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「大相撲平成30年1月場所」の版間の差分

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元大関の[[照ノ富士春雄|照ノ富士]]は途中休場ながらも再出場したが1勝もできず、十両陥落が決定した。
元大関の[[照ノ富士春雄|照ノ富士]]は途中休場ながらも再出場したが1勝もできず、十両陥落が決定した。


中日終了時点で全勝は栃ノ心を破るなど強い相撲を見せる休場明けの横綱[[鶴竜力三郎|鶴竜]]を1敗で関脇[[御嶽海久司|御嶽海]]、平幕の栃ノ心、[[大栄翔勇人|大栄翔]]が追いかける展開だった。9日目御嶽海-栃ノ心線が組まれ栃ノ心が勝ち、大栄翔が石浦に敗れたため、鶴竜を栃ノ心が追いかける形となった。結果的に御嶽海は8勝7敗、大栄翔は9勝6敗に終わった。10日目は展開が変わらなかった。11日目栃ノ心が[[宝富士大輔|宝富士]]との厳しい相撲に勝ったあと、横綱鶴竜が関脇[[玉鷲一朗|玉鷲]]に敗れたため、1敗でこの2名が並ぶ展開に変わった。更には12日目横綱鶴竜が失速し[[遠藤聖大|遠藤]]にも敗れ、1敗の栃ノ心を2敗の鶴竜が追いかける展開になった。13日目鶴竜が御嶽海に敗れたため、栃ノ心は14日目勝てば初優勝となった。また鶴竜が3敗に後退したため、僅かながらだが、前半に3敗した大関[[髙安晃|安]]にも初優勝の可能性が巡ってきた。しかし、14日目栃ノ心が[[松鳳山裕也|松鳳山]]に勝ち初優勝。他の2名は優勝出来なかった。14日目鶴竜-高安の3敗対決が組まれ高安が勝った。栃ノ心は千秋楽も遠藤に勝ち優勝に華を添える14勝目を獲得した。後半調子を上げた大関高安は御嶽海を下し、大関昇進後初の二桁勝利を12勝まで伸ばすとともに単独の優勝次点の成績となった。鶴竜も豪栄道に土俵際の逆転で勝ち連敗を脱出し、11勝4敗としたが、手の指を負傷した。
中日終了時点で全勝は栃ノ心を破るなど強い相撲を見せる休場明けの横綱[[鶴竜力三郎|鶴竜]]を1敗で関脇[[御嶽海久司|御嶽海]]、平幕の栃ノ心、[[大栄翔勇人|大栄翔]]が追いかける展開だった。9日目御嶽海-栃ノ心線が組まれ栃ノ心が勝ち、大栄翔が石浦に敗れたため、鶴竜を栃ノ心が追いかける形となった。結果的に御嶽海は8勝7敗、大栄翔は9勝6敗に終わった。10日目は展開が変わらなかった。11日目栃ノ心が[[宝富士大輔|宝富士]]との厳しい相撲に勝ったあと、横綱鶴竜が関脇[[玉鷲一朗|玉鷲]]に敗れたため、1敗でこの2名が並ぶ展開に変わった。更には12日目横綱鶴竜が失速し[[遠藤聖大|遠藤]]にも敗れ、1敗の栃ノ心を2敗の鶴竜が追いかける展開になった。13日目鶴竜が御嶽海に敗れたため、栃ノ心は14日目勝てば初優勝となった。また鶴竜が3敗に後退したため、僅かながらだが、前半に3敗した大関[[髙安晃|安]]にも初優勝の可能性が巡ってきた。しかし、14日目栃ノ心が[[松鳳山裕也|松鳳山]]に勝ち初優勝。他の2名は優勝出来なかった。14日目鶴竜-高安の3敗対決が組まれ高安が勝った。栃ノ心は千秋楽も遠藤に勝ち優勝に華を添える14勝目を獲得した。後半調子を上げた大関高安は御嶽海を下し、大関昇進後初の二桁勝利を12勝まで伸ばすとともに単独の優勝次点の成績となった。鶴竜も豪栄道に土俵際の逆転で勝ち連敗を脱出し、11勝4敗としたが、手の指を負傷した。


三賞は大関レベルの強い相撲で初優勝を遂げた栃ノ心が殊勲賞と技能賞を、新入幕で10勝を上げた[[阿炎政虎|阿炎]]と[[竜電剛至|竜電]]が敢闘賞を受賞した。
三賞は大関レベルの強い相撲で初優勝を遂げた栃ノ心が殊勲賞と技能賞を、新入幕で10勝を上げた[[阿炎政虎|阿炎]]と[[竜電剛至|竜電]]が敢闘賞を受賞した。

2020年6月23日 (火) 01:24時点における版

大相撲平成30年1月場所(おおずもうへいせい30ねん1がつばしょ)は、2018年1月14日から1月28日まで両国国技館で開催された大相撲本場所である。

大相撲平成30年1月場所

基本情報
会場 両国国技館
番付発表 2017年12月26日
開催期間 2018年1月14日 - 1月28日(15日間)
各段優勝・三賞
幕内最高優勝 栃ノ心剛史(14勝1敗・初)
十両優勝 妙義龍泰成(10勝5敗)
幕下優勝 若隆景渥(7戦全勝)
三段目優勝 魁勝旦祈(7戦全勝)
序二段優勝 魁鵬龍明(7戦全勝)
序ノ口優勝 塚原隆明(6勝1敗)
殊勲賞 栃ノ心剛史(14勝1敗・初受賞)
敢闘賞 阿炎政虎(10勝5敗・初受賞)

