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メイショウバトラー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
メイショウバトラー
2008年2月24日 東京競馬場
欧字表記 Meisho Battler
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 2000年4月19日
死没 2017年3月21日(17歳没)
抹消日 2011年2月26日[1]
メイショウホムラ
メイショウハゴロモ
母の父 ダイナガリバー
生国 日本の旗 日本北海道静内町
生産者 三木田明仁
馬主 松本好雄
調教師 高橋成忠栗東
競走成績
生涯成績 61戦14勝
中央競馬27戦7勝)
地方競馬34戦7勝)
獲得賞金 6億0843万3000円(通算)
2億7200万3000円(中央競馬)
3億3643万円(地方競馬)
勝ち鞍
GIII 小倉大賞典 2004年
GIII プロキオンS 2006年
GIII シリウスS 2006年
JpnIII サマーチャンピオン 2006年
JpnIII かきつばた記念 2007年
JpnIII さきたま杯 2007年
JpnIII スパーキングLC 2007年
JpnIII クラスターC 2007年
JpnIII マリーンC 2008年・2009年
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メイショウバトラー日本競走馬。馬名の由来は冠名の「メイショウ」と戦士、闘士を意味する「バトラー」からである。屈腱炎を克服し10歳まで現役を続け、通算重賞勝利数10勝をあげるなど、息の長い活躍をした競走馬である。歩み続ける女傑と呼ばれた[2]

戦績

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2003年、デビューは遅く3歳の6月だった。2戦目のダートの未勝利戦で勝利し初勝利を挙げる。その後芝のレースに転向し3戦2勝、2着1回という成績で条件馬の身分ながら果敢にも秋華賞へ出走するが、7番人気で7着、さらにエリザベス女王杯にも出走するが、12番人気で12着という結果に終わった。その後のゴールデンホイップトロフィーでは、2番人気で4着、格上挑戦となった阪神牝馬ステークスでは、12番人気で12着という結果に終わった。

2004年、関門橋ステークス(1600万下)では、後に愛知杯を制するメモリーキアヌらを相手に勝利しオープン馬となると、続く小倉大賞典では3番人気に支持されレースに勝利し重賞初勝利を挙げる。その後は中距離路線の重賞で2着4回、3着1回と好走するも勝利する事はなかった。

2005年、右前屈腱炎を発症し療養の為この1年を棒に振ることとなる。

2006年、復帰戦となったダートの欅ステークスでは、12番人気で12着となるも、休養明け2戦目のプロキオンステークスでは、7番人気だったがレースに勝利し、復活を果たした。その後サマーチャンピオンシリウスステークスと重賞を3連勝し完全復活を証明し、JBCマイルに出走し、ブルーコンコルドには敗れはしたものの2着となった。しかし、ジャパンカップダートでは6番人気で12着、兵庫ゴールドトロフィーでは1番人気に支持されるも5着という結果に終わった。

2007年フェブラリーステークスでは、8番人気で10着、黒船賞では1番人気に支持されるも5着となるも、その後のかきつばた記念さきたま杯スパーキングレディーカップ、さらにはクラスターカップと重賞を4連勝した。次の東京盃ではリミットレスビッドの2着に敗れ、続く第7回JBCスプリントでは8着だった。次走はクイーン賞に1番人気で出走するも2着、兵庫ゴールドトロフィーでも1番人気になるが3着だった。

2008年根岸ステークスから始動し6着、続くフェブラリーステークスでも11着と大敗するが、マリーンカップでは8歳牝馬としては史上初となる交流重賞勝ちを収め、健在ぶりをアピールした。その後、かきつばた記念で3着、続くさきたま杯とスパーキングレディーカップで2着、さらにクラスターカップで7着となった。続くマイルチャンピオンシップ南部杯では2着、JBCスプリントでは5着だった。続くジャパンカップダートでは最低人気となり結果も15着とシンガリ負けを喫した。その後、兵庫ゴールドトロフィーに3年連続で出走、人気通りの5着に敗れた。

2009年、交流重賞の黒船賞に出走するが、5着に敗れた。その後、3年連続での出走となったかきつばた記念では6着だったが、50戦目となるマリーンカップで2連覇を達成した。9歳牝馬の交流重賞勝ちは史上初である。続くスパーキングレディーカップとクラスターカップは共に3着に敗れた。その後、2年ぶりに出走した東京盃では見せ場がなく9着に敗れた。続くマイルチャンピオンシップ南部杯ではエスポワールシチーの3着に入った。

