演技の三冠
演技の三冠(えんぎのさんかん、英: Triple Crown of Acting)は、アカデミー賞(オスカー)・エミー賞・トニー賞の演技賞を全て獲得した俳優を示すアメリカ合衆国のエンターテインメント業界の用語である。2018年6月時点で24人が三冠達成しており、内訳は女性15人、男性9人である。初の達成者はヘレン・ヘイズであり、1953年2月5日に三冠となった。男性で初の達成者はトーマス・ミッチェルであり、1953年3月29日のトニー賞授賞式で三冠となった。ヘイズとリタ・モレノはグラミー賞も受賞しており、演技の三冠とEGOTの同時達成者となっている。
三冠達成者
[編集]俳優 | 達成年 | 達成までの 年数 |
初受賞年 | 受賞数 合計 |
参照 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
アカデミー | エミー | トニー | |||||
ヘレン・ヘイズ | 1953 | 21 | 1932 | 1953 | 1947 | 5 | |
トーマス・ミッチェル | 1953 | 13 | 1940 | 1953 | 1953 | 3 | [1] |
イングリッド・バーグマン | 1960 | 15 | 1945 | 1960 | 1947 | 6 | |
シャーリー・ブース | 1962 | 13 | 1953 | 1962 | 1949 | 6 | |
メルヴィン・ダグラス | 1968 | 8 | 1964 | 1968 | 1960 | 4 | |
ポール・スコフィールド | 1969 | 7 | 1967 | 1969 | 1962 | 3 | |
ジャック・アルバートソン | 1975 | 10 | 1969 | 1975 | 1965 | 4 | |
リタ・モレノ | 1977 | 15 | 1962 | 1977 | 1975 | 4 | |
モーリン・ステイプルトン | 1982 | 31 | 1982 | 1968 | 1951 | 4 | |
ジェイソン・ロバーズ | 1988 | 29 | 1977 | 1988 | 1959 | 4 | |
ジェシカ・タンディ | 1990 | 42 | 1990 | 1988 | 1948 | 5 | [2] |
ジェレミー・アイアンズ | 1997 | 13 | 1991 | 1997 | 1984 | 4 | [3] |
アン・バンクロフト | 1999 | 41 | 1963 | 1999 | 1958 | 4 | [4] |
ヴァネッサ・レッドグレイヴ | 2003 | 25 | 1978 | 1981 | 2003 | 4 | [5] |
マギー・スミス | 2003 | 33 | 1970 | 2003 | 1990 | 7 | [6] |
アル・パチーノ | 2004 | 35 | 1993 | 2004 | 1969 | 5 | [7] |
ジェフリー・ラッシュ | 2009 | 12 | 1997 | 2005 | 2009 | 3 | [8] |
エレン・バースティン | 2009 | 34 | 1975 | 2009 | 1975 | 4 | [9] |
クリストファー・プラマー | 2012 | 38 | 2012 | 1977 | 1974 | 5 | [10] |
ヘレン・ミレン | 2015 | 19 | 2007 | 1996 | 2015 | 6 | [11] |
フランシス・マクドーマンド | 2015 | 18 | 1997 | 2015 | 2011 | 4 | [12] |
ジェシカ・ラング | 2016 | 33 | 1983 | 2009 | 2016 | 6 | [13] |
ヴィオラ・デイヴィス | 2017 | 16 | 2017 | 2015 | 2001 | 4 | [14] |
グレンダ・ジャクソン | 2018 | 47 | 1971 | 1972 | 2018 | 5 | [15] |
一覧
[編集]年は授賞式が開催された年
ヘレン・ヘイズ
