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; 「仮面ライダーAGITO 24.7 version」(第36 - 50話、テレビスペシャル) |
; 「仮面ライダーAGITO 24.7 version」(第36 - 50話、テレビスペシャル) |
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: 作詞 - 藤林聖子 / 作曲・編曲 - 三宅一徳 / リミックス - 三宅一徳、鈴木浩之、篠笥孝 / 歌 - 石原慎一 / コーラス - 大木理紗 |
: 作詞 - 藤林聖子 / 作曲・編曲 - 三宅一徳 / リミックス - 三宅一徳、鈴木浩之、篠笥孝 / 歌 - 石原慎一 / コーラス - 大木理紗 |
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: 「仮面ライダーAGITO」の伴奏を[[リミックス]]し、新しい歌詞で歌い直したもので、テレビシリーズでは2番の歌詞がオープニングテーマとして、劇場版では挿入歌としてそれぞれ使われた。現在、歌詞中で「仮面ライダー」という言葉が使われた最後の主題歌である。「24.7」という数字には「24時間、7日間ずっとアギトと一緒」という意味が込められている<ref group="注">『 |
: 「仮面ライダーAGITO」の伴奏を[[リミックス]]し、新しい歌詞で歌い直したもので、テレビシリーズでは2番の歌詞がオープニングテーマとして、劇場版では挿入歌としてそれぞれ使われた。現在、歌詞中で「仮面ライダー」という言葉が使われた最後の主題歌である。「24.7」という数字には「24時間、7日間ずっとアギトと一緒」という意味が込められている<ref group="注">『[[日本コロムビア]]『百獣戦隊ガオレンジャーVS仮面ライダーアギト』 (COCX-31715/6) での台詞より</ref>。 |
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=== 挿入歌 === |
=== 挿入歌 === |
2018年1月29日 (月) 00:24時点における版
クレジットなどで確認できないスーツアクターの役柄を記載する場合には、必ず信頼可能な情報源からの出典を示してください。出典の無い情報については、Wikipedia:独自研究は載せないに基づき一定期間ののち除去されるおそれがあります(プロジェクト:特撮/スーツアクターの役名記載についてでの議論に基づく) |
平成仮面ライダーシリーズ | ||
第1作 | 仮面ライダークウガ | 2000年1月 - 2001年1月 |
第2作 | 仮面ライダーアギト | 2001年1月 - 2002年1月 |
第3作 | 仮面ライダー龍騎 | 2002年2月 - 2003年1月 |
仮面ライダーアギト | |
---|---|
ジャンル | 特撮テレビドラマ |
原作 | 石ノ森章太郎 |
脚本 | 井上敏樹、小林靖子 |
監督 | 田﨑竜太 他 |
出演者 |
賀集利樹 要潤 友井雄亮 菊池隆則 秋山莉奈 升毅 田辺季正 藤田瞳子 山崎潤 柴田明良 田口主将 中根徹 羽緒レイ 小川敦史 笠間あゆみ 諏訪太郎 |
ナレーター | 鈴木英一郎 |
オープニング |
「仮面ライダーAGITO」歌:石原慎一 「仮面ライダーAGITO 24.7 version」歌:石原慎一 |
製作 | |
プロデュース |
松田佐栄子(テレビ朝日) 白倉伸一郎・武部直美・塚田英明(東映) |
制作 | テレビ朝日 |
放送 | |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 2001年1月28日 - 2002年1月27日 |
放送時間 | 日曜 8:00 - 8:30(30分) |
回数 | 全51 |
『仮面ライダーアギト』(かめんライダーアギト、欧文表記:MASKED RIDER AGITΩ[注 1])は、2001年(平成13年)1月28日[注 2]から2002年(平成14年)1月27日まで、テレビ朝日系列で毎週日曜8:00 - 8:30(JST)に全51話が放映された東映制作の特撮テレビドラマ作品、および作中で主人公が変身するヒーローの名称。キャッチコピーは「目覚めろ、その魂」。
概要
仮面ライダーシリーズ生誕30周年記念作品であり[注 3]、また「平成仮面ライダーシリーズ」第2作目として、シリーズの基礎を固めた作品でもある。
本作品では3人の仮面ライダーが当初から登場する。以前の作品にも複数の仮面ライダーが作品中に登場するケースはあったが、複数が同時に主役級で扱われた例はなく、この試みは以降のシリーズにも影響を与えている。『クウガ』同様、劇中で仮面ライダーという言葉が登場することはなかった[注 4]。
「アギト」は、日本語の古語で「顎門」を「あぎと」と読んだことに由来する[注 5]。また、英字表記であるAGITOがラテン語において「覚醒」や「挑戦」を意味することにもちなんだものである。さらにAGITOは、聖書に存在する「Alpha(アルファ)に始まり、Omega(オメガ)に終わる」のフレーズを思わせる文字構成であることから、「最初で最後の作品」との意味合いが込められている。これにちなみ、本作品の欧文表記は「AGITO」ではなく「ΑGITΩ」(頭文字がアルファ、末尾がオメガ)となっている。
作品中では「謎」という形で多くの伏線が提示され、それらを紐解く鍵を見つけると同時に、再び新たな謎が現れる形でストーリーが展開する。このスタイルは、以降のシリーズでも継承されていくことになる。一方で、アクション面においても前作よりもその比重が高く、様式美的な要素を取り入れるなど、エンターテイメント性を重視した作品に仕上がっている。
平成仮面ライダーシリーズ第2作ということで、昭和仮面ライダーシリーズ第2作である『仮面ライダーV3』のオマージュともいえる描写が存在する[2][3]。
メインキャストである賀集利樹、要潤、友井雄亮は、本作品と同時期に放送された『百獣戦隊ガオレンジャー』の出演者や『ウルトラマンコスモス』で主演した杉浦太陽らと共に、通常では特撮ヒーローを扱わないメディアでの露出の機会を増やしている。また、第12話から登場した沢木哲也役には、『超光戦士シャンゼリオン』暗黒騎士ガウザー=黒岩省吾役を演じた小川敦史を起用した。小川はその後も、仮面ライダーシリーズにゲスト出演している。スタッフも『シャンゼリオン』のメインスタッフであった人物が多く、プロデューサーの白倉伸一郎は「本作品はシャンゼリオンのリベンジである」と2009年発売『仮面ライダーマガジン』のインタビューで語っている。
クリーチャー(アンノウン)デザインに、メカニックデザイナーの出渕裕[注 6]が、『超新星フラッシュマン』以来15年ぶりに東映作品に登板した。さらに、出渕を補佐する形でイラストレーター・草彅琢仁が参加した。
前年の『クウガ』がハイビジョンカメラによる16:9のビスタサイズで制作されたことを受け、本作品でも画面サイズは16:9の画角が採用されている。ただし、『クウガ』で編集段階のSD画質への変換作業時にクオリティの劣化が起きたことを受けて、本作品は、16:9の横長画像を「横方向で圧縮した」4:3の画角で収録しそのままポスプロを行いマスター完成の段階で圧縮状態を戻し本来の16:9の画像にする「スクイーズ撮影」という手法[注 7]が採用されている。この手法は後の『仮面ライダー剣』まで採用されることとなる。
本作品から、バイクなどの車両協力、並びに平成仮面ライダーシリーズの番組スポンサーに本田技研工業が就くようになった。番組中で流れるCMはすべて、平成仮面ライダーシリーズ限定で放映の二輪車のものである。また、日本コロムビアが関与した最後の仮面ライダーシリーズ作品でもあり、次作『仮面ライダー龍騎』以降はエイベックスが音楽制作を担当している。
本作品以降、平成仮面ライダーシリーズの各作品では原則としてエンディングテーマが省略されている[注 8]。これにより、出演者やスタッフなどのクレジットはすべてオープニングに集約され、省略によって稼がれた分は、ドラマ部分の放映時間として割り当てられるようになった。なお、戦闘場面などのシーンを盛り上げるためのテーマソングは通常挿入歌として扱われるべきものであるが、スタッフロールなどではエンディングテーマとして表記されている。
白倉伸一郎がチーフプロデューサーとなり、以降『仮面ライダーディケイド』まで平成仮面ライダーシリーズに頻繁に関わることになった。白倉は公式ホームページで第46話が実質的な最終回だと語っており、メインライターである井上敏樹も「最終回のつもりで書いた」としている。
玩具などの関連商品の売上は前作『クウガ』を下回っているが、視聴率は平成仮面ライダーシリーズ中、番組最高視聴率・平均視聴率の最高記録を出した。
前作『仮面ライダークウガ』との関係
本作品は、未確認生命体第4号が未確認生命体を滅ぼしてから2年後を舞台としているが、前作『クウガ』の時間軸と本作品の時間軸は意図的に一致しないように制作されている。また、未確認生命体という名称や仮面ライダーG3の外見以外に、前作を連想させる設定なども存在しない(詳しくは外部リンク・「時間軸の矛盾」についてを参照)。
前作におけるクウガの別称「未確認生命体第4号」は本作品でも使われているが、一方で「クウガ」や「グロンギ」という言葉やその姿は登場しない[注 9]。プロデューサーの白倉伸一郎は、本作品の世界観は物語開始時点より2年前に『クウガ』のような出来事があったパラレルワールドとしている[4][5]。クウガを共演させようというアイディアは企画中に存在していた[6]。
アギト・ギルス・G3のデザインはいずれも『クウガ』のデザインを発展させたものである[7]。
ストーリーコンセプトとしては、警察を重要な要素とすることや、怪人が人間を殺害する存在であることなどが受け継がれている[4][5]。
- 後年の作品での扱い
- 『仮面ライダーディケイド』においては、主人公・門矢士らが訪れた(『アギト』テレビシリーズとはまた別のパラレルワールドの)「アギトの世界」にグロンギが登場し、その世界ではG3・G3-Xは彼らに対する直接の防衛力として開発されたことが劇中で語られている。
- 『月刊ヒーローズ』で連載されている横島一作画の漫画『仮面ライダークウガ』には、本作品スタッフの井上敏樹と白倉伸一郎が参加しており、同作品では『クウガ』に『アギト』を関連付ける形で描かれている。
企画経緯
本作品の企画は、『クウガ』のヒットにより、その後番組として2000年夏ごろから白倉伸一郎・武部直美・井上敏樹を中心に立ち上げられた[1]。秋ごろには劇場版の検討も始められていた[1]。
白倉による初期案は、「人間とモンスターがカードを使って契約する」という設定で[8][注 10]で、「主人公とヒロインが沖縄から出発し、2人で東京を目指すロードムービー」というものであったが、現実的には制作が難しいという理由で不採用となった[1][注 11]。また主人公が記憶喪失であることは当初から決まっており、素性不明の主人公が警察から追われる展開になってしまうのを避けたのも、旅物語を廃案にした理由のひとつである[8]。
次に10人ぐらいの仮面ライダーが登場する群像劇という案が出され、最終的に3人まで絞られ完成作品へと至った[4][1][注 12]。人数が絞り込まれたのは、10通り以上のフォームチェンジが登場した前年の『クウガ』との差別化のためである[8]。
石ノ森章太郎の漫画『サイボーグ009』の「神々との戦い編」が原案とされている[10][1]。
あらすじ
“未確認生命体事件”の終息から2年の月日が流れたある日、沖縄県の与那国島海岸に人知を超えた謎の遺物・オーパーツが流れ着いた。
同時に各地において、人間には不可能な殺害方法を用いた猟奇的連続殺人事件が発生する。警視庁はこの事件の犯人を、かつての“未確認生命体”を超える新たなる脅威として「アンノウン」と命名し、未確認生命体対策班 (SAUL) に専属捜査を命じた。
この物語は3人の仮面ライダー、SAULに配属された若き特務刑事・氷川誠=G3、瀕死の重傷を克服した後に変容していく自らの肉体に恐怖を抱く大学生・葦原涼=ギルス、そして記憶喪失でありながらも本能の赴くままにアンノウンを倒していく家事手伝いの青年・津上翔一=アギト、の物語を交差させ、やがてひとつの巨大な流れへと昇華していく。
登場人物
津上翔一については、アギトの津上翔一を通常表記、本来の津上翔一は太文字表記にて示す。
3人の仮面ライダー
- 津上 翔一(つがみ しょういち)/ 仮面ライダーアギト
- 本作品の主人公で、「既に仮面ライダーである男」。年齢21歳、4月1日生まれ。
- 2000年9月27日(劇場版より・あかつき号事件から2週間後)、記憶を失って倒れていたところを保護され、心理学者・美杉義彦の家に居候している青年。
- 変身ベルト・オルタリングの力によって仮面ライダーアギトに変身し、アンノウンを察知する能力を有している。自身がアギトであることは絶対の秘密にしているつもりはないが、あまりにも浮世離れした言動が多く、またアギトに変身すると基本的に掛け声以外発声せず、変身後は変身前の面影が全くと言っていいほどなくなるため、実際に変身あるいは変身解除の瞬間を目撃されない限り、アギトだと信じてもらえない。
- 穏和で脳天気かつ少々天然ボケ気味で気分屋でのんびり屋な性格であり、しばしば寒い駄洒落を言って周囲を呆れさせる。そのため、世渡りはあまり上手くない。普段は家庭菜園作りや美杉家の家事にいそしんでいる。記憶喪失となる前は調理師学校に通っていたため、料理を特技としているが、周囲の人が食べたがらないような創作料理を作ることも多い。調理師学校時代の恩師である倉本によれば、「生徒の中では一番真面目だったが、発想はかなり奇抜だった」と語っている。また、魚の口に小指を入れるだけで新鮮なものを選ぶ特技を持つ。
- しかし、考えていることがすぐに顔に出てしまうほど正直なので、駆け引きする力を必要とするトランプやオセロといった勝負事には根っから向いていない。また、自分の価値観でしか物事や人を見られないため、他人の自分にはない弱さを理解できず、聞く者によっては嫌味とも無神経とも取れる空気を読まない発言をしてしまう。それが原因で逆鱗に触れた葦原涼に殴られたことがあり、コミュニケーション能力はあまり高くない。また、氷川や北條といった相性の合わない人間のペースを乱す独特の雰囲気を醸し出している。
- ある海難事故で記憶喪失となったため、海岸で発見された際に本人が所持していた「津上翔一」宛ての雪菜の手紙が入っていた封筒[注 13]からそのように名乗るが、のちに「沢木哲也」が本名であることが判明する。だが、結局は「津上翔一」の名前で生き続けることになる。記憶喪失の時点で「津上翔一」の名で運転免許を取得しており、作品中で氷川に免許証を持っているのか聞かれて免許証を見せ「知りませんでした?勉強不足ですね!」と言っている[注 14]。
- 最初の頃は美杉家の人たちとのつながりを失ってしまうのを怖れていたのか、自分の失った記憶を取り戻すことに対して、やや気乗りしない様子を見せる。
- 終盤でかつての恩師である倉本に再会し、自分の特技を活かして彼のレストランの手伝いをすることとなる。そして1年後にはレストラン「AGITO」を開いている。
- 本作品でメインライターを務めた脚本家の井上敏樹は、以降もメイン・サブと様々な立場で平成仮面ライダーシリーズ第1期の作品を数多く執筆したが、中でも一番好きな主人公に翔一を挙げており、理由は自分も出家している関係からどこか悟ったところがあるからと語っている。
- 氷川 誠(ひかわ まこと)/ 仮面ライダーG3 / 仮面ライダーG3-X
- 「仮面ライダーになろうとする男」。年齢23歳。香川県出身[11][注 15]。
- 香川県警より警視庁に転籍し、未確認生命体対策班SAULに配属された警部補。G3およびG3-Xの装着員として、突如として現れたアンノウンによる猟奇事件の捜査に当たる。
- 香川県警所属時代、翔一が記憶を失った原因である海難事故で、翔一たちが乗っていたフェリーボート・あかつき号に、嵐の中にもかかわらず乗り移り、乗り合わせた乗客・乗員をたった1人で救出している。
- 常に生真面目な性格で、ややもすると無骨で不器用ですらあるが(翔一にそれらを指摘されたときだけカッとなっており、負けず嫌いな性分から後先を考えないような、普段の氷川を知る人間からは想像できない行動に走る。それでも出来ないとなると「何ですか、○○だなんて!!」などと開き直って屁理屈をこねる)、アンノウンを相手に常にひるまず戦い抜く熱血漢としての一面も併せ持つ。また、尊敬する存在を美化しすぎてしまう傾向があり、北條の発言もかなりグレードアップする段階まで嫌味であることに気づかず、何度も自分を助けてくれたアギトが翔一であるとは考えもせず(いち早く正体を知った北條と小沢は「なんとなく言いづらい」という理由で明かさなかった)、それを知った際には大きな混乱に苛まれた。高校時代はテニスのインターハイで準優勝を果たしている。
- 物語序盤は敗戦が続くが、次第にアンノウンにとどめを決める場面も出てくる。最終回では、アギト・シャイニングフォームですら敗北寸前まで追い込んだ風のエルロードと地のエルロード2体を相手に戦う強さを見せている。
- 終盤において、何らかの原因で視力を一時的に失う症状を起こすが、再検査の結果で視神経に異常は見当たらず、闇の力との最初の対決の後は症状も現れなくなり、詳細は不明のままに終わる[注 16]。最終決戦から1年後に警視庁捜査一課に転属となり、そこで河野とともに働くようになる。
- 葦原 涼(あしはら りょう)/ 仮面ライダーギルス
- 「仮面ライダーになってしまった男」。年齢20歳、1981年1月21日生まれ[注 17]。
- 城北大学の学生で、初登場時は水泳部に所属している。無愛想で粗暴だが(翔一や氷川など、劇中の男性登場人物には彼に殴られた者が多い)、性根は優しい性格であり、特に真魚には後述の件で恩義を感じており、彼女からの頼みは基本的に聞き入れている。また彼もアンノウンを察知する能力を有している。
