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中谷宇吉郎雪の科学館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
中谷宇吉郎雪の科学館
Nakaya Ukichiro Museum of Snow and Ice
中谷宇吉郎雪の科学館(2008年8月) 地図
中谷宇吉郎雪の科学館の位置(石川県内)
中谷宇吉郎雪の科学館
中谷宇吉郎雪の科学館の位置
施設情報
正式名称 加賀市中谷宇吉郎雪の科学館 [1]
専門分野 自然科学雪氷学
来館者数 15,209人(2021年度)[2][注釈 1]
館長 古川義純
(2022年11月時点)[4]
事業主体 加賀市
管理運営 指定管理者[注釈 2]
雪の科学館指定管理者グループ[注釈 3]
(指定期間:2020年4月1日 - 2025年3月31日)[3]
年運営費 3747万6728円(2019年度支出額)[3]
建物設計 磯崎新
延床面積 759.69m2 [5]
開館 1994年11月1日[6]
所在地 922-0411 
石川県加賀市潮津町イ106番地
位置 北緯36度21分8.8秒 東経136度21分45秒 / 北緯36.352444度 東経136.36250度 / 36.352444; 136.36250
アクセス 加賀温泉駅からバス(CANBUS)約1時間「中谷宇吉郎雪の科学館」下車
外部リンク 公式ホームページ
プロジェクト:GLAM
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中谷宇吉郎雪の科学館(なかやうきちろうゆきのかがくかん、英語: Nakaya Ukichiro Museum of Snow and Ice)は、石川県加賀市に位置する中谷宇吉郎にまつわる博物館である。

館内の様子。中谷が使用したオリジナルの雪の結晶の作成装置。
館内の様子。中谷の雪の結晶の再現実験。
館内の様子。中谷による雪の結晶の写真。

概要

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石川県江沼郡片山津町(現・加賀市)出身で、世界で初めて人工的に雪の結晶を作りだすことに成功し、低温科学の分野で世界的な研究を成し遂げた、物理学者・中谷宇吉郎を顕彰する目的で、1994年11月1日に開館した。近くには柴山潟片山津温泉がある。館の設計を世界的建築家の磯崎新が手がけ[7]1994年11月に竣工した[8]

館内は、雪と氷にまつわる様々な展示がある。資料やスライドショーのみならず、「雪と氷の実験室」で雪や氷を作る事が出来る体験型の施設がある。中谷宇吉郎に関する展示も多く、自身の名言雪は天から送られた手紙である」が記された掛軸がある。また、子供雪博士教室や講演会、コンサート、写真展などの雪にまつわるイベントも多く開催されている。

施設データ

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  • 922-0411 石川県加賀市潮津町イ106番地
  • 現在の指定管理者は、雪の科学館指定管理者グループ[9][3][注釈 3](代表:加賀市総合サービス株式会社、指定期間:2020年4月1日 - 2025年3月31日)。
2009年度までは市の直営施設[注釈 4]であったが、2010年度から指定管理施設に移行した[12]
これまでの指定管理の実績は次のとおり。
第1期
加賀市総合サービス・I Love加賀ネットグループ[13][注釈 5](指定期間:2010年4月1日 - 2015年3月31日)
第2期
加賀市総合サービス・I Love加賀ネットグループ[14][15][注釈 6](指定期間:2015年4月1日 - 2020年3月31日)

利用案内

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[18]

  • 開館時間:9:00 ~ 17:00(入館は16:30まで)
  • 休館日:毎週水曜日(祝日の場合は開館)、年末年始(要問合せ)
  • 入館料:一般 560円、75歳以上 280円
    • 団体(20人以上)割引:一般 460円(事前予約要)
    • 高校生以下、障害者:無料(手帳・証明書提示)

