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ワリオランド3 不思議なオルゴール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ワリオシリーズ > ワリオランドシリーズ > ワリオランド3 不思議なオルゴール
ワリオランド3 不思議なオルゴール
Wario Land 3
ジャンル 横スクロールアクション
対応機種 ゲームボーイカラー (GBC)
開発元 任天堂開発第一部英語版
発売元 任天堂
プロデューサー 出石武宏
ディレクター 細川豪彦
プログラマー 山中勝
山野勝也
尾崎亘洋
香月良昇
音楽 石川こずえ
美術 清武博二
真下雅彦
上田正二
平野勲
佐野伸也
シリーズ ワリオランドシリーズ
人数 1人
メディア 16メガビットロムカセット
発売日 日本 200003212000年3月21日
ヨーロッパ 200004142000年4月14日
アメリカ合衆国 200005302000年5月30日
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
ESRBE(6歳以上)
PEGI3
売上本数 世界 220万本[1]
その他 型式
日本 CGB-AW8A
ヨーロッパ CGB-AW8A-EUR
アメリカ合衆国 CGB-AW8A-USA
テンプレートを表示

ワリオランド3 不思議なオルゴール』(ワリオランド3 ふしぎなオルゴール、WARIO LAND 3)は、日本では2000年3月21日に発売された、任天堂ゲームボーイカラー横スクロールアクションゲーム。ナンバリングは「3」だが、ワリオランドシリーズの通算4作目にあたる。

ゲーム誌『ファミ通』の「クロスレビュー」にてゴールド殿堂を獲得した。

ストーリー

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ある日、ワリオプロペラ機でフライトしていたところ、突然のエンジントラブルで森の中へ墜落してしまう。 森の中をさまよっていると洞窟にたどり着き、その中で不思議な造形のオルゴールを見つける。ネジを回してみると突然オルゴールが光り出し、その光に当てられたワリオの姿が消えてしまう。

気がつくとワリオは謎の神殿に飛ばされていた。ワリオが目覚めたことを見計らうと、突然そばにあった石像が喋り出した。 ここはオルゴールの中に創造されている平和な世界で、自身はその守護神だったが、突然現れた邪悪な者の力で石像に封印され、世界を支配されてしまったという。 もし封印を解いてくれたら元の世界へ帰してくれる上、その過程で手に入る財宝も全て譲渡すると約束する神。この要求をワリオは快諾し、封印の鍵となっている5つのオルゴールを探す冒険に出るが…。

システム

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基本操作などは前作を踏襲しているが、一部のアクションが初期状態では使用不可能になっており、特定の宝を手に入れることで段階的にアクションが増えていく形式に変更された。また、ダメージを受けても、コインを落とすことがなくなった[2]

前作同様ワリオは不死身で、通常のボス戦で負けても追い出されるだけだが、ラストボス戦のみシナリオの関係でゲームオーバーが存在しているため、ゲームオーバーのデモではワリオがいびきをかいて眠るシーンが見られる。

前作までの宝はコレクション要素としての一面が強かったが、今作は大多数の宝に具体的な役割が与えられた。前述のように新たなアクションをワリオに付加したり、地形に影響を及ぼすことで新たなルートやステージを開放させる存在になっている[2]。ゲーム中の主目的も、全25ステージに隠された100個ある宝の中から5つの封印のオルゴールを見つけ出す事である。またこの関係から、宝箱が各ステージのゴールの役割を持つようになった。

リアクション

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前作に引き続き、新たに下記のリアクションが追加されている。前作から引き継がれたリアクションはワリオランド2 盗まれた財宝#リアクションを参照(酔っ払う、チビワリオは今作では登場しない)。