2010年、10歳緒戦は5月のさきたま杯で復帰したが、スマートファルコンの9着に敗れた。4年連続での出走となったスパーキングレディーカップでは見せ場なく11着と大敗した。4年連続出走となったクラスターカップでは3番手追走から一瞬先頭に躍り出るもサマーウインドの3着に敗れた。10月のマイルチャンピオンシップ南部杯では中団から追い上げるもオーロマイスターの4着、4年連続出走となったJBCスプリントでは見せ場なく10着と大敗、続くクイーン賞ではミラクルレジェンドの7着、兵庫ゴールドトロフィーでは5着という結果に終わった。その後は出走はなく11歳となった2011年2月26日付で競走馬登録を抹消、生まれ故郷である北海道新ひだか町の三木田明仁牧場で繁殖牝馬となる[3]

競走成績

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以下の内容は、netkeiba.com[4]に基づく。

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量
[kg]
1着馬(2着馬) 馬体重
[kg]
2003.06.21 阪神 3歳未勝利 ダ1800m(良) 16 4 7 008.60(3人) 02着 R1:55.0(38.1) -0.5 0難波剛健 53 ヒーリングヴォイス 512
0000.07.06 阪神 3歳未勝利 ダ1800m(稍) 14 7 11 001.70(1人) 01着 R1:53.3(36.9) -1.0 0難波剛健 53 (イルドゥボーテ) 508
0000.07.26 小倉 3歳上500万下 芝1700m(良) 14 8 14 002.40(1人) 01着 R1:41.3(34.7) -0.4 0難波剛健 51 (シルクスカイブルー) 510
0000.08.24 小倉 西海賞 1000万下 芝1800m(良) 10 8 10 001.90(1人) 02着 R1:48.8(35.1) -0.2 0難波剛健 52 ベストアルバム 504
0000.09.14 阪神 野分特別 1000万下 芝2000m(良) 12 6 7 004.10(2人) 01着 R2:00.0(36.5) -0.0 0幸英明 52 (ツルマルヨカニセ) 504
0000.10.19 京都 秋華賞 GI 芝2000m(良) 18 2 4 019.00(7人) 07着 R1:59.5(35.2) -0.4 0武幸四郎 55 スティルインラブ 504
0000.11.16 京都 エリザベス女王杯 GI 芝2200m(良) 15 3 4 081.7(12人) 12着 R2:12.9(35.4) -1.1 0武幸四郎 54 アドマイヤグルーヴ 504
0000.12.06 阪神 ゴールデンホイップT 1600万下 芝2000m(良) 11 4 4 005.10(2人) 04着 R1:59.4(36.4) -0.3 0柴田善臣 55 タケハナオペラ 500
0000.12.21 阪神 阪神牝馬S GII 芝1600m(良) 16 1 2 046.4(10人) 10着 R1:34.4(36.2) -1.0 0四位洋文 54 ファインモーション 500
2004.01.23 小倉 関門橋S 1600万下 芝2000m(良) 10 7 8 003.80(3人) 01着 R2:01.4(37.5) -0.2 0武幸四郎 54 (エーティーダイオー) 504
0000.02.08 小倉 小倉大賞典 GIII 芝1800m(良) 15 4 7 005.70(3人) 01着 R1:49.1(35.5) -0.9 0藤田伸二 51 オースミコスモ 502
0000.03.13 中山 中山牝馬S GIII 芝1800m(良) 16 8 16 007.60(3人) 04着 R1:46.3(34.9) -0.2 0藤田伸二 53 オースミコスモ 498
0000.04.25 福島 福島牝馬S GIII 芝1800m(良) 16 3 5 002.40(1人) 08着 R1:46.9(36.2) -0.3 0藤田伸二 55 オースミコスモ 496
0000.07.18 小倉 北九州記念 GIII 芝1800m(良) 13 7 10 016.90(8人) 03着 R1:44.2(35.2) -0.1 0佐藤哲三 54 ダイタクバートラム 496
0000.08.15 小倉 小倉記念 GIII 芝2000m(良) 11 6 6 004.80(2人) 02着 R1:458.7(35.9) -0.2 0武幸四郎 54 メイショウカイドウ 496
0000.10.17 東京 府中牝馬S GIII 芝1800m(良) 16 8 16 008.30(3人) 02着 R1:46.2(34.6) -0.0 0武幸四郎 55 オースミハルカ 504
0000.11.14 京都 エリザベス女王杯 GI 芝2200m(良) 18 5 10 019.30(6人) 08着 R2:14.2(36.0) -0.6 0武幸四郎 56 アドマイヤグルーヴ 504
