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[[2014年]]の[[第47回衆議院議員総選挙]]では井上と新開との公認争いで自民党内が分裂し、最終的に両者が[[無所属]]で出馬した。同選挙では[[高島宗一郎]]福岡市長などに支持された井上が新開や民主党元職の[[山本剛正]]を抑え再選<ref>{{cite web|url=http://www.data-max.co.jp/politics_and_society/2014/12/25527/1215_ymh_2/ |title=【福岡1区】井上貴博氏が保守分裂を制す |publisher=ネットアイビーニュース |date=2014-12-15 |accessdate=2015-05-24 }} </ref>、自民党の[[追加公認]]を受けた<ref>[http://www.sankei.com/politics/news/141214/plt1412140074-n1.html 福岡1区“仁義なき戦い”自民分裂選で井上氏が勝利] 産経新聞 2014年12月14日</ref>。このことによって福岡県は同選挙において小選挙区が10以上ある都道府県のうち唯一自民党が小選挙区の全議席を独占した都道府県となった。 |
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[[2017年]]の[[第48回衆議院議員総選挙]]では新開は不出馬で井上が公認を得た。これにより井上が前回より4万票近く票を伸ばし圧勝。[[立憲民主党 (日本)|立憲民主党]]に鞍替えした山本は比例復活もできず落選。また前回から引き続いて福岡県は自民党が小選挙区で全勝している。また前回のこの自民党が公認調整ができなかった選挙区で勝った方を追加公認するやり方がこの選挙において[[山梨県第2区|山梨2区]]や[[埼玉県第11区|埼玉11区]]や[[岡山県第3区|岡山3区]]などで用いられた。 |
[[2017年]]の[[第48回衆議院議員総選挙]]では新開は不出馬で井上が公認を得た。これにより井上が前回より4万票近く票を伸ばし圧勝。[[立憲民主党 (日本 2017)|立憲民主党]]に鞍替えした山本は比例復活もできず落選。また前回から引き続いて福岡県は自民党が小選挙区で全勝している。また前回のこの自民党が公認調整ができなかった選挙区で勝った方を追加公認するやり方がこの選挙において[[山梨県第2区|山梨2区]]や[[埼玉県第11区|埼玉11区]]や[[岡山県第3区|岡山3区]]などで用いられた。 |
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== 小選挙区選出議員 == |
== 小選挙区選出議員 == |
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|2得票 = 51063 |
|2得票 = 51063 |
2020年11月1日 (日) 09:51時点における版
福岡県第1区 | |
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行政区域 |
福岡市東区(南東部の一部を除く)・博多区 (2024年1月1日現在) |
比例区 | 九州ブロック |
設置年 |
1994年 (2022年区割変更) |
選出議員 | 井上貴博 |
有権者数 |
441,419人 1.969 倍(一票の格差・鳥取1区との比較) (総務省・2024年9月登録日) |
福岡県第1区(ふくおかけんだい1く)は、日本の衆議院における選挙区。1994年(平成6年)の公職選挙法改正で設置。
区域
歴史
福岡県庁や博多駅、歓楽街中洲、福岡空港などを有する、福岡市の中心。福岡市役所のある2区と共に九州の中枢として発展している。
都市型選挙区であり、民主党の松本龍が民主支持層のみならず、建設業界や自民党地方議員層にまで広がる支持層をしっかりまとめ、小選挙区制導入以後第45回衆議院議員総選挙まで小泉旋風が吹き荒れた郵政解散でも議席を獲得し続けていた[1]。
2012年の第46回衆議院議員総選挙では自民党は、当初古賀誠元幹事長の秘書だった新開裕司を擁立する予定だったが、安倍晋三総裁の総合的な判断によって、新開は比例九州ブロックに回され、祖父から3代県会議員を務めていた井上貴博を擁立、井上は保守層を中心に幅広い支持を集めて初当選した[2]。松本は比例復活もできず落選した。
