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2020年11月1日 (日) 09:23時点における版
いずみおおつし 泉大津市 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 近畿地方 | ||||
都道府県 | 大阪府 | ||||
市町村コード | 27206-0 | ||||
法人番号 | 5000020272060 | ||||
面積 |
14.33km2 | ||||
総人口 |
72,773人 [編集] (推計人口、2024年9月1日) | ||||
人口密度 | 5,078人/km2 | ||||
隣接自治体 | 高石市、和泉市、泉北郡忠岡町 | ||||
市の木 | クスノキ | ||||
市の花 | サツキ | ||||
泉大津市役所 | |||||
市長 | 南出賢一 | ||||
所在地 |
〒595-8686 大阪府泉大津市東雲町9番12号 北緯34度30分15.4秒 東経135度24分37.5秒 / 北緯34.504278度 東経135.410417度座標: 北緯34度30分15.4秒 東経135度24分37.5秒 / 北緯34.504278度 東経135.410417度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
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ウィキプロジェクト |
泉大津市(いずみおおつし)は、大阪府の泉北地域に位置する市。
市名は和泉国の国府の外港(国津)であったことに由来する。和泉木綿の集散地となった江戸時代に真田紐をはじめとした繊維産業が興ると、これを地盤に明治以降毛布の製造が始まり、毛布のまちとして発展した。現在も国内産毛布においては9割超のシェアを占める。港湾も昭和初期に近代化され、堺泉北臨海工業地帯の一角を占め、近年は物流拠点としての性格も強めてきている。港湾や中心駅の再開発が進み、人口は2000年代前半までは増加傾向にあったが、平成17年(2005年)以降は減少傾向にある。
地理
隣接している自治体
市内の地名
歴史
前4~5世紀
- 二田の地名は、紀元前5~4世紀、九州から東進(天下り)してきた饒速日尊(にぎはやひのみこと)に付き添っていた物部氏族の二田氏がこの地に住み着いたことに由来するといわれる。その地に二田城があったといわれる。
- 紀貫之の土佐日記では、小津(をづ)と詠まれている。土佐守の任期を終えて船で京都へ帰る途中、当地を経由して住吉へ向かっている。
- けふ、からくして、いづみのなだよりをづのとまりをおふ。承平5年2月5日条
- 「ゆけどなほ ゆきやられぬは いもがうむ をづのうらなる きしのまつばら」
- 菅原孝標女の更級日記では、和泉守であった兄の菅原定義を訪ね、当地から船で京都へ帰っている。
- 冬になりて上るに、大津といふ浦に、舟に乗りたるに、その夜、雨風、岩も動くばかり降りふゞきて、雷さへなりてとどろくに、浪のたちくるおとなひ、風のふきまどひたるさま、恐しげなること、命かぎりつと思ひまどはる。
鎌倉時代には大津城(眞鍋城)が築かれ、戦国時代にはその跡地に大津御堂(南溟寺)が建ち、周囲は寺内町の様相を呈した。安土桃山時代の本能寺の変ののち、明智光秀が市内の助松町に現存する蓮正寺に隠棲したと伝えられている。市内の豊中町では、徳政令を約束した光秀に謝恩を表す供養を長年行っていた。
江戸時代、泉州地域において綿花栽培の規模が拡大すると、港湾とその後背地としての在郷町を併せ持つ大津に綿花注文所が設けられ、綿花は船で大坂や堺の問屋に運ばれるようになった。また、原料の集散地に留まらず、真田紐などの加工品の製造も行われるようになった。また、真田紐については、「真田信繁(幸村)が考案し、後藤基次が当地に伝えた。」という伝承がある。
この地盤を活かして、明治時代には毛布の製造を開始。一大生産地に発展した。
沿革
- 1647年(正保4年):和泉郡大津村が下条大津村と宇多大津村に分村。
- 1889年(明治22年)4月1日:町村制施行により、下条大津村と宇多大津村が合併して和泉郡大津村が発足。大字下条大津に村役場を設置。
- 1896年(明治29年)4月1日:泉北郡が成立。
- 1915年(大正4年)4月1日:町制施行。泉北郡大津町となる。
