雛鳥 (花譜の曲)
「雛鳥」 | ||||||||||
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花譜の楽曲 | ||||||||||
収録アルバム | 『観測』 | |||||||||
リリース | 2019年9月11日 | |||||||||
ジャンル | J-POP | |||||||||
時間 | 4分22秒 | |||||||||
レーベル | KAMITSUBAKI RECORD | |||||||||
作詞者 | カンザキイオリ | |||||||||
作曲者 | カンザキイオリ | |||||||||
プロデュース | PIEDPIPER | |||||||||
その他収録アルバム | ||||||||||
『観測γ』 - 「雛鳥 (傘村トータ Remix)」が収録
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「雛鳥」(ひなどり)は、2019年3月22日にYouTube上で公開された、バーチャルシンガー花譜のオリジナル楽曲である[1][2]。作詞・作曲・編曲はいずれもカンザキイオリによる[1][3]。
2019年9月11日にKAMITSUBAKI RECORDからリリースされた『観測α』/『観測β』に収録されている[4]。
概要
[編集]花譜のプロジェクトがスタートして最初に産まれた楽曲である[2]。そのため、最初に公開されたオリジナル楽曲は「糸」であるが[5][6][7]、「雛鳥」は「本当のはじまりの歌」であるとされる[2]。「糸」と「雛鳥」はほぼ同時期にレコーディングされていた[8]。花譜のYouTube上で公開している動画において、ナンバリングされている「#01」(2018年10月18日)および「#02」(2018年10月22日)は「雛鳥」の一節であった[9][10]。
花譜は2019年2月に高校受験などのため一時活動を休止していたが、「雛鳥」は復帰以来初めて発表した楽曲である[2][11][3]。そのため、活動再開の第一歩として公開された楽曲でもある[2]。公開に先駆けて2019年3月20日に予告編が公開されていた[3][12]。ミュージックビデオの映像制作は川サキケンジ、映像制作協力は渡邊竜実による[1]。
別れと旅立ちの春の中に愛しさを描いたバラードナンバーである[11][3]。
花譜の衣装と雛鳥
[編集]2018年からの花譜の最初の衣装(モデル)は「雛鳥」と題されている[13]。これは、本楽曲「雛鳥」から「花譜=雛鳥」をイメージし、そこから派生したものである[14]。イラストレーターのPALOW.は花譜のプロデューサーであるPIEDPIPERから「森に住んでそうなイメージ」「ファンタジーな感じ」という注文を受けて、そこから「ほんわかしているが実は怪物的な力を持っている女の子」というコンセプトから生まれたビジュアルであった[15]。『2nd ONE-MAN LIVE「不可解弐Q1」』ではそのマイナーチェンジ「花譜 第一形態 雛鳥-黒-」(2019年9月[13])が披露された[16]。「雛鳥」という何者でもない生まれたての鳥のイメージから、現在では様々な特徴を持った飛行を得意とする鳥をモチーフとした新たなコスチュームが生み出されている[13]。
ライブでの演奏とリミックス
[編集]2019年12月25日にリリースされたリミックスアルバム『観測γ』には、「雛鳥 (傘村トータ Remix)」が収録されている[17]。
2020年10月10日に開催された『花譜 2nd ONE-MAN LIVE「不可解弐Q1」』では、ヰ世界情緒とのデュエットが行われ、「雛鳥 with ヰ世界情緒(傘村トータ Remix)」が演奏された[18][19]。2020年12月30日にはYouTube上でその映像が公開された[19]。
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c 花譜 -KAF- (2019年3月22日). “花譜 #17 「雛鳥」 【オリジナルMV】”. YouTube. 2024年12月31日閲覧。
- ^ a b c d e ありた (2019年3月20日). “バーチャルシンガー花譜、活動再開 新曲「雛鳥」発表”. KAI-YOU. 2024年12月31日閲覧。
- ^ a b c d TKG (2019年3月20日). “花譜、1ヶ月半の休止を経て活動再開! 最新楽曲を発表”. PANORA. 2024年12月31日閲覧。
- ^ “バーチャルシンガー花譜、9/11に1st Album「観測」発売 ジャケット・同梱品デザインが異なる2種類を用意”. PANORA (2019年8月1日). 2024年12月31日閲覧。
- ^ 花譜 -KAF- (2018年12月6日). “花譜 #06 「糸」 【オリジナルMV】”. YouTube. 2024年12月31日閲覧。
- ^ 小町碧音 (2021年10月22日). “花譜、ひとりの少女が世界規模のVシンガーになるまでの成長譚 プロデューサーの言葉と振り返る3年の軌跡”. Real Sound. 2023年2月15日閲覧。
- ^ たまごまご (2022年9月6日). “花譜は観測することで存在する。武道館公演『不可解参(狂)』はいろいろな意味で“狂った”ライブだった”. QJWeb クイック・ジャパン ウェブ. 2024年12月31日閲覧。
- ^ “15歳のバーチャルシンガー・花譜に急接近。彼女は今、何を思うのか。17の質問で迫る特別メールインタビュー!”. rockinon.com (2019年11月5日). 2024年12月31日閲覧。
- ^ 花譜 -KAF- (2018年10月18日). “花譜 #01”. YouTube. 2024年12月31日閲覧。
- ^ 花譜 -KAF- (2018年10月22日). “花譜 #02”. YouTube. 2024年12月31日閲覧。
- ^ a b 小町碧音 (2021年10月22日). “花譜、ひとりの少女が世界規模のVシンガーになるまでの成長譚 プロデューサーの言葉と振り返る3年の軌跡”. Real Sound. 2024年12月31日閲覧。
- ^ 花譜 -KAF- (2019年3月20日). “花譜 #16 「活花」-復帰&”雛鳥”予告編- 【オリジナルMV】”. YouTube. 2024年12月31日閲覧。
- ^ a b c 『花譜 DATA COLLECTION BOOK』 2024, p. 023.
- ^ 泉夏音 (2021年6月10日). “花譜ライブシリーズ『不可解』や新ユニットV.W.Pの根幹にある“創作への情熱” <KAMITSUBAKI STUDIO>統合Pインタビュー”. Real Sound. p. 3. 2023年3月30日閲覧。
- ^ 『花譜 DATA COLLECTION BOOK』 2024, p. 020.
- ^ 音楽ナタリー編集部 (2020年10月11日). “花譜、バーチャル空間から歌への思い届けた2ndワンマン「花譜を観測してくれてありがとう」”. 音楽ナタリー. 2023年3月17日閲覧。
- ^ “花譜、「観測γ」を配信開始”. THE MAGAZINE (2020年1月22日). 2024年12月31日閲覧。
- ^ 音楽ナタリー編集部 (2020年10月11日). “花譜、バーチャル空間から歌への思い届けた2ndワンマン「花譜を観測してくれてありがとう」”. 音楽ナタリー. 2024年12月31日閲覧。
- ^ a b 花譜 -KAF- (2020年12月30日). “花譜 #71「雛鳥 with ヰ世界情緒」【オリジナルMV「不可解弐Q1」Live Ver.】”. YouTube. 2024年12月31日閲覧。
参考文献
[編集]- 『花譜 DATA COLLECTION BOOK MAKUHARI MESSE CARD ver.』宝島社〈宝島社ブランドムック〉、2024年11月30日。ISBN 978-4-299-06203-1。
外部リンク
[編集]- 花譜 #17 「雛鳥」 【オリジナルMV】 - YouTube
- 花譜 #71「雛鳥 with ヰ世界情緒」【オリジナルMV「不可解弐Q1」Live Ver.】 - YouTube