- バイク事故を機に、不完全な状態で変身能力に覚醒し[注 18]、変身ベルト・メタファクターによって不完全なアギト=ギルスに変身する。だが、その能力と変身後の「異形の姿」ゆえに水泳のコーチ・両野耕一や恋人の片平真由美に敬遠され、長らく孤独な日々を過ごす。なぜか女運が非常に悪く、真由美だけでなく榊亜紀や水原リサといった親密になった女性とは、最終的に死別するという悲劇的な破局を迎えている。
- 劇場版では、街中でフォルミカ・ペデスに襲われるレイを助け、彼の頼みで紗綾香を助けるために行動する。
- 覚醒後は翔一=アギトやG3と何度も接触し、状況の誤解によって幾度も戦うが、やがて互いの境遇を理解して共に戦うようになる。
- 相良克彦に襲われて一度は命を失うが、真魚の治癒再生能力によって蘇生する。その後、アナザーアギト=木野のアサルトキックを喰らって瀕死の重傷を負うが、真島浩二の中で覚醒しつつあったアギトの力を授けられて回復、あわせてギルスでありながらアギトに匹敵するエクシードギルスとしてさらなる進化を遂げる。
- 幾度も関わった人物と悲しい別れを経験し、蘇生後も死線を彷徨う目に遭うが、苦境から決して逃げない。のちに、整備してもらっていたバイク屋のバイトを始め、普通の生活を送るようになる。
- 最終決戦後は自分に懐いた子犬と共に、バイクに乗り旅立っていく。
津上翔一の関係者
美杉家
- 風谷 真魚(かざや まな)
- 3月10日生まれの17歳の緑ヶ丘学園に通う女子高校生。母親は生後まもなく他界し、父の伸幸と2人で暮らしてきたが、2年前の自身の誕生日にその父を亡くした後、叔父である美杉の家に身を寄せている。
- 強力なサイコメトリーの持ち主で、のちに沢木の手によって能力を成長させ、一度きりの強い治癒再生能力をも獲得して死亡した涼を蘇生させる。他にも透視能力や念動力を持ち、前者は翔一の無実を証明する際に、後者は水原たちテニス部員などに対して使用された。
- 劇場版では、予知能力を持つため、深海に拉致され、G4のESPシステムに利用される。また、翔一が戦いの最中に死亡することを予知する。
- 学業は常にサイコメトリー頼みで、能力にムラがあることから、成績は科目によって得意・不得意の差が目立つ。
- 翔一のことを「翔一君」と呼んでいる。翔一がアギトであることは序盤で知り、翔一がアギトについて相談できる数少ない人物となる。性格は常識人的な位置づけで、天然ボケ気味な性格の翔一に対して呆れながら突っこみを入れるのが日常である。また活動的であるため、のんびり屋の翔一の言動にイラつくこともしばしばである。太一いわく「抱え込む性格」らしいが、その態度や言動には内心が現れてしまうことが多く、周囲に対しては強い口調になってしまうことや拒絶のような態度を取ることすらある。しかし、重要な場面では常に翔一を応援し、彼の戦いを影で支えて気遣っている人物である。
- 一時期までテニス部に所属しているが、人間関係のもつれから退部している。
- 美杉は「マナという言葉には、天からの恵みの食べ物という意味があるんだ」と、伸幸は旧約聖書に登場するマナにちなんで人々に恵みを与える人になってほしいから「真魚」という名前を付けたのではないかと語っている[13]。
- 美杉 義彦(みすぎ よしひこ)
- 年齢45歳。城北大学心理学専攻の教授で、真魚の叔父。
- 劇中に登場しない妻は教職のために海外へ出張中であり、現在は息子の太一のほか、2人の居候と暮らしている。
- 実直な人柄だが、大変酒ぐせが悪い。翔一がアギトであることはラストまで知らずにいるが、実は過去に、義理の兄である伸幸[注 19]からアギトの存在を聞かされていたが、人間が侵してはならない領域に踏み込もうとした事から、自らの手で超人を生み出そうとしていた彼の危険な考えに否定的な態度をとっていた。そのため、超能力に対して懐疑的であるため、普段は超能力の存在を知りながら存在を否定しており、伸幸から真魚が超能力の持ち主である事を聞かされていたが、彼女を傷つけさせないために全てを忘れ、真魚を守っていた。
- 劇場版では、素性を明かさない紗綾香を、真魚に頼まれて居候させる。
- 美杉 太一(みすぎ たいち)
- 年齢10歳。義彦の息子で、真魚とは従姉弟の関係にあるが、本当の姉弟のように仲がいい。母親が家にいないことを寂しがっている様子はないが、榊亜紀のような母親の面影を感じさせる甘えさせてくれる大人の女性には滅法弱い。決して悪ガキではないが、生活面ではかなり翔一に依存しているにもかかわらず、呼び捨てなど生意気な態度を取っている(父親に怒られる理由の大半はこれである)。トマトや卵が嫌いなど、偏食が激しい。
沢木哲也の関係者
- 風谷 伸幸(かざや のぶゆき)
- 日生大学の比較宗教学教授を務める、真魚の父親で、美杉の義理の兄[注 19]。享年45歳。真魚の生後まもなく妻が他界したため、男手ひとつで真魚を育てた。
- 真魚の回想では温厚な父親としてのイメージがあったが、科学者としては人としての一線を踏み越えることさえも辞さない狂的な一面がある。
- アギトの存在を知り、自らの手で超人を生み出すという野心を抱いていたが、義弟の義彦からは否定的な態度をとられていた。
- 津上翔一=本物の沢木哲也の姉であり、前述の事故に関わった沢木雪菜を実験体にし、アギトに覚醒させたものの、力を制御できずに暴走した彼女によってその身を滅ぼすという結末をたどった。そのことで、雪菜や翔一、沢木にも不幸をもたらすことになる。
- 沢木 哲也(さわき てつや)
- 年齢35歳、闇の力と接触する青年。彼から力を与えられ、真魚や榊亜紀らの能力を覚醒させたり、増幅したりしていた。
- 実は翔一が持っていた封筒の宛名「津上翔一」その人であり、もともとは風谷とともに日生大学でアギトの研究を行っていた伸幸の助手だった。恋仲だった雪菜の死後、後を追って自殺したものの、最初のアギトであった雪菜を殺した(実態は雪菜を救おうとして手を掴んだが、雪菜に「お願い離して」と言われ、わざと手を離した)「功績」を闇の力に認められ、その力を受けて蘇った。その後は永遠の命と引き換えに、闇の力とともにアギトを人類側から滅ぼす神の使徒として意を受けた。
- 20話より闇の力から「人類が本来持ってはいけない力を解放する権威」の一部を授かるが、闇の力に背き、アギトを守るため、その力で人類のアギトの力を覚醒させるために使う道を選ぶ。
- 自らを「かつてアギトを裏切った者、これからアギトを救う者、神を裏切った者」と名乗り、アギトは人間の可能性を否定する者と戦うために存在すると考えている。
- 最期はアギトらに敗れて家にやってきた闇の力の前で「人はアギトを受け入れるだろう」と言い残して、人間の未来を夢見ながら闇の力に与えられた命が尽きて死亡する。
- 沢木 雪菜(さわき ゆきな)
- 翔一の夢に出て来る女性。享年23歳。
- 実は翔一こと、本物の沢木哲也の姉で、幼い頃に両親を亡くし、それ以降は弟の哲也と二人で暮らしていたが、彼女も伸幸のゼミに参加する中で、アギトの力に覚醒していた(番組の時間軸上では、一瞬とはいえ最初にアギトの姿へ変身したことになっており、闇の力は彼女を「最初のアギト」と認識している)が、力が暴走して風谷を殺してしまい、助けようとした津上翔一の手を振りほどいて自分も直後に自殺した。
- 津上翔一に宛てた手紙は自動筆記のように謎の文字が書かれており、その手紙の宛先であった津上翔一の元へ向かおうと哲也はあかつき号へと乗船したのだ。
- アギトに変身した雪菜、および終盤に登場した岡村可奈は公式には仮面ライダーにはカウントされず、次作『仮面ライダー龍騎』に登場する仮面ライダーファムが初の女性ライダーとされている。
警視庁
- 小沢 澄子(おざわ すみこ)
- 年齢25歳、1977年生まれ。ニューヨーク出身。IQ180。G3システムの開発責任者にして、未確認生命体対策班の実働部隊G3運用チーム、通称《G3ユニット》のリーダーでもある。役職は管理官で、警視庁警備部所属の警部。
- 12歳でマサチューセッツ工科大学へ入学し、15歳で博士課程をトップで修了、そして日本へ帰国後、城北大学を卒業した(美杉の教え子でもある)。
- 氷川の実力と率直な人柄を高く評価し、常に強い信頼を寄せている。
- 良く言えば過ぎたことをいつまでもクヨクヨ考えない前向きな、悪く言えば大雑把で唯我独尊な、自信家かつ勝気な性格ゆえに、北條透を始めエリートを敵に回してしまうことが多い。何でもズケズケとストレートな物言いをするように見えるが、「人に聞かれるとまずいような話はしない主義」と自身は語っている。彼女の最高傑作といえるG3-XやG4は装着者の負荷を無視したものだったが、装着員の生命を奪うG4は封印した。また、G3-Xの一件で、ライバルでありかつての師でもある高村教授に諭され、次第に他者を思いやる考えを持つようになる。最終決戦から1年後には警察を辞め、西ロンドンの大学で講師を務めている。
- 劇場版では、自身が封印したG4の設計図を盗み、G4を完成させた深海を糾弾する。劇場版のディレクターズカット版で、かつては美杉義彦の教え子だったことが判明しているが、学生を率いて授業をボイコットするなど、素行はあまり良くなかったようである。
- 焼肉とビールが好物で、特に勤務中にもかかわらずビールを浴びるように飲み、周囲の声がわからなくなるほど酔うこともあるが、G3-Xをその状態で完成させた。
- 劇中で焼肉を食べるシーンが多く描かれ、これに対して放送当時、BSE問題で苦しんでいた全国食肉事業協同組合連合会から、本作品が表彰を受けた[14]。
- 尾室 隆弘(おむろ たかひろ)
- 年齢24歳。警視庁未確認生命体対策班の一員(階級は巡査)で、G3システムの運用に際してオペレーターとして小沢のサポートを担当する。
- G3ユニット以外では白バイ隊員として活動している。
- 周囲からは影が薄いと言われ、実際無視されたり凡人扱いされることが多く、小沢からも「究極の凡人」とまで呼ばれているが、諸所で縁の下から活躍している。
- 気弱な一面もあり、スピード違反した水原リサを追跡中、彼女を匿っていた涼に凄まれ引き下がってしまったこともある。
- G3システムの装着員に憧れており、テレビスペシャルではG3マイルドのテスト装着員になって氷川と共闘する。戦闘ではスカラベウス・フォルティスに圧倒されたものの、氷川の窮地を救う根性も見せている。テレビシリーズでも直接戦ってはなくとも、警視庁の方針がアンノウンの防衛に転向したことで、修復されたG3の装着員を務めるが、新たな方針には疑問を抱いている。最終決戦から1年後にはG5ユニットの主任に就任し、小沢と氷川の意志を後輩に伝えている。
- 劇場版では、深海に酔い潰され、G4の設計図を盗む手助けをしてしまう。
- 北條 透(ほうじょう とおる)
- 年齢25歳。警視庁捜査一課の警部補で、本庁きってのエリートと言われている。
- 気取り屋な一面があり、食事は河野に屋台ラーメンを誘われても断って高級レストランで同僚をご馳走したり、氷川に缶コーヒーを奢ってもらいそうになってもコーヒーはサイフォンで煎れたものしか飲まないことを理由に断るなど、かなりこだわりが強い。河野や司は、「思い込みが激しい」と評している。
- かつてはG3装着員に真っ先に志願した候補だったが、氷川に敗れた過去を持っている。そのことや自身の功や体裁にこだわり過ぎるため、G3ユニット(特に小沢)を敵視し、同時に溢れる行動力と固い意志もあるため、彼らに対抗してアギト捕獲作戦やG3ユニットの強奪、V-1システムの開発などを立案する。彼の言動は普段温厚な氷川も怒り睨みつけるほどであるが、氷川のサポートや(戦闘中に視力喪失した彼の補助なども)身を挺して一般人を守るなど、警察官としての義務を果たしている。アンノウンの事件を別角度から暴こうと行動したり、以前の上司で尊敬する司の犯罪を涙を流しながら暴いたりもしている。これらのことから、彼の警察官としての正義感と魂は本物であることが伺える。
- 発案した作戦がかえって裏目に出てしまうことも少なくなく、アギトを捕獲すべく銃口を向けようとするも阻止した氷川とアギト捕獲作戦の折のことで根に持っていた涼に殴られ、さらにその件で涼が死んだと思い込み超能力が覚醒した榊亜紀に命を狙われ、装着したV-1システムを突如暴走したG3-Xに破壊され自身も負傷するなど、アンノウンを除いても思わぬ場面でかなりの回数で災難に遭っている。しかし、最終的には偶然にもアンノウンの出現で助かるなど悪運もかなり強く、幾度となく痛い目にあったにもかかわらず最後まで自身のプライドや信念を決して曲げることのない、打たれ強さと図太い神経を持ち合わせている。なお、顔が固いのか、殴った涼でさえ手を痛そうにしている。
- 氷川が昇進するきっかけとなったあかつき号の事件をダシにG3装着権を奪った際は、無駄のない動きで一度はモリペス・オクティペスを撃破するが、それが強化再生して再戦時にまったく攻撃が効かないことに怯え、独断で武装解除し逃走したことで任を解かれる。しかし、その後の戦いでは自身が装着員としての立場が危うい状況ながらも、悠長な上層部の判断を待たずにエクウス・ノクティスから民間人を助けるため小沢や尾室に出動を働きかけ、アンノウン撃破は出来なかったが、民間人を守るためにボロボロになりながらも戦闘不能になるまで戦い抜くなど、斜めに構えた態度に見えて、実には氷川と同じように内心には熱い心を秘めている。
- 氷川も彼の才覚は認めており、小沢がG3-Xの装着員として津上翔一を挙げた際には「北條ならまだわかる」と言っている。しかし、翔一に初めて会った時は氷川同様に彼の雰囲気にペースを乱され、ムキになるなど単純な一面もあり、結論から言えば氷川とは似た者同士である。
- 終盤は人類のアギト化を脅威と考え、アンノウンを守るためにG3ユニットの解散や乗っ取りを謀るが、警察の考えが間違っていることに薄々気付いており、氷川たちがG3ユニットの奪還に来ると、あっさりとシステムを明け渡してその場を去っていく。1年後には、小沢が教授として赴任した西ロンドンの大学を、捜査の関係上イギリスに来たついでに訪れている。なお、相変わらず憎まれ口を叩きあう仲だが、そういうやり取りができることに、一種の充実感を得ているようでもある。
- 本作品のメインライターを担当した脚本家の井上敏樹は、本作品の登場人物の中で一番好きなキャラクターに北條を挙げており、「北條透が何をするか」というのが脚本打ち合わせの大きなテーマだったという[15]。
- V-1システム(Victory-1)
-
- 身長:185cm
- 体重:130kg
- パンチ力:約1t
- キック力:約4t
- 防御力:硬度「6」
- ジャンプ力:ひと跳び15m
- G3システムに対抗して北條透が開発の指揮を執り、ロボット工学の権威である城北大学の高村光介教授をはじめ、人間工学・エネルギー工学の権威や精神科医も参加して完成させた特殊強化装甲服。V-1ショットという銃を武器とする。G3システムに勝るとも劣らない能力を持つとされ、実際に北條が着用してアピス・メリトゥスを撃退しているが、G3-Xとのコンペ中に暴走したG3-X(実際には北條が、銃をG3-Xに向けたためAIが敵対行動とみなし、氷川がそれに逆らったため、その衝撃によって気絶してしまい、朦朧とした意識の中で氷川がV-1システムをアンノウンと誤認したことで、AIがその意志に同調したことによるもの)によって破壊され、開発プロジェクト自体も高村が放棄したことにより、頓挫する。
- 河野 浩司(こうの こうじ)
- 警視庁捜査一課のベテラン刑事。
- 北條の上司で、彼が「根は良い奴」であることを理解している数少ない一人。飄々としているが勇敢。
- 北條がG3装着員となっている際、およびG3ユニットが活動していない際は、氷川も彼のもとで事件の捜査にあたっている。風谷伸幸殺害事件を追っており、真魚とは面識がある。氷川と北條を除けば、生身でアンノウンと戦った警官の中で、逃げ腰にならなかったのは彼だけである。
- 警視庁近くのラーメン屋台「うまい軒」の常連で、勤務中の食事はほぼその屋台で済ます。たまに妻の弁当を食べる際は「本当はラーメンのほうが良い」と呟いている。
- S.A.U.L.幹部
- 未確認生命体対策班の監査役の警視庁幹部会。人員の任命権や対策班全体の活動の最終決定権、警察庁や政府との密接な繋がりを持つ。
- 劇中では数名の幹部が登場し、頻繁に行われる聴聞会では、G3ユニットの面々に対し一貫して厳格な姿勢を崩していない。幹部たちのうち、常時登場していた中心的人物は特に厳格な姿勢が顕著である。
- 司 龍二(つかさ りゅうじ)
- アギト捕獲作戦の失敗後、警察庁からG3ユニットに派遣されてきた監査官。北條の元上司であり、彼を最も優秀な部下と絶賛している。年齢38歳。18話・19話に登場。
- 有能な人材を好む一方で、G3運用チームといった自身が無能と判断した人間に対しては非常に冷淡な態度をとる。
- 以前ある事件で北條を助けた「命の恩人」でもあるが、その際に右腕に重傷を負い、後遺症のため左利きへの矯正を余儀なくされた。また、その傷を負って入院している間に妹・さおりを殺人事件で失っている。
- 「あらゆる偏見を排除してただ事実を事実として直視する」ことをモットーとしている。しかし殺された妹の復讐のためそのモットーを破り、被疑者だった花村久志を殺害した上で、アンノウンの犯行に見せかけようとする。しかし北條の推理に見破られて彼の優秀さを改めて認め、自首を決める。
あかつき号メンバー
あかつき号事件での乗員・乗客たち。
- 木野 薫(きの かおる)/ アナザーアギト
- あかつき号の乗客のなかでは中心的な存在。年齢32歳。
- 天才的な腕前を持つ外科医だったが、数年前に雪山で遭難し、「助けて兄さん」と言い残した弟を前に自身も気を失い、重度の凍傷によって自身の右腕と弟の雅人を失った。死亡した弟の右腕を移植されたが、医師会はもはや手術は不可能と判断し、医師免許を剥奪した(本来は四肢欠損や障害などによって手術が出来なくなっても、医師免許の剥奪理由にはならない)。
- 本来は穏やかで、困っている人間を決して見捨てない好人物だが、弟を救えなかったという自責の念から遭難時の悪夢にうなされ、自分に救いを求める人間は雅人であり、過去の代償として全て自らの手で救わねばならないと決意、同時に心に影を落としてしまう。それ以後は非合法で難手術を請け負い、法外な報酬を受け取る闇の名医師となる。この時に前述の海難事故に遭い、当時は面識のなかった氷川に救出されている。
