コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

6区 (パリ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
パリ6区から転送)
パリ・6区の位置
地図
パリ・6区の位置

パリ6区 (6く、: 6e arrondissement de Paris) は、フランス首都・パリ市を構成する20の行政区のひとつである [1]。第6区、パリ6区ともいう。市のほぼ中央、1区の南に位置しており、セーヌ川の南岸に面している。

概要

[編集]
The cultural center Le Lucernaire. Façade 53 rue Notre-Dame-des-Champs, quartier Notre-Dame-des-Champs.
(ル・ルセルネール : モンパルナス至近にある、3つの劇場ないし映画館, ギャラリー, 小書店, レストラン, カフェバー等を備えた施設)

パリの6区は、市のほぼ中央にある行政区。「リュクサンブール区 (Arrondissement du Luxembourg)」と呼ばれることもある[2]セーヌ川の南岸に面しており、ルーヴル美術館の対岸にあたる区域である。人口は、44,919人 (1999年。人口の推移等詳細については後述)。

区の名称は、市の中央部から時計回り螺旋を描くようにして各区に付けられた番号を基にしており、当区はその6番目にあたることから、「6区」と名づけられた。5区から6区にかけての地域はカルチエ・ラタンと呼ばれ、大学など多くの高等教育機関が立地し、古くから学生街として知られている。6区には、国立高等美術学校(ボザール)パリ第2大学(パンテオン・アサス)などがある。ほかに主要な施設としては、リュクサンブール宮殿 (元老院 (フランス上院))、サン=シュルピス教会フランス学士院などがある。

なお、セーヌ川に沿った地域は、「パリのセーヌ河岸」として世界遺産に登録されている。

6区は街並みの景観の良さや注目すべき建築物の存在、そして伝統的に知的文化の中心地であり、なおかつパリの中心部に位置していることから、長きに渡ってフランスの知識人が多く住まう区であった。加えて今日では画廊やファッション・ブティックが多く立地しており、パリの中でも最も地価の高い地区のひとつであり、住民の収入額がパリで最も高い区のひとつでもある。5区7区などとともに「セーヌ左岸」に属する。

地理

[編集]
パリ・6区の詳細地図
Bouquiniste sur le マラケ河岸(ブキニスト:セーヌ川両岸、左岸であれば5区トゥルネル河岸から7区ヴォルテール河岸にかけて見られる、中古本、稀覯書等を取り扱う古書屋)

6区は、パリのほぼ中央部、1区の南に位置しており、セーヌ川の南岸に面している[3]。面積は2.15 平方キロメートルで、20区のうちで5番目に面積が小さい。

北は、セーヌ川を挟んで、同じパリの行政区である1区に接している。南は、"芸術の街" モンパルナス地区のある14区及び15区に接している。西は7区に接し、東は5区に接している。

"カルチエ・ラタン" は5区と6区にまたがり形成され、モンパルナス地区にも近いほか、サン=ジェルマン=デ=プレ地区にはサン=ジェルマン=デ=プレ教会や、ノートルダム大聖堂に次ぎパリで2番目の規模を持つサン=シュルピス教会が位置している。

隣接する自治体(行政区)

[編集]

地区(カルチェ)

[編集]
パリ・6区のカルチエ詳細図

パリの行政区は、それぞれ4つの地区(カルチェ)に区分されている。6区を構成する4地区のコードと名称は、次のとおりである。

住民

[編集]

人口

[編集]

6区の人口は、1911年に102,993人となり、ピークに達した。しかし、その後は減少を続け、1999年には半分以下の44,919人となった。2005年の推計では45,200人と見積もられており、人口の回復が見込まれている。

また、人口の減少とともに人口密度も減り続けており、1999年の人口密度は、ピーク時の半分以下の20,854人となっている。人口の推移の詳細は、次のとおりである。

区人口 市人口 区人口/市人口 区人口密度 市人口密度 備考
1872年 90,288 1,851,792 4.88% 41,916 21,303
1911年 102,993 2,888,110 3.57% 47,815 33,225 人口がピークに達する。
1954年 88,200 2,850,189 3.09% 40,947 32,788
1962年 80,262 2,790,091 2.88% 37,262 32,097
1968年 70,891 2,590,771 2.74% 32,911 29,804
1975年 56,331 2,299,830 2.45% 26,152 26,457
1982年 48,905 2,176,243 2.25% 22,704 25,035
1990年 47,891 2,152,423 2.22% 22,234 24,761
1999年 44,919 2,125,246 2.11% 20,854 24,449
2005年 45,200 2,166,200 2.09% 20,984 24,920 人口は推計。