2014年の第47回衆議院議員総選挙では井上と新開との公認争いで自民党内が分裂し、最終的に両者が無所属で出馬した。同選挙では高島宗一郎福岡市長などに支持された井上が新開や民主党元職の山本剛正を抑え再選[3]、自民党の追加公認を受けた[4]。このことによって福岡県は同選挙において小選挙区が10以上ある都道府県のうち唯一自民党が小選挙区の全議席を独占した都道府県となった。
2017年の第48回衆議院議員総選挙では新開は不出馬で井上が公認を得た。これにより井上が前回より4万票近く票を伸ばし圧勝。立憲民主党に鞍替えした山本は比例復活もできず落選。また前回から引き続いて福岡県は自民党が小選挙区で全勝している。また前回のこの自民党が公認調整ができなかった選挙区で勝った方を追加公認するやり方がこの選挙において山梨2区や埼玉11区や岡山3区などで用いられた。
小選挙区選出議員
選挙名 | 年 | 当選者 | 党派 |
---|---|---|---|
第41回衆議院議員総選挙 | 1996年 | 松本龍 | 民主党 |
第42回衆議院議員総選挙 | 2000年 | 民主党 | |
第43回衆議院議員総選挙 | 2003年 | ||
第44回衆議院議員総選挙 | 2005年 | ||
第45回衆議院議員総選挙 | 2009年 | ||
第46回衆議院議員総選挙 | 2012年 | 井上貴博 | 自由民主党 |
第47回衆議院議員総選挙 | 2014年 | 無所属 | |
第48回衆議院議員総選挙 | 2017年 | 自由民主党 |
選挙結果
時の内閣:第3次安倍第3次改造内閣 解散日:2017年9月28日 公示日:2017年10月10日
当日有権者数:43万3508人 最終投票率:47.92%(前回比:4.74%) (全国投票率:53.68%(1.02%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 井上貴博 | 55 | 自由民主党 | 前 | 97,777票 | 49.17% | ―― | ○ | |
山本剛正 | 45 | 立憲民主党 | 元 | 51,063票 | 25.68% | 52.22% | ○ | ||
石井英俊 | 41 | 希望の党 | 新 | 35,870票 | 18.04% | 36.69% | ○ | ||
立川孝彦 | 66 | 日本共産党 | 新 | 14,158票 | 7.12% | 14.48% |
時の内閣:第2次安倍改造内閣 解散日:2014年11月21日 公示日:2014年12月2日
当日有権者数:40万7501人 最終投票率:43.18%(前回比:9.37%) (全国投票率:52.66%(6.66%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 井上貴博 | 52 | 無所属 | 前 | 59,712票 | 36.34% | ―― | × | |
山本剛正 | 42 | 民主党 | 元 | 42,960票 | 26.15% | 71.95% | ○ | ||
新開裕司 | 46 | 無所属 | 前 | 31,087票 | 18.92% | 52.06% | × | ||
比江嶋俊和 | 67 | 日本共産党 | 新 | 18,906票 | 11.51% | 31.66% | |||
金出公子 | 67 | 無所属 | 新 | 6,764票 | 4.12% | 11.33% | × | ||
明石健太郎 | 42 | みらい党 | 新 | 4,883票 | 2.97% | 8.18% |
時の内閣:野田第3次改造内閣 解散日:2012年11月16日 公示日:2012年12月4日 最終投票率:52.55% (全国投票率:59.32%(9.96%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 井上貴博 | 50 | 自由民主党 | 新 | 96,706票 | 48.33% | ―― | ○ | |
竹内今日生 | 38 | みんなの党 | 新 | 45,014票 | 22.50% | 46.55% | 日本維新の会推薦 | ○ | |
松本龍 | 61 | 民主党 | 前 | 36,632票 | 18.31% | 37.88% | 国民新党推薦 | ○ | |
比江嶋俊和 | 65 | 日本共産党 | 新 | 15,992票 | 7.99% | 16.54% | |||
犬丸勝子 | 57 | 無所属 | 新 | 5,762票 | 2.88% | 5.96% | × |