[編集]アメリカ人女優のヘレン・ヘイズ(1900年-1993年)は、初めて演技の三冠を達成した人物である。彼女は1953年に達成し、生涯でエミー賞の演技部門に9回、トニー賞に3回、アカデミー賞に2回、3つの賞で合計14回ノミネートされた。彼女はアカデミー賞を2回、トニー賞を2回、エミー賞を1回、3つの賞で合計5回受賞した。また1977年にはグラミー賞スポークン・ワールド・レコーディング部門を受賞し、エミー・グラミー・アカデミー(オスカー)・トニーの全てを獲得したEGOT達成者となった。ヘイズはリタ・モレノと並んで演技の三冠達成者でありながらEGOTを達成した人物である。
- 1932年 アカデミー賞主演女優賞 – 『マデロンの悲劇』
- 1947年 トニー賞演劇主演女優賞 – Happy Birthday
- 1953年 女優賞
- 1958年 トニー賞演劇主演女優賞 – Time Remembered
- 1971年 アカデミー賞助演女優賞 – 『大空港』
トーマス・ミッチェル
[編集]アメリカ人男優のトーマス・ミッチェル(1892年-1962年)は1953年に三冠を達成したが、これはヘレン・ヘイズの2ヶ月後のことであった。生涯ではエミー賞の演技部門に3回、トニー賞に2回、アカデミー賞に1回、合計で6回ノミネートされ、それぞれ1回ずつ受賞した。
- 1940年 アカデミー賞助演男優賞 – 『駅馬車』
- 1953年 男優賞
- 1953年 トニー賞ミュージカル主演男優賞 – Hazel Flagg
イングリッド・バーグマン
[編集]スウェーデン人女優のイングリッド・バーグマン(1915年-1982年)は1960年に三冠を達成した。生涯でアカデミー賞の演技部門に7回(受賞3回)、エミー賞に3回(受賞2回)、トニー賞に1回(受賞1回)、合計で11回ノミネートされた。バーグマンはアカデミー賞を3回受賞した唯一の三冠達成者である。
- 1944年 アカデミー賞主演女優賞 – 『ガス燈』
- 1947年 トニー賞演劇主演女優賞 – Joan of Lorraine
- 1957年 アカデミー賞主演女優賞 – 『追想』
- 1960年 プライムタイム・エミー賞シングルパフォーマンス女優賞 – Startime (エピソード: "The Turn of the Screw")
- 1975年 アカデミー賞助演女優賞 – 『オリエント急行殺人事件』
- 1982年 プライムタイム・エミー賞ミニシリーズ・映画主演女優賞 – A Woman Called Golda
シャーリー・ブース
[編集]アメリカ人女優のシャーリー・ブース(1898年-1992年)は1962年に三冠を達成した。彼女はエミー賞の演技部門に4回(受賞2回)、トニー賞に3回(受賞3回)、アカデミー賞に1回(受賞1回)、合計で8回ノミネートされた。通算受賞数は6回である。
- 1949年 トニー賞演劇助演女優賞 – Goodbye, My Fancy
- 1950年 トニー賞演劇主演女優賞 – 『愛しのシバよ帰れ』
- 1953年 アカデミー賞主演女優賞 – 『愛しのシバよ帰れ』
- 1953年 トニー賞主演女優賞 – 『カッコウ鳥の頃』
- 1962年 プライムタイム・エミー賞コメディシリーズ主演女優賞 – 『ヘイゼルおばさん』
- 1963年 プライムタイム・エミー賞コメディシリーズ主演女優賞 – 『ヘイゼルおばさん』
メルヴィン・ダグラス
[編集]アメリカ人男優のメルヴィン・ダグラス(1901年-1981年)は1968年に三冠達成者となった。彼はアカデミー賞の演技部門に3回(受賞2回)、エミー賞に2回(受賞2回)、トニー賞に1回(受賞1回)、合計で6回ノミネートされた。ダグラスの通算受賞数は4回である。
- 1960年 トニー賞演劇主演男優賞 – The Best Man
- 1964年 アカデミー賞助演男優賞 – 『ハッド』
- 1968年 プライムタイム・エミー賞ミニシリーズ・映画主演女優賞 – CBS Playhouse
- 1980年 アカデミー賞助演男優賞 – 『チャンス』
ポール・スコフィールド
