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一世風靡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「一世風靡」
花譜×星街すいせいシングル
リリース
規格 音楽配信
ジャンル J-POP
時間
レーベル PHENOMENON RECORD
作詞・作曲 真部脩一(作詞・作曲)
HIDEYA KOJIMA(編曲)
花譜の「組曲2」 年表
花譜×ツミキチューイン・ディスコ
(2024年)
花譜×星街すいせい一世風靡
(2024年)
花譜×MoeShopMy Life
(2025年)
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一世風靡」(いっせいふうび)は、2024年11月27日にリリースされた花譜×星街すいせいの楽曲である[1][2][3]。花譜が様々なアーティストとコラボレーションする企画「組曲2」の第4弾である[3][4]

同日にYouTube上でミュージックビデオが公開された[1][2]

概要

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本作は、2024年11月3日に『花譜 4th ONE-MAN LIVE「怪歌(再)」』にて発表された[2][3][4]

作詞・作曲は元相対性理論真部脩一が行い、編曲はORESAMAHIDEYA KOJIMAが担当した[2][3]。ミュージックビデオ制作はEallin Japan所属の川サキがディレクターを務める[4]。ミュージックビデオでは、花譜と星街すいせいが、東京渋谷から目黒にかけてを舞台に、ダンスを踊る[4]

真部ならではのリズミカルな旋律とポップスセンス溢れるキャッチーなメロディが特徴となっている[2][3]。バーチャルアーティストとして業界の最前線で活動している2人が歌う楽曲であり、歌詞は「バーチャルシンガー」そのものがテーマとなっている[2][3][4]。なお、花譜はバーチャルYouTuber(Vシンガー)史上初となる日本武道館での公演の開催を達成し、星街すいせいはバーチャルYouTuber(Vシンガー)史上初となる「YouTubeチャンネル『THE FIRST TAKE』への出演」を果たしている[5]

KAMITSUBAKI STUDIOの花譜とホロライブの星街すいせいは、ともに2018年から活動しながらもそれまで共演することがなかった[6]。2022年4月30日に行われた『ニコニコ超会議2022』内のイベント「VTuber Fes Japan 2022」で初めてデュエットを行った[6]。2023年1月9日には、NHK-FMの音楽ラジオ番組『ぶいあーる!~VTuberの音楽Radio~』で再び共演し、初めて対談を行った[7]。同年3月22日に星街すいせいの5周年記念ライブ「Shining Memory」にてゲスト出演し、「トウキョウ・シャンディ・ランデヴ feat. 花譜, ツミキ」をデュエットで歌唱した[8][9]。2024年11月3日には、上記『花譜 4th ONE-MAN LIVE「怪歌(再)」』で共演し、同年12月10日に開催された星街すいせいのソロライブツアー「Spectra of Nova」大阪公演で花譜がゲスト出演することで、再び共演した[10]。「Spectra of Nova」では、コラボ楽曲第2弾「DEADPOOL」が発表された[10]

ライブでの演奏ほか

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2024年11月3日に千葉県幕張メッセ イベントホールで開催された『花譜 4th ONE-MAN LIVE「怪歌(再)」』で初めて演奏された[2][3][4]。ここでは、星街すいせいがゲスト出演し、花譜とともにダンスを披露した[2][3]。同年12月10日に開催された星街すいせいのソロライブツアー「Spectra of Nova」大阪公演でも演奏された[10]

interfmのラジオ番組「ぱんぱかカフぃR」では、2024年11月12日に初オンエアされた[11]

評価

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ライターの都築陵佑は、「バーチャルシンガー」にとって、そのバーチャル性は最大の武器であると同時に、向き合わなければならない宿命のようなものであると論じている[4]。そしてこの楽曲「一世風靡」は、バーチャルシンガーを代表する2人がその至上命題に答えるものであると評している[4]。ミュージックビデオでは、最後のサビ前の間奏で2人が互いの顔をした仮面を装着した姿で登場し、ゆっくりと仮面を取り本来の姿を現すが、これはバーチャルのアバター自体は、仮面のように代替可能なものであり、バーチャルシンガーにとってアバターとは仮面そのものであることを示唆していると論じている[4]。しかしそのようなバーチャルな存在だからこそ、むしろリアルアーティスト以上に、現実に囚われず虚構の力を借りて、「想い」という形のないものを、歌を通して届けられるというメッセージ性を示していると評価している[4]

脚注

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  1. ^ a b 花譜 -KAF- (2024年11月27日). “【組曲2】花譜×星街すいせい # 143「一世風靡」【オリジナルMV】”. YouTube. 2025年1月1日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h リアルサウンド編集部 (2024年11月27日). “花譜、星街すいせいとのコラボ曲「一世風靡」リリース 2人がダンスを披露するMV公開も”. Real Sound. 2025年1月1日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h 花譜×星街すいせい、バーチャル界の歌姫2人がコラボ曲発表!MVで一緒にダンス”. 音楽ナタリー (2024年11月27日). 2025年1月1日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g h i j 都築陵佑 (2024年11月28日). “花譜×星街すいせい初のコラボ曲「一世風靡」が示す、Vシンガーの至上命題への解”. KAI-YOU. 2025年1月1日閲覧。
  5. ^ 「誰かを救うために歌うんじゃない」VTuberの歌姫が秘めた初期衝動”. KAI-YOU (2023年7月7日). 2025年1月1日閲覧。
  6. ^ a b くさのこー (2022年5月2日). “花譜×星街すいせいの邂逅、VTuberが超会議で示す深化「VTuber Fes Japan」2日目レポ”. KAI-YOU. 2025年1月1日閲覧。
  7. ^ MANTANWEB (2023年1月2日). “<ぶいあーる!>NHK×VTuberの音楽ラジオ再び 星街すいせい&角巻わためがSPパフォーマンス 花譜も”. Yahoo!ニュース. 2023年2月11日閲覧。
  8. ^ 都築 陵佑 (2023年3月15日). “ホロライブ星街すいせい×花譜、再び VTuberの歌姫が5周年ライブで共演”. KAI-YOU. 2025年1月1日閲覧。
  9. ^ Suisei Channel (2023年3月22日). “【3D LIVE】Shining Memory / ラストに重大告知‼【#星街すいせい5周年LIVE 】”. YouTube. 2025年1月1日閲覧。
  10. ^ a b c 都築陵佑 (2024年12月11日). “星街すいせい、花譜とのコラボ曲「DEADPOOL」発表 新アルバムに収録”. KAI-YOU. 2025年1月1日閲覧。
  11. ^ タマ吾郎 (2024年11月12日). “新曲「一世風靡」ラジオ初OA!!!”. interfm. 2025年1月1日閲覧。

外部リンク

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