スーパーマリオ 3Dコレクション
ジャンル | 3Dアクション |
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対応機種 | Nintendo Switch |
発売元 | 任天堂 |
プロデューサー | 元倉健太[1] |
シリーズ | スーパーマリオシリーズ |
人数 | 1 - 2人 |
メディア |
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発売日 | 2020年9月18日[2][3][4] |
対象年齢 | |
売上本数 |
94万本(2021年3月末時点)[5] 901万本(2021年3月末時点)[5] |
『スーパーマリオ 3Dコレクション』(スーパーマリオ スリーディーコレクション、SUPER MARIO 3D COLLECTION、英名:Super Mario 3D All-Stars)は、2020年9月18日から2021年3月31日までの期間限定で生産(パッケージ版)・販売(ダウンロード版)されていたNintendo Switch用アクションゲーム。
『スーパーマリオブラザーズ』の発売35周年記念キャンペーン作品として、任天堂から発売された[2]。同キャンペーン終了日の23時59分にダウンロード版の販売を終了した。また、パッケージ版も同様にマイニンテンドーストアでの販売が終了し、翌4月1日以降は流通在庫のみとなっている。ダウンロード版はニンテンドーカタログチケットとの引き換えが可能だった。また、店頭のPOSAダウンロードカードも、ダウンロード版終売後もその有効期限までは初回ダウンロード可能。
概要
[編集]以下のマリオシリーズ3作品をグラフィックはHD画質に対応した他、Nintendo Switchでプレイしやすいようにタイトルごとに若干リニューアルしたリメイク版として収録。ゲーム開始前に言語が選択できるため、外国語版でプレイも可能。また、収録3作品のゲーム内楽曲を聴くことが出来る。なお、『スーパーマリオサンシャイン』の楽曲については、全曲の音源化は初であると公式サイト及びゲーム内に表記されている。
かつてと同様の、テレビ機器と接続して遊ぶほかに、全て携帯モードでもプレイできるようになっており、『スーパーマリオギャラクシー』はオリジナル版の2人プレイも可能でJoy-Conの「おすそわけ」もできる。対応コントローラーについては、当初はゲームキューブコントローラのみ対応していなかったが、 2020年11月17日配信のVer. 1.1.0から『スーパーマリオサンシャイン』プレイ時のみゲームキューブコントローラが対応(携帯モードの際は使用不可)、2021年11月4日配信のVer. 1.1.1から『スーパーマリオ64』プレイ時のみNintendo Switch Online加入者限定商品である「NINTENDO 64 コントローラー」が対応となった。
- スーパーマリオ64(NINTENDO64、1996年)
- 振動パック対応バージョン(1997年発売)を収録。日本版はWii及びWii U向けのバーチャルコンソールと同様。なお、外国語版もこのバージョンを基にローカライズされている。振動パック対応バージョンの外国語版リリースはこれが初となる。
- ケツワープ(Backwards Long Jump)と呼ばれるバグテクニック技は、後期版がベースになっているため不可能である。インポッシブルコインについては修正された上で移植された。
- スーパーマリオサンシャイン(ニンテンドーゲームキューブ、2002年)
- スーパーマリオギャラクシー(Wii、2007年)
なお、『スーパーマリオ64』は2004年にニンテンドーDSシリーズ向けのリメイク作「スーパーマリオ64DS」、『スーパーマリオギャラクシー』は2015年にWii U向けのダウンロード版ソフトとして配信されているものの、『スーパーマリオサンシャイン』が移植・リメイクなどの形で再度リリースされるのは、日本国内においては今回が初である[注釈 1]。
なお、移植は古いコンソールのエミュレーションによって達成されたことが明らかになっている[6]。
ゲーム内容
[編集]オリジナルからの変更点を記述する。
3作共通
[編集]- グラフィック及びアスペクト比が変更された。サンシャインとギャラクシーはどちらもTVモードでは1080p、携帯モードでは720pで表示され、『スーパーマリオ64』は両方のモードで720pで4:3のアスペクト比で表示されている[7]。『スーパーマリオサンシャイン』はアスペクト比がオリジナルの4:3比率から16:9となった。
- サンシャインとギャラクシーのロード時間はディスクメディアの当時は2~3秒くらいの長さであったが本作は1秒に短縮された。
- ゲーム中にある操作方式に関する台詞が、Switch版のボタンを示す内容に変更されている(例:+ボタンやZLボタンなど。なお、『スーパーマリオ64』や『スーパーマリオサンシャイン』で、Nintendo Switch Online加入者限定商品の「NINTENDO 64 コントローラー」または「ゲームキューブコントローラ」を使用した際も表記はSwitch版のもののまま)。また、カメラの移動方向が変更できる更新データが2020年11月17日に配信された[8]。