0000.12.11 中京 中日新聞杯 GIII 芝1800m(良) 16 1 2 005.20(2人) 02着 R1:46.4(35.6) -0.1 0武幸四郎 56 プリサイスマシーン 504
0000.12.19 阪神 阪神牝馬S GII 芝1600m(良) 16 3 5 006.80(4人) 02着 R1:34.2(34.6) -0.2 0武豊 55 ヘヴンリーロマンス 502
2006.05.27 東京 欅S OP ダ1400m(稍) 16 3 6 045.1(13人) 12着 R1:23.7(36.7) -0.8 0武幸四郎 56 トウショウギア 494
0000.07.09 京都 プロキオンS GIII ダ1400m(良) 16 2 4 018.10(7人) 01着 R1:22.0(35.6) -0.4 0佐藤哲三 55 シーキングザベスト 504
0000.08.15 佐賀 サマーチャンピオン GIII ダ1400m(良) 11 4 4 001.50(1人) 01着 R1:26.1 -0.0 0佐藤哲三 55 メイショウボーラー 490
0000.09.30 中京 シリウスS GIII ダ1700m(良) 15 2 2 003.40(2人) 01着 R1:43.1(37.0) -0.2 0佐藤哲三 56 (ツムジカゼ) 514
0000.11.02 川崎 JBCマイル GI ダ1600m(良) 14 3 4 002.80(2人) 02着 R1:40.0(39.0) -0.4 0佐藤哲三 55 ブルーコンコルド 508
0000.11.25 東京 ジャパンCダート GI ダ2100m(良) 15 2 2 015.10(6人) 12着 R2:10.0(38.0) -1.5 0佐藤哲三 55 アロンダイト 508
0000.12.28 園田 兵庫ゴールドT GIII ダ1400m(重) 12 6 8 001.20(1人) 05着 R1:27.9 -0.7 0佐藤哲三 55 リミットレスビッド 513
2007.02.18 東京 フェブラリーS GI ダ1600m(不) 16 7 14 017.20(8人) 10着 R1:35.8(36.8) -1.0 0O.ペリエ 55 サンライズバッカス 506
0000.03.21 高知 黒船賞 JpnIII ダ1400m(良) 12 7 10 001.90(1人) 05着 R1:30.1(38.9) -1.2 0武豊 55 リミットレスビッド 508
0000.05.03 名古屋 かきつばた記念 JpnIII ダ1400m(良) 11 1 1 005.10(2人) 01着 R1:27.8(39.0) -0.3 0武豊 55 サチノスイーティー 507
0000.05.30 浦和 さきたま杯 JpnIII ダ1400m(稍) 12 3 3 002.90(1人) 01着 R1:26.1(37.7) -0.0 0武豊 55 (キングスゾーン) 508
0000.07.04 川崎 スパーキングレディーC JpnIII ダ1600m(重) 14 6 9 001.50(1人) 01着 R1:38.7(38.0) -1.2 0武豊 56 (レイナワルツ) 508
0000.08.15 水沢 クラスターC JpnIII ダ1400m(良) 12 7 10 001.30(1人) 01着 R1:25.7 -0.5 0武豊 55 アグネスジェダイ 510
0000.10.03 大井 東京盃 JpnII ダ1200m(重) 16 6 11 001.80(1人) 02着 R1:11.4(36.8) -0.1 0武豊 54 リミットレスビッド 519
0000.10.31 大井 JBCスプリント JpnI ダ1200m(良) 16 8 15 002.30(1人) 08着 R1:11.7(36.8) -0.7 0武豊 55 フジノウェーブ 505
0000.12.05 船橋 クイーン賞 JpnIII ダ1800m(稍) 14 3 4 002.50(1人) 02着 R1:52.4(39.3) -0.8 0武豊 57.5 ホワイトメロディー 508
0000.12.26 園田 兵庫ゴールドT JpnIII ダ1400m(稍) 11 3 3 002.50(1人) 03着 R1:26.4(37.7) -0.1 0武豊 57 リミットレスビッド 513
2008.02.04 東京 根岸S GIII ダ1400m(不) 16 8 15 018.40(8人) 06着 R1:23.2(36.8) -0.5 0武豊 55 ワイルドワンダー 518
0000.02.24 東京 フェブラリーS GI ダ1600m(良) 16 3 6 073.3(12人) 11着 R1:37.5(38.2) -2.2 0福永祐一 55 ヴァーミリアン 518
0000.04.02 船橋 マリーンC JpnIII ダ1600m(稍) 14 7 12 001.50(1人) 01着 R1:39.2(38.9) -0.3 0武豊 56 ラピッドオレンジ 511
