「丹波篠山市」の版間の差分
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[[ファイル:Sasayama Castle Town Aerial photograph.1975.jpg|thumb|320px|丹波篠山市中心部周辺の空中写真。篠山城を中心に方形に整備された城下町の街路形状がよく残されている。1975年撮影の6枚を合成作成。{{国土航空写真}}。]] |
[[ファイル:Sasayama Castle Town Aerial photograph.1975.jpg|thumb|320px|丹波篠山市中心部周辺の空中写真。篠山城を中心に方形に整備された城下町の街路形状がよく残されている。1975年撮影の6枚を合成作成。{{国土航空写真}}。]] |
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[[ファイル:SAKAZUKIGATAKE UNKAI2.jpg|thumb|270px|right|[[秋]]から[[冬]]にかけては盆地特有の濃い霧が発生する日が多く、低い山([[盃ヶ岳]]など)からでも眺められる[[雲海]]は「'''丹波霧'''」とも呼ばれる。]] |
[[ファイル:SAKAZUKIGATAKE UNKAI2.jpg|thumb|270px|right|[[秋]]から[[冬]]にかけては盆地特有の濃い霧が発生する日が多く、低い山([[盃ヶ岳]]など)からでも眺められる[[雲海]]は「'''丹波霧'''」とも呼ばれる。]] |
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'''丹波篠山市'''(たんばささやまし)は、[[兵庫県]]中東部に位置する[[市]]。[[丹波県民局]]管轄区域。[[2019年]]([[令和]]元年)[[5月1日]]に'''篠山市'''(ささやまし)から変更された<ref name="Kobe 20190501">丹波篠山市が誕生 改元に合わせ市名変更 |
'''丹波篠山市'''(たんばささやまし)は、[[兵庫県]]中東部に位置する[[市]]。[[丹波県民局]]管轄区域。[[2019年]]([[令和]]元年)[[5月1日]]に'''篠山市'''(ささやまし)から変更された<ref name="Kobe 20190501">{{Wayback|url=https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201905/0012290800.shtml|date=20190501045511|title=丹波篠山市が誕生 改元に合わせ市名変更|newspaper=神戸新聞NEXT|date=2019-05-01|agency=神戸新聞社|accessdate=2019-05-01}}</ref>。 |
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旧[[丹波国]]として古来[[京都市|京都]]への交通の要として栄えてきた歴史があり、町並みや[[祭り]]などに京文化の影響を色濃く残している。また[[昭和]]後期から[[平成]]にかけ、市内西部を縦貫する[[西日本旅客鉄道|JR]][[福知山線]](宝塚線)の[[複線]][[鉄道の電化|電化]]、[[舞鶴若狭自動車道]](開通時は「舞鶴自動車道」)の開通により、[[大阪]]や[[阪神間]]へのアクセスは良くなっており、[[宝塚市|宝塚]]、[[伊丹市|伊丹]]へは片道40〜50分、大阪へは1時間程度といった通勤圏となっている。経済的には、県庁所在地の[[神戸市]]よりも、[[舞鶴市|舞鶴]]や[[福知山市|福知山]]をはじめとする北近畿経済圏、さらには[[大阪都市圏|大阪経済圏]]である。 |