竜電剛至(10勝5敗・初受賞)

技能賞 栃ノ心剛史(14勝1敗・2回目)
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幕内最高優勝は、前頭3枚目・栃ノ心剛史(14勝1敗・1回目)。

場所前の話題など

番付・星取表

番付 西
四股名 成績 結果 四股名 成績 結果
白鵬 2勝3敗10休 横綱 稀勢の里 1勝5敗9休
鶴竜 11勝4敗 横綱
豪栄道 8勝7敗 大関 髙安 12勝3敗 優勝次点
御嶽海 8勝7敗 関脇 玉鷲 6勝9敗
貴景勝 5勝10敗 小結 阿武咲 4勝6敗5休
北勝富士 4勝11敗 前頭1 逸ノ城 10勝5敗
嘉風 4勝11敗 前頭2 琴奨菊 7勝8敗
千代大龍 8勝7敗 前頭3 栃ノ心 14勝1敗 優勝、殊勲賞、技能賞
正代 6勝9敗 前頭4 荒鷲 8勝7敗
隠岐の海 5勝10敗 前頭5 遠藤 9勝6敗
宝富士 8勝7敗 前頭6 4勝11敗
千代翔馬 6勝9敗 前頭7 千代の国 6勝9敗
栃煌山 6勝6敗3休 前頭8 魁聖 8勝7敗
松鳳山 9勝6敗 前頭9 千代丸 9勝6敗
照ノ富士 0勝8敗7休 前頭10 安美錦 3勝9敗3休
琴勇輝 7勝8敗 前頭11 大翔丸 7勝8敗
蒼国来 6勝9敗 前頭12 8勝7敗
豪風 5勝10敗 前頭13 大栄翔 9勝6敗
阿炎 10勝5敗 敢闘賞 前頭14 豊山 9勝6敗
石浦 9勝6敗 前頭15 錦木 8勝7敗
竜電 10勝5敗 敢闘賞 前頭16 朝乃山 9勝6敗
大奄美 8勝7敗 前頭17

優勝争い

2場所連続41回目の優勝を目指す横綱白鵬は今まで多用していたかち上げと張り手を封印して臨んだ。初日阿武咲、2日目逸ノ城と破ったが元気のない相撲だった。3日目に遂に北勝富士に敗れると、4日目も嘉風に金星を与え、5日目から休場した。休場明けの横綱稀勢の里は初日貴景勝に軍配差し違えで敗れる。2日目は北勝富士に強い相撲を見せた。しかし、3日目から逸ノ城、元大関の琴奨菊、嘉風にそれぞれ粘るが敗れ3連敗。成績が1勝4敗となり6日目から休場した。

大関豪栄道は先場所同様序盤好調で4連勝スタートだった。しかし、5日目栃ノ心に破れたあと失速し8勝7敗に終わった。

元大関の照ノ富士は途中休場ながらも再出場したが1勝もできず、十両陥落が決定した。

中日終了時点で全勝は栃ノ心を破るなど強い相撲を見せる休場明けの横綱鶴竜を1敗で関脇御嶽海、平幕の栃ノ心、大栄翔が追いかける展開だった。9日目御嶽海-栃ノ心線が組まれ栃ノ心が勝ち、大栄翔が石浦に敗れたため、鶴竜を栃ノ心が追いかける形となった。結果的に御嶽海は8勝7敗、大栄翔は9勝6敗に終わった。10日目は展開が変わらなかった。11日目栃ノ心が宝富士との厳しい相撲に勝ったあと、横綱鶴竜が関脇玉鷲に敗れたため、1敗でこの2名が並ぶ展開に変わった。更には12日目横綱鶴竜が失速し遠藤にも敗れ、1敗の栃ノ心を2敗の鶴竜が追いかける展開になった。13日目鶴竜が御嶽海に敗れたため、栃ノ心は14日目勝てば初優勝となった。また鶴竜が3敗に後退したため、僅かながらだが、前半に3敗した大関髙安にも初優勝の可能性が巡ってきた。しかし、14日目栃ノ心が松鳳山に勝ち初優勝。他の2名は優勝出来なかった。14日目鶴竜-高安の3敗対決が組まれ高安が勝った。栃ノ心は千秋楽も遠藤に勝ち優勝に華を添える14勝目を獲得した。後半調子を上げた大関高安は御嶽海を下し、大関昇進後初の二桁勝利を12勝まで伸ばすとともに単独の優勝次点の成績となった。鶴竜も豪栄道に土俵際の逆転で勝ち連敗を脱出し、11勝4敗としたが、手の指を負傷した。

三賞は大関レベルの強い相撲で初優勝を遂げた栃ノ心が殊勲賞と技能賞を、新入幕で10勝を上げた阿炎竜電が敢闘賞を受賞した。

各段優勝・三賞編集

※力士情報は2018年1月場所当時のもの。

タイトル 四股名 地位 成績 部屋 出身 回数・備考
幕内最高優勝 栃ノ心剛史 西前頭3枚目 14勝1敗 春日野部屋 ジョージアムツヘタ 初優勝
三賞 殊勲賞 栃ノ心剛史 西前頭3枚目 14勝1敗 春日野部屋 ジョージアムツヘタ 2場所連続2回目
敢闘賞 阿炎政虎 東前頭14枚目 10勝5敗 錣山部屋 埼玉県越谷市 初受賞
竜電剛至 東前頭16枚目 10勝5敗 高田川部屋 山梨県甲府市 初受賞
技能賞 栃ノ心剛史 西前頭3枚目 14勝1敗 春日野部屋 ジョージアムツヘタ 10場所ぶり2回目