ビリビリ
電撃攻撃に当たると、感電しながら数回跳ねた後、元に戻る。感電中は無敵である。
毛糸球
敵の糸攻撃に触れると、ワリオが毛糸球状態になり、壁に数回ぶつかるまで転がり続ける。特定のブロックを壊すことができる。
透明化
敵が投げる薬に触れると、透明状態になる。一定時間ごとに一瞬姿が見える。土管に潜るか、別のリアクションが起きると元に戻る。
目玉シャッターに気付かれずに通り抜けることができるが、この状態だと宝箱が開けられない。なお、目玉シャッター以外の敵には通常どおり気付かれる。
ドラキュラ
コバットに触れると変身する。変身タイプにお化け型とコウモリ形の2種類あり、前者は移動速度が速いが、ジャンプ力が極端に低くなる。後者は、横移動は遅いが、空を飛びつづけることが可能。光に当たったり水やニンニクに触れたりすると元に戻る。
雪だるま
落ちてくる雪に当たると変身。坂で転がることができ、特定のブロックを壊すことができる。転がって壁にぶつかると元に戻る。
移動スピードが遅い、ジャンプして地震を起こしたりする点は「太る」のリアクションと同じ。
目を回す
特定の敵の攻撃を受けると変化。前作に登場した「酔っ払う」の代わりに似たリアクションとして追加されているが、「酔っ払う」よりも移動しにくくなっており、攻撃手段も無く、壊せる特定のブロックも無いなどメリットが無い。

また、前作に存在するリアクションにも一部変更が加えられている(ゾンビ状態でも僅かにジャンプできる、等)

ステージ

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N、W、S、Eの4エリアに分かれている。アルファベットはエリアの方位を表したもの。神殿を除き、ステージにはそれぞれ記号が付けられている(例: N1…出発の森)。Sエリア以外のエリアにはボスが2体以上いる。Eエリアは、ある2つの宝を入手するまでは太陽が昇らず、ずっと夜のままである。

神殿 (The Temple)
冒険がスタートする出発地点であり、ナゾの像が居座っている。攻略中に立ち寄ると、5つのオルゴールを最短ルートで集めるために進むべき次のコースを示してくれる。5つのオルゴールを持って入ると実体を現す。
N1 出発の森 (Out of the Woods)
ワリオが最初に行く場所。最後のオルゴールがある。
N2 静かな村 (The Peaceful Village)
人1人いないと言っていもいいほど静か。昼はコックン、夜はゾンビが登場する。
N3 広大な平原 (The Vast Plain)
地上は平原が広がるが、地下や空などもあり、広いステージである。
N4 激流の川辺 (Bank of the Wild River)
流れが速い川の近くにあるステージである。激流の先は後半にならないと行けない。
N5 満ち引きの海岸 (The Tidal Coast)
海岸のステージ。名前の通り、昼と夜で潮の満ち引きが起き、足場の浮き沈みで入れる部屋がある。
N6 ウミガメ岩場 (Sea Turtle Rocks)
アタックのアクションを多用する、岩場のステージである。唯一、パワーアップアイテムを入手すると行けるステージである。
W1 砂漠の遺跡 (Desert Ruins)
遺跡のステージ。昼と夜で砂の満ち引きがあるほか、昼と夜で閉じたり開いたりする門がある。パワーアップ後はその門も破壊できるようになる。
W2 火山のふもと (The Volcano's Base)
名前の通り、火山のふもとのステージ。初めてのボスが登場する。
W3 雨水の池 (The Pool of Rain)
雨水がたまってできた池。ヒップドロップで動く杭がある。
W4 混沌とした街 (A Town in Chaos)
町のステージ。路地裏にはサッカーゴールがあり、ボス戦がある。
W5 深海 (Beneath the Waves)
強い水流が流れているコース。宝箱はいずれも水流の真ん中の洞窟にある。
W6 西の火口 (The West Crater)
火口のコース。とにかく炎が多い。
S1 深々とした草原 (The Grasslands)
草原のコース。一番目のオルゴールがある。
S2 巨大橋 (The Big Bridge)
横に長く大きな橋のコース。水中から飛んでくる敵にぶつかると、スタート地点に戻される。
S3 復活の塔 (Tower of Revival)
ある宝の力で復活した塔で、縦に長いコース。後半は土管で行くコースが多い。
S4 険しい渓谷 (The Steep Canyon)
下は強い水流が流れているコース。全体的にかなり広々としており、水流の奥にも部屋がある。
S5 炎の洞窟 (Cave of Flames)
炎が多い洞窟。昼でも暗いコース。
S6 雲の上 (Above the Clouds)
このゲームで最難関なコースで、消えたり現れたりする雲の足場を使って登っていく。ゲームの終盤辺りに出現するコースで、エンディングに影響はない。
E1 よどみの沼 (The Stagnant Swamp)
このゲームで唯一、ボスが2体いるコース。地下を進む場合が多い。
E2 凍り付いた海 (The Frigid Sea)
ある宝で、海を凍らせたコース。夜は、滝が凍りつく。
E3 幻影の城 (Castle of Illusions)
ある宝で、山を変化させたコース。スイッチで足場を出し入れしながら進むコースで、とても広い。
E4 巨大な穴 (The Colossal Hole)
火山を噴火させた事によりできた大穴。基本的に地下コースだが、地上部分にもコースはある。
E5 ゆがんだ空間 (The Warped Void)
ある宝により空間がゆがんだコース。一方方向のワープゾーンで移動する。エンディングに影響はない。前作「ワリオランド2」の最終ステージを思わせる不気味な背景が特徴。
E6 東の火口 (The East Crater)
パワーアップアイテム以外の宝を入手するには、どれも高難易度である。
E7 恐怖の森 (Forest of Fear)
昼でも暗く不気味な森のコース。エンディングには影響はない。このステージを出現させると、N2の「静かな村」とつながる。

