2009}}</ref>。 |
|||
[[タイム (雑誌)|タイム]]誌の{{仮リンク|レフ・グロスマン|en|Lev Grossman}}は、この作品を2007年のフィクション本トップ10の8位に挙げ、「本がまだ世界的なマスメディアであり得ることを証明した」とローリングを称賛した<ref name="Time" />。小説家の[[エリザベス・ハンド]]は、「……物語と人物の壮大で複雑な相互作用は、まるで3部作全体の要約を1冊に詰め込んだように見えることが多い」と批判した<ref>{{cite news|url=https://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2007/07/21/AR2007072101025.html|title=Harry's Final Fantasy: Last Time's the Charm|last=Hand|first=Elizabeth|author-link=:en:Elizabeth Hand|date=22 July 2007|newspaper=The Washington Post|access-date=20 July 2009|url-status=live|archive-url=https://web.archive.org/web/20100530055211/http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2007/07/21/AR2007072101025.html|archive-date=30 May 2010}}</ref>。{{仮リンク|カーカス・レビュー|en|Kirkus Reviews}}の星印付きの書評では、「ローリングは、それらを互いに組み合わせたり敵対させたりすることに並外れた技術を示し、また記憶に残る人物が登場し、救いのある、抑えきれない楽しさに満ちた、素晴らしい教養小説に織り込んだ」と評者は述べている。また彼らは、小説の後半を称賛する一方で、終章は「挑発的で大雑把」だと批判した<ref>{{cite web|url=http://www.kirkusreviews.com/book-reviews/childrens-books/jk-rowling/harry-potter-and-the-deathly-hallows/|title=Harry Potter and the Deathly Hallows—Editor's Review|work=[[:en:Kirkus Reviews]]|access-date=6 February 2011|url-status=live|archive-url=https://web.archive.org/web/20110111143010/http://www.kirkusreviews.com/book-reviews/childrens-books/jk-rowling/harry-potter-and-the-deathly-hallows/|archive-date=11 January 2011}}</ref>。ロンドン・タイムズ紙の別の書評では、評者のアマンダ・クレイグは、ローリングについて「独創的でハイ・コンセプト(解りやすく魅力的)な作家ではない」ものの、彼女は「児童小説の他の偉大な作家に肩を並べる」と述べた。さらにクレイグは、本作は「美しく評価され、復帰を勝ち取った」と述べ、ローリングの想像力が世代全体の認識を変えたことについて、「これは過去半世紀において、あらゆるジャンルのほとんどの存命作家が達成できなかったことだ」と述べた<ref>{{cite web|url=http://entertainment.timesonline.co.uk/tol/arts_and_entertainment/books/children/article2153453.ece|title=Harry Potter and the Deathly Hallows|work=The Sunday Times|location=UK|last=Craig|first=Amanda|date=28 July 2007|access-date=6 February 2011|archive-date=16 March 2023|archive-url=https://web.archive.org/web/20230316150842/https://www.the-tls.co.uk/|url-status=live}}</ref>。 |
|||
その一方、[[クリスチャン・サイエンス・モニター]]のジェニー・ソーヤーは、「ハリー・ポッターシリーズには、その鮮やかに描かれた魔法の世界から重層的な物語まで、愛すべきところがたくさんある」としながらも、「物語とは、登場人物の変化を描くものだ。そして、思春期は別にしてハリーはあまり変わらない。ローリングが思い描いたように、彼は善の道をしっかりと歩んでおり、ヴォルデモートに対する最後の勝利は、必然なだけでなく、虚しく感じられる」と述べた<ref name="hollow">{{cite web |url=http://www.csmonitor.com/2007/0725/p09s02-coop.html |title=Missing from 'Harry Potter" – a real moral struggle |last=Sawyer |first=Jenny |work=[[:en:The Christian Science Monitor]] |access-date=25 July 2007 |date=25 July 2007 |url-status=live |archive-url=https://web.archive.org/web/20070927193238/http://www.csmonitor.com/2007/0725/p09s02-coop.html |archive-date=27 September 2007 }}</ref>。ニューヨーク・タイムズ紙では、[[クリストファー・ヒッチェンズ]]が、このシリーズを第二次世界大戦時代のイギリスの寄宿学校の物語と対比し、シリーズ全体について「ローリングは不滅の名声を勝ち得た」と書く一方、ローリングの[[デウス・エクス・マキナ]]の使い方や、中盤のキャンプの章が「とてつもなく長い」こと、ヴォルデモートが「[[イアン・フレミング]]の悪役よりもうんざりするようになった」ことが気に入らないと述べた<ref>{{cite news |url=https://www.nytimes.com/2007/08/12/books/review/Hitchens-t.html |title=The Boy Who Lived |last=Hitchens |first=Christopher |author-link=Christopher Hitchens |access-date=1 April 2008 |work=The New York Times |date=12 August 2007 |url-status=live |archive-url=https://web.archive.org/web/20090416024446/http://www.nytimes.com/2007/08/12/books/review/Hitchens-t.html |archive-date=16 April 2009 }}</ref>。ガーディアン紙のキャサリン・ベネットは、第1作の[[ハリー・ポッターシリーズの用語一覧#蛙チョコレート|蛙チョコレート]]のカードにグリンデルバルドが登場するなど、ローリングが以前の作品から些細な物事を引き出し『死の秘宝』で大きく描いたことを称賛した。ベネットは「彼女の批評家の言うように、ローリングはディケンズではない」と指摘しつつも、ローリングは「すべての本で、大勢の新しい登場人物、場所、呪文、規則、そして想像もつかない意外な展開や小筋の数々をつくり、それら架空の存在に意思を持たせた」と述べている<ref>{{cite web|url=https://www.theguardian.com/books/2007/jul/28/booksforchildrenandteenagers.jkjoannekathleenrowling|title=A send-off fit for a wizard|date=28 July 2007|access-date=12 February 2011|work=The Guardian|location=UK|last=Bennett|first=Catherine|url-status=live|archive-url=https://web.archive.org/web/20141005092955/http://www.theguardian.com/books/2007/jul/28/booksforchildrenandteenagers.jkjoannekathleenrowling|archive-date=5 October 2014}}</ref>。 |
|||
[[スティーヴン・キング]]は、作品について表面的な結論を急ぎすぎていると、マッコーリーを含む一部の批評家の反応を批判した<ref name="king">{{cite magazine |url=https://ew.com/ew/article/0,,20044270_20044274_20050689,00.html |title=J K Rowling's Ministry of Magic |first=Stephen |last=King |author-link=:en:Stephen King |date=17 August 2007 |access-date=21 August 2007 |magazine=Entertainment Weekly |issue=948 |url-status=live |archive-url=https://web.archive.org/web/20070816225423/http://www.ew.com/ew/article/0,,20044270_20044274_20050689,00.html |archive-date=16 August 2007 }}</ref>。発売前の徹底的な秘密主義により、批評家が本を読んで検討する時間がなかったため、初期の批評には深みに欠けたものが多く、これは仕方がなかったのではないかと彼は思った。彼はその文体を残念に思うというよりむしろ、成熟し改善されたと感じた。彼は作品の主題がより大人向けになったことや、ローリングがシリーズの中盤から明らかに大人の読者を念頭に置いて執筆していたことを認めた。彼はこの点についてこの作品を、子供だけでなく大人にも魅力的だったことで成功を収め古典として確立している『[[ハックルベリー・フィンの冒険]]』や『[[不思議の国のアリス]]』と対比した<ref name="king"/>。 |
|||
=== 販売 === |
|||
[[File:Potter queue.jpg|thumb|本を購入するために深夜に[[ボーダーズ・グループ|ボーダーズ]]に並ぶファン。発売日前日の23時56分の様子。]] |
[[File:Potter queue.jpg|thumb|本を購入するために深夜に[[ボーダーズ・グループ|ボーダーズ]]に並ぶファン。発売日前日の23時56分の様子。]] |
||
『ハリー・ポッターと死の秘宝』の売り上げは記録的なものだった。『死の秘宝』のアメリカでの初版部数は1200万部で、 |
『ハリー・ポッターと死の秘宝』の売り上げは記録的なものだった。『死の秘宝』のアメリカでの初版発行部数は1200万部で、100万部以上が[[Amazon.com]]と[[バーンズ・アンド・ノーブル]]で予約され<ref>{{cite news|url=http://news.bbc.co.uk/2/hi/entertainment/6452987.stm|title=Record print run for final Potter|date=2007-03-15|publisher=BBC News|access-date=2007-05-22|url-status=live|archive-url=https://web.archive.org/web/20070325235915/http://news.bbc.co.uk/2/hi/entertainment/6452987.stm|archive-date=2007-03-25}}</ref>、予約販売は『謎のプリンス』より500パーセント高かった<ref>Shapiro, p. 259-260</ref>。2007年4月12日、バーンズ・アンド・ノーブルは『死の秘宝』について同サイトを通じて50万部以上の予約を受け付け、[[予約販売]]の記録を破ったと発表した<ref>{{cite web|url=http://www.rte.ie/arts/2007/0413/potterh.html|title=New Harry Potter breaks pre-order record|date=2007-04-13|publisher=RTÉ.ie Entertainment|access-date=2007-04-23|url-status=live|archive-url=https://web.archive.org/web/20070418090204/http://www.rte.ie/arts/2007/0413/potterh.html|archive-date=18 April 2007}}</ref>。発売日には、アメリカで過去最高の830万部(1秒あたり96部以上)<ref>{{cite news|url=https://www.usatoday.com/life/books/news/2007-07-24-potter-sales_N.htm|title='Deathly Hallows' records lively sales|last=Blais|first=Jacqueline|author2=Anthony DeBarros|date=2007-07-25|work=[[USAトゥデイ|USA Today]]|access-date=2009-07-13|url-status=live|archive-url=https://web.archive.org/web/20090803130037/http://www.usatoday.com/life/books/news/2007-07-24-potter-sales_N.htm|archive-date=2009-08-03}}</ref><ref>{{cite news|url=https://www.nytimes.com/2007/07/22/books/22cnd-potter.html|title=Record First-Day Sales for Last 'Harry Potter' Book|last=Rich|first=Motoko|date=2007-07-22|work=The New York Times|access-date=2009-07-13|url-status=live|archive-url=https://web.archive.org/web/20130530141655/http://www.nytimes.com/2007/07/22/books/22cnd-potter.html|archive-date=30 May 2013}}</ref>、イギリスで265万部の売り上げを記録した<ref>{{cite news|url=http://www.foxnews.com/story/0,2933,290346,00.html|title='Harry Potter and the Deathly Hallows' Breaks Records|date=2007-07-24|agency=Associated Press|publisher=Fox News|access-date=2009-07-13|url-status=dead|archive-url=https://web.archive.org/web/20090507173511/http://www.foxnews.com/story/0,2933,290346,00.html|archive-date=2009-05-07}}</ref>。これによりアメリカでの販売で、発売から24時間でもっとも速く売れた小説として[[ギネス世界記録]]を保持している<ref>{{cite web|url=http://www.guinnessworldrecords.com/Search/Details/Fastestsellingbook-of-fiction-in-24-hours/53237.htm|title=Fastest selling book of fiction in 24 hours|work=Guinness Book of World Records|date=2007-07-21|accessdate=2011-02-05}}</ref>。また、[[W・H・スミス]]では、報道によると1秒あたり15部を売り上げた<ref>{{cite news|url=https://www.telegraph.co.uk/culture/books/3666735/Harry-Potter-and-the-hallowed-sales-figures.html|title=Harry Potter and the hallowed sales figures|last=Phelvin|first=Patrick|date=2007-07-23|work=The Daily Telegraph|location=ロンドン|access-date=2009-07-13|url-status=live|archive-url=https://web.archive.org/web/20090724173603/http://www.telegraph.co.uk/culture/books/3666735/Harry-Potter-and-the-hallowed-sales-figures.html|archive-date=2009-07-24}}</ref>。発売から約1年後となる2008年6月までに世界中で約4400万部を売り上げたと伝えられている<ref name="44mil">[https://www.forbes.com/lists/2008/53/celebrities08_JK-Rowling_CRTT.html #9: J. K. Rowling] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20180217024300/https://www.forbes.com/lists/2008/53/celebrities08_JK-Rowling_CRTT.html |date=2018-02-17 }}. The Celebrity 100. ''Forbes''. 11 June 2008. "The final one, ''Harry Potter and the Deathly Hallows'', has sold 44 million since it was published last July, including 15 million in the first 24 hours." Retrieved 17 July 2009</ref>。 |
||
=== 受賞歴および表彰歴 === |
|||
また、『ハリー・ポッターと死の秘宝』は複数の賞を受賞した<ref name="levine">{{cite web|url=http://www.arthuralevinebooks.com/book.asp?bookid=130|title=Harry Potter and the Deathly Hallows|date=2001-2005|publisher=Arthur A. Levine Books|accessdate=2009-07-17|archiveurl=https://web.archive.org/web/20071022103656/http://arthuralevinebooks.com/book.asp?bookid=130|archivedate=2007年10月22日|deadlinkdate=2017年9月}}</ref>。2007年、『ニューヨーク・タイムズ』の注目の100冊<ref>{{cite news|url=http://www.nytimes.com/2007/12/02/books/review/notable-books-2007.html|title=100 Notable Books of 2007 |date=2007-12-02|work=The New York Times|accessdate=2009-07-17}}</ref>と注目の児童書に選ばれた<ref>{{cite news|url=http://www.nytimes.com/2007/12/02/books/review/Kids-Notables-t.html|title=Notable Children's Books of 2007 |last=Fleischman|first=Paul|date=2007-12-02|work=The New York Times|accessdate=2009-07-17}}</ref>。『[[ニューズウィーク]]』誌の評論家であるマルコム・ジョーンズは本作を2007年の最も良い本とした<ref>{{cite web|url=http://www.newsweek.com/2007/12/12/wizards-warmongers-and-the-west-coast.html|title=Wizards, Warmongers and the West Coast|date=2007-12-13|accessdate= 2011-02-05|last=Jones|first=Malcolm}}</ref>。また、『パブリッシャーズ・ウィークリー』は2007年のベスト・ブックスの中に『ハリー・ポッターと死の秘宝』を入れた<ref>{{cite journal|url=http://www.publishersweekly.com/pw/print/20071105/14780-pw-s-best-books-of-the-year-.html|title=PW's Best Books of the Year|last=Staff|date=2007-11-05|work=[[Publishers Weekly]]|volume=254|issue=44|accessdate=2009-07-17|archiveurl=https://web.archive.org/web/20110616182043/http://www.publishersweekly.com/pw/print/20071105/14780-pw-s-best-books-of-the-year-.html|archivedate=2011年6月16日|deadurldate=2017年9月}}</ref>。2008年、[[アメリカ図書館協会]]は青少年向けのベスト・ブックのひとつとし<ref>{{cite web|title=Best Books for Young Adults 2008|year=2008|url=http://www.ala.org/ala/mgrps/divs/yalsa/booklistsawards/bestbooksya/08bbya.cfm|publisher=American Library Association|accessdate=2009-07-17|archiveurl=https://web.archive.org/web/20090501041138/http://www.ala.org/ala/mgrps/divs/yalsa/booklistsawards/bestbooksya/08bbya.cfm|archivedate=2009年5月1日|deadlinkdate=2017年9月}}</ref>、また、注目の児童書のリストに入った<ref>{{cite press release|url = http://www.ala.org/ala/newspresscenter/news/pressreleases2008/january2008/ncb2008.cfm |title=2008 Notable Children's Books|year=2008|publisher=American Library Association|accessdate=2009-07-17}}</ref>。さらに2008年、コロラド・ブルー・スプルース・ブルー・アワードを受賞した<ref name="levine"/>。 |
|||
また、『ハリー・ポッターと死の秘宝』は複数の賞を受賞した<ref name="levine">{{cite web|url=http://www.arthuralevinebooks.com/book.asp?bookid=130|title=Harry Potter and the Deathly Hallows|date=2001-2005|publisher=Arthur A. Levine Books|access-date=2009-07-17|url-status=dead|archive-url=https://web.archive.org/web/20071022103656/http://arthuralevinebooks.com/book.asp?bookid=130|archive-date=2007-10-22|deadlinkdate=2017年9月}}</ref>。2007年、ニューヨーク・タイムズ「今年注目を集めた100冊」<ref>{{cite news|url=https://www.nytimes.com/2007/12/02/books/review/notable-books-2007.html|title=100 Notable Books of 2007|date=2007-12-02|work=The New York Times|access-date=2009-07-17|url-status=live|archive-url=https://web.archive.org/web/20090411144025/http://www.nytimes.com/2007/12/02/books/review/notable-books-2007.html|archive-date=2009-04-11}}</ref>、と「注目すべき児童書」に選ばれた<ref>{{cite news|url=https://www.nytimes.com/2007/12/02/books/review/Kids-Notables-t.html|title=Notable Children's Books of 2007|last=Fleischman|first=Paul|date=2007-12-02|work=The New York Times|access-date=2009-07-17|url-status=live|archive-url=https://web.archive.org/web/20090411144022/http://www.nytimes.com/2007/12/02/books/review/Kids-Notables-t.html|archive-date=2009-04-11}}</ref>。[[ニューズウィーク]]誌の評論家であるマルコム・ジョーンズは、本作を2007年の最優秀作品とした<ref>{{cite web|url=http://www.newsweek.com/2007/12/12/wizards-warmongers-and-the-west-coast.html|title=Wizards, Warmongers and the West Coast|date=2007-12-13|access-date=2011-02-05|last=Jones|first=Malcolm|website=[[Newsweek]]|url-status=live|archive-url=https://web.archive.org/web/20101201165940/http://www.newsweek.com/2007/12/12/wizards-warmongers-and-the-west-coast.html|archive-date=2010-12-01}}</ref>。また、[[パブリッシャーズ・ウィークリー]]誌は2007年の最優秀作品の中に『ハリー・ポッターと死の秘宝』を入れた<ref>{{cite journal|url=http://www.publishersweekly.com/pw/print/20071105/14780-pw-s-best-books-of-the-year.html|title=PW's Best Books of the Year|last=Staff|date=2007-11-05|journal=[[Publishers Weekly]]|volume=254|issue=44|access-date=2009-07-17|url-status=live|archive-url=https://web.archive.org/web/20140424130559/http://www.publishersweekly.com/pw/print/20071105/14780-pw-s-best-books-of-the-year.html|archive-date=2014-04-24}}</ref>。また2007年には、本作はネビュラ賞のヤング・アダルトSFおよびファンタジー部門のアンドレ・ノートン賞を受賞した。2008年、[[アメリカ図書館協会]]は「青少年向け最優秀作品」のひとつとし<ref>{{cite web|url=http://www.ala.org/ala/mgrps/divs/yalsa/booklistsawards/bestbooksya/08bbya.cfm|title=Best Books for Young Adults 2008|year=2008|publisher=American Library Association|access-date=2009-07-17|archive-url=https://web.archive.org/web/20090501041138/http://www.ala.org/ala/mgrps/divs/yalsa/booklistsawards/bestbooksya/08bbya.cfm <!--Added by H3llBot-->|archive-date=2009-05-01|deadlinkdate=2017年9月}}</ref>、また「注目すべき児童書」にも挙げた<ref>{{cite press release|url=http://www.ala.org/ala/newspresscenter/news/pressreleases2008/january2008/ncb2008.cfm|title=2008 Notable Children's Books|year=2008|publisher=American Library Association|access-date=2009-07-17|url-status=live|archive-url=https://web.archive.org/web/20100219233306/http://www.ala.org/ala/newspresscenter/news/pressreleases2008/january2008/ncb2008.cfm|archive-date=19 February 2010}}</ref>。さらに『ハリー・ポッターと死の秘宝』は2008年コロラド・ブルー・スプルース・ブック賞を受賞した<ref name="levine"/>。 |
|||
== その他 == |
== その他 == |
||
85行目: | 165行目: | ||
| 作品名 = ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 |
| 作品名 = ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 |
||
| 原題 = Harry Potter and the Deathly Hallows Part1 |
| 原題 = Harry Potter and the Deathly Hallows Part1 |
||
| 画像 = |
| 画像 = |
||
| 画像サイズ = |
| 画像サイズ = |
||
| 画像解説 = |
|||
| 画像解説 = 撮影中の[[ダニエル・ラドクリフ]](2009年、{{仮リンク|フレッシュウォーター・ウェスト|en|Freshwater West}}) |
|||
| 監督 = [[デヴィッド・イェーツ|デイビッド・イェーツ]] |
| 監督 = [[デヴィッド・イェーツ|デイビッド・イェーツ]] |
||
| 製作総指揮 = [[ライオネル・ウィグラム]] |
| 製作総指揮 = [[ライオネル・ウィグラム]] |
||
102行目: | 182行目: | ||
| 製作国 = {{GBR}}<br />{{USA}} |
| 製作国 = {{GBR}}<br />{{USA}} |
||
| 言語 = [[英語]] |
| 言語 = [[英語]] |
||
| 製作費 = $250,000,000(2部作合算)<ref>{{cite news| last=Frankel| first=Daniel| title=Get Ready for the Biggest 'Potter' Opening Yet| work=[[The Wrap]]| date=2010-11-17| url=http://www.thewrap.com/movies/article/get-ready-biggest-potter-opening-yet-22607| accessdate=2010-11-21}}</ref>| 公開 = [[2010年]][[11月19日]] |
| 製作費 = $250,000,000(2部作合算)<ref>{{cite news| last=Frankel| first=Daniel| title=Get Ready for the Biggest 'Potter' Opening Yet| work=[[:en:The Wrap]]| date=2010-11-17| url=http://www.thewrap.com/movies/article/get-ready-biggest-potter-opening-yet-22607| accessdate=2010-11-21}}</ref>| 公開 = [[2010年]][[11月19日]] |
||
| 出演者 = [[ダニエル・ラドクリフ]]<br />[[ルパート・グリント]]<br />[[エマ・ワトソン]]<br />[[ヘレナ・ボナム=カーター]]<br />[[ロビー・コルトレーン]]<br />[[レイフ・ファインズ]]<br />[[マイケル・ガンボン]]<br />[[ブレンダン・グリーソン]]<br />[[リチャード・グリフィス]]<br />[[ジョン・ハート (俳優)|ジョン・ハート]]<br />[[リス・エヴァンス]]<br />[[ジェイソン・アイザックス]]<br />[[ビル・ナイ]]<br />[[アラン・リックマン]]<br />[[フィオナ・ショウ]]<br />[[ティモシー・スポール]]<br />[[イメルダ・スタウントン]]<br />[[デヴィッド・シューリス|デイビッド・シューリス]]<br />[[ワーウィック・デイヴィス|ウォーウィック・デイビス]]<br />[[トム・フェルトン]]<br />[[トビー・ジョーンズ]](声の出演)<br />[[デイブ・レジェノ]]<br />[[サイモン・マクバーニー]](声の出演)<br />[[ヘレン・マックロリー]]<br />[[ニック・モラン]]<br />[[ピーター・マラン]]<br />[[デヴィッド・オハラ]]<br />[[クレマンス・ポエジー]]<br />[[ナタリア・テナ]]<br />[[ジュリー・ウォルターズ]]<br />[[マーク・ウィリアムズ]]<br />[[ボニー・ライト]] |
| 出演者 = [[ダニエル・ラドクリフ]]<br />[[ルパート・グリント]]<br />[[エマ・ワトソン]]<br />[[ヘレナ・ボナム=カーター]]<br />[[ロビー・コルトレーン]]<br />[[レイフ・ファインズ]]<br />[[マイケル・ガンボン]]<br />[[ブレンダン・グリーソン]]<br />[[リチャード・グリフィス]]<br />[[ジョン・ハート (俳優)|ジョン・ハート]]<br />[[リス・エヴァンス]]<br />[[ジェイソン・アイザックス]]<br />[[ビル・ナイ]]<br />[[アラン・リックマン]]<br />[[フィオナ・ショウ]]<br />[[ティモシー・スポール]]<br />[[イメルダ・スタウントン]]<br />[[デヴィッド・シューリス|デイビッド・シューリス]]<br />[[ワーウィック・デイヴィス|ウォーウィック・デイビス]]<br />[[トム・フェルトン]]<br />[[トビー・ジョーンズ]](声の出演)<br />[[デイブ・レジェノ]]<br />[[サイモン・マクバーニー]](声の出演)<br />[[ヘレン・マックロリー]]<br />[[ニック・モラン]]<br />[[ピーター・マラン]]<br />[[デヴィッド・オハラ]]<br />[[クレマンス・ポエジー]]<br />[[ナタリア・テナ]]<br />[[ジュリー・ウォルターズ]]<br />[[マーク・ウィリアムズ]]<br />[[ボニー・ライト]] |
||
| 上映時間 = 146分 |
| 上映時間 = 146分 |
||
| 興行収入 = $ |
| 興行収入 = {{flagicon|World}}$977,070,383<br /> {{flagicon|UK}} $86,087,576 <br />{{flagicon|USA}}{{flagicon|CAN}}$296,374,621<ref name="boxoffice1">{{cite web |url=https://www.boxofficemojo.com/release/rl1248560641/|title=Harry Potter and the Deathly Hallows Part 1 (2010) |publisher=[[Box Office Mojo]] |language=英語 |accessdate=2022年8月17日 }}</ref><br />{{Flagicon|JPN}} 68億6000万円<ref name="#2">{{映連興行収入|2011}}</ref> |
||
| 前作 =[[ハリー・ポッターと謎のプリンス#映画|ハリー・ポッターと謎のプリンス]] |
| 前作 =[[ハリー・ポッターと謎のプリンス#映画|ハリー・ポッターと謎のプリンス]] |
||
| 次作=ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 |
| 次作=ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 |
||
322行目: | 402行目: | ||
** 日本語版制作:[[東北新社]] |
** 日本語版制作:[[東北新社]] |
||
==== |
==== 制作 ==== |
||
{{main|en:Production of Harry Potter and the Deathly Hallows}} |
|||
2010年11月17日、冒頭の36分間の映像が、ネットに流出しているとワーナー・ブラザースが発表した。同社は声明で、「この問題を徹底調査し、関与した者の責任を法律の及ぶ最大限まで追及する」と述べている<ref>{{Cite web|date=2010-11-18|url=http://jp.reuters.com/article/idJPJAPAN-18243620101118|title=「ハリー・ポッター」最新作の一部映像がネットに流出|publisher=ロイター|accessdate=2012-07-06}}</ref>。 |
|||
[[File:HPatDH - Panache - b&w Harry and camera.jpg|thumb|200 px|イギリス・ウェールズの[[ペンブルックシャー]]で[[ハリー・ポッターシリーズの魔法生物一覧#ドビー|ドビー]]が亡くなる場面を撮影する[[ダニエル・ラドクリフ]]]] |
|||
『パート1』は2009年2月19日から2010年6月12日まで『[[ハリー・ポッターと死の秘宝#ハリー・ポッターと死の秘宝_PART2|ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2]]』と連続して撮影された<ref>{{cite web |title=Harry Potter at Leavesden |url=http://www.wbstudiotour.co.uk/en/about-us/harry-potter-at-leavesden |publisher=[[:en:Warner Bros. Entertainment Inc.]] |access-date=5 December 2012 |year=2011 |url-status=dead |archive-url=https://web.archive.org/web/20120923223732/http://www.wbstudiotour.co.uk/en/about-us/harry-potter-at-leavesden |archive-date=23 September 2012}}</ref><ref>{{cite web |last=Schwartz |first=Terri |title='Harry Potter' Filming Wraps -- For The Last Time |url=http://www.mtv.com/news/1641491/harry-potter-filming-wraps-for-the-last-time/ |publisher=[[:en:MTV News]] |access-date=4 January 2022 |date=14 June 2010 |archive-date=26 September 2011 |archive-url=https://web.archive.org/web/20110926011742/http://www.mtv.com/news/articles/1641491/harry-potter-filming-wraps-last-time.jhtml |url-status=live }}</ref>。[[撮影監督]]の[[エドゥアルド・セラ]]と共に本作を撮影した[[デヴィッド・イェーツ]]監督は、パート1について「極めて現実的」、「まるで{{仮リンク|シネマ・ヴェリテ|label=ヴェリテ|en|Cinéma vérité}}のドキュメンタリーのような」「[[ロードムービー]]」と言い表した<ref>{{cite web |first=Meredith |last=Woerner |url=http://io9.com/#!5611928/find-out-where-harry-potter-and-the-deathly-hallows-part-1-will-end |title=Find out where Harry Potter and the Death Hallows Part 1 will end |publisher=io9 |date=13 August 2010 |access-date=20 May 2011 |archive-date=12 May 2014 |archive-url=https://web.archive.org/web/20140512085957/http://io9.com/#!5611928/find-out-where-harry-potter-and-the-deathly-hallows-part-1-will-end |url-status=live }}</ref><ref>{{cite web |first=Rob |last=Hunter |url=https://www.filmschoolrejects.com/news/if-the-harry-potter-and-the-deathly-hallows-two-film-adaptation-were-a-person-this-splitting-point-would-be-the-taint.php |title=If The Two 'Harry Potter and the Death Hallows' Films Were A Person This Would Be Perineum |publisher=Film School Rejects |date=13 August 2010 |access-date=20 May 2011 |url-status=dead |archive-url=https://web.archive.org/web/20110623214612/http://www.filmschoolrejects.com/news/if-the-harry-potter-and-the-deathly-hallows-two-film-adaptation-were-a-person-this-splitting-point-would-be-the-taint.php |archive-date=23 June 2011}}</ref>。 |
|||
もともと単体での劇場公開が予定されていたが、[[デヴィッド・ハイマン]]が言うところの「創造的責務」のため、原作本を2部に分けることを製作総指揮の[[ライオネル・ウィグラム]]から提案された。ハイマンは当初、その案に否定的だったが、ウィグラムは「いや、デヴィッド。どうやってやるんだ」と尋ねた。原作本を読み直し、脚本の[[スティーヴ・クローヴス]]と話し合った結果、彼はこの分割に合意した<ref>{{cite web |url=https://www.youtube.com/watch?v=EJVDzNtosrc |title=David Heyman 'Fantastic Beasts & Where To Find Them' script is wonderful |publisher=[[YouTube]] |date=25 November 2014 |access-date=25 November 2014 |archive-date=27 December 2014 |archive-url=https://web.archive.org/web/20141227161156/https://www.youtube.com/watch?v=EJVDzNtosrc |url-status=live }}</ref>。 |
|||
==== 日本におけるキャッチコピー(PART1) ==== |
|||
* '''ついに、完結へ。''' |
|||
待ち伏せしたデス・イーターにハリーとハグリッドが猛追される緊迫した場面は、{{仮リンク|ダートフォード・クロッシング|en|Dartford Crossing}}で撮影された<ref>{{cite web |url=http://kentfilmoffice.co.uk/2010/02/harry-potter-and-the-deathly-hallows-part-1-2010/ |title=Harry Potter and the Deathly Hallows Part 1 2010 |work=Kent Film Office |access-date=8 July 2013 |archive-date=30 December 2013 |archive-url=https://web.archive.org/web/20131230232010/http://kentfilmoffice.co.uk/2010/02/harry-potter-and-the-deathly-hallows-part-1-2010/ |url-status=live }}</ref>。 |
|||
===== 美術セット ===== |
|||
これまでのすべての『ハリー・ポッター』映画で美術監督を務めた[[スチュアート・クレイグ]]が、最後の2部作で再び着任した。彼は、「私たちは、まったく違う種類の映画を作り、非常に多くのロケをしました。かなり遠くまで出かけて、セットを作り、長い時間を森の中で過ごすんだ」と語った。「私たちは森のセットを作って実際の森と一体にしたのですから、ご想像いただけるかと思いますが、そこには課題がありました」<ref>{{cite web |first=Kara |last=Warner |url=http://www.mtv.com/news/1653098/deathly-hallows-designer-reveals-scene-secrets/ |title='Deathly Hallows' Designer Reveals Scene Secrets |publisher=MTV |date=24 November 2010 |access-date=4 January 2022 |archive-date=30 December 2013 |archive-url=https://web.archive.org/web/20131230232426/http://www.mtv.com/news/articles/1653098/deathly-hallows-designer-reveals-scene-secrets.jhtml |url-status=live }}</ref>。クレイグは、最終的に『パート1』の働きで[[アカデミー賞]]にノミネートされた<ref>{{cite web |url=http://oscar.go.com/nominations/category/art-direction/synopsis/harry-potter-and-the-deathly-hallows-part-1/686960 |title=Oscar 2011: Art Direction |publisher=Oscar.go.com |access-date=22 June 2011 |archive-date=26 July 2011 |archive-url=https://web.archive.org/web/20110726202753/http://oscar.go.com/nominations/category/art-direction/synopsis/harry-potter-and-the-deathly-hallows-part-1/686960 |url-status=live }}</ref>。 |
|||
『パート1』でのビルとフラーの結婚式のためのテントについて、クレイグは「かなり風変わりで手作り感のある(ウィーズリー家の)家の延長にしないで、上品なものにしようと思いました。(……)シルクと美しい浮かぶ燭台がずらりと並ぶ。家とは素晴らしい違いです」とその狙いを解説している。魔法省のセットについて、彼は次のように述べている。「これは秘密の世界で、庁舎ですので、私たちは実際の省、[[Muggle]]の省(ロンドンの[[ホワイトホール (ロンドン)|ホワイトホール]])まで行って、私たちの魔法の省はこれら実際の省のパラレルワールドのようなものだと決めました」<ref name="ordoña1">{{cite news |first=Michael |last=Ordoña |url=https://www.sfgate.com/entertainment/article/Stuart-Craig-Harry-Potter-s-production-designer-3245988.php |title=Stuart Craig, Harry Potter's production designer |work=San Francisco Chronicle |date=14 November 2010 |access-date=4 January 2022 |archive-date=16 November 2010 |archive-url=https://web.archive.org/web/20101116155419/http://www.sfgate.com/cgi-bin/article.cgi?f=%2Fc%2Fa%2F2010%2F11%2F12%2FPK0R1G8TB4.DTL |url-status=live }}</ref>。 |
|||
また、クレイグはマルフォイの館のデザインについてもコメントし、「とても力強い建築セットだ。その外観はこの国の{{仮リンク|ハードウィック・ホール|en|Hardwick Hall}}というエリザベス女王時代の邸宅を基にしていて、大量の窓があって、これらの窓が目隠しのようです。シャッターが引かれているのでまるでめくら窓のようですし、それらは現実の存在感、不気味な存在感がありますので、良い外観の基礎となりました。奇抜な魔法の屋根が追加され、現実にはない森に囲まれていますが、これも脅威と神秘性を増すための仕掛けの1つです」と述べている<ref name="ordoña1"/>。 |
|||
===== 衣装 ===== |
|||
『パート1』の衣装は、『[[ハリー・ポッターとアズカバンの囚人#映画|ハリー・ポッターとアズカバンの囚人]]』(2004年)以来の『ハリー・ポッター』作品の衣装デザイナーである{{仮リンク|ジェイニー・ティーマイム|en|Jany Temime}}がデザインした<ref name="hero_complex">{{cite news |first=Geoff |last=Boucher |url=http://herocomplex.latimes.com/2010/10/21/harry-potter-countdown-the-deathly-hallows-wedding-is-last-festive-moment-in-grim-finale/ |archive-url=https://web.archive.org/web/20101023124804/http://herocomplex.latimes.com/2010/10/21/harry-potter-countdown-the-deathly-hallows-wedding-is-last-festive-moment-in-grim-finale/ |url-status=dead |archive-date=23 October 2010 |title='Harry Potter' countdown: The 'Deathly Hallows' wedding is last festive moment in grim finale |newspaper=[[Los Angeles Times]] |date=21 October 2010 |access-date=12 November 2010}}</ref>。ティーマイムは、彼女のデザインしたフラー・デラクールのウエディングドレスに関して論争に巻き込まれた。{{仮リンク|アレキサンダー・マックイーン (ブランド)|label=アレキサンダー・マックイーン|en|Alexander McQueen (brand)}}の2008年秋コレクションの類似したドレスのデザインを模倣したと非難されたのである<ref>{{cite web |url=http://www.fashionist.ca/2010/10/did-harry-potter-designer-steal-a-dress-from-alexander-mcqueen.html |title=Did Harry Potter's Costume Designer Steal A Dress From Alexander McQueen? – Fashionist |archive-url=https://web.archive.org/web/20120311170556/http://www.fashionist.ca/2010/10/did-harry-potter-designer-steal-a-dress-from-alexander-mcqueen.html |archive-date=11 March 2012 |publisher=Fashionist.ca |access-date=25 May 2011}}</ref>。ティーマイムはこのドレスについて、「ハロウィンのドレスではなく、魔女のウエディングドレスにしたかったのです。このドレスは白いですが、なにか素敵な幻想的なものが必要でした。そこで不死鳥(のモチーフ)をあしらっていますが、この鳥はある意味で愛の象徴です。再生があり、愛は決して死なず、生まれ変わるからです」と話した<ref name="hero_complex"/>。 |
|||
===== 視覚効果 ===== |
|||
[[File:The Making of Harry Potter 29-05-2012.jpg|thumb|200 px|right|映画でハグリッドとハリーが使った側車付きオートバイ]] |
|||
『アズカバンの囚人』以降の全作品に携わったあと、[[DNEG|ダブル・ネガティブ]]社は、物語の最終章である『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』と『PART2』の[[VFX|視覚効果]]の提供を依頼された。本作のVFXスーパーバイザーであるティム・バークと緊密に協力し、VFXスーパーバイザーのデヴィッド・ヴィッカリー、VFXプロデューサーのCharlotte Loughlaneがチームを率いた。メインチームには、3DスーパーバイザーのRick Leary、2DスーパーバイザーのSean Stranksも加わった{{citation needed|date=November 2020}}。 |
|||
ダブル・ネガティブ社のPART1での作業には、腐食したワーナー・ブラザースのロゴや、バローズとその周辺の広大な環境の拡大が含まれていた。ゼノフィリウス・ラブグッドの家については3Dで拡張され、デス・イーターの攻撃で最高潮に達する追加の環境の作業が完了した。またダブル・ネガティブ社はデス・イーターの煙の視覚効果を進化させ、煙のように流れるような飛行状態と着地したときの実写の間に「剥がされた人」の状態を導入した。その他、結婚披露宴に割り込みヴォルデモートが魔法省を乗っ取ったことを列席者に知らせる守護霊の魔法などを手がけた<ref>{{cite web |url=http://www.dneg.com/projects/harry_potter_and_the_deathly_hallows_part_1_283.html |publisher=Double Negative Visual Effects |title=Harry Potter and the Deathly Hallows Part 1 |access-date=30 January 2011 |url-status=dead |archive-url=https://web.archive.org/web/20101212110204/http://www.dneg.com/projects/harry_potter_and_the_deathly_hallows_part_1_283.html |archive-date=12 December 2010}}</ref>。 |
|||
前作と同様に、視覚効果会社の[[フレームストア]]が動物CGのほとんどを制作し、{{仮リンク|ベン・ヒボン|en|Ben Hibon}}の監督およびデザインにより『[[吟遊詩人ビードルの物語#三人兄弟の物語|三人兄弟の物語]]』のアニメーションの場面を制作した<ref>{{cite web |url=http://www.cartoonbrew.com/feature-film/animated-sequence-in-harry-potter-and-the-deathly-hallows.html |title=Animated Sequence in "Harry Potter and the Deathly Hallows" |publisher=[[:en:Cartoon Brew]] |date=20 November 2010 |access-date=30 January 2011 |url-status=dead |archive-url=https://web.archive.org/web/20110112121442/http://www.cartoonbrew.com/feature-film/animated-sequence-in-harry-potter-and-the-deathly-hallows.html |archive-date=12 January 2011}}</ref>。 |
|||
===== 音楽 ===== |
|||
{{Main|en:Harry Potter and the Deathly Hallows – Part 1 (soundtrack)}} |
|||
{{See also|en:Music of the Harry Potter films}} |
|||
『不死鳥の騎士団』と『謎のプリンス』の作曲を担当した作曲家[[ニコラス・フーパー]]は、『死の秘宝』では担当しなかった。代わりに、[[アレクサンドル・デスプラ]]が{{仮リンク|ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 (サウンドトラック)|label=ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1|en|Harry Potter and the Deathly Hallows – Part 1 (soundtrack)}}の作曲に起用された<ref>{{cite web |url=http://www.firstshowing.net/2010/alexandre-desplat-scoring-harry-potter-the-deathly-hallows/ |title=Alexandre Desplat Scoring Harry Potter & the Deathly Hallows |publisher=FirstShowing.net |date=21 January 2010 |access-date=18 December 2012 |archive-date=20 September 2012 |archive-url=https://web.archive.org/web/20120920033524/http://www.firstshowing.net/2010/alexandre-desplat-scoring-harry-potter-the-deathly-hallows/ |url-status=live }}</ref>。またこの映画には、{{仮リンク|ニック・ケイヴ・アンド・ザ・バッド・シーズ|en|Nick Cave and the Bad Seeds}}の『O Children』という曲が使われている<ref>{{cite news |date=7 December 2010 |author=Todd Martens |url=http://latimesblogs.latimes.com/music_blog/2010/12/so-how-did-a-nick-cave-song-end-up-in-harry-potter-and-the-deathly-hallows.html |title=So how did a Nick Cave song end up in 'Harry Potter and the Deathly Hallows - Part 1'? |work=[[Los Angeles Times]] |access-date=18 December 2012 |archive-date=8 February 2013 |archive-url=https://web.archive.org/web/20130208035848/http://latimesblogs.latimes.com/music_blog/2010/12/so-how-did-a-nick-cave-song-end-up-in-harry-potter-and-the-deathly-hallows.html |url-status=live }}</ref>。 |
|||
==== マーケティング ==== |
|||
第1作の最初の公式写真は{{start date|2009|12|1}}に公開され、ロンドンの街角のハリー、ロン、ハーマイオニーが写された。{{start date|2009|12|8}}、『[[ハリー・ポッターと謎のプリンス#映像ソフト|ハリー・ポッターと謎のプリンス]]』のBlu-rayとDVDの発売と同時に、映画の映像が正式に公開された<ref>{{cite web |author=Sue |url=http://www.the-leaky-cauldron.org/2009/12/4/harry-potter-and-the-deathly-hallow-sneak-peek-online |title=Harry Potter and the Deathly Hallow Sneak Peek Online |publisher=The Leaky Cauldron |access-date=9 December 2009 |url-status=dead |archive-url=https://web.archive.org/web/20091208011552/http://www.the-leaky-cauldron.org/2009/12/4/harry-potter-and-the-deathly-hallow-sneak-peek-online |archive-date=8 December 2009 }}</ref>。2010年の{{仮リンク|ShoWest|en|National Association of Theatre Owners#ShoWest}}コンベンションにおいて、[[アラン・ホルン]]は両作品の未完成映像を初公開した<ref>{{cite news |first=Steve |last=Weintraub |url=https://www.collider.com/2010/03/18/warner-bros-hits-a-home-run-at-showest-world-premiered-footage-from-harry-potter-and-the-deathly-hallows-inception-due-date-more/ |title=Warner Bros. Hits a Home Run At Showest |date=18 March 2010 |access-date=20 March 2010 |publisher=Collider |archive-date=22 March 2010 |archive-url=https://web.archive.org/web/20100322191002/http://www.collider.com/2010/03/18/warner-bros-hits-a-home-run-at-showest-world-premiered-footage-from-harry-potter-and-the-deathly-hallows-inception-due-date-more |url-status=live }}</ref>。[[MTVムービー・アワード2010]]では『死の秘宝』のさらなる映像が初公開された<ref>{{cite web |first=Kara |last=Warner |url=http://www.mtv.com/news/2436628/harry-potter-and-the-deathly-hallows-sneak-peek-at-2010-mtv-movie-awards-what-do-you-want-to-see/ |title='Harry Potter And The Deathly Hallows' Sneak Peek At 2010 MTV Movie Awards... What Do You Want To See? |publisher=MTV |date=4 June 2010 |access-date=4 January 2022 |archive-url=https://web.archive.org/web/20100608203816/http://moviesblog.mtv.com/2010/06/04/harry-potter-and-the-deathly-hallows-sneak-peek-at-2010-mtv-movie-awards-what-do-you-want-to-see/ |archive-date=8 June 2010}}</ref>。これに続いて、『PART1』と『PART2』の公開日と破壊されたホグワーツ城が描かれた公式ティーザーポスターが公開された<ref>{{cite web |first=Krystal |last=Clark |url=http://screencrave.com/2010-07-02/harry-potter-and-the-deathly-hallows-teaser-poster/ |title=Harry Potter and the Deathly Hallows Teaser Poster |access-date=2 July 2010 |url-status=dead |archive-url=https://web.archive.org/web/20110716022422/http://screencrave.com/2010-07-02/harry-potter-and-the-deathly-hallows-teaser-poster/ |archive-date=16 July 2011}}</ref>。米国のテレビ局ABCファミリーは、2010年7月8日から始まった当局の『ハリー・ポッター』ウィークエンドに、両編のインタビューと追加シーンを放送した<ref>{{cite web |first=Bill |last=Gorman |url=http://tvbythenumbers.com/2010/06/25/abc-familys-harry-potter-weekend-airs-from-july-8th-11th/55359 |title=ABC Family's 'Harry Potter Weekend' Airs From July 8–11th|publisher=TVbytheNumbers.com |date=25 June 2010 |access-date=25 June 2010 |archive-date=27 June 2010 |archive-url=https://web.archive.org/web/20100627171149/http://tvbythenumbers.com/2010/06/25/abc-familys-harry-potter-weekend-airs-from-july-8th-11th/55359 |url-status=dead }}</ref>。2010年9月22日、この映画の2分間の予告編が全世界で公開された<ref>{{cite web |first=Alex |last=Billington |url=http://www.firstshowing.net/2010/09/22/second-epic-harry-potter-the-deathly-hallows-official-trailer/ |title=Second Epic Harry Potter & the Deathly Hallows Official Trailer |publisher=FirstShowing.net |date=22 September 2010 |access-date=22 September 2010 |archive-date=26 September 2010 |archive-url=https://web.archive.org/web/20100926070327/http://www.firstshowing.net/2010/09/22/second-epic-harry-potter-the-deathly-hallows-official-trailer/ |url-status=live }}</ref>。 |
|||
2010年9月29日、ハリー、ロン、ハーマイオニーが描かれた『PART1』のキャラクターポスター3種が{{仮リンク|Yahoo! Movies|en|Yahoo! Movies}}で公開された<ref>{{cite web |first=Chloe |last=Turgis |url=http://uk.movies.yahoo.com/blog/article/41560/exclusive-harry-potter-banners.html |title=Yahoo! Movies Posters |publisher=Yahoo! Movies |date=29 September 2010 |archive-url=https://web.archive.org/web/20110718133814/http://uk.movies.yahoo.com/blog/article/41560/exclusive-harry-potter-banners.html |archive-date=18 July 2011 |access-date=29 September 2010}}</ref>。その翌日、森の中を走る3人を描いた『PART1』のポスターが公開された。劇場用ポスターには「NOWHERE IS SAFE」(もう安全な場所はない)というキャッチフレーズが書かれ、クレジットのない別の版では「THE END BEGINS」(終わりの始まり)というキャッチフレーズが書かれている<ref>{{cite web |url=http://movies.uk.msn.com/blog/editor-blogpost.aspx?post=36c6ce8b-1517-46ac-a461-e4662a046ff8&_nwpt=1 |title=Part 1 Theatrical |publisher=MSN movies |date=1 October 2010 |access-date=1 October 2010 |archive-url=https://web.archive.org/web/20101004120600/http://movies.uk.msn.com/blog/editor-blogpost.aspx?post=36c6ce8b-1517-46ac-a461-e4662a046ff8&_nwpt=1 |archive-date=4 October 2010 |url-status=dead }}</ref>。2010年10月6日には、ハリー、ロン、ハーマイオニー、ヴォルデモート卿、ベラトリックス・レストレンジ、セブルス・スネイプ、およびフェンリール・グレイバックが描かれた『PART1』のその他各種キャラクターポスターが公開された<ref>{{cite web |url=http://www.harrypotterspage.com/2010/10/06/deathly-hallows-part-1-portrait-banners/ |title=More 'Harry Potter and the Deathly Hallows: Part 1' Character Banners Debuts |date=6 October 2010 |access-date=6 October 2010 |url-status=dead |archive-url=https://web.archive.org/web/20110711145855/http://www.harrypotterspage.com/2010/10/06/deathly-hallows-part-1-portrait-banners/ |archive-date=11 July 2011}}</ref>。10月12日、4種類の新しいキャラクターポスターが公開された<ref>{{cite web |url=http://www.the-leaky-cauldron.org/2010/10/11/dont-get-caught-exclusive-deathly-hallows-part-one-banners |title=Don't Get Caught! Exclusive "Deathly Hallows: Part One" Banners – The Leaky Cauldron |publisher=The Leaky Cauldron |date=11 October 2010 |access-date=11 October 2010 |archive-date=15 October 2010 |archive-url=https://web.archive.org/web/20101015142835/http://www.the-leaky-cauldron.org/2010/10/11/dont-get-caught-exclusive-deathly-hallows-part-one-banners |url-status=live }}</ref>。そのポスターは「TRUST NO ONE」(誰も信じるな)、「THE HUNT BEGINS」(狩りが始まる)というテーマが設定されている。 |
|||
2010年10月15日、『PART1』の米国公開用の鑑賞券が[[ファンダンゴ・メディア|Fandango]]で販売開始され、10月19日には{{仮リンク|2010 Scream Awards|en|2010 Scream Awards}}で未公開映像を含む50秒の映像が放映された。10月16日、[[カートゥーン ネットワーク]]で放映された「{{仮リンク|Scooby-Doo! Curse of the Lake Monster|en|Scooby-Doo! Curse of the Lake Monster}}」の初放送中に2番目のテレビスポットが公開された<ref>{{cite web |url=https://www.youtube.com/watch?v=i8LdCcphEsA |title=Harry Potter and The Deathly Hallows TV Spot |publisher=YouTube |date=16 October 2010 |access-date=17 October 2010 |archive-date=19 June 2014 |archive-url=https://web.archive.org/web/20140619175359/http://www.youtube.com/watch?v=i8LdCcphEsA |url-status=live }}</ref>。2010年10月25日、Yahoo! Moviesで本作の独占特集が公開された<ref>{{cite web |url=http://ontheflix.com/2010/10/26/wb-released-new-harry-potter-deathly-hallows-scream-movie-trailer/ |title=WB Released New Harry Potter Deathly Hallows Scream Movie Trailer |publisher=OnTheFlickx |date=26 October 2010 |access-date=26 October 2010 |url-status=dead |archive-url=https://web.archive.org/web/20101030133722/http://ontheflix.com/2010/10/26/wb-released-new-harry-potter-deathly-hallows-scream-movie-trailer |archive-date=30 October 2010 }}</ref>。2010年10月30日、[[エンターテインメント・ウィークリー]]誌は、大量の未公開映像を含む『Horcruxes』(分霊箱)と『The Story』(物語)と題した2つの新しい特集を公開した。同日、ワーナー・ブラザースの『ハリー・ポッター』ウェブサイトが更新され、本作のミニチュアクリップ12点が公開された<ref>{{cite web |first=Gregory |last=Imler |url=http://www.eonline.com/uberblog/b208712_sneak_peek_harry_potter_deathly_hallows.html |title=Harry Potter and the Deathly Hallows |publisher=E! Online |date=1 November 2010 |access-date=4 November 2010 |archive-date=4 November 2010 |archive-url=https://web.archive.org/web/20101104050631/http://www.eonline.com/uberblog/b208712_sneak_peek_harry_potter_deathly_hallows.html |url-status=live }}</ref>。 |
|||
2010年11月3日、[[ロサンゼルス・タイムズ]]紙は、「No One Else Is Going to Die for Me」(自分のために誰も死なせない)と題した、分霊箱を探すために隠れ穴を離れるハリーの拡張映像を公開した<ref>{{cite news |url=http://herocomplex.latimes.com/2010/11/03/harry-potter-countdown-watch-new-exclusive-clip-from-deathly-hallows/ |title='Harry Potter' countdown: Watch new exclusive clip from 'Deathly Hallows' |date=3 November 2010 |access-date=3 November 2010 |work=[[Los Angeles Times]] |archive-url=https://web.archive.org/web/20101106042755/http://herocomplex.latimes.com/2010/11/03/harry-potter-countdown-watch-new-exclusive-clip-from-deathly-hallows/ |archive-date=2010-11-06 |url-status=dead }}</ref>{{Better source needed|reason=Archive copy does not include video|date=March 2021}}。11月4日、『ハリー・ポッター』Facebookページから、『The Seven Potters』と題した新しい映像が公開された<ref>{{cite web |url=http://www.movieweb.com/news/NE30J9cAqXNb66 |title=Second Harry Potter and the Deathly Hallows – Part 1 Clip |publisher=Movie Web |date=4 November 2010 |access-date=4 November 2010 |archive-date=7 November 2010 |archive-url=https://web.archive.org/web/20101107070944/http://www.movieweb.com/news/NE30J9cAqXNb66 |url-status=live }}</ref>。カフェの襲撃を描いた場面<ref>{{cite web |url=http://www.movieweb.com/news/NEs6MHca5GAvvx |title=Third Harry Potter and the Deathly Hallows – Part 1 Clip |publisher=Movie Web |date=5 November 2010 |access-date=6 November 2010 |archive-date=7 November 2010 |archive-url=https://web.archive.org/web/20101107062720/http://www.movieweb.com/news/NEs6MHca5GAvvx |url-status=live }}</ref>や{{仮リンク|マルフォイの館|en|Places in Harry Potter}}での別の場面など、2つの映像が次の2日間で公開された<ref>{{cite web |date=8 November 2010 |last=Reynolds |first=Simon |title=Drop Your Wands! It's a new 'Harry Potter' clip! |url=https://www.digitalspy.com/movies/a286716/drop-your-wands-its-a-new-harry-potter-clip/ |website=[[:en:Digital Spy]] |access-date=21 February 2021 |archive-date=2 August 2021 |archive-url=https://web.archive.org/web/20210802230009/https://www.digitalspy.com/movies/a286716/drop-your-wands-its-a-new-harry-potter-clip/ |url-status=live }}</ref>。 |
|||
==== 公開 ==== |
|||
===== 劇場 ===== |
|||
2010年8月26日、監督の[[デイビッド・イェーツ]]、プロデューサーのデヴィッド・ハイマンと[[デヴィッド・バロン]]、そしてにワーナー・ブラザース社長の[[アラン・ホルン]]が共にシカゴで行われた『死の秘宝 PART1』の[[試写会]]に出席した<ref>{{cite web |first=Andrew |last=Sims |url=https://www.mugglenet.com/2010/08/deathly-hallows-part-1-being-test-screened-today-in-chicago/ |title=Full Coverage: Harry Potter and the Deathly Hallows, ''Part 1'' test screened today in Chicago |publisher=[[:en:MuggleNet]] |date=21 August 2010 |access-date=4 January 2022 |archive-date=24 August 2010 |archive-url=https://web.archive.org/web/20100824055953/http://www.mugglenet.com/app/news/show/3721 |url-status=live }}</ref><ref>{{cite web |url=http://www.the-leaky-cauldron.org/2010/8/21/deathly-hallows-part-1-screening-today-in-chicago-full-report-forthcoming |title=Leaky coverage on Test Screening |publisher=The Leaky Cauldron |date=21 August 2010 |access-date=21 August 2010 |archive-date=24 August 2010 |archive-url=https://web.archive.org/web/20100824131154/http://www.the-leaky-cauldron.org/2010/8/21/deathly-hallows-part-1-screening-today-in-chicago-full-report-forthcoming |url-status=live }}</ref>。この未完成の映画は試写会の観客から大絶賛され、その中には「素晴らしく、そして暗い」「最も完璧な『ハリー・ポッター』映画」と評した人もいた。またその他の人々には、本作は小説を忠実に映画化したため、「原作自体の問題」を継承することになったという意見もあった<ref>{{cite web |first=Simon |last=Reynolds |url=https://www.digitalspy.com/movies/a266277/deathly-hallows-screens-to-rave-reviews/ |title='Deathly Hallows' screens to rave reviews|publisher=Digital Spy |date=23 August 2010 |access-date=4 January 2022 |archive-date=27 December 2010 |archive-url=https://web.archive.org/web/20101227084227/http://www.digitalspy.co.uk/movies/news/a266277/deathly-hallows-screens-to-rave-reviews.html |url-status=live }}</ref>。 |
|||