- 変身能力とアンノウン察知能力が覚醒した直後は、弟の呪縛から自分の手で人を救うべく、自分以外のアギトの存在を否定し、翔一や涼および、覚醒しかけた真島を襲う。しかも、瀕死の重傷を負わせた涼が、真実を知らない真島たちによって担ぎ込まれてくると「一人で治療する」と偽って殺害を謀るが、なぜか右腕が痙攣と激痛で機能しなくなり[注 20]、その隙に涼は逃走し未遂に終わる。その後、翔一にも攻撃をしかけるが、またしても右腕に症状が現れ撤退、それを弟の諌めと考え自分は間違っているのかと悩む。さらに、復活した涼=エクシードギルスに敗北したのを機に、最終的に翔一たちと共闘することになる。
- 闇の力によってアギトの力を奪われ変身不能となった状態で、ウォルクリス・ファルコの頭突きを受けて重傷を負うが、同じくエリキウス・リクォールの針を食らった翔一に「アギトに飲み込まれるな」と諭しながら緊急手術で針を摘出して救う。そして、そのダメージによって肉体の限界を迎え、真島にコーヒーを入れるようにと頼んだあとに息を引き取る。彼が最後の際に見た幻は、あの雪山で倒れずに立ち上がり、弟を支えて下山する自身の姿であり、最大の後悔を満たされたその表情は、とても穏やかなものである。
- 他のライダーたちに大きな影響を与えた人物でもある。
- 当初よりアギトに変身する人物として想定されていたが、細かい設定は登場直前まで考えられておらず、名前も男女どちらでも通用するものにされた[16]。
- 三浦 智子(みうら ともこ)
- あかつき号の乗客の一人で、年齢29歳。12月生まれ。翔一が記憶を失ってから、最初に再会したあかつき号の乗客のメンバー。第9話に登場。
- 篠原佐恵子とは会社の同僚であり、彼女と有給休暇を利用して四国へ旅行に行くためにあかつき号に乗船し、事件に巻き込まれた。それから半年後、偶然にも街中で翔一と再会する。彼の正体を教えるべく会う約束をするが、闇の力によって絞殺される。
- 彼女が死の直前に翔一と会う約束をしていたことから、翔一は警察に疑われ、一時逮捕される(実際には、重要参考人として任意同行を求められた際にモリペス・オクティスの気配を察知したことでその場を後にしようとしたことによる公務執行妨害のため)。
- 篠原 佐恵子(しのはら さえこ)
- あかつき号の乗客の一人で、年齢24歳。第11話・第12話に登場。
- 会社を辞めて輸入雑貨の店を開くために会社の同僚である三浦智子とともに四国へ最後の旅行に行く途中、あかつき号事件に巻き込まれた。そのショックで心を閉ざしていたが、兄がでっち上げた山王湖の伝説の話に夢中になったことから、聖なる戦部の像を探して山王湖に潜っていた(これは、あかつき号の事件を忘れるための現実逃避で、兄の計らいであり、実際には伝説など存在しない人造湖だった。)。
- 自分の過去を知りたい翔一や、父の死の真相を探る涼が接触してきた際にも、真相を語ろうとはせず逃げ回っている。やがてエクウス・ディエスに致命傷を負わされ、涼の救援も間に合わず湖に沈んでいく。
- 榊 亜紀(さかき あき)
- あかつき号の乗客の一人。年齢24歳。15話より登場。
- 元々、実家を家出同然で飛び出し東京で狭いアパートに住みながら、看護婦を目指していたが、試験に落ちてしまい実家に帰ろうとした時にあかつき号事件に遭遇する。家政婦と偽って美杉家に訪れ、翔一の記憶喪失を利用して恋人だと嘘をつくなど、かなり悪女的な性格の持ち主だが、母親の面影を見た太一には慕われている。それゆえか、あかつき号事件で救出してくれた氷川誠と再会した時は、異様なまでに怯えている。
- 涼に自分と同様のものを感じ好意を抱くが、北條が指揮する「アギト捕獲作戦」のメンバーによってギルスが撃たれる瞬間を見て、彼は殺されたと誤解、復讐心を持ったためか超能力が覚醒する。
- その後、沢木の手で念動力が拡大したことを受けて力に溺れ、パンテラス・キュアネウスを撃退するだけでなく私怨に走り、機動隊員2名を殺害した上に北條をも襲う。涼の生存を知ってうろたえるが、もう後戻り出来ないと思いつめ、なおも北條を襲撃しようとするが、直後にパンテラス・ルベオーに襲撃される。自身の念動力と涼の護衛でなんとか逃げおおせるも、逃げた先にいたパンテラス・マギストラの襲撃に対処出来ず、翔一の目の前で首の骨をへし折られ殺害される。
- 不幸にも、彼女の死で生じた誤解から一時期、アギトとギルスは激しく衝突、巻き込まれたG3は大破している。
- 関谷 真澄(せきや ますみ)
- あかつき号の乗客の一人で、年齢21歳。20話より登場。
- 潔癖症かつ高飛車な性格で、他人の親切に対しても猜疑心むき出しで拒絶するほどだが、真島いわく「誰かに頼らないと生きていけない性格」。なお、あかつき号事件をきっかけに人が変わってしまった他の乗客と違って、彼女は元々こういう性格である。
- パソコンオタクでハッキングを得意としており、亜紀に頼まれて警視庁のファイルからアギト捕獲作戦に関する情報を盗み出している。
- 保護した涼を、不吉な存在で災いをもたらすということで、ガスで窒息死・花瓶で撲殺しようとするほど嫌悪している。
- 実はあかつき号事件以来、水のエルに憑依されていた[注 21]。その後、水のエルが分離する際に、知らないうちに自分が純や高島を殺していたことを知り、謝りながら絶命する。
- 相良 克彦(さがら かつひこ)
- あかつき号の乗客の一人で、年齢25歳。20話より登場。
- 元カメラマンの愛妻家で、病弱な妻の代わりに彼女が行きたい場所の写真を撮るため、旅行に出かけていたが、あかつき号事件の後遺症から、妻には何の説明もせずに転居を繰り返したため、愛想を尽かされて逃げられた。
- 超能力の覚醒によって暴走する亜紀を諫めるも、亜紀によって電源コードで締め付けられてしまう。
- 沢木の手によって、自己・他者共に負った傷を直す「超回復」と「念動力」の2つの超能力が覚醒する。
- コルウス・ルスクスに襲われた際、涼に助けられたことから涼を庇っているが、木野からの命令を受け、沢木の手によって覚醒した力で一度は涼を殺す。しかし、身元を保護していた沢木から頼まれると蘇生を試みるも失敗する。その後、偶然その能力を知った真魚を仲間に引き入れようと暴走に近い行動をするが、クルスタータ・パレオから受けた傷が致命傷となり、真魚に謝罪と励ましの言葉を送って息絶える。
- 真島 浩二(まじま こうじ)
- あかつき号の乗客の一人で、年齢16歳。31話より登場。
- 代々医者の家系の生まれだが、医者になれと強制する両親に反発してテストを白紙で提出したために勘当され、以降は友人の家を転々としていた。それゆえに最初はチンピラのような性格で、あかつき号では翔一に難癖をつけ、居合わせた涼の父・和雄にあしらわれている。
- あかつき号事件がきっかけとなって態度は多少軟化し、当初は無気力だったものの、あかつき号で自分に「後悔しないよう生きる」木野を父親のように慕っており、自身のアギトの力が覚醒の兆候をあらわしてからは、自らもアギトとなって木野とともに戦う決意を示す。しかし、瀕死の重傷を負った涼を復活させようとして、その力を譲り渡し、彼を回復させてエクシードギルスへと導いたため、自らは力を失う。それ以降は命が狙われることもなく、あかつき号メンバーのなかでは翔一を除くと唯一、最後まで生き延びている。その後は木野のような医者になるべく勉強している。
- 橘 純(たちばな じゅん)
- あかつき号の乗客の一人で、年齢21歳。32話に登場。
- 真澄の親友だが、真澄とは正反対の気さくな性格。
- 水のエルに憑依された真澄によって、真澄本人が気付かないうちに殺害される。
- 高島 雅英(たかしま まさひで)
- あかつき号の船長。32話に登場。
- 船内での一連の騒動の現場に駆け付けた際、乗客とともに一緒にアギトの光を浴びた。
- 純が殺害されたあと、真澄が彼を頼るべく彼の自宅へ訪れるが、既に純と同じ手口で殺害されていた。
- 葦原 和雄(あしはら かずお)
- 涼の父。あかつき号の乗客の一人。
- 喧嘩っ早い涼を育てただけあって、前述の通り、チンピラのような少年の扱いには慣れている。あかつき号事件のあとはその恐怖から姿を消していたが、地方の西青柳駅にて精神衰弱で死亡しているところを発見された。
- 彼の手帳にあった名前と住所を頼りに、涼はあかつき号の乗客らと接触を図ることとなる。
オーヴァーロード
- 闇の力[注 22]
- オーパーツによって解読されたDNAから誕生した、アンノウンの総主。誕生当初は赤ん坊だったが徐々に成長し、少年・中間体の青年を経て女性と見紛うばかりの美貌を持つ青年へと成長する。その正体は「闇の力」であり、人類や様々な生物の創造主・テオス[18]。神ともいうべき存在。
- 自分の姿に似せて創り出した人類を自分の子供として何よりも愛していたが、自分と対をなす「光の力」が、人類に「知恵」=アギトの力という自分に制御できない能力を与えようとしたことを嫌い、「光の力」と戦い勝利するも、「光の力」が最後の力を振り絞り人類にアギトの力を植え付けたことで、一度世界を滅亡させた。しかし愛する人類を滅ぼすことを躊躇ったため、全人類、全動物種の中からつがいを一組ずつ方舟に乗せて生き残らせる。そして人類が遥か未来に再び繁栄しアギトの力が覚醒した時のため、アギトになるべき人間を抹殺させるべくエルロードを放ち、自分も人間の進化に伴い現世に復活できるよう、自らの遺伝子情報をオーパーツに残していた。
- 現代に蘇った「闇の力」はアギトの根絶を企む一方で、人類への愛情もなくしておらず、過労で倒れた涼を自ら介抱し、その攻撃を無抵抗で受け止めている。また、自らの手であかつき号事件生存者・三浦智子を殺害したことに大きな精神的ショックを残し、その後悔から警察に逮捕されるが不起訴となり、精神病患者として警察病院の病室に措置入院され自ら閉じこもり、配下・アンノウンと沢木哲也(本物の津上翔一)に命じてアギトを滅ぼさせることを選択する。しかし最終的には、自分の想像以上の成長を遂げた人類自体を見限り、自らの手で抹殺しようとするが、アギトらによってエルロードをすべて倒され敗北する。神たる存在であるゆえに滅んではおらず、戦いの最中で人類がアギトの力を排除しようとする兆候を感じ、自分が手を下さずとも人類自らの手でアギトは滅ぼされると判断する。その後、寿命が尽きようとしている沢木の元に現れその旨を告げたが、沢木は「人はアギトを受け入れるだろう」と言い切る。そして、どちらが正しいかを見届けるまで見守ることを決意して姿を消す[注 23]。
- 光の力
- 「闇の力」と同じ容姿を持つ存在。「光」を具現化した力そのものであり、もう一人の人類の創造主である神ともいうべき存在。 劇中では語られていないが、その正体はエルの一人であるプロメスとされる[19]。風谷真魚のイメージで、闇と戦う少年と青年の姿で登場する。
- 人類に「知恵」=アギトの力を授ける。それが原因でアンノウンによる猟奇事件が起こることとなる。「闇の力」との戦いで時空を超え、あかつき号に墜落する。そこで出会った、力が目覚めかかっていた津上翔一(沢木哲也)に最後の力でアギトの力を授け、消滅する。他のあかつき号乗員はその時の光の余波で、徐々に覚醒することになる。
その他
- 三雲 咲子(みくも さきこ)
- 海岸に打ち上げられた謎のオーパーツを調べるために組織された、オーパーツ研究機関の女性主任研究員。年齢32歳。
- オーパーツの調査を行った末に、闇の力(オーヴァーロード)の「受肉」に成功し、赤ん坊の状態で誕生させる。後に少年の姿へと急速に成長した「闇の力」に付け狙われた末、錯乱状態に陥ったアングィス・フェミネウスによって殺される。アングィス・フェミネウスもその後すぐに「闇の力」の逆鱗に触れたかのように消され、その遺体は発見されずに行方不明扱いとなる。
- 両野 耕一(りょうの こういち)
- 城北大学の水泳部のコーチ。涼は彼のもとで水泳に励んで才能を開花させ、彼も涼の将来を嘱望していた。大会での涼の異変に対しては親身になって接し「家族だと思って何でも相談しろ」とまで声をかける。しかし、涼の正体を知ると恐れをなして態度を一変させ、相談を持ちかけてきた涼と会う約束をしながら、居留守を使い他の部員たちに門前払いさせる。その部員たちに問いただされると「俺は何も知らない」とばかり言う。
- 片平 真由美(かたひら まゆみ)
- 涼の恋人。鹿児島県出身。城北大学に通う美杉の教え子で、それが縁で真魚の家庭教師となる。父親は超能力を秘めていたが、アングィス・マスクルスに殺害された。血縁である彼女もアングィス・マスクルスに狙われ、それがきっかけで涼の正体を知ることになる。また、それが原因で彼女も涼のもとを離れていくが、その理由は両野とは違い、自分や父が襲われたのは涼のせいであると思ったからといったものだった。
- 花村 久志(はなむら ひさし)
- 亜紀が姿を消した後、翔一がアルバイトをしていた、美杉家の近所のピクルスサンドが売りのパン屋「花村ベーカリー」の店主。18話に登場。
- 翔一からは「親父さん」と呼ばれているが、本人曰くそんな年齢ではないという。
- 実は司さおりの婚約者だったが、交際のもつれから婚約解消され、その腹いせとして彼女を殺害したらしく、事件の被疑者と疑われたが、証拠不充分のために立件されなかったという過去がある。
- アンノウンによる捜査で氷川が訪れた際に司が現れたことから死を予感したのか、翔一にパン作りのレシピを渡し、店を継いでくれるよう頼むと話をする。その話の直後の夜に、司に殺害される。
- 花村ベーカリーが閉店するまで、翔一はバイトを続けていた。
- 屋台の親父
- 警視庁の近くの路上で、ラーメン屋台「うまい軒」を営んでいる親父。
- 河野の行きつけの屋台で、味は河野のお墨付きである。北條は同行したがらないが、北條がG3装着員となっていて河野の下を離れていた時期に、氷川が河野と一緒にここのラーメンを食べている。その後、小沢や尾室、さらに翔一も氷川と一緒に食べている。
- 自分が出したラーメンのナルトの渦巻の状態から客の運勢を読む「ナルト占い」が趣味。
- 高村 光介(たかむら こうすけ)
- 城北大学高村研究室教授。小沢の師にしてライバル関係にある人物で、北條の依頼でV-1システムの開発を行った科学者でもある。22話より登場。
- 再会した途端に勝利を宣言した小沢に、面と向かって「私は君が嫌いだ」と返すが、彼女の才能やG3-Xについては認めており、G3-Xの暴走事件の直後、自らの意志でV-1システム開発プロジェクトを破棄している。
- 同時に「G3-Xは完璧です」とする小沢に対し、それが欠点となっていることを見抜いており、小沢を諭した後に自らが開発したG3-X用のAI制御チップを渡す。制御チップを搭載したことで、AIレベルが下がりG3-Xは真の完成を迎える。
- バイク屋のおやっさん
- 涼やリサの行きつけのバイク屋「都洋自動車」の経営者。涼をバイトとして雇う。リウマチの持病があり、よく涼に店を任せている。
- 国枝 東(くにえだ あずま)
- テレビスペシャルのみ登場。年齢40歳。記憶喪失の翔一を診察した心理学者。美杉教授の友人であり、その縁で翔一は美杉家の居候となった。気さくで飄々としているが、喧嘩がとても強い。息子・国枝広樹(くにえだ ひろき)が、自身のアギト化を受け入れられずに飛び降り自殺をしてしまったという過去を持つ。バーニングフォームの暴走で落ち込む翔一の姿に息子の姿を重ね合わせ、息子の二の舞を演じさせないため、翔一を叱咤激励し送り出す。芋羊羹が好物で、バイク好き。愛車はホンダ・CB1300KUNIEDA SPECIAL [注 24]。「大雑把に言うと」が口癖。
- 倉本(くらもと)
- レストランのオーナーシェフ。かつては調理師学校の講師で、翔一の恩師にあたり、その縁で翔一は彼のレストランで住み込みのアルバイトとして働いている。
- 普段は温厚だが、シェフやレストランオーナーとしての仕事に対しては信念とプライドを持っているため、厨房では普段の様子からは考えられないような厳しさを併せ持つ。一緒に働いていた岡村可奈が何度もミスを犯すのを厳しく叱責し、解雇しようとするが、翔一のフォローで撤回、その後の彼女のミスに対しては叱責した後アドバイスを加えるなど、多少配慮するようになる。
- 岡村 可奈(おかむら かな)
- 倉本のレストランでアルバイトとして働く少女。
- 倉本曰く「今どきの若い者にしては根性はあるのだが、無愛想なのが玉に瑕」とのことで、最初は打ち解けようとした翔一に対しても、拒絶的な態度を取っている。仕事ではミスが多く、一時は倉本に解雇されかけたが、翔一のフォローによって引き続き働き続ける。父親もシェフだったがアンノウンによって殺されており、血縁である彼女もまたアギトの力を秘めている。それが覚醒したことに脅え、自殺を図るが、そこにかつての雪菜の姿を見た翔一と沢木によって救われ、彼らの励ましとアギト(自分がなりかけたのと同じ姿)に変身し地のエルに立ち向かっていく翔一の姿を見て思い留まる。
- 水原 リサ(みずはら リサ)
- 誕生日(11月13日)がさそり座のため「スコーピオン」と名乗り、サソリマークが入ったバイクで暴走することを趣味としている少女。運転技術は確かで、白バイ警官としてスピード違反を取り締まっていた尾室の追跡を振り切っている。その愛車の修理のため、涼がバイトしているバイク屋を訪れたことから涼の知り合いになる。ぶっきらぼうな性格で、涼に言わせれば「まだまだガキ」である。かつては前途有望な陸上競技の選手だったが、練習中の怪我を機に周囲からぞんざいに扱われたという、涼が味わったのと同様のいきさつがあり、暴走を繰り返すのは、走っている時だけは嫌なことが忘れられるからである。それを涼に打ち明けたことから2人は徐々に親密になり、涼も影で表情を緩めるほどになる。しかし涼の誕生日に、闇の力の陰謀により、涼の眼前で自ら舌を噛み切って絶命させられてしまう。
- 白河 尚純(しらかわ なおずみ)
- 物語終盤、アンノウンがアギト(になるべき人間)を抹殺する習性を利用し、「アンノウン以上に危険な存在となりうるアギト」を排除すべく、G3ユニットを「アンノウン保護」の方向に捻じ曲げた人物。
- 詳細は劇中では語られず、後に発売された『仮面ライダーアギトハイブリッドファイル』によって、本名と官僚であることが明かされた。