- 1928年(昭和3年):大字下条大津・宇多大津をそれぞれ下条・宇多に改称。
- 1931年(昭和6年)8月20日:泉北郡上条村、穴師村を編入。
- 1942年(昭和17年)4月1日:大阪府下で8番目に市制を施行。泉大津市となる。
- 2016年 (平成28年) 10月29日 - セーフコミュニティ国際認証都市となる(国内14番目、大阪府下では松原市に次いで2番目)[1]。
過去には、泉大津市・和泉市・高石市・忠岡町の3市1町の間で合併の話が持ち上がったが、高石市が脱却したため、合併研究会の設置に至らなかった。
現在では、泉大津市・和泉市・忠岡町の2市1町(かつての和泉郡の範囲とほぼ一致)の間で、合併問題などを調査研究する「泉北2市1町広域行政研究会」が設置されている。
行政
市長
市議会
定数は16人[2]。2017年5月22日時点での会派構成は以下の通り。
会派名 | 議席数 | 所属党派 |
---|---|---|
公明党 | 3 | 公明党 |
おづ | 3 | |
日本共産党 | 2 | 日本共産党 |
市民トライネット | 2 | 緑の党、立憲民主党 |
市民クラブ | 2 | |
立志会 | 2 | |
維新蒼風会 | 2 | 大阪維新の会(1名) |
※欠員1名(南出賢一市長の市議会議員から市長への転身に伴う欠員)
市章・シンボルマーク
市章
泉大津の「泉」と「大」の文字を波形に図案化し、湧きのぼる発展と海外への雄飛を表章している。1942年(昭和17年)9月25日に制定された。
シンボルマーク
毛布のまち泉大津にふさわしく羊の顔をイメージし、目と口の黒い丸は「創造」「躍動」「調和」を表している。
マスコットキャラクター
『おづみん』 - 2012年(平成24年)4月1日に市制70周年を記念して誕生したゆるキャラ。毛布工場で生まれた羊精(妖精)という設定。南海本線泉大津駅東口ロータリーに巨大な像「でかおづみん」として設置されていた。駅前展示は本来2012年(平成24年)12月31日までを予定していたが、市民からも好評を得たため2013年(平成25年)3月30日まで特別にそのまま駅前ロータリーで設置されていた。3月30日の深夜に有志により分解され現在はひまわり広場に移転され設置されている。
キャッチフレーズについて
泉大津市のキャッチフレーズは、『日本一の毛布のまち』である。
泉大津市オリアム随筆賞
泉大津市オリアム随筆賞は、「繊維のまち・泉大津」を全国にPRするために、市制施行70周年事業として、2012年より創設された独自の文学賞である。なお「随筆」と書いて「エッセイ」と読む。
人口
泉大津市(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
- 平成27年国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、2.1%減の75,897人であり、増減率は府下43市町村中23位、72行政区域中45位。
経済
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泉大津市のおもな産業
おもな産業は繊維、タイヤ。特に毛布やニットの製造が盛ん。
泉大津市で事業を営むおもな企業
泉大津市の経済や雇用を活性化させるため、市では、企業の誘致に積極的に努めてきたという。そうした長年に渡る努力の甲斐あって、現在では多くの企業が泉大津市へ進出し、事業を営んでいる。
- 住友ゴム工業(旧オーツタイヤ)の泉大津工場がある。
- 近畿コカ・コーラボトリングの『泉大津物流センター』がある。
- この他、市の臨海部(堺泉北臨海工業地帯)には、下記のような大手企業が進出している。
- 市内にある「泉大津公共職業安定所」(ハローワーク泉大津)(旭町22-9)では、隣接する和泉市にある工業団地「テクノステージ和泉」の立地企業からの求人情報も多く扱い、また、各企業の合同説明会などを実施することがある。このため、同工業団地で働くことを希望する市民も少なからず存在する。
金融機関
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日本郵政グループ
(2012年12月現在)
- 泉大津郵便局(小松町) - 集配局。
- 泉大津曽根郵便局(曽根町)
- 泉大津豊中郵便局(豊中町)
- 泉大津池浦郵便局(池浦町)
- 泉大津上之町(うえのちょう)郵便局(上之町)