敵キャラクター

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ザコキャラクター

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ヤリマル
ヤリで攻撃してくる。
ヤリロボタ
ワリオを見つけるとヤリを出して襲いかかってくる。
ハンマーロボ
両手のハンマーで攻撃してくる。
マッド=シタイン
触れると透明人間になる薬を使って攻撃してくる。
ファイアーロボタ
ワリオを見つけると炎で攻撃してくる。
ビームロボタ
ワリオを見つけると二等分するビームを出してくる。
コバット
四匹の小さな蝙蝠。触るとドラキュラになる。倒せない。
てるてる
ワリオを見つけると覆いかぶさってきて、捕まると画面が真っ暗になる。壁か天井、的に当てると外せる。
コックン
ドーナツを投げて攻撃してくる。ドーナツに触れると太ってしまう。
カサマル
傘で攻撃してくる。上に突き出す時もある。ミニゲームではゴルフの玉として出る。
アイスベア
雪の結晶で攻撃してくる。触れると凍ってしまい、奥に飛ばされてしまう。
ふっくらげ
空中から針で攻撃してくる。攻撃を受けると顔が膨らむ。一度倒しても場所を移動すると(エリア移動ではない)復活している。
はりだま
水中に存在する。触れると顔が膨らむ。倒せない。
オクトホーン
水中に存在するタコ。突進攻撃を受けると画面端まで飛ばされる。背面に触れると情けない顔で逃げ出す。飛ばされている途中で当たると倒せる。
りんごろう
壁の穴に潜み、リンゴを投げてくる。リンゴに触れると太ってしまう。
オモドン
顔の付いた巨大な分銅。オモドンメカが持ちあげては落としている。落下時に地震を起こす。潰されるとペラペラになる。
オモドンメカ
プロペラで飛ぶクレーンのロボット。オモドンを持ち上げるものと、ワリオを掴もうとするものの二種類がいる。後者は潰れたワリオを元に戻す。
デブドン
肥満体で、常に飛び跳ねている。オモドンとほぼ同じで、潰されるとペラペラになる。
ゾンビ
前作にも登場した敵。地面から現れ、自分の頭を飛ばしてくる。頭に触れるとゾンビになる。
太陽
昼にのみ出現。ワリオを追いかけ、火の玉を吐き出す。倒せない。
夜にのみ出現。ワリオを追いかけ、感電する弾を吐き出す。倒せない。
くし虫
顔が櫛状になった虫。壁を徘徊している。
ミズウオ
水中に潜み、水面から顔を出して水を吐き出す。倒せない。
アカマジャクシ
水面から飛び出し、体当たりをしてくる。これにあたると転がってしまう。
フタモグ
頭の蓋で穴をふさぐモグラ。上からヒップアタックすると下にずり落ちる。
イモムシ
ワリオを見ると糸を吐きながら近づく。これにあたると毛糸球になる。『NINTENDOパズルコレクション』収録の『ドクターマリオ』ではマユピーという名前が付けられている。
木グモ
木や壁に張り付き、感電する弾を吐き出す。上に乗ることもできる。『NINTENDOパズルコレクション』収録の『ドクターマリオ』ではキグモンという名前が付けられている。
へばりぃ
天井を移動しつつ弾を吐き出す。ヒップアタックの地震で落下し、しばらくすると消えてしまう。
のびーる
壁の中から飛び出して、梯子を登るワリオの邪魔をする。倒せない。
トリノスケ
一か所に滞空し、ワリオに向かって体当たりしてくる。ダメージを受けるものと、目を回すものの二種類がいる。
トゲウオ
水中を移動し、ワリオが近づくと全身からトゲを出して体当たりする。
トゲーバー
全身からトゲを出して地面に張り付き、じっとしている。ヒップアタックの地震で飛び上り、この時トゲが引っ込む。倒せない。
オイカケ
部屋に入ったワリオを追いかける。捕まると部屋の外に投げ出される。ヒップアタックで動きを止められる。倒せない。
ハリスター
トゲだらけの小柄な敵。空中を移動している。倒せない。
詰まりカエル
移動せず、その場にとどまっている。なんらかのリアクション状態で触れると倒せる。
フクロウ
足につかまると空を飛べる。昼は寝ているが、夜は活発に動いている。倒せない。

