「黄州 (古代)」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし |
m Bot作業依頼: 蘄を含む記事の改名に伴うリンク修正依頼 (蘄州) - log |
||
| 12行目: | 12行目: | ||
[[1275年]]（[[至元 (元世祖)|至元]]12年）、黄州は[[元 (王朝)|元]]に降った。[[1277年]]（至元14年）、黄州は'''黄州路総管府'''と改められた。黄州路は[[河南江北等処行中書省]]に属し、録事司と黄岡・黄陂・麻城の3県を管轄した<ref>『[[元史]]』地理志二</ref>。[[1364年]]、[[朱元璋]]により黄州路は'''黄州府'''と改称された。 |
[[1275年]]（[[至元 (元世祖)|至元]]12年）、黄州は[[元 (王朝)|元]]に降った。[[1277年]]（至元14年）、黄州は'''黄州路総管府'''と改められた。黄州路は[[河南江北等処行中書省]]に属し、録事司と黄岡・黄陂・麻城の3県を管轄した<ref>『[[元史]]』地理志二</ref>。[[1364年]]、[[朱元璋]]により黄州路は'''黄州府'''と改称された。 |
||
[[明]]のとき、黄州府は[[湖広省]]に属し、直属の黄岡・麻城・黄陂・[[黄安県|黄安]]・[[キ水県|蘄水]]・[[羅田県|羅田]]の6県と[[ |
[[明]]のとき、黄州府は[[湖広省]]に属し、直属の黄岡・麻城・黄陂・[[黄安県|黄安]]・[[キ水県|蘄水]]・[[羅田県|羅田]]の6県と[[蘄州]]に属する[[広済県|広済]]・[[黄梅県|黄梅]]の2県の合わせて1州8県を管轄した<ref>『[[明史]]』地理志五</ref>。 |
||
[[清]]のとき、黄州府は湖北省に属し、黄岡・黄安・蘄水・羅田・麻城・蘄州・広済・黄梅の1州7県を管轄した<ref>『[[清史稿]]』地理志十四</ref>。 |
[[清]]のとき、黄州府は湖北省に属し、黄岡・黄安・蘄水・羅田・麻城・蘄州・広済・黄梅の1州7県を管轄した<ref>『[[清史稿]]』地理志十四</ref>。 |
||
2020年8月24日 (月) 03:16時点における版
黄州（こうしゅう）は、中国にかつて存在した州。隋代から元初にかけて、現在の湖北省黄岡市一帯に設置された。
概要
北斉により設置された衡州を前身とする。南朝陳により衡州は廃止されたが、北周により再び設置された。
585年（開皇5年）、隋により衡州は黄州と改められた。607年（大業3年）に州が廃止されて郡が置かれると、黄州は永安郡と改称された[1]。
618年（武徳元年）、唐により永安郡は黄州と改められた。742年（天宝元年）、黄州は斉安郡と改称された。758年（乾元元年）、斉安郡は黄州の称にもどされた。黄州は淮南道に属し、黄岡・黄陂・麻城の3県を管轄した[2]。
宋のとき、黄州は淮南西路に属し、黄岡・黄陂・麻城の3県を管轄した[3]。
1275年（至元12年）、黄州は元に降った。1277年（至元14年）、黄州は黄州路総管府と改められた。黄州路は河南江北等処行中書省に属し、録事司と黄岡・黄陂・麻城の3県を管轄した[4]。1364年、朱元璋により黄州路は黄州府と改称された。
明のとき、黄州府は湖広省に属し、直属の黄岡・麻城・黄陂・黄安・蘄水・羅田の6県と蘄州に属する広済・黄梅の2県の合わせて1州8県を管轄した[5]。
清のとき、黄州府は湖北省に属し、黄岡・黄安・蘄水・羅田・麻城・蘄州・広済・黄梅の1州7県を管轄した[6]。