旧[[丹波国]]として古来[[京都市|京都]]への交通の要として栄えてきた歴史があり、町並みや[[祭り]]などに京文化の影響を色濃く残している。また[[昭和]]後期から[[平成]]にかけ、市内西部を縦貫する[[西日本旅客鉄道|JR]][[福知山線]](宝塚線)の[[複線]][[鉄道の電化|電化]]、[[舞鶴若狭自動車道]](開通時は「舞鶴自動車道」)の開通により、[[大阪]]や[[阪神間]]へのアクセスは良くなっており、[[宝塚市|宝塚]]、[[伊丹市|伊丹]]へは片道40〜50分、大阪へは1時間程度といった通勤圏となっている。経済的には、県庁所在地の[[神戸市]]よりも、[[舞鶴市|舞鶴]]や[[福知山市|福知山]]をはじめとする北近畿経済圏、さらには[[大阪都市圏|大阪経済圏]]である。 |
2021年12月24日 (金) 10:08時点における版
たんばささやまし 丹波篠山市 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 近畿地方 | ||||
都道府県 | 兵庫県 | ||||
市町村コード | 28221-9 | ||||
法人番号 | 3000020282219 | ||||
面積 |
377.59km2 | ||||
総人口 |
37,793人 [編集] (推計人口、2024年12月1日) | ||||
人口密度 | 100人/km2 | ||||
隣接自治体 |
西脇市、三田市、丹波市、加東市、川辺郡猪名川町 大阪府豊能郡能勢町 京都府:南丹市、福知山市、船井郡京丹波町 | ||||
市の木 | さくら | ||||
市の花 | ささゆり | ||||
丹波篠山市役所 | |||||
市長 | 酒井隆明 | ||||
所在地 |
〒669-2397 兵庫県丹波篠山市北新町41 北緯35度4分32.6秒 東経135度13分9.2秒 / 北緯35.075722度 東経135.219222度座標: 北緯35度4分32.6秒 東経135度13分9.2秒 / 北緯35.075722度 東経135.219222度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
丹波篠山市(たんばささやまし)は、兵庫県中東部に位置する市。丹波県民局管轄区域。2019年(令和元年)5月1日に篠山市(ささやまし)から変更された[1]。
旧丹波国として古来京都への交通の要として栄えてきた歴史があり、町並みや祭りなどに京文化の影響を色濃く残している。また昭和後期から平成にかけ、市内西部を縦貫するJR福知山線(宝塚線)の複線電化、舞鶴若狭自動車道(開通時は「舞鶴自動車道」)の開通により、大阪や阪神間へのアクセスは良くなっており、宝塚、伊丹へは片道40〜50分、大阪へは1時間程度といった通勤圏となっている。経済的には、県庁所在地の神戸市よりも、舞鶴や福知山をはじめとする北近畿経済圏、さらには大阪経済圏である。
地理
東西30km、南北20kmのやや長方形で、広さは377.61km2で県内第8位、兵庫県域の約4.5%を占めており自然環境の豊かな地域である。地目別にみると農地48.8km2、宅地8.36km2、山林207.63km2となっており、四方を山に囲まれ篠山盆地を形成し、市の中心部は盆地内に位置する。気候は盆地特有の寒暖差が顕著で冬季の寒さは比較的厳しく、夏は高温・高湿であり、いわゆる内陸性気候に属する。
主な産業は、農業、観光業が中心となっているが、少子高齢化の影響により他の地域と同様に農業の衰退が顕著であり、産業面において構造転換を迫られている。現在では観光と農業を組み合わせた観光農業(グリーンツーリズムの類)や、気候の寒暖差を活かした特産物の農業生産に移行しつつある。例えば、盆地特有の寒暖差を生かした丹波黒大豆の生産が全国的にも有名となっている。一方で山林の多くは杉・檜などの植林となっているが、木材価格の低迷や後継者難から主要な産業とはなっていない。また、秋から冬にかけては盆地特有の濃い霧が発生する日が多く、低い山(盃ヶ岳など)からでも眺められる雲海は「丹波霧」とも呼ばれ名物にもなっている。
歴史
兵庫県多紀郡は、篠山市誕生の1999年(平成11年)3月31日以前は、篠山町・今田町・丹南町・西紀町の4町があった。篠山盆地を中心とする多紀郡は、近世篠山藩の支配を受けていた。篠山町は、篠山藩の城下町として、近世以来、多紀郡の中心として発展してきたが、この篠山町を中心とした多紀郡4町は比較的まとまりをもった地域であった。