[編集]イギリス人男優のポール・スコフィールド(1922年-2008年)は1969年に三冠達成者となった。彼はアカデミー賞の演技部門に2回(受賞1回)、エミー賞に1回(受賞1回)、トニー賞に1回(受賞1回)合計で4回ノミネートされた。スコフィールドの通算受賞数は3回である。
- 1962年 トニー賞演劇主演男優賞 – 『すべての季節の男』
- 1967年 アカデミー賞主演男優賞 – 『わが命つきるとも』
- 1969年 プライムタイム・エミー賞ミニシリーズ・映画主演男優賞 – Male of the Species
ジャック・アルバートソン
[編集]アメリカ人男優のジャック・アルバートソン(1907年-1981年)は1975年に三冠達成者となった。彼はエミー賞の演技部門に5回(受賞2回)、トニー賞に2回(受賞1回)、アカデミー賞に1回(受賞1回)、合計で8回ノミネートされた。アルバートソンの通算受賞数は4回である。
- 1965年 トニー賞演劇助演男優賞 – The Subject Was Roses
- 1969年 アカデミー賞助演男優賞 – The Subject Was Roses
- 1975年 プライムタイム・エミー賞バラエティ・音楽番組個人演技賞 – Cher
- 1976年 プライムタイム・エミー賞コメディシリーズ主演男優賞 – Chico and the Man
リタ・モレノ
[編集]プエルトリコ人女優のリタ・モレノ(1931年生)は1977年に三冠達成者となった。彼女はエミー賞の演技部門に6回(受賞2回)、アカデミー賞に1回(受賞1回)、トニー賞に1回(受賞1回)、合計で8回ノミネートされている。彼女は1972年にグラミー賞最優秀子供向けレコード賞も獲得しており、エミー・グラミー・アカデミー(オスカー)・トニー賞全てのコンペティティブ部門(EGOT)の制覇者ともなっている。モレノはヒスパニック系で唯一の三冠達成者であり、またヘレン・ヘイズと並んで三冠とEGOTの両方の達成者でもある。
- 1962年 アカデミー賞助演女優賞 – 『ウエスト・サイド物語』
- 1975年 トニー賞演劇助演女優賞 – The Ritz
- 1977年 プライムタイム・エミー賞バラエティ・音楽番組個人演技賞 – 『マペット・ショー』
- 1978年 プライムタイム・エミー賞コメディ・ドラマシリーズ単発主演女優賞 – 『ロックフォードの事件メモ』
モーリン・ステイプルトン
[編集]アメリカ人女優のモーリン・ステイプルトン(1925年–2006年)は1982年に三冠達成者となった。彼女はエミー賞の演技部門に7回(受賞1回)、トニー賞に6回(受賞2回)、アカデミー賞に4回(受賞1回)、合計17回ノミネートされた。彼女の通算受賞数は4回である。
- 1951年 トニー賞演劇助演女優賞 – 『バラの刺青』
- 1967年 プライムタイム・エミー賞ミニシリーズ・映画主演女優賞 – Among the Paths to Eden
- 1971年 トニー賞演劇主演女優賞 – 『ジンジャーブレッド・レディ』
- 1982年 アカデミー賞助演女優賞 – 『レッズ』
ジェイソン・ロバーズ
[編集]アメリカ人男優のジェイソン・ロバーズ(1922年-2000年)は1988年に三冠達成者となった。彼はトニー賞の演技部門に8回(受賞1回)、エミー賞に5回(受賞1回)、アカデミー賞に3回(受賞2回)、合計16回ノミネートされている。ロバーズの通算受賞数は4回である。
- 1959年 トニー賞演劇主演男優賞 – The Disenchanted
- 1977年 アカデミー賞助演男優賞 – 『大統領の陰謀』
- 1978年 アカデミー賞助演男優賞 – 『ジュリア』
- 1988年 プライムタイム・エミー賞ミニシリーズ・映画主演男優賞 – Inherit the Wind
ジェシカ・タンディ
[編集]イギリス系アメリカ人女優のジェシカ・タンディ(1909年-1994年)は1990年に三冠達成者となった。彼女はトニー賞の演技部門に5回(受賞3回)、エミー賞に3回(受賞1回)、アカデミー賞に2回(受賞1回)、合計で10回ノミネートされた。タンディの通算受賞数は5回である。