仮面ライダー
本作品の物語の中心となるのは、「既に仮面ライダーである男、アギト」・「仮面ライダーになろうとする男、G3[注 25]」・「仮面ライダーになってしまった男、ギルス」、彼ら3人の仮面ライダーである(このフレーズは番組コンセプトの発表時およびテレビスペシャル『新たなる変身』冒頭でナレーションされた)。
劇中の登場人物は彼らを「仮面ライダー」と呼称することはないが、『新たなる変身』では前述のナレーションのほか、各ライダー変身時にテロップで「仮面ライダー -」 と表記されている。また、『百獣戦隊ガオレンジャー』との合同企画による2枚組アルバム『百獣戦隊ガオレンジャーVS仮面ライダーアギト』のドラマパートでは、『ガオレンジャー』のテトム(演:岳美)に「仮面ライダー」と呼ばれている。
仮面ライダーアギト(ΑGITΩ)
津上翔一がオルタリング[注 26]を使用して変身する仮面ライダー。モチーフは龍[1][20]。複眼の色は基本3フォーム・トリニティフォームは赤、バーニング・シャイニングフォームは黄色。頭部の金色の角・クロスホーンはグランド・トリニティフォームの必殺技使用時に展開する。アギトの持てるすべての力を解放し、パンチ力、キック力ともに2倍近くになる。バーニング・シャイニングフォーム時は赤く常時展開しており、形状もやや異なる。
あかつき号で「光」の力を多量に浴びたため、他の人間よりも進化が速く、ストーリーの進行と共に素手・手持ち武器による格闘戦主体の様々なフォームへと変身可能になる。
関連書籍における第1話のストーリー紹介では、謎の戦士と呼称されていた[要文献特定詳細情報]。
前作『クウガ』のヒットを受け、スポンサーの要請によってクウガと同様に「角ライダー」というコンセプトでデザインされた。クウガとの差別化のため角を赤くする案も存在したが、インパクトがありすぎるため強化形態へ持ち越された。また「アギト」の名に合わせ、角だけでなく顎も強調するために、クラッシャー部分は鋭く力強いデザインとなっている[1]。当初はパワーアップ形態は登場しない予定であった[21]。
- フォーム
-
- グランドフォーム
- 大地の力を宿したアギトの基本形態。別名「超越肉体の金」。基本カラーは金色。徒手空拳を得意とする。津上翔一の能力が進化し、物語後半では基本形態ながら強化形態並の戦いぶりをも見せる。
- ストームフォーム
- 風の力を宿した派生形態。別名「超越精神の青」。第2話から登場。基本カラーは青。左腕が特に強化され、風を操る能力が備わっている。グランドフォームよりやや筋力や防御力が弱いものの、優れたスピード・ジャンプ力・敏捷性を誇る。武器を持つ敵に対抗するために使用されることが多く、専用武器・ストームハルバードを使用する。基本的にはグランドフォームから変身するが、第28話ではビルの屋上まで飛び上がるために直接変身している。
- フレイムフォーム
- 炎の力を宿した派生形態。別名「超越感覚の赤」。第8話から登場。基本カラーは赤。右腕が特に強化され、7千度の炎を操る能力が備わっている。腕力の上昇と知覚の鋭敏化を遂げた形態で、高速で動く敵や姿を隠した敵に対抗するために使用されることが多い。スピードやジャンプ力は低いため派手な動きはできないが、専用武器・フレイムセイバーを使用する。バーニングフォーム発現後は、劇場版を除きこのフォームに変身していない。
- トリニティフォーム
- 三位一体の戦士。ストームフォームのスピード・ジャンプ力・敏捷性、フレイムフォームの知覚と腕力を備えており、ストームハルバードとフレイムセイバーを同時に使用可能である。翔一が記憶を取り戻している状態のみ変身可能な形態であり、作中での登場は翔一が一時的に記憶を取り戻した間の2回のみに留まっている[注 27]。
- バーニングフォーム
- 翔一が水のエルに対する恐怖を克服したのを機に発現した強化形態。基本カラーは赤。上半身が特に強化され、全身が溶岩のように赤熱している。パワーと防御力は全フォーム中最も高いが、それ以外のスペックは全フォーム中最も低く、またテレビスペシャルでは翔一の意志に反して力が制御できずに暴走するという描写も見られた。パンチを主体とする格闘戦や、専用武器・シャイニングカリバーを使用する近接格闘戦を得意とする。通常はグランドフォームの状態から変身するが、特別な変身ポーズによって直接変身も可能である。
- シャイニングフォーム
- バーニングフォームが太陽の光を浴び、外皮が割れて誕生するアギトの最強形態。基本カラーは赤・銀色。頭部とベルトはバーニングフォームと同形、それ以外は装飾を加えたグランドフォームの色違いといった風体。グランドフォーム以上のスピーディーな格闘戦や、シャイニングカリバーを使用する近接格闘戦を得意とする。通常はバーニングフォームの状態で太陽の光を浴びる必要があるが、最終話のみ通常とは異なる変身ポーズによって直接変身している。劇場版では地底部の崩壊によって漏れたわずかな太陽の光で変身している。
- スペック
名称 身長 体重 パンチ力 キック力 防御力 ジャンプ力(ひと跳び) 走力(100m) グランドフォーム 195cm 95kg 7t 15t 硬度「6」 30m 5秒 ストームフォーム 3t(右腕)・7t(左腕) 5t 硬度「7」 50m 4.5秒 フレイムフォーム 10t(右腕)・5t(左腕) 7t 硬度「8」 20m 5.5秒 トリニティフォーム 10t(右腕)・7t(左腕) 15t 50m 4.5秒 バーニングフォーム 25t 硬度「10」 15m 6秒 シャイニングフォーム 15t 45t 75m 4秒
- ツール
-
- オルタリング
- 一定の構えをとることで出現するアギトの変身ベルト。通常は分子レベルで変身者の体内に納められており、変身時に腰部に出現する。バックル中央部には賢者の石が、左右には赤と青の竜珠(ドラゴンズアイ)がそれぞれ埋め込まれている。ベルトの左右にあるスイッチを同時に押して変身し、変身した状態で左右どちらかのスイッチを押すことで専用武器を呼び出すと共にフォームチェンジする。バイクに搭乗している場合は意志のみで変身が可能。また、左右両方を同時に押すことでバーニングフォームにフォームチェンジする。バーニング・シャイニングフォームでは、ドラゴンズネイルと呼ばれる龍の爪のような装飾が追加される。
- ストームハルバード
- ベルトの左側のスイッチを押すことでオルタリングから出現する、ストームフォーム専用の薙刀。出現時点では両端が収縮しているが、力を込めることで伸長し、鋭い刃が展開される。この状態で振り回し続けることで、強風を発生させることも可能である。
- フレイムセイバー
- ベルトの右側のスイッチを押すことでオルタリングから出現する、フレイムフォーム専用の刀。一振りで大岩や太い鉄棒を斬り裂く切れ味。必殺技発動時には柄の角が展開し、居合に似た剣捌きで使われる。
- シャイニングカリバー
- 一定の構えをとることでオルタリングから出現する、バーニング・シャイニングフォームの専用武器。
- エマージュモード
- S字の形状に刃を閉じた出現時の形態。
- シングルモード
- バーニングフォーム時に使用する、上下に刀身を展開した薙刀状の形態。
- ツインモード
- シャイニングフォーム時に使用する、刀身を展開し分離させた二刀の剣形態。
- 必殺技
- 括弧内は使用フォーム。
- ライダーキック(グランド)
- クロスホーンを展開し、地面に発生した6本角を模したエネルギーを右足に溜めて跳び蹴りを叩き込む。第29話ではオーバーヘッドキックの要領で放っている。破壊力は30t。
- ライダーブレイク(グランド)
- マシントルネイダー・スライダーモードから飛び出して高速で放つライダーキック。破壊力は50t。
- ライダーパンチ(グランド)
- 右腕から繰り出される強力なパンチの一撃。ライダーキックとは異なりクロスホーンを展開しない。
- ハルバードスピン(ストーム)
- ストームハルバードの刃を展開して超高速で回転して突風を起こし、すれ違いざまに敵を斬り裂く。破壊力は30t。
- ハルバードブレイク(ストーム)
- マシントルネイダー・スライダーモードから飛び出して超高速で突撃し、そのままストームハルバードで敵を貫く。破壊力は45t。
- セイバースラッシュ(フレイム)
- 鍔の角を展開したフレイムセイバーで敵を両断し、発火させる。破壊力は30t。
- ダブルセイバースラッシュ(フレイム)
- 『てれびくんビデオ』で使用。2本のフレイムセイバーに炎を纏い、連続で敵を斬り裂く。
- セイバーブレイク(フレイム)
- マシントルネイダー・スライダーモードで突撃しつつ、フレイムセイバーで敵を両断する。破壊力は45t。劇中未使用。
- ライダーシュート(トリニティ)
- クロスホーンを展開し、地面に発生した6本角を模したエネルギーを両足に溜めて両足蹴りを叩き込む。破壊力は45t。
- 『仮面ライダーアギト・ハイブリッドファイル』では、この技による衝撃で再び記憶を失ったと記述されている[22]。
- PlayStation 2用ゲーム、『仮面ライダー 正義の系譜』ではグランドフォームで使用している。
- ファイヤーストーム・アタック(トリニティ)
- 両端の刃を展開したストームハルバードと鍔の角を展開したフレイムセイバーで敵を斬り裂くか貫く。破壊力は40t。
- バーニングボンバー(バーニング)
- 炎のエネルギーを宿したシャイニングカリバー・シングルモードで敵を斬り裂く。破壊力は45t。
- バーニングライダーパンチ(バーニング)
- ライダーパンチの強化版。右拳に炎のエネルギーを纏い、強力なパンチを叩き込む。破壊力は25t。
- シャイニングクラッシュ(シャイニング)
- シャイニングカリバー・ツインモードを高速で振るい、連続で敵を斬り刻む。破壊力は55t。
- シャイニングライダーキック(シャイニング)
- ライダーキックの強化版。空中に発生させた6本のクロスホーン型のエネルギーの紋章を潜り抜けて跳び蹴りを叩き込むパターン、従来のライダーキックと同様に地面に発生したエネルギーを右足に溜めて跳び蹴りを叩き込むパターンの2種類が存在する。破壊力は45t。
- 強化シャイニングライダーキック(シャイニング)
- シャイニングライダーキックの強化版。空中に6本角を模したエネルギーを2つ発生させ、加速度を増して放つシャイニングライダーキック。破壊力は90t。
- 専用ビークル
-
- マシントルネイダー
-
- ベース車種:ホンダVTR1000F・FIRESTORM
- アギト専用のバイク。オルタリングから発する超エネルギー・オルタフォースを受けて翔一の乗る普通のバイクが変化する。あらゆる性能が強化され、車体は敵に体当たりしても傷一つ付かない硬度を誇る。アギトの意志によって直接的に駆動し、自律走行を可能とする。
- マシントルネイダー・スライダーモード
- ボディを伸ばすようにスライド変形し、タイヤを90°回転させた飛行形態。アギトを貴重なサンプルと称して彼の死期を伸ばそうと沢木が提案し、闇の力が発現させ、光の紋章の力を吸収させることで覚醒した。後部に他のライダーを同乗させることも可能。
- 劇場版ではアギトを乗せたまま、スライダーモードの車体でサイドからの体当たりするドラゴン・ブレスも使用した。
- スペック
- その他の登場作品
-
- 『小説 仮面ライダーアギト』
- 高位のアンノウンとして登場。超能力者の隠れ里であるあかつき村の村人たちを虐殺したところ、偶然村にやって来た沢木哲也に襲いかかるが、彼が発展した「他者を光の球と化して自身に取り込む」という謎の力によって取り込まれる。取り込まれたアギトは抵抗するが、哲也の記憶と引き換えに一時的に封印され、哲也が「津上翔一」という新たな自分とアンノウンであるアギトの姿に変身する能力を手に入れることになる。翔一が記憶を取り戻すと同時に体内のアギトも目覚めかけるが、真魚の力を借りて完全に封印し、アギトの能力を全て使用可能になる。
- 『仮面ライダーディケイド』
-
- 演 - 山中聡
- 「アギトの世界」において、エクシードギルスから進化する形で登場。芦河ショウイチが変身する。
- 映画『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』
- 歴史が変わった影響で消えていた。
- 映画『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』
- 歴史が変わった影響でショッカーの戦士として登場。
Gシリーズ系ライダー
警視庁が未確認生命体による事件の教訓を活かし、新たなる未確認生命体の出現を想定して小沢澄子が未確認生命体第4号を元に設計した。企業連合体と共同開発した対未確認生命体戦闘用特殊強化服(パワードスーツ)。
- 仮面ライダーG3
- 第3世代型戦闘用特殊強化外骨格および強化外筋システムで正式名称GENERATION-3(ジェネレーションスリー)。基本カラーはコバルトブルー。複眼の色は赤がかかったオレンジ。
- 主な装着員は氷川誠。他に北條透、尾室隆弘が装着している。人体への改造および超自然的な力を施さず、いわゆる変身ではなく武装を装着するライダーで、試作機G1、G2を経て完成した。小沢曰く「プロトタイプ」のため、専任の装着員のみの使用を前提に開発されている[23]ため、他者が装着する際には本体を多少改修する必要がある。
- 装着することで常人の10倍のパワーを発揮できるが、試作段階の装備であり、アギトやギルスのような超人的な力はない。未確認生命体との戦闘データを基に理想的なパワーバランスを保つように設計されたが[23]、未確認生命体よりも強力なアンノウンに対抗する戦力としては十分なものではなく、ジャガーロードとの戦闘を受け、各部を改良することでパワーアップを果たすが、目立った活躍ができないまま破壊されている[24]。しかし数体のアンノウンを撃破もしくは撃退しており、アギトの援護に回るなどしてそれなりの戦果を挙げている。また、スペック上の防御力は序盤から登場しているライダーの中ではトップクラスである。
- 一度ギルスによって破壊され機動不能となるが、後に修復される。警視庁が方針をアンノウンの殲滅から防衛へと転向した際、アギト迎撃のため再投入される。なお、この時は尾室が装着員を務めている。
- ジュラルミン合金製の外装を持ち、装備一式は、通常は専用サポート車であるGトレーラーに積載されている。装着員は必要に応じてGトレーラーと合流し、専用バイク・ガードチェイサーで出動する。数種の専用武器が用意されており、戦闘時はこれらを用いた銃撃戦が主となる。
- 動力源として背部にバッテリーパックを装備しており、活動時間の限界が存在する。バッテリー残量は腰部のGバックルに表示される。このG3を基に、改良強化タイプのG3-X や、量産試作タイプのG3・MILDが製作されている。
- デザインコンセプトは、警察がメカで再現した未確認生命体第4号[1]。当初からパワーアップを前提としていたため、おとなしめにデザインされた[1]。アギト・ギルスと同じく角(アンテナ)が伸びるという案も存在した[1]。
- その他の登場作品
-
- 『仮面ライダーディケイド』
- 演 - 山中聡
- 回想においてG3が登場。芦河ショウイチが装着する。
- 映画『劇場版 超・仮面ライダー電王&ディケイド NEOジェネレーションズ 鬼ヶ島の戦艦』
- デンライナーの面々とオニ一族の決戦の最中、仮面ライダーディエンドに召喚される形でG3が登場[注 28]。
- 戦いの最中、仮面ライダー電王に協力するイマジンの1人・ウラタロス(声 - 遊佐浩二)にとり憑かれ、彼の装備であるウラタロッドを使用して電王たちを援護する。
- 映画『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』
- ゴーカイグリーン / ドン・ドッゴイヤーの回想で、複数のライダーと共にゴーカイレッドに倒される場面にてG3が登場。
- 仮面ライダーG3-X(GENERATION-3 eXtension)
- G3の戦闘データを基に作られたG3の強化型。基本カラーはコバルトブルー。複眼の色と形状はG3と同様。主な装着員は氷川誠。他に北條透、津上翔一が装着している。
- 理想的な動きを装着員に促す完全自立型のAIを搭載しており、当初は完璧さを追求するあまり、AIの指示に同調できない者には全く使いこなせない。さらにはAI自身が些細なことで過剰な反応や敵意を持つ上、主導権を装着者から奪って暴走し敵以外も攻撃する・装着者が重傷を負うという欠点があり、確実な戦闘を行うには自分自身を「無我の境地」に至らしめる必要がある[注 29]。この欠点により、登場当初は暴走してV-1システムを破壊してしまい問題となり、一時は計画が頓挫する寸前までの事態になる。後に城北大学の高村光介教授が開発した制御チップの導入でAIレベルを下げることでこの欠点は解消される。以降、その性能を十分に活かせるかどうかは装着員の資質による部分が大きくなっている。
- G3にはない、装着者の身長と体格に合わせてサイズを補正するオートフィット機能が実装されている。装着者が変わるたびに改修を行う必要がなくなり、汎用性も改善されている。バックルはゼロエミッションバッテリーの蓄電容量増加に伴い、バッテリーメーターのふり幅が調節されている。
- 超鋼金属ハイメタル製の硬度を増した外装を持ち、胸部の高出力小型ハイジェネレーターにより、本体の戦闘能力もG3の約2.5倍大幅に向上しており、特に各種重火器を用いた攻撃力は絶大で、GX-05の連射及びGXランチャーによって、多くのアンノウンを倒している。格闘面も強化されており、AIが暴走した際はグランドフォームのアギトと互角の力を発揮している。上級アンノウン相手には止めを刺すほどの攻撃力はなく、アギトやギルスの援護に回る展開が多いが、最終決戦では2体のエルロードを相手に善戦し、地のエルを驚愕させている。
- 『てれびくんデラックス愛蔵版 仮面ライダーアギト超全集[上巻]』(小学館)によると、複眼がレッドアイザー、口もとの部分がパーフェクターと名づけられている[注 30]。
- G3-Xシミュレーター[25]
- G3-Xの疑似戦闘体験システム。体験する際は専用インナーと両腕・両足の各ユニットのみを装着し、ディスプレイが搭載されたヘルメットを被る。各部のセンサーによって実際に使用した際と同様の負担が装着員にかかるようになっている。
