「岡山県第4区」の版間の差分
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加藤は[[2000年]]に政界を引退、後継者の[[加藤勝信]]は比例中国ブロックからの単独立候補となったため、第42回・第43回の総選挙は[[無風選挙]]であった。[[2005年]]の[[第44回衆議院議員総選挙]]では前年に[[日本歯科医師連盟]]からの1億円献金疑惑により橋本龍太郎が4区からの不出馬を表明。後継の準備が後手に回ってしまい、後継となった次男の[[橋本岳]]は[[小泉旋風]]に乗れず、[[2003年]]の総選挙で比較的善戦し、落選後も地道に地元で地盤固めを行っていた[[民主党 (日本 1998-2016)|民主党]]の[[柚木道義]]に敗れた(橋本は[[比例復活]])。しかし[[2009年]]の[[第45回衆議院議員総選挙]]では逆に民主党への追い風が吹いたため、橋本に比例復活すら許さず柚木が当選した。 |
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[[2012年]]の[[第46回衆議院議員総選挙]]では民主党への激しい逆風を背に橋本が柚木を破り、選挙区で初めて当選した(柚木は比例復活)。この結果、自民党は9年ぶりに選挙区での議席を奪回した。以後は柚木の所属政党が民主党→[[民進党]]→[[無所属]]→[[希望の党]]→[[国民民主党 (日本 2018 |
[[2012年]]の[[第46回衆議院議員総選挙]]では民主党への激しい逆風を背に橋本が柚木を破り、選挙区で初めて当選した(柚木は比例復活)。この結果、自民党は9年ぶりに選挙区での議席を奪回した。以後は柚木の所属政党が民主党→[[民進党]]→[[無所属]]→[[希望の党]]→[[国民民主党 (日本 2018)|国民民主党]]→無所属→[[立憲民主党 (日本 2020)|立憲民主党]]と変遷を辿るものの、橋本が柚木に2~3万票の差をつけて選挙区で当選し柚木が比例で復活することが続いている。 |
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== 小選挙区選出議員 == |
== 小選挙区選出議員 == |
2020年12月25日 (金) 08:55時点における版
岡山県第4区 | |
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行政区域 |
倉敷市、都窪郡 (2024年1月1日現在) |
比例区 | 中国ブロック |
設置年 |
1994年 (2022年区割変更) |
選出議員 | 柚木道義 |
有権者数 |
403,984人 1.782 倍(一票の格差・鳥取1区との比較) (総務省・2023年9月1日) |
岡山県第4区(おかやまけんだい4く)は、日本の衆議院議員総選挙における選挙区。1994年(平成6年)の公職選挙法改正で設置。
区域
歴史
中選挙区時の旧岡山2区のうち、倉敷市と都窪郡早島町が選挙区域となった。その後、5区の区域である浅口郡船穂町、吉備郡真備町が倉敷市に編入されたため、現在の選挙区域は旧船穂町と旧真備町の区域を除く倉敷市と都窪郡早島町となっている。
小選挙区比例代表並立制導入時に旧2区選出の自由民主党所属議員には、加藤六月・橋本龍太郎・村田吉隆がいたが、加藤は離党し新進党に移ったため、橋本は地盤が重なる(橋本は総社市、村田は井笠地区が地盤)5区を村田に譲り、自身は加藤と対立する4区から出馬した。1996年の総選挙では「六龍戦争」と呼ばれたが、現職の首相であった橋本の圧勝で加藤は比例中国ブロックで復活当選となった。
加藤は2000年に政界を引退、後継者の加藤勝信は比例中国ブロックからの単独立候補となったため、第42回・第43回の総選挙は無風選挙であった。2005年の第44回衆議院議員総選挙では前年に日本歯科医師連盟からの1億円献金疑惑により橋本龍太郎が4区からの不出馬を表明。後継の準備が後手に回ってしまい、後継となった次男の橋本岳は小泉旋風に乗れず、2003年の総選挙で比較的善戦し、落選後も地道に地元で地盤固めを行っていた民主党の柚木道義に敗れた(橋本は比例復活)。しかし2009年の第45回衆議院議員総選挙では逆に民主党への追い風が吹いたため、橋本に比例復活すら許さず柚木が当選した。
2012年の第46回衆議院議員総選挙では民主党への激しい逆風を背に橋本が柚木を破り、選挙区で初めて当選した(柚木は比例復活)。この結果、自民党は9年ぶりに選挙区での議席を奪回した。以後は柚木の所属政党が民主党→民進党→無所属→希望の党→国民民主党→無所属→立憲民主党と変遷を辿るものの、橋本が柚木に2~3万票の差をつけて選挙区で当選し柚木が比例で復活することが続いている。
小選挙区選出議員
選挙名 | 年 | 当選者 | 党派 |
---|---|---|---|
第41回衆議院議員総選挙 | 1996年 | 橋本龍太郎 | 自由民主党 |
第42回衆議院議員総選挙 | 2000年 | ||
第43回衆議院議員総選挙 | 2003年 | ||
第44回衆議院議員総選挙 | 2005年 | 柚木道義 | 民主党 |
第45回衆議院議員総選挙 | 2009年 | ||
第46回衆議院議員総選挙 | 2012年 | 橋本岳 | 自由民主党 |
第47回衆議院議員総選挙 | 2014年 | ||
第48回衆議院議員総選挙 | 2017年 |
選挙結果