1958年(昭和33年)以来、6回目の合併協議がおこなわれたが、1996年(平成8年)に合併研究会が発足し、1997年(平成9年)に合併協議会が結成された。協議の結果、1999年(平成11年)4月1日に旧多紀郡篠山町・今田町・丹南町・西紀町の4町が合併して市制を施行し、篠山市が誕生。関西での市町村合併は実に20年ぶりのことであった。
兵庫県内においては、1967年(昭和42年)4月1日に加西市が誕生して以来32年ぶりの市制施行となり、当時に20世紀最後に市制施行した市となった。
篠山市の誕生に際し、「自治体合併による人口4万以上の市制」を全国で初適用、平成の大合併のさきがけとなった。しかし合併後、市内各所で20億円規模の箱ものが建設され市民一人当たりの市の借金が200万を超えるなど市の財政は悪化、一時財政再建団体となる危険性もあったため、財政健全化を求める声が多い。
この他にも2015年(平成27年)にはユネスコの創造都市に認定された(国内では神戸市、名古屋市、金沢市、札幌市、浜松市、鶴岡市に続く7番目に認定。クラフト&フォーク部門では、金沢市に次ぐ2番目)。
2019年(令和元年)5月1日、「篠山市」から「丹波篠山市」に市名を変更した(後述)[1]。兵庫県内において市名が漢字四文字なのはこれが初となった。
行政
歴代市長
代 | 氏名 | 就任日 | 退任日 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 瀬戸亀男 | 1999年 | 2007年1月15日 | 健康上の理由により辞職 |
2 | 酒井隆明 | 2007年2月25日 | 2011年2月24日 | |
2011年2月25日 | 2015年2月24日 | |||
2015年2月25日 | 2018年10月16日 | 辞職 | ||
2018年11月18日 | 2019年2月24日[2] | 出直し選挙で当選 | ||
2019年2月25日 | 現職 | 無投票当選 |
市の行政機関として市中心部に、丹波篠山市役所本庁舎を置く。他に、出先機関として、今田支所、丹南支所、城東支所、多紀支所、西紀支所、西紀支所西紀分局を置いている。丹波地方の国や県の行政・司法機関は、隣接市の丹波市柏原町に集中しているが、兵庫県丹波教育事務所は、丹波篠山市に所在する。
また、旧多紀郡を主な管轄区域とする行政・司法機関として、兵庫県篠山庁舎(篠山土地改良事務所、丹波教育事務所)、篠山簡易裁判所、兵庫県警篠山警察署、柏原公共職業安定所篠山出張所が、丹波篠山市に所在する。丹波篠山市を管轄する篠山区検察庁は、丹波市にあり、神戸地方検察庁柏原支部・柏原区検察庁と同居している。また、神戸地方法務局篠山支局は、2009年10月5日に廃止され、柏原支局に統合された。
市議会
- 定数:18名
- 任期:2020年(令和2年)5月1日~2024年(令和6年)4月30日
- 議長:森本富夫氏(無所属・5期)
- 副議長:小畠政行氏(無所属・3期)
2020年5月2日に選任され、申し合わせで任期は2年間。
会派名 | 議席数 | 所属党派 |
---|---|---|
青藍会 | 8 | |
有隣会 | 2 | |
公明党 | 2 | 公明党 |
無所属 | 6 | 日本維新の会など |
※2020年(令和2年)5月1日現在。
衆議院
- 任期 : 2017年(平成29年)10月22日 - 2021年(令和3年)10月21日(「第48回衆議院議員総選挙」参照)
選挙区 | 議員名 | 党派名 | 当選回数 | 備考 |
---|---|---|---|---|
兵庫県第5区(丹波篠山市、豊岡市、川西市(旧東谷村域)、三田市、養父市、丹波市、朝来市、猪名川町、香美町、新温泉町) | 谷公一 | 自由民主党 | 6 | 選挙区 |
姉妹都市・提携都市
国内
- 姉妹都市
- 提携都市
- その他
国外
- 姉妹都市
- ワラワラ市(アメリカ合衆国ワシントン州)
- 1972年(昭和47年)8月15日、旧篠山町と姉妹都市提携。
- エピダウロス市(ギリシャ共和国ペロポネソス地方)[3][4]
- 1988年(昭和63年)5月26日、旧西紀町と旧パレア・エピダウロス町が姉妹都市提携。
- 西紀町の「健康と福祉の里」づくりに際して医神アスクレピオスをそのシンボルとし、ゆかりの地エピダウロスと提携した。西紀支所にはアスクレピオス像が立ち、「友好の火」が灯されている。
