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:[[1969年]]、カーペンターズは、本作をメジャー・デビュー曲として採り上げてシングル・リリースした。アメリカのビルボード誌では最高位54位だったが、ロング・ヒットとなり、後の成功への布石となった。ビートルズのオリジナルに比べると大幅にテンポを遅くしており、[[カレン・カーペンター]]が[[ドラムセット|ドラムス]]を叩きながら[[バラード]]風に歌っていた。歌詞はオリジナルのビートルズは男性であったが、リード・ヴォーカルのカレンが女性であるため英語圏の通例に従って girl は boy に、"She's got a ticket to ride '''but''' she don't care" は "He's got a ticket to ride |
:[[1969年]]、カーペンターズは、本作をメジャー・デビュー曲として採り上げてシングル・リリースした。アメリカのビルボード誌では最高位54位だったが、ロング・ヒットとなり、後の成功への布石となった。ビートルズのオリジナルに比べると大幅にテンポを遅くしており、[[カレン・カーペンター]]が[[ドラムセット|ドラムス]]を叩きながら[[バラード]]風に歌っていた。歌詞はオリジナルのビートルズは男性であったが、リード・ヴォーカルのカレンが女性であるため英語圏の通例に従って girl は boy に、"She's got a ticket to ride '''but''' she don't care" は "He's got a ticket to ride '''and''' he don't care" に変更されている。 |
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*[[ヴァニラ・ファッジ]]は、デビュー作『キープ・ミー・ハンギング・オン』でこの曲を取り上げた。 |
*[[ヴァニラ・ファッジ]]は、デビュー作『キープ・ミー・ハンギング・オン』でこの曲を取り上げた。 |
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*[[高木ブー]] アルバム「LET IT BOO」収録。 |
*[[高木ブー]] アルバム「LET IT BOO」収録。 |
2016年11月15日 (火) 16:09時点における版
「涙の乗車券」 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ビートルズ の シングル | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
初出アルバム『4人はアイドル』 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
B面 | イエス・イット・イズ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
リリース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
録音 |
アビー・ロード・スタジオ 1965年2月15日 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ジャンル | ロック | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
時間 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
レーベル |
パーロフォン(イギリス) キャピトル・レコード(アメリカ) オデオン(日本) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
作詞・作曲 | レノン=マッカートニー | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
プロデュース | ジョージ・マーティン | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
チャート最高順位 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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「涙の乗車券」 | ||||
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カーペンターズ の シングル | ||||
初出アルバム『涙の乗車券』 | ||||
B面 | ワンダフル・パレード | |||
リリース | ||||
ジャンル | ポップス | |||
レーベル | A&Mレコード | |||
作詞・作曲 | レノン=マッカートニー | |||
プロデュース | ジャック・ドーハティ | |||
チャート最高順位 | ||||
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カーペンターズ シングル 年表 | ||||