歴史

[編集]

現在の6区界隈は、幾世紀にも渡り、6世紀設立のサン=ジェルマン=デ=プレ修道院の強い影響下にあった。その結果、多くの宗教団がこの地区に居を構えていた。

1612年、王妃マリー・ド・メディシスはこの地の建物を買い上げ、建築家サロモン・ド・ブロス (Salomon de Brosse) に依頼して豪華なリュクサンブール宮殿に改装させた。宮殿は広大な王室庭園に囲まれた形となっていた。この宮殿および庭園の完成の影響で、この地区はにわかにフランス上流階級の集まる上品な地区へと変貌していった。

1950年代からは区内外に高等教育機関が集中し、また著名なカフェ(カフェ・ド・フロールドゥ・マゴ[注 1]、ラ・パレット (La Palette) など)、および出版社(ガリマール出版社、ジュリアール出版社 (Éditions Julliard)、グラッセ出版社 (Éditions Grasset) 、エロール出版社 (Éditions Eyrolles) など)が区内外に集中して、パリの中でも戦後の知的・文学的ムーブメントの歴史的中心地となった。シュールレアリスム実存主義、および現代的なフェミニズムなどはこの地において産まれた、あるいは育まれたと言うことができよう。

リュクサンブール宮殿

政治・行政・司法

[編集]

主な官公庁・公共機関

[編集]

経済

[編集]

主な店舗・商業施設

[編集]
ル・プロコップ
カフェ・ブラッスリー・レストラン
パティスリー
  • ラデュレLadurée
    • 8区ロワイヤル通り (Rue Royale) 16番地にある本店の他、シャンゼリゼ大通り (Avenue des Champs-Élysées) 75番地や、6区ボナパルト通り (Rue Bonaparte) 21番地のほか、新宿銀座の他、2018年に表参道南青山5丁目交差点)に路面店が設けられるなど日本も含めた海外店舗がある。
  • ラ・メゾン・デュ・ショコラLa Maison du Chocolat
    • 1977年10月、8区フォーブール=サントノレ通り (Rue du Faubourg-Saint-Honoré) 225番地で開店した。6区内では、メトロ セーヴル=バビロヌ駅最寄りのル・コルビュジエ広場界隈、セーヴル通り (Rue de Sèvres) 19番地・・等にある他、国外では、東京表参道(南青山5丁目交差点界隈)、丸の内有楽町)・・等に店舗がある。
  • ピエール・エルメ・パリPierre Hermé Paris
    • ラデュレなどと同様マカロン等で知られる1998年"東京発"のピエール・エルメの店舗。ボナパルト通り72番地や15区ヴォージラール通り (Rue de Vaugirard) 185番地、16区ポール=ドゥメール大通り (Avenue Paul-Doumer) 58番地、1区カンボン通り (Rue Cambon) 4番地、2区オペラ大通り (Avenue de l'Opera) 39番地、シャンゼリゼ大通り、東京表参道(南青山5丁目交差点界隈)・・等に店舗がある。
  • ジャン=シャルル・ロシューJean-Charles Rochoux
    • 2004年に独立し、アサス通り (ダサス通り, Rue d'Assas)16番地に店舗がある。2018年1月、東京・南青山5丁目骨董通り界隈に海外1号店が開店した。2018年現在Wikipedia仏語版が無いように新進のショコラティエ
  • パティスリー・サダハル・アオキ・パリPâtisserie Sadaharu AOKI paris
    • 2001年ヴォージラール通り16番地に開店した。その他、5区ポール=ロワイヤル大通り (Boulevard de Port-Royal) 56番地、7区サン=ドミニク通り (Rue Saint-Dominique) 103番地、15区ペリニョン通り (Rue Pérignon) 25番地、9区オスマン大通り (Boulevard Haussmann) 35番地、東京ミッドタウンや丸の内(有楽町)、台北等に店舗がある。
ファッションブランド

学術・研究

[編集]
フランス学士院、右にルーブル宮殿
École Nationale Supérieure des Beaux-Arts
Lycée Montaignerue Auguste-Comte

学術団体

[編集]

教育

[編集]

大学等

[編集]

高等学校

[編集]

その他

[編集]

宿泊施設

[編集]

主な宿泊施設

[編集]

文化施設

[編集]

美術館・博物館

[編集]
パリ造幣局博物館, コンティ河岸
Rue de Médicis vue du passage de l'Odéon.

