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2013年3月28日、[[棋聖 (囲碁)|棋聖戦]]最終予選で坂井秀至を降し、棋聖戦初のリーグ入り。これにより3大リーグの2つに同時に入ることとなった。第38期名人戦リーグ残留。10月5日、[[阿含・桐山杯全日本早碁オープン戦|阿含・桐山杯]]決勝で、同年の誕生日が8日違いの[[志田達哉]]を降し、全員参加棋戦での'''初優勝'''を果たす。この優勝は、関西棋院初の阿含・桐山杯優勝となった。 |
2013年3月28日、[[棋聖 (囲碁)|棋聖戦]]最終予選で坂井秀至を降し、棋聖戦初のリーグ入り。これにより3大リーグの2つに同時に入ることとなった。第38期名人戦リーグ残留。10月5日、[[阿含・桐山杯全日本早碁オープン戦|阿含・桐山杯]]決勝で、同年の誕生日が8日違いの[[志田達哉]]を降し、全員参加棋戦での'''初優勝'''を果たす。この優勝は、関西棋院初の阿含・桐山杯優勝となった。 |
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2014年第10回[[春蘭杯世界囲碁選手権戦|春蘭杯]]にシード選手として出場。中国の[[連笑]]に勝利しベスト16に進出するも、[[時越]]に敗れた。第39期名人戦リーグ残留。9月11日、第62期[[王座 (囲碁)|王座戦]]本戦決勝で[[林漢傑]]を倒し、[[井山裕太]][[王座 (囲碁)|王座]](六冠)への挑戦権を獲得。七大タイトル初挑戦となる。10月2日、第39期[[棋聖 (囲碁)|棋聖]]戦Bリーグ優勝を決め、挑戦者決定戦に進出。10月30日、[[瀬戸大樹]]を降し、2年ぶり通算3度目の産経プロアマトーナメント優勝。12月16日、第62期[[王座 (囲碁)|王座戦]]で[[井山裕太]]王座(六冠)を3-2で降し、'''王座奪取'''。初七大タイトル挑戦で奪取に成功した。第29期王座の[[橋本昌二]]九段以来、関西棋院の棋士の王座位獲得(4人目)。また、[[木谷道場|木谷一門]]・[[平成四天王]]・[[井山裕太]]以外では2002年の[[ |
2014年第10回[[春蘭杯世界囲碁選手権戦|春蘭杯]]にシード選手として出場。中国の[[連笑]]に勝利しベスト16に進出するも、[[時越]]に敗れた。第39期名人戦リーグ残留。9月11日、第62期[[王座 (囲碁)|王座戦]]本戦決勝で[[林漢傑]]を倒し、[[井山裕太]][[王座 (囲碁)|王座]](六冠)への挑戦権を獲得。七大タイトル初挑戦となる。10月2日、第39期[[棋聖 (囲碁)|棋聖]]戦Bリーグ優勝を決め、挑戦者決定戦に進出。10月30日、[[瀬戸大樹]]を降し、2年ぶり通算3度目の産経プロアマトーナメント優勝。12月16日、第62期[[王座 (囲碁)|王座戦]]で[[井山裕太]]王座(六冠)を3-2で降し、'''王座奪取'''。初七大タイトル挑戦で奪取に成功した。第29期王座の[[橋本昌二]]九段以来、関西棋院の棋士の王座位獲得(4人目)。また、[[木谷道場|木谷一門]]・[[平成四天王]]・[[井山裕太]]以外では2002年の[[王銘琬]]以来12年ぶりの王座獲得となる。 |
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2015年 第40期棋聖戦Sリーグ入り。第40期名人戦リーグ残留。碁聖戦本戦ベスト4。11月19日、第63期王座防衛戦は井山裕太四冠のリターンマッチを受け0-3と完敗し失冠した<ref>[https://www.nihonkiin.or.jp/match/oza/063.html 第63期 王座戦]</ref>。 |
2015年 第40期棋聖戦Sリーグ入り。第40期名人戦リーグ残留。碁聖戦本戦ベスト4。11月19日、第63期王座防衛戦は井山裕太四冠のリターンマッチを受け0-3と完敗し失冠した<ref>[https://www.nihonkiin.or.jp/match/oza/063.html 第63期 王座戦]</ref>。 |
2020年8月8日 (土) 07:41時点における版
村川大介 九段 | |
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名前 | 村川大介 |
生年月日 | 1990年12月14日(34歳) |
プロ入り年 | 2002年 (11歳10ヵ月) |
出身地 | 兵庫県 |
所属 | 関西棋院 |
師匠 | 森山直棋 |
段位 | 九段 |
概要 | |
タイトル獲得合計 | 2 |