ワーナー・ブラザース・ピクチャーズは、当初『死の秘宝』のPART1を2D版と[[立体映画|3D]]版で公開する予定だった。2010年10月8日、PART1の3D版について計画の破棄が発表された。「ワーナー・ブラザース・ピクチャーズは、『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』の3D版について公開日までに完成しないため、従来の映画館とIMAXの映画館の両方で2Dで公開することを決定しました。皆、最善の努力をしたにもかかわらず、本作を完全に変換し、最高の品質基準を満たすことができませんでした。」 『死の秘宝』のPART1は、Best Buy限定版としてBlu-ray 3Dで発売された。PART2は、2D、3D、[[IMAX]]の形で引き続き発売された<ref name="Fandango">{{cite web |url=http://www.fandango.com/movieblog/deathly-hallows-part-one-will-not-be-in-3d-645221.html |title='Deathly Hallows' Part One Will Not Be In 3D |access-date=6 November 2010 |last=Deane |first=Derrick |date=8 October 2010 |publisher=Fandango Movie Blog |archive-date=12 October 2010 |archive-url=https://web.archive.org/web/20101012160631/http://www.fandango.com/movieblog/deathly-hallows-part-one-will-not-be-in-3d-645221.html |url-status=live }}</ref>。 |
|||
2010年11月11日、『死の秘宝 PART1』のワールドプレミアがロンドンの[[レスター・スクウェア]]で開催され、世界中からファンが集まった。中には広場で何日も[[キャンプ]]をしたファンもいた。これに続き、11月12日にはベルギーで、また11月15日にはニューヨーク市でUSプレミアが開催された<ref>{{cite web |url=http://www.the-leaky-cauldron.org/2010/11/3/deathly-hallows-part-1-us-and-uk-premiere-dates-and-locations-announced |title="Deathly Hallows: Part 1" US and UK Premiere Dates and Locations Announced |publisher=The Leaky Cauldron |date=3 November 2010 |access-date=24 January 2011 |archive-date=7 November 2010 |archive-url=https://web.archive.org/web/20101107010235/http://www.the-leaky-cauldron.org/2010/11/3/deathly-hallows-part-1-us-and-uk-premiere-dates-and-locations-announced |url-status=live }}</ref>。 |
|||
『PART1』が北米で公式に公開されるわずか48時間前、本作の冒頭36分間の映像がインターネット上に漏洩した<ref>{{cite news |first=Hugh |last=Hart |url=https://www.wired.com/2010/11/warner-bros-potter-leak/ |title=Studio Execs Call Theory That Warner Bros. Leaked Potter Footage 'Absurd' |magazine=Wired |date=17 November 2010 |access-date=4 January 2022 |archive-date=21 November 2010 |archive-url=https://web.archive.org/web/20101121101302/http://www.wired.com/underwire/2010/11/warner-bros-potter-leak |url-status=live }}</ref>。漏洩前でさえ、本作は全米の1,000館の映画館で完売となり、すでに史上5番目の前売り券の売り上げを生み出していた<ref>{{cite web |last=Brevet |first=Brad |url=http://www.ropeofsilicon.com/article/harry-potter-7-reaches-1000-sellouts |title='Harry Potter 7' Reaches 1,000 Sellouts – RopeofSilicon.com Movie News, Trailers, Reviews and More |publisher=Ropeofsilicon.com |date=15 November 2010 |access-date=22 November 2010 |archive-date=17 November 2010 |archive-url=https://web.archive.org/web/20101117202523/http://www.ropeofsilicon.com/article/harry-potter-7-reaches-1000-sellouts |url-status=live }}</ref>。漏洩した映像は、映画公開日を大きく話題にするためのマーケティング上の策略であるという噂が広まったものの、[[ワーナー・ブラザース]]では{{仮リンク|スクリーナ|label=試写用|en|screener (promotional)}}ディスクは作成されておらず、同社は声明で、「重大な著作権侵害であり、ワーナー・ブラザースの財産に対する窃盗である」と非難し、「この問題を徹底調査し、関与した者の責任を法律の及ぶ最大限まで追及する」と述べている<ref>{{cite news |last=McNary |first=Dave |url=https://variety.com/2010/digital/news/warner-bros-probes-potter-leak-1118027637/ |title=Warner Bros. probes 'Potter' leak |work=Variety |date=17 November 2010 |access-date=4 January 2022 |archive-date=20 November 2010 |archive-url=https://web.archive.org/web/20101120030404/http://www.variety.com/article/VR1118027637 |url-status=live }}</ref><ref>{{Cite web|date=2010-11-18|url=http://jp.reuters.com/article/idJPJAPAN-18243620101118|title=「ハリー・ポッター」最新作の一部映像がネットに流出|publisher=ロイター|accessdate=2012-07-06}}</ref>。 |
|||
オーストラリアでは、本作は11月13日にクイーンズランド州ゴールドコーストにあるワーナー・ブラザース・ムービーワールドでプレミアが開催された。英国でのワールドプレミアに次ぐ、世界で2番目となったこの公式上映には300人が参加した。本作は11月16日にクウェートで初公開された。イスラエル、エストニア、ニュージーランドでは、11月18日に公開された。 |
|||
===== 映像ソフト ===== |
|||
『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』は2011年4月11日に英国で、2011年4月15日には米国で、1枚および2枚組DVDと3枚組の[[Blu-ray Disc|Blu-ray]]コンボパックで発売された<ref name="AmazonDVD">{{ASIN|B001UV4XHY|title=Harry Potter and the Deathly Hallows, Part 1 (2010)|date=15 August 2011}}</ref>。2011年1月28日、[[エマ・ワトソン]]はハリー・ポッターUK FacebookページのファンがPART1 Blu-rayの好きなジャケットに投票できるようになることを同ページで発表した。最も多くの票を集めたジャケットがBlu-rayのジャケットになる。投票は同日から開始された<ref>{{cite web |first=Hanako |last=M. Ricks |url=http://www.hollywoodnews.com/2011/01/23/details-released-for-deathly-hallows-part-1-dvd-release/ |title=Details Released for "Deathly Hallows – Part 1" DVD Release |publisher=Hollywood News |date=23 January 2011 |access-date=24 January 2011 |archive-date=25 January 2011 |archive-url=https://web.archive.org/web/20110125171139/http://www.hollywoodnews.com/2011/01/23/details-released-for-deathly-hallows-part-1-dvd-release/ |url-status=live }}</ref>。DVDとBlu-rayには{{仮リンク|削除シーン|label=削除された8つの場面|en|Deleted scene}}が収録されており、Blu-rayコンボパックにはハリーとオリバンダーが死の秘宝について話し合う『PART2』の冒頭の場面が収録されている<ref name="bbfc">{{cite web |url=https://www.bbfc.co.uk/AVV276399 |title=Harry Potter and the Deathly Hallows Pt. 1 DVD |publisher=British Board of Film Classification |access-date=24 January 2011 |archive-date=25 January 2011 |archive-url=https://web.archive.org/web/20110125130058/http://www.bbfc.co.uk/AVV276399 |url-status=live }}</ref><ref>{{cite web |first=Mandi |last=Bierly |url=http://insidemovies.ew.com/2011/03/01/harry-potter-and-the-deathly-hallows-part-1-blu-ray-promo-exclusive/ |title='Harry Potter and the Deathly Hallows—Part 1' Blu-ray promo |work=Entertainment Weekly |date=1 March 2011 |access-date=12 March 2011 |archive-date=14 March 2011 |archive-url=https://web.archive.org/web/20110314212141/http://insidemovies.ew.com/2011/03/01/harry-potter-and-the-deathly-hallows-part-1-blu-ray-promo-exclusive/ |url-status=live }}</ref>。『死の秘宝 PART1』はDVDを好調に売り上げ、7,237,437枚のDVDを販売した。これにより本作の粗利益に86,932,256ドルを加え<ref>{{cite web |url=https://www.the-numbers.com/movies/2010/HPOT7-DVD.php |title=Harry Potter and the Deathly Hallows: Part I – DVD Sales |publisher=The Numbers |access-date=18 July 2012 |archive-date=15 April 2012 |archive-url=https://web.archive.org/web/20120415115023/http://www.the-numbers.com/movies/2010/HPOT7-DVD.php |url-status=live }}</ref>、合計1,043,331,967ドルとなった。 |
|||
==== ソフト化(PART1) ==== |
|||
日本では[[ワーナー・ホーム・ビデオ|ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント]]よりブルーレイ、DVDが発売。 |
日本では[[ワーナー・ホーム・ビデオ|ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント]]よりブルーレイ、DVDが発売。 |
||
* 【初回限定生産】ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 ブルーレイ&DVDセット スペシャル・エディション(4枚組、2011年4月21日発売) |
* 【初回限定生産】ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 ブルーレイ&DVDセット スペシャル・エディション(4枚組、2011年4月21日発売) |
||
338行目: | 467行目: | ||
* ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 <4K ULTRA HD&ブルーレイセット>(3枚組、2017年4月19日発売) |
* ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 <4K ULTRA HD&ブルーレイセット>(3枚組、2017年4月19日発売) |
||
===== その他(PART1) ===== |
|||
* 【初回限定生産】ハリー・ポッター 第1章〜第7章PART2 ブルーレイコンプリートBOX(12枚組、2011年11月16日発売) |
* 【初回限定生産】ハリー・ポッター 第1章〜第7章PART2 ブルーレイコンプリートBOX(12枚組、2011年11月16日発売) |
||
* 【初回限定生産】ハリー・ポッター 第1章〜第7章PART2 DVDコンプリートBOX(17枚組、2011年11月16日発売) |
* 【初回限定生産】ハリー・ポッター 第1章〜第7章PART2 DVDコンプリートBOX(17枚組、2011年11月16日発売) |
||
==== |
==== 日本におけるキャッチコピー(PART1) ==== |
||
* '''ついに、完結へ。''' |
|||
{{main|w:Harry Potter and the Deathly Hallows – Part 1 (soundtrack)}} |
|||
==== ゲーム(PART1) ==== |
==== ゲーム(PART1) ==== |
||
{{main|w:Harry Potter and the Deathly Hallows – Part 1 (video game)}} |
{{main|w:Harry Potter and the Deathly Hallows – Part 1 (video game)}} |
||
==== |
==== 評価 ==== |
||
{{節スタブ}} |
|||
==== |
===== 興行収入 ===== |
||
『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』は、北米での深夜の上映で2400万ドルの興行収入を記録し、これまで「[[ハリー・ポッターと謎のプリンス#映画|謎のプリンス]]」が保持していたシリーズ最高の深夜興行収入記録2220万ドルを更新した<ref>{{cite news |url=http://today.msnbc.msn.com/id/40277442/ns/today-entertainment/ |title='Potter' conjures $24M at midnight showings |publisher=MSNBC |agency=[[Associated Press]] |date=19 November 2010 |access-date=24 January 2011 |archive-url=https://web.archive.org/web/20101122092402/http://today.msnbc.msn.com/id/40277442/ns/today-entertainment |archive-date=22 November 2010 |url-status=dead }}</ref>。また本作は、『[[エクリプス/トワイライト・サーガ]]』の3000万ドル、『[[ニュームーン/トワイライト・サーガ]]』の2630万ドルに次いで、歴代3位の深夜興行収入を得た<ref>{{cite web |first=Brandon |last=Gray |url=https://boxofficemojo.com/news/?id=2987&p=.htm |title=Weekend Briefing: 'Harry Potter' Has Hallowed Midnight Launch |publisher=Box Office Mojo |date=19 November 2010 |access-date=24 January 2011 |archive-date=22 November 2010 |archive-url=https://web.archive.org/web/20101122085932/http://www.boxofficemojo.com/news/?id=2987&p=.htm |url-status=live }}</ref>。本作は、IMAXでの深夜興行収入が140万ドルでその最高記録を破り、100万ドルの興行収入だった『エクリプス』を上回った<ref>{{cite web |url=http://celebrity-gossip.net/harry-potter-and-deathly-hallows/%E2%80%9Charry-potter%E2%80%9D-posts-big-opening-night-numbers-440130|archive-url=https://web.archive.org/web/20101120212516/http://www.celebrity-gossip.net/harry-potter-and-deathly-hallows/%E2%80%9Charry-potter%E2%80%9D-posts-big-opening-night-numbers-440130|url-status=dead|archive-date=20 November 2010 |title=Harry Potter Posts Big Opening Night Numbers |publisher=Celebrity-Gossip.net |date=19 November 2010 |access-date=19 November 2010}}</ref>。その後これらの記録は2011年に本作の続編『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』によりすべて更新された<ref>{{cite web |url=https://boxofficemojo.com/news/?id=3211&p=.htm |title=Weekend Report: ''Harry'' Makes History |publisher=Box Office Mojo |date=18 July 2011 |access-date=15 August 2011 |archive-date=18 May 2012 |archive-url=https://web.archive.org/web/20120518074104/http://www.boxofficemojo.com/news/?id=3211&p=.htm |url-status=live }}</ref>。 |
|||
{| class="wikitable" |
|||
北米では、本作は初日に6170万ドルの興行収入を挙げ、[https://en-two.iwiki.icu/w/index.php?title=List_of_highest-grossing_openings_for_films&oldid=398238560#Biggest_opening_day_in_U.S._and_Canada 当時]の{{仮リンク|単日興行収入|en|Opening weekends#Biggest opening day in U.S. and Canada}}で歴代6位を記録した<ref name="mojo-single-day">{{cite web |title=Top Single Day Grosses |url=https://www.boxofficemojo.com/chart/release_top_daily_gross/ |accessdate= 2020-12-06|website=[[Box Office Mojo]] |archive-url=https://web.archive.org/web/20151208052235/http://www.boxofficemojo.com/alltime/days/ |archive-date=2015-12-08 |url-status=live}}</ref>。この記録は、それまで『謎のプリンス』が保持していた5820万ドルを上回る、『ハリー・ポッター』シリーズ最高の初日記録となり<ref>{{cite news |author=AGENCIES 1 |url=http://articles.economictimes.indiatimes.com/2009-07-17/news/27638960_1_lord-voldemort-harry-potter-half-blood-prince |title='Potter' enchants fans with $58.2 mn opening day - Economic Times |publisher=Articles.economictimes.indiatimes.com |access-date=29 December 2012 |date=17 July 2009 |archive-date=30 December 2013 |archive-url=https://web.archive.org/web/20131230234605/http://articles.economictimes.indiatimes.com/2009-07-17/news/27638960_1_lord-voldemort-harry-potter-half-blood-prince |url-status=live }}</ref>、『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』に9210万ドルで破られるまで保持された<ref>{{cite news |url=https://www.hollywoodreporter.com/news/box-office-report-harry-potter-212182 |title=Box Office Report: 'Harry Potter' Grosses Record $92.1 Million on Friday |publisher=The Hollywood Reporter |access-date=29 December 2012 |first=Pamela |last=McClintock |date=15 July 2011 |archive-date=9 November 2012 |archive-url=https://web.archive.org/web/20121109150836/http://www.hollywoodreporter.com/news/box-office-report-harry-potter-212182 |url-status=live }}</ref>。本作は合計1億2500万ドルの初週週末興行収入を挙げ、それまで『[[ハリー・ポッターと炎のゴブレット#映画|炎のゴブレット]]』が保持<ref name="mojo-single-day" />していたシリーズ最大のオープニング興行収入を記録した。なお、この記録はのちに続編の『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』に更新されている。またその当時、11月のオープニングとして『ニュームーン/トワイライト・サーガ』の1億4280万ドルに次ぐ歴代2位<ref>[https://www.boxofficemojo.com/alltime/weekends/month/?mo=11&p=.htm Top November Opening Weekend at the Box Office]. [[Box Office Mojo]]. Retrieved 21 November 2010. {{Webarchive|url=https://web.archive.org/web/20191017051016/https://www.boxofficemojo.com/alltime/weekends/month/?mo=11&p=.htm |date=17 October 2019 }}</ref>、北米の初週週末興行収入として歴代9位<ref>[https://www.boxofficemojo.com/alltime/weekends/ Biggest Opening Weekends at the Box Office] {{Webarchive|url=https://web.archive.org/web/20190518073310/https://www.boxofficemojo.com/alltime/weekends/ |date=18 May 2019 }}. Box Office Mojo. Retrieved 21 November 2010.</ref>、そして{{仮リンク|2010年米国興行収入第1位映画一覧|label=米国とカナダにおける2010年の初週週末興行収入|en|List of 2010 box office number-one films in the United States}}として『[[アイアンマン2]]』の1億2810万ドルに次ぐ2位の記録となった<ref name="2010 Opening grosses">{{cite web |publisher=Box Office Mojo |title=2010 Opening Grosses |url=https://www.boxofficemojo.com/yearly/chart/?view2=opening&yr=2010&p=.htm |access-date=8 December 2010 |archive-date=9 December 2018 |archive-url=https://web.archive.org/web/20181209165514/https://www.boxofficemojo.com/yearly/chart/?view2=opening&yr=2010&p=.htm |url-status=live }}</ref>。本作は2週間にわたり興行収入の第1位に留まり、[[感謝祭]]の週末5日間で7500万ドルの興行収入を挙げ、合計2億1910万ドルをもたらした<ref name=" 26–28 November 2010 Weekend">{{cite web |publisher=[[Box Office Mojo]] |title=November 26–28, 2010 Weekend |url=https://boxofficemojo.com/weekend/chart/?yr=2010&wknd=48&p=.htm |access-date=8 December 2010 |archive-date=14 June 2019 |archive-url=https://web.archive.org/web/20190614163857/https://www.boxofficemojo.com/weekend/chart/?yr=2010&wknd=48&p=.htm |url-status=live }}</ref>。 |
|||
英国、アイルランド、および[[マルタ]]では、本作は金曜日の興行収入(590万ポンド)、土曜日の興行収入(660万ポンド)、および日曜日の興行収入(570万ポンド)の最高記録を破った。くわえて本作は、それまで『[[007/慰めの報酬]]』が1540万ポンドで保持していたオープニング3日間興行収入記録を更新し、単日興行収入(660万ポンド)とオープニング3日間興行収入(1831万9721ポンド)の最大記録を樹立した<ref>{{cite web |url=https://www.mirror.co.uk/news/top-stories/2010/11/23/harry-potter-film-breaks-box-office-records-115875-22733359/ |title=Harry Potter film breaks box office records |publisher=Mirror News |date=23 November 2010 |access-date=2 December 2010 |archive-date=26 November 2010 |archive-url=https://web.archive.org/web/20101126073550/http://www.mirror.co.uk/news/top-stories/2010/11/23/harry-potter-film-breaks-box-office-records-115875-22733359/ |url-status=live }}</ref>。{{As of|2011|2|13}}、『PART1』は5240万4464ポンド(8602万929ドル)の興行収入を挙げており<ref name="UK 3–5 December 2010">{{cite web |title=UK Highest Grossing Movies |publisher=25th Frame |url=http://www.25thframe.co.uk/chartspagetemplate.php?source=ukboxoffice |access-date=21 December 2010 |archive-date=15 February 2011 |archive-url=https://web.archive.org/web/20110215111058/http://www.25thframe.co.uk/chartspagetemplate.php?source=ukboxoffice |url-status=live }}</ref>、『[[トイ・ストーリー3]]』(73,405,113ポンド)に次ぎ、英国における2010年公開作品の第2位となった<ref>{{cite web |publisher=Box Office Mojo |title=United Kingdom and Ireland and Malta Yearly Box Office |url=https://boxofficemojo.com/intl/uk/yearly/ |access-date=11 December 2010 |archive-date=20 December 2010 |archive-url=https://web.archive.org/web/20101220033815/http://boxofficemojo.com/intl/uk/yearly/ |url-status=live }}</ref>。 |
|||
北米以外では、本作は初週週末に推定2億500万ドルの興行収入を挙げ、歴代第6位、2010年公開作品として第1位、そして『[[ハリー・ポッター (映画シリーズ)|ハリー・ポッター映画]]』としては『謎のプリンス』に次いで第2位となった<ref name="Overseas Openings">{{cite web |publisher=Box Office Mojo |title=Overseas Total: All Time Openings |url=https://www.boxofficemojo.com/intl/weekend/opening/ |access-date=8 December 2010 |archive-date=23 June 2011 |archive-url=https://web.archive.org/web/20110623165415/http://www.boxofficemojo.com/intl/weekend/opening/ |url-status=live }}</ref>。世界的には、本作は初週週末に3億3000万ドルの興行収入を挙げ、{{仮リンク|初週週末興行収入上位映画一覧|label=歴代|en|Opening weekends#Biggest worldwide openings since 2002}}第7位にランクインした<ref>[https://www.boxofficemojo.com/alltime/world/worldwideopenings.htm Worldwide Openings] {{Webarchive|url=https://web.archive.org/web/20110623165250/http://www.boxofficemojo.com/alltime/world/worldwideopenings.htm |date=23 June 2011 }} Box Office Mojo. 2011年1月28日閲覧</ref>。 |
|||
[[インドネシア]](614万9448ドル)、[[シンガポール]](454万6240ドル)、[[タイ王国|タイ]](493万3136ドル)、[[ベルギー]]および[[ルクセンブルク]](894万4329ドル)、フランスおよび[[マグリブ|マグレブ]]地域(5110万4397ドル)、ドイツ(6143万98ドル)、[[オランダ]](1379万585ドル)、[[ノルウェー]](714万4020ドル)、[[スウェーデン]](1120万9387ドル)、オーストラリア(4135万865ドル)において、2010年の最高興行収入を記録した<ref>{{cite web |url=https://boxofficemojo.com/movies/?page=intl&id=harrypotter7.htm |title=Harry Potter and the Deathly Hallow Part 1 (2010) |publisher=Box Office Mojo |access-date=15 August 2011 |archive-date=20 August 2011 |archive-url=https://web.archive.org/web/20110820020450/http://www.boxofficemojo.com/movies/?page=intl&id=harrypotter7.htm |url-status=live }}</ref>。海外の総興行収入では、『[[ハリー・ポッターと賢者の石#映画|賢者の石]]』(6億5720万ドル)を上回り、海外で最高の興行収入を挙げた[[ハリー・ポッター (映画シリーズ)|ハリー・ポッター]]映画となった<ref>{{cite web |url=https://boxofficemojo.com/intl/weekend/yearly/?yr=2010&p=.htm |title=Overseas Total Yearly Box Office |publisher=Box Office Mojo |access-date=15 August 2011 |archive-date=3 January 2014 |archive-url=https://web.archive.org/web/20140103003005/http://www.boxofficemojo.com/intl/weekend/yearly/?yr=2010&p=.htm |url-status=live }}</ref>。 |
|||
『PART1』は、米国とカナダにおいて2億9640万ドルで決着し、これらの地域で2010年第5位の興行収入を記録<ref>{{cite web |url=https://boxofficemojo.com/yearly/chart/?yr=2010&p=.htm |title=2010 Domestic Grosses |publisher=Box Office Mojo |access-date=15 August 2011 |archive-date=23 October 2019 |archive-url=https://web.archive.org/web/20191023130252/https://www.boxofficemojo.com/yearly/chart/?yr=2010&p=.htm |url-status=live }}</ref>、また世界中のその他の国では6億8070万ドル、全世界では合計9億7710万ドルとなり<ref name="BOM (HP7)">{{cite Box Office Mojo |title=Harry Potter and the Deathly Hallows Part 1 |id=0926084 |url-status=live |access-date=1 June 2022}}</ref>、『[[トイ・ストーリー3]]』、『[[アリス・イン・ワンダーランド (映画)|アリス・イン・ワンダーランド]]』に次いで[[2010年の映画#全世界興行収入ランキング|2010年の全世界興行収入]]で第3位<ref name="2010 Worldwide Grosses">{{cite web |publisher=Box Office Mojo |title=2010 Worldwide Grosses |url=https://www.boxofficemojo.com/yearly/chart/?view2=worldwide&yr=2010&p=.htm |access-date=8 December 2010 |archive-date=9 May 2012 |archive-url=https://web.archive.org/web/20120509193717/http://boxofficemojo.com/yearly/chart/?view2=worldwide&yr=2010&p=.htm |url-status=live }}</ref>、また『死の秘宝 PART2』、『賢者の石』に次いで[[ハリー・ポッター (映画シリーズ)|ハリー・ポッター]]映画シリーズ第3位の興行収入となった<ref>{{cite web |url=https://boxofficemojo.com/alltime/world/ |title=All Time Worldwide Box Office Grosses |publisher=Box Office Mojo |access-date=24 January 2011 |archive-date=30 May 2010 |archive-url=https://web.archive.org/web/20100530000224/http://www.boxofficemojo.com/alltime/world/ |url-status=live }}</ref>。 |
|||
{{Anchors|Reception|Reaction}} |
|||
===== 批評家の反応 ===== |
|||
[[Rotten Tomatoes]]では、本作は288件のレビューを基に77%の支持を得ており、平均評価は7.1/10となっている。同サイトの「批評家の総意(CRITICS CONSENSUS)」は、「前奏曲のように感じずにはいられないが、『死の秘宝 PART1』はハリー・ポッターシリーズの最後から2番目の作品として、美しく撮影され、感情的に満足できる作品である」とされている<ref>{{cite Rotten Tomatoes |id=harry_potter_and_the_deathly_hallows_part_1 |title=Harry Potter and the Deathly Hallows: Part 1 |type=m |access-date=2023-05-05|archive-url=https://web.archive.org/web/20210305053752/https://www.rottentomatoes.com/m/harry_potter_and_the_deathly_hallows_part_i|archive-date=5 March 2021|url-status=live}}{{RT data|edit}}</ref>。[[Metacritic]]では、42人の批評家に基づくこの映画の加重平均スコアは100点満点中65点であり、「おおむね好意的な評価」(generally favourable reviews)を示している<ref>{{cite Metacritic |id=harry-potter-and-the-deathly-hallows-part-i |title=Harry Potter and the Deathly Hallows: Part I |type=m |access-date=1 May 2022 |archive-date=19 November 2010 |archive-url=https://web.archive.org/web/20101119054859/http://www.metacritic.com/movie/harry-potter-and-the-deathly-hallows-part-i |url-status=live }}</ref>。[[CinemaScore]]による調査では、観客はこの映画にA+からFまでの評価基準で平均「A」を与えた<ref name="CinemaScore">{{cite web |first=John |last=Young |date=21 November 2010 |title=Box Office Report: 'Harry Potter and the Deathly Hallows' debuts to franchise-best $125.1 mil |url=https://ew.com/article/2010/11/21/box-office-report-harry-potter-deathly-hallows/ |access-date=1 May 2022}}</ref>。 |
|||
英国の[[デイリー・テレグラフ]]紙もこの映画を肯定的に評価し、「ほとんどの部分で印象的な特殊効果に後押しされ、前へ前へと話が展開していく」と述べ、「ただ、これだけ効果的に勢いをつけたのに、残りのライドを楽しむには来年まで待たなければならないのは少し残念だ」と付け加えた<ref>[https://www.telegraph.co.uk/culture/harry-potter/8129814/Harry-Potter-rekindles-the-magic.html Harry Potter Rekindles the Magic] {{Webarchive|url=https://web.archive.org/web/20180729081356/https://www.telegraph.co.uk/culture/harry-potter/8129814/Harry-Potter-rekindles-the-magic.html |date=29 July 2018 }} ''Daily Telegraph''. Retrieved 14 November 2010.</ref>。[[ロジャー・イーバート]]はPART1に4つ星のうちの星3つをつけ、出演者を称賛するとともに、「素晴らしく、時には痛ましい映画で、初めてこのシリーズを見る人にはまったく理解できないだろう」とみなした<ref name="Ebert-Potter7">{{cite news |url=https://www.rogerebert.com/reviews/harry-potter-and-the-deathly-hallows-part-1-2010 |title=Harry Potter and the Deathly Hallows: Part 1 |last=Ebert |first=Roger |date=16 November 2010 |work=[[Chicago Sun-Times]] |author-link=:en:Roger Ebert |access-date=9 September 2020 |archive-date=3 September 2020 |archive-url=https://web.archive.org/web/20200903002632/https://www.rogerebert.com/reviews/harry-potter-and-the-deathly-hallows-part-1-2010 |url-status=live }}</ref>。[[USAトゥデイ]]紙のScott Bowlesは、「不穏で瞑想的な『秘宝』は、計画された8作品のシリーズの中で間違いなく最高の作品だが、前章に追いついていない観客は完全に迷うでしょう」と評し<ref>{{cite news |last=Bowles |first=Scott |title='Deathly Hallows, Part 1': A magical beginning to the end |url=https://www.usatoday.com/life/movies/reviews/2010-11-17-harry-potter-deathly-hallows_N.htm |publisher=USA Today |access-date=23 September 2012 |date=17 November 2010 |archive-date=25 April 2012 |archive-url=https://web.archive.org/web/20120425104841/http://www.usatoday.com/life/movies/reviews/2010-11-17-harry-potter-deathly-hallows_N.htm |url-status=live }}</ref>、[[エンターテインメント・ウィークリー]]の{{仮リンク|リサ・シュワルツバウム|en|Lisa Schwarzbaum}}も同様に、この映画を「これまでの中で映画的に最も満足感が得られる章」と称賛した<ref>{{cite news |last=Schwarzbaum |first=Lisa |author-link=:en:Lisa Schwarzbaum |title=Movie Review: Harry Potter and the Deathly Hallows -- Part 1 |url=https://www.ew.com/ew/article/0,,20609141_20442850,00.html |magazine=[[Entertainment Weekly]] |publisher=[[Meredith Corporation]] |location=New York City |access-date=23 September 2012 |date=16 June 2012 |archive-date=20 October 2012 |archive-url=https://web.archive.org/web/20121020194458/http://www.ew.com/ew/article/0,,20609141_20442850,00.html |url-status=live }}</ref>。オーランド・センチネル紙の批評で、Roger MooreはPART1を「代わる代わる笑いと感動が訪れるシリーズ最高の作品であり、魔法使いたちとその魔法世界の『[[スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲|帝国の逆襲]]』だ。そしてその効果は? それらはとても特別で、あなたはそれらに気づかない」と称えた<ref>{{cite web |last=Moore |first=Roger |title=Movie Review: Harry Potter and the Deathly Hallows: Part 1 |url=http://blogs.orlandosentinel.com/entertainment_movies_blog/2010/11/movie-review-harry-potter-and-the-deathly-hallows.html |publisher=Orlando Sentinel |access-date=23 September 2012 |date=16 November 2010 |url-status=dead |archive-url=https://web.archive.org/web/20120829064110/http://blogs.orlandosentinel.com/entertainment_movies_blog/2010/11/movie-review-harry-potter-and-the-deathly-hallows.html |archive-date=29 August 2012}}</ref>。ニューズウィーク誌のRamin Setoodehは否定的な批評を与え、「彼らは現代小説の中で最も魅力的なシリーズの1つを取り上げ、すべての魔法を吸い取った。(…) ローリングの物語は果てしなく独創的なのに、スクリーンの『ポッター』はあなたの頭痛の種になるだけである」と書いた<ref>{{cite web |first=Ramin |last=Setoodeh |url=http://www.newsweek.com/2010/11/15/harry-potter-deathly-dull.html |title='Deathly Hallows'? Try Deadly Boring |work=Newsweek |date=15 November 2010 |access-date=17 November 2010 |archive-date=17 November 2010 |archive-url=https://web.archive.org/web/20101117003646/http://www.newsweek.com/2010/11/15/harry-potter-deathly-dull.html |url-status=live }}</ref>。[[ニューヨーク・ポスト]]紙のLou Lumenickは、この映画を「美しい撮影だが魂のないATM(現金自動預払機)であり、『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』はワクワクさせるヤマ場もなく、問題の解決もなく、面白くもない」と感じた<ref>{{cite news |url=http://www.nypost.com/p/entertainment/movies/weary_potter_mdEdGHmegRjWDWlCNszs7H |title='Harry Potter and the Deathly Hallows' movie opens, is half-hearted and weary |work=[[:en:The New York Post]] |first=Lou |last=Lumenick |date=18 November 2010 |access-date=27 May 2013 |archive-date=18 April 2012 |archive-url=https://web.archive.org/web/20120418110830/http://www.nypost.com/p/entertainment/movies/weary_potter_mdEdGHmegRjWDWlCNszs7H |url-status=live }}</ref>。 |
|||
[[タイムアウト (雑誌)|タイムアウト ニューヨーク]]のKeith Uhlichは、『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』を2010年の映画第7位に挙げ、「elatingly downbeat blockbuster<ref>(嬉々とした憂鬱な超大作)(?)</ref>」と呼んだ<ref>{{Cite news |last=Uhlich |first=Keith |date=21 December 2010 |title=Best (and Worst) of 2010 |work=Time Out New York |url=https://www.timeout.com/newyork/film/best-and-worst-of-2010 |access-date=21 June 2020 |archive-date=21 June 2020 |archive-url=https://web.archive.org/web/20200621125702/https://www.timeout.com/newyork/film/best-and-worst-of-2010 |url-status=live }}</ref>。 |
|||
===== 受賞歴 ===== |
|||
『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』は、[[第83回アカデミー賞]]の美術監督賞と視覚効果賞にノミネートされた<ref name="academyawards">{{cite web |url=http://www.oscars.org/awards/academyawards/83/nominees.html |title=Nominees for the 83rd Academy Awards |publisher=Oscars.org |access-date=15 August 2011 |archive-date=2 March 2011 |archive-url=https://web.archive.org/web/20110302161531/http://www.oscars.org/awards/academyawards/83/nominees.html |url-status=live }}</ref>。これはアカデミー視覚効果賞にノミネートされた『[[ハリー・ポッター (映画シリーズ)|ハリー・ポッター]]』映画シリーズで2作目の映画であった(前作は『[[ハリー・ポッターとアズカバンの囚人#映画|ハリー・ポッターとアズカバンの囚人]]』)。本作は[[第64回英国アカデミー賞]]では、撮影賞、美術賞、作曲賞など8部門でロングリスト(1次投票通過)入りし、最終的に視覚効果賞とメイクアップ賞にノミネートされた<ref>{{cite web |url=http://static.bafta.org/files/longlist-1011-774.pdf |title=Orange British Academy Film Awards in 2011 – Longlist |publisher=British Academy Film Awards |access-date=23 January 2011 |url-status=dead |archive-url=https://web.archive.org/web/20110124155857/http://static.bafta.org/files/longlist-1011-774.pdf |archive-date=24 January 2011}}</ref>。 |
|||
<!-- PLACE EXTRA AWARDS BELOW IN ALPHABETICAL ORDER --> |
|||
{| class="wikitable sortable plainrowheaders" style="font-size:90%;" |
|||
|- |
|- |
||
! 賞 |
! 賞 |
||
! 部門 |
! 部門 |
||
! 候補 |
|||
! 結果 |
! 結果 |
||
! 候補/受賞者 |
|||
! 出典 |
|||
|- |
|- |
||
| rowspan="2"| [[第83回 |
| rowspan="2"| [[第83回アカデミー賞]] |
||
| [[アカデミー美術賞|美術賞]] |
| [[アカデミー美術賞|美術賞]] |
||
| 美術監督: スチュアート・クレイグ<br />装置監督: ステファニー・マクミラン |
|||
| {{nom}} |
| {{nom}} |
||
| 美術監督: [[スチュアート・クレイグ]]<br />装置監督: [[ステファニー・マクミラン]] |
|||
| rowspan="2"|<ref name="academyawards" /> |
|||
|- |
|- |
||
| [[アカデミー視覚効果賞|視覚効果賞]] |
| [[アカデミー視覚効果賞|視覚効果賞]] |
||
| ティム・バーク、[[ジョン・リチャードソン (特殊効果)|ジョン・リチャードソン]]<br />クリスチャン・マンツ、ニコラス・アイターディー |
|||
| {{nom}} |
| {{nom}} |
||
| rowspan="2"| {{仮リンク|ティム・バーク (視覚効果スーパーバイザー)|label=ティム・バーク|en|Tim Burke (visual effects supervisor)}}<br />[[ジョン・リチャードソン (特殊効果)|ジョン・リチャードソン]]<br />{{仮リンク|クリスチャン・マンツ|en|Christian Manz}}<br />{{仮リンク|ニコラス・アイターディー|en|Nicolas Aithadi}} |
|||
|- |
|- |
||
| rowspan="2"| [[第64回 |
| rowspan="2"| [[第64回英国アカデミー賞]] |
||
| {{仮リンク|英国アカデミー賞 視覚効果賞|label=視覚効果賞|en|BAFTA Award for Best Special Visual Effects}} |
|||
| メイクアップ賞 |
|||
| {{nom}} |
|||
| アマンダ・ナイト、Lisa Tomblin |
|||
| rowspan="2"|<ref>{{cite web |first=Richard |last=Kendal |url=http://www.bafta.org/awards/film/2011-film-awards,1572,BA.html |title=2011 Film Awards Nominees |publisher=British Academy Film Awards |date=6 January 2011 |access-date=23 January 2011 |url-status=dead |archive-url=https://web.archive.org/web/20110110061729/http://www.bafta.org/awards/film/2011-film-awards%2C1572%2CBA.html |archive-date=10 January 2011}}</ref> |
|||
|{{nom}} |
|||
|- |
|- |
||
| {{仮リンク|英国アカデミー賞 メイクアップ&ヘア賞|label=メイクアップ&ヘア賞|en|BAFTA Award for Best Makeup and Hair}} |
|||
| 視覚効果賞 |
|||
| {{nom}} |
|||
| ティム・バーク、ジョン・リチャードソン<br />クリスチャン・マンツ、ニコラス・アイターディー |
|||
| アマンダ・ナイト<br />リサ・トンブリン |
|||
|{{nom}} |
|||
|- |
|- |
||
| {{仮リンク|ブリタニア賞|label=BAFTAブリタニア賞|en|Britannia Awards}} |
|||
| rowspan="6"| [[MTVムービー・アワード2011|MTVムービー・アワード]] |
|||
| 美術監督部門 |
|||
| [[MTVムービー・アワード 作品賞|作品賞]] |
|||
| {{won}} |
|||
| [[デヴィッド・イェーツ]] {{small|(『ハリー・ポッター』映画 第5作から第8作)}} |
|||
|<ref>{{cite news |url=http://www.bafta.org/losangeles/news/2011-britannia-awards,1904,BA.html |title=2011 Britannia Awards – John Lasseter & David Yates |date=28 June 2011 |access-date=14 December 2011 |quote=John Lasseter and David Yates are master creators of joy and imagination . . . Mr. Yates' contribution to the final four parts of the 'Harry Potter' franchise . . . delighted to honor these remarkable filmmakers with this year's Britannia Award. |archive-date=17 September 2011 |archive-url=https://web.archive.org/web/20110917064617/http://www.bafta.org/losangeles/news/2011-britannia-awards,1904,BA.html |url-status=live }}</ref> |
|||
|- |
|||
| rowspan="5"| [[第37回サターン賞]] |
|||
| [[サターンファンタジー映画賞|ファンタジー映画賞]] |
|||
| {{nom}} |
|||
| |
| |
||
| rowspan="5"|<ref name="saturns">{{cite web |url=https://collider.com/saturn-awards-2011-nominations/77571/ |title=Inception tops Saturn Awards noms |publisher=Collider.com |date=23 February 2011 |access-date=23 February 2011 |archive-date=9 November 2011 |archive-url=https://web.archive.org/web/20111109174657/https://collider.com/saturn-awards-2011-nominations/77571/ |url-status=live }}</ref> |
|||
| {{Nom}} |
|||
|- |
|- |
||
| [[ |
| [[サターン監督賞|監督賞]] |
||
| {{nom}} |
|||
| ダニエル・ラドクリフ |
|||
| [[デヴィッド・イェーツ]] |
|||
| {{Nom}} |
|||
|- |
|- |
||
| [[ |
| [[サターン特殊効果賞|特殊効果賞]] |
||
| {{nom}} |
|||
| エマ・ワトソン |
|||
| ティム・バーク<br />ジョン・リチャードソン<br />ニコラス・アイターディー<br />クリスチャン・マンツ |
|||
| {{Nom}} |
|||
|- |
|- |
||
| [[ |
| [[サターンメイクアップ賞|メイクアップ賞]] |
||
| {{nom}} |
|||
| トム・フェルトン |
|||
| マーク・クーリエ<br />ニック・ダッドマン<br />アマンダ・ナイト |
|||
| {{Won}} |
|||
|- |
|- |
||
| [[サターン衣装デザイン賞|衣装デザイン賞]] |
|||
| キス賞 |
|||
| {{nom}} |
|||
| エマ・ワトソンとダニエル・ラドクリフ |
|||
| ジェイニー・ティーマイム |
|||
| {{Nom}} |
|||
|- |
|- |
||
| [[ヒューゴー賞|2011年ヒューゴー賞]] |
|||
| 格闘シーン賞 |
|||
| [[ヒューゴー賞映像部門|映像部門(長編部門)]] |
|||
| ダニエル・ラドクリフ、エマ・ワトソン、ルパート・グリント<br />vs. ロッド・ハント、アーベン・バジラクタラジ |
|||
| {{ |
| {{nom}} |
||
| [[デヴィッド・イェーツ]], [[スティーヴ・クローヴス]] |
|||
|<ref>{{cite web |url=http://www.renovationsf.org/hugo-intro.php |title=Renovation – Hugo Awards |publisher=Renovationsf.org |access-date=18 December 2012 |url-status=dead |archive-url=https://web.archive.org/web/20110429050214/http://www.renovationsf.org/hugo-intro.php |archive-date=29 April 2011}}</ref> |
|||
|- |
|- |
||
| rowspan=" |
| rowspan="6"| [[MTVムービー・アワード2011]] |
||
| [[ |
| [[MTVムービー・アワード 作品賞|作品賞]] |
||
| |
|||
| {{nom}} |
| {{nom}} |
||
| |
|||
| rowspan="6"|<ref>{{cite web |date=3 May 2011 |author=MTV News Staff |url=http://www.mtv.com/news/1663149/2011-mtv-movie-awards-nominations-list/ |title=2011 MTV Movie Awards: The Full Nomination List|publisher=MTV |access-date=4 January 2022 |archive-date=25 May 2011 |archive-url=https://web.archive.org/web/20110525013423/http://www.mtv.com/news/articles/1663149/2011-mtv-movie-awards-nominations-list.jhtml |url-status=live }}</ref> |
|||
|- |
|- |
||
| [[ |
| [[MTVムービー・アワード 演技賞|男性演技賞]] |
||
| デヴィッド・イェーツ |
|||
| {{nom}} |
| {{nom}} |
||
| [[ダニエル・ラドクリフ]] |
|||
|- |
|- |
||
| [[ |
| [[MTVムービー・アワード 演技賞|女性演技賞]] |
||
| |
|||
| {{nom}} |
| {{nom}} |
||
| [[エマ・ワトソン]] |
|||
|- |
|- |
||
| [[ |
| [[MTVムービー・アワード 最優秀悪役賞|悪役賞]] |
||
| {{won}} |
|||
| |
|||
| [[トム・フェルトン]] |
|||
|- |
|||
| {{仮リンク|MTVムービー・アワード キスシーン賞|label=キスシーン賞|en|MTV Movie Award for Best Kiss}} |
|||
| {{nom}} |
| {{nom}} |
||
| [[ダニエル・ラドクリフ]] および [[エマ・ワトソン]] |
|||
|- |
|- |
||
| {{仮リンク|MTVムービー・アワード 格闘シーン賞|label=格闘シーン賞|en|MTV Movie Award for Best Fight}} |
|||
| [[サターン特殊効果賞|特殊効果賞]] |
|||
| |
|||
| {{nom}} |
| {{nom}} |
||
| [[ダニエル・ラドクリフ]]、[[エマ・ワトソン]]および[[ルパート・グリント]] 対 ロッド・ハント、アーベン・バジラクタラジ |
|||
|- |
|- |
||
| rowspan="2"| [[ |
| rowspan="2"| [[サテライト賞|サテライト賞2010]] |
||
| 撮影賞 |
| 撮影賞 |
||
| エドゥアルド・セラ |
|||
| {{nom}} |
| {{nom}} |
||
| [[エドゥアルド・セラ]] |
|||
| rowspan="2"|<ref name="pressacademy1">{{cite press release |url=http://www.pressacademy.com/NominationsRelease.pdf |archive-url=https://web.archive.org/web/20110715112448/http://www.pressacademy.com/NominationsRelease.pdf |archive-date=15 July 2011 |title=2010 Nominations 15 ANNUAL SATELLITE AWARDS |publisher=International Press Academy |date=1 December 2010 |access-date=6 December 2010}}</ref> |
|||
|- |
|- |
||
| 作曲賞 |
| 作曲賞 |
||
| アレクサンドル・デプラ |
|||
| {{nom}} |
| {{nom}} |
||
| [[アレクサンドル・デスプラ]] |
|||
|- |
|- |
||
| [[ワシントンD.C.映画批評家協会|ワシントンD.C.映画批評家協会賞]] |
|||
| |
| 美術監督賞 |
||
| |
|||
| {{nom}} |
| {{nom}} |
||
| rowspan="2"| [[スチュアート・クレイグ]] |
|||
|<ref>{{cite web |last=Stone |first=Sasha |url=http://www.awardsdaily.com/2010/12/fincher-the-social-network-wins-dc-critics/ |title=Fincher, The Social Network Wins DC Critics |publisher=[[:en:AwardsDaily]] |date=5 December 2010 |access-date=6 December 2010 |archive-date=8 December 2010 |archive-url=https://web.archive.org/web/20101208053108/http://www.awardsdaily.com/2010/12/fincher-the-social-network-wins-dc-critics/ |url-status=live }}</ref> |
|||
|- |
|- |
||
| {{仮リンク|美術監督組合賞|label=2010年美術監督組合賞|en|ADG Excellence in Production Design Awards}} |
|||
| 視覚効果賞 |
|||
| 美術賞(ファンタジー映画部門) |
|||
| |
|||
| {{nom}} |
| {{nom}} |
||
|<ref>{{cite web |first=Ryan |last=Adams |url=http://www.awardsdaily.com/2011/01/art-directors-guild-nominees/ |publisher=Awards Daily |title=Art Directors Guild nominees |date=5 January 2011 |access-date=23 January 2011 |archive-date=8 January 2011 |archive-url=https://web.archive.org/web/20110108063602/http://www.awardsdaily.com/2011/01/art-directors-guild-nominees/ |url-status=live }}</ref> |
|||
|- |
|- |
||
| rowspan="2"| {{仮リンク|音響効果監督組合|label=ゴールデンリール賞2011|en|Motion Picture Sound Editors}} |
|||
| rowspan="1"| [[第9回ワシントンD.C.映画批評家協会賞|ワシントンD.C.映画批評家協会賞]] |
|||
| 最優秀音響編集賞(長編映画音楽部門) |
|||
| 美術監督賞 |
|||
| |
|||
| {{nom}} |
| {{nom}} |
||
| Gerard McCann<br />Peter Clarke<br />Stuart Morton<br />Allan Jenkins<br />Kirsty Whalley<br />Rob Houston |
|||
|<ref>{{cite web |url=http://www.mpse.org/goldenreels/nominations/2011nominees/Feature_Music.pdf |title=Golden Reel Awards: Best Sound Editing: Music in a Feature Film |publisher=Motion Picture Sound Editors |date=20 February 2011 |access-date=23 January 2011 |url-status=dead |archive-url=https://web.archive.org/web/20110727095103/http://www.mpse.org/goldenreels/nominations/2011nominees/Feature_Music.pdf |archive-date=27 July 2011}}</ref> |
|||
|- |
|- |
||
| 最優秀音響編集賞(長編映画における対話およびADR) |
|||
| rowspan="2"| [[第15回サンディエゴ映画批評家協会賞|サンディエゴ映画批評家協会賞]] |
|||
| {{nom}} |
|||
| James Harley Mather<br />Bjorn Ole Schroeder<br />Dan Laurie<br />Jon Olive |
|||
|<ref>{{cite web |url=http://www.mpse.org/goldenreels/nominations/2011nominees/Feature_DIA_ADR.pdf |title=Golden Reel Awards: Best Sound Editing: Dialogue and ADR in a Feature Film |publisher=Motion Picture Sound Editors |date=20 February 2011 |access-date=23 January 2011 |url-status=dead |archive-url=https://web.archive.org/web/20110727095108/http://www.mpse.org/goldenreels/nominations/2011nominees/Feature_DIA_ADR.pdf |archive-date=27 July 2011}}</ref> |
|||
|- |
|||
| {{仮リンク|ヒューストン映画批評家協会賞2010|en|Houston Film Critics Society Awards 2010}} |
|||
| 撮影賞 |
|||
| {{nom}} |
|||
| rowspan="2"| [[エドゥアルド・セラ]] |
|||
|<ref name="houstoncritics">{{cite web |first=Sasha |last=Stone |url=http://www.awardsdaily.com/2010/12/the-houston-area-film-critics-nominations/ |title=The Houston Area Film Critics Nominations |publisher=AwardsDaily.com |date=12 December 2010 |access-date=12 December 2010 |archive-date=15 December 2010 |archive-url=https://web.archive.org/web/20101215054859/http://www.awardsdaily.com/2010/12/the-houston-area-film-critics-nominations/ |url-status=live }}</ref> |
|||
|- |
|||
| rowspan="2"| [[サンディエゴ映画批評家協会|サンディエゴ映画批評家協会賞2010]] |
|||
| 撮影賞 |
| 撮影賞 |
||
| エドゥアルド・セラ |
|||
| {{nom}} |
| {{nom}} |
||
| rowspan="2"|<ref>{{cite web |first=Ryan |last=Adams |url=http://www.awardsdaily.com/2010/12/san-diego-critics-nominations/ |title=San Diego Critics nominations |publisher=AwardsDaily.com |date=13 December 2010 |access-date=14 December 2010 |archive-date=17 December 2010 |archive-url=https://web.archive.org/web/20101217010621/http://www.awardsdaily.com/2010/12/san-diego-critics-nominations/ |url-status=live }}</ref> |
|||
|- |
|- |
||
| 美術監督賞 |
| 美術監督賞 |
||
| スチュアート・クレイグ |
|||
| {{nom}} |
| {{nom}} |
||
| [[スチュアート・クレイグ]] |
|||
|- |
|- |
||
| rowspan=" |
| rowspan="2"| フェニックス映画批評家協会賞2010 |
||
| 撮影賞 |
| 撮影賞 |
||
| エドゥアルド・セラ |
|||
| {{nom}} |
| {{nom}} |
||
| [[エドゥアルド・セラ]] |
|||
| rowspan="2"|<ref>{{cite web |url=http://phoenixfilmcriticssociety.org/article/135/12-14-10-2010-phoenix-film-critics-society-awards-nominations.html |title=2010 PHOENIX FILM CRITICS SOCIETY AWARDS NOMINATIONS |publisher=Phoenix Film Critics Society |date=14 December 2010 |access-date=23 January 2011 |url-status=dead |archive-url=https://web.archive.org/web/20101217021338/http://phoenixfilmcriticssociety.org/article/135/12-14-10-2010-phoenix-film-critics-society-awards-nominations.html |archive-date=17 December 2010}}</ref> |
|||
|- |
|- |
||
| rowspan="1"| [[第7回セントルイス映画批評家協会賞|セントルイス映画批評家協会賞]] |
|||
| 視覚効果賞 |
| 視覚効果賞 |
||
| {{nom}} |
|||
| |
| |
||
|- |
|||
| rowspan="3"| [[視覚効果協会|視覚効果協会賞2011]] |
|||
| 視覚効果賞(視覚効果主導の長編映画部門) |
|||
| {{nom}} |
| {{nom}} |
||
| ティム・バーク<br />Emma Norton<br />ジョン・リチャードソン |
|||
| rowspan="3"|<ref>{{cite web |url=http://www.cinefundas.com/2011/02/02/inception-tops-visual-effects-society-awards |title=''Inception'' Tops Visual Effects Society Award |publisher=Cinefundas.com |access-date=15 August 2011 |url-status=dead |archive-url=https://web.archive.org/web/20110815190233/http://www.cinefundas.com/2011/02/02/inception-tops-visual-effects-society-awards |archive-date=15 August 2011}}</ref> |
|||
|- |
|- |
||
| | アニメーションキャラクター賞(長編実写映画部門)<br /><small>(屋敷しもべ妖精 ドビー)</small> |
|||
| rowspan="2"| [[第11回フェニックス映画批評家協会賞|フェニックス映画批評家協会賞]] |
|||
| {{won}} |
|||
| 撮影賞 |
|||
| rowspan="2"| Mathieu Vig<br />Ben Lambert<br />Laurie Brugger<br />Marine Poirson |
|||
| エドゥアルド・セラ |
|||
|- |
|||
| | アニメーションキャラクター賞(長編実写映画部門)<br /><small>(屋敷しもべ妖精 クリーチャー)</small> |
|||
| {{nom}} |
| {{nom}} |
||
|- |
|- |
||
| rowspan="2"| [[第16回放送映画批評家協会賞]] |
|||
| 視覚効果賞 |
| 視覚効果賞 |
||
| {{nom}} |
|||
| rowspan="5"| |
|||
| rowspan="2"|<ref name="broadcastcritics">{{cite web |url=http://www.bfca.org/ccawards/2010.php |title=2010 Awards |publisher=Broadcast Film Critics Association |date=14 January 2011 |access-date=23 January 2011 |url-status=dead |archive-url=https://web.archive.org/web/20120830140454/http://bfca.org/ccawards/2010.php |archive-date=30 August 2012}}</ref> |
|||
|- |
|||
| メイクアップ賞 |
|||
| {{nom}} |
|||
|- |
|||
| rowspan="2"| {{仮リンク|セントルイス・ゲートウェイ映画批評家協会賞2010|en|St. Louis Gateway Film Critics Association Awards 2010}} |
|||
| 視覚効果賞 |
|||
| {{nom}} |
|||
| rowspan="2"|<ref name="st.louis">{{cite web |first=Ryan |last=Adams |url=http://www.awardsdaily.com/2010/12/st-louis-film-critics-assn-nominations/ |title=St. Louis Film Critics Assn. Nominations |publisher=AwardsDaily.com |date=12 December 2010 |access-date=23 January 2011 |archive-date=20 January 2011 |archive-url=https://web.archive.org/web/20110120222508/http://www.awardsdaily.com/2010/12/st-louis-film-critics-assn-nominations/ |url-status=live }}</ref> |
|||
|- |
|||
| 特別功労賞 <small>(忘却シーン)</small> |
|||
| {{nom}} |
|||
|- |
|||
| ラスベガス映画批評家協会賞 |
|||
| 視覚効果賞 |
|||
| {{nom}} |
|||
|<ref>{{cite web |first=Ryan |last=Adams |url=http://www.awardsdaily.com/2010/12/the-las-vegas-film-critics-society |title=The Las Vegas Film Critics Society Awards |publisher=AwardsDaily.com |date=16 December 2010 |access-date=23 January 2011 |archive-date=20 January 2011 |archive-url=https://web.archive.org/web/20110120225347/http://www.awardsdaily.com/2010/12/the-las-vegas-film-critics-society/ |url-status=live }}</ref> |
|||
|- |
|||
| {{仮リンク|国際映画音楽批評家協会|en|International Film Music Critics Association}} |
|||
| 作曲賞(ファンタジー/SF/ホラー映画部門) |
|||
| {{nom}} |
|||
| [[アレクサンドル・デスプラ]] |
|||
|<ref>{{cite web |url=http://filmmusiccritics.org/2011/02/ifmca-announces-its-2010-nominees-for-scoring-excellence/ |title=IFMCA: Desplat, Hallows Pt. 1 |publisher=Filmmusiccritics.org |access-date=15 August 2011 |archive-date=21 March 2019 |archive-url=https://web.archive.org/web/20190321143633/http://filmmusiccritics.org/2011/02/ifmca-announces-its-2010-nominees-for-scoring-excellence/ |url-status=live }}</ref> |
|||
|- |
|||
| rowspan="2"| {{仮リンク|2011年キッズ・チョイス・アワード|en|2011 Kids' Choice Awards}} |
|||
| フェイバリット映画賞 |
|||
| {{nom}} |
|||
| |
| |
||
| rowspan="2"|<ref name="Nick Awards">{{cite web |author=Authentic Entertainment <!-- see page meta tags --> |url=http://www.thehothits.com/news/22241/ |title=Nickelodeon 2011 Kids' Choice Awards Nominees Announced |publisher=The Hot Hits |access-date=18 December 2012 |url-status=dead |archive-url=https://web.archive.org/web/20141225233622/http://www.thehothits.com/news/22241/ |archive-date=25 December 2014 }}</ref> |
|||
|- |
|||
| フェイバリット映画女優賞 |
|||
| {{nom}} |
| {{nom}} |
||
| rowspan="2"| [[エマ・ワトソン]] |
|||
|- |
|- |
||
| rowspan="2"| [[エンパイア賞|エンパイア賞2011]] |
|||
| 女優賞 |
|||
| {{nom}} |
|||