ボスキャラクター

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ボスはストーリーの進行に必要な宝を守っているが、どれもユニークなキャラクターが多く、基本的に3回のダメージを与えることで倒せる。倒すと特別なBGMが流れる。

ダルマン
ダルマ。「火山のふもと」のボス。ハンマーを投げてくるので、これに当たるとバネワリオとなって上に登っていってしまう。光る土台をアタックし、すべての土台を倒すとハンマーを振って襲ってくる。その時に、下から突後アタックするだけ。倒すと矢印が書かれたハンマーが上下する。
ドワーム
赤いミミズ。「深々とした草原」のボス。口から出してくる岩にワリオが触れると転がって下に落ちてしまう。アタックしてヒップドロップを3回すれば倒せる。3回目は頭だけが出るのでヒップドロップをするだけ。倒すと植物が伸びて、葉の部分を足場にして上れる。ティーツー版の攻略本では「ミミーズ」と誤記されている。
ケズネ
キツネ。「雨水の池」のボス。人魂やイガグリを飛ばしてくる。人魂にぶつかると上に持ち上がり、イガにぶつかると顔が膨れて飛んでいき、それぞれアウトになる。イガグリが栗になったら飛ばして命中させる。3回目はイガグリが振動しながら跳ねる。倒すとステージ床の丸い蓋が外れる。
シュート
ウサギ。「混沌とした街」のボス。前作でバスケット勝負を仕掛けてきたウサギに酷似している。踏んづけてゴールに飛ばす。ワリオが踏んづけられたらキーパー(カメ)に急いで触れないとゴールに飛ばされて得点を入れられてしまう。3点先取で、負けたら上に飛ばされる。勝つとキーパーのカメが甲羅に引っ込んだ状態で上下して足場となる。
オオサンショ
サンショウウオ。「よどみの沼」のボス。アミにくっついて、トゲの生えた尻尾でワリオを攻撃する。トゲのついてないところをヒップドロップして攻撃。倒すと沈んだカメが浮上し奥に進める。
イカタコテング
イカ。「ウミガメ岩場」のボス。吹くスミに触れると目しか見えなくなる。頭が光っている時に足に触れると外に追放される。頭部→下部の順で攻撃することでダメージとなる。倒すと何故か天使の輪(イカリング?)が足場となって現れる。
風船魔人
風船のお化け。「砂漠の神殿」のボス。左右の手のトゲを投げて攻撃してくる。トゲにぶつかると顔が膨れて飛んでいき追い出される。ヒップドロップした後に吐き出すポンプで膨らませる。膨らませるごとに大きくなる。倒すと床のブロックが消滅する。
ジャマノ
海賊の幽霊。「よどみの沼」のボス。触られた時点で部屋を追い出される。幽霊ゆえに光が苦手らしく、戦闘前に4つのガイコツに明かりを隠させる。四隅の明かりに取り付いたガイコツをアタックして消すと消滅する。ただし、しばらく経つとガイコツが復活するので急いで全てのガイコツを消す必要がある。倒すと被っていた帽子が足場となる。
ファットマウス
緑色の魚。「激流の川辺」のボス。「ファットマウス」とは太ったネズミではなく、「大口」のこと。トンボに乗って鳥を倒して落ちるエサを3回食わせる。ワリオが食われると激流に吐き出され場外にまで流される。倒すとボスが水底に沈み、激流を堰き止める栓になる。
