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「兵庫県第6区」の版間の差分

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[[兵庫県]]の南東部に位置し([[阪神間|阪神]]・[[北摂]]地域)、[[大阪]]・[[神戸市|神戸]]2大都市の[[ベッドタウン]]として発展してきた住宅地である。[[阪急電鉄]][[阪急宝塚本線|宝塚線]]の路線敷設に伴って開発が進み、それまでの農村地帯から一転して関西を代表する郊外住宅地区に生まれ変わった。現在も宝塚市南部や伊丹市の中心部ではマンション開発が進んでいる。こうした事情もあって選挙区民のほとんどは他地域から移住してきた新住民で占められており、[[無党派層]]が極めて多い。
[[兵庫県]]の南東部に位置し([[阪神間|阪神]]・[[北摂]]地域)、[[大阪]]・[[神戸市|神戸]]2大都市の[[ベッドタウン]]として発展してきた住宅地である。[[阪急電鉄]][[阪急宝塚本線|宝塚線]]の路線敷設に伴って開発が進み、それまでの農村地帯から一転して関西を代表する郊外住宅地区に生まれ変わった。現在も宝塚市南部や伊丹市の中心部ではマンション開発が進んでいる。こうした事情もあって選挙区民のほとんどは他地域から移住してきた新住民で占められており、[[無党派層]]が極めて多い。


2000年代半ばまでは[[環境大臣]]や[[防衛大臣]]を務め2016年8月に[[東京都]][[東京都知事|知事]]に就任した[[小池百合子]]や、後に宝塚市長に転身した[[阪上善秀]]・[[中川智子]]が[[地盤]]としており、2009年の[[第45回衆議院議員総選挙]]までは[[自由民主党 (日本)|自民党]]系候補(自民党・[[保守新党|保守党]])と反自民系候補([[新進党]]・[[民主党 (日本 1998-2016)|民主党]])で当落が毎回入れ替わる激戦区となっていた。2005年の[[第44回衆議院議員総選挙]]以降は小池は[[東京都第10区|東京10区]]に国替えし、兵庫6区では[[小泉旋風]]に支えられて自民党新人の[[木挽司]]が当選したが、2009年の[[第45回衆議院議員総選挙]]では一転して自公政権への強烈な逆風と民主党への追い風により、前回[[比例復活]]だった[[市村浩一郎]]が17万票以上を獲得して当選した。2012年の[[第46回衆議院議員総選挙]]では自民党の[[大串正樹]]が初当選し[[日本維新の会 (2012-2014)|日本維新の会]]の[[杉田水脈]]が比例復活、市村は落選した。2014年の[[第47回衆議院議員総選挙]]では大串が再選。[[次世代の党]]に参加した杉田は大幅に得票数を落とし最下位で落選し、比例復活もできず議席を失った。2017年の[[第48回衆議院議員総選挙]]ではかつてこの地域を地盤としていた小池が[[希望の党]]を結党し、元秘書の幾村奈応子を擁立したほか、[[民進党]]の[[桜井周]]は[[立憲民主党 (日本)|立憲民主党]]から、市村は[[日本維新の会 (2016-)|日本維新の会]]から出馬した。与野党の混戦状態となったが大串が制し3選を決め桜井は比例復活当選、幾村は[[供託金]]没収の惨敗に終わった。また、杉田は自民党へ入党し[[比例中国ブロック]]から比例単独で出馬し当選した。
2000年代半ばまでは[[環境大臣]]や[[防衛大臣]]を務め2016年8月に[[東京都]][[東京都知事|知事]]に就任した[[小池百合子]]や、後に宝塚市長に転身した[[阪上善秀]]・[[中川智子]]が[[地盤]]としており、2009年の[[第45回衆議院議員総選挙]]までは[[自由民主党 (日本)|自民党]]系候補(自民党・[[保守新党|保守党]])と反自民系候補([[新進党]]・[[民主党 (日本 1998-2016)|民主党]])で当落が毎回入れ替わる激戦区となっていた。2005年の[[第44回衆議院議員総選挙]]以降は小池は[[東京都第10区|東京10区]]に国替えし、兵庫6区では[[小泉旋風]]に支えられて自民党新人の[[木挽司]]が当選したが、2009年の[[第45回衆議院議員総選挙]]では一転して自公政権への強烈な逆風と民主党への追い風により、前回[[比例復活]]だった[[市村浩一郎]]が17万票以上を獲得して当選した。2012年の[[第46回衆議院議員総選挙]]では自民党の[[大串正樹]]が初当選し[[日本維新の会 (2012-2014)|日本維新の会]]の[[杉田水脈]]が比例復活、市村は落選した。2014年の[[第47回衆議院議員総選挙]]では大串が再選。[[次世代の党]]に参加した杉田は大幅に得票数を落とし最下位で落選し、比例復活もできず議席を失った。2017年の[[第48回衆議院議員総選挙]]ではかつてこの地域を地盤としていた小池が[[希望の党]]を結党し、元秘書の幾村奈応子を擁立したほか、[[民進党]]の[[桜井周]]は[[立憲民主党 (日本 2017)|立憲民主党]]から、市村は[[日本維新の会 (2016-)|日本維新の会]]から出馬した。与野党の混戦状態となったが大串が制し3選を決め桜井は比例復活当選、幾村は[[供託金]]没収の惨敗に終わった。また、杉田は自民党へ入党し[[比例中国ブロック]]から比例単独で出馬し当選した。