| <ref>{{cite web|url=https://www.empireonline.com/awards2011/winners/best-actress/|title=Best Actress|accessdate= 2020-01-20|publisher=Empire|archive-url=https://web.archive.org/web/20111103164429/http://www.empireonline.com/awards2011/winners/best-actress/|archive-date=3 November 2011}}</ref> |
|||
|- |
|||
| SF/ファンタジー賞 |
|||
| {{won}} |
|||
| |
|||
| <ref>{{cite web|url=https://www.empireonline.com/awards2011/winners/best-sci-fi-fantasy/|title=Best Sci-fi/Fantasy|accessdate= 2020-01-20|publisher=Empire|archive-url=https://web.archive.org/web/20111103154559/http://www.empireonline.com/awards2011/winners/best-sci-fi-fantasy/|archive-date=3 November 2011}}</ref> |
|||
|- |
|||
| rowspan="4"| [[ナショナル・フィルム・アワード]] |
|||
| ファンタジー映画賞 |
|||
| {{won}} |
|||
| |
|||
| rowspan="4"|<ref>{{cite web |url=http://www.nationalmovieawards.com/nominees |title=Nominees - The National Movie Awards 2011 |publisher=Nationalmovieawards.com |date=26 January 2011 |access-date=29 December 2012 |url-status=dead |archive-url=https://web.archive.org/web/20100504053537/http://www.nationalmovieawards.com/nominees |archive-date=4 May 2010}}</ref> |
|||
|- |
|||
| rowspan="3"| 演技賞 |
|||
| {{nom}} |
|||
| [[ダニエル・ラドクリフ]] |
|||
|- |
|||
| {{nom}} |
|||
| [[エマ・ワトソン]] |
|||
|- |
|||
| {{nom}} |
|||
| [[ルパート・グリント]] |
|||
|- |
|||
| rowspan="5"| {{仮リンク|2011年ティーン・チョイス・アワード|en|2011 Teen Choice Awards}} |
|||
| {{仮リンク|ティーン・チョイス・アワード チョイス・ムーピー賞(SF/ファンタジー部門)|label=チョイス・ムーピー(SF/ファンタジー部門)|en|Teen Choice Award for Choice Movie - Sci-Fi/Fantasy}} |
|||
| {{won}} |
|||
| |
|||
| rowspan="5"|<ref>{{cite news |url=https://www.huffingtonpost.com/2011/06/29/teen-choice-awards-2011-nominees_n_887197.html |work=Huffington Post |first=Rae |last=Votta |title=Teen Choice Awards 2011 Nominees Announced: Harry Potter vs Twilight |date=29 June 2011 |access-date=20 April 2020 |archive-date=4 March 2016 |archive-url=https://web.archive.org/web/20160304031318/http://www.huffingtonpost.com/2011/06/29/teen-choice-awards-2011-nominees_n_887197.html |url-status=live }}</ref> |
|||
|- |
|||
| {{仮リンク|ティーン・チョイス・アワード チョイス・ムーピー・アクター(SF/ファンタジー部門)|label=チョイス・ムーピー: アクター賞(SF/ファンタジー部門)|en|Teen Choice Award for Choice Movie Actor - Sci-Fi/Fantasy}} |
|||
| {{nom}} |
|||
| [[ダニエル・ラドクリフ]] |
|||
|- |
|||
| {{仮リンク|ティーン・チョイス・アワード チョイス・ムーピー・アクトレス(SF/ファンタジー部門)|label=チョイス・ムーピー: アクトレス賞(SF/ファンタジー部門)|en|Teen Choice Award for Choice Movie Actress - Sci-Fi/Fantasy}} |
|||
| {{won}} |
|||
| [[エマ・ワトソン]] |
|||
|- |
|||
| {{仮リンク|ティーン・チョイス・アワード チョイス・ムーピー・アクトレス(SF/ファンタジー部門)|label=チョイス・ムーピー: ヴィラン(悪役)賞|en|Teen Choice Award for Choice Villain}}[[Choice Movie: Villain]] |
|||
| {{won}} |
|||
| [[トム・フェルトン]] |
|||
|- |
|||
| チョイス・ムービー: リップロック(キスシーン)賞 |
|||
| {{won}} |
|||
| [[ダニエル・ラドクリフ]] および [[エマ・ワトソン]] |
|||
|- |
|||
| rowspan="2"| {{仮リンク|en|英国アカデミー児童映画賞|label=2011年 英国アカデミー児童映画賞}} |
|||
| フェイバリット映画賞 |
|||
| {{nom}} |
|||
| |
|||
| rowspan="2"|<ref>{{cite web |url=http://www.bafta.org/awards-database.html?year=2011&category=false&award=false |title=Explore the Awards |work=bafta.org |access-date=29 December 2012 |archive-date=2 August 2021 |archive-url=https://web.archive.org/web/20210802230053/http://awards.bafta.org/explore?year=2011&category=false&award=false |url-status=live }}</ref> |
|||
|- |
|||
| 英国アカデミー キッズ投票(映画部門) |
|||
| {{nom}} |
|||
| |
|||
|} |
|} |
||
<!-- PLACE EXTRA AWARDS ABOVE --> |
|||
==== テレビ放送(PART1) ==== |
==== テレビ放送(PART1) ==== |
||
480行目: | 763行目: | ||
|- |
|- |
||
!回数 |
!回数 |
||
! |
!放送局 |
||
!番組名 |
!番組名 |
||
!放送日 |
!放送日 |
||
!放送時間 |
!放送時間 |
||
!放送分数 |
|||
!視聴率 |
|||
!平均世帯視聴率 |
|||
!備考 |
!備考 |
||
|- |
|- |
||
| |
| 1 || rowspan="3"|[[日本テレビ放送網|日本テレビ]] || rowspan="3"|[[金曜ロードSHOW!]] || [[2013年]][[11月1日]] || 19:56 - 22:54 || 178分 || 14.8% || 地上波初放送<br>本編ノーカット<br>64分拡大、64分繰上げ |
||
|- |
|- |
||
| 2 |
| 2 || [[2016年]][[6月17日]] || 21:00 - 23:49 || 169分 ||10.2%|| 本編ノーカット<br>55分拡大 |
||
|10.2%|| 本編ノーカット<br>55分拡大 |
|||
|- |
|- |
||
| 3 |
| 3 || [[2018年]][[11月16日]] || 21:00 - 23:29 || 149分 ||9.1%|| 35分拡大 |
||
|- |
|||
|9.1%|| 35分拡大 |
|||
| 4 || [[TBSテレビ]] || || [[2022年]][[5月27日]]<ref name="シネマ220316">{{Cite news2 |url=https://www.cinematoday.jp/news/N0129150 |title=『ハリー・ポッター』謎のプリンス&死の秘宝、TBSで地上波放送 |newspaper=シネマトゥデイ |date=2022-03-16 |accessdate=2022-03-16 |df=ja}}</ref> || 19:00 - 22:00 || 180分 || 5.2%|| [[魔法ワールド#ファンタスティック・ビースト映画|ハリー・ポッター魔法ワールド]]最新作『[[ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密]]』の公開および、TBS70周年記念舞台[[魔法ワールド#舞台劇|ハリー・ポッター魔法ワールド]]最新作『[[ハリー・ポッターと呪いの子]]』の公演を記念して放送<ref name="シネマ220316" />。また映画本編終了後に舞台のPR特集も放送された。 |
|||
|- |
|- |
||
| 4回目 || [[TBSテレビ]] || || [[2022年]][[5月27日]]<ref name="シネマ220316">{{Cite news2 |url=https://www.cinematoday.jp/news/N0129150 |title=『ハリー・ポッター』謎のプリンス&死の秘宝、TBSで地上波放送 |newspaper=シネマトゥデイ |date=2022-03-16 |accessdate=2022-03-16 |df=ja}}</ref> || 19:00 - 22:00 || 5.2%|| [[魔法ワールド#ファンタスティック・ビースト映画|ハリー・ポッター魔法ワールド]]最新作『[[ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密]]』の公開および、TBS70周年記念舞台[[魔法ワールド#舞台劇|ハリー・ポッター魔法ワールド]]最新作『[[ハリー・ポッターと呪いの子]]』の公演を記念して放送<ref name="シネマ220316" />。また映画本編終了後に舞台のPR特集も放送された。 |
|||
|} |
|} |
||
503行目: | 786行目: | ||
| 作品名 =ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 |
| 作品名 =ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 |
||
| 原題 = Harry Potter and the Deathly Hallows Part2 |
| 原題 = Harry Potter and the Deathly Hallows Part2 |
||
| 画像 = |
|||
| 画像 = Daniel Radcliffe, Emma Watson & Rupert Grint colour.jpg |
|||
| 画像サイズ = |
| 画像サイズ = |
||
| 画像解説 = |
|||
| 画像解説 = ワールドプレミアにて。左から[[ダニエル・ラドクリフ]]、[[エマ・ワトソン]]、[[ルパート・グリント]](2011年、ロンドン) |
|||
| 監督 = [[デヴィッド・イェーツ|デイビッド・イェーツ]] |
| 監督 = [[デヴィッド・イェーツ|デイビッド・イェーツ]] |
||
| 製作総指揮 = [[ライオネル・ウィグラム]] |
| 製作総指揮 = [[ライオネル・ウィグラム]] |
||
523行目: | 806行目: | ||
| 出演者 = [[ダニエル・ラドクリフ]]<br />[[ルパート・グリント]]<br />[[エマ・ワトソン]]<br />[[ヘレナ・ボナム=カーター]]<br />[[ロビー・コルトレーン]]<br />[[レイフ・ファインズ]]<br />[[マイケル・ガンボン]]<br />[[ジョン・ハート (俳優)|ジョン・ハート]]<br />[[ジェイソン・アイザックス]]<br />[[ケリー・マクドナルド]]<br />[[ゲイリー・オールドマン]]<br />[[アラン・リックマン]]<br />[[マギー・スミス]]<br />[[デヴィッド・シューリス|デイビッド・シューリス]]<br />[[デイビッド・ブラッドリー]]<br />[[ワーウィック・デイヴィス|ウォーウィック・デイビス]]<br />[[トム・フェルトン]]<br />[[キアラン・ハインズ]]<br />[[ジェマ・ジョーンズ]]<br />[[デイブ・レジェノ]]<br />[[ミリアム・マーゴリーズ]]<br />[[ヘレン・マックロリー]]<br />[[ニック・モラン]]<br />[[ジェームズ・フェルプス]]<br />[[オリバー・フェルプス]]<br />[[クレマンス・ポエジー]]<br />[[ナタリア・テナ]]<br />[[ジュリー・ウォルターズ]]<br />[[マーク・ウィリアムズ]]<br />[[ボニー・ライト]] |
| 出演者 = [[ダニエル・ラドクリフ]]<br />[[ルパート・グリント]]<br />[[エマ・ワトソン]]<br />[[ヘレナ・ボナム=カーター]]<br />[[ロビー・コルトレーン]]<br />[[レイフ・ファインズ]]<br />[[マイケル・ガンボン]]<br />[[ジョン・ハート (俳優)|ジョン・ハート]]<br />[[ジェイソン・アイザックス]]<br />[[ケリー・マクドナルド]]<br />[[ゲイリー・オールドマン]]<br />[[アラン・リックマン]]<br />[[マギー・スミス]]<br />[[デヴィッド・シューリス|デイビッド・シューリス]]<br />[[デイビッド・ブラッドリー]]<br />[[ワーウィック・デイヴィス|ウォーウィック・デイビス]]<br />[[トム・フェルトン]]<br />[[キアラン・ハインズ]]<br />[[ジェマ・ジョーンズ]]<br />[[デイブ・レジェノ]]<br />[[ミリアム・マーゴリーズ]]<br />[[ヘレン・マックロリー]]<br />[[ニック・モラン]]<br />[[ジェームズ・フェルプス]]<br />[[オリバー・フェルプス]]<br />[[クレマンス・ポエジー]]<br />[[ナタリア・テナ]]<br />[[ジュリー・ウォルターズ]]<br />[[マーク・ウィリアムズ]]<br />[[ボニー・ライト]] |
||
| 上映時間 = 130分 |
| 上映時間 = 130分 |
||
| 興行収入 = $381, |
| 興行収入 = {{flagicon|World}}$1,342,359,942<br />{{flagicon|UK}} $117,291,771<br />{{flagicon|USA}}{{flagicon|CAN}} $381,447,587<ref name="boxoffice2">{{cite web |url=https://www.boxofficemojo.com/release/rl1265337857/|title=Harry Potter and the Deathly Hallows Part 2 (2011) |publisher=[[Box Office Mojo]] |language=英語 |accessdate=2022年8月17日}}</ref><br />{{Flagicon|JPN}} 96億7000万円<ref name="#2"/> |
||
|次作=ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 |
|次作=ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 |
||
}} |
}} |
||
587行目: | 870行目: | ||
| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#シビル・トレローニー|シビル・トレローニー]] || [[エマ・トンプソン]] || [[幸田直子]] |
| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#シビル・トレローニー|シビル・トレローニー]] || [[エマ・トンプソン]] || [[幸田直子]] |
||
|- |
|- |
||
| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ポモーナ・スプラウト|ポモーナ・スプラウト]] || [[ミリアム・マーゴリーズ]] || |
| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ポモーナ・スプラウト|ポモーナ・スプラウト]] || [[ミリアム・マーゴリーズ]] || style="background:#d3d3d3;" | |
||
|- |
|- |
||
| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#アーガス・フィルチ|アーガス・フィルチ]] || [[デイビッド・ブラッドリー]] || [[浦山迅]]<ref>第6作『[[ハリー・ポッターと謎のプリンス]]』までフィルチの吹替えを務めた[[青野武]]が本作収録当時[[脳梗塞]]で療養中(2012年4月9日に死去)だったため変更された。</ref> |
| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#アーガス・フィルチ|アーガス・フィルチ]] || [[デイビッド・ブラッドリー]] || [[浦山迅]]<ref>第6作『[[ハリー・ポッターと謎のプリンス]]』までフィルチの吹替えを務めた[[青野武]]が本作収録当時[[脳梗塞]]で療養中(2012年4月9日に死去)だったため変更された。</ref> |
||
711行目: | 994行目: | ||
| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ギャリック・オリバンダー|オリバンダー老人]] || [[ジョン・ハート (俳優)|ジョン・ハート]] || [[小林勝也]] |
| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ギャリック・オリバンダー|オリバンダー老人]] || [[ジョン・ハート (俳優)|ジョン・ハート]] || [[小林勝也]] |
||
|- |
|- |
||
| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの魔法生物一覧#ボグロッド|ボグロッド]] || |
| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの魔法生物一覧#ボグロッド|ボグロッド]] ||ジョン・キー || [[後藤哲夫]] |
||
|- |
|- |
||
| colspan="2" | 年老いた[[ハリー・ポッターシリーズの魔法生物一覧#小鬼|ゴブリン]] || [[ラスティ・ゴフ]] || |
| colspan="2" | 年老いた[[ハリー・ポッターシリーズの魔法生物一覧#小鬼|ゴブリン]] || [[ラスティ・ゴフ]] || |
||
|- |
|- |
||
| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの用語一覧#組分け帽子|組分け帽子]]の声 || [[レスリー・フィリップス]] || [[石森達幸]] |
| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの用語一覧#組分け帽子|組分け帽子]]の声 || [[レスリー・フィリップス]] || [[石森達幸]] |
||
|- |
|||
| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#クィリナス・クィレル|クィリナス・クィレル]](回想) || [[イアン・ハート (俳優)|イアン・ハート]]<br />(ノンクレジット) || style="background:#d3d3d3;" | |
|||
|- |
|||
| colspan="2" | [[死喰い人#ピーター・ペティグリュー|ピーター・ペティグリュー]](回想) || [[ティモシー・スポール]] || style="background:#d3d3d3;" | |
|||
|- |
|||
| colspan="2" | [[アルバス・ダンブルドア]] || [[マイケル・ガンボン]] || [[永井一郎]] |
|||
|- |
|- |
||
| colspan="2" | 駅の子供|| || [[岡部弦]]<br />[[佐藤友里]]<br />[[林田光輝]] |
| colspan="2" | 駅の子供|| || [[岡部弦]]<br />[[佐藤友里]]<br />[[林田光輝]] |
||
730行目: | 1,007行目: | ||
|- |
|- |
||
| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの地理#グリンゴッツ魔法銀行|グリンゴッツ銀行]]のガードマン || || [[宮本崇弘]]<br />[[本多早雲|本多諒太]] |
| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの地理#グリンゴッツ魔法銀行|グリンゴッツ銀行]]のガードマン || || [[宮本崇弘]]<br />[[本多早雲|本多諒太]] |
||
|- |
|||
| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#クィリナス・クィレル|クィリナス・クィレル]](回想) || [[イアン・ハート (俳優)|イアン・ハート]]<br />(ノンクレジット) || style="background:#d3d3d3;" | |
|||
|- |
|||
| colspan="2" | [[死喰い人#ピーター・ペティグリュー|ピーター・ペティグリュー]](回想) || [[ティモシー・スポール]] || style="background:#d3d3d3;" | |
|||
|- |
|||
| colspan="2" | [[アルバス・ダンブルドア]] || [[マイケル・ガンボン]] || [[永井一郎]] |
|||
|} |
|} |
||
*日本語版制作スタッフ |
*日本語版制作スタッフ |
||
735行目: | 1,018行目: | ||
**録音・調整:阿部直子(オムニバス・ジャパン) |
**録音・調整:阿部直子(オムニバス・ジャパン) |
||
**日本語版制作:[[東北新社]] |
**日本語版制作:[[東北新社]] |
||
===== 配役 ===== |
|||
本作では、一部の主要でない登場人物の役柄について変更または交代された。たとえば、[[キアラン・ハインズ]]はアルバス・ダンブルドアの弟であり、[[ハリー・ポッターシリーズの地理#ホッグズ・ヘッド|ホッグズ・ヘッド・イン]]のバーテンダーである、アバーフォース・ダンブルドア役を引き受けた<ref>{{cite web |author=B. Alan Orange |url=http://www.movieweb.com/news/exclusive-ciaran-hinds-on-playing-aberforth-dumbledore-in-harry-potter-and-the-deathly-hollows |title=EXCLUSIVE: Ciaran Hinds on Playing Aberforth Dumbledore in Harry Potter and the Deathly Hollows |publisher=MovieWeb.com |date=25 February 2010 |access-date=7 December 2012 |archive-url=https://web.archive.org/web/20120921023344/http://www.movieweb.com/news/exclusive-ciaran-hinds-on-playing-aberforth-dumbledore-in-harry-potter-and-the-deathly-hollows |archive-date=21 September 2012 |url-status=live }}</ref>。本作の原作では、以前の作品に登場して以来、登場していなかったかなりの数の登場人物が、大規模な最終決戦でホグワーツを守るために再登場する<ref name=mtv-predh-oldman>{{cite news |url=http://www.mtv.com/movies/news/articles/1616386/story.jhtml |title=''Harry Potter'' Director, Daniel Radcliffe Reveal ''Deathly Hallows'' Secrets |date=16 July 2009 |access-date=16 July 2009 |publisher=MTV |last=Ditzian |first=Eric |archive-url=https://web.archive.org/web/20100111030051/http://www.mtv.com/movies/news/articles/1616386/story.jhtml |archive-date=11 January 2010 |url-status=live }}</ref>。監督のデヴィッド・イェーツは「全員を呼び戻したい」と述べ、本作のクライマックスの戦闘シーンのために、シリーズに出演したことのある俳優をできる限り多く呼び戻したいという意向について言及した。[[ショーン・ビガースタッフ]]、[[ジム・ブロードベント]]、[[ジェマ・ジョーンズ]]、[[ミリアム・マーゴリーズ]]、および[[エマ・トンプソン]]は、戦闘シーンで短時間、以前の作品の役をもう一度演じた。本作のメインストーリーから19年後の設定のラストシーンでは、主要な登場人物を演じる俳優たちが化粧や特殊効果を使って、年齢を重ねて見えるようにされた<ref>{{cite web |url=http://www.digitalspy.co.uk/movies/a165673/yates-wont-recast-potter-for-last-scene.html |title=Yates "won't recast Potter for last scene" |last=Martin |first=Lara |date=17 July 2009 |website=[[:en:Digital Spy]] |access-date=31 July 2009 |archive-url=https://web.archive.org/web/20090803214410/http://www.digitalspy.co.uk/movies/a165673/yates-wont-recast-potter-for-last-scene.html |archive-date=3 August 2009 |url-status=live }}</ref>。俳優たちの大人になった姿がインターネットに流出したあと、一部のファンは、ワトソンはまったく変わらないように見えるのに、ラドクリフとグリントは老けすぎ、という声が聞かれた。2010年6月に一次撮影が終了したあと、イェーツはフィルム映像を調べ、この問題は編集やCGIでは解決できないと結論を出し、メイクアップを変更して同年12月に一連の場面を再撮影した<ref name=HCGB>{{cite web |last=Boucher |first=Geoff |title='Harry Potter' stars say final scene was a challenge for the ages |url=http://herocomplex.latimes.com/movies/harry-potter-stars-say-final-scene-was-a-challenge-for-the-ages/ |work=Hero Complex |publisher=Los Angeles Times |access-date=12 September 2020 |archive-url=https://web.archive.org/web/20131205093344/http://herocomplex.latimes.com/movies/harry-potter-stars-say-final-scene-was-a-challenge-for-the-ages/ |archive-date=5 December 2013 |url-status=dead }}</ref>。 |
|||
==== 制作 ==== |
|||
{{main|en:Production of Harry Potter and the Deathly Hallows}} |
|||
===== 撮影 ===== |
|||
[[File:St Pancras Railway Station 2012-06-23.jpg|thumb|right|[[セント・パンクラス駅]]は、映画のラストシーン「19年後」の冒頭に登場する]] |
|||
PART2は、2009年2月19日から2010年6月12日にかけて『[[ハリー・ポッターと死の秘宝#ハリー・ポッターと死の秘宝_PART1|ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1]]』に続けて撮影され<ref>{{cite web |title=Harry Potter at Leavesden |url=http://www.wbstudiotour.co.uk/en/about-us/harry-potter-at-leavesden |publisher=[[:en:Warner Bros. Entertainment Inc.]] |access-date=5 December 2012 |year=2011 |url-status=dead |archive-url=https://web.archive.org/web/20120923223732/http://www.wbstudiotour.co.uk/en/about-us/harry-potter-at-leavesden |archive-date=23 September 2012}}</ref><ref>{{cite web |last=Schwartz |first=Terri |title='Harry Potter' Filming Wraps – For The Last Time |url=http://www.mtv.com/news/articles/1641491/harry-potter-filming-wraps-last-time.jhtml |publisher=[[:en:MTV News]] |access-date=6 December 2012 |date=14 June 2010 |archive-url=https://web.archive.org/web/20110926011742/http://www.mtv.com/news/articles/1641491/harry-potter-filming-wraps-last-time.jhtml |archive-date=26 September 2011 |url-status=live }}</ref>、エピローグ・シーンの再撮影は2010年12月21日に[[ワーナー・ブラザース・スタジオ・リーブスデン|リーブスデン・スタジオ]]で行われた<ref>{{cite web |last=Goldman |first=Eric |title=Harry Potter Reshoots Underway |url=https://www.ign.com/articles/2010/12/22/harry-potter-reshoots-underway |website=IGN |access-date=6 December 2012 |date=21 December 2012 |archive-url=https://web.archive.org/web/20120922021942/http://www.ign.com/articles/2010/12/22/harry-potter-reshoots-underway |archive-date=22 September 2012 |url-status=live }}</ref>。[[撮影監督]]の[[エドゥアルド・セラ]]と共に撮影したイェーツは、PART2を「オペラ的、カラフル、そしてファンタジー志向」、「巨大な戦いのある大オペラ」と言い表した<ref>{{cite web |first=Rob |last=Hunter |url=https://www.filmschoolrejects.com/news/if-the-harry-potter-and-the-deathly-hallows-two-film-adaptation-were-a-person-this-splitting-point-would-be-the-taint.php |title=If The Two ''Harry Potter and the Death Hallows'' Films Were A Person This Would Be Perineum |publisher=[[:en:Film School Rejects]] |date=13 August 2010 |access-date=20 May 2011 |url-status=dead |archive-url=https://web.archive.org/web/20110623214612/http://www.filmschoolrejects.com/news/if-the-harry-potter-and-the-deathly-hallows-two-film-adaptation-were-a-person-this-splitting-point-would-be-the-taint.php |archive-date=23 June 2011}}</ref><ref>{{cite web |url=http://www.the-leaky-cauldron.org/2010/1/24/david-yates-deathly-hallows-a-big-opera-a-great-big-epic-with-huge-battles |title=David Yates: Deathly Hallows is a big opera, a great big epic with huge battles |publisher=The Leaky Cauldron |date=24 January 2010 |access-date=20 May 2011 |archive-url=https://web.archive.org/web/20110728093433/http://www.the-leaky-cauldron.org/2010/1/24/david-yates-deathly-hallows-a-big-opera-a-great-big-epic-with-huge-battles |archive-date=28 July 2011 |url-status=live }}</ref>。 |
|||
当初は2部作にせず単体での劇場公開が予定されていたが、[[デヴィッド・ハイマン]]の言う「創造的必要性」のため、原作を2部作に分けることが製作総指揮の[[ライオネル・ウィグラム]]から提案された。ハイマンは当初、この案に否定的な返事をしたが、ウィグラムは「いや、デヴィッド。どうやってやるんだ」と尋ねた。原作を読み直し、脚本家の[[スティーヴ・クローヴス]]と議論の末、彼はこの分割に合意した<ref>{{cite web |url=https://www.youtube.com/watch?v=EJVDzNtosrc |title=David Heyman 'Fantastic Beasts & Where To Find Them' script is wonderful |publisher=[[YouTube]] |date=25 November 2014 |access-date=25 November 2014 |archive-url=https://web.archive.org/web/20141227161156/https://www.youtube.com/watch?v=EJVDzNtosrc |archive-date=27 December 2014 |url-status=live }}</ref>。 |
|||
===== 美術セット ===== |
|||
Architectural Digest誌のインタビューで、プロダクション・デザイナーの[[スチュアート・クレイグ]]は、PART2のセット制作について述べている。グリンゴッツ魔法銀行について、彼は「私たちの銀行ホールも、ほかの銀行と同じように、大理石と大きな大理石の円柱でできています。またとても力強い。ゴブリンが銀行員や窓口係になっているということが、その壮麗さや重厚さ、そしてその大きさを感じさせることに一役買っています。それはこのセットの楽しみの1つでした。私たちはその大きさを誇張し、その重さも誇張し、そして大理石の輝きも誇張しました」と述べた。金庫室での宝物の増殖について、彼は「私たちは文字通り何千個も作って、真空蒸着してピカピカに輝いた金銀にしました。特殊効果監修の[[ジョン・リチャードソン (特殊効果)|ジョン・リチャードソン]]がいろいろな高さに上げられる床を作ったので、その上の宝物が物理的に膨らむようにしました」と記している<ref>{{cite news |url=http://www.architecturaldigest.com/resources/features/2011/07/harry-potter-set-design-slideshow |title=Inside Harry Potter and the Deathly Hallows: Part 2, Production designer Stuart Craig gives AD an exclusive look at the sets of the upcoming film |first=Elizabeth |last=Stamp |work=Architectural Digest |access-date=23 June 2011 |archive-url=https://web.archive.org/web/20120120201728/http://www.architecturaldigest.com/resources/features/2011/07/harry-potter-set-design-slideshow |archive-date=20 January 2012}}</ref>。 |
|||
クレイグは、ホグワーツの戦いについてArt Insights Magazine誌に対し次のように述べている。「大きな課題は、ホグワーツの破壊です。」「煙の向こうに昇る太陽 (…) 破壊された壁の巨大な残骸、玄関ホール、大広間の入り口、大広間の屋根の一部が完全になくなったことでした。大きな挑戦でしたが、本当に楽しいものでした。おそらく、私と美術部のみんなが最後の準備をするのに少し役立ったでしょう。完全に取り壊さなければならなくなる前に私たちはそれを破壊しました。」終盤に近づいたキングス・クロスの場面について聞かれたクレイグは「正直に言うと、いろいろ試しました。というのも、本当にかなり長引きましたが、真っ白に燃え尽きたような感じを試してみました。薄暗い床で試したり、白いペンキや白い布など、さまざまな白いものですべてを覆ってみたり、カメラマンの露出の程度に関わってみたりして、一連のカメラテストをしましたので、なんとか成功しましたが、非常にたくさんの準備と調査が必要でした。」と述べた<ref>{{cite news |url=http://www.artinsightsmagazine.com/ArtInsights_magazine/Stuart_Craig_Interview.html |title=Stuart Craig Interview Transcript |work=Art Insights Magazine |access-date=23 June 2011 |archive-url=https://web.archive.org/web/20110913153753/http://www.artinsightsmagazine.com/ArtInsights_magazine/Stuart_Craig_Interview.html |archive-date=13 September 2011 |url-status=dead}}</ref>。 |
|||
===== 視覚効果 ===== |
|||
視覚効果監修のティム・バークは、「ホグワーツの戦いを演出するのはとても大きな仕事で、制作のいろいろな段階でする必要がありました。複雑に繋がったカメラで広い俯瞰から窓や部屋の中に飛び込む撮影もありました。そこで2008年末に思い切ってダブル・ネガティブでホグワーツをデジタルで再構築し始めてみました。」と述べた。彼は続けて次のように述べている。「2年掛かりました。レンダリングの作成、建物のすべての面のテクスチャリング、窓から見える内装の構築、破壊されたホグワーツの構築に。私たちは、何でもできるこの素晴らしいデジタルミニチュアあるということが分かったうえで撮影を計画できます。実物のホグワーツだったら、去年の夏、かなり撮影に縛られていたでしょう。代わりに、デヴィッド・イェーツが流れや構造を見つけてくれるので、私たちは新しい概念やアイデアを扱うことができるのです。」<ref>{{cite news |url=https://www.denofgeek.com/movies/785760/harry_potter_and_the_deathly_hallows_part_2_making_the_hogwarts_battle.html |title=Harry Potter And The Deathly Hallows Part 2: making the Hogwarts battle |publisher=Den of Greek |date=24 February 2011 |access-date=20 June 2011 |archive-url=https://web.archive.org/web/20110227201728/http://www.denofgeek.com/movies/785760/harry_potter_and_the_deathly_hallows_part_2_making_the_hogwarts_battle.html |archive-date=27 February 2011 |url-status=live }}</ref> |
|||
映画の3Dの質について、バークは[[ロサンゼルス・タイムズ]]紙に対して次のように述べている。「よくできていると思います、実際。みんな本当に気に入ってくれると思います。確かに最近はみんな3Dについて少し神経質で懐疑的ですが、その作業はとてもうまくできました。私たちは200以上のショットを3Dで、しかも視覚効果で行い、というのも視覚効果の多くはCGですので、とても良い結果になりました。皆さん、きっと本当に感動してくれると思います、実際。」プロデューサーの[[デヴィッド・ハイマン]]は{{仮リンク|2Dから3Dへの変換|label=3D変換|en|2D to 3D conversion}}についてSFX誌に語り、「デヴィッド・イェーツの3Dへの取り組み方は、登場人物とストーリーの観点から迫ろうというものです。ときに3Dが与える孤立感や分離感を、しかるべき時期に高めるために使おうとしています。つまり、私たちはストーリーテリングの方法で取り組んでいます。」と述べている<ref>{{cite magazine |title=Deathly Hallows producer David Heyman explains why the 3D for the final Potter movie is more than just a gimmick |magazine=[[:en:SFX (magazine)|SFX]] |edition=210 |date=26 May 2011}}</ref><ref>{{cite news |url=http://herocomplex.latimes.com/2011/06/28/harry-potter-visual-effects-wizard-tim-burke-says-3D-is-very-very-good-in-final-film/ |title='Harry Potter': Visual effects wizard Tim Burke says 3D is 'very, very good' in final film |work=Los Angeles Times |date=28 June 2011 |access-date=29 June 2011 |archive-date=2 August 2021 |archive-url=https://web.archive.org/web/20210802230008/https://www.latimes.com/topic/hero-complex |url-status=live }}</ref>。 |
|||
2012年には、本作の視覚効果がアカデミー賞にノミネートされた。また、2012年の第65回英国アカデミー賞では、英国アカデミー賞視覚効果賞を受賞した。 |
|||
===== 音楽 ===== |
|||
{{Main|en:Harry Potter and the Deathly Hallows – Part 2 (soundtrack)}} |
|||
{{See also|en:Music of the Harry Potter films}} |
|||
当初の予定では、第1作から第3作までの音楽を作曲した[[ジョン・ウィリアムズ (作曲家)|ジョン・ウィリアムズ]]が最終作の作曲に復帰するはずだったが、予定が合わずできなかった<ref>{{Cite web |title=David Heyman on John Williams wanting to return to 'Harry Potter' |url=https://www.harrypotterfanzone.com/david-heyman-david-yates-on-alexandre-desplats-deathly-hallows-music-john-williams-returning/ |access-date=2022-06-08 |website=Harry Potter Fan Zone |language=en}}</ref>。そこで、「PART1」の作曲者である[[アレクサンドル・デスプラ]]が「PART2」に復帰することが正式に発表された<ref name="filmonic">{{cite web |url=http://filmonic.com/alexandre-desplat-will-compose-harry-potter-and-the-deathly-hallows-part-2 |title=Alexandre Desplat will compose Harry Potter and the Deathly Hallows: Part 2 |publisher=Filmonic.com |date=7 November 2010 |access-date=7 November 2010 |archive-url=https://web.archive.org/web/20101109072958/http://filmonic.com/alexandre-desplat-will-compose-harry-potter-and-the-deathly-hallows-part-2 |archive-date=9 November 2010 |url-status=dead}}</ref>。Film Music Magazine誌のインタビューで、デスプラは「PART2」の音楽について「大きな課題」であり、彼の前には「応えるべき多くの期待と多くの仕事」があると述べている<ref>{{cite web |first=Daniel |last=Schweiger |url=http://www.filmmusicmag.com/?p=6434 |title=Deathly Hallows Composer Alexandre Desplat |work=Film Music |date=9 November 2010 |access-date=30 January 2011 |archive-url=https://web.archive.org/web/20110117184002/http://www.filmmusicmag.com/?p=6434 |archive-date=17 January 2011 |url-status=live }}</ref>。 また別のインタビューで、デスプラはウィリアムズが作ったテーマ曲が「『PART1』よりもはるかに多く」映画に登場することにも言及した<ref>{{cite web |title=Alexandre Desplat and scoring the Courtyard Apocalypse |url=http://www.harrypotterspage.com/2011/07/06/alexandre-desplat-and-scoring-the-courtyard-apocalypse/|archive-url=https://web.archive.org/web/20110713035437/http://www.harrypotterspage.com/2011/07/06/alexandre-desplat-and-scoring-the-courtyard-apocalypse/|url-status=dead|archive-date=13 July 2011 |publisher=Harry Potter's Page |access-date=6 December 2012 |date=6 July 2011}}</ref>。本作のサウンドトラックは、[[第54回グラミー賞]]で[[グラミー賞 映画・テレビサウンドトラック部門|映像メディアサウンドトラック部門]]にノミネートされた<ref name="grammies-54-g11">{{cite web |url=http://www.grammy.com/nominees?genre=11 |title=54th Annual GRAMMY Awards Nominees and Winners |publisher=[[Grammy Awards]] |access-date=3 November 2012 |archive-url=https://web.archive.org/web/20140130083937/http://www.grammy.com/nominees?genre=11 |archive-date=30 January 2014 |url-status=live }}</ref>。 |
|||
==== マーケティング ==== |
|||
{{Anchors|Marketing|Promotion}} |
|||
2011年3月、『死の秘宝 PART2』の初号試写が公開され、新しい映像や主演俳優の新しいインタビューが初公開された<ref>{{cite web |url=http://www.heraldsun.com.au/entertainment/first-look-at-harry-potter-and-the-deathly-hallows-part-2/story-e6frf96f-1226024900349 |title=First look at Harry Potter and the Deathly Hallows: Part 2 |work=Herald Sun |date=20 March 2011 |access-date=25 May 2011}}</ref>。最初のアメリカのポスターが2011年3月28日に公開され、(国際公開日を指す)「It All Ends 7.15」(7.15 すべてが終わる)というキャプションが付けられた<ref>{{cite magazine |first=Mandi |last=Bierly |url=http://insidemovies.ew.com/2011/03/28/harry-potter-deathly-hallows-part-2-poster/ |title=''Harry Potter and the Deathly Hallows – Part 2'' poster appropriately gritty |magazine=Entertainment Weekly |date=28 March 2011 |access-date=30 March 2011 |archive-url=https://web.archive.org/web/20110329063422/http://insidemovies.ew.com/2011/03/28/harry-potter-deathly-hallows-part-2-poster/ |archive-date=29 March 2011 |url-status=live }}</ref>。2011年4月27日に「PART2」の最初の劇場予告編が公開された。この予告編では、さまざまな新旧の映像が明かされた<ref>{{cite web |first=Matt |last=McDaniel |url=http://blog.movies.yahoo.com/blog/1219-harry-potter-and-the-deathly-hallows-part-2-trailer-reveals-big-spoiler |title=''Harry Potter and the Deathly Hallows – Part 2'' Trailer Reveals Big Spoiler |publisher=[[:en:Yahoo! Movies]] |date=27 April 2011 |access-date=25 May 2011 |url-status=dead |archive-url=https://web.archive.org/web/20110502041444/http://blog.movies.yahoo.com/blog/1219-harry-potter-and-the-deathly-hallows-part-2-trailer-reveals-big-spoiler |archive-date=2 May 2011}}</ref>。本作のIMAX予告編が2011年5月20日の『[[パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉]]』のIMAX上映に合わせて公開された。2011年6月5日のMTVムービー・アワードで、[[エマ・ワトソン]]が本作のちら見せを披露した<ref>{{cite web |first=Terri |last=Schwartz |url=http://www.mtv.com/news/articles/1665115/potter-deathly-hallows-2-exclusive-clip-mtv-movie-awards.jhtml |title=Harry Potter and the Deathly Hallows – Part 2 Clip To Debut at Movie Awards |publisher=[[:en:MTV News]] |date=3 June 2011 |access-date=2 July 2011 |archive-url=https://web.archive.org/web/20110625130034/http://www.mtv.com/news/articles/1665115/potter-deathly-hallows-2-exclusive-clip-mtv-movie-awards.jhtml |archive-date=25 June 2011 |url-status=live }}</ref>。 |
|||
==== 公開 ==== |
|||
===== 劇場公開 ===== |
|||
[[File:Daniel Radcliffe, Emma Watson & Rupert Grint colour.jpg|thumb|right|2011年7月7日、[[ロンドン]]の[[トラファルガー広場]]で開催された『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』のワールドプレミアでの[[ダニエル・ラドクリフ]]、[[エマ・ワトソン]]、[[ルパート・グリント]]。]] |
|||
2011年4月2日、本作の試写会がシカゴで開催され、イェーツ、ヘイマン、バロン、編集の[[マーク・デイ]]が出席した<ref>{{cite web |author=Liam |url=http://filmonic.com/harry-potter-and-the-deathly-hallows-part-2-test-screening-reactions |title=Test Screening |publisher=Filmonic |date=3 April 2011 |access-date=8 July 2011 |archive-url=https://web.archive.org/web/20110811043027/http://filmonic.com/harry-potter-and-the-deathly-hallows-part-2-test-screening-reactions |archive-date=11 August 2011 |url-status=dead}}</ref>。{{start date|2011|7|7}}、ロンドンの[[トラファルガー広場]]で[[初演|ワールドプレミア]]が開催された<ref>{{cite news |first=jevon |last=SchwartPhillips |url=http://herocomplex.latimes.com/2011/03/01/world-premiere-for-harry-potter-and-the-deathly-hallows-part-2-set-for-july-7 |title=World premiere for ''Harry Potter and the Deathly Hallows – Part 2'' set for July 7 |work=Los Angeles Times |date=1 March 2011 |access-date=2 March 2011 |archive-url=https://web.archive.org/web/20110304230256/http://herocomplex.latimes.com/2011/03/01/world-premiere-for-harry-potter-and-the-deathly-hallows-part-2-set-for-july-7/ |archive-date=4 March 2011 |url-status=live }}</ref>。{{start date|2011|7|11}}、ニューヨークの[[リンカーン・センター]]でUSプレミアが開催された<ref>{{cite web |last=Derschowitz |first=Jessica |title="Harry Potter and the Deathly Hallows: Part 2" premieres in New York |url=https://www.cbsnews.com/8301-31749_162-20078749-10391698.html |work=[[CBS News]] |access-date=6 December 2012 |date=12 July 2011 |archive-url=https://web.archive.org/web/20121121164820/http://www.cbsnews.com/8301-31749_162-20078749-10391698.html |archive-date=21 November 2012 |url-status=live }}</ref>。2Dで撮影されたが、ポストプロダクションで3D化され、[[RealD]] 3Dと[[IMAX]] 3Dで公開された<ref name="hollywood-r-13-J-2011">{{cite web |url=https://www.hollywoodreporter.com/news/harry-potter-film-bow-record-210854 |title='Harry Potter' Film To Bow On Record 423 Global Imax Screens |work=[[The Hollywood Reporter]] |date=13 July 2011 |access-date=3 November 2012 |archive-url=https://web.archive.org/web/20110913212053/http://www.hollywoodreporter.com/news/harry-potter-film-bow-record-210854 |archive-date=13 September 2011 |url-status=live }}</ref>。 |
|||
本作は当初、インドネシアでは2011年7月13日に公開される予定だった<ref name=ft>{{cite news |first=Anthony |last=Deutsch |title=Indonesia to miss Harry Potter magic |url=http://www.ft.com/intl/cms/s/2/186ddc90-a97c-11e0-a04a-00144feabdc0.html |work=Financial Times |date=9 July 2011 |access-date=19 July 2011 |archive-url=https://web.archive.org/web/20131113161800/http://www.ft.com/intl/cms/s/2/186ddc90-a97c-11e0-a04a-00144feabdc0.html |archive-date=13 November 2013 |url-status=live }}</ref>。2011年2月、インドネシア政府は外国映画のロイヤリティに対して新たな[[付加価値税]]を課し、[[ワーナー・ブラザース]]を含む[[映画スタジオ]]3社が『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』を含む映画についてインドネシアへの輸入を中止する事態となった<ref name=ft/>。[[ヨルダン|ヨルダン王国]]では、当時の直近に映画に対する課税が強化されたため、本作は劇場公開されなかった<ref>{{cite web |url=http://sleeplessinamman.com/hollywood-boycott-jordan-courtesy-of-the-jordanian-customs-authorities/ |title=Hollywood Boycott Jordan Courtesy Of The Jordanian Customs Authorities |date=6 July 2011 |publisher=Sleepless In Amman |access-date=24 July 2011 |url-status=dead |archive-url=https://web.archive.org/web/20110714191529/http://sleeplessinamman.com/hollywood-boycott-jordan-courtesy-of-the-jordanian-customs-authorities/ |archive-date=14 July 2011}}</ref>。 |
|||
公開1カ月前の6月10日、チケットが発売された<ref>{{cite web |url=https://www.azcentral.com/members/Blog/BillGoodykoontz/130775 |title=''Harry Potter'' tickets go on sale |publisher=AZCentral.com |access-date=23 June 2011 |archive-date=3 August 2021 |archive-url=http://wayback.archive-it.org/all/20210803075337/https://help.azcentral.com/ |url-status=live }}</ref>。2011年6月16日、『PART2』は[[全英映像等級審査機構]](BBFC)から12A<ref>{{cite news |author=Anthony Quinn |url=https://www.independent.co.uk/arts-entertainment/films/reviews/harry-potter-and-the-deathly-hallows-part-2-12a-2313739.html |title=Harry Potter and the Deathly Hallows, Part 2 (12A) – Reviews – Films |newspaper=The Independent |date=15 July 2011 |access-date=7 December 2012 |archive-url=https://web.archive.org/web/20130501142015/http://www.independent.co.uk/arts-entertainment/films/reviews/harry-potter-and-the-deathly-hallows-part-2-12a-2313739.html |archive-date=1 May 2013 |url-status=live }}</ref>認定を受けた。BBFCは「中程度の脅威、傷害の詳細、言語を含む」と指摘し、本作は「傷害の詳細」の警告を受けた唯一のハリー・ポッター映画となった。7月15日の深夜、PART2は3,800の映画館で上映された。アメリカでは、4,375館の劇場、3,100館の3D劇場、274館のIMAX劇場で上映され、IMAXとして、また3Dとして、さらにハリーポッター映画としても最も広く公開された。 |
|||
===== 映像ソフト ===== |
|||
『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』は、米国では2011年11月11日に、1枚組通常DVD、2枚組通常DVD特別版、1枚組通常版[[Blu-ray Disc|ブルーレイ]]、3枚組ブルーレイ2Dコンボパック(ブルーレイ+DVD+デジタルコピー)の4形式で発売された<ref name="DVD">United States DVD release and formats: |
|||
* {{ASIN|B001UV4XIS|title=Harry Potter and the Deathly Hallows, Part 2 (+ UltraViolet Digital Copy) (2011)|date=21 September 2011}} |
|||
* {{cite web |url=http://www.walmart.com/ip/Harry-Potter-And-The-Deathly-Hallows-Part-2-Special-Edition-Widescreen/17480571 |title=Harry Potter And The Deathly Hallows: Part 2 (Special Edition) (Widescreen) |publisher=[[Walmart]] |access-date=8 November 2011 |archive-url=https://web.archive.org/web/20111112104112/http://www.walmart.com/ip/Harry-Potter-And-The-Deathly-Hallows-Part-2-Special-Edition-Widescreen/17480571 |archive-date=12 November 2011 |url-status=live }} |
|||
* {{ASIN|B005O30Y5Y|title=Harry Potter and the Deathly Hallows, Part 2 (Movie-Only Edition + UltraViolet Digital Copy) [Blu-ray]|date=21 September 2011}} |
|||
* {{ASIN|B001UV4XJ2|title=Harry Potter and the Deathly Hallows, Part 2 (+ UltraViolet Digital Copy) [Blu-ray] (2011)|date=21 September 2011}}</ref>。イギリスとアイルランドでは、本作は2011年12月2日に、2枚組通常DVD、3枚組ブルーレイ2Dコンボパック(ブルーレイ+DVD+デジタルコピー)、4枚組ブルーレイ3Dコンボパック(ブルーレイ3D+ブルーレイ2D+DVD+デジタルコピー)の3形式で発売された<ref name="UKDVD"> |
|||
United Kingdom DVD release and formats: |
|||
* {{ASIN|B004NBYRYC|country=uk|title=Harry Potter And The Deathly Hallows Part 2 [DVD] [2011]|date=28 September 2011}} |
|||
* {{ASIN|B004NBYRYM|country=uk|title=Harry Potter And The Deathly Hallows Part 2 – Triple Play (Blu-ray + DVD + Digital Copy) [2011] [Region Free]|date=28 September 2011}} |
|||
* {{ASIN|B00512WO9M|country=uk|title=Harry Potter And The Deathly Hallows Part 2 (Blu-ray 3D + Blu-ray + DVD + Digital Copy) [2011] [Region Free]|date=28 September 2011}}</ref>。本作は、予約開始からわずか2日で[[Amazon.com]]でDVDとブルーレイの予約販売最速記録を打ち立てた<ref>{{cite news |last=Winehouse |first=Alex |title=Harry Potter And The Deathly Hallows: Part 2 Sets Pre-Order Sales Record |date=21 September 2011 |work=[[:en:Gigwise]] |url=http://www.gigwise.com/news/67140/Harry-Potter-And-The-Deathly-Hallows-Part-2-Sets-Pre-Order-Sales-Record |access-date=23 December 2011 |archive-url=https://web.archive.org/web/20111228202248/http://www.gigwise.com/news/67140/Harry-Potter-And-The-Deathly-Hallows-Part-2-Sets-Pre-Order-Sales-Record |archive-date=28 December 2011 |url-status=live }}</ref>。 |
|||
『死の秘宝 PART2』は、金曜日から日曜日の3日間で271万ユニットのブルーレイ(6075万ドル)を売り上げた<ref>{{cite news |author=C.S.Strowbridge |title=Blu-ray Sales: High Definition Reaches New Heights |date=23 November 2011 |publisher=The Numbers |url=https://www.the-numbers.com/interactive/newsStory.php?newsID=6787 |access-date=11 January 2012 |archive-url=https://web.archive.org/web/20120101083149/http://www.the-numbers.com/interactive/newsStory.php?newsID=6787 |archive-date=1 January 2012 |url-status=live }}</ref>。また、新発売時のDVDの売り上げは283万ユニット(4222万ドル)だった<ref>{{cite news |author=C.S.Strowbridge |title=DVD Sales: Harry Potter has a Lot of Life on the Home Market |date=22 November 2011 |publisher=The Numbers |url=https://www.the-numbers.com/interactive/newsStory.php?newsID=6786 |access-date=11 January 2012 |archive-url=https://web.archive.org/web/20130613172552/http://www.the-numbers.com/interactive/newsStory.php?newsID=6786 |archive-date=13 June 2013 |url-status=live }}</ref>。2012年7月18日までに、ブルーレイは471万ユニット(9933万ドル)<ref>{{cite web |title=Weekly Domestic Blu-ray Sales Chart for Week Ending 1 January 2012 |publisher=The Numbers |url=https://www.the-numbers.com/weekly-bluray-sales-chart |access-date=11 January 2012 |url-status=dead |archive-url=https://web.archive.org/web/20140605021612/http://www.the-numbers.com/weekly-bluray-sales-chart |archive-date=5 June 2014}}</ref>、DVDは647万ユニット(8896万ドル)<ref>{{cite web |title=Harry Potter and the Deathly Hallows: Part II – DVD Sales |publisher=The Numbers |url=https://www.the-numbers.com/movies/2011/HPOT8-DVD.php |access-date=18 July 2012 |archive-url=https://web.archive.org/web/20120622234733/http://www.the-numbers.com/movies/2011/HPOT8-DVD.php |archive-date=22 June 2012 |url-status=live }}</ref>を売り上げた。 |
|||
2017年3月28日、『死の秘宝 PART2』は『死の秘宝 PART』『謎のプリンス』『不死鳥の騎士団』とともに[[Ultra HD Blu-ray|Ultra HDブルーレイ]]版が初登場した。 |
|||
===== テレビ放送(PART2) ===== |
|||
{| class="wikitable" |
|||
|- |
|||
!回数 |
|||
!放送局 |
|||
!番組名 |
|||
!放送日 |
|||
!放送時間 |
|||
!放送分数 |
|||
!平均世帯視聴率 |
|||
!備考 |
|||
|- |
|||
| 1 || rowspan="3"|[[日本テレビ放送網|日本テレビ]] || rowspan="3"|[[金曜ロードショー|金曜ロードSHOW!]] || [[2013年]][[11月8日]] || 19:56 - 22:54 || 178分 || 14.3% || 地上波初放送<br>本編ノーカット<br>64分拡大、64分繰上げ |
|||
|- |
|||
| 2 || [[2016年]][[6月24日]] || rowspan="2"|21:00 - 23:29 || rowspan="2"|149分 ||13.8%|| 本編ノーカット<br>35分拡大 |
|||
|- |
|||
| 3 || [[2018年]][[11月23日]] ||11.7%|| 35分拡大 |
|||
|- |
|||
| 4 || [[TBSテレビ]] ||style="background:silver"|(なし) || [[2022年]][[5月28日]]<ref name="シネマ220316">{{Cite news2 |url=https://www.cinematoday.jp/news/N0129150 |title=『ハリー・ポッター』謎のプリンス&死の秘宝、TBSで地上波放送 |newspaper=シネマトゥデイ |date=2022-03-16 |accessdate=2022-03-16 |df=ja}}</ref> || 19:00 - 21:54 || 174分 || 5.2%|| [[魔法ワールド#ファンタスティック・ビースト映画|ハリー・ポッター魔法ワールド]]最新作『[[ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密]]』の公開および、TBS70周年記念舞台[[魔法ワールド#舞台劇|ハリー・ポッター魔法ワールド]]最新作『[[ハリー・ポッターと呪いの子]]』の公演を記念して放送<ref name="シネマ220316" />。<br />関東地区では直前の18:51 - 19:00に事前番組を放送。 |
|||
|- |
|||
|} |
|||
*視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム。 |
|||
==== ネットへの流出問題(PART2) ==== |
==== ネットへの流出問題(PART2) ==== |
||
755行目: | 1,120行目: | ||
* 【初回限定生産】ハリー・ポッター 第1章〜第7章PART2 ブルーレイコンプリートBOX(12枚組、2011年11月16日発売) |
* 【初回限定生産】ハリー・ポッター 第1章〜第7章PART2 ブルーレイコンプリートBOX(12枚組、2011年11月16日発売) |
||
* 【初回限定生産】ハリー・ポッター 第1章〜第7章PART2 DVDコンプリートBOX(17枚組、2011年11月16日発売) |
* 【初回限定生産】ハリー・ポッター 第1章〜第7章PART2 DVDコンプリートBOX(17枚組、2011年11月16日発売) |
||
==== サウンドトラック(PART2) ==== |
|||
{{main|w:Harry Potter and the Deathly Hallows – Part 2 (soundtrack)}} |
|||
==== ゲーム(PART2) ==== |
==== ゲーム(PART2) ==== |
||
{{main|w:Harry Potter and the Deathly Hallows – Part 2 (video game)}} |
{{main|w:Harry Potter and the Deathly Hallows – Part 2 (video game)}} |
||
==== |
==== 評価 ==== |
||
『PART2』は全世界で公開初週末に約4億8150万ドルを稼いでおり、2009年の『[[ハリー・ポッターと謎のプリンス#映画|ハリー・ポッターと謎のプリンス]]』の記録(3億9400万ドル)を破っている<ref name="WorldwideDebut">{{cite web|url=http://www.hollywoodreporter.com/news/box-office-report-harry-potter-212332|title=Box Office Report: ‘Harry Potter’ Nabs a Record-Breaking $476 Mil in Worldwide Debut|last=McClintock|first=Pamela|date=2011-07-17|publisher=The Hollywood Reporter|accessdate=2011-07-19}}</ref>。 |
|||
===== 興行収入 ===== |
|||
2011年7月13日に26か国で公開初日を迎え、その日だけで4360万ドルを売り上げた。[[オーストラリア]](750万ドル)、[[ニュージーランド]]、[[イタリア]](460万ドル)、[[スウェーデン]](210万ドル)、[[ノルウェー]](180万ドル)、[[デンマーク]](160万ドル)、[[オランダ]](170万ドル)、[[ベルギー]](140万ドル)、[[チェコ]](200万ドル)、[[フィンランド]](74万9000ドル)、[[イギリス]](1480万ドル)、[[メキシコ]](610万ドル)、[[香港]](80万8000ドル)では歴代最高の初日興行収入となった<ref>{{cite web|url=http://www.hollywoodreporter.com/news/harry-potter-breaks-hong-kong-212432|title='Harry Potter' Breaks Hong Kong Record But 'Transformers' Stands Tall|last=Chu|first=Karen|date=2011-07-18|publisher=The Hollywood Reporter|accessdate=2011-07-19}}</ref><ref name="IMAX Opening"/><ref>{{cite web|url=http://life.ihned.cz/film-a-divadlo/c1-52331930-posledni-potter-otrasl-historickymi-zebricky-rekordni-je-i-v-cesku|title=Poslední Potter otřásl historickými žebříčky. Rekordní je i v Česku|last=Zemanova|first=Irena|date=2011-07-18|publisher=ihned.cz|language=Czech|accessdate=2011-07-19}}</ref>。また、[[日本]](570万ドル)、[[ブラジル]](440万ドル)、[[スペイン]](330万ドル)、[[ポーランド]](125万ドル)では『ハリー・ポッター』シリーズとしての初日興行収入の新記録を築いた<ref name="bom-foreignfirstweekend">{{cite web|url=https://www.boxofficemojo.com/article/ed1618740228/|title='Potter' Targets Foreign Opening Record|last=Subers|first=Ray|date=2011-07-13|publisher=Box Office Mojo|accessdate=2011-07-19}}</ref>。北米外全体での週末興行収入は3億1230万ドルであり、『[[パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉]]』の記録(2億6200万ドル)を破った<ref name="WorldwideDebut"/>。 |
|||
{|style="text-align:center; float:right; font-size:80%; margin-left:1.5em;" class="wikitable" |
|||
|+『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』公開時の興行収入記録 |
|||
アメリカ合衆国とカナダでは前売券が史上最高となる3200万ドルを売り上げた<ref>{{cite web|url=https://www.boxofficemojo.com/article/ed1870398468/ |title='Harry Potter' Already Breaking Records |publisher=Box Office Mojo |date= |accessdate=2011-07-15}}</ref><ref>{{cite web|url=http://today.msnbc.msn.com/id/43770626/ns/today-entertainment/ |title=Magic! 'Potter' finale breaks midnight box-office record |publisher=msnbc.com |date= |accessdate=2011-07-15}}</ref>。公開深夜には4300万ドルを稼ぎ、2010年の 『[[エクリプス/トワイライト・サーガ]]』の記録(3000万ドル)を破って歴代最高となった<ref name="Midnight Opening">{{cite web|url=http://www.hollywoodreporter.com/news/box-office-report-final-harry-211757|title=Box Office Report: 'Harry Potter' Headed for Record-Breaking $80 Million-Plus Friday|last=McClintock|first=Pamela|date=2011-07-15|publisher=[[The Hollywood Reporter]]|accessdate=2011-07-18}}</ref>。また、[[IMAX]]劇場のみでの公開深夜記録は200万ドルであり、『PART1』の記録(140万ドル)を破った<ref name="IMAX Opening">{{cite web|url=http://www.boxoffice.com/latest-news/2011-07-13-harry-potter-and-the-deathly-hallows-part-ii-becomes-fandangos-top-ticket-seller-of-2011|title=Final Figures: 'Harry Potter And The Deathly Hallows: Part II' Opens To $481.5 Million Worldwide|date=2011-07-18|publisher=Boxoffice Media|accessdate=2011-07-19}}</ref>。公開初日全体では約9100万ドルを稼ぎ、『[[ニュームーン/トワイライト・サーガ]]』(7270万ドル)を破って歴代最高を記録し<ref name="Opening Day">{{cite web|url=https://www.boxofficemojo.com/article/ed1836844036/|title=Friday Report: 'Harry Potter' Conjures Opening Day Record|last=Gray|first=Brandon|date=2011-07-16|publisher=[[Box Office Mojo]]|accessdate=2011-07-18}}</ref>、週末3日間では1億6920万ドルを稼いで『[[ダークナイト]]』(1億5840万ドル)を抜き、これもまた史上最高となった<ref name="Opening Weekend">{{cite web|url=http://www.hollywoodreporter.com/news/box-office-report-final-harry-212331|title=Box Office Report: ‘Harry Potter’ Grosses All-Time Domestic Best of $168.6 Million|last=McClintock|first=Pamela|date=2011-07-17|publisher=The Hollywood Reporter|accessdate=2011-07-18}}</ref><ref name="Magic">{{citeweb|url=http://www.latimes.com/entertainment/news/la-et-0718-box-office-20110718,0,7844706.story|title='Harry Potter' makes box-office magic|date=2011-07-18|work=Los Angeles Times|accessdate=2011-07-18}}</ref>。ただし、鑑賞券の売上枚数では史上6位<ref name="Number of Tickets">{{cite web|url=http://www.mtv.com/news/articles/1667382/harry-potter-box-office-record-opening-weekend.jhtml|title='Harry Potter' Zaps Opening-Weekend Box-Office Record - 'Deathly Hallows, Part 2' surpasses 'The Dark Knight' and 'Spider-Man 3' with biggest opening weekend.|date=2011-07-18|publisher=MTV Movie News|accessdate=2011-07-19}}</ref>で、料金が割増になっている[[立体映画|3D版]](IMAX含む)の売上額が43%を占めた<ref name="Magic"/>。 |