- 泉大津森郵便局(助松団地)
- 泉大津田中郵便局(田中町)
- 泉大津助松郵便局(助松町)
- 泉大津虫取郵便局(虫取)
- 泉大津我孫子郵便局(池浦町)
-
泉大津郵便局
- 大阪支店 泉大津市役所内出張所(東雲町=しののめちょう)(ATMのみ)
- その他各郵便局にATMが設置されており、泉大津・泉大津森の各郵便局ではホリデーサービスを実施。
※泉大津市内各区域の郵便番号は「595-00xx」(泉大津郵便局の集配担当)となっている。
姉妹都市・提携都市
- 愛知県知多市(知多市消防本部):災害時における相互応援協定を提携
- 和歌山県日高郡中津村(現在の日高川町):2002年4月30日に友好都市を提携
- グレータージローン市(オーストラリア連邦ビクトリア州):1992年4月28日友好都市提携
- 光陽市(大韓民国):2008年5月29日友好都市提携
おもな公共施設
- 泉大津市役所(東雲町)
- 大阪府警察
- 大阪府港湾局 総務部(なぎさ町)
- 泉大津市消防本部(小松町)
- 泉大津市立有料駐車場(旭町)
- 泉大津商工会議所(田中町)
- 泉大津市民会館(小松町)※2016年12月末に閉館
- 泉大津市立織編館(南海「泉大津駅」東側、アルザ通り沿い『テクスピア大阪』1階)(旭町)
- 池上曽根弥生学習館(池上曽根史跡公園)(千原町)
- 泉大津市立図書館(下条町)
- 泉大津市立勤労青少年ホーム(下条町)
- 泉大津市立病院(下条町)
- 泉大津保健センター(宮町)
- 泉大津市総合体育館(宮町)
- 泉大津公共職業安定所(ハローワーク泉大津)(旭町)
- 泉大津労働基準監督署(池浦町)
- 泉大津税務署(二田町)
- 泉大津市立児童公園(市内各地)
- 西日本花き卸売市場(小津島町)
-
泉大津市立有料駐車場
泉大津市旭町20-6 -
泉大津商工会議所
泉大津市田中町10-7 -
泉大津市消防本部
泉大津市小松町1-70 -
泉大津市立総合体育館
泉大津市宮町2-50 -
泉大津市民会館
泉大津市小松町1-60 -
『泉大津市立織編館』
のあるテクスピア大阪
泉大津市旭町22-45 -
泉大津市立図書館
泉大津市下条町11-35 -
泉大津市立勤労青少年ホーム
泉大津市下条町11-28 -
泉大津市立病院
泉大津市下条町16-1 -
東港(ひがしみなと)公園
泉大津市東港町 -
穴師(あなし)公園
泉大津市池浦町3丁目 -
古池(ふるいけ)公園
泉大津市曽根町3丁目
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教育施設
- 小学校
- 中学校
- 泉大津市立東陽中学校
- 泉大津市立誠風中学校
- 泉大津市立小津中学校
- 東陽中学校(旧第一中学校:男子校)と誠風中学校(旧第二中学校:女子校)はその開校の性格から、幅約2mの溝を隔てて隣接している。
- また、東陽中学校と誠風中学校は隣接している為、ズボン・スカートの色が異なる。
- 東陽中学校が黒色
- 誠風中学校が白色
- 高等学校
- 専門学校
公共交通
最寄りの空港
この他、大阪国際空港(伊丹空港)を利用する市民も多くいる。
鉄道
泉大津市にはJR阪和線の駅はひとつもないが、阪和線沿線の住民も市東部を中心にたくさんいる(厳密に言えば、阪和線は和泉府中駅の北側でほんの僅かながら泉大津市を通過しているのだが、泉大津市民の多くに、市内には南海本線しか無いという意識があるのも事実である)。なかでも、穴田や東豊中町など、和泉府中駅から徒歩数分程度という住民は、隣りの和泉市府中町にある同駅を利用する場合が多い。
2015年度の1日平均乗降人員は27,272人で、南海の駅(100駅)では10位、南海本線(今宮戎駅・萩ノ茶屋駅を除く41駅)では5位である。
高石市以南の泉州地域の鉄道駅としては、1日あたりの乗降客数が隣接する和泉市にある阪和線和泉府中駅[3]、泉北高速鉄道和泉中央駅に次いで多い。また、南海の駅全体から見ても、当駅以南のすべての特急停車駅を上回っている。
- 泉大津駅前の施設
- 泉大津アルザ - ダイエー泉大津店、いずみおおつCITY、レイクアルスターアルザ泉大津(ホテル)、アルザタワーズ(グリーンタワー、ブルータワー)
- N.KLASS泉大津(エヌクラスイズミオオツ)
路線バス
南海バス
南海バスは市域において、南海本線の泉大津駅を発着する路線バスを運行している。