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「涙の乗車券」 ("Ticket to Ride")は、イギリスのロック・バンド、ビートルズの楽曲である。
解説
本作は、1965年4月9日に発売された9枚目のオリジナル・シングル曲である。レノン=マッカートニーの作。実質的にはジョン・レノンの作品とされる。リード・ヴォーカルはジョン。ヴァースからサビ、ブリッジに至るまで、ほぼ全編にわたってポール・マッカートニーがハーモニーを付けている。リードギターはポール・マッカートニー[注釈 2]。ただしイントロからのギターリフはジョージ・ハリスンの12弦ギターによるものである。ユニークなつっこみ気味のドラム・パターンはポール・マッカートニーのアイデアといわれている[注釈 3]。ドラム、ギターのイントロとともに、当時としてはヘヴィーなナンバーである。1980年、ジョン・レノンは「これはぼく。ヘヴィ・メタル・レコードとしては、最も早いもののひとつ。/リンゴのドラムはポールのおかげだ。」と語っている[2]。
タイトルは、イギリス・ワイト島にライド(Ryde)というフェリー港があり、"Ticket to Ride"はそのフェリー港までの切符"Ticket to Ryde"にかけた洒落である。
「涙の乗車券」は、1965年4月にシングル盤としてリリースされた後、同年8月にリリースされたアルバム『4人はアイドル』にも収録された。映画『ヘルプ!4人はアイドル』でもスキーのシーンで使用された。
ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500では、384位にランクされている。
ステレオ・ヴァージョン
「涙の乗車券」のリアル・ステレオ・ヴァージョンは1965年8月にリリースされたアルバム『4人はアイドル』ステレオ盤に収録された。CDでは1987年4月にリリースされたアルバム『4人はアイドル』に収録された。
アメリカでは1982年3月にリリースされたアルバム『リール・ミュージック』に収録された。それ以前の『ヘルプ(四人はアイドル)』(ステレオ盤)では疑似ステレオ・ヴァージョンが、『ザ・ビートルズ1962年~1966年』ではモノラル・ヴァージョンが収録されていた。
ミキシング
モノラル・ヴァージョンはステレオ・ヴァージョンに比較してフェード・アウトが少し早い。
シングル盤
シングル盤は1965年4月9日にリリースされ、イギリスで58万枚、アメリカでも50万枚以上のセールスを記録した。イギリスのメロディーメーカーで5週連続第1位を記録、アメリカのビルボード誌では、1965年5月22日に週間ランキング第1位を獲得した。ビルボード1965年年間ランキングでは第31位だった。キャッシュボックス誌でも1週だけ第1位を獲得し、年間ランキングは36位。B面は「イエス・イット・イズ」。こちらはビルボード最高位46位を記録している。
収録盤
- 『4人はアイドル』
- 『ヘルプ(四人はアイドル)』
- 『オールディーズ』
- 『ザ・ビートルズ1962年〜1966年』
- 『ザ・ビートルズ・スーパー・ライヴ!』
- 『ザ・ビートルズ/グレイテスト・ヒッツ』
- 『ザ・ビートルズ・ライヴ!! アット・ザ・BBC』
- 『ザ・ビートルズ・アンソロジー2』
- 『ザ・ビートルズ1』
カヴァー
- 1969年、カーペンターズは、本作をメジャー・デビュー曲として採り上げてシングル・リリースした。アメリカのビルボード誌では最高位54位だったが、ロング・ヒットとなり、後の成功への布石となった。ビートルズのオリジナルに比べると大幅にテンポを遅くしており、カレン・カーペンターがドラムスを叩きながらバラード風に歌っていた。歌詞はオリジナルのビートルズは男性であったが、リード・ヴォーカルのカレンが女性であるため英語圏の通例に従って girl は boy に、"She's got a ticket to ride but she don't care" は "He's got a ticket to ride and he don't care" に変更されている。
- ミニアルバム「Pride」収録。クイーンやレッド・ツェッペリンを彷彿とさせるハードロック的なアレンジで仕立てている。ライヴでもたびたび披露される。
- キャンディーズはセカンド・アルバム『危い土曜日〜キャンディーズの世界〜』で、この曲を採り上げた。
- キューピッツ
- 麻生京子
脚注
注釈
- ^ 演奏前後のメンバーの語りも含まれるため実際の演奏時間はさらに短い。演奏時間の出典は『ザ・ビートルズ・アンソロジー2』のインデックスである。
- ^ ただしこの曲のライヴ演奏時は、ベーシストのポールが同時演奏することが不可能なため、ジョージ・ハリスンがほぼ忠実に再現していた。
- ^ 同時期のセッションで録音されたポール作の未発表曲"That Means A Lot"でも同様のドラムパターンが試されている。
出典
- ^ 『日経BPムック 大人のロック!特別編集 ザ・ビートルズ 世界制覇50年』日経BP社、2015年、33頁。ISBN 978-4-8222-7834-2
- ^ 『PLAYBOYインタビュー ジョン・レノン』、1981年 集英社(181頁)
関連項目
- ワイト島#小説や音楽に出てくるワイト島 - 原題のタイトルの所以となった曲「ライド港への乗車券」(Ticket to Ryde)のライド港のある島。