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愛と花

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ラブしいから転送)
「愛と花」
花譜シングル
リリース
ジャンル J-POP
時間
レーベル KAMITSUBAKI RECORD
花譜のシングル 年表
戸惑いテレパシー
(2020年)
愛と花
(2020年)
例えば
(2021年)
規格品番
KTR-017 (AI edition)
KTR-018 (KAF edition)
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愛と花』(あいとはな)は、2020年9月23日KAMITSUBAKI RECORDからリリースされたKizuna Ai×花譜のシングルである[1][2][3][4][5]。「愛と花-AI edition-」および「愛と花-KAF edition-」の2形態で発売された[1][3][5]

概要

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バーチャルYouTuberであるキズナアイKAMITSUBAKI STUDIO所属のバーチャルシンガー花譜がコラボレーションした作品である[3]。このコラボレーションは2020年7月30日にYouTubeで放送された、KAMITSUBAKI STUDIOの特別番組「花達と椿と君。」内で発表された[3][5][6]。花譜はキズナアイのYouTube音楽番組「VMZ」の初回ゲストであった[6][7]。そして、VMZは2020年9月25日に最終回を迎え、再び花譜がゲストとして出演した[4][8]

「-AI edition-」のCDジャケットイラストはキズナアイのキャラクターデザインを担当した森倉円が、「-KAF edition-」のジャケットイラストは花譜のキャラクターデザインを担当したPALOW.が描き下ろしたものである[3][5]。2020年8月17日からBOOTHでの予約受付が開始された[3][5]

収録曲

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全5曲が収録されている[3]。「ラブしい」と「かりそめ」に加え、Kizuna AIの音楽番組「VMZ」をラジオ形式にした「VMZ RADIO」が収録されている[3][4][5]

愛と花
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「ラブしい」川谷絵音川谷絵音
2.「かりそめ」ぽん小島英也
3.「ラブしい(Instrumental)」  
4.「かりそめ(Instrumental)」  
5.「VMZ RADIO」   
合計時間:

ラブしい

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1曲目の「ラブしい」は作詞・作曲・編曲を川谷絵音が行った[3][5][9][10]。「ラブしい」のミュージックビデオ[11]はエナジードリンク「ZONe Ver.1.0.0」のプロジェクト「IMMERSIVE SONG PROJECT」のサポートにより制作されたものである[9][10]。「ラブしい」はエナジードリンクZONeのコラボレーション楽曲であるが、それ以前にも花譜は「危ノーマル」でZONeとコラボレーションを行っていた[9]

楽曲の制作を行った川谷絵音は、本楽曲について「最近やってなかった“川谷絵音っぽさ”を思い切りやりました」と語っている[10]。楽曲の制作に際し、「テンポは速めで」という指定があったことや、打ち合わせの中で二人が歌うことの必然性を汲み取りながら制作したことを明かしている[10]。また、歌唱するキズナアイと花譜の声質が大きく異なるところを重視し、制作された[10]。歌詞については、「夜間飛行」や「共鳴中心世界線」など、ロマンティックなSFっぽさがあるフレーズが込められている[10]

かりそめ

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「かりそめ」はORESAMAのぽんが作詞、小島英也が作曲・編曲を行った[3][5]。「かりそめ」のミュージックビデオ[12]はシングルのリリースに合わせ、2020年9⽉23⽇の20時からYouTube上で公開された[4][2][13]

ORESAMAとはその後、花譜の番組『バーチャルシンガー花譜の廻れ!MAD TV』でも共演しており、『組曲』第10弾の楽曲「CAN-VERSE」でコラボレーションしている[14]

脚注

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注釈

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  1. ^ 「VMZ RADIO」を除く

出典

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  1. ^ a b 『花譜 DATA COLLECTION BOOK』 2024, p. 019.
  2. ^ a b Kizuna AI(キズナアイ)×花譜コラボシングル「愛と花」本日発売 「かりそめ」MVを20時公開、コラボグッズセットも受注開始”. PANORA (2020年9月23日). 2024年12月31日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h i j MoguLive編集部 (2020年8月17日). “キズナアイ×花譜コラボシングル「愛と花」予約開始”. MoguLive. MoguraVR. 2024年12月31日閲覧。
  4. ^ a b c d MoguLive編集部 (2020年9月23日). “キズナアイ×花譜コラボシングル「愛と花」がリリース! 新MVも公開”. MoguLive. MoguraVR. 2024年12月31日閲覧。
  5. ^ a b c d e f g h kadomura (2020年8月17日). “Kizuna AI×花譜、楽曲提供に川谷絵音 ジャケットは森倉円とPALOW.”. KAI-YOU. 2024年12月31日閲覧。
  6. ^ a b 花譜 特別番組でキズナアイとのコラボ楽曲リリースをサプライズ発表!”. MoguLive. MoguraVR (2020年7月30日). 2024年12月31日閲覧。
  7. ^ A.I.Channel (2019年12月27日). “【VMZ#1】初ゲストは花譜!”. YouTube. 2024年12月31日閲覧。
  8. ^ A.I.Channel (2020年9月25日). “【VMZ#6】ゲスト:花譜「愛と花」リリース特番【最終回】”. YouTube. 2024年12月31日閲覧。
  9. ^ a b c 音楽ナタリー編集部 (2020年9月7日). “Kizuna AIと花譜がこれまでにない表情、川谷絵音の提供曲「ラブしい」MVで”. 音楽ナタリー. 2024年12月31日閲覧。
  10. ^ a b c d e f 森朋之 (2020年10月10日). “川谷絵音に聞く、Kizuna AI×花譜コラボ曲で感じたバーチャルアーティストの特異性「この先は有利というか、可能性しかない」”. Real Sound. 2024年12月31日閲覧。
  11. ^ A.I.Channel (2020年9月7日). “Kizuna AI × 花譜 - ラブしい (Prod. 川谷絵音)【Official Music Video】”. YouTube. 2024年12月31日閲覧。
  12. ^ 花譜 -KAF- (2020年9月23日). “Kizuna AI × 花譜 #63 「かりそめ」【オリジナルMV】”. YouTube. 2024年12月31日閲覧。
  13. ^ 小林優介 (2020年9月23日). “Kizuna AI×花譜、ORESAMA提供のコラボ楽曲「かりそめ」MV公開”. KAI-YOU. 2024年12月31日閲覧。
  14. ^ 花譜、初の冠テレビ番組が放送決定 テーマソングはORESAMAとのコラボ楽曲「CAN-VERSE」”. billboard JAPAN (2022年10月3日). 2024年12月31日閲覧。

参考文献

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  • 『花譜 DATA COLLECTION BOOK MAKUHARI MESSE CARD ver.宝島社〈宝島社ブランドムック〉、2024年11月30日。ISBN 978-4-299-06203-1 

外部リンク

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