映画館・劇場

[編集]

その他

[編集]

宗教施設

[編集]

教会・寺院

[編集]

観光・憩い

[編集]
画像をクリックして拡大

建築

[編集]

公園・緑地等

[編集]

交通

[編集]
メトロ セーヴル=バビロヌ駅 (Station Sèvres - Babylone)
メトロ マビヨン駅 (Station Mabillon)

鉄道

[編集]

道路

[編集]
画像をクリックして拡大
  • アサス通り(ダサス通り、Rue d'Assas
  • オーギュスト=コント通りRue Auguste-Comte
  • アンシエンヌ=コメディ通り(ランシエンヌ=コメディ通り、Rue de l'Ancienne-Comédie
  • オプセルヴァトワール大通り(ロプセルヴァトワール大通り、Avenue de l'Observatoire
    • リュクサンブール庭園、グラン=エクスプロラトゥール・マルコ=ポーロ・エ・カブリエ=ド=ラ=サール庭園に沿って走るサン=ミッシェル大通りから引き続いて南北に伸びる通り。モンパルナス大通りと交差し14区に入りパリ天文台界隈まで続く。
  • ギヌメール通りRue Guynemer
  • グルネル通りRue de Grenelle
  • コンデ通りRue de Condé
    • モネ地区を南北に走るマザリヌ通りが途中、アンシェンヌ=コメディ通りと名を変え、サン=ジェルマン大通りと交差する。交差点から先はさらにオデオン通りと名を変え、オデオン座のあるオデオン広場界隈やリュクサンブール庭園へ伸びる。そのオデオン通りからコンデ通りとムッシュ=ル=プランス通りとが分岐し、ムッシュはオデオンの東側を、コンデはオデオンの西側をそれぞれ南北に並走する。コンデ公の居宅「Hôtel de Condé」が所在した。館は現在のオデオン座。
  • ケ・デ・グラン=オーギュスタン通り (ケ・デ・グラン=ゾーギュスタン通り、Quai des Grands-Augustins
  • ケ・ド・コンティ通りQuai de Conti
  • ケ・マラケ通りQuai Malaquais
  • サン=アンドレ=デ=ザール通り(サン=タンドレ=デ=ザール通り, Rue Saint-André-des-Arts
  • サン=シュルピス通りRue Saint-Sulpice
    • サン=シュルピス教会の北側に沿ってサン=ジェルマン=デ=プレ界隈を東西に走る、ファッションのブティックや雑貨店等が並ぶ通り。東京青山でも展開するインテリア店メゾン・ドゥ・ファミーユ (Maison de Famille)[12]無印良品の店舗もある。サン=シュルピス広場界隈で交差するボナパルト通りから西へは、ヴュー=コロンビエ通り (Rue du Vieux-Colombier) と通り名を変えて続き、サン=シュルピス駅交差点でレンヌ通りと、さらにセーヴル通りと交差する。通り沿いには上記無印の他、ボナパルト通り側にあるピエール・エルメ等のパティスリー、2014年創業の新進ブランド クロエ・ストラ (Chloé Stora) のパリ旗艦店、エルベ・シャプリエ、共にパリ市内各所にあるマージュ (Maje) とザディグ・エ・ヴォルテール (Zadig & Voltaire)、ロンシャン・・等のブティック、ヴュー・コロンビエ劇場・・等がある。
  • サン=ジェルマン大通りBoulevard Saint-Germain
  • サン=ブノワ通りRue Saint-Benoît
    • ボナパルト通りの至近西側を南北に並走する。ジャコブ通りとサン=ジェルマン大通りとの間を走る。同通り5番地にはマルグリット・デュラスが亡くなるまで暮らした建物があり、プラークが掲げられている。ジャコブ通り側には少なくなったとはいえ書店のほか、アート・ギャラリー等がいくつかある。また公立学校が連なり、アラン・ドロンナタリー・ドロンの子アントニー・ドロンもそうであったようにサン=ジェルマン=デプレ界隈のセレブリティ達の子も通う12番地のサン=ブノワ小学校 (école primaire Saint-Benoît)、16番地のサン=ブノワ幼稚園 (école maternelle publique Saint-Benoît)、18番地のジャック=プレヴェール中学校 (collège Jacques-Prévert) がある。他に、ジャズクラブのル・クルブ・サン=ジェルマン (Le Club Saint-Germain)、ホテル、フランス料理店、和食店の円から、著名なカフェ・ド・フロール、ルイ・ヴィトン・・までが店舗を構える。