スーパーマリオ64
[編集]- テクスチャは圧縮前のデータを使用。
- 振動パック対応バージョンを収録しているが、タイトル画面の右下に振動パック対応の表示がない。
- セーブデータ選択画面のサウンドセレクトのオプションのステレオ/モノラル/ヘッドホンの選択肢が無くなった。
- NPCに話しかけたり看板を読んだりする際に使うボタンが独立した。(表記上のみ。実際はジャンプとボタン共用)
スーパーマリオサンシャイン
[編集]オリジナルの日本語版の後に修正等が加えられ発売された北米版・欧州版と日本の後期版に取り入れている。
- タイトル画面で一定時間放置すると流れるオープニングデモが無くなった。
- セーブデータ選択画面のオプションで、オリジナルの北米版と同じようにムービー中の字幕の有無を切り替えられるようになり、ステレオ/サラウンド/モノラルの選択肢が無くなった。
- セーブ時のメッセージボックスの文字に漢字が使用されるようになった。
- マンマビーチSTORY2でチュウハナの撃破時及び初回攻撃時にポンプのアドバイスメッセージが出るようになった。
- ポンプ放水において、Switch本体のRトリガーの仕様がゲームキューブコントローラと異なるため、ZRボタンで歩きながらの放水、Rボタンで固定放水となり、2つのボタンで放水方法を使い分けるようになった。
- マリオ視点への切り替えはRスティックを押すこと(従来のYボタンの役割)で、ズームなどの視点変更(従来のCスティックの役割)はRスティックを傾けることで、それぞれ可能となった。
- スティック入力によるカメラや視点の移動方向がオリジナルと逆となっている。
- A・Bどちらのボタンも、従来のAボタンと同じ役割を基本的に持つようになった。
- ドルピックタウンに配置されているフルーツの場所が大幅に追加された(後期版と同じ)。
- 水中で酸素メーターが減少した際の効果音が変更された(後期版と同じ)。
- STORY等で成功イベントムービーが開始する瞬間に効果音が鳴るようになった。
- ヨッシーに乗った状態でシャインを取得するとマリオとヨッシーが声を出すようになった(後期版と同じ)。
- モンテマンレースのスタートとゴールに効果音が加わった他、レース中は専用BGMが流れる(後期版と同じ)。
- タイマースタートの音が変更されている。
- ポンプのノズルを初入手した時や別ノズルを装着した際の音に別の音が加わっている(後期版と同じ)。
- ピンナパークのステージへ行くとき、大砲が発射されてからマリオが声を出すようになった(後期版と同じ)。
スーパーマリオギャラクシー
[編集]- Wiiリモコンでのポインター操作がTVモードまたはテーブルモード時はコントローラーのジャイロでの操作(Proコントローラーの操作でも可能)に、携帯モード時はタッチスクリーンでの操作に変更された。
- スピンがYボタンもしくはXボタンでも出来るようになった。
- データファイルのMiiのアイコンが廃止された。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 2018年に中国市場向けにNvidia Shield版が発売されており、本作収録版はその要素が一部反映されている。
出典
[編集]- ^ Liao, Shannon (2020年9月14日). “The surprising reason Nintendo made Super Mario a plumber 35 years ago | CNN Business” (英語). CNN. 2023年9月15日閲覧。
- ^ a b c “スーパーマリオ 3Dコレクション|Nintendo Switch|任天堂”. 任天堂. 2023年2月21日閲覧。
- ^ a b “Super Mario™ 3D All-Stars for Nintendo Switch - Nintendo Game Details”. Nintendo of America. 2020年9月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年9月11日閲覧。[リンク切れ]
- ^ a b “Super Mario 3D All-Stars”. Nintendo UK. 2023年2月21日閲覧。
- ^ a b “任天堂株式会社 2021年3月期 決算発表 決算説明資料” (PDF). 任天堂 (2021年5月6日). 2021年5月6日閲覧。
- ^ Zachary Ryan (2020-09-16) (English), Super Mario 3D All-Stars Port Analysis, IGN 2023年2月21日閲覧。
- ^ Life, Nintendo (2020年9月4日). “Here's The Resolution Of Each Game In Super Mario 3D All-Stars” (English). Nintendo Life. 2023年2月21日閲覧。
- ^ スーパーマリオ35周年 [@supermario35th] (2020年10月27日). "[お知らせ]『スーパーマリオ 3Dコレクション』の更新データVer.1.1.0…". X(旧Twitter)より2023年2月21日閲覧。