麟州 (神木市)
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麟州(りんしゅう)は、中国にかつて存在した州。唐代から金代にかけて、現在の陝西省神木市一帯に設置された。
概要
[編集]724年(開元12年)、唐により勝州の連谷・銀城の2県を分割して麟州が置かれた。726年(開元14年)、麟州は廃止された。742年(天宝元年)、再び麟州が置かれた[1]。同年、麟州は新秦郡と改称された。758年(乾元元年)、新秦郡は麟州の称にもどされた。麟州は関内道に属し、新秦・連谷・銀城の3県を管轄した[2]。
967年(乾徳5年)、北宋により麟州に建寧軍節度が置かれた。988年(端拱元年)、建寧軍節度は鎮西軍節度と改称された。1114年(政和4年)、連谷・銀城の2県が廃止され、新秦県に編入された。麟州は河東路に属し、新秦県と大和寨と大和堡を管轄した[3]。
金のとき、麟州と新秦県は廃止され、晋寧軍に編入された。1182年(大定22年)、晋寧軍は晋寧州に昇格した。1184年(大定24年)、晋寧州は葭州と改称された。