|||
|- |
|||
2015年5月26日現在全世界の興行収入は歴代第5位の$1,341,511,219である<ref name="boxoffice2"/>。 |
|||
===== 興行収入記録(PART2) ===== |
|||
{| class="wikitable sortable" |
|||
|+ アメリカ合衆国とカナダ |
|||
! 興行収入記録 !! 記録詳細 !! 前記録 |
! 興行収入記録 !! 記録詳細 !! 前記録 |
||
|- |
|- |
||
| |
| 初週週末(アメリカ/カナダ)<ref name="Opening Weekend"/> || $169,189,427 <!-- Do Not Change | Official Box Office Mojo Record --> || 『[[ダークナイト]]』(2008年、1億5840万ドル) |
||
|- |
|- |
||
| 夏季初週週末(アメリカ/カナダ)|| $169,189,427 <!-- Do Not Change | Official Box Office Mojo Record --> |
|||
| 公開初週末(IMAX) || $15,500,000 || 『[[アバター (2009年の映画)|アバター]]』(2009年、950万ドル) |
|||
|- |
|- |
||
| 3D映画初週週末(アメリカ/カナダ)<ref>{{cite web |url=https://www.boxofficemojo.com/genres/chart/?view=main&id=3d.htm&p=.htm |title=All Time 3D Opening Weekends |website=[[Box Office Mojo]] |access-date=16 June 2015 |archive-url=https://web.archive.org/web/20150628024030/http://www.boxofficemojo.com/genres/chart/?view=main&id=3d.htm&p=.htm |archive-date=28 June 2015 |url-status=dead }}</ref> || $169,189,427 |
|||
| 初日 || $91,071,119 || 『[[ニュームーン/トワイライト・サーガ]]』(2009年、7270万ドル) |
|||
|- |
|- |
||
| IMAX初週週末(アメリカ/カナダ)|| $15,200,000 || 『[[アバター (2009年の映画)|アバター]]』(2009年、950万ドル) |
|||
| 3D公開劇場数<ref>{{cite web|url=https://www.boxofficemojo.com/article/ed1820066820/|title=Weekend Report: 'Harry' Makes History|last=Gray|first=Brandon|date=2011-07-18|publisher=Box Office Mojo|accessdate=2011-07-19}}</ref> || 3100劇場以上 || 『[[トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン]]』(2011年、2,789劇場) |
|||
|- |
|- |
||
| IMAX初週週末(全世界)<ref>{{cite web |url=http://news.yahoo.com/potter-takes-down-batman-168-6m-weekend-154438653.html |title='Potter' takes down Batman with $168.6M weekend |last=German |first=David |date=2011-07-17 |publisher=[[Yahoo! News]] |accessdate= 2011-07-19 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20130703234811/http://news.yahoo.com/potter-takes-down-batman-168-6m-weekend-154438653.html |archivedate=2013-07-03 |deadlinkdate=2023-03-21 }}</ref> || $23,200,000 |
|||
| 前売券 || $32,000,000 || 『[[エクリプス/トワイライト・サーガ]]』(2010年、3000万ドル) |
|||
|- |
|- |
||
| 深夜公開<ref name=" |
| IMAX最大深夜公開(アメリカ/カナダ)<ref name="IMAX Opening"/> || $2,000,000 || 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』(2010年、140万ドル) |
||
|- |
|- |
||
| 初週週末(全世界) || $483,189,427 |
|||
| IMAX深夜公開<ref name="IMAX Opening"/> || $2,000,000 || 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』(2010年、140万ドル) |
|||
|- |
|||
| 初週週末(アメリカ/カナダ以外)<ref name="WorldwideDebut"/> || $314,000,000 |
|||
|- |
|||
| 初日単日(アメリカ/カナダ) || $91,071,119 || 『[[ニュームーン/トワイライト・サーガ]]』(2009年、7270万ドル) |
|||
|- |
|||
| 最大深夜公開(アメリカ/カナダ)<ref name="Midnight Opening"/> || $43,500,000 || 『[[エクリプス/トワイライト・サーガ]]』(2010年、3000万ドル) |
|||
|- |
|||
| 前売券最高販売(アメリカ/カナダ)|| $32,000,000 || 『[[エクリプス/トワイライト・サーガ]]』(2010年、3000万ドル) |
|||
|- |
|||
| 3D最多公開(アメリカ/カナダ)<ref name="mojo-weekend-history" /> || 3100劇場以上 || 『[[トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン]]』(2011年、2,789劇場) |
|||
|- |
|||
| 2011年最高興行収入作品<ref name="mojo-milestone">{{cite web |date=3 August 2011 |author=Ray Subers |title=''Transformers'' Becomes Tenth Billion-Dollar Movie Ever; ''Potter'' Hits Another Worldwide Milestone |website=[[Box Office Mojo]] |url=https://www.boxofficemojo.com/news/?id=3234&p=.htm |archive-url=https://web.archive.org/web/20130516023415/http://boxofficemojo.com/news/?id=3234&p=.htm |archive-date=16 May 2013 |url-status=live |access-date=4 August 2020 }}</ref> || $1,342,511,219 |
|||
|- |
|||
| 7月公開(アメリカ/カナダ)<ref>{{Cite web | url=https://www.boxofficemojo.com/alltime/weekends/month/?mo=07&p=.htm |title=TOP OPENING WEEKENDS BY MONTH: July |archive-url=https://web.archive.org/web/20190830125640/https://www.boxofficemojo.com/alltime/weekends/month/?mo=07&p=.htm |archive-date=30 August 2019 |website=[[Box Office Mojo]] |url-status=dead |access-date=22 November 2020 }}</ref> || $169,189,427 |
|||
|- |
|||
| 最高興行収入ファンタジー実写映画<ref name="all-time fantansy">{{cite web |url=https://www.boxofficemojo.com/genres/chart/?id=liveactionfantasy.htm |title=Box office by genre: Fantasy – Live Action |website=[[Box Office Mojo]] |publisher=([[Amazon.com]]) |access-date=19 December 2015 |archive-url=https://web.archive.org/web/20160110131053/http://www.boxofficemojo.com/genres/chart/?id=liveactionfantasy.htm |archive-date=10 January 2016 |url-status=dead }}</ref> || $381,011,219 |
|||
|- |
|- |
||
| 3日間最多 || $169,189,427 || 『[[ダークナイト]]』(2008年、1億5800万ドル) |
| 3日間最多 || $169,189,427 || 『[[ダークナイト]]』(2008年、1億5800万ドル) |
||
795行目: | 1,168行目: | ||
| 最速1億5000万ドル突破 || 3日 || 『[[ダークナイト]]』(2008年) |
| 最速1億5000万ドル突破 || 3日 || 『[[ダークナイト]]』(2008年) |
||
|- |
|- |
||
| イギリス初週末 || $36,000,000 |
|||
|- |
|||
| オーストラリア初週末<ref name="IMAX Opening"/> || $26,700,000 |
|||
|} |
|} |
||
本作の公開前、10年に渡り重ねられた期待を込めて、本作は記録を塗り替えると興行アナリストから予測されていた<ref>{{Cite web|author=MovieWeb|date=Jul 16, 2011|title="Harry Potter And The Deathly Hollows - Part 2" Breaks Opening Day Record With $92.1 Million|url=https://www.businessinsider.com/harry-potter-and-the-deathly-hollows-part-2-breaks-opening-day-record-with-921-million-2011-7|access-date=2022-02-15|website=Business Insider|language=en-US|archive-date=15 February 2022|archive-url=https://web.archive.org/web/20220215161530/https://www.businessinsider.com/harry-potter-and-the-deathly-hollows-part-2-breaks-opening-day-record-with-921-million-2011-7|url-status=live}}</ref><ref>{{Cite web|last=Report|first=Post Staff|date=2011-07-15|title='Harry Potter and the Deathly Hallows: Part 2' has record breaking opening|url=https://nypost.com/2011/07/15/harry-potter-and-the-deathly-hallows-part-2-has-record-breaking-opening/|access-date=2022-02-15|website=New York Post|archive-date=15 February 2022|archive-url=https://web.archive.org/web/20220215161530/https://nypost.com/2011/07/15/harry-potter-and-the-deathly-hallows-part-2-has-record-breaking-opening/|url-status=live}}</ref>。『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』は、アメリカとカナダで3億8140万ドル、その他の市場で9億6080万ドル、全世界では13億4200万ドルの興行収入を記録した<ref name="Box Office Mojo Main">{{cite Box Office Mojo |title=Harry Potter and the Deathly Hallows Part 2 |id=1201607 |access-date=3 March 2021 |archive-url=https://web.archive.org/web/20190422024023/https://www.boxofficemojo.com/movies/?id=harrypotter72.htm |archive-date=22 April 2019 |url-status=live }}</ref>。全世界の収益では、[[世界歴代興行収入上位の映画一覧|興行収入<!--これは本作が記録した最高位であり最新のものではありません。修正しないでください!-->第3位<!--これは本作が記録した最高位であり最新のものではありません。修正しないでください!-->]]、[[2011年の映画#全世界興行収入ランキング|2011年最高興行収入作品]]<ref name="mojo-milestone"/>、『[[ハリー・ポッターと謎のプリンス#映画|ハリー・ポッターと謎のプリンス]]』の記録(3億9400万ドル)を抜き『ハリー・ポッター』シリーズ最高興行収入作品<ref name="WorldwideDebut"/>、書籍の映画化最高興行収入作品となった<ref>{{cite web |title=The 10 Highest Grossing Book-to-Film Adaptations |date=4 March 2018 |url=https://luxatic.com/the-10-highest-grossing-book-to-film-adaptations/ |access-date=1 February 2021 |archive-date=6 February 2021 |archive-url=https://web.archive.org/web/20210206120310/https://luxatic.com/the-10-highest-grossing-book-to-film-adaptations/ |url-status=live }}</ref>。また、ワーナー・ブラザースの最高興行収入作品となり<ref name="boxofficemojo1">{{cite web |url=https://boxofficemojo.com/alltime/world/ |title=All Time Worldwide Box Office Grosses |website=[[Box Office Mojo]] |access-date=1 May 2019 |archive-url=https://web.archive.org/web/20090228223109/https://boxofficemojo.com/alltime/world/ |archive-date=28 February 2009 |url-status=live }}</ref>、親会社の[[ワーナーメディア]]としても、[[ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還]]を抜き、最高興行収入となった<ref name="TimeWarner">{{cite web |url=https://www.hollywoodreporter.com/news/harry-potter-deathly-hallows-part-220419 |first=Pamela |last=McClintock |title='Harry Potter and the Deathly Hallows Part 2' Becomes No. 3 Film of All Time at Box Office |work=[[The Hollywood Reporter]] |date=8 August 2011 |access-date=22 January 2021 |archive-date=28 January 2021 |archive-url=https://web.archive.org/web/20210128142109/https://www.hollywoodreporter.com/news/harry-potter-deathly-hallows-part-220419 |url-status=live }}</ref>。『死の秘宝 PART2』は全世界で4億8320万ドルの初週週末記録を打ち立てた<ref name="WorldwideDebut">{{cite news |url=https://www.hollywoodreporter.com/news/box-office-report-harry-potter-212332 |title=Box Office Report: ''Harry Potter'' Nabs a Record-Breaking $476 Mil in Worldwide Debut |last=McClintock |first=Pamela |date=17 July 2011 |work=[[The Hollywood Reporter]] |access-date=19 July 2011 |archive-url=https://web.archive.org/web/20110719033509/http://www.hollywoodreporter.com/news/box-office-report-harry-potter-212332 |archive-date=19 July 2011 |url-status=live }}</ref><ref name="numbers-2">{{cite web |url=https://www.the-numbers.com/movies/2011/HPOT8.php |title=Harry Potter and the Deathly Hallows – Part 2 |publisher=The Numbers |year=2011 |access-date=3 November 2012 |archive-url=https://web.archive.org/web/20121018071300/http://www.the-numbers.com/movies/2011/HPOT8.php |archive-date=18 October 2012 |url-status=live }}</ref>。この記録は、2015年に『[[ジュラシック・ワールド]]』に破られるまで、4年間保持された<ref name="Total">{{cite web|url=https://deadline.com/2015/06/jurassic-world-international-box-office-launch-china-1201441355/ |title='Jurassic World' Historic Global Bow Hits $524.4M; $315.6M Intl; Bests Franchise Lifetime In 25 Territories – Update |author=Nancy Tartaglione |website=[[Deadline Hollywood]] |date=June 15, 2015 |access-date=June 16, 2015 |url-status=live |archive-url=https://web.archive.org/web/20150615190921/https://deadline.com/2015/06/jurassic-world-international-box-office-launch-china-1201441355/ |archive-date=June 15, 2015}}</ref>。本作は全世界で2320万ドルのIMAX初週週末記録を打ち立てた<ref>{{cite news |url=https://www.hollywoodreporter.com/news/harry-potter-opening-weekend-breaks-212939 |title=''Harry Potter'' Opening Weekend Breaks Box Office Records at Imax |date=19 July 2011 |first=Etan |last=Vlessing |work=[[The Hollywood Reporter]] |access-date=27 July 2011 |archive-url=https://web.archive.org/web/20110722090146/http://www.hollywoodreporter.com/news/harry-potter-opening-weekend-breaks-212939 |archive-date=22 July 2011 |url-status=live }}</ref><ref name="TDKR-IMAX-World">{{cite web |url=http://simplysupermanbatman.wordpress.com/2012/07/23/the-dark-knight-rises-into-box-office-record-books/ |title="The Dark Knight Rises" Into Box-Office Record Books! |publisher=wordpress.com |date=23 July 2012 |access-date=31 August 2012 |archive-url=https://web.archive.org/web/20120802114640/http://simplysupermanbatman.wordpress.com/2012/07/23/the-dark-knight-rises-into-box-office-record-books/ |archive-date=2 August 2012 |url-status=live}}</ref>。また{{仮リンク|最速興行収入映画一覧|label=最速興行収入映画|en|List of fastest-grossing films}}として、5億ドル(6日間)<ref>{{cite web |date=19 July 2011 |author=Ray Subers |url=https://boxofficemojo.com/news/?id=3213&p=.htm |title='Potter' Sets Four-Day Record |website=[[Box Office Mojo]] |access-date=24 July 2011 |archive-url=https://web.archive.org/web/20110723224641/http://www.boxofficemojo.com/news/?id=3213&p=.htm |archive-date=23 July 2011 |url-status=live }}</ref><ref>{{Cite web|title=Around-the-World Roundup: 'Potter' Obliterates Foreign Records|url=https://www.boxofficemojo.com/article/ed1803289604/|access-date=2022-02-17|website=Box Office Mojo|archive-date=17 February 2022|archive-url=https://web.archive.org/web/20220217120554/https://www.boxofficemojo.com/article/ed1803289604/|url-status=live}}</ref>、6億ドル(8日間)<ref>{{Cite web|title='Harry Potter' Becomes Top-Grossing Franchise|url=https://www.boxofficemojo.com/article/ed1987838980/|access-date=2022-02-17|website=Box Office Mojo|archive-date=17 February 2022|archive-url=https://web.archive.org/web/20220217120553/https://www.boxofficemojo.com/article/ed1987838980/|url-status=live}}</ref>、7億ドル(10日間)<ref name="boxofficemojo.com">{{Cite web|title=Around-the-World Roundup: 'Potter' Still Magic Overseas|url=https://www.boxofficemojo.com/article/ed1903952900/|access-date=2022-02-17|website=Box Office Mojo|archive-date=17 February 2022|archive-url=https://web.archive.org/web/20220217120553/https://www.boxofficemojo.com/article/ed1903952900/|url-status=live}}</ref>、8億ドル(12日間)<ref name="boxofficemojo.com"/>、9億ドル(15日間)<ref>{{Cite web|title='Harry Potter' Hits $900M Worldwide in Record Time|url=https://www.boxofficemojo.com/article/ed2054947844/|access-date=2022-02-17|website=Box Office Mojo|archive-date=17 February 2022|archive-url=https://web.archive.org/web/20220217120552/https://www.boxofficemojo.com/article/ed2054947844/|url-status=live}}</ref>の世界記録を樹立した。2011年7月30日には本作は10億ドルを超え、『[[アバター (2009年の映画)|アバター]]』が打ち立てた19日間の記録に並んだ<ref>{{Cite web|last1=McClintock|first1=Pamela|date=2011-07-30|title='Harry Potter and the Deathly Hallows Part 2' Hits $1 Billion at Global Box Office|url=https://www.hollywoodreporter.com/movies/movie-news/harry-potter-deathly-hallows-billion-217349/|access-date=2022-02-19|website=The Hollywood Reporter|language=en-US|archive-date=19 February 2022|archive-url=https://web.archive.org/web/20220219224719/https://www.hollywoodreporter.com/movies/movie-news/harry-potter-deathly-hallows-billion-217349/|url-status=live}}</ref><ref>{{Cite web|last=MuggleNet|date=2011-08-01|title="Deathly Hallows - Part 2" ties "Avatar" for fastest to $1 billion|url=https://www.mugglenet.com/2011/07/deathly-hallows-part-2-ties-avatar-for-fastest-to-1-billion/|access-date=2022-02-17|website=MuggleNet|language=en-US|archive-date=16 February 2022|archive-url=https://web.archive.org/web/20220216035840/https://www.mugglenet.com/2011/07/deathly-hallows-part-2-ties-avatar-for-fastest-to-1-billion/|url-status=live}}</ref><ref name="Mojo1Billion">{{cite web|author=Ray Subers|date=2 August 2011|title=Around-the-World Roundup: ''Potter'' Beats ''Transformers'' to $1 Billion|url=https://boxofficemojo.com/news/?id=3232&p=.htm|url-status=live|archive-url=https://web.archive.org/web/20110806012900/http://www.boxofficemojo.com/news/?id=3232&p=.htm|archive-date=6 August 2011|access-date=9 August 2020|website=[[Box Office Mojo]]}}</ref>。 |
|||
2015年5月26日現在全世界の興行収入は歴代第5位の$1,341,511,219である<ref name="boxoffice2"/>。 |
|||
====== アメリカおよびカナダ ====== |
|||
アメリカとカナダでは、興行収入第27位<ref>{{cite web |title=All Time Domestic Grosses |url=https://www.boxofficemojo.com/alltime/domestic.htm |website=[[Box Office Mojo]] |access-date=2 April 2017 |archive-url=https://web.archive.org/web/20081205064427/http://www.boxofficemojo.com/alltime/domestic.htm |archive-date=5 December 2008 |url-status=live }}</ref>、2011年最高興行収入作品<ref>{{cite web |url=https://boxofficemojo.com/yearly/chart/?yr=2011&p=.htm |title=2011 Domestic Grosses |website=[[Box Office Mojo]] |access-date=16 August 2011 |archive-url=https://web.archive.org/web/20130501035921/http://www.boxofficemojo.com/yearly/chart/?yr=2011&p=.htm |archive-date=1 May 2013 |url-status=live }}</ref>、『ハリー・ポッター』シリーズ最高興行収入作品、児童書の映画化最高興行収入作品<ref>{{cite web |url=https://boxofficemojo.com/genres/chart/?id=childrensbook.htm |title=Family – Children's Book Adaptation |website=[[Box Office Mojo]] |access-date=16 August 2011 |archive-url=https://web.archive.org/web/20110902012921/http://boxofficemojo.com/genres/chart/?id=childrensbook.htm |archive-date=2 September 2011 |url-status=dead }}</ref>、最高興行収入ファンタジー実写映画<ref>{{cite web |url=https://boxofficemojo.com/genres/chart/?id=liveactionfantasy.htm |title=Fantasy – Live Action |website=[[Box Office Mojo]] |access-date=16 August 2011 |archive-url=https://web.archive.org/web/20110902012936/http://boxofficemojo.com/genres/chart/?id=liveactionfantasy.htm |archive-date=2 September 2011 |url-status=live }}</ref>、3D映画興行収入第13位<ref>{{cite web |url=https://boxofficemojo.com/genres/chart/?id=3d.htm |title=3D |website=[[Box Office Mojo]] |access-date=2 April 2017 |archive-url=https://web.archive.org/web/20170408214732/http://www.boxofficemojo.com/genres/chart/?id=3d.htm |archive-date=8 April 2017 |url-status=dead }}</ref>となっている。[[Box Office Mojo]]は本作のチケット販売について4000万枚を超えたと推定している<ref>{{cite web |access-date=13 July 2016 |url=https://www.boxofficemojo.com/movies/?id=harrypotter72.htm&adjust_yr=1&p=.htm |title=Harry Potter and the Deathly Hallows Part 2 (2011) |website=[[Box Office Mojo]] |archive-url=https://web.archive.org/web/20160817065253/http://www.boxofficemojo.com/movies/?id=harrypotter72.htm&adjust_yr=1&p=.htm |archive-date=17 August 2016 |url-status=live }}</ref>。前売券の売上げで3200万ドル<ref>{{cite web |url=https://www.boxofficemojo.com/news/?id=3208&p=.htm |title=''Harry Potter'' Already Breaking Records |website=[[Box Office Mojo]] |access-date=15 July 2011 |archive-url=https://web.archive.org/web/20110715145908/http://www.boxofficemojo.com/news/?id=3208&p=.htm |archive-date=15 July 2011 |url-status=live }}</ref><ref>{{cite web |url=http://today.msnbc.msn.com/id/43770626/ns/today-entertainment/ |archive-url=https://web.archive.org/web/20110717030113/http://today.msnbc.msn.com/id/43770626/ns/today-entertainment/ |url-status=dead |archive-date=17 July 2011 |title=Magic! ''Potter'' finale breaks midnight box-office record |publisher=[[MSNBC]] |access-date=15 July 2011}}</ref>、深夜公開で4350万ドル<ref name="Midnight Opening">{{cite news |url=https://www.hollywoodreporter.com/news/box-office-report-final-harry-211757 |title=Box Office Report: ''Harry Potter'' Headed for Record-Breaking $80 Million-Plus Friday |last=McClintock |first=Pamela |date=15 July 2011 |work=[[The Hollywood Reporter]] |access-date=18 July 2011 |archive-url=https://web.archive.org/web/20110718084119/http://www.hollywoodreporter.com/news/box-office-report-final-harry-211757 |archive-date=18 July 2011 |url-status=live }}</ref>、IMAXの深夜公開で200万ドルの新記録を打ち立てた<ref name="IMAX Opening">{{cite web |url=http://www.boxoffice.com/latest-news/2011-07-13-harry-potter-and-the-deathly-hallows-part-ii-becomes-fandangos-top-ticket-seller-of-2011 |title=Final Figures: ''Harry Potter And The Deathly Hallows: Part II'' Opens To $481.5 Million Worldwide |date=18 July 2011 |publisher=Boxoffice Media |access-date=19 July 2011 |url-status=dead |archive-url=https://web.archive.org/web/20110716071232/http://www.boxoffice.com/latest-news/2011-07-13-harry-potter-and-the-deathly-hallows-part-ii-becomes-fandangos-top-ticket-seller-of-2011 |archive-date=16 July 2011}}</ref><ref name="TDKR-IMAX">{{cite news |last=Lang |first=Brent |title=Box Office: 'Dark Knight Rises' Scores Second Highest Grossing Midnight Opening in History |url=https://www.thewrap.com/movies/article/box-office-dark-knight-rises-scores-second-highest-grossing-midnight-opening-history-48591 |access-date=24 December 2012 |work=The Wrap |date=20 July 2012 |archive-url=https://web.archive.org/web/20121226212914/http://www.thewrap.com/movies/article/box-office-dark-knight-rises-scores-second-highest-grossing-midnight-opening-history-48591 |archive-date=26 December 2012 |url-status=dead}}</ref>。初日の金曜日に9110万ドルの興行収入を記録し、金曜日の興行収入記録を更新するとともに、単日および{{仮リンク|映画の初週興行収入記録一覧|label=初日|en|List of highest-grossing openings for films}}の記録も更新した<ref>{{cite web |url=https://boxofficemojo.com/news/?id=3210&p=.htm |title=Friday Report: ''Harry Potter'' Conjures Opening Day Record |last=Gray |first=Brandon |date=16 July 2011 |website=[[Box Office Mojo]] |access-date=18 July 2011 |archive-url=https://web.archive.org/web/20110719183118/http://www.boxofficemojo.com/news/?id=3210&p=.htm |archive-date=19 July 2011 |url-status=live }}</ref>。また、1億6920万ドルの{{仮リンク|映画の初週興行収入記録一覧|label=初週週末記録|en|List of highest-grossing openings for films}}、1520万ドルのIMAX初週週末記録、および3D映画の初週週末記録も打ち立てた<ref name="Opening Weekend">{{cite news |url=https://www.hollywoodreporter.com/news/box-office-report-final-harry-212331 |title=Box Office Report: ''Harry Potter'' Grosses All-Time Domestic Best of $168.6 Million |last=McClintock |first=Pamela |date=17 July 2011 |work=The Hollywood Reporter |access-date=18 July 2011 |archive-url=https://web.archive.org/web/20110717224843/http://www.hollywoodreporter.com/news/box-office-report-final-harry-212331 |archive-date=17 July 2011 |url-status=live }}</ref><ref>{{cite news |url=https://www.latimes.com/entertainment/news/la-et-0718-box-office-20110718,0,7844706.story |title=''Harry Potter'' makes box-office magic |date=18 May 2011 |work=Los Angeles Times |access-date=18 July 2011 |first=Amy |last=Kaufman |archive-url=https://web.archive.org/web/20110720151118/http://www.latimes.com/entertainment/news/la-et-0718-box-office-20110718,0,7844706.story |archive-date=20 July 2011 |url-status=live }}</ref><ref name="Avengers-opening">{{cite web |last=Subers |first=Ray |title=Weekend Report: 'Avengers' Smashes Records |url=https://boxofficemojo.com/news/?id=3438&p=.htm |date=6 May 2012 |website=[[Box Office Mojo]] |access-date=6 May 2012 |archive-url=https://web.archive.org/web/20120508225222/http://www.boxofficemojo.com/news/?id=3438&p=.htm |archive-date=8 May 2012 |url-status=live }}</ref>。3Dは映画の収益性を高めたが、3D会場からの興行収入は初週興行収入の43%に過ぎなかった。これは初週週末の興行収入のうち3D上映によるものは7280万ドルに過ぎず、当時2番目に多額だったことを意味する<ref name="mojo-weekend-history">{{cite web |date=18 July 2011 |last=Gray |first=Brandon |title=Weekend Report: 'Harry' Makes History |website=[[Box Office Mojo]] |url=https://boxofficemojo.com/news/?id=3211&p=.htm |archive-url=https://web.archive.org/web/20110730175455/http://www.boxofficemojo.com/news/?id=3211&p=.htm |archive-date=30 July 2011 |url-status=live |access-date=1 July 2020 }}</ref>。 |
|||
また、3日間<ref>{{cite web |url=https://boxofficemojo.com/alltime/grossbydays.htm?days=3&p=.htm |title=Top Opening Grosses By Days In Release |website=[[Box Office Mojo]] |access-date=16 August 2011 |archive-url=https://web.archive.org/web/20110806084818/http://www.boxofficemojo.com/alltime/grossbydays.htm?days=3&p=.htm |archive-date=6 August 2011 |url-status=live }}</ref>および4日間<ref>{{cite web |url=https://boxofficemojo.com/alltime/grossbydays.htm?days=4&p=.htm |title=Top Opening Grosses By Days In Release |website=[[Box Office Mojo]] |access-date=16 August 2011 |archive-url=https://web.archive.org/web/20110816114229/http://www.boxofficemojo.com/alltime/grossbydays.htm?days=4&p=.htm |archive-date=16 August 2011 |url-status=live }}</ref><ref name="BOM">{{cite web |title=Star Wars: The Force Awakens (2015) |url=https://www.boxofficemojo.com/movies/?id=starwars7.htm |website=[[Box Office Mojo]] |access-date=27 December 2015 |archive-url=https://web.archive.org/web/20190924062024/https://www.boxofficemojo.com/movies/?id=starwars7.htm |archive-date=24 September 2019 |url-status=live }}</ref>の最高興行収入、初週(金曜日から木曜日まで)の興行収入が2億2620万ドルで第6位<ref>{{cite web |url=https://boxofficemojo.com/alltime/openingweeks.htm |title=Opening Weeks (Friday – Thursday Opening Weeks) |website=[[Box Office Mojo]] |access-date=27 December 2015 |archive-url=https://web.archive.org/web/20151227142243/http://www.boxofficemojo.com/alltime/openingweeks.htm |archive-date=27 December 2015 |url-status=live }}</ref>、さらに7日間の興行収入も第7位を記録した<ref>{{cite web |url=https://boxofficemojo.com/alltime/grossbydays.htm?days=7&p=.htm |title=Top Opening Grosses By Days In Release |website=[[Box Office Mojo]] |access-date=22 November 2020 |archive-url=https://web.archive.org/web/20151226014034/http://www.boxofficemojo.com/alltime/grossbydays.htm?days=7&p=.htm |archive-date=26 December 2015 |url-status=dead }}</ref>。2週目の金曜日は84%<ref>{{cite web |url=https://boxofficemojo.com/movies/?page=daily&id=harrypotter72.htm |title=Harry Potter and the Deathly Hallows Part 2 |website=[[Box Office Mojo]] |access-date=16 August 2011 |archive-url=https://web.archive.org/web/20110819005740/http://www.boxofficemojo.com/movies/?page=daily&id=harrypotter72.htm |archive-date=19 August 2011 |url-status=live }}</ref>、2週目の週末は全体で72%と急落し、興行収入は4740万ドルとなった。これは初週9000万ドル以上を記録した作品の中で2週目週末の下落が最大となった<ref>{{cite web |url=https://www.boxofficemojo.com/alltime/weekends/drops.htm |title=Biggest Second Weekend Drops |website=[[Box Office Mojo]] |access-date=27 July 2020 |archive-url=https://web.archive.org/web/20090223224107/http://boxofficemojo.com/alltime/weekends/drops.htm |archive-date=23 February 2009 |url-status=live }}</ref>。それでも本作はシリーズ最速の興行収入を成し遂げ、またその当時、10日間の興行収入でも史上第2位(2015年8月17日現在第8位)を達成した<ref>{{cite web |url=https://boxofficemojo.com/news/?id=3221&p=.htm |title=Weekend Report: 'Captain America' Rockets to the Top, 'Potter's Bubble Bursts |website=[[Box Office Mojo]] |date=25 July 2011 |access-date=3 November 2012 |archive-url=https://web.archive.org/web/20121102050409/http://boxofficemojo.com/news/?id=3221&p=.htm |archive-date=2 November 2012 |url-status=live }}</ref>。3週目の週末には、『[[ハリー・ポッターと賢者の石 (映画)|ハリー・ポッターと賢者の石]]』を抜き、アメリカおよびカナダにおいて同シリーズの最高興行収入を上げた作品となった<ref>{{Cite web | url=https://www.boxofficemojo.com/news/?id=3231&p=.htm |title=Weekend Report: 'Cowboys' Out-Draws 'Smurfs' in Near Photo Finish | archive-url=https://web.archive.org/web/20190712074553/https://www.boxofficemojo.com/news/?id=3231&p=.htm |archive-date=12 July 2019 |website=[[Box Office Mojo]] |access-date=29 October 2020 }}</ref>。 |
|||
====== その他の地域 ====== |
|||
『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』は、映画興行収入第3位、2011年の映画興行収入第1位、ワーナー・ブラザースの映画興行収入第1位、ハリー・ポッターの映画興行収入第1位の作品となった<ref name="bare_url">{{cite web |url=https://boxofficemojo.com/alltime/world/ |title=WORLDWIDE GROSSES |work=[[Box Office Mojo]] |access-date=16 August 2011 |archive-url=https://web.archive.org/web/20090228223109/https://boxofficemojo.com/alltime/world/ |archive-date=28 February 2009 |url-status=live }}</ref>。公開初日、『死の秘宝 PART2』は26カ国から4360万ドルの興行収入を上げ、『死の秘宝 PART1』を86%、『謎のプリンス』より49%高い成績を収めた。水曜日から日曜日までの初週週末5日間で、アメリカとカナダ以外で3億1400万ドルを稼ぎ初週週末記録を打ち立てた<ref>{{cite web |url=https://boxofficemojo.com/intl/weekend/opening/ |title=Overseas Total All Time Openings |website=[[Box Office Mojo]] |access-date=16 August 2011 |archive-url=https://web.archive.org/web/20110623165415/http://www.boxofficemojo.com/intl/weekend/opening/ |archive-date=23 June 2011 |url-status=live }}</ref><ref>{{cite web |url=https://www.hollywoodreporter.com/news/box-office-report-harry-potter-212335 |title=Box Office Report: 'Harry Potter and the Deathly Hallows: Part 2' Sets Opening Record Abroad |first=Frank |last=Segers |work=[[The Hollywood Reporter]] |access-date=24 December 2012 |archive-url=https://web.archive.org/web/20121110140148/http://www.hollywoodreporter.com/news/box-office-report-harry-potter-212335 |archive-date=10 November 2012 |url-status=dead}}</ref>。『死の秘宝 PART2』の平均3D観賞率は60%で、『[[トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン]]』の3D観賞率(70%)や、『[[パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉]]』の3D観賞率(66%)より低かった<ref>{{cite web |date=19 July 2011 |author=Ray Subers |url=https://boxofficemojo.com/news/?id=3212&p=.htm |title=Around-the-World Roundup: 'Potter' Obliterates Foreign Records |website=[[Box Office Mojo]] |access-date=16 August 2011 |archive-url=https://web.archive.org/web/20110806084248/http://www.boxofficemojo.com/news/?id=3212&p=.htm |archive-date=6 August 2011 |url-status=live }}</ref>。2週目の週末は首位を保持したが、競合が少ないにもかかわらず、62%減の1億2020万ドルに急落した。この金額は『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』が第2週週末に稼いだ金額(1億2430万ドル)とほぼ同じである<ref>{{cite web |url=https://boxofficemojo.com/intl/weekend/?yr=2011&wk=28&p=.htm |title=Overseas Total Box Office July 22–24, 2011 |website=[[Box Office Mojo]] |access-date=14 August 2011 |archive-url=https://web.archive.org/web/20110722025652/http://boxofficemojo.com/intl/weekend/?yr=2011&wk=28&p=.htm |archive-date=22 July 2011 |url-status=live }}</ref>。『死の秘宝 PART2』は、北米以外の興行収入で4週連続第1位となった<ref name="fourth-overseas">{{cite news |url=https://www.hollywoodreporter.com/news/box-office-update-harry-potter-220137 |title=International Box Office: ''Harry Potter and the Deathly Hallows Part 2'' Tops Foreign Box Office For Fourth Straight Weekend |work=[[The Hollywood Reporter]] |access-date=9 August 2011 |first=Frank |last=Segers |date=7 August 2011 |archive-url=https://web.archive.org/web/20110926205654/http://www.hollywoodreporter.com/news/box-office-update-harry-potter-220137 |archive-date=26 September 2011 |url-status=live }}</ref><ref>{{cite web |url=https://www.boxofficemojo.com/intl/weekend/?yr=2011&p=.htm |title=Overseas Total Weekend Box Office Index for 2011 |website=[[Box Office Mojo]] |access-date=3 November 2012 |archive-url=https://web.archive.org/web/20121029122925/http://www.boxofficemojo.com/intl/weekend/?yr=2011&p=.htm |archive-date=29 October 2012 |url-status=dead }}</ref>。 |
|||
イギリス、[[アイルランド]]、[[マルタ]]では、初日に1480万ドルという記録的な興行収入をもたらした<ref name="mojo-foreignfirstweekend"/>。イギリスでは初週週末に23,753,171ポンドの興行収入を生み、2011年の{{仮リンク|2011年イギリス興行収入第1位映画一覧|label=初週週末第2位|en|List of 2011 box office number-one films in the United Kingdom}}を記録した。その実績は、初週週末に{{仮リンク|2004年イギリス興行収入第1位映画一覧|label=23,882,688ポンド|en|List of 2004 box office number-one films in the United Kingdom}}の興行収入を生んだ2004年の『[[ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 (映画)|ハリー・ポッターとアズカバンの囚人]]』を超えなかった<ref name="25thframe">{{cite web |url=http://www.25thframe.co.uk/chartspagetemplate.php?source=ukwegross |title=UK Highest grossing debut weekend |publisher=25thframe.co.uk |date=21 November 2011 |access-date=7 December 2012 |archive-url=https://web.archive.org/web/20110215111103/http://25thframe.co.uk/chartspagetemplate.php?source=ukwegross |archive-date=15 February 2011 |url-status=live }}</ref>。米ドルでは、初週週末は史上最高の3830万ドルで、『[[ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 (映画)|ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団]]』(3350万ドル)を上回った<ref>{{cite web |url=https://boxofficemojo.com/intl/uk/opening/ |title=United Kingdom And Ireland And Malta All Time Openings |website=[[Box Office Mojo]] |access-date=7 December 2012 |archive-url=https://web.archive.org/web/20121130094047/http://www.boxofficemojo.com/intl/uk/opening/ |archive-date=30 November 2012 |url-status=live }}</ref>。また本作は初週土曜日単日の最大興行収入<ref name="25thframe"/>、および最大初週興行収入の5760万ドルを達成した<ref>{{cite news |url=http://www.boxoffice.com/latest-news/2012-10-28-skyfall-opens-to-staggering-77-million-internationally-sets-uk-records |title=UPDATED: 'Skyfall' Sets UK Records: 2012's Top Earner; Biggest Bond Film |date=2 November 2012 |publisher=Boxoffice Media |access-date=4 December 2012 |url-status=dead |archive-url=https://web.archive.org/web/20121030211522/http://www.boxoffice.com/latest-news/2012-10-28-skyfall-opens-to-staggering-77-million-internationally-sets-uk-records |archive-date=30 October 2012}}</ref>。本作のイギリスでの興行収入は合計7310万ポンド(1億1720万ドル)で<ref>{{cite web |url=http://www.25thframe.co.uk/detail_page.php?rimage=harry_potter_and_the_deathly_hallows_part_2 |title=Harry Potter and The Deathly Hallows Part 2 UK Box Office |publisher=25thframe.co.uk |access-date=7 December 2012 |archive-url=https://web.archive.org/web/20130115165942/http://www.25thframe.co.uk/detail_page.php?rimage=harry_potter_and_the_deathly_hallows_part_2 |archive-date=15 January 2013 |url-status=live }}</ref>、[[イギリス歴代興行収入上位の映画一覧|第10位の興行収入]]となった<ref>{{cite web |url=http://www.25thframe.co.uk/chartspagetemplate.php?source=ukboxoffice |title=UK Highest Grossing Movies |publisher=25thframe.co.uk |date=19 May 2006 |access-date=7 December 2012 |archive-url=https://web.archive.org/web/20110215111058/http://25thframe.co.uk/chartspagetemplate.php?source=ukboxoffice |archive-date=15 February 2011 |url-status=live }}</ref>。また、2011年最高興行収入作品と[[魔法ワールド]]映画の最高興行収入を上げた作品でもある<ref>{{cite web |title=United Kingdom and Ireland and Malta Yearly Box Office |url=https://boxofficemojo.com/intl/uk/yearly/?yr=2011&p=.htm |publisher=[[Box Office Mojo]] – International |access-date=14 February 2012 |archive-url=https://web.archive.org/web/20120407050636/http://boxofficemojo.com/intl/uk/yearly/?yr=2011&p=.htm |archive-date=7 April 2012 |url-status=live }}</ref>。 |
|||
『死の秘宝 PART2』はその他の国でも初日記録を達成し、それぞれメキシコ(610万ドル)、オーストラリア(750万ドル)、フランスおよびマグリブ地域(710万ドル)、イタリア(460万ドル)、スウェーデン(210万ドル)、ノルウェー(180万ドル)、デンマーク(160万ドル)、オランダ(170万ドル)、ベルギー(140万ドル)、チェコ共和国(200万ドル)、アルゼンチン(96万1000ドル)、フィンランド(74万9000ドル)、香港(80万8000ドル)であった<ref name="IMAX Opening"/><ref>{{cite news |url=https://www.hollywoodreporter.com/news/harry-potter-breaks-hong-kong-212432 |title='Harry Potter' Breaks Hong Kong Record But 'Transformers' Stands Tall |last=Chu |first=Karen |date=18 July 2011 |work=The Hollywood Reporter |access-date=19 July 2011 |archive-url=https://web.archive.org/web/20121102222113/http://www.hollywoodreporter.com/news/harry-potter-breaks-hong-kong-212432 |archive-date=2 November 2012 |url-status=live }}</ref><ref>{{cite web |url=http://life.ihned.cz/film-a-divadlo/c1-52331930-posledni-potter-otrasl-historickymi-zebricky-rekordni-je-i-v-cesku |title=Poslední Potter otřásl historickými žebříčky. Rekordní je i v Česku |last=Zemanova |first=Irena |date=18 July 2011 |publisher=ihned.cz |language=cs |access-date=19 July 2011 |archive-url=https://web.archive.org/web/20150927135600/http://life.ihned.cz/film-a-divadlo/c1-52331930-posledni-potter-otrasl-historickymi-zebricky-rekordni-je-i-v-cesku |archive-date=27 September 2015 |url-status=live }}</ref><ref name="hollywoodreporter">{{cite news |url=https://www.hollywoodreporter.com/news/box-office-report-final-harry-211783 |title=Box Office Report: Final 'Harry Potter' Film Earns Massive $126 Million Leading Into Weekend |last=McClintock |first=Pamela |date=15 July 2011 |work=The Hollywood Reporter |access-date=16 August 2011 |archive-url=https://web.archive.org/web/20110818072630/http://www.hollywoodreporter.com/news/box-office-report-final-harry-211783 |archive-date=18 August 2011 |url-status=live }}</ref>。また、日本(570万ドル)、ブラジル(440万ドル)、ロシアおよび独立国家共同体(420万ドル)、スペイン(330万ドル)、ポーランド(125万ドル)で『[[ハリー・ポッター (映画シリーズ)|ハリー・ポッター]]』シリーズとしての初日興行収入の新記録を築いた<ref name="mojo-foreignfirstweekend">{{cite web |url=https://www.boxofficemojo.com/news/?id=3207&p=.htm |title='Potter' Targets Foreign Opening Record |last=Subers |first=Ray |date=13 July 2011 |website=[[Box Office Mojo]] |access-date=19 July 2011 |archive-url=https://web.archive.org/web/20110717163421/http://www.boxofficemojo.com/news/?id=3207&p=.htm |archive-date=17 July 2011 |url-status=live }}</ref>。 |
|||
『死の秘宝 PART2』は、インドで1億5000万ルピー(341万ドル)<ref>{{cite news |url=http://www.bollywoodtrade.com/international-news/harry-potter-and-the-deathly-hallows-part-2-shatters-box-office-records-in-india/index.htm |title='Harry Potter' Shatters Box Office Records in India |publisher=Bollywoodtrade.com |access-date=25 July 2011 |archive-url=https://web.archive.org/web/20110722162423/http://www.bollywoodtrade.com/international-news/harry-potter-and-the-deathly-hallows-part-2-shatters-box-office-records-in-india/index.htm |archive-date=22 July 2011 |url-status=dead }}</ref>、オーストラリアで1960万ドル、ニュージーランドで246万ドル<ref>{{cite web |url=https://boxofficemojo.com/intl/newzealand/opening/ |title=New Zealand All Time Openings |website=[[Box Office Mojo]] |access-date=7 December 2012 |archive-url=https://web.archive.org/web/20121212044252/http://boxofficemojo.com/intl/newzealand/opening/ |archive-date=12 December 2012 |url-status=live }}</ref>、ブラジルで1100万ドル<ref name="Avengers">{{cite web |date=29 April 2012 |last=Subers |first=Ray |title=Around-the-World Roundup: 'The Avengers' Assemble $185.1 Million Overseas Debut |url=https://boxofficemojo.com/news/?id=3431 |website=[[Box Office Mojo]] |access-date=29 April 2012 |archive-url=https://web.archive.org/web/20120503221100/http://www.boxofficemojo.com/news/?id=3431 |archive-date=3 May 2012 |url-status=live}}</ref>、スカンジナビアで1850万ドル、メキシコで1590万ドル<ref name="Avengers"/><ref>{{cite web |url=https://boxofficemojo.com/intl/mexico/opening/ |title=Mexico All Time Openings |website=[[Box Office Mojo]] |access-date=7 December 2012 |archive-url=https://web.archive.org/web/20121214235319/http://boxofficemojo.com/intl/mexico/opening/ |archive-date=14 December 2012 |url-status=live }}</ref>、およびその他多くの[[ラテンアメリカ]]や[[ヨーロッパ]]の国<ref name="IMAX Opening"/><ref>{{cite web |url=https://boxofficemojo.com/intl/australia/?yr=2011&wk=28&p=.htm |title=Australia Box Office July 14–17, 2011 |website=[[Box Office Mojo]] |access-date=29 July 2011 |archive-url=https://web.archive.org/web/20110725055658/http://www.boxofficemojo.com/intl/australia/?yr=2011&wk=28&p=.htm |archive-date=25 July 2011 |url-status=live }}</ref>で初日記録を達成した。 |
|||
{{Anchors|Critics|Critical reception|Reaction}} |
|||
===== 批評家の反応 ===== |
|||
[[Rotten Tomatoes]]では、本作は332件のレビューを基に96%の支持を得ており、平均評価は8.3/10となっている。同サイトの「批評家の総意(CRITICS CONSENSUS)」は、「スリリングで、力強く、視覚的にも素晴らしい『死の秘宝 PART2』は、『ハリー・ポッター』シリーズを満足のいく、またそれに相応しい魔法のような結末に導く」とされている<ref>{{cite web|url=https://www.rottentomatoes.com/m/harry_potter_and_the_deathly_hallows_part_2|title=Harry Potter and the Deathly Hallows: Part 2|website=[[Rotten Tomatoes]]|publisher=[[Fandango Media|Fandango]]|access-date=2023-05-05|archive-url=https://web.archive.org/web/20110712143539/http://www.rottentomatoes.com/m/harry_potter_and_the_deathly_hallows_part_ii/|archive-date=12 July 2011|url-status=live}}{{RT data|edit}}</ref>。批評に対して正規化された格付けを行う[[Metacritic]]では、本作は41件の批評に基づき100点満点中85点を獲得しており、『普遍的な称賛』(Universal acclaim)を示している<ref>{{cite web |url=https://www.metacritic.com/movie/harry-potter-and-the-deathly-hallows-part-2/ |title=Harry Potter and the Deathly Hallows – Part 2 |website=[[Metacritic]] |access-date=15 July 2011 |archive-url=https://web.archive.org/web/20110718094558/http://www.metacritic.com/movie/harry-potter-and-the-deathly-hallows-part-2 |archive-date=18 July 2011 |url-status=live }}</ref>。本作は、{{仮リンク|クリティクス・チョイス協会|label=放送映画批評家協会|en|Critics Choice Association}}の本職の批評家から93点を付けられ、同協会の最高評価を受けた『ハリー・ポッター』映画である<ref>{{cite news |url=http://www.criticschoice.com/movie-archive/?q=Harry+Potter |title=Harry Potter and the Deathly Hallows – Part 2 |publisher=[[:en:BFCA]] |access-date=13 July 2011 |archive-url=https://web.archive.org/web/20131005020357/http://www.criticschoice.com/movie-archive/?q=Harry+Potter |archive-date=5 October 2013 |url-status=live }}</ref>。[[CinemaScore]]による調査では、観客は本作にA+からFまでの評価基準で平均「A」を与えた<ref name="CinemaScore">{{cite web |first=Nikki |last=Finke |title=HARRY POTTER FINALE $475.5M PHENOM! Magically Shatters Records For Biggest Domestic & International & Global Cume |url=https://deadline.com/2011/07/final-harry-potter-already-wrecking-records-146474/ |date=July 16, 2011 |access-date=May 1, 2022 |archive-date=1 May 2022 |archive-url=https://web.archive.org/web/20220501170359/https://deadline.com/2011/07/final-harry-potter-already-wrecking-records-146474/ |url-status=live }}</ref>。 |
|||
[[デイリー・テレグラフ]]紙のPhilip Womackは「これは記念碑的な映画であり、華やかな色調にあふれ、そして老若男女すべての観客の心に響き渡る究極のメッセージを伝えている。そう、私たちすべてに闇があるが、私たちはそれを乗り越えられる」と批評した。さらに彼は、デヴィッド・イェーツは「(原作を)真に恐ろしい光景へと変貌させた」と表現した<ref>{{cite news |url=https://www.telegraph.co.uk/culture/harry-potter/8619487/Harry-Potter-and-the-Deathly-Hallow-Part-2-review.html |archive-url=https://wayback.archive-it.org/all/20110712233906/http://www.telegraph.co.uk/culture/harry-potter/8619487/Harry-Potter-and-the-Deathly-Hallows-Part-2-review.html |url-status=dead |archive-date=12 July 2011 |title=Harry Potter and the Deathly Hallows, Part 2, review |author=Philip Womack |newspaper=[[The Daily Telegraph]] |date=6 July 2011 |access-date=6 July 2011 |location=London}}</ref>。また別の批評が{{仮リンク|イブニング・スタンダード|en|Evening Standard}}紙から同日発表され、5点満点中4点と評価し、「何百万という子供たち、両親、そしてもっと分別のある人は、分霊箱が何であるか思い出す必要はないだろう。デヴィッド・イェーツ監督は期待を裏切らない。実際、ある意味では、彼は最終巻の欠点を補うのに一役買っている」と述べている<ref>{{cite news |url=http://www.thisislondon.co.uk/film/review-23967831-harry-potter-and-the-deathly-hallows-part-2-in-3d---review.do |title=Harry Potter And The Deathly Hallows: Part 2 |work=[[:en:Evening Standard]] |date=6 July 2011 |access-date=6 July 2011 |archive-url=https://web.archive.org/web/20120126075927/http://www.thisislondon.co.uk/film/review-23967831-harry-potter-and-the-deathly-hallows-part-2-in-3d---review.do |archive-date=26 January 2012}}</ref>。[[デイリー・エクスプレス]]紙は、本作は「善と悪との劇的で記憶に残る戦いという点で、[[ロード・オブ・ザ・リング (映画シリーズ)|ロード・オブ・ザ・リング]]や[[スター・ウォーズシリーズ|スター・ウォーズ]]に匹敵する恐ろしいほどの決着の場」を見せていると述べた<ref>{{cite news |url=http://www.express.co.uk/entertainment/view/257239/Harry-Potter-And-The-Deathly-Hallows-Part-2 |title=Harry Potter And The Deathly Hallows: Part 2 |work=[[Daily Express]] |date=6 July 2011 |access-date=7 July 2011 |archive-url=https://web.archive.org/web/20110710021457/http://www.express.co.uk/entertainment/view/257239/Harry-Potter-And-The-Deathly-Hallows-Part-2 |archive-date=10 July 2011 |url-status=live }}</ref>。 |