スパイゴン
クモ。「出発の森」のボス。クモの糸を吐き出す。床に落ちた糸玉をボスに投げると時間差で落下するので、ヒップドロップする。床に落ちる前に糸玉に当たると毛糸球にされ場外へ転がり落ちてしまう。ダメージを与えると色が変わり吐き出してくるクモの糸の数が増える。倒すとクモの糸が足場となって現れる。
ジャアクなもの
ラストボス。「ジャアクなもの」とは実はナゾの像自身のことで、オルゴールの世界を支配しようと住民たちをモンスターに変えたが、住民たちは反撃としてオルゴールの力を使い、ナゾの像として神殿に封印した。ジャアクなものはワリオにその封印を解かせ、外の世界へ出ようとしていたため、封印を解かれることを恐れた住民たちはワリオの進路を妨害していた。
ワリオが全てのオルゴールを神殿に持参して封印が解けると、巨大で顔が緑色のピエロのような真の姿を現し、ワリオはもはや用済みであるとして裏切り、最後の戦闘に突入する。攻撃はトゲの付いたげんこつで殴る、両手で挟むの2種類。げんこつをヒップドロップすると一時的に痺れて動かなくなり、持ち上げられるので、赤い鼻に当てるとダメージを与えられる。両手で挟む攻撃をワリオが食らうとゲームオーバーになってしまう(本作唯一のゲームオーバー要素であり、自動的にセーブされ「GAME OVER」と表示され、夢オチとなる)。3回攻撃すると怒りで顔が赤くなり、握りつぶし攻撃が速くなる。4回攻撃すると倒せる。
倒すと呪いが解け、住民たちはモンスターから人間の姿に戻る。住民の老人は感謝の言葉を口にすると共に上記の真相を語り、自分達を元の姿に戻してくれたお礼にワリオを道中で集めたお宝と共に元の世界へと帰還させた。

移植版

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No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 型式 備考 出典
1 ワリオランド3
不思議なオルゴール
日本 201205022012年5月2日
アメリカ合衆国 201308292013年8月29日
ニンテンドー3DS 任天堂開発第一部 任天堂 ダウンロード
バーチャルコンソール
- [3]
2 ゲームボーイ
Nintendo Switch Online
アメリカ合衆国 202302092023年2月9日
日本 202302092023年2月9日
Nintendo Switch 任天堂 任天堂 ダウンロード - [4][5][6]

スタッフ

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  • ディレクター:細川豪彦
  • プログラマー:山中勝、山野勝也、尾崎亘洋、香月良昇
  • デザイナー:清武博二、真下雅彦、上田正二、平野勲、佐野伸也
  • サウンド・デザイン、音楽:石川こずえ
  • パッケージ、マニュアル・デザイン:中道幸呼
  • スペシャルサンクス: 任天堂開発第一部、スーパーマリオクラブ、ウィリアム・トリネン
  • プロデューサー:出石武宏
  • エグゼクティブ・プロデューサー:山内溥