- 1947年 トニー賞演劇主演女優賞 – 『欲望という名の電車』
- 1978年 トニー賞演劇主演女優賞 – The Gin Game
- 1983年 トニー賞演劇主演女優賞 – Foxfire
- 1988年 プライムタイム・エミー賞ミニシリーズ・映画主演女優賞 – 『別れの時』
- 1990年 アカデミー賞主演女優賞 – 『ドライビング Miss デイジー』
ジェレミー・アイアンズ
[編集]イギリス人男優のジェレミー・アイアンズ(1948年生)は1997年に三冠達成者となった。彼はエミー賞の演技部門に3回(受賞2回)、アカデミー賞に1回(受賞1回)、トニー賞に1回(受賞1回)、合計で5回ノミネートされている。アイアンズの通算受賞数は4回である。
- 1984年 トニー賞 演劇主演男優賞 – 『リアル・シング』
- 1991年 アカデミー賞主演男優賞 – 『運命の逆転』
- 1997年 プライムタイム・エミー賞ボイスオーバー・パフォーマンス賞 – The Great War and the Shaping of the 20th Century
- 2006年 プライムタイム・エミー賞ミニシリーズ・映画部門助演男優賞 – 『エリザベス1世 〜愛と陰謀の王宮〜』
アン・バンクロフト
[編集]アメリカ人女優のアン・バンクロフト(1931年-2005年)は1999年に三冠達成者となった。彼女はエミー賞の演技部門に6回(受賞1回)、アカデミー賞に5回(受賞1回)、トニー賞に3回(受賞2回)、合計で14回ノミネートされた。バンクロフトの通算受賞数は4回である。
- 1958年 トニー賞演劇助演男優賞 – Two for the Seesaw
- 1960年 トニー賞演劇主演女優賞 – 『奇跡の人』
- 1963年 アカデミー賞主演女優賞 – 『奇跡の人』
- 1999年 プライムタイム・エミー賞ミニシリーズ・映画助演女優賞 – Deep in My Heart
ヴァネッサ・レッドグレイヴ
[編集]イギリス人女優のヴァネッサ・レッドグレイヴ(1937年生)は2003年に三冠達成者となった。彼女はアカデミー賞の演技部門に6回(受賞1回)、エミー賞に6回(受賞2回)、トニー賞に3回(受賞1回)、合計で15回ノミネートされている。レッドグレイヴの通算受賞数は4回である。
- 1978年 アカデミー賞助演女優賞 – 『ジュリア』
- 1981年 プライムタイム・エミー賞ミニシリーズ・映画主演女優賞 – 『ファニア歌いなさい』
- 2000年 プライムタイム・エミー賞ミニシリーズ・映画助演女優賞 – 『ウーマン ラブ ウーマン』
- 2003年 トニー賞演劇主演女優賞 – 『夜への長い旅路』
マギー・スミス
[編集]イギリス人女優のマギー・スミス(1934年生)は2003年に三冠達成者となった。彼女はエミー賞の演技部門に9回(受賞4回)、アカデミー賞に6回(受賞2回)、トニー賞に3回(受賞1回)、合計で18回ノミネートされている。スミスは唯一の受賞数7回の三冠達成者である。
- 1970年 アカデミー賞主演女優賞 – 『ミス・ブロディの青春』
- 1979年 アカデミー賞助演女優賞 – 『カリフォルニア・スイート』
- 1990年 トニー賞演劇主演女優賞 – 『レティスとラヴェッジ』
- 2003年 プライムタイム・エミー賞ミニシリーズ・映画主演女優賞 – 『美しきイタリア・私の家』
- 2011年 プライムタイム・エミー賞ミニシリーズ・映画助演女優賞 – 『ダウントン・アビー』
- 2012年 プライムタイム・エミー賞ドラマシリーズ助演女優賞 – 『ダウントン・アビー』
- 2016年 プライムタイム・エミー賞ドラマシリーズ助演女優賞 – 『ダウントン・アビー』
アル・パチーノ
[編集]アメリカ人男優のアル・パチーノ(1940年生)は2004年に三冠達成者となった。彼はアカデミー賞の演技部門に8回(受賞1回)、エミー賞に3回(受賞2回)、トニー賞に3回(受賞2回)、合計で14回ノミネートされている。パチーノの通算受賞数は5回である。
- 1969年 トニー賞演劇助演男優賞 – Does a Tiger Wear a Necktie?