また、2003年から2014年までは隣接する[[兵庫県第7区|7区]]とともに全国で1位2位を争う[[一票の格差]]が大きい選挙区であった。
また、2003年から2014年までは隣接する[[兵庫県第7区|7区]]とともに全国で1位2位を争う[[一票の格差]]が大きい選挙区であった。
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2020年11月1日 (日) 09:57時点における版

日本の旗兵庫県第6区
行政区域 伊丹市宝塚市川西市5区に属しない区域)
(2024年1月1日現在)
比例区 近畿ブロック
設置年 1994年
2017年2022年区割変更)
選出議員 桜井周
有権者数 444,827人
1.984 倍(一票の格差鳥取1区との比較)
総務省・2024年9月登録日)
テンプレートを表示

兵庫県第6区(ひょうごけんだい6く)は、日本衆議院議員総選挙における選挙区1994年平成6年)の公職選挙法改正で設置。

区域

中央町小花1・2丁目小戸1-3丁目美園町絹延町出在家町丸の内町滝山町鴬の森町萩原1-3丁目火打1・2丁目松が丘町霞ケ丘1・2丁目日高町栄町花屋敷山手町花屋敷1・2丁目寺畑1・2丁目栄根1・2丁目南花屋敷1-4丁目加茂1-6丁目下加茂1・2丁目久代1-6丁目東久代1・2丁目萩原台東1・2丁目萩原台西1-3丁目鴬が丘新田1-3丁目、新田平野1-3丁目、平野(字カキヲジ原を除く)、多田桜木1・2丁目東多田1-3丁目、東多田鼓が滝1-3丁目矢問1-3丁目矢問東町西多田1・2丁目、西多田錦松台多田院1・2丁目、多田院多田院多田所町多田院西1・2丁目満願寺町満願寺石道虫生赤松柳谷芋生若宮緑台1-7丁目向陽台1-3丁目水明台1-4丁目清和台東1-5丁目、清和台西1-5丁目湯山台1・2丁目鴬台1・2丁目けやき坂1-5丁目南野坂1・2丁目西畔野(字丸山、字東通り)、清流台

なお、伊丹市や宝塚市と同様阪神北県民局の地域で、かつ能勢電鉄沿線で川西市南部と関係が深く兵庫県議会では川西市南部と同一の選挙区となっている川西市北部(1954年以前の川辺郡東谷村地域)と川辺郡猪名川町は第6区ではなく、但馬丹波地区と同様第5区になる。

