コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

二川橋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
二川橋
地図
基本情報
日本の旗 日本
所在地 福島県南会津郡下郷町
交差物件 阿賀川
用途 道路橋
路線名 国道118号
管理者 福島県南会津建設事務所
施工者 宮地鐵工所
着工 1958年昭和33年)
竣工 1960年(昭和35年)
開通 1960年(昭和35年)
座標 北緯37度18分35.5秒 東経139度53分51.3秒 / 北緯37.309861度 東経139.897583度 / 37.309861; 139.897583
構造諸元
形式 上路アーチ橋
材料
全長 114.830 m
6.100 m
高さ 14.300 m
最大支間長 64.250 m
関連項目
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式
テンプレートを表示
国道118号標識
国道118号標識

二川橋(ふたかわはし)は、福島県南会津郡下郷町阿賀川に架かる国道118号の橋長114.83 m(メートル)のアーチ橋

概要

[編集]

本橋が架橋されている地点は阿賀川本川が大川ラインと呼ばれる深い渓谷を形成しているため、橋梁形式には優美かつ河床から橋面までの距離約50 mが支障しない形式として2ヒンジアーチ+合成桁とバランスドアーチがの2形式が選定され、工費などを検討した結果前者が採用された。アーチ部が64 m、合成桁部が17 m3連であるので縦桁のバランスをとるため合成桁部では3主桁が採用され、アーチ端支柱には横桁が設置された。架設に際してはケーブルを用いて行われた[1]

  • 形式 - 2径間合成単純桁橋+鋼単径間上路2ヒンジソリッドリブアーチ橋+鋼単径間単純桁橋
  • 橋長 - 114.830 m
    • 支間割 - 16.850 m + 16.655 m + 64.250 m + 16.655 m
  • 幅員
    • 総幅員 - 6.100 m[注釈 1]
    • 有効幅員 - 5.500 m
    • 車道 - 5.500 m
    • 歩道 - なし
  • 総鋼重 - 174.919 t
  • 施工 - 宮地鐵工所[注釈 2]
  • 架設工法 - 手延べ送出し工法

[1]

歴史

[編集]

旧橋は木製吊橋であったが架設後20年以上が経過し、老朽化のため毎年の修繕費がかさんでいたが急速な交通の重大に伴い掛替が要望されることとなり、福島県によって1958年昭和33年)に着工し1960年(昭和35年)春に完成した。橋梁の総工費は3924万8千円であった[1]。現橋供用開始当時は主要地方道須賀川田島線であったが1993年平成5年)4月1日国道118号の経路が変更になり、本橋も一般国道118号となった[3]

なお、現在本橋をバイパスし下郷大橋で阿賀川を渡る一般国道118号小沼崎バイパスがある。小沼崎バイパスは会津縦貫南道路の第4工区として2002年度(平成14年度)に福島県を事業主体として事業化され[4]2024年令和6年)3月3日に開通した[5]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 福島県土木部道路管理課資料の平成27年度橋梁点検結果によると本橋の幅員は7 mとなっている[2]
  2. ^ 現・宮地エンジニアリング

出典

[編集]
  1. ^ a b c 道路橋大鑑 昭和36年版” (PDF). 土木海通信社. pp. 268, 269. 2021年2月9日閲覧。
  2. ^ 平成27年度 橋梁点検結果(福島県管理道路)” (PDF). 福島県土木部道路管理課. 2021年2月9日閲覧。
  3. ^ 一般国道の路線を指定する政令の一部を改正する政令(平成4年4月3日政令第104号)
  4. ^ 一般国道118号 小沼崎バイパス 平成28年度事業別評価調書(チェックリスト)” (PDF). 福島県. 2021年2月9日閲覧。
  5. ^ 会津縦貫南道路 国道118号小沼崎バイパスが開通します。』(PDF)(プレスリリース)福島県土木部道路整備課・福島県南会津建設事務所、2024年1月22日https://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/610982.pdf2024年10月11日閲覧 

外部リンク

[編集]