- 1977年 トニー賞演劇主演男優賞 – The Basic Training of Pavlo Hummel
- 1993年 アカデミー賞主演男優賞 – 『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』
- 2004年 プライムタイム・エミー賞ミニシリーズ・映画主演男優賞 – 『エンジェルス・イン・アメリカ』
- 2011年 プライムタイム・エミー賞ミニシリーズ・映画主演男優賞 – 『死を処方する男 ジャック・ケヴォーキアンの真実』
ジェフリー・ラッシュ
[編集]アメリカ人男優のジェフリー・ラッシュ(1951年生)は2009年に三冠達成者となった。彼はアカデミー賞の演技部門に4回(受賞1回)、エミー賞に2回(受賞1回)、トニー賞に1回(受賞1回)、合計で7回ノミネートされている。ラッシュの通算受賞数は3回である。
- 1997年 アカデミー賞主演男優賞 – 『シャイン』
- 2005年 プライムタイム・エミー賞ミニシリーズ・映画主演男優賞 – 『ライフ・イズ・コメディ! ピーター・セラーズの愛し方』
- 2009年 トニー賞演劇主演男優賞 – 『瀕死の王』
エレン・バースティン
[編集]アメリカ人女優のエレン・バースティン(1932年生)は2009年に三冠達成者となった。彼女はエミー賞の演技部門に8回(受賞2回)、アカデミー賞に6回(受賞1回)、トニー賞に1回(受賞1回)、合計で15回ノミネートされている。バースティンの通算受賞数は4回である。
- 1975年 アカデミー賞主演女優賞 – 『アリスの恋』
- 1975年 トニー賞演劇主演女優賞 – 『セイムタイム,ネクストイヤー 来年の今日もまた』
- 2009年 プライムタイム・エミー賞ドラマシリーズゲスト女優賞 – 『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』
- 2013年 プライムタイム・エミー賞ミニシリーズ・映画助演女優賞 – 『ポリティカル・アニマルズ』
クリストファー・プラマー
[編集]カナダ人男優のクリストファー・プラマー(1929年生)は2012年に三冠達成者となった。彼はエミー賞の演技部門に7回(受賞2回)、トニー賞に7回(受賞2回)、アカデミー賞に3回(受賞1回)、合計で17回ノミネートされている。プラマーの通算受賞数は5回である。
- 1974年 トニー賞ミュージカル主演男優賞 – 『シラノ』
- 1977年 プライムタイム・エミー賞ミニシリーズ・映画主演男優賞 – 『マネー・チェンジャース/銀行王国』
- 1994年 プライムタイム・エミー賞ボイスオーバー・パフォーマンス賞 – 『マドレーヌ』
- 1997年 トニー賞演劇主演男優賞 – Barrymore
- 2012年 アカデミー賞助演男優賞 – 『人生はビギナーズ』
ヘレン・ミレン
[編集]イギリス人女優のヘレン・ミレン(1945年生)は2015年に三冠達成者となった。彼女はエミー賞の演技部門に11回(受賞4回)、アカデミー賞に4回(受賞1回)、トニー賞に1回(受賞1回)、合計で18回ノミネートされている。ミレンの通算受賞数は6回である。
- 1996年 プライムタイム・エミー賞ミニシリーズ・映画主演女優賞 – 『第一容疑者 死者の香水』
- 1999年 プライムタイム・エミー賞ミニシリーズ・映画主演女優賞 – The Passion of Ayn Rand
- 2006年 プライムタイム・エミー賞ミニシリーズ・映画主演女優賞 – 『エリザベス1世 〜愛と陰謀の王宮〜』
- 2007年 アカデミー賞主演女優賞 – 『クィーン』
- 2007年 プライムタイム・エミー賞ミニシリーズ・映画主演女優賞 – 『第一容疑者 希望のかけら』
- 2015年 トニー賞演劇主演女優賞 – 『ザ・オーディエンス』
フランシス・マクドーマンド
[編集]アメリカ人女優のフランシス・マクドーマンド(1957年生)は2015年に三冠達成者となった。彼女はアカデミー賞の演技部門に5回(受賞2回)、トニー賞に2回(受賞1回)エミー賞に2回(受賞1回)、合計で9回ノミネートされている。マクドーマンドの通算受賞数は4回である。
- 1997年 アカデミー賞主演女優賞 – 『ファーゴ』
- 2011年 トニー賞演劇主演女優賞 – Good People
- 2015年 プライムタイム・エミー賞ミニシリーズ・映画主演女優賞 – 『オリーヴ・キタリッジ』
- 2018年 アカデミー賞主演女優賞 – 『スリー・ビルボード』
ジェシカ・ラング
[編集]アメリカ人女優のジェシカ・ラング(1949年生)は2016年に三冠達成者となった。彼女はエミー賞の演技部門に8回(受賞3回)、アカデミー賞に6回(受賞2回)、トニー賞に1回(受賞1回)ノミネートされている。ラングの通算受賞数は6回である。
- 1983年 アカデミー賞助演女優賞 – 『トッツィー』
- 1995年 アカデミー賞主演女優賞 – 『ブルースカイ』
- 2009年 プライムタイム・エミー賞ミニシリーズ・映画主演女優賞 – 『グレイ・ガーデンズ 追憶の館』