川西市の旧東谷村の区域については、2017年の区割り変更により5区に移行している。

歴史

兵庫県の南東部に位置し(阪神北摂地域)、大阪神戸2大都市のベッドタウンとして発展してきた住宅地である。阪急電鉄宝塚線の路線敷設に伴って開発が進み、それまでの農村地帯から一転して関西を代表する郊外住宅地区に生まれ変わった。現在も宝塚市南部や伊丹市の中心部ではマンション開発が進んでいる。こうした事情もあって選挙区民のほとんどは他地域から移住してきた新住民で占められており、無党派層が極めて多い。

2000年代半ばまでは環境大臣防衛大臣を務め2016年8月に東京都知事に就任した小池百合子や、後に宝塚市長に転身した阪上善秀中川智子地盤としており、2009年の第45回衆議院議員総選挙までは自民党系候補(自民党・保守党)と反自民系候補(新進党民主党)で当落が毎回入れ替わる激戦区となっていた。2005年の第44回衆議院議員総選挙以降は小池は東京10区に国替えし、兵庫6区では小泉旋風に支えられて自民党新人の木挽司が当選したが、2009年の第45回衆議院議員総選挙では一転して自公政権への強烈な逆風と民主党への追い風により、前回比例復活だった市村浩一郎が17万票以上を獲得して当選した。2012年の第46回衆議院議員総選挙では自民党の大串正樹が初当選し日本維新の会杉田水脈が比例復活、市村は落選した。2014年の第47回衆議院議員総選挙では大串が再選。次世代の党に参加した杉田は大幅に得票数を落とし最下位で落選し、比例復活もできず議席を失った。2017年の第48回衆議院議員総選挙ではかつてこの地域を地盤としていた小池が希望の党を結党し、元秘書の幾村奈応子を擁立したほか、民進党桜井周立憲民主党から、市村は日本維新の会から出馬した。与野党の混戦状態となったが大串が制し3選を決め桜井は比例復活当選、幾村は供託金没収の惨敗に終わった。また、杉田は自民党へ入党し比例中国ブロックから比例単独で出馬し当選した。

また、2003年から2014年までは隣接する7区とともに全国で1位2位を争う一票の格差が大きい選挙区であった。

小選挙区選出議員

選挙名 当選者 党派
第41回衆議院議員総選挙 1996年 小池百合子 新進党
第42回衆議院議員総選挙 2000年 保守党
第43回衆議院議員総選挙 2003年 市村浩一郎 民主党
第44回衆議院議員総選挙 2005年 木挽司 自由民主党
第45回衆議院議員総選挙 2009年 市村浩一郎 民主党
第46回衆議院議員総選挙 2012年 大串正樹 自由民主党
第47回衆議院議員総選挙 2014年
第48回衆議院議員総選挙 2017年

選挙結果

第48回衆議院議員総選挙2017年(平成29年)10月22日 兵庫県第6区

時の内閣:第3次安倍第3次改造内閣 解散日:2017年9月28日 公示日:2017年10月10日
当日有権者数:46万4425人 最終投票率:49.13%(前回比:減少2.53%) (全国投票率:53.68%(増加1.02%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
大串正樹51自由民主党93,622票
41.75%
――公明党推薦
比当桜井周47立憲民主党69,878票
31.16%
74.64%社民党兵庫県連合推薦
市村浩一郎53日本維新の会38,398票
17.12%
41.01%
幾村奈応子37希望の党22,338票
9.96%
23.86%
第47回衆議院議員総選挙2014年(平成26年)12月14日 兵庫県第6区

時の内閣:第2次安倍改造内閣 解散日:2014年11月21日 公示日:2014年12月2日
当日有権者数:47万8067人 最終投票率:51.66%(前回比:減少8.21%) (全国投票率:52.66%(減少6.66%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
大串正樹48自由民主党116,328票
48.93%
――公明党推薦
辻泰弘58民主党61,902票
26.04%
53.21%
吉岡健次45日本共産党34,647票
14.57%
29.78%
杉田水脈47次世代の党24,877票
10.46%
21.39%
第46回衆議院議員総選挙2012年(平成24年)12月16日 兵庫県第6区

