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「2004年の日本競馬」の版間の差分

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2021年11月10日 (水) 00:30時点における版

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2004年の日本競馬(2004ねんのにほんけいば)では、2004年平成16年)の日本競馬界についてまとめる。

概要

コスモバルクの活躍

ホッカイドウ競馬田部和則厩舎に所属するコスモバルクが、中央クラシック路線で大活躍。

同馬はホッカイドウ競馬が2003年に開始した認定厩舎制度の適用第1号馬で、2歳時より中央に挑戦し、五十嵐冬樹騎手とのコンビで百日草特別とラジオたんぱ杯2歳ステークスを勝ち、中央の芝でも一流の実力を誇示。3歳初戦の弥生賞メイショウボーラーに1馬身1/4差をつけて2分00秒5の好タイムで優勝し、皐月賞の優先出走権を獲得した。皐月賞は1番人気に支持されたが、先行して抜け出したダイワメジャーの2着に終わる。続く東京優駿(日本ダービー)では2番人気に支持されたが、レコード勝ちしたキングカメハメハから1.2秒離された8着と惨敗。

秋はまず地元で北海優駿を勝つ。そして再び中央に矛を向け、セントライト記念を2分10秒1の日本レコードで勝ち菊花賞の出走権を得るものの、菊花賞はデルタブルースの4着に敗れる。ジャパンカップではクリストフ・ルメール騎手で出走すると2着に健闘。有馬記念は再度五十嵐騎手を鞍上に迎えたが11着に敗れた。

この活躍で、JRA賞では特別賞(特別敢闘賞)を、NARグランプリでは年度代表馬と、この年から新設された最優秀ターフ馬を受賞した。

さらば“杉本節”

長く関西テレビ放送のアナウンサーとして活躍し、同社の競馬中継で数多くの名勝負を実況し続け、1997年2月の定年後も“持ちレース”の宝塚記念放送実況を担当していた杉本清が、高齢となり後進に道を譲るとして、この年の宝塚記念実況を最後に放送実況の世界から退いた。

以後杉本は古巣にはコメンテーターの立場で出演を続けるものの、長年の競馬界への貢献が高く評価され、JRAの公式イベント[1]で活動する機会も増えている。

主な重賞競走の変更点

できごと

1月 - 3月

4月 - 6月

7月 - 9月

10月 - 12月

競走成績

中央競馬・平地GI

競走名 優勝馬 性齢 騎手 調教師 所属
月日 競馬場 馬主 勝時計
第21回フェブラリーステークス アドマイヤドン 牡5 安藤勝己 松田博資 JRA栗東
2月22日 東京競馬場 近藤利一 1:36.8
第34回高松宮記念 サニングデール 牡5 福永祐一 瀬戸口勉 JRA栗東
3月28日 中京競馬場 後藤繁樹 1:07.9
第64回桜花賞 ダンスインザムード 牝3 武豊 藤沢和雄 JRA美浦
4月11日 阪神競馬場 (有)社台レースホース 1:33.6
第64回皐月賞 ダイワメジャー 牡3 M.デムーロ 上原博之 JRA美浦
4月18日 中山競馬場 大和商事(株) 1:58.6
第129回天皇賞(春) イングランディーレ 牡5 横山典弘 清水美波 JRA美浦
5月2日 京都競馬場 吉田千津 3:18.4
第9回NHKマイルカップ キングカメハメハ 牡3 安藤勝己 松田国英 JRA栗東
5月9日 東京競馬場 金子真人 1:32.5
第65回優駿牝馬(オークス) ダイワエルシエーロ 牝3 福永祐一 松田国英 JRA栗東
5月23日 東京競馬場 大和商事(株) 2:27.2
第71回東京優駿(日本ダービー) キングカメハメハ 牡3 安藤勝己 松田国英 JRA栗東
5月30日 東京競馬場 金子真人 2:23.3
第54回安田記念 ツルマルボーイ 牡6 安藤勝己 橋口弘次郎 JRA栗東
6月6日 東京競馬場 鶴田任男 1:32.6
第45回宝塚記念 タップダンスシチー 牡7 佐藤哲三 佐々木晶三 JRA栗東
6月27日 阪神競馬場 (株)友駿ホースクラブ 2:11.1
第38回スプリンターズステークス カルストンライトオ 牡6 大西直宏 大根田裕之 JRA栗東
10月3日 中山競馬場 清水貞光 1:09.9
第9回秋華賞 スイープトウショウ 牝3 池添謙一 鶴留明雄 JRA栗東
10月17日 京都競馬場 トウショウ産業(株) 1:58.4
第65回菊花賞 デルタブルース 牡3 岩田康誠 角居勝彦 JRA栗東
10月24日 京都競馬場 (有)サンデーレーシング 3:04.8
第130回天皇賞(秋) ゼンノロブロイ 牡4 O.ペリエ 藤沢和雄 JRA美浦
10月31日 東京競馬場 大迫忍 1:58.9
第29回エリザベス女王杯 アドマイヤグルーヴ 牝4 武豊 橋田満 JRA栗東
11月14日 京都競馬場 近藤利一 2:13.6
第21回マイルチャンピオンシップ デュランダル 牡5 池添謙一 坂口正大 JRA栗東
11月21日 京都競馬場 吉田照哉 1:33.0
第5回ジャパンカップダート タイムパラドックス 牡6 武豊 松田博資 JRA栗東
11月28日 東京競馬場 (有)社台レースホース 2:08.7
第24回ジャパンカップ ゼンノロブロイ 牡4 O.ペリエ 藤沢和雄 JRA美浦
11月28日 東京競馬場 大迫忍 2:24.2
第56回阪神ジュベナイルフィリーズ ショウナンパントル 牝2 吉田豊 大久保洋吉 JRA美浦
12月5日 阪神競馬場 国本哲秀 1:35.2
第56回朝日杯フューチュリティステークス マイネルレコルト 牡2 後藤浩輝 堀井雅広 JRA美浦
12月12日 中山競馬場 (株)サラブレッドクラブ・ラフィアン 1:33.4
第49回有馬記念 ゼンノロブロイ 牡4 O.ペリエ 藤沢和雄 JRA美浦
12月26日 東京競馬場 大迫忍 2:29.5