0000.05.06 名古屋 かきつばた記念 JpnIII ダ1400m(良) 12 7 10 001.90(1人) 03着 R1:27.5(37.7) -0.4 0武豊 55 コンゴウリキシオー 513
0000.05.28 浦和 さきたま杯 JpnIII ダ1400m(良) 12 7 10 004.40(3人) 02着 R1:26.2(37.1) -0.3 0武豊 55 リミットレスビッド 509
0000.07.16 川崎 スパーキングレディーC JpnIII ダ1600m(良) 14 4 5 001.40(1人) 02着 R1:40.0(38.4) -0.8 0武豊 56 トーセンジョウオー 511
0000.08.18 水沢 クラスターC JpnIII ダ1400m(稍) 11 1 1 004.50(3人) 07着 R1:25.7 -1.4 0武幸四郎 55 プライドキム 515
0000.10.13 盛岡 マイルCS南部杯 JpnI ダ1600m(良) 14 4 6 013.80(4人) 02着 R1:37.6 -0.3 0武豊 55 ブルーコンコルド 522
0000.11.03 園田 JBCスプリント JpnI ダ1400m(良) 12 2 2 017.50(5人) 05着 R1:26.7(37.2) -1.1 0武豊 55 バンブーエール 517
0000.12.07 阪神 ジャパンCダート GI ダ1800m(良) 15 2 4 103.3(15人) 14着 R1:54.5(41.3) -5.3 0福永祐一 55 カネヒキリ 520
0000.12.25 園田 兵庫ゴールドT JpnIII ダ1400m(稍) 12 7 10 023.10(5人) 05着 R1:27.5(38.5) -1.0 0福永祐一 56 スマートファルコン 518
2009.03.20 高知 黒船賞 JpnIII ダ1400m(不) 12 6 7 029.00(6人) 05着 R1:29.1 -1.7 0武豊 55 トーセンブライト 506
0000.05.04 名古屋 かきつばた記念 JpnIII ダ1400m(良) 12 4 4 028.60(4人) 06着 R1:28.6(39.7) -3.1 0武豊 55 スマートファルコン 510
0000.06.10 船橋 マリーンC JpnIII ダ1600m(良) 14 7 12 009.70(4人) 01着 R1:41.0(37.4) -0.5 0福永祐一 54 (ストーリーテリング) 507
0000.07.15 川崎 スパーキングレディーC JpnIII ダ1600m(良) 12 7 11 004.20(2人) 03着 R1:40.8(39.2) -1.1 0武豊 56 ラヴェリータ 510
0000.08.14 盛岡 クラスターC JpnIII ダ1200m(良) 12 1 1 008.30(3人) 03着 R1:10.3 -0.3 0武豊 55 バンブーエール 511
0000.09.30 大井 東京盃 JpnII ダ1200m(不) 16 4 7 017.20(5人) 09着 R1:13.9(39.0) -2.6 0武豊 54 バンブーエール 509
0000.10.12 盛岡 マイルCS南部杯 JpnI ダ1600m(良) 15 7 12 050.10(6人) 03着 R1:36.5 -1.1 0武豊 55 エスポワールシチー 510
2010.05.26 浦和 さきたま杯 JpnIII ダ1400m(稍) 12 4 4 056.70(6人) 09着 R1:29.2(40.4) -3.0 0福永祐一 55 スマートファルコン 506
0000.07.07 川崎 スパーキングレディーC JpnIII ダ1600m(稍) 14 2 2 025.50(5人) 11着 R1:43.8(42.5) -3.8 0福永祐一 56 ラヴェリータ 512
0000.08.16 盛岡 クラスターC JpnIII ダ1200m(稍) 11 6 7 042.30(5人) 03着 R1:09.8(35.4) -0.9 0福永祐一 55 サマーウインド 510
0000.10.11 盛岡 マイルCS南部杯 JpnI ダ1600m(稍) 12 2 2 111.30(6人) 04着 R1:35.8(35.5) -1.0 0幸英明 55 オーロマイスター 509
0000.11.03 船橋 JBCスプリント JpnI ダ1000m(良) 14 4 5 055.40(7人) 10着 R1:00.3(36.7) -2.7 0武豊 55 サマーウインド 507
0000.12.08 船橋 クイーン賞 JpnIII ダ1800m(重) 14 6 9 035.00(5人) 07着 R1:55.0(40.9) -2.5 0福永祐一 56 ミラクルレジェンド 506
0000.12.28 園田 兵庫ゴールドT JpnIII ダ1400m(良) 12 5 5 036.40(8人) 05着 R1:28.4(39.1) -1.5 0福永祐一 54 トーセンブライト 512