評価

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評価
レビュー結果
媒体結果
オールゲーム4.5/5stars (GBC)[7]
ファミ通33/40点 (GBC)[8]
(ゴールド殿堂)
ゲーム・インフォーマー8.75/10点 (GBC)[9]
GameSpot9.8/10点 (GBC)[10]
IGN9/10点 (GBC)[9]
NintendoLife9/10stars (3DS)[11]
Nintendo Power8.2/10点 (GBC)[12]
Power Unlimited8.4/10点 (GBC)[9]

ゲーム誌『ファミ通』の「クロスレビュー」では、8・8・9・8の合計33点(満40点)でゴールド殿堂を獲得[8][13]、レビュアーからはアイテム取得時や敵から攻撃された時に新アクションが増加するアイデアに関して称賛する声が多く挙げられ、サワディ野田は「パズル的で斬新」、カミカゼ長田は「任天堂らしいという表現がピッタリの秀作」、あらじ谷塚はステージのバリエーションが豊富である事や難易度が適切であると称賛した[13]。またモンブラン斎藤は「新しいアクションを覚えてから何度もマップを訪れる楽しみもある」と称賛した他、ミニゲームのGOLFに関して「息抜きになる」と肯定的に評価した[13]

脚注

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  1. ^ 2021CESAゲーム白書 (2021 CESA Games White Papers). コンピュータエンターテインメント協会. (2021). ISBN 978-4-902346-43-5 
  2. ^ a b M.B.MOOK『懐かしゲームボーイパーフェクトガイド』 (ISBN 9784866400259)、86ページ
  3. ^ 不死身のワリオが主役『ワリオランド3 不思議なオルゴール』3DSバーチャルコンソールで配信決定”. iNSIDE. イード (2012年4月25日). 2021年3月27日閲覧。
  4. ^ 「ゲームボーイ Nintendo Switch Online」「ゲームボーイアドバンス Nintendo Switch Online」が配信開始。今すぐ遊べるタイトルを一挙ご紹介。”. 任天堂 (2023年2月9日). 2023年2月9日閲覧。
  5. ^ Nintendo Switch Onlineにゲームボーイ&ゲームボーイアドバンスソフトが追加。『スーパーマリオランド2』『星のカービィ』などが登場【Nintendo Direct】”. ファミ通.com. KADOKAWA (2023年2月9日). 2023年2月9日閲覧。
  6. ^ Junpoco (2023年2月9日). “Switchでゲームボーイとゲームボーイアドバンスが遊べる! Nintendo Switch Onlineと追加パックの新サービスが本日スタート”. 4Gamer.net. Aetas. 2023年2月9日閲覧。
  7. ^ Wario Land 3 Review”. 2014年11月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月27日閲覧。
  8. ^ a b ワリオランド3 不思議なオルゴール まとめ [ゲームボーイ]”. ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2021年3月27日閲覧。
  9. ^ a b c Wario Land 3 for Game Boy Color (2000)” (英語). MobyGames. Blue Flame Labs. 2021年3月27日閲覧。
  10. ^ Provo, Frank (2000年6月8日). “Wario Land 3 Review”. GameSpot. 2014年1月19日閲覧。
  11. ^ Wario Land 3 for Nintendo 3DS (2012)” (英語). MobyGames. Blue Flame Labs. 2021年3月27日閲覧。
  12. ^ Now Playing: Wario Land 3. Nintendo Power. 133. Nintendo of America. (June 2000). p. 118. 
  13. ^ a b c クロスレビュー 2005, p. 109.

関連項目

[編集]

参考文献

[編集]
  • 「6月30日増刊号特別付録 クロスレビュー優良ソフトパーフェクトカタログ 中巻」『ファミ通』6月30日増刊号、エンターブレイン、2005年6月30日、109頁。 

外部リンク

[編集]