- 第22話でG3-X完成前に氷川が装着して、2体のトータスロードを基にデータ化されたシミュレーション用トータスロード(姿はテストゥード・オケアヌスを模している。)を撃破するが、制御チップなしで内蔵されたAIと上手く同調できなかったため大きなダメージを受けている。
- その他の登場作品
-
- 『仮面ライダーディケイド』
- G3-Xが登場。小野寺ユウスケ・海東大樹・若い警察官が装着する。
- 映画『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』
- 岩石大首領に立ち向かうため、G3-Xが登場。
- G3マイルド(GENERATION-3 MILD)
- 量産計画の基礎として開発されたG3の量産試作型特殊装甲服。基本カラーはコバルトブルーと白。複眼の色は赤がかかったオレンジ。頭部と胸部はG3-X、その他はG3と同様の外観を持つ。劇中では尾室隆弘が装着し、スカラベウス・フォルティスと戦闘を行う。G3-X同様オートフィット機能を搭載し「誰にでも扱える」ことを前提に開発されている。G3-Xのサポート、現場先行、被害者の保護などを目的にしている。背部のバッテリーパックはG3-Xと同一のものが搭載されており、G3-Xの補給ユニットとしての運用も可能。量産化に際し各種機能がオミットされているため、戦闘能力はG3に劣る。
- G1
- 装甲車などを基盤とした非装着タイプとして開発された装備[24]。G3やG3-Xと同様に未確認生命体第4号をモデルにした装着タイプとする説も存在する[24]。
- G2
- G1を上回る装備を搭載した発展型[24]。G1とG2ともに大型化したことにより実用的な装備とは言えなくなり、最終的に廃案となった[24]。
- スペック
名称 身長 体重 パンチ力 キック力 防御力 ジャンプ力(ひと跳び) 走力(100m) 仮面ライダーG3 192cm 150kg 約1t 約3t 硬度「8」 10m 約10秒 仮面ライダーG3-X 176kg 約2.5t 約7.5t 硬度「10」 20m 約8秒 G3・MILD 185cm 125kg 約1t 約2t 5m 約13.5秒
装備品
武器の使用には、上司であり班長である小沢澄子の許可が必要である。G3の段階の武器でも、未確認生命体を一撃で倒すことは可能(第2話冒頭)。武器を相手に奪われる状況を想定して、Gトレーラーから武器管制がコントロールされており、オペレーターによって許可コードが送信されるまでは武器を使用できない。ただし39話でアナザーアギトがGM-01を奪った際は、トリガーのカットがアナザーアギトの握力を抑えきれなかったためにカットがなされていない。いずれの武器も生身の人間が使用できるデザインだが、反動が強烈なためG3系システムを装着しての使用が前提となっている。
- GM-01 スコーピオン
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- 重量:2.17kg
- 装弾数:72発
- ガードチェイサーのタンク右側に搭載されている、対未確認生命体用の自動小銃[26]。単発と連射の切り替えが可能。高い威力を持つが、アンノウンに対しては主に牽制用として使われる。並列弾倉式。G3-Xでは右大腿部に携行される。後に弾薬が強化され、口径は10口径となった(射撃シーンにおいて銃に表記)。
- 北條がG3装着員として戦闘中にオクトパスロードの攻撃で倒れ取り落とした際に、居合わせていた氷川が拾って使用、オクトパスロードに隙を生じさせるも発砲の反動によって右腕に重傷を負い、G3装着もしばらく不能になっている。
- GG-02 サラマンダー
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- 重量:3.67kg
- 装弾数:3発
- ガードチェイサーのタンク右側に搭載されているグレネードユニットをGM-01と連結して使用するグレネードランチャー[26]。単発式。破壊力は約20t。G3の段階ではこれが最大火力を持つ武器である。GM-01と共に強化され、下級のアンノウンならば倒すことが可能になる。
- G3-Xが使用したのはテレビスペシャルと『てれびくん超バトルビデオ』のみ。
- GS-03 デストロイヤー
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- 重量:6.82kg
- ガードチェイサーの後部左のトランクに搭載されている、右腕に装着して使用する折りたたみ式の接近戦用の超高周波振動ソード。ブレード部を超高周波によって振動させ、鉄骨をも切断できる。劇中では一度も相手に命中していない。
- GA-04 アンタレス
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- 重量:3.25kg
- ガードチェイサーの後部右のトランクに搭載されている、右腕に装着して使用するアンカー。災害救助用に開発され、100mにも及ぶアンカーユニット付きの鋼鉄製のワイヤーで敵を捕縛する。初使用はG3-Xになってからだが、玩具「装着変身」ではG3の時点ですでに付属しており、『てれびくん』などの児童向け雑誌では、これを装備したG3の画像が載っている。
- GX-05 ケルベロス
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- 重量:6.78kg / 装弾数:120発
- G3-X専用のガトリング式機銃。アタッシュモードからバルカンモードに変形する。
- アタッシュモード
- 携行形態。アタッシュケースのような状態で、ガードチェイサーの後部中央にセッティングされている。
- バルカンモード
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- 全長:1110mm
- 攻撃用のロングバレルガトリングガン形態。ガードチェイサーから外したアタッシュモードに「1・3・2」の順にキー入力すると、「解除シマス」[注 31]の機械音声と共にGトレーラーから解除信号が送信され変形し、射撃が可能となる。特殊徹甲弾を1秒間に30発発射し[27]、G3用の武器とは段違いの高火力を誇る。弾倉一つあたりの装弾数は120発で、G3-Xは腰部に予備のエネルギーマガジンを背部に2つ装備している。
- 飛び道具を一切持たないアギトが捕捉不可能なほど高速なアピス・メリトゥスと戦った際には、G3-Xがこれで援護・撃破したこともある。
- 銃口の下にマグライトを装着可能で、劇場版で使用している。
- GK-06 ユニコーン
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- 全長:520mm(携行時:315mm)
- GS-03が小型化されたG3-X専用の電磁コンバットナイフ。左腕の二の腕部分に装着・携行し、使用時は刃を伸長させる。破壊力はGS-03の半分だが、小型で扱いやすい。G3-Xの特性上格闘戦はあまり行われないため、基本的には緊急時のサブウェポンとして運用される。GS-03同様一度も相手に命中していないが、最終話ではシャイニングカリバーを叩き折った「敬虔のカンダ」と互角に斬りあっている。
- ガードアクセラー
- ガードチェイサーの起動キーを兼ねた右グリップ。引き抜いて電磁警棒としても使用することができ[29]、G3-Xの左大腿部に装備できる。
- このアイテムのみ、G3系システムを装着しない生身の状態での使用が可能。
専用ビークル / サポートマシン
- ガードチェイサー
- GM-01からGX-05までの装備を搭載している、オンロード型のG3シリーズ用バイク。通常は後述の「Gトレーラー」に搭載されており、任務の際はG3系システムを装着した装着員を載せた状態で降ろされ、これに先行する形で現場へ赴く。アンノウンに体当たりしても傷一つ付かないほど頑強な車体を誇る。
- 白バイという設定から、ナンバープレートが確認できる。また、カウル正面部分にHONDAのロゴがある(ベース車のX4にはカウル共々ロゴがない)。
- Gトレーラー
- G3ユニットの活動拠点である大型トレーラー。アンノウン出現と同時に出動が要請されると、G3ユニットが搭乗し警視庁の専用地下駐車場から発進する。
- カーゴ内部のG3OP(オペレーター席)にはG3およびG3-Xとの通信機能を持つバックアップクルーモニターや、G3の保管・メンテナンススペース、ガードチェイサーのハンガーと発進時に外へ降ろすマシンタラップが備わっている。
- 2535型・2540L型どちらもメルセデス・ベンツのエンブレム「スリーポインテッド・スター」の上に旭日章を配置。また警察車両という設定から、こちらにもナンバープレートが付けられているほか、初期輸入モデルのため、キャビン上に速度表示灯を装備。パトランプもブーメランタイプを大型化した特製のものを搭載している。
- 7話で2535型から、ドイツ・シュトゥットガルト本社工場から到着した2540L型に車種が交代し、9話から登場。この車種交代に際し、第8話では北條が「改造に出した」と言及している。またその際、G3およびG3-Xの保管だけでなくバッテリー充電も可能となったロッカーが備わるなど、内装の一部もマイナーチェンジしている。他にも荷台の製造メーカー(2535型は日本フルハーフ社製、2540L型は日本トレクス製)や、前面警光灯の有無(2540L型にオートカバー式を追加装備)など、細部に違いがある。
仮面ライダーギルス
葦原涼が変身ベルト・メタファクターの力で変身する仮面ライダー。劇中では第6話から登場。劇中でギルスの呼称が使われたのは闇の力による1回のみで、涼本人を含めほとんどの人物がギルスの名称を知ることはなく、名指しでは呼ばれないものの「アギト」として扱われる。モチーフはカミキリムシ。基本カラーは2形態共通して緑。複眼の色は赤。また、「ギルス(gills)」という名が鰓に由来するように、ピラニアの如く野性的なフォルムが特徴。
- フォーム
-
- 通常形態
- ギルスの基本形態。頭部の角・ギルスアントラーは、アギトのクロスホーンとは対照的に、ギルスのパワーが極度に減少すると萎縮し、戦闘能力も10分の1に低下する。
- 変身時には涼の隣に幻影のようなギルスが並び立ち、涼の姿が消えてギルスが残る(中盤以降では体が光ってギルスへ変わることも)。アギトと同じ「光」の力を根源とするが、ワイズマンモノリス[注 32]と呼ばれるパワーコントロール器官がないアギトの不完全体である。
- 設定上は防御力以外、アギトのトリニティフォームとほぼ同等である。自己再生能力があり、劇場版では切り落とされた右手が再生している。変身するたびに多大なエネルギーを消費し、肉体へ極度の負担がかかるため、変身が解除されるたびに年齢不相応な老化現象が進行し、身体を蝕む後遺症が現れてしまう[注 33]。そのため、アギトのように連続して変身し続けることはできず、後遺症のダメージが抜けきれないまま変身した際にはすぐに変身が解除されてしまう[注 34]。後遺症が相当深刻な際は低い男声の幻聴にも襲われる。
- 武器は全て身体の一部が変化したものであり、両前腕部には爪・ギルスクロウと触手状ムチ・ギルスフィーラーを収納し、両踵には伸縮自在の爪・ヒールクロウが備わっており、必要時にはこれらを展開して使用する。顎の牙・デモンズファングクラッシャーで噛みつき攻撃も行う。
- テレビシリーズ後半で一度死ぬものの真魚の力を得て蘇っており、その際に変身に起因する老化も解消された。テレビスペシャルでは、涼は「真魚に借りがある」と発言しているものの、冒頭のナレーションでは「変身のたびに彼の肉体は蝕まれていく」と語られており、真魚の力で老化を克服したという説明はない。
- 必殺技は、ヒールクロウを伸ばした状態で標的に踵落としを決め、クロウを突き立てるギルスヒールクロウ(破壊力:30t)と、標的を放り投げ手刀で腹部を貫くギルスヘルスタッブ。
- 角は石森プロの早瀬マサトにより『イナズマン』風にデザインされた[1]
-
- エクシードギルス
- 真島浩二の中で目覚めつつあったアギトの力を与えられたことで、ギルスがギルスのままアギトと同等の力を持った姿。劇場版での葦原はギルスの変身解除後に「肉体への負担」が発生して倒れているが、アントロード戦で窮地に陥ったときにエクシードギルスへと変わっている。
- 胸部にワイズマンモノリスが発生し、能力を制御できるようになっている。額のコアやベルトの賢者の石との差別化はされていないようで、3つ共に同じ色をしている。余剰エネルギーの結果、体中に複数の鉤爪が出現した戦闘形態を常に保つようになり、戦闘力が大幅に上昇している。通常のギルスのものが強化されたギルスクロウ、ギルスヒールクロウのほか、背中に出現した伸縮自在の触手状ムチ・ギルススティンガーを武器とする。
- 最終回では直接変身している。
- 必殺技は、強化された脚力でより強力な踵落としを決め、敵にギルスヒールクロウを突き立てるエクシードヒールクロウ(破壊力:45t)、両足で放つダブルエクシードヒールクロウ。また、ギルススティンガーによる貫通攻撃は50tの破壊力を発揮する。
- スペック
名称 身長 体重 パンチ力 キック力 防御力 ジャンプ力(ひと跳び) 走力(100m) 仮面ライダーギルス 200cm 100kg 約10t 約20t 硬度「5」 50m 約5秒 仮面ライダーエクシードギルス 約15t 約30t 硬度「7」 65m 約4.2秒
- 専用ビークル
-
- ギルスレイダー
- ギルス専用の半生物半機械のバイオマシン。ギルスの細胞が融合することによって、一般のバイクが変化する。機械でありながら生物のような性質を持ち、自律走行能力や自己修復能力を発揮する。また、ギルスの危機に際しては遠隔地からでも駆けつける。後部の尻尾状の部分が伸縮する事でパワーが調整される。正面に目に見えないエネルギーフィールドを発生させることが可能。
- 撮影終了後、車両自体は2016年にネット配信作品『仮面ライダーアマゾンズ』に登場する仮面ライダーアマゾンオメガの専用バイク・ジャングレイダーに改造されている。詳細は作品記事を参照。
- その他の登場作品
-
- 『仮面ライダーディケイド』
-
- 演 - 山中聡
- 「アギトの世界」において、エクシードギルスがアギトになる未完成体として登場。芦河ショウイチが変身する。
- 映画『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』
- 終盤の一場面において、CGによる再現という形で通常のギルスがわずかながら登場。
アナザーアギト
- 身長:200cm
- 体重:97kg
- パンチ力:約15t
- キック力:約30t
- 防御力:硬度「7」
- 走力:100mを約5秒
- ジャンプ力:ひと跳び70m
木野薫が変身ベルト・アンクポイントで変身する仮面ライダー。エルロードの因子を受けており、歪んだ心が具現化いるため、歯牙や羽などはアンノウンと共通している。複眼の色は赤。基本は肉弾戦のみで戦うが、敵の武器を使うこともあった。作中ではアギトと誤認される場面があるが、頭部の角の大きさなど外見の差異は激しい。
頭部の角・アギトホーンが常に展開しているため、数値上のスペックと戦闘能力はシャイニングフォームに等しいが、装備武器やフォームチェンジの能力はない。 必殺技発動時など、さらにパワーを引き出す場合は口元のクラッシャーが開き、歯牙状の器官が露出する。また、腕と足の爪状のカッター器官・バイオクロウで攻撃補助をする(劇中未使用)。
劇中では「もう1人のアギト」と呼ばれ、アナザーアギトと呼称されることはない。一部の書籍・雑誌、玩具では「仮面ライダーアナザーアギト」と表記される。番組制作現場においては当初定まった名前がなく、脚本上は「木野アギト」と表記されていた[32][33]。アナザーアギトの名称が劇中で呼称されたのは2017年の『仮面戦隊ゴライダー』が初めてであり、木野本人が名乗っている。
必殺技はクラッシャーを展開して足にエネルギーを吸収し、飛び蹴りを叩き込むアサルトキック。破壊力は40t。
『MASKED RIDER AGITO ART WORKS』によればデザインモチーフは「仮面ライダー1号」[要ページ番号]、『語れ!平成仮面ライダー』では、モチーフはバッタと記述している[34]。両肩の肩甲骨の辺りから出ているマフラー状の羽は、仮面ライダーV3(のマフラー)を意識している[35][36]。仮面ライダーと怪人の中間を意識したデザインで描かれている[36]。
- 専用ビークル
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- ダークホッパー
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- 全長:2220mm
- 全幅:890mm
- 全高:1320mm
- 最高時速:390km
- ベースモデル:スズキRMX250S(2ストロークオフロード車、96年式のSJ14A)
- マシントルネイダーやギルスレイダーと同様に、市販のバイクが搭乗者の変身を受けて姿を変える半生物半機械のバイオマシン。ギルスレイダーと同様、自律走行能力や自己修復能力を発揮する。アナザーアギトの細胞がタイヤと同化しており、いかなる状況でも走行が可能となる。また、カウル部分のホッパーウイングでの滑空も可能。木野が変身前に乗っているのはスズキのオフロード車DR400で、第1話の交通事故の回想シーンで、涼が乗っていた物と同車種である。デザインモチーフは『仮面ライダーアマゾン』のジャングラーだったが、実際には新サイクロンのようになってしまったと出渕は語っている[37]。
アンノウン
エルロード