|||
[[シカゴ・サンタイムズ]]紙の[[ロジャー・イーバート]]は、本作に4つ星中の星3.5個を与え、「フィナーレは、フィナーレとして相応しい十分な畏敬の念と厳粛さを呼び起こしており、魔法のような何年も前の『[[ハリー・ポッターと賢者の石#映画|ハリー・ポッターと賢者の石]]』の(相対的に)屈託のない無邪気さと劇的な対照をなしている」と述べた<ref>{{cite news |title= Harry Potter and the Deathly Hallows: Part 2 |first= Roger |last= Ebert |author-link= :en:Roger Ebert |date= 13 July 2011 |work= [[Chicago Sun-Times]] |url= https://www.rogerebert.com/reviews/harry-potter-and-the-deathly-hallows-part-2-2011 |url-status= live |access-date= 2 April 2020 |archive-url= https://web.archive.org/web/20191020090923/https://www.rogerebert.com/reviews/harry-potter-and-the-deathly-hallows-part-2-2011 |archive-date= 20 October 2019 }}</ref>。[[英国放送協会|BBC]]の[[マーク・カーモード]]は、この映画は「非常に複雑な本のかなり堅実で野心的な映画化」であると述べたが、後工程で変換された3Dについては酷評した<ref>{{cite news |url=https://www.bbc.co.uk/blogs/markkermode/2011/07/wild_about_harry.html |title=Wild About Harry |work=BBC |first=Mark |last=Kermode |author-link=:en:Mark Kermode |date=15 July 2011 |access-date=15 July 2011 |archive-url=https://web.archive.org/web/20110718235324/http://www.bbc.co.uk/blogs/markkermode/2011/07/wild_about_harry.html |archive-date=18 July 2011 |url-status=live }}</ref>。[[AP通信]]の{{仮リンク|クリスティ・レミール|en|Christy Lemire}}は、本作に4つ星中の星3.5個を与え、「『死の秘宝 PART2』は、長らく約束されていた答えを提供する一方で、いくつかの永遠の問いをあえて投げかけている。最終章が終わったあともあなたの中に残るだろう」と述べた<ref>{{cite news |url=https://www.boston.com/ae/movies/articles/2011/07/11/review_final_potter_film_is_sad_and_satisfying/ |title=Review: Final 'Potter' Film Is Sad and Satisfying |publisher=[[:en:Boston.com]] |date=21 July 2011 |access-date=21 July 2011 |first=Christy |last=Lemire |author-link=:en:Christy Lemire |agency=[[Associated Press]] |archive-url=https://web.archive.org/web/20130501094201/http://www.boston.com/ae/movies/articles/2011/07/11/review_final_potter_film_is_sad_and_satisfying/ |archive-date=1 May 2013 |url-status=live }}</ref>。同様にシカゴ・サンタイムズ紙の[[リチャード・ローパー]]は、本作にA+の評価を与え、「これは、これまで映画化された最高のシリーズの1つで、素晴らしい最終章に相応しい作品である」と述べた<ref>{{cite web |url=http://www.richardroeper.com/reviews/harrypotterandthedeathlyhallowspart2.aspx |title=Harry Potter and the Deathly Hallows: Part 2 Review |publisher=RichardRoeper.com |access-date=24 July 2011 |archive-url=https://web.archive.org/web/20110718090711/http://www.richardroeper.com/reviews/harrypotterandthedeathlyhallowspart2.aspx |archive-date=18 July 2011 |url-status=live }}</ref>。 |
|||
数少ない否定的なレビューの1つとして、{{仮リンク|ヴュ・ウィークリー|en|Vue Weekly}}紙のBrian Gibsonは、本作を「死ぬほど退屈」「映像の誇張」と表現した<ref>{{cite news |url=http://www.vueweekly.com/film/story/harry_potter_and_the_deathly_hallows_pt._ii/ |title=Harry Potter and the deathly hallows Pt. II |work=[[:en:Vue Weekly]] |first=Brian |last=Gibson |date=20 July 2011 |access-date=8 January 2012 |archive-url=https://web.archive.org/web/20120607032803/http://www.vueweekly.com/film/story/harry_potter_and_the_deathly_hallows_pt._ii/ |archive-date=7 June 2012}}</ref>。原作を2部構成に分けたことについて批判する別の批評もあり、[[デイリー・テレグラフ]]のBen Mortimerは「『死の秘宝 PART2』は1つの映画ではありません。映画の半分です。それはやや感動が欠けているように感じられるでしょう」と書いている。別の批評では映画の上映時間について書かれており、The WrapのAlonso Duraldeは、「この映画に実質的な欠点があるとすれば、この人と場所と物のオンパレードは130分の上映時間に納めるのがギリギリだということです」と述べた<ref>{{cite news |url=https://www.telegraph.co.uk/culture/harry-potter/8637555/Harry-Potter-and-the-Deathly-Hallows-Part-2-round-up-of-reviews.html |title=Harry Potter and the Deathly Hallows Part 2: round-up of reviews |newspaper=[[The Daily Telegraph]] |date=14 July 2011 |access-date=15 September 2012 |archive-url=https://web.archive.org/web/20111229233043/http://www.telegraph.co.uk/culture/harry-potter/8637555/Harry-Potter-and-the-Deathly-Hallows-Part-2-round-up-of-reviews.html |archive-date=29 December 2011 |url-status=live }}</ref>。The Oxford StudentのRebecca Gillieは、本作に5点満点中2点を与え、「(この映画の)終わりには、映画館を出たあとに心に残るものは何もありません」と書いた<ref>{{cite news |url=http://oxfordstudent.com/2011/07/11/harry-potter-and-the-deathly-hallows-part-2-all-of-the-spectacle-none-of-the-magic/ |title=All of the spectacle, none of the magic |work=Rebecca Gillie, The Oxford Student |access-date=15 September 2012 |archive-url=https://web.archive.org/web/20120513083943/http://oxfordstudent.com/2011/07/11/harry-potter-and-the-deathly-hallows-part-2-all-of-the-spectacle-none-of-the-magic/ |archive-date=13 May 2012 |url-status=live }}</ref>。 |
|||
===== 受賞歴 ===== |
|||
本作は多くの受賞やノミネートを獲得した。『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』は、[[第84回アカデミー賞]]で美術賞、メイクアップ賞、視覚効果賞にノミネートされた<ref name="Oscar" />。[[第65回英国アカデミー賞]]では、視覚効果賞を受賞し、音響賞、美術賞、メイクアップ&ヘア賞にノミネートされた<ref name="BAFTA">{{cite web |url=http://www.bafta.org/film/awards/nominees-winners-2012,2449,BA.html |title=Orange British Academy Film Awards in 2012 – Longlist |publisher=[[:en:British Academy Film Awards]] |access-date=10 October 2012 |archive-url=https://web.archive.org/web/20120119230240/http://www.bafta.org/film/awards/nominees-winners-2012,2449,BA.html |archive-date=19 January 2012 |url-status=dead }}</ref>。 |
|||
本作は2012年の[[第54回グラミー賞]]で[[グラミー賞 映画・テレビサウンドトラック部門|映像メディア・サウンドトラック部門]]にノミネートされた<ref name="grammy2012"/>。また、映画俳優組合賞 スタント・アンサンブル賞を受賞した<ref name="SAGAward"/>。本作は年に一度のサターン賞では10部門にノミネートされ、ファンタジー映画賞を受賞した<ref name="saturnawards"/>。2011年スクリーム賞では、合計14部門にノミネートされ、アルティメット・スクリーム賞、脚本賞、ファンタジー男優賞(ダニエル・ラドクリフ)、悪役賞(レイフ・ファインズ)、F/X賞、ホーリー・シット・シーン賞の5部門で受賞した<ref name="screamawards">{{cite web |last=West |first=Kelly |title=The 2011 Scream Awards Winners: Vampires, Wizards And Swans |url=https://www.cinemablend.com/new/2011-Scream-Awards-Winners-Vampires-Wizards-Swans-27353.html |publisher=Cinema Blend |access-date=9 December 2012 |date=17 October 2011 |archive-url=https://web.archive.org/web/20121021013108/http://www.cinemablend.com/new/2011-Scream-Awards-Winners-Vampires-Wizards-Swans-27353.html |archive-date=21 October 2012 |url-status=live }}</ref>。 |
|||
<!-- PLACE EXTRA AWARDS BELOW IN ALPHABETICAL ORDER--> |
|||
{| class="wikitable sortable" |
|||
{| class="wikitable sortable plainrowheaders" style="font-size:90%;" |
|||
|+ 世界 |
|||
! 記録 !! 詳細 |
|||
|- |
|- |
||
! Year |
|||
| 全世界初週末 || $481,489,427 |
|||
! Award |
|||
! Category |
|||
! Result |
|||
! Recipient |
|||
|- |
|- |
||
| rowspan=30|2011 |
|||
| 北米外初週末<ref name="WorldwideDebut"/> || $312,300,000 |
|||
| [[ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞 (2011年)|ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞]]<ref>{{cite web |title=National Board of Review of Motion Pictures :: Awards |url=http://www.nbrmp.org/awards/past.cfm?year=2011 |publisher=[[National Board of Review]] |access-date=9 December 2012 |year=2011 |archive-url=https://web.archive.org/web/20130215185146/http://www.nbrmp.org/awards/past.cfm?year=2011 |archive-date=15 February 2013}}</ref> |
|||
| {{仮リンク|ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞 作品トップ10|label=作品トップ10|en|National Board of Review: Top Ten Films}} |
|||
| {{won}} |
|||
| 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』 |
|||
|- |
|- |
||
| {{仮リンク|ナショナル・ムービー・アワード|en|National Movie Awards}}<ref>{{Cite web |last=Tobin |first=Christian |date=11 May 2011 |title=National Movie Awards: The winners in full |url=https://www.digitalspy.com/movies/a319018/national-movie-awards-the-winners-in-full/ |url-status=live |archive-url=https://web.archive.org/web/20200625040900/https://www.digitalspy.com/movies/a319018/national-movie-awards-the-winners-in-full/ |archive-date=25 June 2020 |access-date=28 February 2023 |website=[[:en:Digital Spy]]}}</ref> |
|||
| イギリス初週末 || $36,000,000 |
|||
| 最も観たい夏の映画 |
|||
| {{won}} |
|||
| 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』 |
|||
|- |
|- |
||
| [[ハリウッド映画賞]]<ref>{{cite web |date=7 October 2011 |author=Scott Feinberg |url=https://www.hollywoodreporter.com/race/hollywood-film-awards-movie-award-245253 |title=Hollywood Film Awards Announces 10 Nominees for Hollywood Movie Award |work=[[The Hollywood Reporter]] |access-date=3 November 2012 |archive-url=https://web.archive.org/web/20111209133519/http://www.hollywoodreporter.com/race/hollywood-film-awards-movie-award-245253 |archive-date=9 December 2011 |url-status=live }}</ref> |
|||
| オーストラリア初週末<ref name="IMAX Opening"/> || $26,700,000 |
|||
| ハリウッド・ムービー・オブ・ザ・イヤー |
|||
| {{won}} |
|||
| 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』 |
|||
|- |
|- |
||
| {{仮リンク|ニコロデオン・オーストラリアン・キッズ・チョイス・アワード|en|Nickelodeon Australian Kids' Choice Awards}} |
|||
| 全世界IMAX公開作品<ref>{{cite web|url=http://news.yahoo.com/potter-takes-down-batman-168-6m-weekend-154438653.html|title='Potter' takes down Batman with $168.6M weekend|last=German|first=David|date=2011-07-17|publisher=[[Yahoo! News]]|accessdate= 2011-07-19}}</ref> || $23,500,000 |
|||
| 映画賞 |
|||
| {{won}} |
|||
| 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』 |
|||
|- |
|- |
||
| rowspan=2|{{仮リンク|英国アカデミー児童映画賞|en|British Academy Children's Awards}} (BAFTA)<ref>{{Cite web |title=Children's in 2011 |url=http://awards.bafta.org/award/2011/childrens |url-status=live |archive-url=https://web.archive.org/web/20130418125834/http://awards.bafta.org/award/2011/childrens |archive-date=18 April 2013 |access-date=28 February 2023 |publisher=[[British Academy of Film and Television Arts]]}}</ref> |
|||
|} |
|||
| 映画賞 |
|||
==== 受賞・ノミネート(PART2) ==== |
|||
| {{won}} |
|||
{| class="wikitable" |
|||
| 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』 |
|||
|- |
|- |
||
| BAFTAキッズ投票賞(映画部門) |
|||
! 賞 |
|||
| {{won}} |
|||
! 部門 |
|||
| 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』 |
|||
! 候補 |
|||
! 結果 |
|||
|- |
|- |
||
| {{仮リンク|BAFTAブリタニア賞|en|ritannia Awards}} |
|||
| [[ナショナル・ムービー・アワード]] |
|||
| 芸術的優秀監督賞 |
|||
| 最も観たい夏の映画 |
|||
| |
|||
| {{won}} |
| {{won}} |
||
| [[デヴィッド・イェーツ]] {{small|(ハリー・ポッター映画 第5作-第8作)}} |
|||
|- |
|- |
||
| rowspan=3|[[サテライト賞]]<ref>{{cite web|title=2011 {{!}} International Press Academy|url=http://www.pressacademy.com/award_cat/2011/|publisher=[[:en:International Press Academy]]|access-date=9 December 2012|archive-url=https://web.archive.org/web/20130927092636/http://www.pressacademy.com/award_cat/2011/|archive-date=27 September 2013|url-status=live}}</ref> |
|||
| rowspan="8"| [[第38回サターン賞|サターン賞]] |
|||
| {{仮リンク|サテライト賞 作曲賞|label=作曲賞|en|Satellite Award for Best Original Score}} |
|||
| [[サターンファンタジー映画賞|ファンタジー映画賞]] |
|||
| {{nom}} |
|||
| |
|||
| [[アレクサンドル・デスプラ]] |
|||
|- |
|||
| {{仮リンク|サテライト賞 視覚効果賞|label=視覚効果賞|en|Satellite Award for Best Visual Effects}} |
|||
| {{nom}} |
|||
| {{仮リンク|ティム・バーク (視覚効果スーパーバイザー)|label=ティム・バーク|en|Tim Burke (visual effects supervisor)}}、[[ジョン・リチャードソン (特殊効果)|ジョン・リチャードソン]]、{{仮リンク|デヴィッド・ヴィッケリー|en|David Vickery}}、[[グレッグ・バトラー]] |
|||
|- |
|||
| {{仮リンク|サテライト賞 音響賞|label=音響賞|en|Satellite Award for Best Sound}} |
|||
| {{nom}} |
|||
| Dave Patterson、Lon Bender、Robert Fernandez、Victor Ray Ennis |
|||
|- |
|||
| rowspan=3|{{仮リンク|ティーン・チョイス・アワード (2011年)|label=2011年ティーン・チョイス・アワード|en|2011 Teen Choice Awards}}<ref>{{cite news |title=Teen Choice Awards 2011 Nominees Announced: Harry Potter vs Twilight |url=https://www.huffingtonpost.com/2011/06/29/teen-choice-awards-2011-nominees_n_887197.html |work=The Huffington Post |access-date=9 December 2012 |date=29 August 2011 |archive-url=https://web.archive.org/web/20160304031318/http://www.huffingtonpost.com/2011/06/29/teen-choice-awards-2011-nominees_n_887197.html |archive-date=4 March 2016 |url-status=live }}</ref> |
|||
| 夏映画賞 |
|||
| {{won}} |
| {{won}} |
||
| 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』 |
|||
|- |
|- |
||
| |
| 夏映画スター賞 男性 |
||
| {{won}} |
|||
| [[ダニエル・ラドクリフ]] |
|||
|- |
|||
| 夏映画スター賞 女性 |
|||
| {{won}} |
|||
| [[エマ・ワトソン]] |
|||
|- |
|||
| rowspan=15|[[スクリーム賞 (2011年)|2011年スクリーム賞]]<ref name="screamawards"/> |
|||
| アルティメット・スクリーム賞 |
|||
| {{won}} |
|||
| 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』 |
|||
|- |
|||
| 脚本賞 |
|||
| {{won}} |
|||
| [[スティーヴ・クローヴス]] |
|||
|- |
|||
| ファンタジー男優賞 |
|||
| {{won}} |
|||
| [[ダニエル・ラドクリフ]] |
|||
|- |
|||
| 悪役賞 |
|||
| {{won}} |
|||
| [[レイフ・ファインズ]] |
|||
|- |
|||
| ホーリー・シット・シーン賞(必要の部屋) |
|||
| {{won}} |
|||
| 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』 |
|||
|- |
|||
| F/X賞 |
|||
| {{won}} |
|||
| {{仮リンク|ティム・バーク (視覚効果スーパーバイザー)|label=ティム・バーク|en|Tim Burke (visual effects supervisor)}} |
|||
|- |
|||
| ファンタジー映画賞 |
|||
| {{nom}} |
|||
| 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』 |
|||
|- |
|||
| 監督賞 |
|||
|{{nom}} |
|||
| [[デヴィッド・イェーツ]] |
| [[デヴィッド・イェーツ]] |
||
|- |
|||
| ファンタジー女優賞 |
|||
| {{nom}} |
| {{nom}} |
||
| [[エマ・ワトソン]] |
|||
|- |
|- |
||
| |
| 助演男優賞 |
||
| [[レイフ・ファインズ]] |
|||
| {{nom}} |
| {{nom}} |
||
| [[ルパート・グリント]] |
|||
|- |
|- |
||
| 助演男優賞 |
|||
| {{nom}} |
|||
| [[アラン・リックマン]] |
| [[アラン・リックマン]] |
||
|- |
|||
| アンサンブル賞 |
|||
| {{nom}} |
| {{nom}} |
||
| 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』 |
|||
|- |
|||
| 格闘シーン賞(最後の戦い) |
|||
| {{nom}} |
|||
| 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』 |
|||
|- |
|||
| 格闘シーン賞(ホグワーツの戦い) |
|||
| {{nom}} |
|||
| 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』 |
|||
|- |
|||
| 3D映画賞 |
|||
| {{nom}} |
|||
| 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』 |
|||
|- |
|||
| {{仮リンク|アメリカン・フィルム・インスティチュート賞|label=アメリカン・フィルム・インスティチュート賞2011|en|American Film Institute Awards}} |
|||
| AFI特別賞 |
|||
|{{Won}} |
|||
| ハリー・ポッター・シリーズ |
|||
|- |
|||
| {{仮リンク|世界サウンドトラック・アカデミー|en|World Soundtrack Academy}} |
|||
| {{仮リンク|世界サウンドトラック賞 サウンドトラック作曲家賞|label=映画作曲家賞|en|World Soundtrack Award for Soundtrack Composer of the Year}} |
|||
| {{won}} |
|||
| [[アレクサンドル・デスプラ]] |
|||
|- |
|||
| rowspan=57|2012 |
|||
| rowspan=3|[[第84回アカデミー賞|アカデミー賞]]<ref name="Oscar">{{cite web |title=Nominees and Winners for the 84th Academy Awards |url=http://www.oscars.org/awards/academyawards/84/nominees.html |publisher=[[Academy of Motion Picture Arts and Sciences]] |access-date=10 October 2012 |archive-url=https://web.archive.org/web/20130825202636/http://www.oscars.org/awards/academyawards/84/nominees.html |archive-date=25 August 2013 |url-status=live }}</ref> |
|||
| [[アカデミー美術賞|美術賞]] |
|||
| {{nom}} |
|||
| [[スチュアート・クレイグ]]、[[ステファニー・マクミラン]] |
|||
|- |
|||
| [[アカデミーメイクアップ&ヘアスタイリング賞|メイクアップ賞]] |
|||
| {{nom}} |
|||
| Nick Dudman、Amanda Knight、Lisa Tomblin |
|||
|- |
|||
| [[アカデミー視覚効果賞|視覚効果賞]] |
|||
| {{nom}} |
|||
| {{仮リンク|ティム・バーク (視覚効果スーパーバイザー)|label=ティム・バーク|en|Tim Burke (visual effects supervisor)}}、{{仮リンク|デヴィッド・ヴィッケリー|en|David Vickery}}、[[グレッグ・バトラー]]、[[ジョン・リチャードソン (特殊効果)|ジョン・リチャードソン]] |
|||
|- |
|||
|rowspan=4|[[第65回英国アカデミー賞|英国アカデミー賞]]<ref name="BAFTA" /> |
|||
| {{仮リンク|英国アカデミー賞 美術賞|label=美術賞|en|BAFTA Award for Best Production Design}} |
|||
| {{nom}} |
|||
| [[スチュアート・クレイグ]]、[[ステファニー・マクミラン]] |
|||
|- |
|||
| {{仮リンク|英国アカデミー賞 視覚効果賞|label=視覚効果賞|en|BAFTA Award for Best Special Visual Effects}} |
|||
| {{won}} |
|||
| {{仮リンク|ティム・バーク (視覚効果スーパーバイザー)|label=ティム・バーク|en|Tim Burke (visual effects supervisor)}}、[[ジョン・リチャードソン (特殊効果)|ジョン・リチャードソン]]、[[グレッグ・バトラー]]、{{仮リンク|デヴィッド・ヴィッケリー|en|David Vickery}} |
|||
|- |
|||
| {{仮リンク|英国アカデミー賞 音響賞|label=音響賞|en|BAFTA Award for Best Sound}} |
|||
| {{nom}} |
|||
| James Mather、Stuart Wilson、Stuart Hilliker、Mike Dowson、Adam Scrivener |
|||
|- |
|||
| {{仮リンク|英国アカデミー賞 メイクアップ&ヘア賞|label=メイクアップ&ヘア賞|en|BAFTA Award for Best Makeup and Hair}} |
|||
| {{nom}} |
|||
| Amanda Knight、Lisa Tomblin |
|||
|- |
|||
| rowspan=9|[[第38回ピープルズ・チョイス・アワード|ピープルズ・チョイス・アワード]]<ref>{{cite web |url=http://tvbythenumbers.zap2it.com/2011/11/08/nominations-announced-for-the-peoples-choice-awards-2012/109957/ |title=Nominations Announced for the 'People's Choice Awards 2012' |publisher=Tvbythenumbers.zap2it.com |access-date=3 November 2012 |archive-url=https://web.archive.org/web/20160103015302/http://tvbythenumbers.zap2it.com/2011/11/08/nominations-announced-for-the-peoples-choice-awards-2012/109957/ |archive-date=3 January 2016 |url-status=dead }}</ref> |
|||
| 映画賞 |
|||
| {{Won}} |
|||
| 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』 |
|||
|- |
|||
| アクション映画賞 |
|||
| {{Won}} |
|||
| 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』 |
|||
|- |
|||
| 映画アンサンブル賞 |
|||
| {{Won}} |
|||
| 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』 |
|||
|- |
|||
| 小説原作映画賞 |
|||
| {{won}} |
|||
| 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』 |
|||
|- |
|||
| 映画男優賞 |
|||
| {{nom}} |
|||
| [[ダニエル・ラドクリフ]] |
|||
|- |
|||
| 25歳未満の映画スター賞 |
|||
| {{nom}} |
|||
| [[ダニエル・ラドクリフ]] |
|||
|- |
|||
| 25歳未満の映画スター賞 |
|||
| {{nom}} |
|||
| [[ルパート・グリント]] |
|||
|- |
|||
| 25歳未満の映画スター賞 |
|||
| {{nom}} |
|||
| [[エマ・ワトソン]] |
|||
|- |
|||
| 25歳未満の映画スター賞 |
|||
| {{nom}} |
|||
| [[トム・フェルトン]] |
|||
|- |
|||
| [[グラミー賞]]<ref name="grammy2012">{{cite web |url=http://www.nextmovie.com/blog/2012-grammy-nominations/ |title=2012 Grammy Nominations on |publisher=Nextmovie.com |date=1 December 2011 |access-date=3 November 2012 |url-status=dead |archive-url=https://web.archive.org/web/20121212193416/http://www.nextmovie.com/blog/2012-grammy-nominations/ |archive-date=12 December 2012}}</ref> |
|||
| [[グラミー賞 映画・テレビサウンドトラック部門|映像メディア・サウンドトラック部門]] |
|||
| {{nom}} |
|||
| [[アレクサンドル・デスプラ]] |
|||
|- |
|||
| rowspan=4|[[クリティクス・チョイス・アワード|放送映画批評家協会賞]]<ref>{{cite web |url=http://www.goldderby.com/cms/view/121 |title=Critics' Choice Awards 2011: Complete List of Nominations |publisher=Goldderby.com |access-date=3 November 2012 |archive-url=https://web.archive.org/web/20130129160632/http://www.goldderby.com/cms/view/121 |archive-date=29 January 2013 |url-status=live }}</ref> |
|||
| 美術賞 |
|||
| {{nom}} |
|||
| [[スチュアート・クレイグ]] |
|||
|- |
|||
| 視覚効果賞 |
|||
| {{nom}} |
|||
| {{仮リンク|ティム・バーク (視覚効果スーパーバイザー)|label=ティム・バーク|en|Tim Burke (visual effects supervisor)}}、[[ジョン・リチャードソン (特殊効果)|ジョン・リチャードソン]]、{{仮リンク|デヴィッド・ヴィッケリー|en|David Vickery}}、[[グレッグ・バトラー]] |
|||
|- |
|||
| 音響賞 |
|||
| {{won}} |
|||
| 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』 |
|||
|- |
|||
| メイクアップ賞 |
|||
| {{won}} |
|||
| Nick Dudman、Amanda Knight、Mark Coulier |
|||
|- |
|||
|[[映画俳優組合]]<ref name="SAGAward">{{cite web |title=SAG Awards 2012: The Winners List |url=https://www.hollywoodreporter.com/news/sag-awards-2012-winners-nominees-285560 |work=[[The Hollywood Reporter]] |access-date=9 December 2012 |date=29 January 2012 |archive-url=https://web.archive.org/web/20130329020803/http://www.hollywoodreporter.com/news/sag-awards-2012-winners-nominees-285560 |archive-date=29 March 2013 |url-status=live }}</ref> |
|||
| {{仮リンク|映画俳優組合賞 スタント・アンサンブル賞|label=スタント・アンサンブル賞|en|Outstanding Performance by a Stunt Ensemble in a Motion Picture}} |
|||
| {{won}} |
|||
| 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』 |
|||
|- |
|||
| {{仮リンク|衣裳デザイナー組合|label=衣裳デザイナー組合賞|en|Costume Designers Guild}}<ref>[http://costumedesignersguild.com/awards/ceremony-info/ Costume Designers Guild Local IA 892 – 14th Annual CDG Awards] {{Webarchive|url=https://web.archive.org/web/20161020042227/http://costumedesignersguild.com/awards/ceremony-info/ |date=20 October 2016 }}. Costume Designers Guild. Retrieved 3 November 2012.</ref> |
|||
| 映画衣装デザイン賞 ファンタジー映画 |
|||
| {{won}} |
|||
| Jany Temime |
|||
|- |
|||
| {{仮リンク|美術監督組合賞|en|ADG Excellence in Production Design Award}} |
|||
| 美術監督賞 ファンタジー映画 |
|||
| {{won}} |
|||
| [[スチュアート・クレイグ]]、[[ステファニー・マクミラン]] |
|||
|- |
|||
| [[女性映画ジャーナリスト同盟]] |
|||
| 助演男優賞 |
|||
| {{nom}} |
|||
| [[アラン・リックマン]] |
|||
|- |
|||
| rowspan=2|[[SFX (雑誌)|SFX賞]] |
|||
| 映画賞 |
|||
| {{won}} |
|||
| 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』 |
|||
|- |
|||
| 監督賞 |
|||
| {{nom}} |
|||
| [[デヴィッド・イェーツ]] |
|||
|- |
|||
| rowspan=5|[[視覚効果協会|視覚効果協会賞]]<ref>{{cite web |title=10th Annual VES Awards Nominees |url=http://www.visualeffectssociety.com/10th-annual-ves-awards-nominees |publisher=[[:en:Visual Effects Society]] |access-date=9 December 2012 |date=9 January 2012 |archive-url=https://web.archive.org/web/20140416154905/http://www.visualeffectssociety.com/10th-annual-ves-awards-nominees |archive-date=16 April 2014}}</ref> |
|||
| Outstanding Visual Effects in an Effects Driven Feature Motion Picture |
|||
| {{nom}} |
|||
| {{仮リンク|ティム・バーク (視覚効果スーパーバイザー)|label=ティム・バーク|en|Tim Burke (visual effects supervisor)}}、Emma Norton、[[ジョン・リチャードソン (特殊効果)|ジョン・リチャードソン]]、{{仮リンク|デヴィッド・ヴィッケリー|en|David Vickery}} |
|||
|- |
|||
| Outstanding Animated Character in a Live Action Feature Motion Picture – ''Ukrainian Ironbelly'' |
|||
| {{nom}} |
|||
| Yasunobu Arahori、Tom Bracht、Gavin Harrison、Chris Lentz |
|||
|- |
|||
| Outstanding Created Environment in a Live Action Feature Motion Picture |
|||
| {{nom}} |
|||
| Keziah Bailey、Stephen Ellis、Clement Gerard、Pietro Ponti |
|||
|- |
|||
| Outstanding Models in a Feature Motion Picture |
|||
| {{nom}} |
|||
| Steven Godfrey、Pietro Ponti、Tania Marie Richard、Andy Warren |
|||
|- |
|||
| Outstanding Compositing in a Feature Motion Picture |
|||
| {{nom}} |
|||
| Michele Benigna、Martin Ciastko、Thomas Dyg、Andy Robinson |
|||
|- |
|||
| {{仮リンク|国際映画音楽批評家協会|label=国際映画音楽批評家協会賞|en|International Film Music Critics Association}}<ref>{{cite web |author=Jon |url=http://filmmusiccritics.org/2012/02/ifmca-award-nominations-2011/ |title=IFMCA Award Nominations 2011 |publisher=Filmmusiccritics.org |date=24 February 2012 |access-date=3 November 2012 |archive-url=https://web.archive.org/web/20160326034801/http://filmmusiccritics.org/2012/02/ifmca-award-nominations-2011/ |archive-date=26 March 2016 |url-status=live }}</ref> |
|||
| ファンタジー/SF/ホラー映画作曲賞 |
|||
| {{nom}} |
|||
| [[アレクサンドル・デスプラ]] |
|||
|- |
|||
| rowspan=11| [[サターン賞]]<ref name="saturnawards">{{cite web |url=http://www.saturnawards.org/ |title=RISE OF THE PLANET OF THE APES and SUPER 8 lead Saturn Awards with 3 awards each. |date=26 July 2012 |work=saturnawards.org |access-date=27 July 2012 |archive-url=https://web.archive.org/web/20120626144753/http://www.saturnawards.org/ |archive-date=26 June 2012}}</ref> |
|||
|- |
|||
| [[サターンファンタジー映画賞|ファンタジー映画賞]] |
|||
| {{Won}} |
|||
| Steven Godfrey、Pietro Ponti、Tania Marie Richard、Andy Warren |
|||
|- |
|||
| [[サターン監督賞|監督賞]] |
|||
| {{nom}} |
|||
| [[デヴィッド・イェーツ]] |
|||
|- |
|||
|rowspan=2|[[サターン助演男優賞|助演男優賞]] |
|||
| {{nom}} |
|||
| [[レイフ・ファインズ]] |
|||
|- |
|||
| {{nom}} |
|||
| [[アラン・リックマン]] |
|||
|- |
|- |
||
| [[サターン助演女優賞|助演女優賞]] |
| [[サターン助演女優賞|助演女優賞]] |
||
| {{nom}} |
|||
| [[エマ・ワトソン]] |
| [[エマ・ワトソン]] |
||
|- |
|||
| {{仮リンク|サターン美術賞|label=美術賞|en|Saturn Award for Best Production Design}} |
|||
| {{nom}} |
| {{nom}} |
||
| [[スチュアート・クレイグ]] |
|||
|- |
|||
| 編集賞 |
|||
| {{nom}} |
|||
| Mark Day |
|||
|- |
|- |
||
| [[サターン衣装デザイン賞|衣装デザイン賞]] |
| [[サターン衣装デザイン賞|衣装デザイン賞]] |
||
| ジェイニー・ティーマイム |
|||
| {{nom}} |
| {{nom}} |
||
| Jany Temime |
|||
|- |
|- |
||
| [[サターンメイクアップ賞|メイクアップ賞]] |
| [[サターンメイクアップ賞|メイクアップ賞]] |
||
| ニック・ダドマン、Amanda Knight |
|||
| {{nom}} |
| {{nom}} |
||
| Nick Dudman、Amanda Knight |
|||
|- |
|- |
||
| [[サターン特殊効果賞|特殊効果賞]] |
| [[サターン特殊効果賞|特殊効果賞]] |
||
| ティム・バーク、Greg Butler、John Richardson、David Vickery |
|||
| {{nom}} |
| {{nom}} |
||
| {{仮リンク|ティム・バーク (視覚効果スーパーバイザー)|label=ティム・バーク|en|Tim Burke (visual effects supervisor)}}、[[グレッグ・バトラー]]、[[ジョン・リチャードソン (特殊効果)|ジョン・リチャードソン]]、{{仮リンク|デヴィッド・ヴィッケリー|en|David Vickery}} |
|||
|- |
|- |
||
| [[ヒューゴー賞]]<ref>{{cite web |url=http://www.thehugoawards.org/hugo-history/2012-hugo-awards/ |title=2012 Hugo Awards |publisher=[[:en:Hugo Award]]s |access-date=10 April 2012 |url-status=dead |archive-url=https://web.archive.org/web/20120409193243/http://www.thehugoawards.org/hugo-history/2012-hugo-awards/ |archive-date=9 April 2012}}</ref> |
|||
| rowspan="3" |[[アカデミー賞]] |
|||
| [[ヒューゴー賞映像部門|映像部門 長編作品]] |
|||
|[[アカデミー視覚効果賞|視覚効果賞]] |
|||
| {{nom}} |
|||
| |
|||
| [[デヴィッド・イェーツ]]、[[スティーヴ・クローヴス]] |
|||
|ノミネート |
|||
|- |
|- |
||
| rowspan=7| [[MTVムービー・アワード2012|MTVムービー・アワード]]<ref>{{cite magazine |url=http://insidemovies.ew.com/2012/06/03/mtv-movie-awards-winners/ |title=MTV Movie Awards: Check out the winners here |magazine=Entertainment Weekly |date=3 June 2012 |access-date=3 June 2012 |archive-url=https://web.archive.org/web/20120606221644/http://insidemovies.ew.com/2012/06/03/mtv-movie-awards-winners/ |archive-date=6 June 2012 |url-status=live }}</ref><ref>{{cite web |last=Warner |first=Kara |url=http://www.mtv.com/news/articles/1684181/2012-mtv-movie-awards-nominees.jhtml |title=2012 MTV Movie Awards Nominees: The Full List |publisher=[[:en:MTV News]] |date=30 April 2012 |access-date=3 November 2012 |archive-url=https://web.archive.org/web/20140312170036/http://www.mtv.com/news/articles/1684181/2012-mtv-movie-awards-nominees.jhtml |archive-date=12 March 2014 |url-status=live }}</ref> |
|||
|[[アカデミーメイクアップ&ヘアスタイリング賞|メイクアップ&ヘアスタイリング賞]] |
|||
| [[MTVムービー・アワード 作品賞|作品賞]] |
|||
| |
|||
| {{nom}} |
|||
|ノミネート |
|||
| 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』 |
|||
|- |
|- |
||
|[[ア |
| [[MTVムービー・アワード 演技賞|男性演技賞]] |
||
| {{nom}} |
|||
| |
|||
| [[ダニエル・ラドクリフ]] |
|||
|ノミネート |
|||
|} |
|||
==== テレビ放送(PART2) ==== |
|||
{| class="wikitable" |
|||
|- |
|- |
||
| [[MTVムービー・アワード 演技賞|女性演技賞]] |
|||
!回数 |
|||
| {{nom}} |
|||
!テレビ局 |
|||
| [[エマ・ワトソン]] |
|||
!番組名 |
|||
!放送日 |
|||
!放送時間 |
|||
!視聴率 |
|||
!備考 |
|||
|- |
|- |
||
| {{仮リンク|MTVムービー・アワード ヒーロー賞|en|ヒーロー賞}} |
|||
| 初回 || rowspan="3"|[[日本テレビ放送網|日本テレビ]] || rowspan="3"|[[金曜ロードショー|金曜ロードSHOW!]] || [[2013年]][[11月8日]] || 19:56 - 22:54 || align="center" |- || 地上波初放送<br>本編ノーカット<br>64分拡大、64分繰上げ |
|||
| {{won}} |
|||
| [[ダニエル・ラドクリフ]] |
|||
|- |
|- |
||
| {{仮リンク|MTVムービー・アワード キス賞|en|キス賞}} |
|||
| 2回目 || [[2016年]][[6月24日]] || 21:00 - 23:29 |
|||
| {{nom}} |
|||
|13.8%|| 本編ノーカット<br>35分拡大 |
|||
| [[ルパート・グリント]]、[[エマ・ワトソン]] |
|||
|- |
|- |
||
| {{仮リンク|MTVムービー・アワード ファイト賞|en|ファイト賞}} |
|||
| 3回目 || [[2018年]][[11月23日]] || 21:00 - 23:29 |
|||
| {{nom}} |
|||
|11.7%|| 35分拡大 |
|||
| [[ダニエル・ラドクリフ]]、[[レイフ・ファインズ]] |
|||
|- |
|- |
||
| {{仮リンク|MTVムービー・アワード オン・スクリーン・デュオ賞|en|配役賞}} |
|||
| 4回目 || [[TBSテレビ|TBS系列]] ||style="background:silver"|(なし) || [[2022年]][[5月28日]]<ref name="シネマ220316">{{Cite news2 |url=https://www.cinematoday.jp/news/N0129150 |title=『ハリー・ポッター』謎のプリンス&死の秘宝、TBSで地上波放送 |newspaper=シネマトゥデイ |date=2022-03-16 |accessdate=2022-03-16 |df=ja}}</ref> || 19:00 - 21:54 || 5.2%|| [[魔法ワールド#ファンタスティック・ビースト映画|ハリー・ポッター魔法ワールド]]最新作『[[ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密]]』の公開および、TBS70周年記念舞台[[魔法ワールド#舞台劇|ハリー・ポッター魔法ワールド]]最新作『[[ハリー・ポッターと呪いの子]]』の公演を記念して放送<ref name="シネマ220316" />。<br />関東地区では直前の18:51 - 19:00に事前番組を放送。 |
|||
| {{won}} |
|||
| [[ダニエル・ラドクリフ]]、[[ルパート・グリント]]、[[エマ・ワトソン]]、[[トム・フェルトン]] |
|||
|- |
|||
| rowspan=5|[[第17回エンパイア賞]]<ref>{{cite web |title=Empire Awards 2012 |url=https://www.empireonline.com/awards2012/winners/film.asp |work=[[:en:Sky Movies]] |publisher=[[Empire (film magazine)|Empire]] |access-date=9 December 2012 |archive-url=https://web.archive.org/web/20130615204947/http://www.empireonline.com/awards2012/winners/film.asp |archive-date=15 June 2013 |url-status=live }}</ref> |
|||
| 作品賞 |
|||
| {{Won}} |
|||
| 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』 |
|||
|- |
|||
| 男優賞 |
|||
| {{nom}} |
|||
| [[ダニエル・ラドクリフ]] |
|||
|- |
|||
| 監督賞 |
|||
| {{Won}} |
|||
| [[デヴィッド・イェーツ]] |
|||
|- |
|||
| 3D賞 |
|||
| {{nom}} |
|||
| 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』 |
|||
|- |
|||
| 新人女優賞 |
|||
| {{nom}} |
|||
| [[ボニー・ライト]] |
|||
|} |
|} |
||
<!-- PLACE EXTRA AWARDS ABOVE --> |
|||
==== 将来 ==== |
|||
*視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム。 |
|||
{{main|en:Harry Potter and the Cursed Child#Possible film adaptation}} |
|||
2016年7月、[[ワーナー・ブラザース|ワーナー・ブラザース・エンターテインメント]]は『[[ハリー・ポッターと死の秘宝#top|ハリー・ポッターと死の秘宝]]』の続編である舞台劇『[[ハリー・ポッターと呪いの子]]』の権利の購入を申請し、『呪いの子』の映画化が計画されているとの臆測を呼んだ<ref>{{cite web|last=Conroy|first=Brian|title=Warner Brothers Apply for Harry Potter and the Cursed Child Trademark...FOR MOVIES (and other things)|url=https://brianconroy.com/2016/07/13/cursed-child-trademark/|website=Brian Conroy|access-date=September 27, 2022|date=July 13, 2016|archive-date=22 September 2022|archive-url=https://web.archive.org/web/20220922100409/https://brianconroy.com/2016/07/13/cursed-child-trademark/|url-status=live}}</ref><ref>{{cite web|last=Scrietta|first=Peter|title='Harry Potter and the Cursed Child' Movie In The Works? Warner Bros. Files Trademark|url=https://www.slashfilm.com/545332/harry-potter-and-the-cursed-child-movie-2/|website=[[:en:Slash Film]]|access-date=September 27, 2022|date=July 13, 2016|archive-date=22 September 2022|archive-url=https://web.archive.org/web/20220922174553/https://www.slashfilm.com/545332/harry-potter-and-the-cursed-child-movie-2/|url-status=live}}</ref>。 |
|||
2021年11月、本映画シリーズの第1作と第2作を監督した[[クリス・コロンバス]]は、主要キャストがそれぞれの役を再演する意図とともに『ハリー・ポッターと呪いの子』の映画化の監督をすることに興味を示した<ref>{{Cite web|url=https://www.hollywoodreporter.com/movies/movie-features/chris-columbus-harry-potter-and-the-sorcerers-stone-20th-anniversary-1235034578/|title='Harry Potter and the Sorcerer's Stone' Turns 20: Director Chris Columbus Reflects on Pressures to Adapt Book and Hopes to Direct 'Cursed Child'|website=[[The Hollywood Reporter]]|date=11 November 2021|first=Lexy|last=Perez|access-date=14 November 2021|archive-date=11 November 2021|archive-url=https://web.archive.org/web/20211111181757/https://www.hollywoodreporter.com/movies/movie-features/chris-columbus-harry-potter-and-the-sorcerers-stone-20th-anniversary-1235034578/|url-status=live}}</ref><ref>{{Cite web|url=https://collider.com/harry-potter-cursed-child-sequel-movie-original-cast-chris-columbus-daniel-radcliffe/|title='Harry Potter and the Cursed Child': Chris Columbus Wants to Direct Sequel Movie with Original Trio|website=[[:en:Collider (website)|Collider]]|date=6 November 2021|first=Shane|last=Romanchick|access-date=14 November 2021|archive-date=12 November 2021|archive-url=https://web.archive.org/web/20211112154201/https://collider.com/harry-potter-cursed-child-sequel-movie-original-cast-chris-columbus-daniel-radcliffe/|url-status=live}}</ref><ref>{{Cite web|url=https://www.indiewire.com/2021/11/harry-potter-cursed-child-movie-chris-columbus-main-trio-1234676504/|title=Original 'Harry Potter' Director Wants to Make 'Cursed Child' Film with Main Trio: They're 'the Right Age'|date=4 November 2021|website=[[:en:IndieWire]]|first=Ryan|last=Lattanzio|access-date=14 November 2021|archive-date=12 November 2021|archive-url=https://web.archive.org/web/20211112173517/https://www.indiewire.com/2021/11/harry-potter-cursed-child-movie-chris-columbus-main-trio-1234676504/|url-status=live}}</ref><ref>{{cite web|url=https://variety.com/2021/film/features/harry-potter-20th-anniversary-daniel-radcliffe-1235103173/|title='Harry Potter' Turns 20: Director Chris Columbus on Working With Young Daniel Radcliffe and Why He Wants to Adapt 'The Cursed Child'|website=[[Variety (magazine)|Variety]]|first=Rebecca|last=Rubin|date=November 4, 2021|access-date=September 27, 2022|archive-date=22 September 2022|archive-url=https://web.archive.org/web/20220922085633/https://variety.com/2021/film/features/harry-potter-20th-anniversary-daniel-radcliffe-1235103173/|url-status=live}}</ref>。2022年3月、[[ニューヨーク・タイムズ]]紙が[[ダニエル・ラドクリフ]]にハリー・ポッター役に復帰するかどうか質問したところ、彼はその時点では興味はないと答えたものの、将来的にその役に復帰する可能性は否定しなかった<ref>{{cite news|title=Radcliffe tackar nej till Harry Potter|newspaper=Hufvudstadsbladet|date=March 20, 2022|page=33|language=Swedish|url=http://www.hbl.com/artikel/radcliffe-tackar-nej-till-mer-harry-potter/|access-date=September 27, 2022}}</ref><ref>{{cite web|url=https://nytimes.com/2022/03/17/movies/the-lost-city-sandra-bullock-channing-tatum-daniel-radcliffe.html|title=A 'Lost City' Groupchat with Sandra Bullock, Channing Tatum, and Daniel Radcliffe|website=[[The New York Times]]|date=March 17, 2022|first=Kyle|last=Buchanan|accessdate=September 27, 2022|archive-date=26 September 2022|archive-url=https://web.archive.org/web/20220926072934/https://www.nytimes.com/2022/03/17/movies/the-lost-city-sandra-bullock-channing-tatum-daniel-radcliffe.html|url-status=live}}</ref>。 |
|||
== 出典 == |
== 出典 == |
||
916行目: | 1,617行目: | ||
* {{IMDb title|1201607|Harry Potter and the Deathly Hallows: Part II}} |
* {{IMDb title|1201607|Harry Potter and the Deathly Hallows: Part II}} |
||
{{ハリー・ポッターシリーズ}}{{魔法ワールド}}{{2010年日本週末興行収入1位の映画}} |
{{ハリー・ポッターシリーズ}} |
||
{{魔法ワールド}} |
|||
{{サターン賞 ファンタジー映画賞}} |
|||
{{2010年日本週末興行収入1位の映画}} |
|||
{{2011年日本週末興行収入1位の映画}} |
{{2011年日本週末興行収入1位の映画}} |
||
{{オリコン週間DVD総合チャート第1位 2011年|2011年5月2日・9日/11月28日付}} |
{{オリコン週間DVD総合チャート第1位 2011年|2011年5月2日・9日/11月28日付}} |
2023年5月28日 (日) 14:07時点における版
ハリー・ポッターと死の秘宝 Harry Potter and the Deathly Hallows | ||
---|---|---|
物語に登場する「死の秘宝」のシンボルマーク | ||
著者 | J・K・ローリング | |
訳者 | 松岡佑子 | |
イラスト |
ジェイソン・コッククロフト ダン・シュレシンジャー | |
発行日 |
2007年7月21日 2008年7月23日 | |
発行元 |
Bloomsbury Publishing 静山社 | |
ジャンル | ファンタジー | |
ページ数 | 607 | |
前作 | ハリー・ポッターと謎のプリンス | |
次作 | ハリー・ポッターと呪いの子 | |
コード |
ISBN 0-545-01022-5 ISBN 978-4-915512-63-6 | |
|
『ハリー・ポッターと死の秘宝』(ハリー・ポッターとしのひほう、原題: Harry Potter and the Deathly Hallows)は、イギリスの児童文学作家J・K・ローリングによって2007年7月21日に発売されている子供向けファンタジー小説。『ハリー・ポッター』シリーズの第7巻である。日本語版は2008年7月23日に静山社より発売された。
小説として刊行された最後のシリーズ作品であり、当初から全7巻構想とされていたシリーズの完結巻である。しかし2016年7月31日に当シリーズの後日談を描いた第8巻『ハリー・ポッターと呪いの子』(舞台脚本の書籍化)が発売されたために「完結巻」ではなくなった。
映画は前後編の2部に分けられ『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』が2010年11月19日に、『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』が2011年7月15日に公開された。
闇の魔法使いヴォルデモートの不死の秘密を握る「分霊箱」を探すハリー・ポッターたちの旅と、ヴォルデモートとの最終決戦を中心に描く。そのなかで、アルバス・ダンブルドアの驚くべき真実や、母・リリーとセブルス・スネイプの間にあった知られざる過去、それによるスネイプの悲壮な覚悟と決意、そして分霊箱のありかなど、これまで明かされなかったすべての真実が解き明かされる。
あらすじ
セブルス・スネイプが放った死の呪いによってホグワーツ校長・アルバス・ダンブルドアは死亡し、死喰い人として帰還したスネイプは、ドラコ・マルフォイたちを連れて姿を消した。
スネイプに敗れたハリー・ポッターは、7年生に進級するはずだったが、前年にダンブルドアがハリーに遺した、ヴォルデモートを滅ぼす唯一の手段である「分霊箱」の破壊という仕事を遂行するため、学校には戻らず、親友のロンやハーマイオニーとともに旅に出る。しかし、困難な旅のなかで仲間割れが起きる。苛立ったハリーは謎の遺言や、中途半端なヒントしか残さなかったダンブルドアに対して、疑念と不信感を強めていく。そんなとき、突如ハリーの頭のなかにヴォルデモートの動向が映し出される。ヴォルデモートはとある杖を手に入れるために、杖作りのマイキュー・グレゴロビッチの店を襲撃してその記憶を覗き込み、謎の青年にその杖を奪われていたことを知り、命乞いをするグレゴロビッチを殺害する。
ハリーたちが旅をしている間にも、ヴォルデモートと彼の率いる死喰い人の一大集団は着々と勢力を伸ばしていた。ヴォルデモートたちによって魔法省は乗っ取られ、魔法大臣のルーファス・スクリムジョールが殺害される。それによって、ホグワーツも死喰い人のスネイプが校長になるといった、数々の異変が起きる。そしてハリーたちはゴドリックの谷を訪れ、手がかりを探す途中で、ダンブルドア家と強い繋がりを持つ魔法史家のバチルダ・バグショットと出会う。バチルダの屋敷でハリーはグレゴロビッチの過去の記憶に登場した謎の青年の写真を見つけるが、バチルダはすでに殺害されてヴォルデモートの蛇ナギニが化けており、ハリーたちはこれを退けてゴドリックの谷を離れる。
また、死喰い人はヴォルデモートの命令で、ハリーを探していた。ハリーたちは、分霊箱の手がかりを探す途中で謎の青年の正体がダンブルドアの親友の闇の魔法使い、ゲラート・グリンデルバルドであることを知るとともに、「死の秘宝」の伝説を知る。ほとんど知られていない古い物語に記された秘宝の話が本当であるならば、ヴォルデモートは分霊箱以上の力を手に入れることになる。ダンブルドア校長がハーマイオニーに託した『吟遊詩人ビードルの物語』に、ホグワーツのレイブンクロー寮に所属するハリーたちの親友の女子生徒のルーナ・ラブグッドの父が首から提げた印と同じものが書き込んであったことを思い出したハリーたちは、ルーナの父に会いに行く。その印は『吟遊詩人ビードルの物語』のなかの「3人兄弟の物語」に出てくるニワトコの杖、蘇りの石、透明マントという、3つの死の秘宝のことを示していた。
しかし、ハリーたちがラブグッド家に着いたときにはルーナは連れ去られており、死喰い人がルーナの父の家を攻撃する。一方ヴォルデモートはニワトコの杖を求め、オーストリアのヌルメンガード城に幽閉されているグリンデルバルドのもとを訪れるが、はぐらかされたうえで「お前は勝てない」と予言され、グリンデルバルドを殺害する。ハリーたちはいったんは脱出するもののすぐに捕まり、死喰い人の本拠地であるマルフォイの館に連れて行かれる。ハリーとロンは地下牢に監禁され、同じく監禁されていたルーナと再会する。屋敷しもべ妖精・ドビーの手を借りて脱出に成功するが、ドビーは攻撃を受けて命を落とし、ハリーはドビーを埋葬する。そのころヴォルデモートは、ダンブルドア校長の墓を暴き、ニワトコの杖を手に入れる。
ヴォルデモートは以前にも増して強力な存在となり、世界を恐怖に陥れる。宿敵であるハリーを殺すために、ヴォルデモートは死喰い人を総動員してホグワーツ魔法学校を包囲する。その間、ハリーは分霊箱を探し、見つかった箱をことごとく破壊していく。ダンブルドアのいなくなった学校は今や風前の灯火となり、ほかの教師たちがなんとか攻撃を防ぎ持ちこたえていたが、多くの学生や教師たちは闇の力に圧倒される。
ヴォルデモートはニワトコの杖の威力を試そうとするが、うまく作動しない。その原因が前の持ち主のダンブルドアを殺したスネイプであると予想したヴォルデモートは、彼を殺し持ち主の交代を図る。スネイプは死ぬ間際に、ハリーに自らの記憶を託す。その記憶は、スネイプがハリーの母であるリリーを心から愛していたことを示していた。スネイプはリリーに恋をしていたが、ふたりはしだいに疎遠となっていき、気づけばリリーはスネイプと犬猿の仲であるジェームズ(ハリーの父)と付き合いはじめていた。それでも彼はずっとリリーを思い続けていたが、スネイプはホグワーツ卒業後に死喰い人となり、ヴォルデモートの傘下に入った。予言により7月の暮れにポッター夫妻に子どもが生まれ、それがヴォルデモートにとって脅威になると知ったスネイプは、ヴォルデモートにその予言を伝えた。それが原因でリリーが殺され、自分の行動を悔いたスネイプはダンブルドアの陣営に寝返り、二重スパイとして、生き残ったリリーの息子ハリーを守ることを決意した。
最後の分霊箱を探していたハリーは、自分の中にヴォルデモートの魂の一部があることを知る。最後の分霊箱は自分自身のことだったと知ったハリーは、ヴォルデモートを倒すために、ネビル・ロングボトムに残る分霊箱であるナギニを殺すよう願い、自らの命をかけて戦いに進んで行く。
ハリーは、ぼろぼろになりながらも杖を振ってヴォルデモートと対決する。ヴォルデモートはニワトコの杖の所有者は前の持ち主のダンブルドアを殺したスネイプで、そのスネイプを殺したことにより自分のものになったと思っていたが、実はダンブルドアが死ぬ前ドラコに武装解除されていたため、その時に杖の持ち主がドラコになっていたのだった。その後、ハリーがドラコを武装解除したことで、今の杖の持ち主はハリーになっていた。ハリーに忠誠を示した杖はヴォルデモートが使っても真の力を発揮せず、ヴォルデモートは自分の放った死の呪いが跳ね返り、死亡する。
それから19年後、大人になり家庭をもうけたハリーたちが、ホグワーツに入学する子どもたちを駅で見送るところで物語は終わる。
背景
シリーズ
シリーズ第1作『ハリー・ポッターと賢者の石』は、1997年6月30日にブルームズベリー社から出版された[1]。第2作『ハリー・ポッターと秘密の部屋』は、1998年7月2日に出版された[2]。その後『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』は、1年後の1999年7月8日に出版された[2]。『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』は、2000年7月8日に出版された[3]。『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』は、2003年6月21日に出版された[4]。『ハリー・ポッターと謎のプリンス』は、2005年7月16日に出版され、全世界での発売時点から最初の24時間で900万部を売り上げた[5][6]。
書名の選択
この本の書名は、作中に登場する伝説の道具である「死の秘宝」、すなわち無敵の魔法の杖(ニワトコの杖)、死者を蘇らせる石(蘇りの石)、透明マントにちなんでいる。書名を発表する少し前、J・K・ローリングは3つの書名を考案していたと述べている[7][8][9]。決定した書名は2006年12月21日にローリングのWebサイトでクリスマスをテーマにした特別なハングマンパズルで公開され、その後すぐに本書の出版社で確認された[10]。ライブチャットにてその他の書名候補に関して尋ねられると、ローリングは『Harry Potter and the Elder Wand(ハリー・ポッターとニワトコの杖)』と『Harry Potter and the Peverell Quest(ハリー・ポッターとペベレル家の冒険)』だと答えた[7][11]。
脱稿
2007年1月、ローリングはエディンバラのバルモラル・ホテルに滞在中に本書を完成させ、彼女の泊まった部屋にあった大理石のヘルメスの胸像に『JK Rowling finished writing Harry Potter and the Deathly Hallows in this room (652) on 11th Jan 2007.(J・K・ローリング、この部屋(652号室)にてハリー ポッターと死の秘宝を書き終える。2007年1月11日)』という署名入りの声明を残した[12][13][14]。ローリングは彼女のWebサイトの声明で「私の人生でこれほど極端な感情が入り交じったことは一度もなく、胸が張り裂けるような気持ちととても嬉しい気持ちを同時に感じられるとは夢にも思っていませんでした」と述べた。彼女は、その複雑な心境を、チャールズ・ディケンズが1850年版『デイヴィッド・コパフィールド』の序文で表した「2年間にわたる想像力豊かな仕事」と引き合わせた。「それに対して、私はため息しかでません。17年間やってみてください、チャールズ。」と付け加えた。そして「『死の秘宝』は私のお気に入りで、それがシリーズを終わらせる一番すてきな方法です」と言いメッセージを締めくくった[15]。
出版前に近刊書について尋ねられたとき、ローリングは「たとえ変えたかったとしても結末は変えられません」と述べた。「これらの本は、ずいぶん長い時間を掛けて、しかももう6冊も構想してきましたし、すべてある方向に向かっています。ですので、私には本当にできないんです。」[16] また彼女は、最終巻はシリーズの前作『ハリー・ポッターと謎のプリンス』と密接に関係し、「まるで同じ小説を二等分したかのようです」と述べている[17]。彼女は、この巻の最終章をシリーズの初期の作業の一端として「1990年ごろに」書き終えたと述べた[18]。またローリングは、最後の言葉を当初は「彼が愛した者だけが彼の稲妻の傷跡を見ることができた」のように書いていたことを明かした。ローリングは、人々ににヴォルデモートが再び蘇ると思われたり、ハリーの使命は終わったと言われたくなかったため、これを変更した[19][20]。
主要テーマ
死
2006年のインタビューにてJ・K・ローリングは、シリーズのおもなテーマはハリーが死に対処することであり[21](物語はハリーの両親の死に始まり、ヴォルデモートの不死への執着と探求が描かれる)、1990年に多発性硬化症によって彼女の母親が亡くなったことが影響していると語った[19][21][22][23]。タイム誌のレヴ・グロスマンは、このシリーズのメインテーマは死に直面してもなお愛し続けることの圧倒的な大切さであると述べている[24]。
腐敗した社会での生き方
学者やジャーナリストは、より複雑なものや、政治的な意味合いを含むものなど、本書のテーマについてその他に多くの解釈の展開をしている。正常性、抑圧、生存、圧倒的な困難の克服などのテーマは、すべてシリーズ全体を通して広く行き渡っていると考えられてきた[25]。同様に、青春期を通して前に進むというテーマや「最もつらい試練を乗り越え、それを受け入れる」というテーマが考慮されてきた[26]。ローリングは、本書は「寛容を求める長期の議論、偏見に終止符を打つための長期の懇願」から成り、また「権力を疑い、(…) 支配層や報道機関が真実をすべて伝えてくれると思い込まない」ためのメッセージを伝えていると述べている[27]。
一部の政治評論家は、J.K.ローリングが描く官僚化した魔法省や、その後の作品で魔法省がとった抑圧的な措置(ホグワーツ魔法学校への出席の強制や、魔法省への穢れた血の登録など)を、国家批判の寓喩と見る[28]。
キリスト教の寓話
ハリー・ポッターシリーズは魔術やオカルトを支持していると批判されてきた。『死の秘宝』の出版前、ローリングは自身の宗教について話すことを拒み、「私があまり自由に話すと、すべての読者が、それが10代であっても60代であっても、本の内容が推測できてしまう」と述べた[29]。しかし、『死の秘宝』に登場するキリスト教の寓話については、多くの人が意見を述べている[29]。例えば、キリストのように、ハリーは一度死んでから人類を救うために生き返る。生き返った場所はキンギス・クロスである[30]。それはハリーがダンブルドアへの信頼に葛藤する姿が描かれており、またローリングは「私の信念と宗教的信仰との葛藤 … 私はこの本には非常によく表れていると思います」と述べている[31]。
『死の秘宝』は、クエーカー教徒の指導者ウィリアム・ペンによるものと、アイスキュロスの『供養する女たち』からの、2つの題辞から始まる。これについて、ローリングは次のように述べている。「あの2つの引用を選ぶのは本当に楽しかったわ。1つは異教徒のもので、当然ですが、もう1つはキリスト教の伝統的なものですから。『秘密の部屋』が出版されたときから、選ばれるのはこの2つになることは分かっていました。もし第7巻の冒頭で使えるなら、完璧な結末にする手がかりになるってずっと思っていました。もしこの2つに関連性があるとしたら、私は行くべきところに行ったの。この2つの文章が私にすべてを語ってくれます、本当にね[32]。」
ハリーが両親の墓を訪れると、墓には「最後の敵なる死もまた亡ぼされん」(コリント人への第一の手紙 15章26節)という聖書の言葉が刻まれている[33]。ダンブルドアの家族の墓には、マタイによる福音書6章21節より「あなたの宝のあるところに、あなたの心もある」という聖書からの引用も残されている[33]。ローリングは次のように述べている。「これらはとてもイギリス的な本なので、とても現実的な話として、ハリーは墓石に聖書からの引用を見つけるつもりでした。(……)(でも)彼がゴドリックの谷で見つけた墓石の2つの引用文は、このシリーズ全体を要約して、ほとんどをよく表していると思うんです[33]。」
さらにハリー・ポッターの評論家であるジョン・グレンジャーは、ハリー・ポッターシリーズが人気を博した理由の1つは、(『ロミオとジュリエット』、C・S・ルイスの『ペレランドラ:金星への旅』、チャールズ・ディケンズの『二都物語』に似た)文学的な錬金術と視覚の象徴主義を用いたことであると指摘した[34]。このモデルでは、著者は錬金術の大いなる業に沿って寓話から成る物語を紡いでいく。中世以来、錬金術の寓話はキリストの受難、死、復活を映し出してきた[35]。シリーズ全体が錬金術に共通する記号を利用する一方、『死の秘宝』ではこのサイクルを完成させ、死、再生、蘇りの石というテーマを、錬金術の寓話の主要なモチーフや、シリーズ第1巻で示されたトピックと結びつけている。
発売
マーケティングおよびプロモーション
発売を記念して、ローリング自身と投票で選ばれた1,700人のゲストとともに、ロンドンの自然史博物館で終夜のサイン会と読書会が開催された[36]。ローリングは2007年10月にアメリカを巡回公演し、ニューヨークのカーネギー・ホールでは抽選で配布されたチケットでまた別のイベントが開催された[37]。
ハリー・ポッターシリーズのアメリカの出版社であるスカラスティック社は、数百万ドルをかけた「There will soon be 7」(もうすぐ7が出る)マーケティング・キャンペーンを実施した。キャンペーンでは、全米40の図書館を巡回する「夜の騎士バス」、オンラインでのファン同士の議論やコンペ、コレクターズ・ブックマーク(しおり)、(一時的な)タトゥー、そしてファンの間で最も議論されている『死の秘宝』に関する7つの質問の段階的公開などが展開された[38]。この本の発売を前に、スカラスティック社はファンが最終巻の中で答えを見つけられる以下の7つの質問を発表した[39]。
- 誰が生き延びて、誰が亡くなるのか?