すべて、JR阪和線和泉府中駅を経由し隣接する和泉市の各地域へ向かうものである。平日の夕方ラッシュ時に運行されている光明池駅へ向かうバスを除き、泉北高速鉄道和泉中央駅を経由する。
朝・夕の通勤・通学ラッシュ時における乗車率が特に高いが、和泉中央駅や和泉府中駅へ発着する路線を増強する傾向があることから、それに伴いやや減便傾向にある[要出典]。
ふれあいバス
市民からの新たなバス路線を望む声が高まった[要出典]ため、福祉バス「ふれあいバス[4]」を、中日臨海バスへ委託して運行している。高齢者・障害者・妊婦などの社会参加促進を目的として運行されているため、乗車はこれらの人に限られている。運賃は無料。
道路
高速道路
おもな一般道路
市内は格子状に道路網が整備されているが、人口が増加している和泉市中南部からのアクセスが、地形の制約もあって富田林泉大津線(戎町 - 穴田間)に集中し、近年渋滞が悪化している。
フェリー
-
『泉大津市ふれあいバス』のバス停留所
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名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
- 旧跡
-
泉穴師神社
泉大津市豊中町1-1-1 -
大津神社
泉大津市若宮町4-12 -
助松神社
泉大津市助松町1-3-19
- 観光スポット
- 泉大津市立織編館
- きららタウン泉大津(泉大津パーキングエリアに隣接するスポット。ホテルサンルート関空がある)
- ひまわり広場(小松町)
- 泉大津フェニックス 廃棄物最終処分場跡地に作られた緑地。近年、大阪府南部における野外ロックフェスティバルの主要会場になっている。
-
ホテルきららリゾート関空
泉大津市なぎさ町5-1
- 祭事
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著名な出身者
- 尾崎行雄(元東映フライヤーズ投手)
- オール阪神(漫才師、オール阪神・巨人)
- 大平シロー(タレント、元漫才師)
- 五十嵐サキ(タレント、吉本新喜劇座員)
- グリフォン國松 (お笑いタレント)
- 小森哲也(元中日ドラゴンズ内野手)
- 河合晴彦(元プロボクサー)
- 浜口司(元KIX-S)
- 川田裕美(フリーアナウンサー、元読売テレビアナウンサー)
- 西村宗(漫画家)
- 立花孝志(NHKから国民を守る党党首)
- 青柳昴樹(横浜DeNAベイスターズ外野手)
- 朝阪神直輝( 大相撲力士、高砂部屋所属、序二段。)
- 阿部拓也(お笑い芸人、パナマ海水浴場)
- 三平果歩(ミュージカル女優、劇団四季所属)
ゆかりのある人物
- 安藤百福(日清食品の前身「中交総社」を設立し、製塩事業を行う)
- 杉原愛子(体操競技選手。市内の羽衣体操クラブに在籍していた。2016年リオデジャネイロオリンピック代表。)
- 新竹優子(体操競技選手。市内の羽衣体操クラブに在籍していた。2008年北京オリンピック代表。)
脚注
- ^ 泉大津市セーフコミュニティが国際認証を取得しました泉大津市役所ホームページ 2019年10月14日閲覧
- ^ “泉大津市議会議員一般選挙 候補者情報”. 泉大津市. 2019年5月6日閲覧。
- ^ JR西日本の統計では1日あたりの平均乗客数となるため、乗客数×2として計算。
- ^ ふれあいバスについて - 泉大津市
関連項目
- 和泉
- 和泉国
- 大津川
- 泉大津港(堺泉北港)
- 堺泉北臨海工業地帯
- 和泉府中:隣接する和泉市にあるJR阪和線「和泉府中駅」を中心とした街の呼称だが、その範囲は、東豊中町など、泉大津市の一部地域に及んでいる。
- 池上・曽根遺跡
- 泉大津だんじり祭り
- 南海電気鉄道
- 南海バス
- 中日臨海バス
- 阪神高速道路
- 阪九フェリー
- 日本の地方公共団体一覧
- 二田城
外部リンク
- 泉大津市関連
- 公式ウェブサイト
- 泉大津市 (izumiotsucity) - Facebook
- 泉大津商工会議所
- 助松団地(泉大津市提供)
- 地域情報
- 地域情報サイト 泉大津ドットコム
- 泉大津ドットコム (izumiotsucom) - Facebook
- いずみおおつ得々マップ(泉大津商工会議所会員紹介サイト)
- 北助松商店街
- 泉北地域広域行政推進協議会 - 泉大津市のほか、堺市、高石市、和泉市、泉北郡忠岡町の計4市1町が参加。
- 泉大津市の避難所
- 姉妹都市