時の内閣:野田第3次改造内閣 解散日:2012年11月16日 公示日:2012年12月4日 最終投票率:59.87%(前回比:減少7.21%) (全国投票率:59.32%(減少9.96%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
大串正樹46自由民主党99,988票
36.04%
――公明党推薦
比当杉田水脈45日本維新の会79,187票
28.55%
79.20%
市村浩一郎48民主党58,270票
21.01%
58.28%国民新党推薦
松崎克彦57日本未来の党21,739票
7.84%
21.74%新党大地推薦
吉見秋彦38日本共産党18,221票
6.57%
18.22%
第45回衆議院議員総選挙2009年(平成21年)8月30日 兵庫県第6区

時の内閣:麻生内閣 解散日:2009年7月21日 公示日:2009年8月18日 最終投票率:67.08% (全国投票率:69.28%(増加1.77%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
市村浩一郎45民主党172,889票
55.57%
――
木挽司50自由民主党104,014票
33.43%
60.16%
北野紀子46日本共産党28,098票
9.03%
16.25%
上野仁宏38幸福実現党6,096票
1.96%
3.53%
第44回衆議院議員総選挙2005年(平成17年)9月11日 兵庫県第6区

時の内閣:第2次小泉改造内閣 解散日:2005年8月8日 公示日:2005年8月30日 (全国投票率:67.51%(増加7.65%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
木挽司46自由民主党112,265票
36.40%
――
比当市村浩一郎41民主党102,055票
33.09%
90.91%
阪上善秀58無所属47,534票
15.41%
42.34%×
中川智子57社会民主党28,875票
9.36%
25.72%
大塚寿夫66日本共産党17,696票
5.74%
15.76%
  • 小池はこの選挙より東京10区へ国替え。
  • 阪上は公認候補を差し替えられ、かつ比例も下位の予定だったことに反発し、無所属で出馬。落選後、2006年宝塚市長選に立候補し当選。2009年に阪上が収賄で逮捕され辞職した後の市長選には中川が立候補し当選。
第43回衆議院議員総選挙2003年(平成15年)11月9日 兵庫県第6区

時の内閣:第1次小泉第2次改造内閣 解散日:2003年10月10日 公示日:2003年10月28日 (全国投票率:59.86%(減少2.63%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
市村浩一郎39民主党109,320票
42.68%
――
阪上善秀56自由民主党96,410票
37.64%
88.19%
中川智子56社会民主党32,078票
12.52%
29.34%
大塚寿夫64日本共産党18,351票
7.16%
16.79%
  • 小池は自民党に移籍し比例単独立候補で当選。
第42回衆議院議員総選挙2000年(平成12年)6月25日 兵庫県第6区

時の内閣:第1次森内閣 解散日:2000年6月2日 公示日:2000年6月13日 (全国投票率:62.49%(増加2.84%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
小池百合子47保守党84,647票
33.81%
――
市村浩一郎35民主党73,931票
29.53%
87.34%
比当中川智子52社会民主党55,788票
22.28%
65.91%
前田えり子50日本共産党30,887票
12.34%
36.49%
朝倉多恵子56自由連合5,141票
2.05%
6.07%
第41回衆議院議員総選挙1996年(平成8年)10月20日 兵庫県第6区

時の内閣:第1次橋本内閣 解散日:1996年9月27日 公示日:1996年10月8日 (全国投票率:59.65%(減少8.11%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
小池百合子44新進党89,672票
38.28%
――
比当阪上善秀49自由民主党81,398票
34.75%
90.77%
佐伯勉50日本共産党32,210票
13.75%
35.92%
間脇八蔵32民主党26,594票
11.35%
29.66%
鈴木邦重58自由連合4,376票
1.87%
4.88%

関連項目