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京都信用金庫

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

京都信用金庫
THE KYOTO SHINKIN BANK
本店(2006年撮影)
種類 信用金庫
略称 きょうしん
本店所在地 600-8005
京都府京都市下京区四条通柳馬場東入立売東町7番地
設立 1923年9月27日
(有限責任京都繁栄信用組合)
法人番号 9130005004512 ウィキデータを編集
金融機関コード 1610
SWIFTコード KYSBJPJZ
代表者 理事長 榊田隆之
資本金 117億2548万2千円(出資金)
純利益 14億1826万3千円
純資産 1022億3307万3千円
総資産 3兆3526億4596万3千円
従業員数 1534人
決算期 3月末
外部リンク www.kyoto-shinkin.co.jp
特記事項:2023年3月31日現在[1]
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京都信用金庫のデータ
統一金融機関コード 1610
SWIFTコード KYSBJPJZ
法人番号 9130005004512 ウィキデータを編集
店舗数 94店
(2023年3月31日現在)
貸出金残高 1兆8456億1551万6千円
(2023年3月31日現在)
預金残高 2兆8710億5551万6千円
(2023年3月31日現在)
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京都信用金庫(きょうとしんようきんこ、英語:THE KYOTO SHINKIN BANK)は、京都府京都市下京区に本店を置く大手信用金庫。略称は「きょうしん」。ブランドネームは「コミュニティ・バンク京信」(: COMMUNITY BANK KYOSHIN[2]

概要

京都信用金庫シンボルマーク

京都金融機関では、京都銀行京都中央信用金庫に次いで第3位の規模を持つが、その歴史は上位2行庫よりも古い。スローガンは「ゆたかなコミュニティを求めて」、シンボル・ステートメントは「絆」。

製造業への融資量が多く、預貸率が比較的高いのが特徴である。また、「コミュニティバンク」を国内の金融機関で初めて提唱したことにより知られており、その一環として多くの店舗に「コミュニティホール」を設け、地域の人々の交流場所やイベント用スペースとして利用されている。

京都信用金庫河原町ビルの老朽化に伴う建替えにより、2020年11月2日、新たな河原町ビル(地上8階、地下1階)をコミュニティビル(愛称:『QUESTION』)として開設した[3][4]。6階の河原町支店、1階のATM・全自動貸金庫の京都信用金庫使用部分以外に、2~4階に有料会員のためのコワーキングスペース、5階に中学生から大学生、社会人学生まで幅広く対象に無料(学生会員登録が必要)で使えるオープンスペースが設けられ、1階にカフェ・バー・ラボ、8階にコミュニティキッチン、屋上に展望デッキなどもある[5]。運営事業者として京都信用金庫のほか、地元企業などが運営パートナーとして入っている。200社ほどの協力を募り、事業成長などの疑問に答える仕組みも設けた[6]

沿革

出典:[7]

  • 1923年大正12年)9月 - 有限責任京都繁栄信用組合として設立。
  • 1951年昭和26年)10月 - 信用金庫の事業免許を受け「京都信用金庫」発足。
  • 1961年(昭和36年)6月 - 京栄信用金庫と合併。
  • 1971年(昭和46年)6月 - 現金自動支払機(CD)設置サービスを開始。
  • 1974年(昭和49年)4月 - 大津市信用金庫と合併。
  • 1980年(昭和55年)1月 - 空間計画の店舗設計で「毎日芸術賞」を受賞[8][注釈 1]
  • 1985年(昭和60年)
    • 7月 - 京都府民信用組合と合併。
    • 9月 - 創立60周年記念委嘱作品「交響的三部作 "京都" 」初演。
    • 11月 - 預金量1兆円達成。
  • 1993年平成05年)
  • 2020年令和02年)11月 - 新河原町ビル「QUESTION 」オープン。
  • 2023年(令和05年)10月 - 創立100周年を迎え、ブランドネーム「コミュニティ・バンク京信」を制定[2]。以降は自らの呼称を「コミュニティ・バンク京信」と改める。

特色

店舗の多くが菊竹清訓による設計で、京都市内のランドマークとなっている。ビル内などの一部店舗を除き、支店の名称が入口部分の表示に加えて店舗壁面にシンボルマークと共に大書きされるのが特徴。1979年度に第21回毎日芸術賞を受賞した。

1993年よりマスコットキャラクターとして任天堂(本社:京都市)のマリオが起用されており、ICキャッシュカード、「静脈認証対応ATM設置店舗」のステッカーおよび日立製作所製ATM用明細に使用されている。かつては封筒や通帳にも使用されていた。

営業エリア

営業エリアは京都府滋賀県大阪府であり、2府1県にわたっている(ただし、いずれの府県でも全域をカバーしていない)。

京都府

京都市亀岡市南丹市船井郡京丹波町(ただし旧和知町を除く)、福知山市(ただし旧天田郡三和町のみ)、長岡京市向日市乙訓郡宇治市城陽市久世郡八幡市京田辺市綴喜郡相楽郡木津川市

滋賀県

大津市草津市守山市栗東市甲賀市湖南市野洲市高島市近江八幡市(ただし旧蒲生郡安土町を除く)

大阪府

三島郡高槻市枚方市交野市寝屋川市茨木市摂津市守口市門真市大東市四條畷市吹田市東大阪市豊中市箕面市八尾市大阪市

相互送金(現在は終了)

ゆうちょ銀行全銀システムによる振込サービスが開始されるまで、信用金庫としては唯一、同行との相互送金を取り扱っていた。

不祥事

  • 2015年9月 - 園部支店および亀岡支店に勤務していた女性パート職員(46歳)が、2012年7月から2015年5月にかけて顧客の預金の無断解約、経費の不正流用により2671万3158円を着服した。金庫は当該職員を2015年9月30日付けで懲戒解雇処分とした[10]

脚注

注釈

  1. ^ 受賞者は建築家の菊竹清訓[9]菊竹清訓#建築作品も参照。

出典

  1. ^ 京信アニュアルレポート2023年版
  2. ^ a b ブランドネーム「コミュニティ・バンク京信」の制定について』(PDF)(プレスリリース)京都信用金庫、2023年10月13日https://www.kyoto-shinkin.co.jp/whatsnew/pdf2023/n23-0630.pdf 
  3. ^ 新河原町ビルのコンセプトについて(京都信用金庫 2019年11月15日) - ウェイバックマシン(2024年2月17日アーカイブ分)
  4. ^ 新河原町ビル「QUESTION」がオープンしました!(京都信用金庫 2020年11月4日) - ウェイバックマシン(2024年2月17日アーカイブ分)
  5. ^ 施設案内”. 京都信用金庫 QUESTION. 2024年2月17日閲覧。
  6. ^ 京都信金、コワーキングスペースを開設 支店を併設”. 日本経済新聞 電子版. 2020年10月14日閲覧。
  7. ^ 沿革”. 京都信用金庫. 2024年2月18日閲覧。
  8. ^ a b 「京都信用金庫創立70周年・新本店完成――地域とともに歩むコミュニティバンク 金融業務において伝統と先進の融合をめざす」『財政金融ジャーナル』第34巻第2号、株式会社東京ジャーナル社、1994年2月、34-38頁、NDLJP:2825110/18 
  9. ^ 毎日芸術賞受賞者一覧”. 毎日新聞社. 2023年12月27日時点のオリジナルよりアーカイブ2024年2月18日閲覧。
  10. ^ 不祥事件の発生について”. 京都信用金庫. 2021年7月31日閲覧。

関連項目

外部リンク