市名変更問題
2017年(平成29年)2月7日、篠山市商工会と丹波篠山観光協会、丹波ささやま農協の市内主要三団体が揃って市長の酒井隆明に市名改称の要望書を提出した[5]。
篠山市では市制施行以来、黒豆や栗、牛肉などの特産品を多く抱える“農都”としての自負から官民挙げて「丹波」と「篠山」の名をセットにして全国に売り込んできたが、2004年(平成16年)に隣接する氷上郡6町が合併し「丹波市」が誕生すると「篠山市は丹波市の一部」と思われるなど篠山市と丹波市が混同されるようになったことや、「しのやまし」と間違って呼ばれることもあったため、以前から市名改称を要望する声は挙がってはいたものの、コスト面など課題も多く見送られてきた経緯がある[5]。だが、丹波市と混同されることで、特に丹波ささやま農協は強い危機感を持っており、上記の三団体のうち唯一、具体的に「丹波篠山市」への改称を要望書に盛り込んだ[5]。なお、篠山市も合併の際に「丹波」を付けるかどうか検討されたが、結局は「『丹波』は広域な地名だから」という理由で敢えて付けなかった[5]。
2019年(平成31年)4月1日に市制施行20周年を迎えることもあり、市名改称への機運が高まったことから、2018年(平成30年)8月1日、酒井が篠山市の市名を丹波篠山市にすることを表明する。しかし、これらの動きに対して市民団体が市名の賛否を問う住民投票の請求が10月5日になされたことなどを受け、市長を辞職することを表明。11月18日に市長選挙及び住民投票が実施された[6]。
11月18日当日の住民投票は投票率が69.79%となり市条例が定める成立条件の50%を超えた。賛成は1万3646票(56.5%)、反対は1万518票(43.5%)で賛成多数となった。また同日実施となった出直し市長選挙の方も酒井が再任(4度目の当選)された[7][8]。
これを受けて市長に返り咲いた酒井は11月19日の再選後初登庁の際に「丹波篠山市への市名変更を、2019年5月1日の改元(新元号施行)に合わせて行う方針である」ことを表明し、市議会に市名変更に係る条例案を提出することを明らかにし[9]、11月27日の市議会で賛成多数により可決され正式に決定。
2019年5月1日、新元号「令和」改元当日に「丹波篠山市」に市名を改めた。
2020年現在、市の公式サイトURLは、篠山市時代のcity.sasayama.hyogo.jp
[10]でも接続可能で、この場合現在のURL city.tambasasayama.hyogo.jp
に自動変換されるようになっている。このほかtanbasasayama.hyogo.jp
も存在するが、こちらは市が出資する第三セクター企業が保有している[11]。
なお市が発行する広報紙の題名は、市名の変更前から「丹波篠山」を使用している[12]。
経済
産業
主要産業は農業で主な特産物は、丹波篠山黒豆(黒枝豆)、山の芋、丹波松茸、丹波栗、丹波茶など農産物を始め、丹波焼、丹波木綿など。デカンショ節は全国的にも知名度が高く、8月の「デカンショ祭」や「陶器まつり」、「味覚まつり」をはじめ、多くの観光イベントが年間を通じて行われ観光業も活発[13]。
- 産業別就業人口
- 第1次産業 12.10%
- 第2次産業 26.20%
- 第3次産業 56.50%
特産物
丹波篠山市に本拠を置く主要な企業
|
|
金融
隣接市町村
北は丹波市および京都府の福知山市、東は京都府の南丹市および船井郡、西は加東市と西脇市、南は三田市、川辺郡及び大阪府の豊能郡にそれぞれ接しており、文化的・経済的には丹波市又は三田市との結びつきが強い。また平成の大合併により丹波篠山市の周辺では、福知山市、丹波市、南丹市、加東市など多くの自治体が合併を進めてきた。その結果丹波篠山市は、従来地理的に離れていた福知山市と接することとなった。
地域
人口
平成22年国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、4.37%減の43,268人であり、増減率は県下41市町村中28位、49行政区域中36位。