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水・風・地の3体の最高位のアンノウン。中盤以降に登場。『MASKED RIDER AGITO ART WORKS』によれば、アギトに等しい存在である。下位のアンノウンよりも進化が進んでいるため、背の羽はより大型化しており、知能や能力が発達した事により、人間の言語を理解し、話すことも可能。貴族、様式、美意識のような風格、そしてライダーと共通する複眼を持つ[35]。特に水のエルロードについてはあかつき号事件の張本人であり、何度もアギトたちを苦しめる。オープニングで登場したイコン画には、エルロードらしきものが全部で7体描かれている。その正体はテオス(闇の力)によって、古代に誕生した生命体・マラーク[38]で、7人存在し、そのうちの一人であるプロメス(光の力)は、マラークから人間を守るため、人間との間にネフェリム(アギト)という戦士を生み出した[39]。
- 水のエル
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- 身長:218センチメートル
- 体重:158キログラム
- 声 - 梁田清之
- クジラに似た姿のエルロード。使用武器は二股の槍「怨嗟のドゥ・サンガ」。口からは人間を即死させる息を吐き、手からは衝撃波を放つ。闇の力に代わって地上を監視し、「あかつき号事件」を引き起こした張本人。33話より登場。
- 事件を引き起こしたあと、監視のため乗客の1人・関谷真澄に憑依し静観していた。真澄が相良が死んだと聞き、あかつき号の乗客に接触した際に同事件の関係者を次々と殺害する。
- その後、真澄を殺害し実体化するとアギトを狙うが、バーニングボンバーを受け致命傷を負ったため、闇の力の体内で回復、強化復活する。
- その他の登場作品
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- 『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』
- アンノウン代表として国連本部の会議に参加。
- 水のエル強化体
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- 身長:218センチメートル
- 体重:165キログラム
- 使用武器は長柄の戦斧「怨念のバルディッシュ」。4ライダーを圧倒するが、エクシードヒールクロウ、アサルトキック、シャイニングライダーキックを連続で受け倒され、闇の力の体内に入りもう一度再生しようとしたが、入る直前に水になって完全に消滅する。
- 風のエル
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- 身長:220センチメートル
- 体重:164キログラム
- 声 - くじら
- タカに似た姿のエルロード。使用武器は長弓「憐憫のカマサ」。時速500キロの烈風を起こし、バーニングフォームの炎をも無力化する。G3-XのGXランチャーとエクシードギルスのダブルエクシードヒールクロウを受け、爆死した。聖地に近付く者を次々と殺害する。
- その他の登場作品
-
- 『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』
- ショッカー怪人として登場。
- 地のエル
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- 身長:220センチメートル
- 体重:170キログラム
- 声 - 三宅健太
- ライオンに似た姿のエルロード。使用武器は長剣「敬虔のカンダ」。掌からは相手を灰塵化させる熱砂を放つ。超能力者(アギトになる可能性がある者)の殺害を使命とし、可奈に狙いを定めるが、止めに入った翔一と戦闘になり、シャイニングクラッシュを受け、敗北する。
- 同じネコ科のモチーフとなっているジャガーロードが下僕という案もあったが、見送られた[40]。
-
- 地のエル強化体
- 「闇の力」によって強化された。聖地に現れた3ライダーと戦闘になり、シャイニングライダーキックを受け、爆死する。
設定・用語
- アギト(ΑGITΩ)
- 光の力が蒔いたアギトの力を宿した人間が、自然発生や不慮の事故などの理由で力に覚醒して誕生する[注 35]、人類の進化系。
- 力に覚醒しはじめた人物[注 36]は透視やサイコメトリー、治癒再生といった様々な超能力を発現するようになり、覚醒の度合いがより大きいとアンノウンすら怯ませる程強力な念動力を放つことができるようになる[注 37]。ただし超能力を極限まで行使すると、体の一部が干からびて[注 38]、特定の超能力を失うこともある。
- やがて完全に力に覚醒した人物は、一定の苦痛を肉体に伴い、常人の力を遥かに超えた身体能力を持つアギトへと進化する[注 39]。アギトに進化した者の多くは、津上翔一が変身するアギト グランドフォームと同様の姿への変身能力を得るが、ごくまれに不完全な進化をした場合は葦原涼のようにアギトの亜種・ギルスとなる。また、木野薫はより有機的な姿のアギト・アナザーアギトとなるが、両者が対峙した場面に遭遇した人間がアギトが2人いることに困惑する場面があるなど、実際には翔一の変身するアギトもまた、作中世界の人間にはこのアナザーアギトとほぼ同じ姿に見えていることが示唆されている。
- アギトの力は人類の多くが宿しており、彼らはみなアギトとなる可能性を秘めている。しかしアギトに覚醒しても力を完全に制御できるとは限らず、翔一や雪菜のように自身の意思に反して暴走してしまうケースもある。
- さらに、力を完全に覚醒させてアギトとなっても、進化そのものは止まることはなく、テレビシリーズ後半以降に翔一や涼はより強力なアギトやギルスとなっている。このことから、「アギトの力は限りなく進化する力」と言われている。
- 弱点はいずれもベルト中央部に埋め込まれている賢者の石であり、終盤で闇の力はアナザーアギトやギルス、アギトのベルトに念力を浴びせて破壊し、彼らからアギトの力を奪うという行為に出る。
- 美杉邸
- 東京都豊島区雑司が谷にある、美杉義彦・太一親子が住み、翔一と真魚が居候している邸宅。1階にキッチンとリビング、2階には翔一や真魚の個室などがあり、庭に築かれた菜園は翔一の手により念入りに耕され、ここで収穫される野菜が美杉家の主食となっている。また、美杉の酒癖の悪さから酒類は一切置いていない。
- 美杉が自身のゼミの生徒たちを招くことがあり、氷川や北條もアンノウンをはじめとする難事件の捜査協力依頼などに、ここを訪ねることも多い。
- 家事全般はほぼ翔一に任せきりのため、彼が記憶を取り戻して自立した後はリビングが散らかっているが、菜園は真魚が翔一と約束したとおりに耕し続けている。それでも、翔一による手入れには至らない様子である。
- 未確認生命体対策班S.A.U.L.
- S.A.U.L.とは、「Squad.Against.Unidentified.Lifeforms.」の略称。物語の始まる2年前に日本で発生した『未確認生命体事件』の終結後に、さらなる未確認生命体の出現を想定して、警視庁内に結成された特別部署。数名の幹部会を監査役に、G3ユニットとオーパーツ研究局で構成される。警視庁内に、G3やG3-X専用の特別演習ルームを複数持つ。
- 未確認生命体が滅びてから2年間、次なる脅威に対するための準備を行っていたが、未確認生命体に相当する敵が現れず、この部署の存在が疑問視されていた。しかし2001年にアンノウンが出現したことにより、本格的に稼働することとなる。
- G3ユニット
- 対未確認生命体用特殊強化装甲服である「G3システム」や「G3-Xシステム」を運用して、最前線で未確認生命体と戦うチーム。主要メンバーは主任である小沢とシステム装着員の氷川、オペレーターの尾室の3名で、他にはGトレーラーを運転する専任のドライバーがいる[注 40]。
- メンバーはコバルトブルーの6つボタンジャケット(冬服)や、白を基調としたシャツジャケット(夏服)を制服として着用する。前述の活動拠点兼移動指揮車のGトレーラーとして使用しているベンツの他、日産エクストレイル(T30型)を専属車両として有している。
- 物語前半から中盤までは、対アンノウン戦にG3が戦果を挙げられないことが多く、北條による2度の参入といった干渉や新開発したG3-Xの暴走などの事態も重なり、たびたび存続の危機に立たされるが、中盤以降はそのような問題は起きなくなり、活躍の場を増やしていく。
- 終盤では、1ヶ月間アンノウンが出現しない中で、活動方針を「アンノウンを駆逐するアギトからアンノウンを保護する」へと変更し、尾室と三たび参入した北條が活動にあたり、氷川と小沢はユニットから外される。しかし最終回で、2人はGトレーラーを北條から奪取し、尾室と共にアンノウンとの最後の戦いに赴く。
- 1年後には既に解散[注 41]しており、その活動は新結成された「G5ユニット」に引き継がれている。
- 未確認生命体対策班・オーパーツ研究局
- 超古代文明の研究を専門とするチーム。沖縄県与那国島で発見された一種のパズルであるオーパーツをコンピュータで解析・解読し、オーパーツから出現した遺伝子モデル状の物体を特別編成された研究班が実験した。その結果、赤子の姿で闇の力を現代に出現させた。
- メッセンジャーRNAを合成したタンパク質の生成による遺伝子実験の失敗によって、解散する[41]。
- アンノウン
- 神(闇の力、オーヴァロード、テオス)に仕える天使の如き存在・マラーク[42]であり、地球上の生物に似た特徴を持つ超越生命体(正確には、彼らを模して地球上の生物がつくられた[19])。
- 種族ごとに「 -(モチーフとなる動物の英語名)ロード(+ラテン語での種族と特徴)」と呼称されており、種族的観念とそれに基づいた階級があるらしく、似た容姿で複数のアンノウンが同時に行動する際には、指揮官らしき存在「クイーンロード」が登場している。高位の怪人は「エルロード」と呼ばれる[注 42]。劇中で各アンノウンの名前が呼ばれることはない。
- 「アンノウン」の名は警察が氷川誠からの報告を受けて、未確認生命体を超える新たなる敵、謎の存在として警察が命名した呼称であり、軍事用語で「国籍不明機」を意味する「unknown」が語源(第2話)。
- 殺しや特殊能力を行う際には、左手で右手の甲を“闇の力”の文字の形に辿るという、殺しのサインを切る。殺害方法は、人間を生きたまま樹の洞に詰めこんだり、コンクリートの壁に埋め込んだり、高層ビルの屋上から床を通過させて転落死させたり、さらには対象の体組織を別の物体に変えたりなど、人間には実行不可能な犯行から「不可能犯罪」と呼ばれる。同族ならば殺害方法は共通する。監視カメラなどでは磁場が発生し、歪んだ姿となるため、不可視となってしまう。
- 目的は神が恐れるアギトの殲滅であり、主にアギトになる可能性のある人間(超能力者)を血族ごとに殺し回っている(胎児も該当)。
- 一方で、神が人間を愛しているために、アギトの力を持たない人間を殺すことは極力禁じられており、ターゲットおよびその殺害を妨害する者(主に護衛している警察官など)以外の人間は襲うことはなく、第34話で水のエルがG3-X=氷川を圧倒して追いつめた際、「アギトではないから」という理由で止めを刺さずに終わっている。禁を破ったアンノウンは“闇の力”から制裁が下される。
- 能力の発動時や、ライダーの技を受けて爆死する直前に、天使の輪のような円盤状の発光体が頭上に出現する。また、各自の武器はそこから召喚して装備する。背中には鳥獣系以外のアンノウンにも退化した羽根が生えている。
- デザイン・造型
- デザインは出渕裕と草彅琢仁。
- 背中の羽根は、骨が羽根になりかけている状態でデザインされており、「神になりきっていない者」を表現している[43]。羽根飾りは、初期案での「人間と契約を交わす」という設定から、サインのための羽根ペンとして想定されていた[43]。
- 総じて古代神話を意識したデザインがなされている(例としてトータスロードはローマ兵、ジャッカルロードはアヌビス神など)。衣装や装飾品は、『仮面ライダークウガ』のグロンギと同様にスーツのしわが寄りやすい繋ぎ目を隠すという意図もあった[43]。
- 目元は『仮面ライダー』の初期ショッカー怪人のような人間の目が覗いているようなデザインを意識している[43]。
- あかつき号事件
- 物語の始まる半年前に、瀬戸内海で起こった海難事故。
- 高松に向かうフェリー・あかつき号が快晴の瀬戸内海を航行中、船内に瀕死状態の光の力が出現、死亡が確認されたが、その後船は暴風雨に見舞われ、同時に息を吹き返した光の力が最後の力である眩い光を翔一を中心に浴びせて、乗員・乗客達もその余波を受けると消滅した。
- しかしその直後、暗雲から水のエルが光の力を追って船内に出現、眩い光を多量に浴びた翔一を襲うが、乗客たちが見守る中、翔一はアギトへと進化し、水のエルと対峙するものの、敵わずに海中に投げ落とされてしまった。翔一の安否を確認しようとする乗客たちに対し、水のエルはこの一件を口外しないよう口止めし、彼らの監視のため乗客の一人である真澄に憑依した。
- 香川県内を警邏中だった巡査時代の氷川は、あかつき号を包む巨大な光を目撃し、付近を航行していた漁船の協力を得て、暴風雨に見舞われたあかつき号に辿り着き、翔一を除く怯えていた乗客を全員救助した。
- 後日、翔一は瀬戸内海の浜辺で地元の女子高生たちに、記憶を失った状態で発見された。
- この事件の際に海上保安庁が出動しなかったのは、海上保安庁の巡視艇が、保安庁幹部の幼なじみである警視庁の警視正を迎えに行っている最中で、あかつき号の遭難信号を無視したからと作中で言及されている。
キャスト
レギュラー・準レギュラー
- 津上翔一(沢木哲也) / 仮面ライダーアギト(声) - 賀集利樹
- 氷川誠 / 仮面ライダーG3(声) / 仮面ライダーG3-X(声) - 要潤
- 葦原涼 / 仮面ライダーギルス(声) - 友井雄亮
- 風谷真魚 - 秋山莉奈
- 風谷真魚(幼少時の回想) - 谷村聡美
- 美杉義彦 - 升毅
- 美杉太一 - 田辺季正
- 木野薫 / アナザーアギト(声) - 菊池隆則 (35 - 46)
- 小沢澄子 - 藤田瞳子
- 北條透 - 山崎潤
- 尾室隆弘 - 柴田明良
- 風谷伸幸 - 中根徹
- 沢木雪菜 - 笠間あゆみ
- 沢木哲也(津上翔一) - 小川敦史 (12 - 51)
- 青年(闇の力・光の力) - 羽緒レイ (8 - 51)
- 河野浩司 - 田口主将
- 三雲咲子 - 滝沢涼子 (1 - 6)
- 警視庁幹部 - 加地健太郎、菅野達也、狩野謙、森下明、野口雅弘
- ラーメン屋の親父 - 諏訪太朗
- バイク屋のおやっさん - 中屋敷哲也 (28, 47 - 50)
- 榊亜紀 - 佐久間雅子 (15 - 17, 20, 21,42)
- 真島浩二 - 小谷嘉一 (31 - 51)
- 相良克彦 - 田付貴彦 (20 - 31,42)
- 関谷真澄 - 平岩紙 (20 - 33,42)
- 岡村可奈 - 森脇英理子 (47 - 50)
- 水原リサ - 水稀未那 (47 - 50)
声の出演
- 謎の声 - 岩崎ひろし(20,21)
- エルロード / 水のエル - 梁田清之 (1, 32 - 35, 41 - 43)
- エルロード / 風のエル - くじら (47 - 51)
- エルロード / 地のエル - 三宅健太 (49 - 51)
- ナレーション - 鈴木英一郎
ゲスト出演者
- 佐伯安江 - 野沢由香里(1)
- 佐伯邦夫 - 高橋義則(1)
- 両野耕一 - 後藤ひろゆき(1 - 5)
- 岡田 - 近藤公園(1,2)
- 大悟 - 荒木大悟(1)
- 大悟の祖父 - 益富信孝(1)
- ヨウコ - 乙宮ゆめ(1)
- 涼の担当医 - 越村公一(1 - 3)
- 警官 - 太田祐一(1,2)
- ゴミ拾いの男 - 前原実(1)
- 学生 - 高瀬アツシ(1,2)
- 検査医 - 白山照彦(2)
- 辻口美奈子、辻口恵美子 - 和所こづえ(2)
- 駄菓子屋 - 日向宏之(2)
- 目撃者 - 大久保運(2)
- 婦長 - 志麻充子(3)
- 考古学者 - 鄭龍進(3)
- 水泳部員 - 宣吉隆男(3)
- 母親 - 伊藤みずほ(3)
- キックボードの男 - 池史晃(3)
- 赤ん坊(闇の力) - 八木優希(4)
- 女子高生 - 岡本ひかり、清水美穂、中西未来(4)
- 殺された一家 - 近藤真由、鈴木信明、広崎直美、三浦聖人(4)
- 研究員 - 隈部洋平(4)
- 警官 - 飯尾英樹(4)
- 少女 - 久保結季(4)
- 少年(闇の力・光の力) - 神木隆之介(5-8,42-46)
- 片平真由美 - 福澄美緒(5,6)
- 水泳部員 - 小川裕達、金原泰成、川村貴志 (5)
- 少年 - 古川慎(5)
- 少年(闇の力) - 穴井隆文(7)
- サラリーマン - 中川素州(7)
- ジョギングの男 - やべけんじ(7)
- 整備士 - 伊藤慎(7)
- カップル - 倉富幸洋、中沢明日美(8)
- 女性 - 太田好美(8)
- 三浦智子 - 森下まひろ(9,42)
- ユウイチ - 吉武怜朗(9,10)
- 父親 - 木村真司(9)
- 母親 - 山形志乃(10)
- 刑事 - 岩田安宣(10)
- 松井 - 山崎猛(10,11)
- 篠原数樹 - 松嶋健市郎(11,12)
- 篠原佐恵子 - 中本奈奈(11,12,42)
- 三浦智子の母 - 原田千枝子(11)
- 妊婦 - 川満美砂(11,12)
- 第一発見者 - 米田基(11)
- 図書館司書 - 練木有美子(12)
- 刑事 - 内海修宏(12)
- 病院の受付 - 山中富士子(12)
- 魚屋 - ただのいっこ(13)
- 喫茶ラビットのマスター - 中村文平(13,14)
- ケーキ教室の先生 - 片岡富枝(13,14)
- 鈴木 - 宍戸美和公(13,14)
- 田中 - 春田季欧依(13,14)
- 新井運送の配達員 - 樋口靖(13)
- 守衛 - 伊東丈典(13)
- 医師 - 井鍋信治(14,15)
- 隣人 - 山田順子(14)
- 太一の母 - 森脇由紀(15)
- サラリーマン - 太刀川健介(15)
- 電話中の男 - 浅倉つとむ(15)
- サラリーマン - 鈴木浩司(16)
- 司龍二 - 寺杣昌紀(18,19)
- 花村久志 - 宮吉康夫(18,19)
- 犯人 - 神谷秀澄(18,19)
- 花村ベーカリーの客 - 滝本ゆに(18,20)
- 花村ベーカリーの客 - 秋山恭子(18)