七大タイトル | |
王座 | 1期 (2014) |
碁聖 | 挑戦者(2016) |
十段 | 1期(2019) |
村川 大介(むらかわ だいすけ、1990年12月14日 - )は、関西棋院所属の囲碁棋士。兵庫県西宮市出身。森山直棋九段門下。
第21代十段(第57期)。2014年第24代王座(第69期)。2013年阿含・桐山杯優勝。
関西棋院の最年少プロ入り記録を保持(11歳10か月)。囲碁界初の平成生まれかつ90年代生まれ、2004年に廃止された大手合を経験した最年少の棋士。
井山裕太九段より年下で井山から七大タイトルを奪取した初の棋士であり、王座位獲得経験者では最年少である。
棋風
力戦型で乱戦を得意とする。王座獲得後は、細かい勝負にも強くなった。
来歴
囲碁愛好家の父に5歳で囲碁を教えられ、その後小学に入ると碁会所に通うなどをして、実力をつける
1999年 西宮市立鳴尾北小学校3年生で少年少女囲碁大会に出場し、柳澤理志などに勝ち3回戦まで進むも、敗退[1]。その後関西棋院院生となる。
2002年11月1日 同小6年の11歳10か月でプロ入りを果たす。橋本昌二・結城聡の持つ関西棋院の最年少プロ入り記録12歳1か月を2か月更新した。日本のプロ棋士で見ても、日本棋院での趙治勲の11歳9か月に次ぐ記録であった。(その後女流棋士枠での採用では藤沢里菜が11歳6か月で更新)。
その後中野杯での優勝[2]や三星杯本戦出場を決めるなど活躍。
2010年11月5日 関西棋院第一位決定戦で第一位結城聡に挑戦し、2連勝で奪取。第一位の最年少記録を更新するとともに、タイトル獲得による昇段規定により、七段に飛付昇段。
2011年9月22日 産経プロアマトーナメント戦決勝で倉橋正行を降し、優勝。関西棋院独自棋戦の2つともを占める。9月26日 七段昇段のため、最後のチャンスとなった新人王戦で、安斎伸彰に2連勝し、関西棋院に結城聡以来18年ぶりに新人王タイトルをもたらした。11月19日、関西棋院第一位決定戦で坂井秀至の挑戦を受けるも0-2で防衛ならず。
2012年2月 国際戦の第4回BCカード杯予選で、伊田篤史とともに本戦入り。日本勢のBCカード杯予選突破は史上初。6月、中国乙級リーグに初めて参戦する日本チームの一員(趙治勲・伊田篤史・一力遼)として参戦も、チームは最下位に終わり丙級へ降格となる。10月4日、関西棋院第一位決定戦で第一位坂井秀至に挑むも2連敗で奪取ならず。31日、産経プロアマトーナメント決勝で、中野泰宏を降し2連覇。11月8日、第38期名人戦最終予選で小松英樹を降し、初の三大棋戦リーグ入りを果たす。
2013年3月28日、棋聖戦最終予選で坂井秀至を降し、棋聖戦初のリーグ入り。これにより3大リーグの2つに同時に入ることとなった。第38期名人戦リーグ残留。10月5日、阿含・桐山杯決勝で、同年の誕生日が8日違いの志田達哉を降し、全員参加棋戦での初優勝を果たす。この優勝は、関西棋院初の阿含・桐山杯優勝となった。
2014年第10回春蘭杯にシード選手として出場。中国の連笑に勝利しベスト16に進出するも、時越に敗れた。第39期名人戦リーグ残留。9月11日、第62期王座戦本戦決勝で林漢傑を倒し、井山裕太王座(六冠)への挑戦権を獲得。七大タイトル初挑戦となる。10月2日、第39期棋聖戦Bリーグ優勝を決め、挑戦者決定戦に進出。10月30日、瀬戸大樹を降し、2年ぶり通算3度目の産経プロアマトーナメント優勝。12月16日、第62期王座戦で井山裕太王座(六冠)を3-2で降し、王座奪取。初七大タイトル挑戦で奪取に成功した。第29期王座の橋本昌二九段以来、関西棋院の棋士の王座位獲得(4人目)。また、木谷一門・平成四天王・井山裕太以外では2002年の王銘琬以来12年ぶりの王座獲得となる。
2015年 第40期棋聖戦Sリーグ入り。第40期名人戦リーグ残留。碁聖戦本戦ベスト4。11月19日、第63期王座防衛戦は井山裕太四冠のリターンマッチを受け0-3と完敗し失冠した[3]。
2016年3月1日、第17回農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦の第10戦で、中国最強の棋士の1人である古力を撃破する。5月18日、山下敬吾九段に勝利し碁聖戦の挑戦権を手にする。7月28日、第41期碁聖戦にて井山裕太七冠に三連敗し敗退[4]。第41期棋聖戦Sリーグ3位で残留。第41期名人戦リーグ残留。天元戦本戦ベスト4。
2017年 第42期名人戦リーグ残留。第42期棋聖戦リーグ5位で降格[5]。
2018年1月25日、第56期十段戦本戦決勝で志田達哉七段に勝利し七大タイトル挑戦手合に進出。4月12日、第56期十段戦挑戦手合で井山裕太七冠に3連敗し敗退する[6]。