時の内閣:麻生内閣 解散日:2009年7月21日 公示日:2009年8月18日 (全国投票率:69.28%(1.77%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 松本龍 | 58 | 民主党 | 前 | 123,441票 | 52.78% | ―― | ○ | |
遠藤宣彦 | 46 | 自由民主党 | 前 | 88,648票 | 37.90% | 71.81% | ○ | ||
内田裕 | 53 | 日本共産党 | 新 | 18,046票 | 7.72% | 14.62% | ○ | ||
宮崎道秀 | 51 | 幸福実現党 | 新 | 3,753票 | 1.60% | 3.04% |
- 遠藤は第46回で千葉6区から出馬するも、落選(日本維新の会)。
時の内閣:第2次小泉改造内閣 解散日:2005年8月8日 公示日:2005年8月30日 (全国投票率:67.51%(7.65%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 松本龍 | 54 | 民主党 | 前 | 99,939票 | 47.27% | ―― | ○ | |
比当 | 遠藤宣彦 | 42 | 自由民主党 | 新 | 92,891票 | 43.93% | 92.95% | ○ | |
橋本英一 | 57 | 日本共産党 | 新 | 18,611票 | 8.80% | 18.62% |
時の内閣:第1次小泉第2次改造内閣 解散日:2003年10月10日 公示日:2003年10月28日 (全国投票率:59.86%(2.63%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 松本龍 | 52 | 民主党 | 前 | 92,969票 | 54.56% | ―― | ○ | |
富永泰輔 | 28 | 自由民主党 | 新 | 53,611票 | 31.46% | 57.67% | ○ | ||
大島久代 | 47 | 日本共産党 | 新 | 15,940票 | 9.35% | 17.15% | |||
藤本豊 | 52 | 無所属 | 新 | 4,179票 | 2.45% | 4.50% | × | ||
伊藤育子 | 67 | 無所属 | 新 | 3,711票 | 2.18% | 3.99% | × |
時の内閣:第1次森内閣 解散日:2000年6月2日 公示日:2000年6月13日 (全国投票率:62.49%(2.84%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 松本龍 | 49 | 民主党 | 前 | 82,241票 | 46.33% | ―― | ○ | |
西田藤二 | 48 | 自由民主党 | 新 | 68,483票 | 38.58% | 83.27% | ○ | ||
大賀サワ子 | 56 | 日本共産党 | 新 | 19,690票 | 11.09% | 23.94% | |||
石田美香 | 34 | 自由連合 | 新 | 7,101票 | 4.00% | 8.63% |
時の内閣:第1次橋本内閣 解散日:1996年9月27日 公示日:1996年10月8日 (全国投票率:59.65%(8.11%))
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 松本龍 | 45 | 民主党 | 前 | 74,537票 | 46.66% | ―― | ○ | |
西田藤二 | 45 | 自由民主党 | 新 | 56,748票 | 35.52% | 76.13% | ○ | ||
大賀サワ子 | 52 | 日本共産党 | 新 | 21,839票 | 13.67% | 29.30% | |||
山口実 | 47 | 日本新進党[5] | 新 | 6,629票 | 4.15% | 8.89% |
出典
- ^ “【建設】松本龍氏落選の衝撃~建設業界の変化に左右された福岡1区”. ネットアイビーニュース (2012年12月20日). 2015年5月24日閲覧。
- ^ “衆院選・福岡1区 民主牙城を崩した井上貴博氏(自・新)「厳しい戦いだった」”. ネットアイビーニュース (2012年12月17日). 2015年5月24日閲覧。
- ^ “【福岡1区】井上貴博氏が保守分裂を制す”. ネットアイビーニュース (2014年12月15日). 2015年5月24日閲覧。
- ^ 福岡1区“仁義なき戦い”自民分裂選で井上氏が勝利 産経新聞 2014年12月14日
- ^ 新進党とは別の政治団体