- スネイプは善か悪か?
- ホグワーツは再開するのか?
- 誰と誰が結ばれるのか?
- 分霊箱はどこにあるのか?
- ヴォルデモートを倒せるのか?
- 死の秘宝とは何か?
J・K・ローリングは、行方不明となっているイギリス人児童マデリン・マクカーンの顔写真入りのポスターを、2007年7月21日の『死の秘宝』発売時に書店が利用できるよう出版社と調整し、ポスターが世界中の店で人目に付くよう掲示されることを願うと述べた[40]。
小説『死の秘宝』の発売が2007年7月21日になることが発表されたあと、ワーナー・ブラザースはすぐに、映画『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』が『死の秘宝』の発売直前の2007年7月13日に公開されると発表し[41]、多くの人々が「2007年7月はハリー・ポッター月間だ」と祝った[42]。
公表禁止
ブルームズベリー社は、発売日の7月21日まで本の内容について機密を守るため、1000万ポンドを投資した[43]。ハリー・ポッターシリーズのアメリカの編集者であるアーサー・レヴィンは、『死の秘宝』をプレス評のための事前配布を否定したが、いずれにせよ、アメリカの2つの新聞が発売日より早く批評を掲載している[44]。違反した販売業者に対してはシリーズの本が追加納品されないという、以前の巻に対して課せられた罰則はもはや抑止力として機能せず、一部の店舗が公表禁止措置を破り、早く販売するのではないかという憶測があった[45]。
ネット漏洩と早売り
発売前の1週間で、本物の漏洩と称する多くの文章が様々な形で現れた。7月16日、アメリカ版全759ページを写した一連の写真が流出し、正式な発売日より前に完全に文字起こしされた[46][47][48][49]。のちにこの写真はウェブサイトやピア・トゥ・ピア・ネットワークに掲載されたため、スカラスティック社は流出元の1つを特定するために召喚令状を求めることになった[50]。これはハリー・ポッターシリーズの歴史の中で、最も深刻なセキュリティ侵害であった[51]。ローリングと彼女の弁護士は本物のネット漏洩があったことを確認した[20][52]。2007年7月18日のボルチモア・サンとニューヨーク・タイムズの両紙に掲載された批評は、この漏洩した物語の多くの要素を裏付けており、発売のおよそ1日前にニューヨーク・タイムズ紙は、主に流れている漏洩が本物であることを確認した[51]。
スカラスティック社は、アメリカ国内の供給量の約1万分の1(0.0001)が早期に発送されたと発表した。これは約1,200冊を意味すると解釈されている。メリーランド州のある読者は、発売される4日前にDeepDiscount.comから郵送で本を受け取り、スカラスティック社とDeepDiscount社の両方から信じられない反応を起こした。スカラスティック社は当初、それは「人為的ミス」だったと納得し、処罰の可能性を検討しないと報告したが[53]、翌日になってスカラスティック社はDeepDiscount.comとその販売業者であるLevy Home Entertainment社に対して訴訟に踏み切ることを発表した[54]。スカラスティック社は、シカゴのクック郡巡回裁判所に損害賠償請求を提訴し、DeepDiscount が「この待望の本の注意深く構成された発売の一部であることを知っていた契約に対する完全かつ重大な違反」に携わったと申し立てた[55]。早売りされた本の一部はすぐにeBayに出品され、あるケースでは初値18米ドルから始まり250米ドルでパブリッシャーズ・ウィークリーに売られた[56]。
価格競争とその他の論争
イギリスのスーパーマーケットであるアズダは[57][58]、ほかのいくつかの同業者と共に、前々から大幅な割引価格でこの本の予約注文を受け付けていたが、1冊わずか5ポンド(約1235円)で販売することを発売2日前に発表し、価格競争の口火を切った。その後、ほかの小売チェーンも割引価格で販売した。これらの価格で、この本は目玉商品になった。これにより、従来のイギリスの書店は、そのような状況では競争にならないと主張して騒動になった。独立系書店が最も声高に抗議したが、イギリス最大の専業チェーン書店であるウォーターストーンズでさえ、スーパーマーケットの価格に太刀打ちできなかった。一部の小さな書店は、卸売業者ではなくそのスーパーマーケットから仕入れること対抗した。アズダはこの対策として、大量購入を防ぐために顧客あたり2冊までという制限を設けた。英国書店協会の広報担当、Philip Wicksは「これは私たちが参加することすらできない戦争です。ベイクドビーンズの缶詰のように、スーパーマーケットが(『死の秘法』を)目玉商品として扱うことにしたのは、非常に残念なことだと考えています」と述べた。Simba Information社のアナリスト、Michael Norrisは「あなたは本の価格を下げているだけではありません。この時点で、あなたは読書の価値を下げているのです」と述べた[59]。
マレーシアでは、同様の価格競争が書籍の販売に関する論争を引き起こした[60]。マレーシア最大の書店チェーンであるMPHブックストア、ポピュラー・ブックストア、タイムズ、ハリーズの4社は、テスコおよびカルフールのハイパーマーケットに対する抗議として、『ハリー・ポッターと死の秘宝』を棚から撤去することを決定した。本書のマレーシアでの小売価格は109.90リンギットだが、ハイパーマーケットのテスコやカルフールでは69.90リンギットで販売された。書店によるこの動きは、ハイパーマーケットから本書を撤去するよう販売業者のペンギン・ブックスに圧力をかける試みとして受け止められた。しかし2007年7月24日現在、価格競争は終結し、関係する4書店は店頭での本書の割引販売を再開している。また、ペンギン・ブックスはテスコとカルフールが本書を赤字販売していたことを確認し、彼らに優れたビジネスセンスと公正な取引を実践するよう求めていた[61]。
本書がイスラエルで土曜日の早朝に発売されたことについて、安息日に反すると批判された。通商産業大臣のエリ・イシャイは、「このようなことが土曜日の午前2時に行われるのは、ユダヤの価値観やユダヤ文化に反する禁止事項です。別の日に行うようにしていただきたい」と意見を述べた[62]。イシャイは、「労働時間と休息に関する法律」に基づいて起訴および罰金を科すことを示唆した[63]。
版
『ハリー・ポッターと死の秘宝』は、ハードカバー版が2007年7月21日に[64]、ペーパーバック版が2008年7月10日に英国で[65]、2009年7月7日に米国で発売された[66]。ニューヨークのソーホーでは、アメリカのペーパーバック版の発売記念パーティーが開催され、多くのゲームやアクティビティが行われた[67]。2007年7月21日には、表紙絵が異なる「アダルト版」がブルームズベリー社から発売された[68]。7月21日に発売された最初のアメリカのハードカバーと同時に、メアリー・グランプレによる新しい表紙絵が特徴のスカラスティック・デラックス版が10万部限定で発売された[69]。2010年10月、ブルームズベリー社は箔押しと星印の模様が施された表紙が特徴の「セレブレートリー」ペーパーバック版を発売した[70]。2010年11月1日、最後にブルームズベリー社からペーパーバックで本書の「シグネチャー」版が発売された[71]。
翻訳
シリーズのこれまでの本と同様に、『ハリー・ポッターと死の秘宝』は多くの言語に翻訳されている。最初に発売された翻訳は2007年9月25日のウクライナ語版だった(『Гаррі Поттер і смертельні реліквії - Harry Potter i smertel'ni relikviji』)[72]。本書のスウェーデン語の書名は、「本書をこれまで読んでいない状態で『死の秘宝』の2語(Deathly Hallows)を訳すのは難しい」というスウェーデンの出版社からの発売前の質問を受けて、ローリングが『Harry Potter och Dödsrelikerna』(ハリー・ポッターと死の遺物)と明かした[73]。また、フランス語版(『Harry Potter et les reliques de la mort』)、スペイン語版(『Harry Potter y las Reliquias de la Muerte』)、オランダ語版(『Harry Potter en de Relieken van de Dood』)、セルビア語訳(『Хари Потер и реликвије смрти - Hari Poter i relikvije smrti』)、ブラジルポルトガル語訳(『Harry Potter e as Relíquias da Morte』)でもこの書名が使われている[74]。最初のポーランド語版は、『Harry Potter i Insygnia Śmierci - Harry Potter and the Insignia of Death』(ハリー・ポッターと死の記章)という新しい書名で発売された[75]。2008年6月27日、ヒンディー語版の『Harry Potter aur Maut ke Tohfe』(हैरी पॉटर और मौत के तोहफे)(ハリー・ポッターと死の贈り物)がインドでManjul Publicationから発売された[76]。2007年12月1日、ルーマニア語版が『Harry Potter și Talismanele Morții』という書名で発売された。
評判
批評家の反応
ボルチモア・サン紙の評論家、メアリー・キャロル・マッコーリーは、本書はシリーズの以前の作品よりも深刻で、より簡潔な文章であると指摘した[77]。さらに、ロンドン・タイムズ紙の批評家であるアリス・フォードハムは、「ローリングの才能は、ファンタジーの世界を完全に具現化するだけでなく、生き生きと描かれる、現実的で欠点もあるが勇敢で愛すべきキャラクターを創り出す静かな技術である」と書いている。フォードハムは、「私たちは長い道のりを共に歩んできたが、ローリングもハリーも最終的に私たちをがっかりさせなかった」と結んだ[78]。ニューヨーク・タイムズ紙の批評家であるミチコ・カクタニも同意し、ハリーをヒーローであるだけでなく共感できるキャラクターとしたローリングの手腕を称賛した[79]。
タイム誌のレフ・グロスマンは、この作品を2007年のフィクション本トップ10の8位に挙げ、「本がまだ世界的なマスメディアであり得ることを証明した」とローリングを称賛した[24]。小説家のエリザベス・ハンドは、「……物語と人物の壮大で複雑な相互作用は、まるで3部作全体の要約を1冊に詰め込んだように見えることが多い」と批判した[80]。カーカス・レビューの星印付きの書評では、「ローリングは、それらを互いに組み合わせたり敵対させたりすることに並外れた技術を示し、また記憶に残る人物が登場し、救いのある、抑えきれない楽しさに満ちた、素晴らしい教養小説に織り込んだ」と評者は述べている。また彼らは、小説の後半を称賛する一方で、終章は「挑発的で大雑把」だと批判した[81]。ロンドン・タイムズ紙の別の書評では、評者のアマンダ・クレイグは、ローリングについて「独創的でハイ・コンセプト(解りやすく魅力的)な作家ではない」ものの、彼女は「児童小説の他の偉大な作家に肩を並べる」と述べた。さらにクレイグは、本作は「美しく評価され、復帰を勝ち取った」と述べ、ローリングの想像力が世代全体の認識を変えたことについて、「これは過去半世紀において、あらゆるジャンルのほとんどの存命作家が達成できなかったことだ」と述べた[82]。
その一方、クリスチャン・サイエンス・モニターのジェニー・ソーヤーは、「ハリー・ポッターシリーズには、その鮮やかに描かれた魔法の世界から重層的な物語まで、愛すべきところがたくさんある」としながらも、「物語とは、登場人物の変化を描くものだ。そして、思春期は別にしてハリーはあまり変わらない。ローリングが思い描いたように、彼は善の道をしっかりと歩んでおり、ヴォルデモートに対する最後の勝利は、必然なだけでなく、虚しく感じられる」と述べた[83]。ニューヨーク・タイムズ紙では、クリストファー・ヒッチェンズが、このシリーズを第二次世界大戦時代のイギリスの寄宿学校の物語と対比し、シリーズ全体について「ローリングは不滅の名声を勝ち得た」と書く一方、ローリングのデウス・エクス・マキナの使い方や、中盤のキャンプの章が「とてつもなく長い」こと、ヴォルデモートが「イアン・フレミングの悪役よりもうんざりするようになった」ことが気に入らないと述べた[84]。ガーディアン紙のキャサリン・ベネットは、第1作の蛙チョコレートのカードにグリンデルバルドが登場するなど、ローリングが以前の作品から些細な物事を引き出し『死の秘宝』で大きく描いたことを称賛した。ベネットは「彼女の批評家の言うように、ローリングはディケンズではない」と指摘しつつも、ローリングは「すべての本で、大勢の新しい登場人物、場所、呪文、規則、そして想像もつかない意外な展開や小筋の数々をつくり、それら架空の存在に意思を持たせた」と述べている[85]。
スティーヴン・キングは、作品について表面的な結論を急ぎすぎていると、マッコーリーを含む一部の批評家の反応を批判した[86]。発売前の徹底的な秘密主義により、批評家が本を読んで検討する時間がなかったため、初期の批評には深みに欠けたものが多く、これは仕方がなかったのではないかと彼は思った。彼はその文体を残念に思うというよりむしろ、成熟し改善されたと感じた。彼は作品の主題がより大人向けになったことや、ローリングがシリーズの中盤から明らかに大人の読者を念頭に置いて執筆していたことを認めた。彼はこの点についてこの作品を、子供だけでなく大人にも魅力的だったことで成功を収め古典として確立している『ハックルベリー・フィンの冒険』や『不思議の国のアリス』と対比した[86]。
販売
『ハリー・ポッターと死の秘宝』の売り上げは記録的なものだった。『死の秘宝』のアメリカでの初版発行部数は1200万部で、100万部以上がAmazon.comとバーンズ・アンド・ノーブルで予約され[87]、予約販売は『謎のプリンス』より500パーセント高かった[88]。2007年4月12日、バーンズ・アンド・ノーブルは『死の秘宝』について同サイトを通じて50万部以上の予約を受け付け、予約販売の記録を破ったと発表した[89]。発売日には、アメリカで過去最高の830万部(1秒あたり96部以上)[90][91]、イギリスで265万部の売り上げを記録した[92]。これによりアメリカでの販売で、発売から24時間でもっとも速く売れた小説としてギネス世界記録を保持している[93]。また、W・H・スミスでは、報道によると1秒あたり15部を売り上げた[94]。発売から約1年後となる2008年6月までに世界中で約4400万部を売り上げたと伝えられている[95]。
受賞歴および表彰歴
また、『ハリー・ポッターと死の秘宝』は複数の賞を受賞した[96]。2007年、ニューヨーク・タイムズ「今年注目を集めた100冊」[97]、と「注目すべき児童書」に選ばれた[98]。ニューズウィーク誌の評論家であるマルコム・ジョーンズは、本作を2007年の最優秀作品とした[99]。また、パブリッシャーズ・ウィークリー誌は2007年の最優秀作品の中に『ハリー・ポッターと死の秘宝』を入れた[100]。また2007年には、本作はネビュラ賞のヤング・アダルトSFおよびファンタジー部門のアンドレ・ノートン賞を受賞した。2008年、アメリカ図書館協会は「青少年向け最優秀作品」のひとつとし[101]、また「注目すべき児童書」にも挙げた[102]。さらに『ハリー・ポッターと死の秘宝』は2008年コロラド・ブルー・スプルース・ブック賞を受賞した[96]。
その他
- この巻には表紙に今までなかったエピグラフが挿入されている。
- 著者はあるインタビュー[要文献特定詳細情報]で重要人物のうち、「2人が死に、1人が免れるだろう」と語った。しかし、これをあるメディア[要文献特定詳細情報]が「ハリー、ロン、ハーマイオニーの3人組のうち2人が死ぬ」という間違った内容で報道した。一部メディア[要文献特定詳細情報]では「宣伝のための煽り」として批判された。
- 発売日前に作品内容の露呈を防止するため、発行所のセキュリティーに26億円をかけたが情報が流失し、一部が販売される。入手した本をもとに『ニューヨーク・タイムズ』で批評が載りあらすじの一部が示唆されるなどのアクシデントがあった。
- 日本でも英語版が、世界同時に発売され、英語版にもかかわらず書籍売上で上位にランキングするなど、異例の売上げを記録した。
映画
前編と後編の2部作で制作・公開された。小説を映画化する場合、上映時間の関係で原作の一部がカットされるのが通例で、本シリーズもそうであった。しかし、第7巻においては、前後編に分けることによって原作内容の多くが映像に取り入れられ、原作により忠実な映像化となっている。また本作は劇場版としては初めて原作者のJ・K・ローリングが製作として直接映画に携わっている。『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』が2010年11月19日、『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』が2011年7月15日に日米同時公開されている。映像面では当初は2D上映のみを予定していたが、のちに3Dでも公開することが決定し、シリーズ初の全編3D上映を目指していた。しかし、『PART1』は3Dへの変換が公開までに間に合わないことを理由に3D版の上映中止が決定し、2D版のみでの上映となった。『PART2』は予定どおり2D版に加えて3D版(IMAX 3Dを含む)も上映された。『PART1』の3D版も、『PART2』のソフト化に合わせてBlu-ray 3Dというかたちで発売された。
ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1
この記事は英語版の対応するページを翻訳することにより充実させることができます。(2021年1月) 翻訳前に重要な指示を読むには右にある[表示]をクリックしてください。
|
ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 | |
---|---|
Harry Potter and the Deathly Hallows Part1 | |
監督 | デイビッド・イェーツ |
脚本 | スティーブ・クローブス |
製作 |
デイビッド・ヘイマン デイビッド・バロン J・K・ローリング |
製作総指揮 | ライオネル・ウィグラム |
出演者 |
ダニエル・ラドクリフ ルパート・グリント エマ・ワトソン ヘレナ・ボナム=カーター ロビー・コルトレーン レイフ・ファインズ マイケル・ガンボン ブレンダン・グリーソン リチャード・グリフィス ジョン・ハート リス・エヴァンス ジェイソン・アイザックス ビル・ナイ アラン・リックマン フィオナ・ショウ ティモシー・スポール イメルダ・スタウントン デイビッド・シューリス ウォーウィック・デイビス トム・フェルトン トビー・ジョーンズ(声の出演) デイブ・レジェノ サイモン・マクバーニー(声の出演) ヘレン・マックロリー ニック・モラン ピーター・マラン デヴィッド・オハラ クレマンス・ポエジー ナタリア・テナ ジュリー・ウォルターズ マーク・ウィリアムズ ボニー・ライト |
音楽 |
アレクサンドル・デプラ ジョン・ウィリアムズ(テーマ曲) ニコラス・フーパー(テーマ曲) |
撮影 | エドゥアルド・セラ |
編集 | マーク・デイ |
製作会社 | |
配給 | ワーナー・ブラザース |
公開 | 2010年11月19日 |
上映時間 | 146分 |
製作国 |
イギリス アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $250,000,000(2部作合算)[103] |
興行収入 |
$977,070,383 $86,087,576 $296,374,621[104] 68億6000万円[105] |
前作 | ハリー・ポッターと謎のプリンス |
次作 | ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 |
スタッフ(PART1)
- 監督:デイビッド・イェーツ
- 製作:デイビッド・ヘイマン、デイビッド・バロン、J・K・ローリング
- 原作:J・K・ローリング
- 脚本:スティーブ・クローブス
- 音楽:アレクサンドル・デプラ
- テーマ曲:ジョン・ウィリアムズ/ニコラス・フーパー(PART2)
- 製作総指揮:ライオネル・ウィグラム
- 共同製作:ティム・ルイス、ジョン・トレイ
- 撮影:エドゥアルド・セラ
- 美術デザイン:スチュアート・クレイグ
- 美術総監督:アンドリュー・アックランド=ショウ
- 装置監督: ステファニー・マクミラン
- 編集:マーク・デイ
- 衣装:ジェイニー・ティーマイム
- 視覚効果監修:ティム・バーク
- 特殊メイク効果:ニック・ダドマン
- キャスティング:フィオナ・ウィアー
- VFX:シネサイト、ダブル・ネガティブ、ILM、MPC、ライジング・サン・ピクチャーズ、ほか
キャスト(PART1)
制作
『パート1』は2009年2月19日から2010年6月12日まで『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』と連続して撮影された[106][107]。撮影監督のエドゥアルド・セラと共に本作を撮影したデヴィッド・イェーツ監督は、パート1について「極めて現実的」、「まるでヴェリテのドキュメンタリーのような」「ロードムービー」と言い表した[108][109]。
もともと単体での劇場公開が予定されていたが、デヴィッド・ハイマンが言うところの「創造的責務」のため、原作本を2部に分けることを製作総指揮のライオネル・ウィグラムから提案された。ハイマンは当初、その案に否定的だったが、ウィグラムは「いや、デヴィッド。どうやってやるんだ」と尋ねた。原作本を読み直し、脚本のスティーヴ・クローヴスと話し合った結果、彼はこの分割に合意した[110]。
待ち伏せしたデス・イーターにハリーとハグリッドが猛追される緊迫した場面は、ダートフォード・クロッシングで撮影された[111]。
美術セット
これまでのすべての『ハリー・ポッター』映画で美術監督を務めたスチュアート・クレイグが、最後の2部作で再び着任した。彼は、「私たちは、まったく違う種類の映画を作り、非常に多くのロケをしました。かなり遠くまで出かけて、セットを作り、長い時間を森の中で過ごすんだ」と語った。「私たちは森のセットを作って実際の森と一体にしたのですから、ご想像いただけるかと思いますが、そこには課題がありました」[112]。クレイグは、最終的に『パート1』の働きでアカデミー賞にノミネートされた[113]。
『パート1』でのビルとフラーの結婚式のためのテントについて、クレイグは「かなり風変わりで手作り感のある(ウィーズリー家の)家の延長にしないで、上品なものにしようと思いました。(……)シルクと美しい浮かぶ燭台がずらりと並ぶ。家とは素晴らしい違いです」とその狙いを解説している。魔法省のセットについて、彼は次のように述べている。「これは秘密の世界で、庁舎ですので、私たちは実際の省、Muggleの省(ロンドンのホワイトホール)まで行って、私たちの魔法の省はこれら実際の省のパラレルワールドのようなものだと決めました」[114]。
また、クレイグはマルフォイの館のデザインについてもコメントし、「とても力強い建築セットだ。その外観はこの国のハードウィック・ホールというエリザベス女王時代の邸宅を基にしていて、大量の窓があって、これらの窓が目隠しのようです。シャッターが引かれているのでまるでめくら窓のようですし、それらは現実の存在感、不気味な存在感がありますので、良い外観の基礎となりました。奇抜な魔法の屋根が追加され、現実にはない森に囲まれていますが、これも脅威と神秘性を増すための仕掛けの1つです」と述べている[114]。
衣装
『パート1』の衣装は、『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』(2004年)以来の『ハリー・ポッター』作品の衣装デザイナーであるジェイニー・ティーマイムがデザインした[115]。ティーマイムは、彼女のデザインしたフラー・デラクールのウエディングドレスに関して論争に巻き込まれた。アレキサンダー・マックイーンの2008年秋コレクションの類似したドレスのデザインを模倣したと非難されたのである[116]。ティーマイムはこのドレスについて、「ハロウィンのドレスではなく、魔女のウエディングドレスにしたかったのです。このドレスは白いですが、なにか素敵な幻想的なものが必要でした。そこで不死鳥(のモチーフ)をあしらっていますが、この鳥はある意味で愛の象徴です。再生があり、愛は決して死なず、生まれ変わるからです」と話した[115]。
視覚効果
『アズカバンの囚人』以降の全作品に携わったあと、ダブル・ネガティブ社は、物語の最終章である『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』と『PART2』の視覚効果の提供を依頼された。本作のVFXスーパーバイザーであるティム・バークと緊密に協力し、VFXスーパーバイザーのデヴィッド・ヴィッカリー、VFXプロデューサーのCharlotte Loughlaneがチームを率いた。メインチームには、3DスーパーバイザーのRick Leary、2DスーパーバイザーのSean Stranksも加わった[要出典]。
ダブル・ネガティブ社のPART1での作業には、腐食したワーナー・ブラザースのロゴや、バローズとその周辺の広大な環境の拡大が含まれていた。ゼノフィリウス・ラブグッドの家については3Dで拡張され、デス・イーターの攻撃で最高潮に達する追加の環境の作業が完了した。またダブル・ネガティブ社はデス・イーターの煙の視覚効果を進化させ、煙のように流れるような飛行状態と着地したときの実写の間に「剥がされた人」の状態を導入した。その他、結婚披露宴に割り込みヴォルデモートが魔法省を乗っ取ったことを列席者に知らせる守護霊の魔法などを手がけた[117]。
前作と同様に、視覚効果会社のフレームストアが動物CGのほとんどを制作し、ベン・ヒボンの監督およびデザインにより『三人兄弟の物語』のアニメーションの場面を制作した[118]。
音楽
『不死鳥の騎士団』と『謎のプリンス』の作曲を担当した作曲家ニコラス・フーパーは、『死の秘宝』では担当しなかった。代わりに、アレクサンドル・デスプラがハリー・ポッターと死の秘宝 PART1の作曲に起用された[119]。またこの映画には、ニック・ケイヴ・アンド・ザ・バッド・シーズの『O Children』という曲が使われている[120]。
マーケティング
第1作の最初の公式写真は2009年12月1日ハリー・ポッターと謎のプリンス』のBlu-rayとDVDの発売と同時に、映画の映像が正式に公開された[121]。2010年のShoWestコンベンションにおいて、アラン・ホルンは両作品の未完成映像を初公開した[122]。MTVムービー・アワード2010では『死の秘宝』のさらなる映像が初公開された[123]。これに続いて、『PART1』と『PART2』の公開日と破壊されたホグワーツ城が描かれた公式ティーザーポスターが公開された[124]。米国のテレビ局ABCファミリーは、2010年7月8日から始まった当局の『ハリー・ポッター』ウィークエンドに、両編のインタビューと追加シーンを放送した[125]。2010年9月22日、この映画の2分間の予告編が全世界で公開された[126]。
に公開され、ロンドンの街角のハリー、ロン、ハーマイオニーが写された。2009年12月8日 、『2010年9月29日、ハリー、ロン、ハーマイオニーが描かれた『PART1』のキャラクターポスター3種がYahoo! Moviesで公開された[127]。その翌日、森の中を走る3人を描いた『PART1』のポスターが公開された。劇場用ポスターには「NOWHERE IS SAFE」(もう安全な場所はない)というキャッチフレーズが書かれ、クレジットのない別の版では「THE END BEGINS」(終わりの始まり)というキャッチフレーズが書かれている[128]。2010年10月6日には、ハリー、ロン、ハーマイオニー、ヴォルデモート卿、ベラトリックス・レストレンジ、セブルス・スネイプ、およびフェンリール・グレイバックが描かれた『PART1』のその他各種キャラクターポスターが公開された[129]。10月12日、4種類の新しいキャラクターポスターが公開された[130]。そのポスターは「TRUST NO ONE」(誰も信じるな)、「THE HUNT BEGINS」(狩りが始まる)というテーマが設定されている。
2010年10月15日、『PART1』の米国公開用の鑑賞券がFandangoで販売開始され、10月19日には2010 Scream Awardsで未公開映像を含む50秒の映像が放映された。10月16日、カートゥーン ネットワークで放映された「Scooby-Doo! Curse of the Lake Monster」の初放送中に2番目のテレビスポットが公開された[131]。2010年10月25日、Yahoo! Moviesで本作の独占特集が公開された[132]。2010年10月30日、エンターテインメント・ウィークリー誌は、大量の未公開映像を含む『Horcruxes』(分霊箱)と『The Story』(物語)と題した2つの新しい特集を公開した。同日、ワーナー・ブラザースの『ハリー・ポッター』ウェブサイトが更新され、本作のミニチュアクリップ12点が公開された[133]。
2010年11月3日、ロサンゼルス・タイムズ紙は、「No One Else Is Going to Die for Me」(自分のために誰も死なせない)と題した、分霊箱を探すために隠れ穴を離れるハリーの拡張映像を公開した[134][より良い情報源が必要]。11月4日、『ハリー・ポッター』Facebookページから、『The Seven Potters』と題した新しい映像が公開された[135]。カフェの襲撃を描いた場面[136]やマルフォイの館での別の場面など、2つの映像が次の2日間で公開された[137]。
公開
劇場
2010年8月26日、監督のデイビッド・イェーツ、プロデューサーのデヴィッド・ハイマンとデヴィッド・バロン、そしてにワーナー・ブラザース社長のアラン・ホルンが共にシカゴで行われた『死の秘宝 PART1』の試写会に出席した[138][139]。この未完成の映画は試写会の観客から大絶賛され、その中には「素晴らしく、そして暗い」「最も完璧な『ハリー・ポッター』映画」と評した人もいた。またその他の人々には、本作は小説を忠実に映画化したため、「原作自体の問題」を継承することになったという意見もあった[140]。
ワーナー・ブラザース・ピクチャーズは、当初『死の秘宝』のPART1を2D版と3D版で公開する予定だった。2010年10月8日、PART1の3D版について計画の破棄が発表された。「ワーナー・ブラザース・ピクチャーズは、『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』の3D版について公開日までに完成しないため、従来の映画館とIMAXの映画館の両方で2Dで公開することを決定しました。皆、最善の努力をしたにもかかわらず、本作を完全に変換し、最高の品質基準を満たすことができませんでした。」 『死の秘宝』のPART1は、Best Buy限定版としてBlu-ray 3Dで発売された。PART2は、2D、3D、IMAXの形で引き続き発売された[141]。
2010年11月11日、『死の秘宝 PART1』のワールドプレミアがロンドンのレスター・スクウェアで開催され、世界中からファンが集まった。中には広場で何日もキャンプをしたファンもいた。これに続き、11月12日にはベルギーで、また11月15日にはニューヨーク市でUSプレミアが開催された[142]。
『PART1』が北米で公式に公開されるわずか48時間前、本作の冒頭36分間の映像がインターネット上に漏洩した[143]。漏洩前でさえ、本作は全米の1,000館の映画館で完売となり、すでに史上5番目の前売り券の売り上げを生み出していた[144]。漏洩した映像は、映画公開日を大きく話題にするためのマーケティング上の策略であるという噂が広まったものの、ワーナー・ブラザースでは試写用ディスクは作成されておらず、同社は声明で、「重大な著作権侵害であり、ワーナー・ブラザースの財産に対する窃盗である」と非難し、「この問題を徹底調査し、関与した者の責任を法律の及ぶ最大限まで追及する」と述べている[145][146]。
オーストラリアでは、本作は11月13日にクイーンズランド州ゴールドコーストにあるワーナー・ブラザース・ムービーワールドでプレミアが開催された。英国でのワールドプレミアに次ぐ、世界で2番目となったこの公式上映には300人が参加した。本作は11月16日にクウェートで初公開された。イスラエル、エストニア、ニュージーランドでは、11月18日に公開された。
映像ソフト
『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』は2011年4月11日に英国で、2011年4月15日には米国で、1枚および2枚組DVDと3枚組のBlu-rayコンボパックで発売された[147]。2011年1月28日、エマ・ワトソンはハリー・ポッターUK FacebookページのファンがPART1 Blu-rayの好きなジャケットに投票できるようになることを同ページで発表した。最も多くの票を集めたジャケットがBlu-rayのジャケットになる。投票は同日から開始された[148]。DVDとBlu-rayには削除された8つの場面が収録されており、Blu-rayコンボパックにはハリーとオリバンダーが死の秘宝について話し合う『PART2』の冒頭の場面が収録されている[149][150]。『死の秘宝 PART1』はDVDを好調に売り上げ、7,237,437枚のDVDを販売した。これにより本作の粗利益に86,932,256ドルを加え[151]、合計1,043,331,967ドルとなった。
日本ではワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメントよりブルーレイ、DVDが発売。
- 【初回限定生産】ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 ブルーレイ&DVDセット スペシャル・エディション(4枚組、2011年4月21日発売)
- ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 DVD&ブルーレイセット(3枚組、2011年4月21日発売)
- ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 DVD版(1枚組、2011年4月21日発売)
- ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 3D&2D ブルーレイセット(2枚組、2011年11月16日発売)
- ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 ブルーレイ(1枚組、2012年6月27日発売)
- ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 コレクターズ・エディション(Blu-ray版 / DVD版共に3枚組、2016年6月8日発売)
- ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 <4K ULTRA HD&ブルーレイセット>(3枚組、2017年4月19日発売)
- 【初回限定生産】ハリー・ポッター 第1章〜第7章PART2 ブルーレイコンプリートBOX(12枚組、2011年11月16日発売)
- 【初回限定生産】ハリー・ポッター 第1章〜第7章PART2 DVDコンプリートBOX(17枚組、2011年11月16日発売)
日本におけるキャッチコピー(PART1)
- ついに、完結へ。
ゲーム(PART1)
評価
興行収入
『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』は、北米での深夜の上映で2400万ドルの興行収入を記録し、これまで「謎のプリンス」が保持していたシリーズ最高の深夜興行収入記録2220万ドルを更新した[152]。また本作は、『エクリプス/トワイライト・サーガ』の3000万ドル、『ニュームーン/トワイライト・サーガ』の2630万ドルに次いで、歴代3位の深夜興行収入を得た[153]。本作は、IMAXでの深夜興行収入が140万ドルでその最高記録を破り、100万ドルの興行収入だった『エクリプス』を上回った[154]。その後これらの記録は2011年に本作の続編『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』によりすべて更新された[155]。
北米では、本作は初日に6170万ドルの興行収入を挙げ、当時の単日興行収入で歴代6位を記録した[156]。この記録は、それまで『謎のプリンス』が保持していた5820万ドルを上回る、『ハリー・ポッター』シリーズ最高の初日記録となり[157]、『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』に9210万ドルで破られるまで保持された[158]。本作は合計1億2500万ドルの初週週末興行収入を挙げ、それまで『炎のゴブレット』が保持[156]していたシリーズ最大のオープニング興行収入を記録した。なお、この記録はのちに続編の『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』に更新されている。またその当時、11月のオープニングとして『ニュームーン/トワイライト・サーガ』の1億4280万ドルに次ぐ歴代2位[159]、北米の初週週末興行収入として歴代9位[160]、そして米国とカナダにおける2010年の初週週末興行収入として『アイアンマン2』の1億2810万ドルに次ぐ2位の記録となった[161]。本作は2週間にわたり興行収入の第1位に留まり、感謝祭の週末5日間で7500万ドルの興行収入を挙げ、合計2億1910万ドルをもたらした[162]。
英国、アイルランド、およびマルタでは、本作は金曜日の興行収入(590万ポンド)、土曜日の興行収入(660万ポンド)、および日曜日の興行収入(570万ポンド)の最高記録を破った。くわえて本作は、それまで『007/慰めの報酬』が1540万ポンドで保持していたオープニング3日間興行収入記録を更新し、単日興行収入(660万ポンド)とオープニング3日間興行収入(1831万9721ポンド)の最大記録を樹立した[163]。2011年2月13日 現在[update]、『PART1』は5240万4464ポンド(8602万929ドル)の興行収入を挙げており[164]、『トイ・ストーリー3』(73,405,113ポンド)に次ぎ、英国における2010年公開作品の第2位となった[165]。
北米以外では、本作は初週週末に推定2億500万ドルの興行収入を挙げ、歴代第6位、2010年公開作品として第1位、そして『ハリー・ポッター映画』としては『謎のプリンス』に次いで第2位となった[166]。世界的には、本作は初週週末に3億3000万ドルの興行収入を挙げ、歴代第7位にランクインした[167]。
インドネシア(614万9448ドル)、シンガポール(454万6240ドル)、タイ(493万3136ドル)、ベルギーおよびルクセンブルク(894万4329ドル)、フランスおよびマグレブ地域(5110万4397ドル)、ドイツ(6143万98ドル)、オランダ(1379万585ドル)、ノルウェー(714万4020ドル)、スウェーデン(1120万9387ドル)、オーストラリア(4135万865ドル)において、2010年の最高興行収入を記録した[168]。海外の総興行収入では、『賢者の石』(6億5720万ドル)を上回り、海外で最高の興行収入を挙げたハリー・ポッター映画となった[169]。
『PART1』は、米国とカナダにおいて2億9640万ドルで決着し、これらの地域で2010年第5位の興行収入を記録[170]、また世界中のその他の国では6億8070万ドル、全世界では合計9億7710万ドルとなり[171]、『トイ・ストーリー3』、『アリス・イン・ワンダーランド』に次いで2010年の全世界興行収入で第3位[172]、また『死の秘宝 PART2』、『賢者の石』に次いでハリー・ポッター映画シリーズ第3位の興行収入となった[173]。
批評家の反応
Rotten Tomatoesでは、本作は288件のレビューを基に77%の支持を得ており、平均評価は7.1/10となっている。同サイトの「批評家の総意(CRITICS CONSENSUS)」は、「前奏曲のように感じずにはいられないが、『死の秘宝 PART1』はハリー・ポッターシリーズの最後から2番目の作品として、美しく撮影され、感情的に満足できる作品である」とされている[174]。Metacriticでは、42人の批評家に基づくこの映画の加重平均スコアは100点満点中65点であり、「おおむね好意的な評価」(generally favourable reviews)を示している[175]。CinemaScoreによる調査では、観客はこの映画にA+からFまでの評価基準で平均「A」を与えた[176]。
英国のデイリー・テレグラフ紙もこの映画を肯定的に評価し、「ほとんどの部分で印象的な特殊効果に後押しされ、前へ前へと話が展開していく」と述べ、「ただ、これだけ効果的に勢いをつけたのに、残りのライドを楽しむには来年まで待たなければならないのは少し残念だ」と付け加えた[177]。ロジャー・イーバートはPART1に4つ星のうちの星3つをつけ、出演者を称賛するとともに、「素晴らしく、時には痛ましい映画で、初めてこのシリーズを見る人にはまったく理解できないだろう」とみなした[178]。USAトゥデイ紙のScott Bowlesは、「不穏で瞑想的な『秘宝』は、計画された8作品のシリーズの中で間違いなく最高の作品だが、前章に追いついていない観客は完全に迷うでしょう」と評し[179]、エンターテインメント・ウィークリーのリサ・シュワルツバウムも同様に、この映画を「これまでの中で映画的に最も満足感が得られる章」と称賛した[180]。オーランド・センチネル紙の批評で、Roger MooreはPART1を「代わる代わる笑いと感動が訪れるシリーズ最高の作品であり、魔法使いたちとその魔法世界の『帝国の逆襲』だ。そしてその効果は? それらはとても特別で、あなたはそれらに気づかない」と称えた[181]。ニューズウィーク誌のRamin Setoodehは否定的な批評を与え、「彼らは現代小説の中で最も魅力的なシリーズの1つを取り上げ、すべての魔法を吸い取った。(…) ローリングの物語は果てしなく独創的なのに、スクリーンの『ポッター』はあなたの頭痛の種になるだけである」と書いた[182]。ニューヨーク・ポスト紙のLou Lumenickは、この映画を「美しい撮影だが魂のないATM(現金自動預払機)であり、『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』はワクワクさせるヤマ場もなく、問題の解決もなく、面白くもない」と感じた[183]。
タイムアウト ニューヨークのKeith Uhlichは、『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』を2010年の映画第7位に挙げ、「elatingly downbeat blockbuster[184]」と呼んだ[185]。
受賞歴
『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』は、第83回アカデミー賞の美術監督賞と視覚効果賞にノミネートされた[186]。これはアカデミー視覚効果賞にノミネートされた『ハリー・ポッター』映画シリーズで2作目の映画であった(前作は『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』)。本作は第64回英国アカデミー賞では、撮影賞、美術賞、作曲賞など8部門でロングリスト(1次投票通過)入りし、最終的に視覚効果賞とメイクアップ賞にノミネートされた[187]。
賞 | 部門 | 結果 | 候補/受賞者 | 出典 |
---|---|---|---|---|
第83回アカデミー賞 | 美術賞 | ノミネート | 美術監督: スチュアート・クレイグ 装置監督: ステファニー・マクミラン |
[186] |
視覚効果賞 | ノミネート | ティム・バーク ジョン・リチャードソン クリスチャン・マンツ ニコラス・アイターディー | ||
第64回英国アカデミー賞 | 視覚効果賞 | ノミネート | [188] | |
メイクアップ&ヘア賞 | ノミネート | アマンダ・ナイト リサ・トンブリン | ||
BAFTAブリタニア賞 | 美術監督部門 | 受賞 | デヴィッド・イェーツ (『ハリー・ポッター』映画 第5作から第8作) | [189] |
第37回サターン賞 | ファンタジー映画賞 | ノミネート | [190] | |
監督賞 | ノミネート | デヴィッド・イェーツ | ||
特殊効果賞 | ノミネート | ティム・バーク ジョン・リチャードソン ニコラス・アイターディー クリスチャン・マンツ | ||
メイクアップ賞 | ノミネート | マーク・クーリエ ニック・ダッドマン アマンダ・ナイト | ||
衣装デザイン賞 | ノミネート | ジェイニー・ティーマイム | ||
2011年ヒューゴー賞 | 映像部門(長編部門) | ノミネート | デヴィッド・イェーツ, スティーヴ・クローヴス | [191] |
MTVムービー・アワード2011 | 作品賞 | ノミネート | [192] | |
男性演技賞 | ノミネート | ダニエル・ラドクリフ | ||
女性演技賞 | ノミネート | エマ・ワトソン | ||
悪役賞 | 受賞 | トム・フェルトン | ||
キスシーン賞 | ノミネート | ダニエル・ラドクリフ および エマ・ワトソン | ||
格闘シーン賞 | ノミネート | ダニエル・ラドクリフ、エマ・ワトソンおよびルパート・グリント 対 ロッド・ハント、アーベン・バジラクタラジ | ||
サテライト賞2010 | 撮影賞 | ノミネート | エドゥアルド・セラ | [193] |
作曲賞 | ノミネート | アレクサンドル・デスプラ | ||
ワシントンD.C.映画批評家協会賞 | 美術監督賞 | ノミネート | スチュアート・クレイグ | [194] |
2010年美術監督組合賞 | 美術賞(ファンタジー映画部門) | ノミネート | [195] | |
ゴールデンリール賞2011 | 最優秀音響編集賞(長編映画音楽部門) | ノミネート | Gerard McCann Peter Clarke Stuart Morton Allan Jenkins Kirsty Whalley Rob Houston |
[196] |
最優秀音響編集賞(長編映画における対話およびADR) | ノミネート | James Harley Mather Bjorn Ole Schroeder Dan Laurie Jon Olive |
[197] | |
ヒューストン映画批評家協会賞2010 | 撮影賞 | ノミネート | エドゥアルド・セラ | [198] |
サンディエゴ映画批評家協会賞2010 | 撮影賞 | ノミネート | [199] | |
美術監督賞 | ノミネート | スチュアート・クレイグ | ||
フェニックス映画批評家協会賞2010 | 撮影賞 | ノミネート | エドゥアルド・セラ | [200] |
視覚効果賞 | ノミネート | |||
視覚効果協会賞2011 | 視覚効果賞(視覚効果主導の長編映画部門) | ノミネート | ティム・バーク Emma Norton ジョン・リチャードソン |
[201] |
アニメーションキャラクター賞(長編実写映画部門) (屋敷しもべ妖精 ドビー) |
受賞 | Mathieu Vig Ben Lambert Laurie Brugger Marine Poirson | ||
アニメーションキャラクター賞(長編実写映画部門) (屋敷しもべ妖精 クリーチャー) |
ノミネート | |||
第16回放送映画批評家協会賞 | 視覚効果賞 | ノミネート | [202] | |
メイクアップ賞 | ノミネート | |||
セントルイス・ゲートウェイ映画批評家協会賞2010 | 視覚効果賞 | ノミネート | [203] | |
特別功労賞 (忘却シーン) | ノミネート | |||
ラスベガス映画批評家協会賞 | 視覚効果賞 | ノミネート | [204] | |
国際映画音楽批評家協会 | 作曲賞(ファンタジー/SF/ホラー映画部門) | ノミネート | アレクサンドル・デスプラ | [205] |
2011年キッズ・チョイス・アワード | フェイバリット映画賞 | ノミネート | [206] | |
フェイバリット映画女優賞 | ノミネート | エマ・ワトソン | ||
エンパイア賞2011 | 女優賞 | ノミネート | [207] | |
SF/ファンタジー賞 | 受賞 | [208] | ||
ナショナル・フィルム・アワード | ファンタジー映画賞 | 受賞 | [209] | |
演技賞 | ノミネート | ダニエル・ラドクリフ | ||
ノミネート | エマ・ワトソン | |||
ノミネート | ルパート・グリント | |||
2011年ティーン・チョイス・アワード | チョイス・ムーピー(SF/ファンタジー部門) | 受賞 | [210] | |
チョイス・ムーピー: アクター賞(SF/ファンタジー部門) | ノミネート | ダニエル・ラドクリフ | ||
チョイス・ムーピー: アクトレス賞(SF/ファンタジー部門) | 受賞 | エマ・ワトソン | ||
チョイス・ムーピー: ヴィラン(悪役)賞Choice Movie: Villain | 受賞 | トム・フェルトン | ||
チョイス・ムービー: リップロック(キスシーン)賞 | 受賞 | ダニエル・ラドクリフ および エマ・ワトソン | ||
2011年 英国アカデミー児童映画賞 | フェイバリット映画賞 | ノミネート | [211] | |
英国アカデミー キッズ投票(映画部門) | ノミネート |
テレビ放送(PART1)
回数 | 放送局 | 番組名 | 放送日 | 放送時間 | 放送分数 | 平均世帯視聴率 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 日本テレビ | 金曜ロードSHOW! | 2013年11月1日 | 19:56 - 22:54 | 178分 | 14.8% | 地上波初放送 本編ノーカット 64分拡大、64分繰上げ |
2 | 2016年6月17日 | 21:00 - 23:49 | 169分 | 10.2% | 本編ノーカット 55分拡大 | ||
3 | 2018年11月16日 | 21:00 - 23:29 | 149分 | 9.1% | 35分拡大 | ||
4 | TBSテレビ | 2022年5月27日[212] | 19:00 - 22:00 | 180分 | 5.2% | ハリー・ポッター魔法ワールド最新作『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』の公開および、TBS70周年記念舞台ハリー・ポッター魔法ワールド最新作『ハリー・ポッターと呪いの子』の公演を記念して放送[212]。また映画本編終了後に舞台のPR特集も放送された。 |
ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2
この記事は英語版の対応するページを翻訳することにより充実させることができます。(2021年1月) 翻訳前に重要な指示を読むには右にある[表示]をクリックしてください。
|
ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 | |
---|---|
Harry Potter and the Deathly Hallows Part2 | |
監督 | デイビッド・イェーツ |
脚本 | スティーブ・クローブス |
製作 |
デイビッド・ヘイマン デイビッド・バロン J・K・ローリング |
製作総指揮 | ライオネル・ウィグラム |
出演者 |
ダニエル・ラドクリフ ルパート・グリント エマ・ワトソン ヘレナ・ボナム=カーター ロビー・コルトレーン レイフ・ファインズ マイケル・ガンボン ジョン・ハート ジェイソン・アイザックス ケリー・マクドナルド ゲイリー・オールドマン アラン・リックマン マギー・スミス デイビッド・シューリス デイビッド・ブラッドリー ウォーウィック・デイビス トム・フェルトン キアラン・ハインズ ジェマ・ジョーンズ デイブ・レジェノ ミリアム・マーゴリーズ ヘレン・マックロリー ニック・モラン ジェームズ・フェルプス オリバー・フェルプス クレマンス・ポエジー ナタリア・テナ ジュリー・ウォルターズ マーク・ウィリアムズ ボニー・ライト |
音楽 |
アレクサンドル・デプラ ジョン・ウィリアムズ(テーマ曲) ニコラス・フーパー(テーマ曲) |
撮影 | エドゥアルド・セラ |
編集 | マーク・デイ |
製作会社 | |
配給 | ワーナー・ブラザース |
公開 | 2011年7月15日 |
上映時間 | 130分 |
製作国 |
イギリス アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $250,000,000(2部作合算)[213] |
興行収入 |
$1,342,359,942 $117,291,771 $381,447,587[214] 96億7000万円[105] |
スタッフ(PART2)
- 監督:デイビッド・イェーツ
- 製作:デイビッド・ヘイマン、デイビッド・バロン、J・K・ローリング
- 原作:J・K・ローリング
- 脚本:スティーブ・クローブス
- 音楽:アレクサンドル・デプラ
- テーマ曲:ジョン・ウィリアムズ/ニコラス・フーパー(PART2)
- 製作総指揮:ライオネル・ウィグラム
- 共同製作:ティム・ルイス、ジョン・トレイ
- 撮影:エドゥアルド・セラ
- 美術デザイン:スチュアート・クレイグ
- 美術総監督:アンドリュー・アックランド=ショウ
- 装置監督: ステファニー・マクミラン
- 編集:マーク・デイ
- 衣装:ジェイニー・ティーマイム
- 視覚効果監修:ティム・バーク
- 特殊メイク効果:ニック・ダドマン
- キャスティング:フィオナ・ウィアー
- VFX:シネサイト、ダブル・ネガティブ、ILM、MPC、ライジング・サン・ピクチャーズ、ほか
キャスト(PART2)
配役
本作では、一部の主要でない登場人物の役柄について変更または交代された。たとえば、キアラン・ハインズはアルバス・ダンブルドアの弟であり、ホッグズ・ヘッド・インのバーテンダーである、アバーフォース・ダンブルドア役を引き受けた[216]。本作の原作では、以前の作品に登場して以来、登場していなかったかなりの数の登場人物が、大規模な最終決戦でホグワーツを守るために再登場する[217]。監督のデヴィッド・イェーツは「全員を呼び戻したい」と述べ、本作のクライマックスの戦闘シーンのために、シリーズに出演したことのある俳優をできる限り多く呼び戻したいという意向について言及した。ショーン・ビガースタッフ、ジム・ブロードベント、ジェマ・ジョーンズ、ミリアム・マーゴリーズ、およびエマ・トンプソンは、戦闘シーンで短時間、以前の作品の役をもう一度演じた。本作のメインストーリーから19年後の設定のラストシーンでは、主要な登場人物を演じる俳優たちが化粧や特殊効果を使って、年齢を重ねて見えるようにされた[218]。俳優たちの大人になった姿がインターネットに流出したあと、一部のファンは、ワトソンはまったく変わらないように見えるのに、ラドクリフとグリントは老けすぎ、という声が聞かれた。2010年6月に一次撮影が終了したあと、イェーツはフィルム映像を調べ、この問題は編集やCGIでは解決できないと結論を出し、メイクアップを変更して同年12月に一連の場面を再撮影した[219]。
制作
撮影
PART2は、2009年2月19日から2010年6月12日にかけて『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』に続けて撮影され[220][221]、エピローグ・シーンの再撮影は2010年12月21日にリーブスデン・スタジオで行われた[222]。撮影監督のエドゥアルド・セラと共に撮影したイェーツは、PART2を「オペラ的、カラフル、そしてファンタジー志向」、「巨大な戦いのある大オペラ」と言い表した[223][224]。
当初は2部作にせず単体での劇場公開が予定されていたが、デヴィッド・ハイマンの言う「創造的必要性」のため、原作を2部作に分けることが製作総指揮のライオネル・ウィグラムから提案された。ハイマンは当初、この案に否定的な返事をしたが、ウィグラムは「いや、デヴィッド。どうやってやるんだ」と尋ねた。原作を読み直し、脚本家のスティーヴ・クローヴスと議論の末、彼はこの分割に合意した[225]。
美術セット
Architectural Digest誌のインタビューで、プロダクション・デザイナーのスチュアート・クレイグは、PART2のセット制作について述べている。グリンゴッツ魔法銀行について、彼は「私たちの銀行ホールも、ほかの銀行と同じように、大理石と大きな大理石の円柱でできています。またとても力強い。ゴブリンが銀行員や窓口係になっているということが、その壮麗さや重厚さ、そしてその大きさを感じさせることに一役買っています。それはこのセットの楽しみの1つでした。私たちはその大きさを誇張し、その重さも誇張し、そして大理石の輝きも誇張しました」と述べた。金庫室での宝物の増殖について、彼は「私たちは文字通り何千個も作って、真空蒸着してピカピカに輝いた金銀にしました。特殊効果監修のジョン・リチャードソンがいろいろな高さに上げられる床を作ったので、その上の宝物が物理的に膨らむようにしました」と記している[226]。
クレイグは、ホグワーツの戦いについてArt Insights Magazine誌に対し次のように述べている。「大きな課題は、ホグワーツの破壊です。」「煙の向こうに昇る太陽 (…) 破壊された壁の巨大な残骸、玄関ホール、大広間の入り口、大広間の屋根の一部が完全になくなったことでした。大きな挑戦でしたが、本当に楽しいものでした。おそらく、私と美術部のみんなが最後の準備をするのに少し役立ったでしょう。完全に取り壊さなければならなくなる前に私たちはそれを破壊しました。」終盤に近づいたキングス・クロスの場面について聞かれたクレイグは「正直に言うと、いろいろ試しました。というのも、本当にかなり長引きましたが、真っ白に燃え尽きたような感じを試してみました。薄暗い床で試したり、白いペンキや白い布など、さまざまな白いものですべてを覆ってみたり、カメラマンの露出の程度に関わってみたりして、一連のカメラテストをしましたので、なんとか成功しましたが、非常にたくさんの準備と調査が必要でした。」と述べた[227]。
視覚効果
視覚効果監修のティム・バークは、「ホグワーツの戦いを演出するのはとても大きな仕事で、制作のいろいろな段階でする必要がありました。複雑に繋がったカメラで広い俯瞰から窓や部屋の中に飛び込む撮影もありました。そこで2008年末に思い切ってダブル・ネガティブでホグワーツをデジタルで再構築し始めてみました。」と述べた。彼は続けて次のように述べている。「2年掛かりました。レンダリングの作成、建物のすべての面のテクスチャリング、窓から見える内装の構築、破壊されたホグワーツの構築に。私たちは、何でもできるこの素晴らしいデジタルミニチュアあるということが分かったうえで撮影を計画できます。実物のホグワーツだったら、去年の夏、かなり撮影に縛られていたでしょう。代わりに、デヴィッド・イェーツが流れや構造を見つけてくれるので、私たちは新しい概念やアイデアを扱うことができるのです。」[228]
映画の3Dの質について、バークはロサンゼルス・タイムズ紙に対して次のように述べている。「よくできていると思います、実際。みんな本当に気に入ってくれると思います。確かに最近はみんな3Dについて少し神経質で懐疑的ですが、その作業はとてもうまくできました。私たちは200以上のショットを3Dで、しかも視覚効果で行い、というのも視覚効果の多くはCGですので、とても良い結果になりました。皆さん、きっと本当に感動してくれると思います、実際。」プロデューサーのデヴィッド・ハイマンは3D変換についてSFX誌に語り、「デヴィッド・イェーツの3Dへの取り組み方は、登場人物とストーリーの観点から迫ろうというものです。ときに3Dが与える孤立感や分離感を、しかるべき時期に高めるために使おうとしています。つまり、私たちはストーリーテリングの方法で取り組んでいます。」と述べている[229][230]。
2012年には、本作の視覚効果がアカデミー賞にノミネートされた。また、2012年の第65回英国アカデミー賞では、英国アカデミー賞視覚効果賞を受賞した。
音楽
当初の予定では、第1作から第3作までの音楽を作曲したジョン・ウィリアムズが最終作の作曲に復帰するはずだったが、予定が合わずできなかった[231]。そこで、「PART1」の作曲者であるアレクサンドル・デスプラが「PART2」に復帰することが正式に発表された[232]。Film Music Magazine誌のインタビューで、デスプラは「PART2」の音楽について「大きな課題」であり、彼の前には「応えるべき多くの期待と多くの仕事」があると述べている[233]。 また別のインタビューで、デスプラはウィリアムズが作ったテーマ曲が「『PART1』よりもはるかに多く」映画に登場することにも言及した[234]。本作のサウンドトラックは、第54回グラミー賞で映像メディアサウンドトラック部門にノミネートされた[235]。
マーケティング