繁殖成績

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初年度の種付けはメイショウサムソンの予定だった[3]が、メイショウボーラーに変更されて2012年3月15日に牝馬が誕生した。次年度にはメイショウサムソンを種付けし、こちらも牝馬が誕生。その後、エンパイアメーカーサウスヴィグラスとの間に産駒が誕生したが2016年度のハーツクライとの仔は受胎せず、翌年度はキズナと交配され2017年3月20日に出産したが、メイショウバトラー自身は翌日の3月21日に急死した。17歳没。出産が原因であったことが、ライターの小島友実のブログによって明かされている[5]

馬名 生年 毛色 馬主 厩舎 戦績
初仔 メイショウタラチネ 2012年 黒鹿毛 メイショウボーラー 松本好雄 栗東・高橋義忠 37戦3勝(引退・繁殖)
2番仔 メイショウカイヒメ 2013年 鹿毛 メイショウサムソン 4戦0勝(引退)
3番仔 メイショウナンバー 2014年 エンパイアメーカー 栗東・高橋義忠

西脇・橋本忠明

6戦0勝(引退)
4番仔 メイショウオンタケ 2015年 栗毛 サウスヴィグラス 22戦2勝(引退)

エピソード

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  • 2004年の小倉記念では2着に敗れたものの同馬主のメイショウカイドウが勝利し、また2006年のサマーチャンピオンではやはり同馬主のメイショウボーラーを2着に退け勝利し、松本好雄オーナー所有馬による1-2フィニッシュを達成。
  • プロキオンステークスで勝利した日に福島競馬場で行われた七夕賞でも、松本好雄オーナーの所有馬であるメイショウカイドウが勝利し、松本好雄オーナーは東西ダブル重賞制覇を成し遂げた。ちなみに福島での表彰式には息子の松本好隆が参加した。
  • 夏の暑さに非常に強く、同厩舎のサンレイジャスパーとともに「夏女」として知られている。7〜8月の盛夏に出走したレースでは、15戦6勝、2着3回、3着4回の成績を残した。
  • 2010年に10歳となっても現役を続けたのは管理調教師である高橋成忠の意向による(本人は「わがまま」と述べている[6])。
  • 2003年の西海賞でエミネントシチーに先着、後に2009年のマイルチャンピオンシップ南部杯でその初仔であるエスポワールシチーに敗れるという、世代交代の早い競走馬としては珍しい、母子2代との対戦経験を持つ。

血統表

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メイショウバトラー血統ネヴァーベンド系 / Northern Dancer 5×4=9.38%) (血統表の出典)

メイショウホムラ
1988 鹿毛
父の父
* ブレイヴェストローマン
Bravest Roman
1972 鹿毛
Never Bend Nasrullah
Lalun
Roman Song Roman
Quiz Song
父の母
メイショウスキー
1981 鹿毛
マルゼンスキー Nijinsky II
* シル
* フェアリーテイル Sicambre
Fee Royale

メイショウハゴロモ
1993 鹿毛
ダイナガリバー
1983 鹿毛
* ノーザンテースト Northern Dancer
Lady Victoria
ユアースポート * バウンティアス
ファインサラ
母の母
メイショウエンゼル
1984 黒鹿毛
* テュデナム Tudor Melody
Heath Rose
グリンホースメン * パーシア
ハイポンド F-No.12


メイショウホムラ、母メイショウハゴロモ、祖母(父の母)メイショウスキー、祖母(母の母)メイショウエンゼルはすべて松本好雄オーナーの所有馬で、さらにすべての馬は高橋成忠厩舎にかつて所属していた。

脚注

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  1. ^ メイショウバトラー登録抹消、繁殖入り”. 日刊スポーツ. 2022年4月2日閲覧。
  2. ^ JRAホームページ|トピックス&コラム|競馬コラム|The G-Files”. warp.ndl.go.jp. 2024年10月4日閲覧。
  3. ^ a b 重賞10勝のメイショウバトラーが故郷で繁殖入り(競走馬のふるさと案内所、2011年2月28日)。
  4. ^ メイショウバトラーの競走成績”. netkeiba.com. Net Dreamers Co., Ltd.. 2022年4月23日閲覧。
  5. ^ 「POGの達人」、今年もライター参加しています! - 小島友実オフィシャルブログ「コジトモのターフフレンズ」、2022/3/3閲覧。
  6. ^ 高橋成師ラストサマー、サンレイジャスパーに賭ける(ZAKZAK、2010年7月29日)

外部リンク

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