篠山市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 篠山市の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 篠山市
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
篠山市(に相当する地域)の人口の推移
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||
総務省統計局 国勢調査より |
2014年(平成26年)5月8日に「日本創成会議・人口減少問題検討分科会」が発表した2040年人口推計結果で、20歳から39歳までの若年女性の減少率が2010年(平成22年)比で58.7%となり、「消滅可能性都市」の1つとされた[18]。
気候
後川の気候 | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
降水量 mm (inch) | 61.1 (2.406) |
83.2 (3.276) |
135.3 (5.327) |
125.9 (4.957) |
173.0 (6.811) |
209.1 (8.232) |
209.0 (8.228) |
140.6 (5.535) |
179.4 (7.063) |
126.1 (4.965) |
83.5 (3.287) |
58.9 (2.319) |
1,585 (62.402) |
平均降水日数 (≥1.0 mm) | 10.2 | 10.8 | 13.0 | 11.0 | 11.5 | 12.9 | 12.7 | 8.8 | 11.5 | 9.4 | 8.4 | 9.6 | 129.6 |
出典:気象庁 |
教育
少子高齢化や市内周縁部の過疎化により、学校数は減少傾向にある。例えば小学校では統合の動きが見られ、中学校も近年において多紀中学校と城東中学校が統合し、篠山東中学校となった経緯がある。
- 公立高等学校
なお、1949年(昭和24年)4月から1966年(昭和41年)3月まで、兵庫農科大学(現・神戸大学農学部)が設置されていた。兵庫師範学校(現・神戸大学国際人間科学部)の分校が設置されていたこともある。
マスメディア
医療
交通
鉄道
- 福知山線: (三田市) - 草野駅 - 古市駅 - 南矢代駅 - 篠山口駅 - 丹波大山駅 - (丹波市)
- 1944年10月から1972年2月までは、国鉄篠山線が現在の市域を東西に横断するかたちで篠山口駅と福住駅の間を結んでいた。
バス
かつては阪急バスも市内に乗り入れていたが、2018年9月30日限りで市内に乗り入れる区間が廃止された。詳細は阪急バス猪名川営業所#後川系統。
道路
高速自動車国道
国道
主要県道
- 兵庫県道12号川西篠山線
- 兵庫県道36号西脇篠山線
- 兵庫県道37号三田後川上線
- 兵庫県道49号三田篠山線
- 兵庫県道69号春日栗柄線
- 兵庫県道77号篠山山南線
- 兵庫県道94号丹南篠山口インター線
- 兵庫県道97号篠山三和線
一般県道
- 兵庫県道138号追入市島線
- 兵庫県道140号長安寺篠山線
- 兵庫県道141号黒石三田線
- 兵庫県道181号古市停車場線
- 兵庫県道289号東中下板井線
- 兵庫県道292号下立杭柏原線
- 兵庫県道299号大沢新東吹線
- 兵庫県道300号本郷藤坂線
- 兵庫県道301号本郷東浜谷線
- 兵庫県道303号市野々西野々線
- 兵庫県道304号泉八上新線
- 兵庫県道305号瀬利八上上線
- 兵庫県道306号池上杉線
- 兵庫県道308号曽地中三田線
- 兵庫県道309号福住三田線
- 兵庫県道311号上鴨川木津線
- 兵庫県道508号瀬利小田中線
- 兵庫県道509号桑原栗柄線
- 兵庫県道543号上宿栃梨線
- 兵庫県道544号丸山南新町線
- 兵庫県道702号篠山京丹波線
- 兵庫県道710号本郷辻線
- 兵庫県道711号遠方瑞穂線
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
(以下の記述中の「史跡」「重要文化財」「天然記念物」は、文化財保護法に基づき国が指定した史跡、重要文化財、天然記念物を指す)
名所・旧跡
- 八上城跡 国の史跡