- 石倉 - 浜田大介(18)
- 作業員 - 仁志初(18)
- 刑事 - 山元純(18)
- ジョギングの男 - OSAMU、SATORU(19)
- 花村ベーカリーの客 - 伊藤逢委子(20)
- ビルオーナー - 葉山純士郎(20)
- 機動隊員 - 白井雅士(20)
- 機動隊員 - 藤田健次郎(20)
- 高村光介 - 清水紘治(22-25)
- 殺されたOL - 田中章代(22)
- バンドマン - 藤田和久(22)
- 逃げられたOL - 此上暁子(22)
- 警官 - 藤田清二、渥美正也(22)
- 少年 - 水野樹希(23)
- 医師 - 三富一葉(23)
- 大学生 - 小倉敏博(23)
- カズハ - 香取広美(24)
- OL - 坂東留実(24)
- 警官 - 川井政和(24)
- ラーメン屋 - 森元雅寛(25)
- ジョギングの女 - 高松みずき(25)
- 四国の大学教授 - 内田もん吉(26)
- 津上邸のメイド - 小柳洋子(26,27)
- 少女 - 郷田由芽(27)
- 浅野一輝 - 三觜要介(28)
- 一輝の父 - 山城和人(28)
- 一輝の母 - 三島せつこ(28)
- 黒服の男たち(一輝の親類) - 井殿雅和、渡邊昌宏(28)
- 藤島仁(高木明) - 山崎大輔(29)
- 佐野稔(高木勇) - 海一星(29)
- 並木 - 高橋修(29)
- 刑事 - 前田真里(29)
- 克彦の妻 - 松井涼子(30,31)
- 水原ユカ - 大田祐歌(30)
- 森恵子 - 盛内愛子(30)
- 水原の取り巻き - 齊木菜摘子、坂本明日香(30)
- スケボーの男 - 竹島正義(31)
- 橘純 - 津嶋麗(32,42)
- 高島雅英 - 丸岡奨詞(32)
- 木野雅人 - 秋山昌徳(35,36)
- 樋口 - 井上智之(35)
- スーツの女 - 田中君枝(35)
- 看護婦 - 佐藤智美、西村いづみ(35)
- 医師 - 永幡洋(35,37)
- 医師 - 佐藤祐四、田中智也(36)
- 犬を連れた女 - 田島知佳(36)
- 北條の部下 - 田中輝彦(37,38)
- サラリーマン - 広瀬法之(37)
- 公衆電話の女 - 小原なつみ(37)
- 心理学者 - 児玉頼信(38)
- 刑事 - 渡辺光一(38)
- 刑事 - 土屋大輔(40)
- 少年 - 三嶋啓介(40)
- ドレスの女 - 国吉みやび(40)
- 葦原和雄 - 竹本純平(42)
- 医師 - 手塚秀彰(43)
- 自転車の女 - 管野美寿紀(43)
- 大学生 - 白井雅士(45)
- サラリーマン - 益田てつ(45)
- 医師 - 甲斐道夫(46)
- 看護師 - 緒方美穂(46)
- 倉本 - 加門良(47 - 50)
- 観測員 - 佐和タカシ、嶋田豪(47,49)
- 自転車の男 - 峰村寿彦(47)
- バスケの男 - OSAMU(47)
- バスケの男の現身 - SATORU(47)
- マフラーの女 - 大沢薫(48)
- マフラーの女の現身 - 大沢桂(48)
- 運転手 - 大野勝人(48)
- 白河尚純 - 広瀬裕(49,50)
- 釣り人 - 小玉敏樹、山口充(49)
- 観測員 - 森元雅寛(49)
- 茶髪の男 - 岡本しゅう(49)
- 茶髪の男の現身 - 岡本ゆう(49)
- タートルネックの女 - 久保さやか(49)
- 占い師 - 宮寺智子(50)
- パーカーの男 - 直井英祐(50)
- 西ロンドン大生 - サラ・ジョーンズ(51)
- 白鳥秀樹 - 山田一善(51)
スーツアクター
- 仮面ライダーアギト[44][45][46]、V-1システム[44] - 高岩成二
- 仮面ライダーG3[44][46]、仮面ライダーG3-X[44][47] - 伊藤慎
- 仮面ライダーギルス[44][48][46] - 押川善文
- アナザーアギト[49][46] - 白井雅士
- アンノウン - 矢部敬三[50][44]、藤榮史哉[44]
- 風のエル[51]、地のエル[51]、G3・MILD(テレビスペシャル)[51] - 岡元次郎
スタッフ
- 原作 - 石ノ森章太郎
- 連載 - テレビマガジン、てれびくん、幼稚園、めばえ、たのしい幼稚園、おともだち
- スーパーバイザー - 小野寺章(石森プロ)
- プロデュース - 松田佐栄子(テレビ朝日)、白倉伸一郎・武部直美・塚田英明(東映)
- シリーズ構成 - 井上敏樹
- 脚本 - 井上敏樹、小林靖子
- 監督 - 田﨑竜太、長石多可男、六車俊治(テレビ朝日)、石田秀範、鈴村展弘、佐藤健光、金田治、渡辺勝也
- 音楽 - 佐橋俊彦
- 撮影 - 松村文雄、いのくままさお
- VFXスーパーバイザー - 沖満(日本映像クリエイティブ)
- 助監督 - 鈴村展弘、田澤裕一、黒木浩介、柴﨑貴行ほか
- アクション監督 - 山田一善・宮崎剛(ジャパンアクションクラブ)
- キャラクターデザイン - 早瀬マサト
- クリーチャーデザイン - 出渕裕、草彅琢仁
- 制作 - テレビ朝日、東映、ASATSU-DK
音楽
上述したように、本作品より「番組構成上のエンディング」は原則として存在しないため、主題歌はオープニングテーマのみでエンディングテーマがなくなっている。
第1話と最終話(第51話)はオープニングが省略されており、第1話は次回予告がエンディングを兼ねた形式(予告編の映像にスタッフロールが被せられる)で、主題歌は使われていない。最終話は本編のラスト部分がそのままエンディングになっており、主題歌には「仮面ライダーAGITO」が使われた。
また、上記の通りエンディングテーマはないが、各話の終盤(主にバトルシーン)で使われている下記の挿入歌4曲がエンディングテーマ扱いとなっている。この形式は一部の例外[注 8]を除いて、以降のシリーズにも引き継がれる[注 43][注 44]。「Stranger in the dark」「MACHINE TORNADER」は本来挿入歌として制作されたものだが、同様に使われた。なお、本作品の挿入歌はすべて、劇中での使用を考慮したテレビサイズが制作されていたという。
なお、シングル発売時に「2ndエンディング」と銘打たれた「One & Only」(作詞:藤林聖子、作曲・編曲:三宅一徳、歌:風雅なおと)という曲もあったが、劇中では一度も使われることがなかった。実質の後期エンディングである「DEEP BREATH」は、シングルに「3rdエンディング」と記載されている。
前作『クウガ』や後続の『龍騎』、『555』、『剣』では多くのレギュラーキャスト歌唱によるキャラクターソングが製作されたが、本作品では真魚役の秋山莉奈による「Home sweet Home」のみとなった。
主題歌
- 「仮面ライダーAGITO」(第2話 - 35話、51話のED)
- 作詞 - 藤林聖子 / 作曲・編曲 - 三宅一徳 / 歌 - 石原慎一 / コーラス - 大木理紗
- シリーズで初めて、劇伴音楽の担当者が制作に関わらない主題歌となった(佐橋俊彦によると、当初は三宅が音楽担当者になる予定もあったという)。インストゥルメンタル版は予告編音楽として使われた。また、クレジット表記のフォントが途中で変更されている。
- 「仮面ライダーAGITO 24.7 version」(第36 - 50話、テレビスペシャル)
- 作詞 - 藤林聖子 / 作曲・編曲 - 三宅一徳 / リミックス - 三宅一徳、鈴木浩之、篠笥孝 / 歌 - 石原慎一 / コーラス - 大木理紗
- 「仮面ライダーAGITO」の伴奏をリミックスし、新しい歌詞で歌い直したもので、テレビシリーズでは2番の歌詞がオープニングテーマとして、劇場版では挿入歌としてそれぞれ使われた。現在、歌詞中で「仮面ライダー」という言葉が使われた最後の主題歌である。「24.7」という数字には「24時間、7日間ずっとアギトと一緒」という意味が込められている[注 45]。
挿入歌
- 「BELIEVE YOURSELF」(第1話 - 第25話、最終話)
- 作詞 - 藤林聖子 / 作曲・編曲 - 三宅一徳 / 歌 - 風雅なおと
- テレビスペシャルでも使用された。
- 「Stranger in the dark」(第9話)
- 作詞 - 藤林聖子 / 作曲・編曲 - 佐橋俊彦 / 歌 - 坂井紀雄
- G3の戦闘テーマ曲。
- 「MACHINE TORNADER」(第14、40話)
- 作詞 - 藤林聖子 / 作曲・編曲 - 三宅一徳 / 歌 - 石原慎一
- マシントルネイダーのテーマ曲。
- 第31話ではインストゥルメンタル版が使用された。
- 「DEEP BREATH」(第26話 - 第48話)
- 作詞 - 藤林聖子 / 作曲 - 野村義男 / 編曲 - RIDER CHIPS / 歌 - ROLLY (RIDER CHIPS Featuring ROLLY)
- 歌唱者の名義は映像およびコロムビアのCDでは「ROLLY」だが、エイベックスのCDでは「RIDER CHIPS Featuring ROLLY」の表記になっている。
- サウンドトラックにはテレビサイズのみ収録。フルサイズがアルバムに収録されたのは前述の『百獣戦隊ガオレンジャーVS仮面ライダーアギト』が初となる。
- 「もうひとつの仮面の戯曲」(第40話、第42話)
- 日本語作詞 - 藤林聖子 / 作曲・編曲 - 佐橋俊彦 / 歌 - 白石圭美
放送日程
各回にはタイトルはなく、本節にて明記されているものは、いずれも新聞のテレビ番組欄やテレビ番組情報誌、並びにテレビ朝日公式ページにて表記されたものである。第28話は涼の回想という、作中の時系列とは外れるエピソードのため、上下に帯がないアスペクト比4:3で放送。各話終了時の演出は最後のワンシーンが四角形に囲まれるという、以降に比べると非常にシンプルなものになっている。四角形の角には「Α」「Ω」の文字が置かれ、さらに上部分にはアギトの紋章も表示される。
登場アンノウンの欄には、レギュラーである闇の力以外のアンノウンのみ記述。登場アンノウンの横の数字は登場話数を示す。
放送日 | 放送回 | サブタイトル | 登場アンノウン | 脚本 | アクション監督 | 監督 |
---|---|---|---|---|---|---|
2001年 | 1月28日1 | 戦士の覚醒 |
|
井上敏樹 | 山田一善 | 田﨑竜太 |
2月 | 4日2 | 青の嵐 | ||||
2月11日 | 3 | 俺の変身! |
|
長石多可男 | ||
2月18日 | 4 | パズル解読 | ||||
2月25日 | 5 | 第3の戦士 | 六車俊治 | |||
3月 | 4日6 | 哀しき妖拳 | ||||
3月11日 | 7 | 記憶の一片 |
|
田﨑竜太 | ||
3月18日 | 8 | 赤い炎の剣 | ||||
3月25日 | 9 | 2人のG3 |
|
長石多可男 | ||
4月 | 1日10 | 銀の点と線 | ||||
4月 | 8日11 | 繋がる過去 |
|
石田秀範 | ||
4月15日 | 12 | 湖の激突! | ||||
4月22日 | 13 | 父の手掛り |
|
田﨑竜太 | ||
4月29日 | 14 | 最強キック | ||||
5月 | 6日15 | 罠の始まり |
|
長石多可男 | ||
5月13日 | 16 | 怪しい女… | ||||
5月20日 | 17 | 捕獲作戦! | ||||
5月27日 | 18 | 新しいボス |
|
石田秀範 | ||
6月 | 3日19 | 解散決定? | ||||
6月10日 | 20 | 或る目覚め |
|
鈴村展弘 | ||
[注 46]6月24日 | 21 | 暴走する力 | ||||
7月 | 1日22 | 運命の対決 |
|
田﨑竜太 | ||
7月 | 8日23 | 資格ある者 | ||||
7月15日 | 24 | 完璧マシン |
|
長石多可男 | ||
7月22日 | 25 | 激突再び! | ||||
7月29日 | 26 | 甦った記憶 |
|
山田一善 宮崎剛 | 石田秀範 | |
8月 | 5日27 | 涼、死す… | ||||
8月12日 | 28 | あの夏の日 |
|
小林靖子 | 佐藤健光 | |
8月19日 | 29 | 数字の謎!? |
|
井上敏樹 | ||
8月26日 | 30 | 隠された力 | 長石多可男 | |||
9月 | 2日31 | 人の居場所 | ||||
9月 | 9日32 | ギルス復活 |
| |||
9月16日 | 33 | 現れた敵 | 金田治 | |||
9月23日 | 34 | 呼び逢う魂 |
| |||
9月30日 | 35 | 謎の救世主 |
|
長石多可男 | ||
10月 | 7日36 | 4人目の男 | ||||
10月14日 | 37 | 暗闇の戦士 |
|
渡辺勝也 | ||
10月21日 | 38 | その正体… | ||||
10月28日 | 39 | ギルス咆哮 | 鈴村展弘 | |||
[注 47]11月11日 | 40 | 共同戦線! |
| |||
11月18日 | 41 | 光と闇 |
|
田﨑竜太 | ||
11月25日 | 42 | あかつき号 | ||||
12月 | 2日43 | 動き出す闇 |
|
長石多可男 | ||
12月 | 9日44 | 父と姉と… |
| |||
12月16日 | 45 | 奪われた力 |
|
金田治 | ||
12月23日 | 46 | 戦士その絆 | ||||
12月30日 | 47 | 天空の怪! |
|
山田一善 | 石田秀範 | |
2002年 | 1月 6日48 | 星の支配者 | ||||
1月13日 | 49 | 絶滅の足音 | 長石多可男 | |||
1月20日 | 50 | 今、戦う時 | ||||
1月27日 | 51 | ΑGITΩ |
放映ネット局
放送対象地域 | 放送局 | 系列 | 備考 |
---|---|---|---|
関東広域圏 | テレビ朝日 | テレビ朝日系列 | 制作局 |
北海道 | 北海道テレビ | ||
青森県 | 青森朝日放送 | ||
岩手県 | 岩手朝日テレビ | ||
宮城県 | 東日本放送 | ||
秋田県 | 秋田朝日放送 | ||
山形県 | 山形テレビ | ||
福島県 | 福島放送 | ||
新潟県 | 新潟テレビ21 | ||
長野県 | 長野朝日放送 | ||
山梨県 | テレビ山梨 | TBS系列 | |
静岡県 | 静岡朝日テレビ | テレビ朝日系列 | |
石川県 | 北陸朝日放送 | ||
福井県 | 福井放送 | 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
|
中京広域圏 | 名古屋テレビ | テレビ朝日系列 | |
近畿広域圏 | 朝日放送 | ||
島根県 鳥取県 |
山陰放送 | TBS系列 | |
広島県 | 広島ホームテレビ | テレビ朝日系列 | |
山口県 | 山口朝日放送 | ||
香川県 岡山県 |
瀬戸内海放送 | ||
愛媛県 | 愛媛朝日テレビ | ||
高知県 | テレビ高知 | TBS系列 | |
徳島県 | 四国放送 | 日本テレビ系列 | |
福岡県 | 九州朝日放送 | テレビ朝日系列 | |
長崎県 | 長崎文化放送 | ||
熊本県 | 熊本朝日放送 | ||
大分県 | 大分朝日放送 | ||
宮崎県 | 宮崎放送 | TBS系列 | |
鹿児島県 | 鹿児島放送 | テレビ朝日系列 | |
沖縄県 | 琉球朝日放送 |
他媒体展開
リンクの貼られている作品の詳細はリンク先を参照。
映像ソフト化
- 2001年12月7日よりセルVHSが東映ビデオより発売された[52]。レンタルは2001年10月12日より開始[52]。全12巻で収録内用もDVD版と同じ(セル・レンタル共通)。レンタル当時、前作『クウガ』のセルVHS発売が続いていた。
- 2001年12月7日 - 2002年11月21日にかけてセルDVDが東映ビデオより発売された[52]。レンタルは2001年10月12日より開始[52]。全12巻で各巻4話(Vol.10 - 12は5話)収録。レンタル当時、前作『クウガ』のセルDVD発売が続いていた。
- 2008年7月21日発売の「石ノ森章太郎 生誕70周年 DVD-BOX」や2009年11月21日の「仮面ライダーディケイド Vol.5」の初回生産限定の映像特典に第1話が収録されている。
- 2016年9月14日から2017年1月11日にかけてBlu-ray BOXが全3巻で発売。BOX1には『仮面ライダーアギト 3大ライダー超決戦(バトル)ビデオ アギトvsG3-Xvsギルス いま選ばれる最強ライダー』が収録される。
他テレビシリーズ
- 『仮面ライダーディケイド』
- G3とエクシードギルスと仮面ライダーアギトとアンノウンが登場。
- 『仮面ライダーウィザード』
- 仮面ライダーアギトが登場。
テレビスペシャル
- 『仮面ライダーアギトスペシャル 新たなる変身』
- 2001年10月1日放送。翔一が美杉家に引きとられる前、病院で翔一を診ていた国枝東(演 - 京本政樹)が登場。ビートルロード スカラベウス・フォルティス(声 - 宗矢樹頼)との戦いで翔一のシャイニングフォームへの覚醒を描くとともに、国枝東の息子国枝広樹(演 - 堀部寛十)が死の直前にアギト覚醒していた事実が語られている。また、G4の強奪など劇場版へのつながりも示唆されている。
- 劇場版のクランクアップ前に急遽制作が決定し、劇場版スタッフの多くがスペシャルの制作へ移行している[1]。
- 2017年に東映チャンネルにて放送された超解像版では、深海理沙やG4にまつわる部分などがカットされている。
- 監督 - 田﨑竜太
- 『仮面ライダーG』
- 仮面ライダーアギトが登場。
映画
- 『劇場版 仮面ライダーアギト PROJECT G4』
- 本作品の単独作品。2001年9月22日公開。
- 『劇場版 超・仮面ライダー電王&ディケイド NEOジェネレーションズ 鬼ヶ島の戦艦』
- 『仮面ライダー電王』と『仮面ライダーディケイド』をメインとしたクロスオーバー作品。G3が登場。
- 『劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』