2011年3月、『死の秘宝 PART2』の初号試写が公開され、新しい映像や主演俳優の新しいインタビューが初公開された[236]。最初のアメリカのポスターが2011年3月28日に公開され、(国際公開日を指す)「It All Ends 7.15」(7.15 すべてが終わる)というキャプションが付けられた[237]。2011年4月27日に「PART2」の最初の劇場予告編が公開された。この予告編では、さまざまな新旧の映像が明かされた[238]。本作のIMAX予告編が2011年5月20日の『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』のIMAX上映に合わせて公開された。2011年6月5日のMTVムービー・アワードで、エマ・ワトソンが本作のちら見せを披露した[239]。
公開
劇場公開
2011年4月2日、本作の試写会がシカゴで開催され、イェーツ、ヘイマン、バロン、編集のマーク・デイが出席した[240]。2011年7月7日 、ロンドンのトラファルガー広場でワールドプレミアが開催された[241]。2011年7月11日 、ニューヨークのリンカーン・センターでUSプレミアが開催された[242]。2Dで撮影されたが、ポストプロダクションで3D化され、RealD 3DとIMAX 3Dで公開された[243]。
本作は当初、インドネシアでは2011年7月13日に公開される予定だった[244]。2011年2月、インドネシア政府は外国映画のロイヤリティに対して新たな付加価値税を課し、ワーナー・ブラザースを含む映画スタジオ3社が『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』を含む映画についてインドネシアへの輸入を中止する事態となった[244]。ヨルダン王国では、当時の直近に映画に対する課税が強化されたため、本作は劇場公開されなかった[245]。
公開1カ月前の6月10日、チケットが発売された[246]。2011年6月16日、『PART2』は全英映像等級審査機構(BBFC)から12A[247]認定を受けた。BBFCは「中程度の脅威、傷害の詳細、言語を含む」と指摘し、本作は「傷害の詳細」の警告を受けた唯一のハリー・ポッター映画となった。7月15日の深夜、PART2は3,800の映画館で上映された。アメリカでは、4,375館の劇場、3,100館の3D劇場、274館のIMAX劇場で上映され、IMAXとして、また3Dとして、さらにハリーポッター映画としても最も広く公開された。
映像ソフト
『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』は、米国では2011年11月11日に、1枚組通常DVD、2枚組通常DVD特別版、1枚組通常版ブルーレイ、3枚組ブルーレイ2Dコンボパック(ブルーレイ+DVD+デジタルコピー)の4形式で発売された[248]。イギリスとアイルランドでは、本作は2011年12月2日に、2枚組通常DVD、3枚組ブルーレイ2Dコンボパック(ブルーレイ+DVD+デジタルコピー)、4枚組ブルーレイ3Dコンボパック(ブルーレイ3D+ブルーレイ2D+DVD+デジタルコピー)の3形式で発売された[249]。本作は、予約開始からわずか2日でAmazon.comでDVDとブルーレイの予約販売最速記録を打ち立てた[250]。
『死の秘宝 PART2』は、金曜日から日曜日の3日間で271万ユニットのブルーレイ(6075万ドル)を売り上げた[251]。また、新発売時のDVDの売り上げは283万ユニット(4222万ドル)だった[252]。2012年7月18日までに、ブルーレイは471万ユニット(9933万ドル)[253]、DVDは647万ユニット(8896万ドル)[254]を売り上げた。
2017年3月28日、『死の秘宝 PART2』は『死の秘宝 PART』『謎のプリンス』『不死鳥の騎士団』とともにUltra HDブルーレイ版が初登場した。
テレビ放送(PART2)
回数 | 放送局 | 番組名 | 放送日 | 放送時間 | 放送分数 | 平均世帯視聴率 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 日本テレビ | 金曜ロードSHOW! | 2013年11月8日 | 19:56 - 22:54 | 178分 | 14.3% | 地上波初放送 本編ノーカット 64分拡大、64分繰上げ |
2 | 2016年6月24日 | 21:00 - 23:29 | 149分 | 13.8% | 本編ノーカット 35分拡大 | ||
3 | 2018年11月23日 | 11.7% | 35分拡大 | ||||
4 | TBSテレビ | (なし) | 2022年5月28日[212] | 19:00 - 21:54 | 174分 | 5.2% | ハリー・ポッター魔法ワールド最新作『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』の公開および、TBS70周年記念舞台ハリー・ポッター魔法ワールド最新作『ハリー・ポッターと呪いの子』の公演を記念して放送[212]。 関東地区では直前の18:51 - 19:00に事前番組を放送。 |
- 視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム。
ネットへの流出問題(PART2)
2011年7月15日、『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』の一場面の写真がネットに流出していることが分かった。流出した場面とは禁じられた森でネビル・ロングボトムとヴォルデモートが対決するシーンであり、背後にはベラトリックス・レストレンジの姿も写されていた。
日本におけるキャッチコピー(PART2)
- これが、最後。
ソフト化(PART2)
日本ではワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメントよりブルーレイ、DVDが発売。
- 【初回限定生産】ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 ブルーレイ&DVDセット スペシャル・エディション(4枚組、2011年11月16日発売)
- ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 DVD&ブルーレイセット(3枚組、2011年11月16日発売)
- ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 DVD版(1枚組、2011年11月16日発売)
- ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 3D&2D ブルーレイセット(3枚組、2011年11月16日発売)
- ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 ブルーレイ(1枚組、2012年6月27日発売)
- ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 コレクターズ・エディション(Blu-ray版 / DVD版共に3枚組、2016年6月8日発売)
- ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 <4K ULTRA HD&ブルーレイセット>(3枚組、2017年4月19日発売)
その他(PART2)
- 【初回限定生産】ハリー・ポッター 第1章〜第7章PART2 ブルーレイコンプリートBOX(12枚組、2011年11月16日発売)
- 【初回限定生産】ハリー・ポッター 第1章〜第7章PART2 DVDコンプリートBOX(17枚組、2011年11月16日発売)
ゲーム(PART2)
評価
興行収入
興行収入記録 | 記録詳細 | 前記録 |
---|---|---|
初週週末(アメリカ/カナダ)[255] | $169,189,427 | 『ダークナイト』(2008年、1億5840万ドル) |
夏季初週週末(アメリカ/カナダ) | $169,189,427 | |
3D映画初週週末(アメリカ/カナダ)[256] | $169,189,427 | |
IMAX初週週末(アメリカ/カナダ) | $15,200,000 | 『アバター』(2009年、950万ドル) |
IMAX初週週末(全世界)[257] | $23,200,000 | |
IMAX最大深夜公開(アメリカ/カナダ)[258] | $2,000,000 | 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』(2010年、140万ドル) |
初週週末(全世界) | $483,189,427 | |
初週週末(アメリカ/カナダ以外)[259] | $314,000,000 | |
初日単日(アメリカ/カナダ) | $91,071,119 | 『ニュームーン/トワイライト・サーガ』(2009年、7270万ドル) |
最大深夜公開(アメリカ/カナダ)[260] | $43,500,000 | 『エクリプス/トワイライト・サーガ』(2010年、3000万ドル) |
前売券最高販売(アメリカ/カナダ) | $32,000,000 | 『エクリプス/トワイライト・サーガ』(2010年、3000万ドル) |
3D最多公開(アメリカ/カナダ)[261] | 3100劇場以上 | 『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』(2011年、2,789劇場) |
2011年最高興行収入作品[262] | $1,342,511,219 | |
7月公開(アメリカ/カナダ)[263] | $169,189,427 | |
最高興行収入ファンタジー実写映画[264] | $381,011,219 | |
3日間最多 | $169,189,427 | 『ダークナイト』(2008年、1億5800万ドル) |
最速1億ドル突破 | 2日 | 『ニュームーン/トワイライト・サーガ』(2009年) |
最速1億5000万ドル突破 | 3日 | 『ダークナイト』(2008年) |
イギリス初週末 | $36,000,000 | |
オーストラリア初週末[258] | $26,700,000 |
本作の公開前、10年に渡り重ねられた期待を込めて、本作は記録を塗り替えると興行アナリストから予測されていた[265][266]。『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』は、アメリカとカナダで3億8140万ドル、その他の市場で9億6080万ドル、全世界では13億4200万ドルの興行収入を記録した[267]。全世界の収益では、興行収入第3位、2011年最高興行収入作品[262]、『ハリー・ポッターと謎のプリンス』の記録(3億9400万ドル)を抜き『ハリー・ポッター』シリーズ最高興行収入作品[259]、書籍の映画化最高興行収入作品となった[268]。また、ワーナー・ブラザースの最高興行収入作品となり[269]、親会社のワーナーメディアとしても、ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還を抜き、最高興行収入となった[270]。『死の秘宝 PART2』は全世界で4億8320万ドルの初週週末記録を打ち立てた[259][271]。この記録は、2015年に『ジュラシック・ワールド』に破られるまで、4年間保持された[272]。本作は全世界で2320万ドルのIMAX初週週末記録を打ち立てた[273][274]。また最速興行収入映画として、5億ドル(6日間)[275][276]、6億ドル(8日間)[277]、7億ドル(10日間)[278]、8億ドル(12日間)[278]、9億ドル(15日間)[279]の世界記録を樹立した。2011年7月30日には本作は10億ドルを超え、『アバター』が打ち立てた19日間の記録に並んだ[280][281][282]。 2015年5月26日現在全世界の興行収入は歴代第5位の$1,341,511,219である[214]。
アメリカおよびカナダ
アメリカとカナダでは、興行収入第27位[283]、2011年最高興行収入作品[284]、『ハリー・ポッター』シリーズ最高興行収入作品、児童書の映画化最高興行収入作品[285]、最高興行収入ファンタジー実写映画[286]、3D映画興行収入第13位[287]となっている。Box Office Mojoは本作のチケット販売について4000万枚を超えたと推定している[288]。前売券の売上げで3200万ドル[289][290]、深夜公開で4350万ドル[260]、IMAXの深夜公開で200万ドルの新記録を打ち立てた[258][291]。初日の金曜日に9110万ドルの興行収入を記録し、金曜日の興行収入記録を更新するとともに、単日および初日の記録も更新した[292]。また、1億6920万ドルの初週週末記録、1520万ドルのIMAX初週週末記録、および3D映画の初週週末記録も打ち立てた[255][293][294]。3Dは映画の収益性を高めたが、3D会場からの興行収入は初週興行収入の43%に過ぎなかった。これは初週週末の興行収入のうち3D上映によるものは7280万ドルに過ぎず、当時2番目に多額だったことを意味する[261]。
また、3日間[295]および4日間[296][297]の最高興行収入、初週(金曜日から木曜日まで)の興行収入が2億2620万ドルで第6位[298]、さらに7日間の興行収入も第7位を記録した[299]。2週目の金曜日は84%[300]、2週目の週末は全体で72%と急落し、興行収入は4740万ドルとなった。これは初週9000万ドル以上を記録した作品の中で2週目週末の下落が最大となった[301]。それでも本作はシリーズ最速の興行収入を成し遂げ、またその当時、10日間の興行収入でも史上第2位(2015年8月17日現在第8位)を達成した[302]。3週目の週末には、『ハリー・ポッターと賢者の石』を抜き、アメリカおよびカナダにおいて同シリーズの最高興行収入を上げた作品となった[303]。
その他の地域
『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』は、映画興行収入第3位、2011年の映画興行収入第1位、ワーナー・ブラザースの映画興行収入第1位、ハリー・ポッターの映画興行収入第1位の作品となった[304]。公開初日、『死の秘宝 PART2』は26カ国から4360万ドルの興行収入を上げ、『死の秘宝 PART1』を86%、『謎のプリンス』より49%高い成績を収めた。水曜日から日曜日までの初週週末5日間で、アメリカとカナダ以外で3億1400万ドルを稼ぎ初週週末記録を打ち立てた[305][306]。『死の秘宝 PART2』の平均3D観賞率は60%で、『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』の3D観賞率(70%)や、『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』の3D観賞率(66%)より低かった[307]。2週目の週末は首位を保持したが、競合が少ないにもかかわらず、62%減の1億2020万ドルに急落した。この金額は『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』が第2週週末に稼いだ金額(1億2430万ドル)とほぼ同じである[308]。『死の秘宝 PART2』は、北米以外の興行収入で4週連続第1位となった[309][310]。
イギリス、アイルランド、マルタでは、初日に1480万ドルという記録的な興行収入をもたらした[311]。イギリスでは初週週末に23,753,171ポンドの興行収入を生み、2011年の初週週末第2位を記録した。その実績は、初週週末に23,882,688ポンドの興行収入を生んだ2004年の『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』を超えなかった[312]。米ドルでは、初週週末は史上最高の3830万ドルで、『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』(3350万ドル)を上回った[313]。また本作は初週土曜日単日の最大興行収入[312]、および最大初週興行収入の5760万ドルを達成した[314]。本作のイギリスでの興行収入は合計7310万ポンド(1億1720万ドル)で[315]、第10位の興行収入となった[316]。また、2011年最高興行収入作品と魔法ワールド映画の最高興行収入を上げた作品でもある[317]。
『死の秘宝 PART2』はその他の国でも初日記録を達成し、それぞれメキシコ(610万ドル)、オーストラリア(750万ドル)、フランスおよびマグリブ地域(710万ドル)、イタリア(460万ドル)、スウェーデン(210万ドル)、ノルウェー(180万ドル)、デンマーク(160万ドル)、オランダ(170万ドル)、ベルギー(140万ドル)、チェコ共和国(200万ドル)、アルゼンチン(96万1000ドル)、フィンランド(74万9000ドル)、香港(80万8000ドル)であった[258][318][319][320]。また、日本(570万ドル)、ブラジル(440万ドル)、ロシアおよび独立国家共同体(420万ドル)、スペイン(330万ドル)、ポーランド(125万ドル)で『ハリー・ポッター』シリーズとしての初日興行収入の新記録を築いた[311]。
『死の秘宝 PART2』は、インドで1億5000万ルピー(341万ドル)[321]、オーストラリアで1960万ドル、ニュージーランドで246万ドル[322]、ブラジルで1100万ドル[323]、スカンジナビアで1850万ドル、メキシコで1590万ドル[323][324]、およびその他多くのラテンアメリカやヨーロッパの国[258][325]で初日記録を達成した。
批評家の反応
Rotten Tomatoesでは、本作は332件のレビューを基に96%の支持を得ており、平均評価は8.3/10となっている。同サイトの「批評家の総意(CRITICS CONSENSUS)」は、「スリリングで、力強く、視覚的にも素晴らしい『死の秘宝 PART2』は、『ハリー・ポッター』シリーズを満足のいく、またそれに相応しい魔法のような結末に導く」とされている[326]。批評に対して正規化された格付けを行うMetacriticでは、本作は41件の批評に基づき100点満点中85点を獲得しており、『普遍的な称賛』(Universal acclaim)を示している[327]。本作は、放送映画批評家協会の本職の批評家から93点を付けられ、同協会の最高評価を受けた『ハリー・ポッター』映画である[328]。CinemaScoreによる調査では、観客は本作にA+からFまでの評価基準で平均「A」を与えた[176]。
デイリー・テレグラフ紙のPhilip Womackは「これは記念碑的な映画であり、華やかな色調にあふれ、そして老若男女すべての観客の心に響き渡る究極のメッセージを伝えている。そう、私たちすべてに闇があるが、私たちはそれを乗り越えられる」と批評した。さらに彼は、デヴィッド・イェーツは「(原作を)真に恐ろしい光景へと変貌させた」と表現した[329]。また別の批評がイブニング・スタンダード紙から同日発表され、5点満点中4点と評価し、「何百万という子供たち、両親、そしてもっと分別のある人は、分霊箱が何であるか思い出す必要はないだろう。デヴィッド・イェーツ監督は期待を裏切らない。実際、ある意味では、彼は最終巻の欠点を補うのに一役買っている」と述べている[330]。デイリー・エクスプレス紙は、本作は「善と悪との劇的で記憶に残る戦いという点で、ロード・オブ・ザ・リングやスター・ウォーズに匹敵する恐ろしいほどの決着の場」を見せていると述べた[331]。
シカゴ・サンタイムズ紙のロジャー・イーバートは、本作に4つ星中の星3.5個を与え、「フィナーレは、フィナーレとして相応しい十分な畏敬の念と厳粛さを呼び起こしており、魔法のような何年も前の『ハリー・ポッターと賢者の石』の(相対的に)屈託のない無邪気さと劇的な対照をなしている」と述べた[332]。BBCのマーク・カーモードは、この映画は「非常に複雑な本のかなり堅実で野心的な映画化」であると述べたが、後工程で変換された3Dについては酷評した[333]。AP通信のクリスティ・レミールは、本作に4つ星中の星3.5個を与え、「『死の秘宝 PART2』は、長らく約束されていた答えを提供する一方で、いくつかの永遠の問いをあえて投げかけている。最終章が終わったあともあなたの中に残るだろう」と述べた[334]。同様にシカゴ・サンタイムズ紙のリチャード・ローパーは、本作にA+の評価を与え、「これは、これまで映画化された最高のシリーズの1つで、素晴らしい最終章に相応しい作品である」と述べた[335]。
数少ない否定的なレビューの1つとして、ヴュ・ウィークリー紙のBrian Gibsonは、本作を「死ぬほど退屈」「映像の誇張」と表現した[336]。原作を2部構成に分けたことについて批判する別の批評もあり、デイリー・テレグラフのBen Mortimerは「『死の秘宝 PART2』は1つの映画ではありません。映画の半分です。それはやや感動が欠けているように感じられるでしょう」と書いている。別の批評では映画の上映時間について書かれており、The WrapのAlonso Duraldeは、「この映画に実質的な欠点があるとすれば、この人と場所と物のオンパレードは130分の上映時間に納めるのがギリギリだということです」と述べた[337]。The Oxford StudentのRebecca Gillieは、本作に5点満点中2点を与え、「(この映画の)終わりには、映画館を出たあとに心に残るものは何もありません」と書いた[338]。
受賞歴
本作は多くの受賞やノミネートを獲得した。『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』は、第84回アカデミー賞で美術賞、メイクアップ賞、視覚効果賞にノミネートされた[339]。第65回英国アカデミー賞では、視覚効果賞を受賞し、音響賞、美術賞、メイクアップ&ヘア賞にノミネートされた[340]。
本作は2012年の第54回グラミー賞で映像メディア・サウンドトラック部門にノミネートされた[341]。また、映画俳優組合賞 スタント・アンサンブル賞を受賞した[342]。本作は年に一度のサターン賞では10部門にノミネートされ、ファンタジー映画賞を受賞した[343]。2011年スクリーム賞では、合計14部門にノミネートされ、アルティメット・スクリーム賞、脚本賞、ファンタジー男優賞(ダニエル・ラドクリフ)、悪役賞(レイフ・ファインズ)、F/X賞、ホーリー・シット・シーン賞の5部門で受賞した[344]。
Year | Award | Category | Result | Recipient |
---|---|---|---|---|
2011 | ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞[345] | 作品トップ10 | 受賞 | 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』 |
ナショナル・ムービー・アワード[346] | 最も観たい夏の映画 | 受賞 | 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』 | |
ハリウッド映画賞[347] | ハリウッド・ムービー・オブ・ザ・イヤー | 受賞 | 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』 | |
ニコロデオン・オーストラリアン・キッズ・チョイス・アワード | 映画賞 | 受賞 | 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』 | |
英国アカデミー児童映画賞 (BAFTA)[348] | 映画賞 | 受賞 | 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』 | |
BAFTAキッズ投票賞(映画部門) | 受賞 | 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』 | ||
BAFTAブリタニア賞 | 芸術的優秀監督賞 | 受賞 | デヴィッド・イェーツ (ハリー・ポッター映画 第5作-第8作) | |
サテライト賞[349] | 作曲賞 | ノミネート | アレクサンドル・デスプラ | |
視覚効果賞 | ノミネート | ティム・バーク、ジョン・リチャードソン、デヴィッド・ヴィッケリー、グレッグ・バトラー | ||
音響賞 | ノミネート | Dave Patterson、Lon Bender、Robert Fernandez、Victor Ray Ennis | ||
2011年ティーン・チョイス・アワード[350] | 夏映画賞 | 受賞 | 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』 | |
夏映画スター賞 男性 | 受賞 | ダニエル・ラドクリフ | ||
夏映画スター賞 女性 | 受賞 | エマ・ワトソン | ||
2011年スクリーム賞[344] | アルティメット・スクリーム賞 | 受賞 | 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』 | |
脚本賞 | 受賞 | スティーヴ・クローヴス | ||
ファンタジー男優賞 | 受賞 | ダニエル・ラドクリフ | ||
悪役賞 | 受賞 | レイフ・ファインズ | ||
ホーリー・シット・シーン賞(必要の部屋) | 受賞 | 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』 | ||
F/X賞 | 受賞 | ティム・バーク | ||
ファンタジー映画賞 | ノミネート | 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』 | ||
監督賞 | ノミネート | デヴィッド・イェーツ | ||
ファンタジー女優賞 | ノミネート | エマ・ワトソン | ||
助演男優賞 | ノミネート | ルパート・グリント | ||
助演男優賞 | ノミネート | アラン・リックマン | ||
アンサンブル賞 | ノミネート | 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』 | ||
格闘シーン賞(最後の戦い) | ノミネート | 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』 | ||
格闘シーン賞(ホグワーツの戦い) | ノミネート | 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』 | ||
3D映画賞 | ノミネート | 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』 | ||
アメリカン・フィルム・インスティチュート賞2011 | AFI特別賞 | 受賞 | ハリー・ポッター・シリーズ | |
世界サウンドトラック・アカデミー | 映画作曲家賞 | 受賞 | アレクサンドル・デスプラ | |
2012 | アカデミー賞[339] | 美術賞 | ノミネート | スチュアート・クレイグ、ステファニー・マクミラン |
メイクアップ賞 | ノミネート | Nick Dudman、Amanda Knight、Lisa Tomblin | ||
視覚効果賞 | ノミネート | ティム・バーク、デヴィッド・ヴィッケリー、グレッグ・バトラー、ジョン・リチャードソン | ||
英国アカデミー賞[340] | 美術賞 | ノミネート | スチュアート・クレイグ、ステファニー・マクミラン | |
視覚効果賞 | 受賞 | ティム・バーク、ジョン・リチャードソン、グレッグ・バトラー、デヴィッド・ヴィッケリー | ||
音響賞 | ノミネート | James Mather、Stuart Wilson、Stuart Hilliker、Mike Dowson、Adam Scrivener | ||
メイクアップ&ヘア賞 | ノミネート | Amanda Knight、Lisa Tomblin | ||
ピープルズ・チョイス・アワード[351] | 映画賞 | 受賞 | 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』 | |
アクション映画賞 | 受賞 | 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』 | ||
映画アンサンブル賞 | 受賞 | 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』 | ||
小説原作映画賞 | 受賞 | 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』 | ||
映画男優賞 | ノミネート | ダニエル・ラドクリフ | ||
25歳未満の映画スター賞 | ノミネート | ダニエル・ラドクリフ | ||
25歳未満の映画スター賞 | ノミネート | ルパート・グリント | ||
25歳未満の映画スター賞 | ノミネート | エマ・ワトソン | ||
25歳未満の映画スター賞 | ノミネート | トム・フェルトン | ||
グラミー賞[341] | 映像メディア・サウンドトラック部門 | ノミネート | アレクサンドル・デスプラ | |
放送映画批評家協会賞[352] | 美術賞 | ノミネート | スチュアート・クレイグ | |
視覚効果賞 | ノミネート | ティム・バーク、ジョン・リチャードソン、デヴィッド・ヴィッケリー、グレッグ・バトラー | ||
音響賞 | 受賞 | 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』 | ||
メイクアップ賞 | 受賞 | Nick Dudman、Amanda Knight、Mark Coulier | ||
映画俳優組合[342] | スタント・アンサンブル賞 | 受賞 | 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』 | |
衣裳デザイナー組合賞[353] | 映画衣装デザイン賞 ファンタジー映画 | 受賞 | Jany Temime | |
美術監督組合賞 | 美術監督賞 ファンタジー映画 | 受賞 | スチュアート・クレイグ、ステファニー・マクミラン | |
女性映画ジャーナリスト同盟 | 助演男優賞 | ノミネート | アラン・リックマン | |
SFX賞 | 映画賞 | 受賞 | 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』 | |
監督賞 | ノミネート | デヴィッド・イェーツ | ||
視覚効果協会賞[354] | Outstanding Visual Effects in an Effects Driven Feature Motion Picture | ノミネート | ティム・バーク、Emma Norton、ジョン・リチャードソン、デヴィッド・ヴィッケリー | |
Outstanding Animated Character in a Live Action Feature Motion Picture – Ukrainian Ironbelly | ノミネート | Yasunobu Arahori、Tom Bracht、Gavin Harrison、Chris Lentz | ||
Outstanding Created Environment in a Live Action Feature Motion Picture | ノミネート | Keziah Bailey、Stephen Ellis、Clement Gerard、Pietro Ponti | ||
Outstanding Models in a Feature Motion Picture | ノミネート | Steven Godfrey、Pietro Ponti、Tania Marie Richard、Andy Warren | ||
Outstanding Compositing in a Feature Motion Picture | ノミネート | Michele Benigna、Martin Ciastko、Thomas Dyg、Andy Robinson | ||
国際映画音楽批評家協会賞[355] | ファンタジー/SF/ホラー映画作曲賞 | ノミネート | アレクサンドル・デスプラ | |
サターン賞[343] | ||||
ファンタジー映画賞 | 受賞 | Steven Godfrey、Pietro Ponti、Tania Marie Richard、Andy Warren | ||
監督賞 | ノミネート | デヴィッド・イェーツ | ||
助演男優賞 | ノミネート | レイフ・ファインズ | ||
ノミネート | アラン・リックマン | |||
助演女優賞 | ノミネート | エマ・ワトソン | ||
美術賞 | ノミネート | スチュアート・クレイグ | ||
編集賞 | ノミネート | Mark Day | ||
衣装デザイン賞 | ノミネート | Jany Temime | ||
メイクアップ賞 | ノミネート | Nick Dudman、Amanda Knight | ||
特殊効果賞 | ノミネート | ティム・バーク、グレッグ・バトラー、ジョン・リチャードソン、デヴィッド・ヴィッケリー | ||
ヒューゴー賞[356] | 映像部門 長編作品 | ノミネート | デヴィッド・イェーツ、スティーヴ・クローヴス | |
MTVムービー・アワード[357][358] | 作品賞 | ノミネート | 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』 | |
男性演技賞 | ノミネート | ダニエル・ラドクリフ | ||
女性演技賞 | ノミネート | エマ・ワトソン | ||
MTVムービー・アワード ヒーロー賞 | 受賞 | ダニエル・ラドクリフ | ||
MTVムービー・アワード キス賞 | ノミネート | ルパート・グリント、エマ・ワトソン | ||
MTVムービー・アワード ファイト賞 | ノミネート | ダニエル・ラドクリフ、レイフ・ファインズ | ||
MTVムービー・アワード オン・スクリーン・デュオ賞 | 受賞 | ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン、トム・フェルトン | ||
第17回エンパイア賞[359] | 作品賞 | 受賞 | 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』 | |
男優賞 | ノミネート | ダニエル・ラドクリフ | ||
監督賞 | 受賞 | デヴィッド・イェーツ | ||
3D賞 | ノミネート | 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』 | ||
新人女優賞 | ノミネート | ボニー・ライト |
将来
2016年7月、ワーナー・ブラザース・エンターテインメントは『ハリー・ポッターと死の秘宝』の続編である舞台劇『ハリー・ポッターと呪いの子』の権利の購入を申請し、『呪いの子』の映画化が計画されているとの臆測を呼んだ[360][361]。
2021年11月、本映画シリーズの第1作と第2作を監督したクリス・コロンバスは、主要キャストがそれぞれの役を再演する意図とともに『ハリー・ポッターと呪いの子』の映画化の監督をすることに興味を示した[362][363][364][365]。2022年3月、ニューヨーク・タイムズ紙がダニエル・ラドクリフにハリー・ポッター役に復帰するかどうか質問したところ、彼はその時点では興味はないと答えたものの、将来的にその役に復帰する可能性は否定しなかった[366][367]。
出典
- ^ “The Potter phenomenon”. BBC News. (18 February 2003). オリジナルの23 November 2008時点におけるアーカイブ。 27 September 2008閲覧。
- ^ a b “A Potter timeline for muggles”. Toronto Star. (14 July 2007). オリジナルの20 December 2008時点におけるアーカイブ。 27 September 2008閲覧。
- ^ “Speed-reading after lights out”. The Guardian (UK). (19 July 2000). オリジナルの31 December 2013時点におけるアーカイブ。 27 September 2008閲覧。
- ^ Cassy, John (16 January 2003). “Harry Potter and the hottest day of summer”. The Guardian (UK). オリジナルの31 December 2013時点におけるアーカイブ。 27 September 2008閲覧。
- ^ “July date for Harry Potter book”. BBC News. (21 December 2004). オリジナルの5 July 2009時点におけるアーカイブ。 27 September 2008閲覧。
- ^ “Harry Potter finale sales hit 11m”. BBC News. (23 July 2007). オリジナルの28 November 2008時点におけるアーカイブ。 21 August 2008閲覧。
- ^ a b “Webchat with J.K. Rowling, 30 July 2007”. en:Bloomsbury Publishing. オリジナルの6 January 2008時点におけるアーカイブ。 31 July 2007閲覧。
- ^ “Book 7 Update”. J.K.Rowling Official Site. 15 April 2007時点のオリジナルよりアーカイブ。23 April 2007閲覧。
- ^ “10 million pounds to guard 7th Harry Potter book”. Rediff News (2007年7月16日). 2007年7月16日閲覧。
- ^ “Harry Potter and the Deathly Hallows”. en:Bloomsbury Publishing (21 December 2006). 3 February 2007時点のオリジナルよりアーカイブ。21 December 2006閲覧。
- ^ Savage, Mark (2007年7月12日). “Potter embargo "could be broken"”. BBC News 2007年7月17日閲覧。
- ^ “Harry Potter fans pay £1,000 a night to stay in hotel room where JK Rowling finished series” (20 July 2008). 20 February 2016時点のオリジナルよりアーカイブ。10 February 2016閲覧。
- ^ Cornwell, Tim (2007年2月3日). “Finish or bust — J. K. Rowling's unlikely message in an Edinburgh hotel room”. The Scotsman. 2007年2月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年3月29日閲覧。
- ^ @jk_rowling (2016年1月12日). "脱稿9周年". X(旧Twitter)より2023年3月30日閲覧。
- ^ “Rowling reacts to Potter's end”. USA Today. Associated Press. (6 February 2007). オリジナルの23 August 2007時点におけるアーカイブ。 21 July 2007閲覧。
- ^ “Jones, Owen. One-on-one interview with J.K. Rowling, ITV Network July 17, 2005”. ITV. (17 July 2005). オリジナルの29 June 2007時点におけるアーカイブ。 16 June 2007閲覧。
- ^ Rowling, J. K. (15 March 2004). “Progress on Book Six”. J. K. Rowling Official Site. 16 December 2006時点のオリジナルよりアーカイブ。23 December 2006閲覧。
- ^ “Rowling to kill two in final book”. BBC News. (27 June 2006). オリジナルの3 August 2009時点におけるアーカイブ。 25 July 2007閲覧。
- ^ a b Vieira, Meredith (30 July 2007). “Harry Potter: The final chapter”. NBC News. 26 July 2019時点のオリジナルよりアーカイブ。6 February 2011閲覧。
- ^ a b Symon, Evan V. (14 January 2013). “10 Deleted Chapters that Transformed Famous Books”. listverse.com. 5 September 2015時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年9月1日閲覧。
- ^ a b Geordie Greig (10 January 2006). “There would be so much to tell her...”. The Daily Telegraph (London). オリジナルの24 April 2009時点におけるアーカイブ。 4 April 2007閲覧。
- ^ Shapiro, p. 45
- ^ Shapiro, p. 51
- ^ a b Grossman, Lev (9 December 2007). “Top 10 Fiction Books: #8. Harry Potter and the Deathly Hallows”. Time. オリジナルの22 December 2007時点におけるアーカイブ。 24 December 2007閲覧。.
- ^ Czubek, TA; Greenwald, J (Fall 2005). “Understanding Harry Potter: Parallels to the Deaf World”. Journal of Deaf Studies and Deaf Education 10 (4): 442–50. doi:10.1093/deafed/eni041. PMID 16000691.
- ^ Duffy, Edward (2002). “Sentences in Harry Potter, Students in Future Writing Classes”. Rhetoric Review 21 (2): 170–87. doi:10.1207/S15327981RR2102_03.
- ^ “JK Rowling outs Dumbledore as gay”. BBC News. (20 October 2007). オリジナルの22 October 2007時点におけるアーカイブ。 21 October 2007閲覧。
- ^ Barton, Benjamin (2006). Harry Potter and the Half-Crazed Bureaucracy. Michigan Law Review. オリジナルの10 August 2007時点におけるアーカイブ。 31 July 2007閲覧。.
- ^ a b Granger, p. 86
- ^ Miller, Lisa (6 August 2007). “Christ-like”. Newsweek 150 (6): 12. ISSN 0028-9604. オリジナルの16 August 2011時点におけるアーカイブ。 7 August 2011閲覧。.
- ^ Granger, p. 88
- ^ Shawn Adler (2007年). “'Harry Potter' Author J.K. Rowling Opens Up About Books' Christian Imagery”. MTV. 18 October 2007時点のオリジナルよりアーカイブ。26 February 2011閲覧。
- ^ a b c Garcia, Elena (19 October 2007). “Harry Potter author reveals books' Christian allegory, her struggling faith”. Christian Today. 25 November 2010時点のオリジナルよりアーカイブ。6 February 2011閲覧。
- ^ Granger, John (2009). Harry Potter's Bookshelf: The Great Books Behind The Hogwarts Adventures. Penguin Group Inc.. ISBN 978-1-101-13313-2
- ^ Hereward Tilton. The Quest for the Phoenix: Spiritual alchemy and Rosicrucianism in the work of Count Michael Maier (1569–1622). 2003. p.67
- ^ “Harry Potter”. Scholastic. 25 May 2007時点のオリジナルよりアーカイブ。25 May 2007閲覧。
- ^ “The Open Book Tour, October 2007”. J.K.Rowling Official Site (14 July 2007). 7 July 2007時点のオリジナルよりアーカイブ。14 July 2007閲覧。
- ^ “Scholastic announces record breaking 12 million first printing in United States of Harry Potter and the Deathly Hallows”. Scholastic (14 March 2007). 23 June 2007時点のオリジナルよりアーカイブ。9 July 2007閲覧。
- ^ “Harry Potter: Shrieking Shack Poll”. Scholastic. 14 July 2007時点のオリジナルよりアーカイブ。18 August 2007閲覧。
- ^ “Rowling in Madeleine poster plea”. BBC News. (16 July 2007). オリジナルの7 September 2007時点におけるアーカイブ。 17 July 2007閲覧。
- ^ Shapiro, p. 258
- ^ Shapiro, p. 270
- ^ “10 million pounds to guard 7th Harry Potter book”. Rediff News (16 July 2007). 1 November 2007時点のオリジナルよりアーカイブ。16 July 2007閲覧。
- ^ “Editor Says Deathly Hallows Is Unleakable”. MTV Overdrive (video) (17 July 2007). 10 August 2007時点のオリジナルよりアーカイブ。19 July 2007閲覧。
- ^ Savage, Mark (12 July 2007). “Potter embargo "could be broken"”. BBC News. オリジナルの8 August 2007時点におけるアーカイブ。 17 July 2007閲覧。
- ^ “Harry Potter Fans Transcribe Book from Photos”. TorrentFreak (18 July 2007). 19 July 2007時点のオリジナルよりアーカイブ。19 July 2007閲覧。
- ^ “New Potter book leaked online”. The Sydney Morning Herald. (18 July 2007). オリジナルの29 August 2007時点におけるアーカイブ。 18 July 2007閲覧。
- ^ “Harry Potter and the Deathly Hallows leaked to BitTorrent”. TorrentFreak (17 July 2007). 19 July 2007時点のオリジナルよりアーカイブ。19 July 2007閲覧。
- ^ Healey, Jon (20 July 2007). “Harry Potter Spoiler Count”. Los Angeles Times. オリジナルの12 September 2007時点におけるアーカイブ。 20 July 2007閲覧。
- ^ Hoyt, Clark (30 July 2007). “Did the Times Betray Harry Potter Fans?”. The New York Times. オリジナルの8 August 2007時点におけるアーカイブ。 30 July 2007閲覧。
- ^ a b Fenton, Ben (17 July 2007). “Web abuzz over Potter leak claims”. Financial Times. オリジナルの1 September 2007時点におけるアーカイブ。 20 July 2007閲覧。
- ^ Malvern, Jack (19 July 2007). “Harry Potter and the great web leak”. The Times (London). オリジナルの6 July 2008時点におけるアーカイブ。 19 July 2007閲覧。
- ^ Kiehl, Stephen (18 July 2007). “The spell is broken”. en:The Baltimore Sun. 20 July 2007時点のオリジナルよりアーカイブ。18 July 2007閲覧。
- ^ “Press release from Scholastic”. PR Newswire (from Scholastic) (18 July 2007). 29 September 2007時点のオリジナルよりアーカイブ。18 July 2007閲覧。
- ^ “Distributor mails final Potter book early”. Today.com (18 July 2007). 12 January 2019時点のオリジナルよりアーカイブ。18 July 2007閲覧。
- ^ Collier, Will (20 July 2007). “I Was an eBay Voldemort”. en:National Review. 24 August 2010時点のオリジナルよりアーカイブ。20 July 2007閲覧。
- ^ Booth, Jenny; Alberge, Dalya (17 July 2007). “Potter book firm clashes with supermarket over price”. The Times (UK). オリジナルの6 July 2008時点におけるアーカイブ。 17 July 2009閲覧。
- ^ Addley, Esther (18 July 2007). “Harry Potter and the supermarket giant, a very modern publishing tale”. The Guardian (UK). オリジナルの27 April 2014時点におけるアーカイブ。 18 July 2009閲覧。
- ^ “British retailer sells final Potter book for $10, setting dangerous precedent for U.S. market”. International Herald Tribune (20 July 2007). 2007年8月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。17 July 2009閲覧。
- ^ “Harry Potter and the ugly price war”. The Star (21 July 2007). 29 April 2014時点のオリジナルよりアーカイブ。21 July 2007閲覧。
- ^ “Bookstores end Harry Potter boycott”. The Star (24 July 2007). 29 April 2014時点のオリジナルよりアーカイブ。24 July 2007閲覧。
- ^ “Plans for Sabbath sales of Harry Potter draw threats of legal action in Israel”. International Herald Tribune (17 July 2007). 19 September 2007時点のオリジナルよりアーカイブ。18 July 2007閲覧。
- ^ Shiri Lev-Ari (17 July 2007). “Yishai warns stores over Harry Potter book launch on Shabbat”. Haaretz. Associated Press. オリジナルの11 July 2010時点におけるアーカイブ。 18 July 2007閲覧。
- ^ Rowling, J. K. (2007). Bloomsbury. ed. Harry Potter and the Deathly Hallows (Book 7) (Hardcover). London. ISBN 978-0-7475-9105-4
- ^ Rowling, J. K. (2008). Harry Potter and the Deathly Hallows (Book 7) (Children's Edition) (Paperback). ISBN 978-0747595830
- ^ Rowling, J. K. (2008). Harry Potter and the Deathly Hallows Children's Paperback Edition (Paperback). ISBN 978-0545139700
- ^ Graeber, Laurel (2 July 2009). “Spare Times – For Children”. The New York Times. オリジナルの23 August 2017時点におけるアーカイブ。 12 February 2011閲覧。
- ^ Rowling, J. K. (2007). Harry Potter and the Deathly Hallows (Book 7) (Adult Edition) (Hardcover). ISBN 978-1551929781
- ^ “Clues revealed in special edition Harry Potter cover”. MSN allDay (8 July 2007). 17 July 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。3 March 2011閲覧。
- ^ “Harry Potter and the Deathly Hallows Celebratory Edition”. Bloomsbury. 17 October 2010時点のオリジナルよりアーカイブ。12 February 2011閲覧。
- ^ Allen, Katie (30 March 2010). “Bloomsbury repackages Harry Potter”. TheBookseller.com. 18 September 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。25 March 2011閲覧。
- ^ Matoshko, Alexandra (27 July 2007). “Ukrainian Potter comes first”. Kyiv Post. オリジナルの2 April 2015時点におけるアーカイブ。 29 July 2007閲覧。
- ^ “Släppdatum för sjunde Harry Potter-boken klar!” (スウェーデン語). Tiden. 4 July 2007時点のオリジナルよりアーカイブ。24 July 2007閲覧。
- ^ “Último "Harry Potter" tem título definido no Brasil” (ポルトガル語). en:Folha de S. Paulo. (28 May 2007). オリジナルの17 October 2012時点におけるアーカイブ。 15 December 2010閲覧。
- ^ Harry Potter i insygnia śmierci. LibraryThing. (24 December 2007). オリジナルの8 January 2016時点におけるアーカイブ。 24 December 2007閲覧。
- ^ “Harry Potter aur Maut Ke Tohfe – Hindi Version of the Deathly Hallows”. India Club. 3 July 2009時点のオリジナルよりアーカイブ。4 August 2009閲覧。
- ^ McCauley, Mary Carole (19 July 2007). “An inevitable ending to Harry Potter series”. en:The Baltimore Sun. 19 August 2007時点のオリジナルよりアーカイブ。21 July 2007閲覧。
- ^ Fordham, Alice (21 July 2007). “Harry Potter and the Deathly Hallows”. The Times (UK). オリジナルの17 May 2011時点におけるアーカイブ。 25 July 2007閲覧。
- ^ Kakutani, Michiko (19 July 2007). “An Epic Showdown as Harry Potter Is Initiated into Adulthood”. The New York Times. オリジナルの11 April 2009時点におけるアーカイブ。 20 July 2009閲覧。
- ^ Hand, Elizabeth (22 July 2007). “Harry's Final Fantasy: Last Time's the Charm”. The Washington Post. オリジナルの30 May 2010時点におけるアーカイブ。 20 July 2009閲覧。
- ^ “Harry Potter and the Deathly Hallows—Editor's Review”. en:Kirkus Reviews. 11 January 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。6 February 2011閲覧。
- ^ Craig, Amanda (28 July 2007). “Harry Potter and the Deathly Hallows”. The Sunday Times. 16 March 2023時点のオリジナルよりアーカイブ。6 February 2011閲覧。
- ^ Sawyer, Jenny (25 July 2007). “Missing from 'Harry Potter" – a real moral struggle”. en:The Christian Science Monitor. 27 September 2007時点のオリジナルよりアーカイブ。25 July 2007閲覧。
- ^ Hitchens, Christopher (12 August 2007). “The Boy Who Lived”. The New York Times. オリジナルの16 April 2009時点におけるアーカイブ。 1 April 2008閲覧。
- ^ Bennett, Catherine (28 July 2007). “A send-off fit for a wizard”. The Guardian. 5 October 2014時点のオリジナルよりアーカイブ。12 February 2011閲覧。
- ^ a b King, Stephen (17 August 2007). “J K Rowling's Ministry of Magic”. Entertainment Weekly (948). オリジナルの16 August 2007時点におけるアーカイブ。 21 August 2007閲覧。.