- 2012年 プライムタイム・エミー賞ミニシリーズ・映画助演女優賞 – 『アメリカン・ホラー・ストーリー』
- 2014年 プライムタイム・エミー賞ミニシリーズ・映画主演女優賞 – 『アメリカン・ホラー・ストーリー: 魔女団』
- 2016年 トニー賞演劇主演女優賞 – 『夜への長い旅路』
ヴィオラ・デイヴィス
[編集]アメリカ人女優のヴィオラ・デイヴィス(1965年生)は2017年に三冠達成者となった[16]。彼女は黒人で初の三冠達成者である[16][17]。彼女はアカデミー賞の演技部門に3回(受賞1回)、トニー賞に3回(受賞2回)、エミー賞に4回(受賞1回)、合計で10回ノミネートされている。デイヴィスの通算受賞数は4回である。
- 2001年 トニー賞演劇助演女優賞 – King Hedley II
- 2010年 トニー賞演劇主演女優賞 – 『フェンス』
- 2015年 プライムタイム・エミー賞ドラマシリーズ主演女優賞 – 『殺人を無罪にする方法』
- 2017年 アカデミー賞助演女優賞 – 『フェンス』
グレンダ・ジャクソン
[編集]イギリス人女優のグレンダ・ジャクソン(1936年生)は2018年に三冠達成者となった。彼女はトニー賞の演技部門に5回(受賞1回)、アカデミー賞に4回(受賞2回)、エミー賞に4回(受賞2回)、合計で13回ノミネートされている。ジャクソンの通算受賞数は5回である。
- 1971年 アカデミー賞主演女優賞 – 『恋する女たち』
- 1972年 プライムタイム・エミー賞シングルパフォーマンス主演女優賞 – 『エリザベスR』
- 1972年 プライムタイム・エミー賞ドラマシリーズ主演女優賞 – 『エリザベスR』
- 1974年 アカデミー賞主演女優賞 – 『ウィークエンド・ラブ』
- 2018年 トニー賞演劇主演女優賞 – 『幸せの背くらべ』
参考文献
[編集]- ^ “Thomas Mitchell”. The New York Times February 4, 2016閲覧。
- ^ “Jessica Tandy feels comfortable in the role of 'The Story Lady'”. The Baltimore Sun. May 27, 2016閲覧。
- ^ “Jeremy Irons”. PBS.org Tavis Smiley. May 11, 2016閲覧。
- ^ “Anne Bancroft obituary”. The Scotsman. May 11, 2016閲覧。
- ^ “Vanessa Redgrave”. Britannica. February 4, 2016閲覧。
- ^ “Dame Maggie Smith”. Britannica. February 4, 2016閲覧。
- ^ “Tour dates”. An Evening with Pacino. February 4, 2016閲覧。
- ^ “Geoffrey Rush is named Australian of the year”. BBC News. December 31, 2015閲覧。
- ^ “The inside track on Oscars Emmys...”. Gold Derby/LA Times. December 28, 2015閲覧。
- ^ “The Triple Crown at the Tonys”. New York Show Tickets. December 28, 2015閲覧。
- ^ “7 reasons to love Helen Mirren on her 70th birthday”. Huffington Post December 18, 2015閲覧。
- ^ “Frances McDormand”. Breaking news December 18, 2015閲覧。
- ^ “Jessica Lange:Emmy win would tie her for first among triple crown acting champs”. Gold Derby. June 12, 2018閲覧。
- ^ “Viola Davis makes history by winning the "triple crown of acting"”. NME (February 27, 2017). February 27, 2017閲覧。
- ^ “Glenda Jackson wins Triple Crown of Acting”. ET. June 12, 2018閲覧。
- ^ a b Zak, Dan. “Only 22 people had ever accomplished this feat. Now, Viola Davis joins the club.”. The Washington Post. 2017年3月1日閲覧。
- ^ Karen Mizoguchi. “SAG Awards 2017: Viola Davis Becomes First African American Actress to Score 5 Wins”. People.com. 2017年2月1日閲覧。