沿革

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交通アクセス

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脚注

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注釈

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  1. ^ 新型コロナウイルス感染症拡大防止のために5月18日から6月13日まで休館。なお、コロナ前の2019年度の来館者数は25,520人であった[3]
  2. ^ 2010年度から指定管理施設に移行。
  3. ^ a b 第3期の指定管理者である「雪の科学館指定管理者グループ」は、従前からの構成者である加賀市総合サービス株式会社とNPO法人I Love加賀ネットの2者のほかに、一般財団法人中谷宇吉郎記念財団が加わったもの[10]。なお、加賀市総合サービス株式会社がグループの代表を務める。
  4. ^ 加賀市地域振興事業団への管理委託期間を含む[11]
  5. ^ 第1期の指定管理者は、加賀市総合サービス株式会社とNPO法人I Love加賀ネットの共同企業体[12]
  6. ^ 第2期の指定管理者は、第1期と同じ構成者から成るグループ。当初、2014年12月の時点では加賀市総合サービス株式会社の1者を指定管理者とする予定であったが[16]、開始直前の2015年3月に、同社にI Love加賀ネットを加えた2者から成るグループに変更された[17]

出典

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  1. ^ 加賀市中谷宇吉郎雪の科学館条例”. 2016年10月16日閲覧。
  2. ^ 令和4年度版 加賀市統計書 第11章 教育・文化”. 加賀市. 2023年5月28日閲覧。
  3. ^ a b c d 公の施設の指定管理者監査結果の公表について(加賀市監査委員 2021年1月18日)
  4. ^ 古川義純「中谷宇吉郎雪の科学館 開館30周年に向けて」『六花 ROKKA』第58号、中谷宇吉郎雪の科学館友の会、2022年11月、2頁。 
  5. ^ 加賀市中谷宇吉郎雪の科学館指定管理者の仕様書”. 加賀市. 2013年11月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年11月5日閲覧。
  6. ^ a b 『中谷宇吉郎 雪の科学館』が平成6年11月1日オープン!」『中谷宇吉郎 雪の科学館 通信』第2号、中谷宇吉郎 雪の科学館、1995年3月31日、1-5頁。 “次の10年へ” (PDF), 中谷宇吉郎 雪の科学館 通信 (中谷宇吉郎 雪の科学館) 12: p. 1, (2005-03-31), オリジナルの2018-12-23時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20181223163845/http://kagashi-ss.co.jp/wp-content/uploads/2015/07/kan_no12.pdf 2016年10月16日閲覧。 
  7. ^ 【追悼】磯崎 新 氏”. 中谷宇吉郎雪の科学館 (2023年1月3日). 2023年5月28日閲覧。
  8. ^ a b 中谷宇吉郎 雪の科学館”. 三陽アートギャラリー (2020年10月1日). 2023年5月28日閲覧。
  9. ^ 令和元年12月加賀市議会定例会 議案一覧(2022年11月6日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project、"議案第175号 加賀市中谷宇吉郎雪の科学館の指定管理者の指定について"を参照。
  10. ^ 加賀市教育委員会」『令和元年第14回定例会』議事録、2019年11月29日。"議案第95号 加賀市中谷宇吉郎雪の科学館の指定管理者の指定について"に係る質疑応答を参照。
  11. ^ 指定管理者制度による民間企業運営館のヒアリング調査報告(金山喜昭)、89, 94頁を参照。
  12. ^ a b c 指定管理元年」『中谷宇吉郎 雪の科学館 通信』第17号、中谷宇吉郎雪の科学館、2010年3月31日、1頁。 
  13. ^ 平成21年第10回 加賀市議会定例会 議案概要(2015年8月6日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project、"議案第154号 加賀市中谷宇吉郎雪の科学館の指定管理者の指定について"を参照。
  14. ^ 条例等議案」『平成27年当初予算説明会資料』加賀市、2015年2月、75頁。オリジナルの2023年2月5日時点におけるアーカイブhttps://www.city.kaga.ishikawa.jp/material/files/group/34/h27yosansetumeikaisiryou.pdf#page=76 
  15. ^ 平成27年第1回 加賀市議会定例会 議案一覧(2015年8月6日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project、"議案第54号 加賀市中谷宇吉郎雪の科学館の指定管理者の指定について"を参照。
  16. ^ 加賀市教育委員会」『平成26年第18回定例会』議事録、2014年12月22日。"議案第55号 「中谷宇吉郎雪の科学館」指定管理者の指定に係る協議について"に係る質疑応答を参照。
  17. ^ 加賀市教育委員会」『平成27年第3回定例会』議事録、2015年3月24日。"議案第17号 加賀市中谷宇吉郎雪の科学館指定管理者の指定について"に係る質疑応答を参照。
  18. ^ 来館のご案内”. 中谷宇吉郎 雪の科学館. 2023年5月29日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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