- ^ “Record print run for final Potter”. BBC News. (2007年3月15日). オリジナルの2007年3月25日時点におけるアーカイブ。 2007年5月22日閲覧。
- ^ Shapiro, p. 259-260
- ^ “New Harry Potter breaks pre-order record”. RTÉ.ie Entertainment (2007年4月13日). 18 April 2007時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年4月23日閲覧。
- ^ Blais, Jacqueline; Anthony DeBarros (2007年7月25日). “'Deathly Hallows' records lively sales”. USA Today. オリジナルの2009年8月3日時点におけるアーカイブ。 2009年7月13日閲覧。
- ^ Rich, Motoko (2007年7月22日). “Record First-Day Sales for Last 'Harry Potter' Book”. The New York Times. オリジナルの30 May 2013時点におけるアーカイブ。 2009年7月13日閲覧。
- ^ “'Harry Potter and the Deathly Hallows' Breaks Records”. Associated Press. Fox News. (2007年7月24日). オリジナルの2009年5月7日時点におけるアーカイブ。 2009年7月13日閲覧。
- ^ “Fastest selling book of fiction in 24 hours”. Guinness Book of World Records (2007年7月21日). 2011年2月5日閲覧。
- ^ Phelvin, Patrick (2007年7月23日). “Harry Potter and the hallowed sales figures”. The Daily Telegraph (ロンドン). オリジナルの2009年7月24日時点におけるアーカイブ。 2009年7月13日閲覧。
- ^ #9: J. K. Rowling Archived 2018-02-17 at the Wayback Machine.. The Celebrity 100. Forbes. 11 June 2008. "The final one, Harry Potter and the Deathly Hallows, has sold 44 million since it was published last July, including 15 million in the first 24 hours." Retrieved 17 July 2009
- ^ a b “Harry Potter and the Deathly Hallows”. Arthur A. Levine Books (2001-2005). 2007年10月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年7月17日閲覧。
- ^ “100 Notable Books of 2007”. The New York Times. (2007年12月2日). オリジナルの2009年4月11日時点におけるアーカイブ。 2009年7月17日閲覧。
- ^ Fleischman, Paul (2007年12月2日). “Notable Children's Books of 2007”. The New York Times. オリジナルの2009年4月11日時点におけるアーカイブ。 2009年7月17日閲覧。
- ^ Jones, Malcolm (2007年12月13日). “Wizards, Warmongers and the West Coast”. Newsweek. 2010年12月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年2月5日閲覧。
- ^ Staff (2007-11-05). “PW's Best Books of the Year”. Publishers Weekly 254 (44). オリジナルの2014-04-24時点におけるアーカイブ。 2009年7月17日閲覧。.
- ^ “Best Books for Young Adults 2008”. American Library Association (2008年). 2009年5月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年7月17日閲覧。
- ^ "2008 Notable Children's Books" (Press release). American Library Association. 2008. 2010年2月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年7月17日閲覧。
- ^ Frankel, Daniel (2010年11月17日). “Get Ready for the Biggest 'Potter' Opening Yet”. en:The Wrap 2010年11月21日閲覧。
- ^ “Harry Potter and the Deathly Hallows Part 1 (2010)” (英語). Box Office Mojo. 2022年8月17日閲覧。
- ^ a b 2011年興行収入10億円以上番組 (PDF) - 日本映画製作者連盟
- ^ “Harry Potter at Leavesden”. en:Warner Bros. Entertainment Inc. (2011年). 23 September 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。5 December 2012閲覧。
- ^ Schwartz, Terri (14 June 2010). “'Harry Potter' Filming Wraps -- For The Last Time”. en:MTV News. 26 September 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。4 January 2022閲覧。
- ^ Woerner, Meredith (13 August 2010). “Find out where Harry Potter and the Death Hallows Part 1 will end”. io9. 12 May 2014時点のオリジナルよりアーカイブ。20 May 2011閲覧。
- ^ Hunter, Rob (13 August 2010). “If The Two 'Harry Potter and the Death Hallows' Films Were A Person This Would Be Perineum”. Film School Rejects. 23 June 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。20 May 2011閲覧。
- ^ “David Heyman 'Fantastic Beasts & Where To Find Them' script is wonderful”. YouTube (25 November 2014). 27 December 2014時点のオリジナルよりアーカイブ。25 November 2014閲覧。
- ^ “Harry Potter and the Deathly Hallows Part 1 2010”. Kent Film Office. 30 December 2013時点のオリジナルよりアーカイブ。8 July 2013閲覧。
- ^ Warner, Kara (24 November 2010). “'Deathly Hallows' Designer Reveals Scene Secrets”. MTV. 30 December 2013時点のオリジナルよりアーカイブ。4 January 2022閲覧。
- ^ “Oscar 2011: Art Direction”. Oscar.go.com. 26 July 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。22 June 2011閲覧。
- ^ a b Ordoña, Michael (14 November 2010). “Stuart Craig, Harry Potter's production designer”. San Francisco Chronicle. オリジナルの16 November 2010時点におけるアーカイブ。 4 January 2022閲覧。
- ^ a b Boucher, Geoff (21 October 2010). “'Harry Potter' countdown: The 'Deathly Hallows' wedding is last festive moment in grim finale”. Los Angeles Times. オリジナルの23 October 2010時点におけるアーカイブ。 12 November 2010閲覧。
- ^ “Did Harry Potter's Costume Designer Steal A Dress From Alexander McQueen? – Fashionist”. Fashionist.ca. 11 March 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。25 May 2011閲覧。
- ^ “Harry Potter and the Deathly Hallows Part 1”. Double Negative Visual Effects. 12 December 2010時点のオリジナルよりアーカイブ。30 January 2011閲覧。
- ^ “Animated Sequence in "Harry Potter and the Deathly Hallows"”. en:Cartoon Brew (20 November 2010). 12 January 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。30 January 2011閲覧。
- ^ “Alexandre Desplat Scoring Harry Potter & the Deathly Hallows”. FirstShowing.net (21 January 2010). 20 September 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。18 December 2012閲覧。
- ^ Todd Martens (7 December 2010). “So how did a Nick Cave song end up in 'Harry Potter and the Deathly Hallows - Part 1'?”. Los Angeles Times. オリジナルの8 February 2013時点におけるアーカイブ。 18 December 2012閲覧。
- ^ Sue. “Harry Potter and the Deathly Hallow Sneak Peek Online”. The Leaky Cauldron. 8 December 2009時点のオリジナルよりアーカイブ。9 December 2009閲覧。
- ^ Weintraub, Steve (18 March 2010). “Warner Bros. Hits a Home Run At Showest”. Collider. オリジナルの22 March 2010時点におけるアーカイブ。 20 March 2010閲覧。
- ^ Warner, Kara (4 June 2010). “'Harry Potter And The Deathly Hallows' Sneak Peek At 2010 MTV Movie Awards... What Do You Want To See?”. MTV. 8 June 2010時点のオリジナルよりアーカイブ。4 January 2022閲覧。
- ^ Clark, Krystal. “Harry Potter and the Deathly Hallows Teaser Poster”. 16 July 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。2 July 2010閲覧。
- ^ Gorman, Bill (25 June 2010). “ABC Family's 'Harry Potter Weekend' Airs From July 8–11th”. TVbytheNumbers.com. 27 June 2010時点のオリジナルよりアーカイブ。25 June 2010閲覧。
- ^ Billington, Alex (22 September 2010). “Second Epic Harry Potter & the Deathly Hallows Official Trailer”. FirstShowing.net. 26 September 2010時点のオリジナルよりアーカイブ。22 September 2010閲覧。
- ^ Turgis, Chloe (29 September 2010). “Yahoo! Movies Posters”. Yahoo! Movies. 18 July 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。29 September 2010閲覧。
- ^ “Part 1 Theatrical”. MSN movies (1 October 2010). 4 October 2010時点のオリジナルよりアーカイブ。1 October 2010閲覧。
- ^ “More 'Harry Potter and the Deathly Hallows: Part 1' Character Banners Debuts” (6 October 2010). 11 July 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。6 October 2010閲覧。
- ^ “Don't Get Caught! Exclusive "Deathly Hallows: Part One" Banners – The Leaky Cauldron”. The Leaky Cauldron (11 October 2010). 15 October 2010時点のオリジナルよりアーカイブ。11 October 2010閲覧。
- ^ “Harry Potter and The Deathly Hallows TV Spot”. YouTube (16 October 2010). 19 June 2014時点のオリジナルよりアーカイブ。17 October 2010閲覧。
- ^ “WB Released New Harry Potter Deathly Hallows Scream Movie Trailer”. OnTheFlickx (26 October 2010). 30 October 2010時点のオリジナルよりアーカイブ。26 October 2010閲覧。
- ^ Imler, Gregory (1 November 2010). “Harry Potter and the Deathly Hallows”. E! Online. 4 November 2010時点のオリジナルよりアーカイブ。4 November 2010閲覧。
- ^ “'Harry Potter' countdown: Watch new exclusive clip from 'Deathly Hallows'”. Los Angeles Times. (3 November 2010). オリジナルの2010-11-06時点におけるアーカイブ。 3 November 2010閲覧。
- ^ “Second Harry Potter and the Deathly Hallows – Part 1 Clip”. Movie Web (4 November 2010). 7 November 2010時点のオリジナルよりアーカイブ。4 November 2010閲覧。
- ^ “Third Harry Potter and the Deathly Hallows – Part 1 Clip”. Movie Web (5 November 2010). 7 November 2010時点のオリジナルよりアーカイブ。6 November 2010閲覧。
- ^ Reynolds, Simon (8 November 2010). “Drop Your Wands! It's a new 'Harry Potter' clip!”. en:Digital Spy. 2 August 2021時点のオリジナルよりアーカイブ。21 February 2021閲覧。
- ^ Sims, Andrew (21 August 2010). “Full Coverage: Harry Potter and the Deathly Hallows, Part 1 test screened today in Chicago”. en:MuggleNet. 24 August 2010時点のオリジナルよりアーカイブ。4 January 2022閲覧。
- ^ “Leaky coverage on Test Screening”. The Leaky Cauldron (21 August 2010). 24 August 2010時点のオリジナルよりアーカイブ。21 August 2010閲覧。
- ^ Reynolds, Simon (23 August 2010). “'Deathly Hallows' screens to rave reviews”. Digital Spy. 27 December 2010時点のオリジナルよりアーカイブ。4 January 2022閲覧。
- ^ Deane, Derrick (8 October 2010). “'Deathly Hallows' Part One Will Not Be In 3D”. Fandango Movie Blog. 12 October 2010時点のオリジナルよりアーカイブ。6 November 2010閲覧。
- ^ “"Deathly Hallows: Part 1" US and UK Premiere Dates and Locations Announced”. The Leaky Cauldron (3 November 2010). 7 November 2010時点のオリジナルよりアーカイブ。24 January 2011閲覧。
- ^ Hart, Hugh (17 November 2010). “Studio Execs Call Theory That Warner Bros. Leaked Potter Footage 'Absurd'”. Wired. オリジナルの21 November 2010時点におけるアーカイブ。 4 January 2022閲覧。
- ^ Brevet, Brad (15 November 2010). “'Harry Potter 7' Reaches 1,000 Sellouts – RopeofSilicon.com Movie News, Trailers, Reviews and More”. Ropeofsilicon.com. 17 November 2010時点のオリジナルよりアーカイブ。22 November 2010閲覧。
- ^ McNary, Dave (17 November 2010). “Warner Bros. probes 'Potter' leak”. Variety. オリジナルの20 November 2010時点におけるアーカイブ。 4 January 2022閲覧。
- ^ “「ハリー・ポッター」最新作の一部映像がネットに流出”. ロイター (2010-11-18). 2012-07-06閲覧。
- ^ ASIN B001UV4XHY, Harry Potter and the Deathly Hallows, Part 1 (2010) (15 August 2011)
- ^ M. Ricks, Hanako (23 January 2011). “Details Released for "Deathly Hallows – Part 1" DVD Release”. Hollywood News. 25 January 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。24 January 2011閲覧。
- ^ “Harry Potter and the Deathly Hallows Pt. 1 DVD”. British Board of Film Classification. 25 January 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。24 January 2011閲覧。
- ^ Bierly, Mandi (1 March 2011). “'Harry Potter and the Deathly Hallows—Part 1' Blu-ray promo”. Entertainment Weekly. 14 March 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。12 March 2011閲覧。
- ^ “Harry Potter and the Deathly Hallows: Part I – DVD Sales”. The Numbers. 15 April 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。18 July 2012閲覧。
- ^ “'Potter' conjures $24M at midnight showings”. Associated Press. MSNBC. (19 November 2010). オリジナルの22 November 2010時点におけるアーカイブ。 24 January 2011閲覧。
- ^ Gray, Brandon (19 November 2010). “Weekend Briefing: 'Harry Potter' Has Hallowed Midnight Launch”. Box Office Mojo. 22 November 2010時点のオリジナルよりアーカイブ。24 January 2011閲覧。
- ^ “Harry Potter Posts Big Opening Night Numbers”. Celebrity-Gossip.net (19 November 2010). 20 November 2010時点のオリジナルよりアーカイブ。19 November 2010閲覧。
- ^ “Weekend Report: Harry Makes History”. Box Office Mojo (18 July 2011). 18 May 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。15 August 2011閲覧。
- ^ a b “Top Single Day Grosses”. Box Office Mojo. 2015-12-08時点のオリジナルよりアーカイブ。2020-12-06閲覧。
- ^ AGENCIES 1 (17 July 2009). “'Potter' enchants fans with $58.2 mn opening day - Economic Times”. Articles.economictimes.indiatimes.com. オリジナルの30 December 2013時点におけるアーカイブ。 29 December 2012閲覧。
- ^ McClintock, Pamela (15 July 2011). “Box Office Report: 'Harry Potter' Grosses Record $92.1 Million on Friday”. The Hollywood Reporter. オリジナルの9 November 2012時点におけるアーカイブ。 29 December 2012閲覧。
- ^ Top November Opening Weekend at the Box Office. Box Office Mojo. Retrieved 21 November 2010. Archived 17 October 2019 at the Wayback Machine.
- ^ Biggest Opening Weekends at the Box Office Archived 18 May 2019 at the Wayback Machine.. Box Office Mojo. Retrieved 21 November 2010.
- ^ “2010 Opening Grosses”. Box Office Mojo. 9 December 2018時点のオリジナルよりアーカイブ。8 December 2010閲覧。
- ^ “November 26–28, 2010 Weekend”. Box Office Mojo. 14 June 2019時点のオリジナルよりアーカイブ。8 December 2010閲覧。
- ^ “Harry Potter film breaks box office records”. Mirror News (23 November 2010). 26 November 2010時点のオリジナルよりアーカイブ。2 December 2010閲覧。
- ^ “UK Highest Grossing Movies”. 25th Frame. 15 February 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。21 December 2010閲覧。
- ^ “United Kingdom and Ireland and Malta Yearly Box Office”. Box Office Mojo. 20 December 2010時点のオリジナルよりアーカイブ。11 December 2010閲覧。
- ^ “Overseas Total: All Time Openings”. Box Office Mojo. 23 June 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。8 December 2010閲覧。
- ^ Worldwide Openings Archived 23 June 2011 at the Wayback Machine. Box Office Mojo. 2011年1月28日閲覧
- ^ “Harry Potter and the Deathly Hallow Part 1 (2010)”. Box Office Mojo. 20 August 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。15 August 2011閲覧。
- ^ “Overseas Total Yearly Box Office”. Box Office Mojo. 3 January 2014時点のオリジナルよりアーカイブ。15 August 2011閲覧。
- ^ “2010 Domestic Grosses”. Box Office Mojo. 23 October 2019時点のオリジナルよりアーカイブ。15 August 2011閲覧。
- ^ “Harry Potter and the Deathly Hallows Part 1”. Box Office Mojo. IMDb. 1 June 2022閲覧。
- ^ “2010 Worldwide Grosses”. Box Office Mojo. 9 May 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。8 December 2010閲覧。
- ^ “All Time Worldwide Box Office Grosses”. Box Office Mojo. 30 May 2010時点のオリジナルよりアーカイブ。24 January 2011閲覧。
- ^ "Harry Potter and the Deathly Hallows: Part 1". Rotten Tomatoes. Fandango Media. 2021年3月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月5日閲覧。
- ^ "Harry Potter and the Deathly Hallows: Part I". Metacritic. Red Ventures. 19 November 2010時点のオリジナルよりアーカイブ。1 May 2022閲覧。
- ^ a b Young, John (21 November 2010). “Box Office Report: 'Harry Potter and the Deathly Hallows' debuts to franchise-best $125.1 mil”. 1 May 2022閲覧。 引用エラー: 無効な
<ref>
タグ; name "CinemaScore"が異なる内容で複数回定義されています - ^ Harry Potter Rekindles the Magic Archived 29 July 2018 at the Wayback Machine. Daily Telegraph. Retrieved 14 November 2010.
- ^ Ebert, Roger (16 November 2010). “Harry Potter and the Deathly Hallows: Part 1”. Chicago Sun-Times. オリジナルの3 September 2020時点におけるアーカイブ。 9 September 2020閲覧。
- ^ Bowles, Scott (17 November 2010). “'Deathly Hallows, Part 1': A magical beginning to the end”. USA Today. オリジナルの25 April 2012時点におけるアーカイブ。 23 September 2012閲覧。
- ^ Schwarzbaum, Lisa (16 June 2012). “Movie Review: Harry Potter and the Deathly Hallows -- Part 1”. Entertainment Weekly (New York City: Meredith Corporation). オリジナルの20 October 2012時点におけるアーカイブ。 23 September 2012閲覧。
- ^ Moore, Roger (16 November 2010). “Movie Review: Harry Potter and the Deathly Hallows: Part 1”. Orlando Sentinel. 29 August 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。23 September 2012閲覧。
- ^ Setoodeh, Ramin (15 November 2010). “'Deathly Hallows'? Try Deadly Boring”. Newsweek. 17 November 2010時点のオリジナルよりアーカイブ。17 November 2010閲覧。
- ^ Lumenick, Lou (18 November 2010). “'Harry Potter and the Deathly Hallows' movie opens, is half-hearted and weary”. en:The New York Post. オリジナルの18 April 2012時点におけるアーカイブ。 27 May 2013閲覧。
- ^ (嬉々とした憂鬱な超大作)(?)
- ^ Uhlich, Keith (21 December 2010). “Best (and Worst) of 2010”. Time Out New York. オリジナルの21 June 2020時点におけるアーカイブ。 21 June 2020閲覧。
- ^ a b “Nominees for the 83rd Academy Awards”. Oscars.org. 2 March 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。15 August 2011閲覧。
- ^ “Orange British Academy Film Awards in 2011 – Longlist”. British Academy Film Awards. 24 January 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。23 January 2011閲覧。
- ^ Kendal, Richard (6 January 2011). “2011 Film Awards Nominees”. British Academy Film Awards. 10 January 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。23 January 2011閲覧。
- ^ “2011 Britannia Awards – John Lasseter & David Yates”. (28 June 2011). オリジナルの17 September 2011時点におけるアーカイブ。 14 December 2011閲覧. "John Lasseter and David Yates are master creators of joy and imagination . . . Mr. Yates' contribution to the final four parts of the 'Harry Potter' franchise . . . delighted to honor these remarkable filmmakers with this year's Britannia Award."
- ^ “Inception tops Saturn Awards noms”. Collider.com (23 February 2011). 9 November 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。23 February 2011閲覧。
- ^ “Renovation – Hugo Awards”. Renovationsf.org. 29 April 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。18 December 2012閲覧。
- ^ MTV News Staff (3 May 2011). “2011 MTV Movie Awards: The Full Nomination List”. MTV. 25 May 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。4 January 2022閲覧。
- ^ "2010 Nominations 15 ANNUAL SATELLITE AWARDS" (PDF) (Press release). International Press Academy. 1 December 2010. 2011年7月15日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2010年12月6日閲覧。
- ^ Stone, Sasha (5 December 2010). “Fincher, The Social Network Wins DC Critics”. en:AwardsDaily. 8 December 2010時点のオリジナルよりアーカイブ。6 December 2010閲覧。
- ^ Adams, Ryan (5 January 2011). “Art Directors Guild nominees”. Awards Daily. 8 January 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。23 January 2011閲覧。
- ^ “Golden Reel Awards: Best Sound Editing: Music in a Feature Film”. Motion Picture Sound Editors (20 February 2011). 27 July 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。23 January 2011閲覧。
- ^ “Golden Reel Awards: Best Sound Editing: Dialogue and ADR in a Feature Film”. Motion Picture Sound Editors (20 February 2011). 27 July 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。23 January 2011閲覧。
- ^ Stone, Sasha (12 December 2010). “The Houston Area Film Critics Nominations”. AwardsDaily.com. 15 December 2010時点のオリジナルよりアーカイブ。12 December 2010閲覧。
- ^ Adams, Ryan (13 December 2010). “San Diego Critics nominations”. AwardsDaily.com. 17 December 2010時点のオリジナルよりアーカイブ。14 December 2010閲覧。
- ^ “2010 PHOENIX FILM CRITICS SOCIETY AWARDS NOMINATIONS”. Phoenix Film Critics Society (14 December 2010). 17 December 2010時点のオリジナルよりアーカイブ。23 January 2011閲覧。
- ^ “Inception Tops Visual Effects Society Award”. Cinefundas.com. 15 August 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。15 August 2011閲覧。
- ^ “2010 Awards”. Broadcast Film Critics Association (14 January 2011). 30 August 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。23 January 2011閲覧。
- ^ Adams, Ryan (12 December 2010). “St. Louis Film Critics Assn. Nominations”. AwardsDaily.com. 20 January 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。23 January 2011閲覧。
- ^ Adams, Ryan (16 December 2010). “The Las Vegas Film Critics Society Awards”. AwardsDaily.com. 20 January 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。23 January 2011閲覧。
- ^ “IFMCA: Desplat, Hallows Pt. 1”. Filmmusiccritics.org. 21 March 2019時点のオリジナルよりアーカイブ。15 August 2011閲覧。
- ^ Authentic Entertainment. “Nickelodeon 2011 Kids' Choice Awards Nominees Announced”. The Hot Hits. 25 December 2014時点のオリジナルよりアーカイブ。18 December 2012閲覧。
- ^ “Best Actress”. Empire. 3 November 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。2020-01-20閲覧。
- ^ “Best Sci-fi/Fantasy”. Empire. 3 November 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。2020-01-20閲覧。
- ^ “Nominees - The National Movie Awards 2011”. Nationalmovieawards.com (26 January 2011). 4 May 2010時点のオリジナルよりアーカイブ。29 December 2012閲覧。
- ^ Votta, Rae (29 June 2011). “Teen Choice Awards 2011 Nominees Announced: Harry Potter vs Twilight”. Huffington Post. オリジナルの4 March 2016時点におけるアーカイブ。 20 April 2020閲覧。
- ^ “Explore the Awards”. bafta.org. 2 August 2021時点のオリジナルよりアーカイブ。29 December 2012閲覧。
- ^ a b c d "『ハリー・ポッター』謎のプリンス&死の秘宝、TBSで地上波放送". シネマトゥデイ. 2022年3月16日. 2022年3月16日閲覧。
- ^ Frankel, Daniel (2010年11月17日). “Get Ready for the Biggest 'Potter' Opening Yet”. The Wrap 2010年11月21日閲覧。
- ^ a b “Harry Potter and the Deathly Hallows Part 2 (2011)” (英語). Box Office Mojo. 2022年8月17日閲覧。
- ^ 第6作『ハリー・ポッターと謎のプリンス』までフィルチの吹替えを務めた青野武が本作収録当時脳梗塞で療養中(2012年4月9日に死去)だったため変更された。
- ^ B. Alan Orange (25 February 2010). “EXCLUSIVE: Ciaran Hinds on Playing Aberforth Dumbledore in Harry Potter and the Deathly Hollows”. MovieWeb.com. 21 September 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。7 December 2012閲覧。
- ^ Ditzian, Eric (16 July 2009). “Harry Potter Director, Daniel Radcliffe Reveal Deathly Hallows Secrets”. MTV. オリジナルの11 January 2010時点におけるアーカイブ。 16 July 2009閲覧。
- ^ Martin, Lara (17 July 2009). “Yates "won't recast Potter for last scene"”. en:Digital Spy. 3 August 2009時点のオリジナルよりアーカイブ。31 July 2009閲覧。
- ^ Boucher, Geoff. “'Harry Potter' stars say final scene was a challenge for the ages”. Hero Complex. Los Angeles Times. 5 December 2013時点のオリジナルよりアーカイブ。12 September 2020閲覧。
- ^ “Harry Potter at Leavesden”. en:Warner Bros. Entertainment Inc. (2011年). 23 September 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。5 December 2012閲覧。
- ^ Schwartz, Terri (14 June 2010). “'Harry Potter' Filming Wraps – For The Last Time”. en:MTV News. 26 September 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。6 December 2012閲覧。
- ^ Goldman, Eric (21 December 2012). “Harry Potter Reshoots Underway”. IGN. 22 September 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。6 December 2012閲覧。
- ^ Hunter, Rob (13 August 2010). “If The Two Harry Potter and the Death Hallows Films Were A Person This Would Be Perineum”. en:Film School Rejects. 23 June 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。20 May 2011閲覧。
- ^ “David Yates: Deathly Hallows is a big opera, a great big epic with huge battles”. The Leaky Cauldron (24 January 2010). 28 July 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。20 May 2011閲覧。
- ^ “David Heyman 'Fantastic Beasts & Where To Find Them' script is wonderful”. YouTube (25 November 2014). 27 December 2014時点のオリジナルよりアーカイブ。25 November 2014閲覧。
- ^ Stamp, Elizabeth. “Inside Harry Potter and the Deathly Hallows: Part 2, Production designer Stuart Craig gives AD an exclusive look at the sets of the upcoming film”. Architectural Digest. オリジナルの20 January 2012時点におけるアーカイブ。 23 June 2011閲覧。
- ^ “Stuart Craig Interview Transcript”. Art Insights Magazine. オリジナルの13 September 2011時点におけるアーカイブ。 23 June 2011閲覧。
- ^ “Harry Potter And The Deathly Hallows Part 2: making the Hogwarts battle”. Den of Greek. (24 February 2011). オリジナルの27 February 2011時点におけるアーカイブ。 20 June 2011閲覧。
- ^ “Deathly Hallows producer David Heyman explains why the 3D for the final Potter movie is more than just a gimmick”. SFX. (26 May 2011).
- ^ “'Harry Potter': Visual effects wizard Tim Burke says 3D is 'very, very good' in final film”. Los Angeles Times. (28 June 2011). オリジナルの2 August 2021時点におけるアーカイブ。 29 June 2011閲覧。
- ^ “David Heyman on John Williams wanting to return to 'Harry Potter'” (英語). Harry Potter Fan Zone. 2022-06-08閲覧。
- ^ “Alexandre Desplat will compose Harry Potter and the Deathly Hallows: Part 2”. Filmonic.com (7 November 2010). 9 November 2010時点のオリジナルよりアーカイブ。7 November 2010閲覧。
- ^ Schweiger, Daniel (9 November 2010). “Deathly Hallows Composer Alexandre Desplat”. Film Music. 17 January 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。30 January 2011閲覧。
- ^ “Alexandre Desplat and scoring the Courtyard Apocalypse”. Harry Potter's Page (6 July 2011). 13 July 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。6 December 2012閲覧。
- ^ “54th Annual GRAMMY Awards Nominees and Winners”. Grammy Awards. 30 January 2014時点のオリジナルよりアーカイブ。3 November 2012閲覧。
- ^ “First look at Harry Potter and the Deathly Hallows: Part 2”. Herald Sun (20 March 2011). 25 May 2011閲覧。
- ^ Bierly, Mandi (28 March 2011). “Harry Potter and the Deathly Hallows – Part 2 poster appropriately gritty”. Entertainment Weekly. オリジナルの29 March 2011時点におけるアーカイブ。 30 March 2011閲覧。.
- ^ McDaniel, Matt (27 April 2011). “Harry Potter and the Deathly Hallows – Part 2 Trailer Reveals Big Spoiler”. en:Yahoo! Movies. 2 May 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。25 May 2011閲覧。
- ^ Schwartz, Terri (3 June 2011). “Harry Potter and the Deathly Hallows – Part 2 Clip To Debut at Movie Awards”. en:MTV News. 25 June 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。2 July 2011閲覧。
- ^ Liam (3 April 2011). “Test Screening”. Filmonic. 11 August 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。8 July 2011閲覧。
- ^ SchwartPhillips, jevon (1 March 2011). “World premiere for Harry Potter and the Deathly Hallows – Part 2 set for July 7”. Los Angeles Times. オリジナルの4 March 2011時点におけるアーカイブ。 2 March 2011閲覧。
- ^ Derschowitz, Jessica (12 July 2011). “"Harry Potter and the Deathly Hallows: Part 2" premieres in New York”. CBS News. 21 November 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。6 December 2012閲覧。
- ^ “'Harry Potter' Film To Bow On Record 423 Global Imax Screens”. The Hollywood Reporter (13 July 2011). 13 September 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。3 November 2012閲覧。
- ^ a b Deutsch, Anthony (9 July 2011). “Indonesia to miss Harry Potter magic”. Financial Times. オリジナルの13 November 2013時点におけるアーカイブ。 19 July 2011閲覧。
- ^ “Hollywood Boycott Jordan Courtesy Of The Jordanian Customs Authorities”. Sleepless In Amman (6 July 2011). 14 July 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。24 July 2011閲覧。
- ^ “Harry Potter tickets go on sale”. AZCentral.com. 3 August 2021時点のオリジナルよりアーカイブ。23 June 2011閲覧。
- ^ Anthony Quinn (15 July 2011). “Harry Potter and the Deathly Hallows, Part 2 (12A) – Reviews – Films”. The Independent. オリジナルの1 May 2013時点におけるアーカイブ。 7 December 2012閲覧。
- ^ United States DVD release and formats:
- ASIN B001UV4XIS, Harry Potter and the Deathly Hallows, Part 2 (+ UltraViolet Digital Copy) (2011) (21 September 2011)
- “Harry Potter And The Deathly Hallows: Part 2 (Special Edition) (Widescreen)”. Walmart. 12 November 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。8 November 2011閲覧。
- ASIN B005O30Y5Y, Harry Potter and the Deathly Hallows, Part 2 (Movie-Only Edition + UltraViolet Digital Copy) [Blu-ray] (21 September 2011)
- ASIN B001UV4XJ2, Harry Potter and the Deathly Hallows, Part 2 (+ UltraViolet Digital Copy) [Blu-ray] (2011) (21 September 2011)
- ^
United Kingdom DVD release and formats:
- ASIN B004NBYRYC, Harry Potter And The Deathly Hallows Part 2 [DVD] [2011] (28 September 2011)
- ASIN B004NBYRYM, Harry Potter And The Deathly Hallows Part 2 – Triple Play (Blu-ray + DVD + Digital Copy) [2011] [Region Free] (28 September 2011)
- ASIN B00512WO9M, Harry Potter And The Deathly Hallows Part 2 (Blu-ray 3D + Blu-ray + DVD + Digital Copy) [2011] [Region Free] (28 September 2011)
- ^ Winehouse, Alex (21 September 2011). “Harry Potter And The Deathly Hallows: Part 2 Sets Pre-Order Sales Record”. en:Gigwise. オリジナルの28 December 2011時点におけるアーカイブ。 23 December 2011閲覧。
- ^ C.S.Strowbridge (23 November 2011). “Blu-ray Sales: High Definition Reaches New Heights”. The Numbers. オリジナルの1 January 2012時点におけるアーカイブ。 11 January 2012閲覧。
- ^ C.S.Strowbridge (22 November 2011). “DVD Sales: Harry Potter has a Lot of Life on the Home Market”. The Numbers. オリジナルの13 June 2013時点におけるアーカイブ。 11 January 2012閲覧。
- ^ “Weekly Domestic Blu-ray Sales Chart for Week Ending 1 January 2012”. The Numbers. 5 June 2014時点のオリジナルよりアーカイブ。11 January 2012閲覧。
- ^ “Harry Potter and the Deathly Hallows: Part II – DVD Sales”. The Numbers. 22 June 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。18 July 2012閲覧。
- ^ a b McClintock, Pamela (17 July 2011). “Box Office Report: Harry Potter Grosses All-Time Domestic Best of $168.6 Million”. The Hollywood Reporter. オリジナルの17 July 2011時点におけるアーカイブ。 18 July 2011閲覧。
- ^ “All Time 3D Opening Weekends”. Box Office Mojo. 28 June 2015時点のオリジナルよりアーカイブ。16 June 2015閲覧。
- ^ German, David (2011-07-17). “'Potter' takes down Batman with $168.6M weekend”. Yahoo! News. 2013-07-03時点のオリジナルよりアーカイブ。2011-07-19閲覧。
- ^ a b c d e “Final Figures: Harry Potter And The Deathly Hallows: Part II Opens To $481.5 Million Worldwide”. Boxoffice Media (18 July 2011). 16 July 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。19 July 2011閲覧。
- ^ a b c McClintock, Pamela (17 July 2011). “Box Office Report: Harry Potter Nabs a Record-Breaking $476 Mil in Worldwide Debut”. The Hollywood Reporter. オリジナルの19 July 2011時点におけるアーカイブ。 19 July 2011閲覧。
- ^ a b McClintock, Pamela (15 July 2011). “Box Office Report: Harry Potter Headed for Record-Breaking $80 Million-Plus Friday”. The Hollywood Reporter. オリジナルの18 July 2011時点におけるアーカイブ。 18 July 2011閲覧。
- ^ a b Gray, Brandon (18 July 2011). “Weekend Report: 'Harry' Makes History”. Box Office Mojo. 30 July 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。1 July 2020閲覧。
- ^ a b Ray Subers (3 August 2011). “Transformers Becomes Tenth Billion-Dollar Movie Ever; Potter Hits Another Worldwide Milestone”. Box Office Mojo. 16 May 2013時点のオリジナルよりアーカイブ。4 August 2020閲覧。
- ^ “TOP OPENING WEEKENDS BY MONTH: July”. Box Office Mojo. 30 August 2019時点のオリジナルよりアーカイブ。22 November 2020閲覧。
- ^ “Box office by genre: Fantasy – Live Action”. Box Office Mojo. (Amazon.com). 10 January 2016時点のオリジナルよりアーカイブ。19 December 2015閲覧。
- ^ MovieWeb (Jul 16, 2011). “"Harry Potter And The Deathly Hollows - Part 2" Breaks Opening Day Record With $92.1 Million” (英語). Business Insider. 15 February 2022時点のオリジナルよりアーカイブ。2022-02-15閲覧。
- ^ Report, Post Staff (2011-07-15). “'Harry Potter and the Deathly Hallows: Part 2' has record breaking opening”. New York Post. 15 February 2022時点のオリジナルよりアーカイブ。2022-02-15閲覧。
- ^ “Harry Potter and the Deathly Hallows Part 2”. Box Office Mojo. IMDb. 22 April 2019時点のオリジナルよりアーカイブ。3 March 2021閲覧。
- ^ “The 10 Highest Grossing Book-to-Film Adaptations” (4 March 2018). 6 February 2021時点のオリジナルよりアーカイブ。1 February 2021閲覧。
- ^ “All Time Worldwide Box Office Grosses”. Box Office Mojo. 28 February 2009時点のオリジナルよりアーカイブ。1 May 2019閲覧。
- ^ McClintock, Pamela (8 August 2011). “'Harry Potter and the Deathly Hallows Part 2' Becomes No. 3 Film of All Time at Box Office”. The Hollywood Reporter. 28 January 2021時点のオリジナルよりアーカイブ。22 January 2021閲覧。
- ^ “Harry Potter and the Deathly Hallows – Part 2”. The Numbers (2011年). 18 October 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。3 November 2012閲覧。
- ^ Nancy Tartaglione (June 15, 2015). “'Jurassic World' Historic Global Bow Hits $524.4M; $315.6M Intl; Bests Franchise Lifetime In 25 Territories – Update”. Deadline Hollywood. June 15, 2015時点のオリジナルよりアーカイブ。June 16, 2015閲覧。
- ^ Vlessing, Etan (19 July 2011). “Harry Potter Opening Weekend Breaks Box Office Records at Imax”. The Hollywood Reporter. オリジナルの22 July 2011時点におけるアーカイブ。 27 July 2011閲覧。
- ^ “"The Dark Knight Rises" Into Box-Office Record Books!”. wordpress.com (23 July 2012). 2 August 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。31 August 2012閲覧。
- ^ Ray Subers (19 July 2011). “'Potter' Sets Four-Day Record”. Box Office Mojo. 23 July 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。24 July 2011閲覧。
- ^ “Around-the-World Roundup: 'Potter' Obliterates Foreign Records”. Box Office Mojo. 17 February 2022時点のオリジナルよりアーカイブ。2022-02-17閲覧。
- ^ “'Harry Potter' Becomes Top-Grossing Franchise”. Box Office Mojo. 17 February 2022時点のオリジナルよりアーカイブ。2022-02-17閲覧。
- ^ a b “Around-the-World Roundup: 'Potter' Still Magic Overseas”. Box Office Mojo. 17 February 2022時点のオリジナルよりアーカイブ。2022-02-17閲覧。
- ^ “'Harry Potter' Hits $900M Worldwide in Record Time”. Box Office Mojo. 17 February 2022時点のオリジナルよりアーカイブ。2022-02-17閲覧。
- ^ “'Harry Potter and the Deathly Hallows Part 2' Hits $1 Billion at Global Box Office” (英語). The Hollywood Reporter (2011-07-30). 19 February 2022時点のオリジナルよりアーカイブ。2022-02-19閲覧。
- ^ MuggleNet (2011-08-01). “"Deathly Hallows - Part 2" ties "Avatar" for fastest to $1 billion” (英語). MuggleNet. 16 February 2022時点のオリジナルよりアーカイブ。2022-02-17閲覧。
- ^ Ray Subers (2 August 2011). “Around-the-World Roundup: Potter Beats Transformers to $1 Billion”. Box Office Mojo. 6 August 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。9 August 2020閲覧。
- ^ “All Time Domestic Grosses”. Box Office Mojo. 5 December 2008時点のオリジナルよりアーカイブ。2 April 2017閲覧。
- ^ “2011 Domestic Grosses”. Box Office Mojo. 1 May 2013時点のオリジナルよりアーカイブ。16 August 2011閲覧。
- ^ “Family – Children's Book Adaptation”. Box Office Mojo. 2 September 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。16 August 2011閲覧。
- ^ “Fantasy – Live Action”. Box Office Mojo. 2 September 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。16 August 2011閲覧。
- ^ “3D”. Box Office Mojo. 8 April 2017時点のオリジナルよりアーカイブ。2 April 2017閲覧。
- ^ “Harry Potter and the Deathly Hallows Part 2 (2011)”. Box Office Mojo. 17 August 2016時点のオリジナルよりアーカイブ。13 July 2016閲覧。
- ^ “Harry Potter Already Breaking Records”. Box Office Mojo. 15 July 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。15 July 2011閲覧。
- ^ “Magic! Potter finale breaks midnight box-office record”. MSNBC. 17 July 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。15 July 2011閲覧。
- ^ Lang, Brent (20 July 2012). “Box Office: 'Dark Knight Rises' Scores Second Highest Grossing Midnight Opening in History”. The Wrap. オリジナルの26 December 2012時点におけるアーカイブ。 24 December 2012閲覧。
- ^ Gray, Brandon (16 July 2011). “Friday Report: Harry Potter Conjures Opening Day Record”. Box Office Mojo. 19 July 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。18 July 2011閲覧。
- ^ Kaufman, Amy (18 May 2011). “Harry Potter makes box-office magic”. Los Angeles Times. オリジナルの20 July 2011時点におけるアーカイブ。 18 July 2011閲覧。
- ^ Subers, Ray (6 May 2012). “Weekend Report: 'Avengers' Smashes Records”. Box Office Mojo. 8 May 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。6 May 2012閲覧。
- ^ “Top Opening Grosses By Days In Release”. Box Office Mojo. 6 August 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。16 August 2011閲覧。
- ^ “Top Opening Grosses By Days In Release”. Box Office Mojo. 16 August 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。16 August 2011閲覧。
- ^ “Star Wars: The Force Awakens (2015)”. Box Office Mojo. 24 September 2019時点のオリジナルよりアーカイブ。27 December 2015閲覧。
- ^ “Opening Weeks (Friday – Thursday Opening Weeks)”. Box Office Mojo. 27 December 2015時点のオリジナルよりアーカイブ。27 December 2015閲覧。
- ^ “Top Opening Grosses By Days In Release”. Box Office Mojo. 26 December 2015時点のオリジナルよりアーカイブ。22 November 2020閲覧。
- ^ “Harry Potter and the Deathly Hallows Part 2”. Box Office Mojo. 19 August 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。16 August 2011閲覧。
- ^ “Biggest Second Weekend Drops”. Box Office Mojo. 23 February 2009時点のオリジナルよりアーカイブ。27 July 2020閲覧。
- ^ “Weekend Report: 'Captain America' Rockets to the Top, 'Potter's Bubble Bursts”. Box Office Mojo (25 July 2011). 2 November 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。3 November 2012閲覧。
- ^ “Weekend Report: 'Cowboys' Out-Draws 'Smurfs' in Near Photo Finish”. Box Office Mojo. 12 July 2019時点のオリジナルよりアーカイブ。29 October 2020閲覧。
- ^ “WORLDWIDE GROSSES”. Box Office Mojo. 28 February 2009時点のオリジナルよりアーカイブ。16 August 2011閲覧。
- ^ “Overseas Total All Time Openings”. Box Office Mojo. 23 June 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。16 August 2011閲覧。
- ^ Segers, Frank. “Box Office Report: 'Harry Potter and the Deathly Hallows: Part 2' Sets Opening Record Abroad”. The Hollywood Reporter. 10 November 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。24 December 2012閲覧。
- ^ Ray Subers (19 July 2011). “Around-the-World Roundup: 'Potter' Obliterates Foreign Records”. Box Office Mojo. 6 August 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。16 August 2011閲覧。
- ^ “Overseas Total Box Office July 22–24, 2011”. Box Office Mojo. 22 July 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。14 August 2011閲覧。
- ^ Segers, Frank (7 August 2011). “International Box Office: Harry Potter and the Deathly Hallows Part 2 Tops Foreign Box Office For Fourth Straight Weekend”. The Hollywood Reporter. オリジナルの26 September 2011時点におけるアーカイブ。 9 August 2011閲覧。
- ^ “Overseas Total Weekend Box Office Index for 2011”. Box Office Mojo. 29 October 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。3 November 2012閲覧。
- ^ a b Subers, Ray (13 July 2011). “'Potter' Targets Foreign Opening Record”. Box Office Mojo. 17 July 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。19 July 2011閲覧。
- ^ a b “UK Highest grossing debut weekend”. 25thframe.co.uk (21 November 2011). 15 February 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。7 December 2012閲覧。
- ^ “United Kingdom And Ireland And Malta All Time Openings”. Box Office Mojo. 30 November 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。7 December 2012閲覧。
- ^ “UPDATED: 'Skyfall' Sets UK Records: 2012's Top Earner; Biggest Bond Film”. Boxoffice Media. (2 November 2012). オリジナルの30 October 2012時点におけるアーカイブ。 4 December 2012閲覧。
- ^ “Harry Potter and The Deathly Hallows Part 2 UK Box Office”. 25thframe.co.uk. 15 January 2013時点のオリジナルよりアーカイブ。7 December 2012閲覧。
- ^ “UK Highest Grossing Movies”. 25thframe.co.uk (19 May 2006). 15 February 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。7 December 2012閲覧。
- ^ “United Kingdom and Ireland and Malta Yearly Box Office”. Box Office Mojo – International. 7 April 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。14 February 2012閲覧。
- ^ Chu, Karen (18 July 2011). “'Harry Potter' Breaks Hong Kong Record But 'Transformers' Stands Tall”. The Hollywood Reporter. オリジナルの2 November 2012時点におけるアーカイブ。 19 July 2011閲覧。
- ^ Zemanova, Irena (18 July 2011). “Poslední Potter otřásl historickými žebříčky. Rekordní je i v Česku” (チェコ語). ihned.cz. 27 September 2015時点のオリジナルよりアーカイブ。19 July 2011閲覧。
- ^ McClintock, Pamela (15 July 2011). “Box Office Report: Final 'Harry Potter' Film Earns Massive $126 Million Leading Into Weekend”. The Hollywood Reporter. オリジナルの18 August 2011時点におけるアーカイブ。 16 August 2011閲覧。
- ^ “'Harry Potter' Shatters Box Office Records in India”. Bollywoodtrade.com. オリジナルの22 July 2011時点におけるアーカイブ。 25 July 2011閲覧。
- ^ “New Zealand All Time Openings”. Box Office Mojo. 12 December 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。7 December 2012閲覧。
- ^ a b Subers, Ray (29 April 2012). “Around-the-World Roundup: 'The Avengers' Assemble $185.1 Million Overseas Debut”. Box Office Mojo. 3 May 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。29 April 2012閲覧。
- ^ “Mexico All Time Openings”. Box Office Mojo. 14 December 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。7 December 2012閲覧。
- ^ “Australia Box Office July 14–17, 2011”. Box Office Mojo. 25 July 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。29 July 2011閲覧。
- ^ “Harry Potter and the Deathly Hallows: Part 2”. Rotten Tomatoes. Fandango. 12 July 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。2023-05-05閲覧。
- ^ “Harry Potter and the Deathly Hallows – Part 2”. Metacritic. 18 July 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。15 July 2011閲覧。
- ^ “Harry Potter and the Deathly Hallows – Part 2”. en:BFCA. オリジナルの5 October 2013時点におけるアーカイブ。 13 July 2011閲覧。
- ^ Philip Womack (6 July 2011). “Harry Potter and the Deathly Hallows, Part 2, review”. The Daily Telegraph (London). オリジナルの12 July 2011時点におけるアーカイブ。 6 July 2011閲覧。
- ^ “Harry Potter And The Deathly Hallows: Part 2”. en:Evening Standard. (6 July 2011). オリジナルの26 January 2012時点におけるアーカイブ。 6 July 2011閲覧。
- ^ “Harry Potter And The Deathly Hallows: Part 2”. Daily Express. (6 July 2011). オリジナルの10 July 2011時点におけるアーカイブ。 7 July 2011閲覧。
- ^ Ebert, Roger (13 July 2011). “Harry Potter and the Deathly Hallows: Part 2”. Chicago Sun-Times. オリジナルの20 October 2019時点におけるアーカイブ。 2 April 2020閲覧。
- ^ Kermode, Mark (15 July 2011). “Wild About Harry”. BBC. オリジナルの18 July 2011時点におけるアーカイブ。 15 July 2011閲覧。
- ^ Lemire, Christy (21 July 2011). “Review: Final 'Potter' Film Is Sad and Satisfying”. Associated Press. en:Boston.com. オリジナルの1 May 2013時点におけるアーカイブ。 21 July 2011閲覧。
- ^ “Harry Potter and the Deathly Hallows: Part 2 Review”. RichardRoeper.com. 18 July 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。24 July 2011閲覧。
- ^ Gibson, Brian (20 July 2011). “Harry Potter and the deathly hallows Pt. II”. en:Vue Weekly. オリジナルの7 June 2012時点におけるアーカイブ。 8 January 2012閲覧。
- ^ “Harry Potter and the Deathly Hallows Part 2: round-up of reviews”. The Daily Telegraph. (14 July 2011). オリジナルの29 December 2011時点におけるアーカイブ。 15 September 2012閲覧。
- ^ “All of the spectacle, none of the magic”. Rebecca Gillie, The Oxford Student. オリジナルの13 May 2012時点におけるアーカイブ。 15 September 2012閲覧。
- ^ a b “Nominees and Winners for the 84th Academy Awards”. Academy of Motion Picture Arts and Sciences. 25 August 2013時点のオリジナルよりアーカイブ。10 October 2012閲覧。
- ^ a b “Orange British Academy Film Awards in 2012 – Longlist”. en:British Academy Film Awards. 19 January 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。10 October 2012閲覧。
- ^ a b “2012 Grammy Nominations on”. Nextmovie.com (1 December 2011). 12 December 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。3 November 2012閲覧。
- ^ a b “SAG Awards 2012: The Winners List”. The Hollywood Reporter (29 January 2012). 29 March 2013時点のオリジナルよりアーカイブ。9 December 2012閲覧。
- ^ a b “RISE OF THE PLANET OF THE APES and SUPER 8 lead Saturn Awards with 3 awards each.”. saturnawards.org (26 July 2012). 26 June 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。27 July 2012閲覧。
- ^ a b West, Kelly (17 October 2011). “The 2011 Scream Awards Winners: Vampires, Wizards And Swans”. Cinema Blend. 21 October 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。9 December 2012閲覧。
- ^ “National Board of Review of Motion Pictures :: Awards”. National Board of Review (2011年). 15 February 2013時点のオリジナルよりアーカイブ。9 December 2012閲覧。
- ^ Tobin, Christian (11 May 2011). “National Movie Awards: The winners in full”. en:Digital Spy. 25 June 2020時点のオリジナルよりアーカイブ。28 February 2023閲覧。
- ^ Scott Feinberg (7 October 2011). “Hollywood Film Awards Announces 10 Nominees for Hollywood Movie Award”. The Hollywood Reporter. 9 December 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。3 November 2012閲覧。
- ^ “Children's in 2011”. British Academy of Film and Television Arts. 18 April 2013時点のオリジナルよりアーカイブ。28 February 2023閲覧。
- ^ “2011 | International Press Academy”. en:International Press Academy. 27 September 2013時点のオリジナルよりアーカイブ。9 December 2012閲覧。
- ^ “Teen Choice Awards 2011 Nominees Announced: Harry Potter vs Twilight”. The Huffington Post. (29 August 2011). オリジナルの4 March 2016時点におけるアーカイブ。 9 December 2012閲覧。
- ^ “Nominations Announced for the 'People's Choice Awards 2012'”. Tvbythenumbers.zap2it.com. 3 January 2016時点のオリジナルよりアーカイブ。3 November 2012閲覧。
- ^ “Critics' Choice Awards 2011: Complete List of Nominations”. Goldderby.com. 29 January 2013時点のオリジナルよりアーカイブ。3 November 2012閲覧。
- ^ Costume Designers Guild Local IA 892 – 14th Annual CDG Awards Archived 20 October 2016 at the Wayback Machine.. Costume Designers Guild. Retrieved 3 November 2012.
- ^ “10th Annual VES Awards Nominees”. en:Visual Effects Society (9 January 2012). 16 April 2014時点のオリジナルよりアーカイブ。9 December 2012閲覧。
- ^ Jon (24 February 2012). “IFMCA Award Nominations 2011”. Filmmusiccritics.org. 26 March 2016時点のオリジナルよりアーカイブ。3 November 2012閲覧。
- ^ “2012 Hugo Awards”. en:Hugo Awards. 9 April 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。10 April 2012閲覧。
- ^ “MTV Movie Awards: Check out the winners here”. Entertainment Weekly. (3 June 2012). オリジナルの6 June 2012時点におけるアーカイブ。 3 June 2012閲覧。.
- ^ Warner, Kara (30 April 2012). “2012 MTV Movie Awards Nominees: The Full List”. en:MTV News. 12 March 2014時点のオリジナルよりアーカイブ。3 November 2012閲覧。
- ^ “Empire Awards 2012”. en:Sky Movies. Empire. 15 June 2013時点のオリジナルよりアーカイブ。9 December 2012閲覧。
- ^ Conroy, Brian (July 13, 2016). “Warner Brothers Apply for Harry Potter and the Cursed Child Trademark...FOR MOVIES (and other things)”. Brian Conroy. 22 September 2022時点のオリジナルよりアーカイブ。September 27, 2022閲覧。
- ^ Scrietta, Peter (July 13, 2016). “'Harry Potter and the Cursed Child' Movie In The Works? Warner Bros. Files Trademark”. en:Slash Film. 22 September 2022時点のオリジナルよりアーカイブ。September 27, 2022閲覧。
- ^ Perez, Lexy (11 November 2021). “'Harry Potter and the Sorcerer's Stone' Turns 20: Director Chris Columbus Reflects on Pressures to Adapt Book and Hopes to Direct 'Cursed Child'”. The Hollywood Reporter. 11 November 2021時点のオリジナルよりアーカイブ。14 November 2021閲覧。
- ^ Romanchick, Shane (6 November 2021). “'Harry Potter and the Cursed Child': Chris Columbus Wants to Direct Sequel Movie with Original Trio”. Collider. 12 November 2021時点のオリジナルよりアーカイブ。14 November 2021閲覧。
- ^ Lattanzio, Ryan (4 November 2021). “Original 'Harry Potter' Director Wants to Make 'Cursed Child' Film with Main Trio: They're 'the Right Age'”. en:IndieWire. 12 November 2021時点のオリジナルよりアーカイブ。14 November 2021閲覧。
- ^ Rubin, Rebecca (November 4, 2021). “'Harry Potter' Turns 20: Director Chris Columbus on Working With Young Daniel Radcliffe and Why He Wants to Adapt 'The Cursed Child'”. Variety. 22 September 2022時点のオリジナルよりアーカイブ。September 27, 2022閲覧。
- ^ “Radcliffe tackar nej till Harry Potter” (Swedish). Hufvudstadsbladet: p. 33. (March 20, 2022) September 27, 2022閲覧。
- ^ Buchanan, Kyle (March 17, 2022). “A 'Lost City' Groupchat with Sandra Bullock, Channing Tatum, and Daniel Radcliffe”. The New York Times. 26 September 2022時点のオリジナルよりアーカイブ。September 27, 2022閲覧。
外部リンク
- 公式ウェブサイト
- 公式ウェブサイト
- J.K.ローリング 公式サイト
- ブルームズベリー社
- スコラスティック社
- 静山社
- 英国政府観光庁 - ハリー・ポッター映画ロケ地
- クエスト 秘宝を探せ(公式サイト)
- Harry Potter Wiki - ワーナー社認定Wiki
- ハリー・ポッターと死の秘宝 Part1 - allcinema
- ハリー・ポッターと死の秘宝 Part1 - KINENOTE
- Harry Potter and the Deathly Hallows: Part I - オールムービー
- Harry Potter and the Deathly Hallows: Part I - IMDb
- ハリー・ポッターと死の秘宝 Part2 - allcinema
- ハリー・ポッターと死の秘宝 Part2 - KINENOTE
- Harry Potter and the Deathly Hallows: Part II - オールムービー
- Harry Potter and the Deathly Hallows: Part II - IMDb