- 『仮面ライダーディケイド』の単独作品。津上翔一/仮面ライダーアギトが登場。
- 『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』
- 『仮面ライダー電王』と『仮面ライダーオーズ/OOO』をメインとしたクロスオーバー作品。仮面ライダーアギトとG3-Xとギルスとアンノウンが登場。
- 『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』
- 仮面ライダーアギトとアンノウンが登場。
- 『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』
- 仮面ライダーアギト(グランドフォーム、トリニティフォーム)が登場。
- 『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』
- 仮面ライダーアギトが登場。
- 『仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦』
- 仮面ライダーアギト(グランドフォーム、バーニングフォーム)が登場。
舞台
- 『MASKED RIDER LIVE&SHOW 〜十年祭〜』
- 仮面ライダーアギトと仮面ライダーG3が登場。
オリジナルビデオ・オリジナルDVD
- 『仮面ライダーアギト 3大ライダー超決戦(バトル)ビデオ』
- てれびくんの応募者全員サービスで配布されたVHS。初期編の総集編と新撮映像による3大ライダーとアンノウンとの戦いで構成される。
- 全体的にコミカルな作風になっており、てれっピ(声:伊倉一恵)というオリジナルキャラクターが登場する。
- また、フレイムセイバーを2刀流で使うダブルセイバースラッシュという必殺技や、各ライダーが技名を叫ぶ等といった独自の演出も見られる。
- 音楽 - Ω Project
- 脚本 - 小林靖子
- 監督 - 鈴村展弘
- 『仮面ライダー龍騎ハイパーバトルビデオ 龍騎VS仮面ライダーアギト』
- 『仮面ライダー龍騎』のオリジナルビデオ。仮面ライダーアギトが登場。
- 『仮面ライダーディケイド 超アドベンチャーDVD 守れ!〈てれびくんの世界〉』
- 『仮面ライダーディケイド』のオリジナルDVD。仮面ライダーアギトが登場。
ゲーム
- 『仮面ライダーアギト』
- バンダイより2001年11月29日にPlayStation用の格闘アクションゲームとして発売。制作はKAZe。
- システム的には前年に発売された『仮面ライダークウガ』のゲームに準じている。同作品より、仮面ライダーの格闘ゲームでは同キャラ対戦が不可能となった。
- ストーリーモードは、メインの3ライダーそれぞれを主役にしたものが1本ずつ用意されている。また、G3の武器をカスタマイズしたり、他のプレイヤーがカスタマイズしたG3と対戦したりといったことができるようになっている。
- アナザーアギトは登場しないが、G4は登場する。ただし声を一切発しない。
- 『仮面ライダー 正義の系譜』
- 2003年11月27日に機種はPlayStation 2用のコンピュータゲームとして発売。アギトとギルスが登場。テレビシリーズと同様、賀集が津上翔一/アギトの声を担当。詳細はリンク先を参照。
コミカライズ
- 2001年2月号 - 2002年1月号連載。
- てれコロコミック(坂井孝行)
- G3-X VS 機動装備G2
- 2001年9月号増刊掲載。
- G3以前に開発されたバイク型マシン「G2」が登場する。後述の『PROJECT G1』でも機動装備として説明されている。
- 決戦!!3大ライダーVS超ロード
- 2002年1月号増刊掲載。
- エルロードのひとり「大地のエル」が登場する。
小説
- 『小説 仮面ライダーアギト』
- 著 - 岡村直宏、監修 - 井上敏樹
- 講談社(講談社キャラクター文庫)刊、2013年1月30日発売。ISBN 978-4063148527
- テレビシリーズをベースに再構築したオリジナル小説で、アギトやアンノウンの設定など細かい部分の相違も多いが、翔一や真魚を始めとする登場人物の人物像は概ね共通している。
- 『S.I.C. HERO SAGA』
- 著 - 早瀬マサト
- 「MASKED RIDER AGITΩ EDITION -HEAVEN'S DOOR-」
- 雑誌掲載時のみ、『仮面ライダー555』と同一の世界であるかのような描写も盛り込まれていた。
- 「MASKED RIDER AGITΩ EDITION -PROJECT G1-」
- 「MASKED RIDER GILLS -仮面ライダーになってしまった男-」
CS放送・ネット配信
- CS放送
- 東映チャンネル…2005年2月 - 8月(「石ノ森章太郎劇場」枠)、2007年3月 - 6月(「アンコールアワー」枠)、2017年2月 - (「石ノ森章太郎劇場」枠、超解像度版)
- テレ朝チャンネル1 - 2009年 - 2010年
- ファミリー劇場…2010年8月(先行集中放送)、2011年 - 2012年
- ネット配信
関連項目
- サイボーグ009 - 『仮面ライダーSPIRITS』第2巻掲載の記事によれば、同作品の「神々との戦い編」が本作品の原案とされている。
- ミニ英会話・とっさのひとこと - NHKの語学番組。放送局は異なるものの、スキットの主演が賀集利樹であることから、ストーリーの関連は全くないものの「Shibuya 友情編」にて、本作品をネタにした場面が盛り込まれた[注 48]
脚注
注釈
- ^ タイトル・ロゴに併記されている。
- ^ この日は原作者である石ノ森章太郎の3回目の命日でもあった。
- ^ これを反映し、第1話冒頭では「30th Anniversary」と表記された。
- ^ PS2ゲーム『仮面ライダー 正義の系譜』では仮面ライダー1号が自らを仮面ライダーと名乗っていることを聞き、アギトも仮面ライダーと名乗るようになった、という設定になっている。
- ^ 「アギト」の名は過去にも『仮面ライダーJ』で敵怪人の名前として用いられており、そのため企画段階で情報が漏洩しても同じ名前をつけるわけがないと判断され、カムフラージュにもなっていた[1]。
- ^ 出渕はアナザーアギトのデザインも担当している。『平成仮面ライダー英雄伝』内のライダートリビアに記載。
- ^ 劇場映画で「アナモルフィック・レンズを使ってシネマスコープサイズで撮影・再生する」考え方に近い。
- ^ a b 『仮面ライダー響鬼』1 - 33話は除く。
- ^ 『HERO SAGA』に登場したロードチェイサーは、ビートチェイサー(クウガのバイク)からガードチェイサー(G3のバイク)への発展途中に位置しているマシンと設定されている。
- ^ これは次作『仮面ライダー龍騎』において採用される形となった。
- ^ この案は2003年の『仮面ライダー555』で取り入れられている[9]。
- ^ 「10人ライダー」というアイディアは、次作『仮面ライダー龍騎』の基本コンセプトとして受け継がれた[1]。
- ^ 中の手紙は木野が所持していた。
- ^ 視聴者から「記憶喪失者が免許を取れるはずがないのにバイクに乗っていることは無免許運転の奨励である」というクレームが来たため、クレーム回避のために入れられた描写である(白倉伸一郎の著書『ヒーローと正義』より)。なお、現実に記憶喪失者が本名と異なる免許証を取得することは可能。健忘#記憶喪失者の法益の保護を参照。
- ^ 氷川を演じる要は香川県出身である。
- ^ 劇中では明言されなかったが、講談社から出版された『テレビマガジン特別編集 仮面ライダーアギト』の107頁によると2度目の診察を受けたらしく、『「過度のストレスによる一時的なもの」と診断された』と記載されている。
- ^ 「仮面ライダーアギト超全集・上巻」では7月16日と記載している[12]。
- ^ その後水泳選手を断念し、大学を中退した
- ^ a b 美杉の姉の配偶者か、美杉の配偶者の兄のどちらかである。
- ^ その際、木野は「何故邪魔をする雅人!?」と叫んでいる。
- ^ そのことからクルスタータ・パレオが彼女を殺そうとしたとき、ケトス・オルキヌスによって止められた。
- ^ オープニングクレジットでは役名を「青年」と表記している。企画書では「オーヴァーロード」、第5話以降の脚本では「斗真」という名称が付けられている[17]。
- ^ この際、それまで神妙な面持ちだった表情を崩し、穏やかな笑顔を浮かべている。
- ^ テレビスペシャル撮影直前に完成したオートバイで、国枝を演じた京本の愛車「ホンダ・CB1300 KYOUMOTO SPECIAL」である。
- ^ なお、強化服を着ている普通の人間は氷川誠のみであり、本作品の他のライダーはみな、人間の体を失ったことに苦悩している。
- ^ 玩具では『トリプルフラッシュDX変身ベルト』の名称で販売された。
- ^ 物語終盤において記憶を完全に取り戻した後も、既にシャイニングフォームに覚醒していたため登場の機会はなかった。
- ^ 『PROJECT G4』の時点でG3-Xが登場していたため、通常のG3が劇場版に登場するのは同作品が初である。
- ^ 実際に氷川は初装着時に装着したまま意識をなくし、改善前のG3-Xを完璧に使いこなしているのは小沢曰く「いつもリラックスしていて緊張感のない」津上翔一のみである。
- ^ 人工複眼と口元の名称は仮面ライダーXが変身時に装着するパーツと名称が同一。石森プロの飯田浩司による初期デザイン案では仮面ライダーXをモチーフとしており、名称はその名残である[1]。
- ^ 入力を間違えると「番号ガ違イマス」と発声される。
- ^ アギトとアナザーアギトの胸部中央に確認できる四角形状の器官。
- ^ 老化現象の撮影時には、初期の頃は特殊メイクで表現していたが、その後引きの画を撮影する際には老化状態を表した手袋が使用されていた[31]
- ^ エクシードギルスに進化後克服。
- ^ 涼のように遺伝によって親から子へ受け継がれる場合もある。
- ^ 覚醒の予兆として、激しい耳鳴りや急な発熱・痙攣に襲われることもある。
- ^ それでも変身能力がないうちはアギトのような超人的戦闘能力を持たない生身の人間であり、実際に亜紀や相良は抵抗こそできるものの倒すまでには至らず、アンノウンにやられている。
- ^ 「老化」ともとれる。この症状はギルスへの変身後に涼に現れる症状と酷似している。
- ^ この状態になると超能力を失う。
- ^ 劇中で顔と名前は登場しなかった。
- ^ 作中では理由は語られていないが、前述の氷川と小沢の行動によるものと推測している[23]
- ^ 当初は脚本上の便宜的なもので正式名称ではなかった[5]。
- ^ ただし『仮面ライダー響鬼』の34話 - 47話はこのような形式が使われていない。
- ^ 『555』以降の作品は全て第1話EDなし。
- ^ 『日本コロムビア『百獣戦隊ガオレンジャーVS仮面ライダーアギト』 (COCX-31715/6) での台詞より
- ^ 6月17日は『第101回全米オープンゴルフ大会』最終日放送のため休止。
- ^ 11月4日は「第33回全日本大学駅伝」中継のため休止。
- ^ 賀集が演じるシュウの家にホームステイしている友人エドが、レンタルビデオ店で選んだビデオがアギトであったことからシュウが喜ぶというもの。その場面のBGMに本作品の主題歌が流れるという演出もなされた。
出典
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o テレビマガジン特別編集 2002, p. 76, アギト成立への道
- ^ テレビマガジン特別編集 2002, pp. 80、82.
- ^ 『特撮ザテレビジョン「仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦」公式読本』61頁。
- ^ a b c 超全集 上巻 2001, pp. 70–71, 白倉伸一郎東映プロデューサーインタビュー
- ^ a b c テレビマガジン特別編集 2002, p. 78.
- ^ 『仮面ライダーSPIRITS』第5巻 P232早瀬マサトの記述より。
- ^ 『仮面ライダーアートコレクション』[要ページ番号]
- ^ a b c 仮面ライダーアギトグラフィティ 2002, p. 55, STAFF INTERVIEW ACT 2 白倉伸一郎
- ^ 「ファイズ成立への道」『仮面ライダー555』講談社〈テレビマガジン特別編集〉、2004年、76頁。ISBN 4-06-178431-5。
- ^ 村枝賢一『仮面ライダーSPIRITS』 第2巻、講談社、2001年10月23日。ISBN 4-06-349073-4。
- ^ ハイブリッドファイル 2002, p. 83.
- ^ 超全集 上巻 2001, p. 20.
- ^ 46話
- ^ 【Topics】 アギトに感謝状!
- ^ 仮面ライダーアギトグラフィティ 2002, p. 53.
- ^ レッカ社「INTERVIEW:7 井上敏樹」『語ろう!クウガ アギト 龍騎』カンゼン、2013年、241 - 283頁。ISBN 978-4-86255-178-8。
- ^ テレビマガジン特別編集 2002, p. 79.
- ^ 超辞典 2011, p. 760.
- ^ a b 『週刊 仮面ライダー オフィシャルデータファイル』第92号[要ページ番号]。
- ^ 「仮面ライダー OFFICIAL DATA FILE」第6号より[要ページ番号]。
- ^ 超辞典 2011, p. 170.
- ^ a b c d ハイブリッドファイル 2002, p. 63.
- ^ a b c ハイブリッドファイル 2002, pp. 118–121, 「プロジェクトG3とは?」
- ^ a b c d e 『週刊 仮面ライダー オフィシャルパーフェクトファイル』94号、2016年7月19日、SERIES 11 FILE 11 SHEET 02、p.4
- ^ ハイブリッドファイル 2002, p. 67.
- ^ a b 超全集 上巻 2001, p. 29
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- ^ 『仮面ライダー変身ベルト大全』アスキー・メディアワークス、2009年9月、p.122。ISBN 978-4-04-868101-8
- ^ 超全集 上巻 2001, p. 32.
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- ^ 超辞典 2011, p. 95.
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- ^ 超辞典 2011, p. 495.
- ^ ハイブリッドファイル 2002, p. 86.
- ^ 超辞典 2011, pp. .497-498.
- ^ a b c d 宇宙船YB 2002, p. 134, 「全アンノウンデザイン集」出渕裕コメント
- ^ a b c d e f g 超全集 上巻 2001, p. 69
- ^ JAE NAKED HERO 2010, p. 141, LIST OF WORKS 高岩成二.
- ^ a b c d 東映公式「仮面ライダー龍騎 第8話[1]」より。
- ^ 夏音舎編『仮面ライダー響鬼キャラクターブック「鬼の肖像」』朝日ソノラマ〈HERO Vision特別編集〉、2006年、38頁頁。ISBN 978-4-257-03724-8。
- ^ JAE NAKED HERO 2010, p. 123, LIST OF WORKS 押川善文.
- ^ 『仮面ライダーアギト超全集』 下巻、小学館〈てれびくんデラックス愛蔵版〉、2002年3月。ISBN 4-09-101479-8。
- ^ 株式会社レッド・エンタテイメント・デリヴァー「矢部敬三 プロフィール[2]」より。
- ^ a b c JAE NAKED HERO 2010, p. 34, LIST OF WORKS 岡元次郎
- ^ a b c d 宇宙船YB 2002, p. 168, 「2001TV・映画特撮DVD・ビデオ&CD」
参考文献
- 『仮面ライダーアギト超全集』 上巻、小学館〈てれびくんデラックス愛蔵版〉、2001年9月。ISBN 4-09-101478-X。
- 『仮面ライダーアギト』講談社〈テレビマガジン特別編集〉、2002年。ISBN 4-06-178428-5。
- 『ファンタスティックコレクション 仮面ライダーアギトグラフィティ』朝日ソノラマ、2002年5月1日。ISBN 4-257-03658-3。
- 「綴込特別付録 宇宙船 YEAR BOOK 2002」『宇宙船』Vol.100(2002年5月号)、朝日ソノラマ、2002年5月1日、131-170頁、雑誌コード:01843-05。
- 『JAE NAKED HERO』太田出版、2010年3月8日。ISBN 978-4-7783-1210-7。
- 『仮面ライダー超辞典』監修:石森プロ・東映、双葉社、2011年7月24日。ISBN 978-4-575-30333-9。
- 『仮面ライダーアギト・ハイブリッドファイル』監修:石森プロ・東映、株式会社メディアワークス、2002年7月25日。ISBN 4-8402-2171-5。
- 『平成仮面ライダー英雄伝』編集:株式会社レッカ社 斉藤秀夫、カンゼン、2010年12月24日。ISBN 978-4-86255-082-8。
- 『語れ!平成仮面ライダー』KKベストセラーズ〈ベストムックシリーズ〉、2013年12月26日。ISBN 978-4-584-20532-7。
外部リンク
テレビ朝日系 日曜8:00 - 8:30 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
仮面ライダークウガ
(2000年1月30日 - 2001年1月21日) |
仮面ライダーアギト
(2001年1月28日 - 2002年1月27日) |
仮面ライダー龍騎
(2002年2月3日 - 2003年1月19日) |