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| Name = アイル・ゲット・ユー |
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2021年9月6日 (月) 08:40時点における版
「アイル・ゲット・ユー」 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ビートルズの楽曲 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
英語名 | I'll Get You | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
リリース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
規格 | 7インチシングル | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
録音 |
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ジャンル | リバプールサウンド | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
時間 | 2分04秒 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
レーベル | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
作詞者 | レノン=マッカートニー | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
作曲者 | レノン=マッカートニー | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
プロデュース | ジョージ・マーティン | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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「アイル・ゲット・ユー」(I'll Get You)は、ビートルズの楽曲である。1963年8月にシングル盤『シー・ラヴズ・ユー』のB面曲として発売された。レノン=マッカートニーの作品で、制作当初のタイトルは「Get you in the end」[1]。A面曲の「シー・ラヴズ・ユー」と同様に「yeah」の繰り返しがフィーチャーされている。オリジナル・アルバムには未収録となっており、アメリカではキャピトル編集盤『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』、イギリスではコンピレーション・アルバム『レアリティーズ』でアルバム初収録となった。
背景・曲の構成
本作についてポール・マッカートニーは「ジョンと2人で書いた」と語っており[2]、ジョン・レノンも1980年のPLAYBOY誌のインタビューで共作としたうえで「ポールと曲を書こうとして…うまくいかなかった」と語っている[3]。
全編レノンとマッカートニーのデュエットとなっており、コーラスではジョージ・ハリスンがハーモニーで加わっている。ギターソロがなく、リードギターが事実上2本目のリズムギターとなっている。
レコードではコーラスの歌詞を「Well I'm gonna change your mind」と歌うところを、レノンは「Well I'm gonna make your mind」と間違って歌っている。
本作は「Imagine I'm in love with you(想像してみて、僕が君に恋してるって)」と呼びかけるところから始まっており、この形式は後に発表された「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ」やレノンのソロ曲「イマジン」にも見られる[2]。コード進行についてマッカートニーは、「It's not like me to pretend(そんなふりをするなんて、僕らしくないけれど)」というフレーズのコードをジョーン・バエズの「私の悩み」から拝借したことを後に明かしている[2]。
レコーディング
「アイル・ゲット・ユー」は、1963年7月1日にEMIスタジオでレコーディングされ[4]、同月4日にミキシングが行なわれた[5]。なお、レコーディングで必要となったテイク数や、ミキシング時に使用されたテイクは不明となっている[5]。また、当時はモノラル・ミックスを作成した後に、セッション・テープを破棄していたため、「ラヴ・ミー・ドゥ」、「P.S.アイ・ラヴ・ユー」、「シー・ラヴズ・ユー」と同様にステレオ・ミックスは存在しない[5]。
リリース
「アイル・ゲット・ユー」は、1963年8月23日にイギリスで発売されたシングル盤『シー・ラヴズ・ユー』のB面に収録された[6]。アメリカでは、1963年9月16日に発売されたシングル盤『シー・ラヴズ・ユー』のB面曲[7]として発売された後、1964年5月21日に発売されたシングル盤『シー・ラヴズ・ユー(ドイツ語)』のB面曲[8]としても発売された。その後、同年4月10日に発売されたキャピトル編集盤『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』に収録された。イギリスにおいては『レアリティーズ』が『ビートルズ・コレクション』内の1アルバムとして発表されるまではアルバム未収録のままだった。CD作品では、1988年に発売のコンピレーション・アルバム『パスト・マスターズ Vol.1』で初収録となった。
日本では1964年4月5日に発売されたシングル盤『シー・ラヴズ・ユー』のB面に収録された後、1978年4月5日に独自発売されたコンピレーション・アルバム『ザ・ビートルズ・ビート』に収録された。
1995年に発売された『ザ・ビートルズ・アンソロジー1』には、1963年10月13日にロンドン・パラディウムで開催されたライブでの音源が収録された。なお、BBCラジオの番組でも演奏されており、1963年9月7日に放送された『Saturday Club』での演奏が2013年に発売された『オン・エア〜ライヴ・アット・ザ・BBC Vol.2』に収録された[9][注釈 1]。
演奏
※出典[10]
- ジョン・レノン - リード・ボーカル、アコースティック・ギター、ハーモニカ
- ポール・マッカートニー - リード・ボーカル、ベース
- ジョージ・ハリスン - ハーモニー・ボーカル、エレクトリック・ギター
- リンゴ・スター - ドラムス
カバー・バージョン
R・スティーヴィー・ムーアは、1986年に発売されたアルバム『Man of the Year Volume 4』でカバーした[11]。
マイケル・カーペンターは、2001年に発売されたアルバム『Soop #1: Songs of Other People』で本作をカバーした[12]。
マッカートニーは、2005年に行った全米ツアーで本作を演奏した。この時の模様がライブ・ビデオ『ライヴ・イン・ザ・US 2005〜ザ・スペース・ウィズイン・アス〜』に収録された。
スミザリーンズは、2008年に発売されたカバー・アルバム『B-Sides the Beatles』でカバーした[13]。
脚注
注釈
- ^ 1963年7月16日放送の『Pop Go The Beatles』でも演奏されたが、こちらは現在もビートルズの公式作品には未収録となっている。
出典
- ^ Lewisohn 1988, p. 32.
- ^ a b c Miles 1997, p. 150.
- ^ Sheff 2010, p. 205.
- ^ Russell 2006, p. 184.
- ^ a b c Margotin & Guesdon 2013, p. 84.
- ^ “The Beatles - She Loves You / I'll Get You - Parlophone - UK - R 5055”. 45cat. 2020年9月3日閲覧。
- ^ “The Beatles - She Loves You / I'll Get You - Swan - USA - 4152”. 45cat. 2020年9月3日閲覧。
- ^ “Die Beatles - Sie Liebt Dich (She Loves You) / I'll Get You - Swan - USA - 4182”. 45cat. 2020年9月3日閲覧。
- ^ “Live At The BBC (Vol.2)”. The Beatles. Apple Core. 2020年8月15日閲覧。
- ^ MacDonald 2005, p. 85-86.
- ^ Mason, Stewart. Man of the Year Volume 4 - R. Stevie Moore | Songs, Reviews, Credits - オールミュージック. 2020年10月1日閲覧。
- ^ Soop #1: Songs of Other People - Michael Carpenter | Songs, Reviews, Credits - オールミュージック. 2020年9月3日閲覧。
- ^ Deming, Mark. B-Sides the Beatles - The Smithereens | Songs, Reviews, Credits - オールミュージック. 2020年10月1日閲覧。
参考文献
- Lewisohn, Mark (1988). The Beatles Recording Sessions. New York: Harmony Books. ISBN 0-517-57066-1
- MacDonald, Ian (2005). All The Songs: The Story Behind Every Beatles Release (Second Revised ed.). London: Pimlico (Rand). ISBN 1-84413-828-3
- Margotin, Philippe; Guesdon, Jean-Michel (2013). All The Songs: The Story Behind Every Beatles Release. Black Dog & Leventhal. ISBN 1-5791-2952-8
- Miles, Barry (1997). Paul McCartney: Many Years From Now. New York: Henry Holt and Company. ISBN 0-8050-5249-6
- Russell, Jeff P. (2006). The Beatles Complete Discography. Universe. ISBN 0-7893-1373-1
- Sheff, David (2010). All We Are Saying: The Last Major Interview with John Lennon and Yoko Ono. St. Martin's Publishing Group. p. 205. ASIN B0040ZN98G
外部リンク
- I'll Get You - The Beatles