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[[590年]]（[[開皇]]10年）、隋により[[済州 (山東省)|済州]]・[[兗州]]・[[曹州]]の一部が分離されて'''鄆州'''が設置された。[[607年]]（[[大業]]3年）、郡制施行に伴い鄆州は'''東平郡'''と改称され、下部に6県を管轄した<ref>『[[隋書]]』地理志中</ref>。隋代の行政区分に関しては下表を参照。 |
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2021年3月1日 (月) 05:01時点における版
鄆州（うんしゅう）は、中国にかつて存在した州。隋代から宋代にかけて、現在の山東省西部に設置された。
隋代
590年（開皇10年）、隋により済州・兗州・曹州の一部が分離されて鄆州が設置された。607年（大業3年）、郡制施行に伴い鄆州は東平郡と改称され、下部に6県を管轄した[1]。隋代の行政区分に関しては下表を参照。
| 隋代の行政区画変遷 | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| 区分 | 開皇元年 | 区分 | 大業3年 | ||
| 州 | 済州 | 曹州 | 兗州 | 郡 | 東平郡 |
| 郡 | 東平郡 | 濮陽郡 | 東平郡 | 県 | 鄆城県 鄄城県 宿城県 須昌県 雷沢県 鉅野県 |
| 県 | 清沢県 | 鄄城県 廩丘県 | 須昌県 | ||
唐代以降
621年（武徳4年）、唐が徐円朗を平定すると、東平郡は鄆州と改められた。742年（天宝元年）、鄆州は東平郡と改称された。758年（乾元元年）、東平郡は鄆州と改称された。鄆州は河南道に属し、鄆城・須昌・鉅野・寿張・盧・平陰・東阿・陽穀・中都の10県を管轄した[2]。
1119年（宣和元年）、北宋により鄆州は東平府に昇格した[3]。