- 篠山城跡 史跡 - 大書院(おおしょいん)
- 盃山城
- 垣屋城
- 市谷城
- 今福城
- 栗柄城
- 法光寺城
- 蕪丸城
- 淀山城
- 高仙寺城
- 丹波篠山市篠山伝統的建造物群保存地区 (国選定重要伝統的建造物群保存地区)
- 御徒士町武家屋敷群 - 美しい日本の歴史的風土100選
- 小林家長屋門 - 江戸時代築、兵庫県指定文化財
- 旧安間家住宅(丹波篠山市立武家屋敷安間家史料館) - 武家屋敷、曲屋、土蔵、江戸時代築、篠山市指定文化財
- 河原町妻入商家群
- 西坂家住宅 - 商家建築(醤油屋)、妻入り、篠山市指定文化財
- 川端家住宅 - 商家建築、平入り、入母屋造、篠山市指定文化財
- 丹波古陶館 - 江戸時代の大規模商家建築
- 能楽資料館
- 青山歴史村 - 旧篠山藩主青山氏別邸
- 御徒士町武家屋敷群 - 美しい日本の歴史的風土100選
- 高城屋敷門 - 旧八上城屋敷門(八上城唯一の遺構)、室町時代築
- 丹波篠山市立歴史美術館 - 旧篠山藩庁、日本最古の木造裁判所の建物
- 大国寺本堂 重要文化財
- 長谷寺妙見堂 重要文化財
- 春日神社 - 能舞台が重要文化財
- 鳳鳴酒造本社 登録有形文化財
- 上田家住宅 登録有形文化財
- 西尾家住宅 登録有形文化財
- 王地山陶器所
文化施設・観光スポット
- 兵庫陶芸美術館
- 立杭陶の郷
- 篠山チルドレンズミュージアム[1]
- 丹波篠山市立中央図書館
- 集落丸山[2]
- 大正ロマン館(1923年竣工、旧篠山町役場)
- お菓子の里丹波
- 丹波ミオール館(洋館。1918年竣工、旧垂水警察署であり、お菓子の里敷丹波敷地内に立地)
- 県立篠山の森公園
- 丹波杜氏酒造記念会館
- ユニトピアささやま
- 丹波猪村キャンプ場
- 丹波渓谷の森公園
- ハイマート佐仲
- たんば田園交響ホール
- 四季の森生涯学習センター
- オータニモンゴルの里
- さぎそうホール
- 丹文窯
- 篠山玉水ゆり園
音楽団体
温泉
自然
- 筱見四十八滝
- 多紀連山(御嶽・小金ヶ嶽・西ヶ嶽)
- 盃ヶ岳 - 雲海の名所。特に中腹から日の出と八上城が見える。
- 追手神社のモミ(樹齢400年、天然記念物) - 日本最大のモミ
- 日置のハダカガヤ(樹齢600年、天然記念物)
-
追手神社のモミ(国の天然記念物)
-
日置のハダカガヤ(国の天然記念物)
-
安田の大スギ(兵庫県指定天然記念物)
イベント
- デカンショ祭
- 丹波篠山味まつり
- たんば丹南味覚まつり
- 春日神社秋祭り 10月中旬に催される春日神社秋祭は4基の神輿の巡行、9台の鉾山、8台の太鼓神輿の練り込みがあり、夜の境内では毎年神輿を担ぐ男衆の激しい喧嘩が見ものとなっている。(YouTube動画 丹波新報社)[3][4][5]
- 丹波陶器まつりと物産市
- 宿場一夜夢街道
- 丹波篠山ABCマラソン大会
- 全国車いすマラソン
- 丹波篠山ビデオ大賞
- ササヤマルシェ
著名な出身者
- 上野理一
- 大村崑
- 本郷房太郎
- 本庄繁
- 桂文珍
- 黒川純一良
- 旭堂南左衛門
- 小山拓土
- 河合隼雄
- 河合雅雄
- 下中弥三郎
- 田村直也
- ちめいど
- 白石乃梨
- 畑佳秀
- 平野零児
- 村山康文
- 森田まりこ
- 千紗(GIRL NEXT DOOR)
- オカザワ カズマ (キュウソネコカミ)
- 瀬戸亀男
- 角谷淳志
- メロマン室内管弦楽団
- 山本良仙(天台宗の僧)
- 中森俊介
ゆかりのある人物
- 田中邦裕(実業家。さくらインターネット代表取締役社長)1989年から1992年までの間、市内に住んでいた。
- 日置有紀(車いすモデル)
その他
- 戦時中、陸軍歩兵第170連隊の所在地で、1942年(昭和17年)11月16日にパラオ沖で米海軍潜水艦の雷撃により輸送船とともに陸軍史上前例のない軍旗海没をさせる。再交付されず、不名誉部隊として現地で解体されその後、歩兵は懲罰的に太平洋の各激戦地に送り込まれ終戦時の帰還者は僅少であった。太平洋戦争前は日中戦争で広東攻略で多大な軍功をあげている。