中央競馬・障害(JGI)

競走名 優勝馬 性齢 騎手 調教師 所属
月日 競馬場 馬主 勝時計
第126回中山大障害 ブランディス 騸7 大江原隆 藤原辰雄 JRA栗東
1月10日 中山競馬場 (有)サンデーレーシング 4:40.9
第6回中山グランドジャンプ ブランディス 騸7 大江原隆 藤原辰雄 JRA栗東
4月17日 中山競馬場 (有)サンデーレーシング 4:47.0
第127回中山大障害 メルシータカオー 騸5 出津孝一 武宏平 JRA栗東
12月25日 中山競馬場 永井康郎 4:37.6
  • 第126回中山大障害は2003年12月27日開催予定だったが、積雪のため延期となり2004年1月10日に開催された。

ダートグレード競走(地方競馬開催分・GI)

競走名 優勝馬 性齢 騎手 調教師 所属
月日 競馬場 馬主 勝時計
第53回川崎記念 エスプリシーズ 牡5 森下博 武井榮一 川崎
2月4日 川崎競馬場 依田泰雄 2:12.8
第26回帝王賞 アドマイヤドン 牡4 安藤勝己 松田博資 JRA栗東
6月30日 大井競馬場 近藤利一 2:04.0
第6回ジャパンダートダービー カフェオリンポス 牡3 柴田善臣 松山康久 JRA美浦
7月8日 大井競馬場 西川清 2:04.5
第19回ダービーグランプリ パーソナルラッシュ 牡3 安藤勝己 山内研二 JRA栗東
9月20日 盛岡競馬場 深見富朗 2:02.8
第17回マイルチャンピオンシップ南部杯 ユートピア 牡4 横山典弘 橋口弘次郎 JRA栗東
10月11日 盛岡競馬場 金子真人 1:35.9
第4回JBCスプリント マイネルセレクト 牡5 武豊 中村均 JRA栗東
11月3日 大井競馬場 (株)サラブレッドクラブ・ラフィアン 1:10.6
第4回JBCクラシック アドマイヤドン 牡4 安藤勝己 松田博資 JRA栗東
11月3日 大井競馬場 近藤利一 2:02.4
第55回全日本2歳優駿 プライドキム 牡2 池添謙一 池添兼雄 JRA栗東
12月22日 川崎競馬場 深見富朗 1:40.6
第50回東京大賞典 アジュディミツオー 牡3 内田博幸 川島正行 船橋
12月29日 大井競馬場 織戸眞男 2:02.6

アングロアラブ

ばんえい

騎手招待競走

表彰

JRA賞

  • 年度代表馬・最優秀4歳以上牡馬 ゼンノロブロイ(牡4・美浦
  • 最優秀2歳牡馬 マイネルレコルト(牡2・美浦)
  • 最優秀2歳牝馬 ショウナンパントル(牝2・美浦)
  • 最優秀3歳牡馬 キングカメハメハ(牡3・栗東
  • 最優秀3歳牝馬 ダンスインザムード(牝3・美浦)
  • 最優秀4歳以上牝馬 アドマイヤグルーヴ(牝4・栗東)
  • 最優秀父内国産馬 デルタブルース(牡3・栗東)
  • 最優秀短距離馬 デュランダル(牡5・栗東)
  • 最優秀ダートホース アドマイヤドン(牡5・栗東)
  • 最優秀障害馬 ブランディス(牡7・美浦)
  • 特別賞(特別敢闘賞) コスモバルク(牡3・北海道)
  • 最多勝利調教師・最高勝率調教師・最多賞金獲得調教師 藤沢和雄 (美浦)
  • 優秀技術調教師 音無秀孝(栗東)
  • 騎手大賞(最多勝利騎手・最高勝率騎手・最多賞金獲得騎手) 武豊(栗東)
  • 最多勝利障害騎手 熊沢重文(栗東)
  • 最多勝利新人騎手 藤岡佑介
  • JRA賞馬事文化賞 旋丸巴

ダートグレード競走最優秀馬

NARグランプリ

誕生

この年に生まれた競走馬は2007年のクラシック世代となる。

競走馬

死去

競走馬、繁殖馬

人物

引退

競走馬

人物

繁殖馬

脚注

  1. ^ 実況マスターズなどが該当する。