京都信用金庫
本店(2006年撮影) | |
種類 | 信用金庫 |
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略称 | きょうしん |
本店所在地 |
600-8005 京都府京都市下京区四条通柳馬場東入立売東町7番地 |
設立 |
1923年9月27日 (有限責任京都繁栄信用組合) |
法人番号 | 9130005004512 |
金融機関コード | 1610 |
SWIFTコード | KYSBJPJZ |
代表者 | 理事長 榊田隆之 |
資本金 | 117億2548万2千円(出資金) |
純利益 | 14億1826万3千円 |
純資産 | 1022億3307万3千円 |
総資産 | 3兆3526億4596万3千円 |
従業員数 | 1534人 |
決算期 | 3月末 |
外部リンク |
www |
特記事項:2023年3月31日現在[1] |
京都信用金庫のデータ | |
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統一金融機関コード | 1610 |
SWIFTコード | KYSBJPJZ |
法人番号 | 9130005004512 |
店舗数 |
94店 (2023年3月31日現在) |
貸出金残高 |
1兆8456億1551万6千円 (2023年3月31日現在) |
預金残高 |
2兆8710億5551万6千円 (2023年3月31日現在) |
京都信用金庫(きょうとしんようきんこ、英語:THE KYOTO SHINKIN BANK)は、京都府京都市下京区に本店を置く大手信用金庫。略称は「きょうしん」。ブランドネームは「コミュニティ・バンク京信」(英: COMMUNITY BANK KYOSHIN)[2]。
概要
京都の金融機関では、京都銀行、京都中央信用金庫に次いで第3位の規模を持つが、その歴史は上位2行庫よりも古い。スローガンは「ゆたかなコミュニティを求めて」、シンボル・ステートメントは「絆」。
製造業への融資量が多く、預貸率が比較的高いのが特徴である。また、「コミュニティバンク」を国内の金融機関で初めて提唱したことにより知られており、その一環として多くの店舗に「コミュニティホール」を設け、地域の人々の交流場所やイベント用スペースとして利用されている。
京都信用金庫河原町ビルの老朽化に伴う建替えにより、2020年11月2日、新たな河原町ビル(地上8階、地下1階)をコミュニティビル(愛称:『QUESTION』)として開設した[3][4]。6階の河原町支店、1階のATM・全自動貸金庫の京都信用金庫使用部分以外に、2~4階に有料会員のためのコワーキングスペース、5階に中学生から大学生、社会人学生まで幅広く対象に無料(学生会員登録が必要)で使えるオープンスペースが設けられ、1階にカフェ・バー・ラボ、8階にコミュニティキッチン、屋上に展望デッキなどもある[5]。運営事業者として京都信用金庫のほか、地元企業などが運営パートナーとして入っている。200社ほどの協力を募り、事業成長などの疑問に答える仕組みも設けた[6]。
沿革
出典:[7]
- 1923年(大正12年)9月 - 有限責任京都繁栄信用組合として設立。
- 1951年(昭和26年)10月 - 信用金庫の事業免許を受け「京都信用金庫」発足。
- 1961年(昭和36年)6月 - 京栄信用金庫と合併。
- 1971年(昭和46年)6月 - 現金自動支払機(CD)設置サービスを開始。
- 1974年(昭和49年)4月 - 大津市信用金庫と合併。
- 1980年(昭和55年)1月 - 空間計画の店舗設計で「毎日芸術賞」を受賞[8][注釈 1]。
- 1985年(昭和60年)
- 7月 - 京都府民信用組合と合併。
- 9月 - 創立60周年記念委嘱作品「交響的三部作 "京都" 」初演。
- 11月 - 預金量1兆円達成。
- 1993年(平成 5年)
- 4月 - マスコットキャラクターに「スーパーマリオ」を採用。
- 12月 - 新本店ビル竣工[8]。
- 2020年(令和 2年)11月 - 新河原町ビル「QUESTION 」オープン。
- 2023年(令和 5年)10月 - 創立100周年を迎え、ブランドネーム「コミュニティ・バンク京信」を制定[2]。以降は自らの呼称を「コミュニティ・バンク京信」と改める。
特色
店舗の多くが菊竹清訓による設計で、京都市内のランドマークとなっている。ビル内などの一部店舗を除き、支店の名称が入口部分の表示に加えて店舗壁面にシンボルマークと共に大書きされるのが特徴。1979年度に第21回毎日芸術賞を受賞した。
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西大路支店(2005年当時。2007年に解体。)
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河原町店(2010年当時。のちに旧河原町ビルは建替え。)
1993年よりマスコットキャラクターとして任天堂(本社:京都市)のマリオが起用されており、ICキャッシュカード、「静脈認証対応ATM設置店舗」のステッカーおよび日立製作所製ATM用明細に使用されている。かつては封筒や通帳にも使用されていた。
営業エリア
営業エリアは京都府、滋賀県、大阪府であり、2府1県にわたっている(ただし、いずれの府県でも全域をカバーしていない)。
京都府
京都市、亀岡市、南丹市、船井郡京丹波町(ただし旧和知町を除く)、福知山市(ただし旧天田郡三和町のみ)、長岡京市、向日市、乙訓郡、宇治市、城陽市、久世郡、八幡市、京田辺市、綴喜郡、相楽郡、木津川市
滋賀県
大津市、草津市、守山市、栗東市、甲賀市、湖南市、野洲市、高島市、近江八幡市(ただし旧蒲生郡安土町を除く)
大阪府
三島郡、高槻市、枚方市、交野市、寝屋川市、茨木市、摂津市、守口市、門真市、大東市、四條畷市、吹田市、東大阪市、豊中市、箕面市、八尾市、大阪市
相互送金(現在は終了)
ゆうちょ銀行で全銀システムによる振込サービスが開始されるまで、信用金庫としては唯一、同行との相互送金を取り扱っていた。
不祥事
- 2015年9月 - 園部支店および亀岡支店に勤務していた女性パート職員(46歳)が、2012年7月から2015年5月にかけて顧客の預金の無断解約、経費の不正流用により2671万3158円を着服した。金庫は当該職員を2015年9月30日付けで懲戒解雇処分とした[10]。
脚注
注釈
出典
- ^ 京信アニュアルレポート2023年版
- ^ a b 『ブランドネーム「コミュニティ・バンク京信」の制定について』(PDF)(プレスリリース)京都信用金庫、2023年10月13日 。
- ^ 新河原町ビルのコンセプトについて(京都信用金庫 2019年11月15日) - ウェイバックマシン(2024年2月17日アーカイブ分)
- ^ 新河原町ビル「QUESTION」がオープンしました!(京都信用金庫 2020年11月4日) - ウェイバックマシン(2024年2月17日アーカイブ分)
- ^ “施設案内”. 京都信用金庫 QUESTION. 2024年2月17日閲覧。
- ^ “京都信金、コワーキングスペースを開設 支店を併設”. 日本経済新聞 電子版. 2020年10月14日閲覧。
- ^ “沿革”. 京都信用金庫. 2024年2月18日閲覧。
- ^ a b 「京都信用金庫創立70周年・新本店完成――地域とともに歩むコミュニティバンク 金融業務において伝統と先進の融合をめざす」『財政金融ジャーナル』第34巻第2号、株式会社東京ジャーナル社、1994年2月、34-38頁、NDLJP:2825110/18。
- ^ “毎日芸術賞受賞者一覧”. 毎日新聞社. 2023年12月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年2月18日閲覧。
- ^ “不祥事件の発生について”. 京都信用金庫. 2021年7月31日閲覧。