- 2006年夏に、篠山盆地付近に分布する地層篠山層群(中生代白亜紀前期、一億四千万年前~一億二千万年前)で肉食恐竜の歯、草食恐竜の尾椎、肋骨等の化石が発見され丹波竜と名付けられた。なお、実際の発見場所は西隣の丹波市山南町である。この地層は白亜紀前期に大陸内部の湖で堆積したものであり、日本の恐竜化石発見のメッカとなっている手取層群と類似した特徴を持っている。肉食恐竜化石は近畿初の発見であり、草食恐竜の化石は一体分が元の位置を保ってまとまっている可能性が高く、これは日本初のことである。今後、篠山層群は国内有数規模の恐竜化石産地となる可能性が高い。
- 明治時代に阪鶴鉄道(現在のJR福知山線)が開通したとき、当時の住民が鉄道が通ることに反対したため、駅が市街から遠く離れたところにつくられた(現在のJR篠山口駅)という説がある。そのために市の発展が遅れたという見方もあるが、当初より阪鶴鉄道は篠山中心地を迂回するルートを一切想定しておらず、いわゆる鉄道忌避伝説の代表的な例といえる。
- デカンショ節 「デカンショデカンショで半年暮らす あとの半年ねて暮らす」の歌詞で知られるデカンショ節の発祥地として知られる。その起源については篠山町七十五年史(1955)、篠山町百年史(1980)の2冊に詳しいが、江戸時代から歌われていた篠山地方の「みつ節」の変形したものである伝えられている。また、「デカンショ」の語源については諸説紛々だが、面白いものとしては、鳳鳴出身の学生たちが、デカルト、カント、ショーペンハウエルの名の頭文字を取ったものであると言う説があり、有力な説となっている。なお、この「デカンショ節」に因んだ「デカンショ祭」が例年8月15-16日にかけて開催され、毎年10万人近い人出で賑わい、篠山の町は篠山城跡三の丸広場を中心にデカンショ一色に包まれる。
- 篠山市の郵便番号は2006年9月25日より、以下の通りとなった。2019年の市名変更による郵便番号の変更はなかった。
脚注
- ^ a b 丹波篠山市が誕生 改元に合わせ市名変更 - ウェイバックマシン(2019年5月1日アーカイブ分)
- ^ 公職選挙法の規定で辞職に伴う出直し選挙で、辞職した者が当選した場合は、辞職前の残任期となる。
- ^ “姉妹都市情報”.篠山市[リンク切れ]
- ^ “姉妹提携情報”.自治体国際化協会[リンク切れ]
- ^ a b c d “「丹波」はうちが“本家” 「篠山市」を「丹波篠山市」へ改名論浮上の裏…お隣の「丹波市」へ“恨み節”も”. 産経WEST (産業経済新聞社). (2017年3月10日) 2018年11月19日閲覧。
- ^ 「丹波篠山市」への市名変更 篠山市、住民投票を正式決定 - 神戸新聞2018年10月5日[リンク切れ]
- ^ 「丹波篠山市」誕生へ 住民投票多数、推進の前市長も当選 - 神戸新聞2018年11月18日[リンク切れ]
- ^ 「「丹波篠山市へ変更」賛成多数 注目の投票率、5割超す」『朝日新聞デジタル』朝日新聞社、2018年11月18日。2018年11月18日閲覧。
- ^ “丹波篠山市への市名変更は「5月」4選の篠山市長方針”. アサヒ・コム (朝日新聞社). (2018年11月19日) 2018年11月19日閲覧。
- ^ “篠山市”. 2019年7月26日閲覧。sasayama.hyogo.jpドメイン。
- ^ “第三セクター(市出資法人)の状況|財政課|市政情報”. 丹波篠山市 (2018年12月19日). 2019年7月26日閲覧。
- ^ “広報「丹波篠山」 の新着情報”. 丹波篠山市. 2019年5月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月20日閲覧。
- ^ 篠山市公式サイト - 篠山市の概要[リンク切れ]
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w “平成28年度篠山市企業紹介ブック”. 2021年6月17日閲覧。
- ^ “落葉舎 Rakuyosha公式サイト - 会社概要”. 2021年6月17日閲覧。
- ^ 篠山市公式サイト - 市内企業紹介のページ[リンク切れ]
- ^ 篠山市公式サイト - 企業紹介ページ
- ^ 久保聡、神足俊輔、丸井康充(2014年5月9日). “人口推計:県内2040年、21市区町「消滅可能性」 若年女性、新温泉で7割減”. 毎日新聞 (毎日新聞社)