2019年4月19日、第57期十段戦挑戦手合で井山裕太五冠を3勝1敗で破り、十段位を奪取した[7]。
棋戦決勝進出結果
棋戦 |
三大タイトル |
他七大タイトル |
国際タイトル |
他大会 |
数 | 棋戦 | 期・回 | 対局日 | 相手 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
優勝 | 1 | 新人王戦 | 36期 | 2011年9月26日 | 安斎伸彰六段 | 2-0 |
優勝 | 2 | 阿含・桐山杯 | 20期 | 2013年10月5日 | 志田達哉六段 | 1-0 |
奪取 | 3 | 王座戦 | 62期 | 2014年12月17日 | 井山裕太六冠 | 3-2 |
失冠 | 1 | 王座戦 | 63期 | 2015年11月19日 | 井山裕太四冠 | 0-3 |
挑戦 | 2 | 碁聖戦 | 41期 | 2016年7月28日 | 井山裕太七冠 | 0-3 |
挑戦 | 3 | 十段戦 | 56期 | 2018年4月12日 | 井山裕太七冠 | 0-3 |
奪取 | 4 | 十段戦 | 57期 | 2019年4月19日 | 井山裕太五冠 | 3-1 |
失冠 | 4 | 十段戦 | 58期 | 2020年6月26日 | 芝野虎丸二冠 | 1-3 |
関西棋院限定棋戦
数 | 棋戦 | 期・回 | 対局日 | 相手 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
奪取 | 1 | 関西棋院第一位決定戦 | 54期 | 2010年11月5日 | 結城聡九段 | 2-0 |
優勝 | 2 | 産経プロアマ戦 | 7期 | 2011年9月22日 | 倉橋正行九段 | 1-0 |
失冠 | 1 | 関西棋院第一位決定戦 | 55期 | 2011年11月10日 | 坂井秀至八段 | 0-2 |
挑戦 | 2 | 関西棋院第一位決定戦 | 56期 | 2012年10月4日 | 坂井秀至八段 | 0-2 |
優勝 | 3 | 産経プロアマ戦 | 8期 | 2012年10月31日 | 中野泰宏九段 | 1-0 |
優勝 | 4 | 産経プロアマ戦 | 10期 | 2014年10月30日 | 瀬戸大樹七段 | 1-0 |
準優勝 | 3 | 産経プロアマ戦 | 11期 | 2015年11月5日 | 瀬戸大樹七段 | 0-1 |
挑戦 | 4 | 関西棋院第一位決定戦 | 61期 | 2016年10月21日 | 結城聡九段 | 0-2 |
準優勝 | 5 | 産経プロアマ戦 | 12期 | 2016年10月27日 | 坂井秀至八段 | 0-1 |
昇段履歴
- 2002年 初段
- 2004年6月21日 二段(大手合)
- 2005年6月30日 三段(勝星規定)
- 2007年4月1日 四段(賞金ランク)
- 2008年4月1日 五段(賞金ランク)
- 2010年11月5日 七段(関西棋院第一位決定戦優勝)
- 2014年12月17日 八段 (タイトル1期(王座))
- 2019年4月20日 九段 (タイトル2期 (十段))
良績
タイトル
- 王座 1期 (2014年・第62期)
- 十段 1期 (2019年・第57期)
- 阿含・桐山杯 1期(第20期)
- 関西棋院第一位決定戦 1期(第54期)
- 新人王 1期(第36期)
- 産経プロアマトーナメント戦 3期(第7、8、10期)
非公式戦
- 中野杯U20選手権優勝(第6回、第7回)
主要な良績
- 十段戦挑戦(2018年・第56期)
- 棋聖戦挑戦者決定戦進出 1期(2014年・第39期)
- 棋聖戦リーグ(Sリーグ) 3期(2013-2015年・第38-40期)
- 名人戦リーグ 8期(2012-2020年・第38-45期)
棋聖戦挑戦者決定リーグ戦
※新制度より(第40期から)
|
回 | 期 | 開催年 | 所属リーグ | 結果 | |
---|---|---|---|---|---|
1 | 40 | 2015 | Sリーグ | 2位 | |
2 | 41 | 2016 | Sリーグ | 3位 | |
3 | 42 | 2017 | Sリーグ | 5位 | 降格 |
4 | 43 | 2018 | Aリーグ | 1位 | 昇格 |
5 | 44 | 2019 | Sリーグ | 4位 | |
6 | 45 | 2020 | Sリーグ |
受賞履歴
関西棋院賞
- 最優秀棋士賞 1回
- 利仙賞 3回
- 永井(将来性)賞 3回
- 日本文化会館(連勝)賞 1回
- 新人賞 1回