時の内閣:第3次安倍第3次改造内閣 解散日:2017年9月28日 公示日:2017年10月10日
当日有権者数:38万500人 最終投票率:48.11%(前回比:1.8%) (全国投票率:53.68%(1.02%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 橋本岳 | 43 | 自由民主党 | 前 | 93,172票 | 51.95% | ―― | 公明党推薦 | ○ |
比当 | 柚木道義 | 45 | 希望の党 | 前 | 72,280票 | 40.30% | 77.58% | ○ | |
平林明成 | 62 | 日本共産党 | 新 | 13,907票 | 7.75% | 14.93% |
時の内閣:第2次安倍改造内閣 解散日:2014年11月21日 公示日:2014年12月2日
当日有権者数:36万8880人 最終投票率:49.91% (全国投票率:52.66%(6.66%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 橋本岳 | 40 | 自由民主党 | 前 | 91,189票 | 50.62% | ―― | 公明党推薦 | ○ |
比当 | 柚木道義 | 42 | 民主党 | 前 | 75,338票 | 41.82% | 82.62% | ○ | |
垣内雄一 | 50 | 日本共産党 | 新 | 13,629票 | 7.57% | 14.95% |
時の内閣:野田第3次改造内閣 解散日:2012年11月16日 公示日:2012年12月4日 (全国投票率:59.32%(9.96%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 橋本岳 | 38 | 自由民主党 | 元 | 91,155票 | 46.42% | ―― | 公明党推薦 | ○ |
比当 | 柚木道義 | 40 | 民主党 | 前 | 64,293票 | 32.74% | 70.53% | 国民新党推薦 | ○ |
赤沢幹温 | 51 | 日本維新の会 | 新 | 29,798票 | 15.17% | 32.69% | ○ | ||
須増伸子 | 46 | 日本共産党 | 新 | 11,125票 | 5.67% | 12.20% |
時の内閣:麻生内閣 解散日:2009年7月21日 公示日:2009年8月18日 (全国投票率:69.28%(1.77%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 柚木道義 | 37 | 民主党 | 前 | 134,319票 | 57.03% | ―― | ○ | |
橋本岳 | 35 | 自由民主党 | 前 | 97,284票 | 41.30% | 72.43% | ○ | ||
小岩井実由香 | 46 | 幸福実現党 | 新 | 3,929票 | 1.67% | 2.93% |
時の内閣:第2次小泉改造内閣 解散日:2005年8月8日 公示日:2005年8月30日 (全国投票率:67.51%(7.65%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 柚木道義 | 33 | 民主党 | 新 | 102,370票 | 47.43% | ―― | ○ | |
比当 | 橋本岳 | 31 | 自由民主党 | 新 | 96,356票 | 44.65% | 94.13% | ○ | |
東毅 | 29 | 日本共産党 | 新 | 17,094票 | 7.92% | 16.70% |
時の内閣:第1次小泉第2次改造内閣 解散日:2003年10月10日 公示日:2003年10月28日 (全国投票率:59.86%(2.63%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 橋本龍太郎 | 66 | 自由民主党 | 前 | 104,653票 | 56.50% | ―― | ||
柚木道義 | 31 | 民主党 | 新 | 66,199票 | 35.74% | 63.26% | ○ | ||
東毅 | 27 | 日本共産党 | 新 | 14,367票 | 7.76% | 13.73% |
時の内閣:第1次森内閣 解散日:2000年6月2日 公示日:2000年6月13日 (全国投票率:62.49%(2.84%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 橋本龍太郎 | 62 | 自由民主党 | 前 | 128,888票 | 65.60% | ―― | ||
熊谷裕人 | 38 | 民主党 | 新 | 46,484票 | 23.66% | 36.07% | ○ | ||
赤坂てる子 | 46 | 日本共産党 | 新 | 21,091票 | 10.74% | 16.36% |
時の内閣:第1次橋本内閣 解散日:1996年9月27日 公示日:1996年10月8日 (全国投票率:59.65%(8.11%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 橋本龍太郎 | 59 | 自由民主党 | 前 | 152,595票 | 68.00% | ―― | ||
比当 | 加藤六月 | 70 | 新進党 | 前 | 56,646票 | 25.24% | 37.12% | ○ | |
垣内雄一 | 32 | 日本共産党 | 新 | 15,173票 | 6.76% | 9.94% |