  • サン=ペール通りRue des Saints-Pères
    • 7区との境界線上を南北に走り、南側でセーヴル通りへ接続する。かつてENA本校やエコール・デ・ポン本校が置かれた通り。同通りから7区内へ、ユニヴェルシテ通りの北側を並走するヴェルヌイユ通りにセルジュ・ゲンスブールの旧宅がある。
  • サン=ミッシェル大通りBoulevard Saint-Michel
  • シェルシュ=ミディ通りRue du Cherche-Midi
    • セーヴル=バビロヌ駅交差点ル・コルビュジエ広場の北側にあたるセーヴル通り界隈から派生し、同セーヴル通りの東側を南北に並走しながら、14区との区境を走るモンパルナス大通り先まで走る。8番地の老舗ブーランジュリーチェーンのポワランヌ (Boulangerie Poilâne) 、14番地の革バッグで知られる1996年創業のロックスウッド (Loxwood Le Parisien Cabas) などのブティックが軒を連ねる。
  • ジャコブ通りRue Jacob
    • サンジェルマン=デ=プレ地区の"心臓部"で、南北に走るボナパルト通りと東西に交差する通り。東側で下記セーヌ通りまで伸び、西側の7区側でユニヴェルシテ通りに接続し、エッフェル塔真横まで伸びてゆく。
  • セーヴル通りRue de Sèvres
    • 南北に走るレンヌ通りから7区・15区との境界上アンリ=キュイユ広場 (fr) まで6区内を左斜め下に伸びる通り。セーヴル=バビロヌ駅付近のバビロヌ通りや下記ラスパイユ大通りとの交差地点ル・コルビュジエ広場界隈は7区との境界線付近にあたる。セーヴル=バビロヌ駅からサン=シュルピス駅にかけた一帯には、ブシコー公園、ホテル・ルテシアやボン・マルシェ百貨店、マージュ (Maje)、ベルルッティ (Berluti)、セリーヌサン=ローランエルメスプラダクリスチャン・ルブタンフェラガモ、キプリング (Kipling)、イネス・ド・ラ・フレサンジュ・・等のブティック、ラ・メゾン・デュ・ショコラ (La Maison du Chocolat)、高級食材店ラ・グランド・エピスリー・ド・パリ・・等がある。また、ラスパイユ大通りを北側へ、ヴァレンヌ通りとの交差地点を過ぎて、バック通りやサン=ジェルマン大通りと交差するメトロ リュ・ド・バック駅があるルネ=シャール広場界隈までには、ショコラ等のパティスリーで知られるユーゴ・エ・ヴィクトール (Hugo et Victor)、ケンゾーポール・スミス等のブティックや香水店、ワイン専門店 ラ・カーヴ・ド・ジョエル・ロブション (La Cave de Joël Robuchon)、スーパーのモノプリ (Monoprix)・・などがある。さらにルネ=シャール広場からバック通りへ進むと、ラトリエ・ド・ジョエル・ロブション (L'Atelier de Joël Robuchon)等のレストラン、マージュ (Maje)、サントノレ通り界隈の店舗が知られるインテリアデザインのメゾン・サラ・ラヴォワンヌ (Maison Sarah Lavoine)・・等が立地している。
  • セーヌ通りRue de Seine
    • サン=ジェルマン=デ=プレ地区とモネ地区とのカルティエ間の境界上を走り、オデオン地区まで走る通り。ビュシ、フール、アンシェンヌ=コメディ、ドーフィヌ通り・・等、ボナパルト通り東側に位置するセーヌ通り一帯にレストランやカフェからブティックまで点在している。上記ジャコブ通りの起点界隈にファッションブランドのジェローム・ドレフュス (Jérôme Dreyfuss) とイザベル・マラン (Isabel Marant) のブティックがあるが、両人共夫婦。共に東京表参道界隈にブティックがある。
  • セルヴァンドニ通りRue Servandonie
  • デュパン通りRue Dupin
    • ボン・マルシェ百貨店の南側に沿って走るセーヴル通り界隈から南へ伸びる通り。
  • トゥルノン通りRue de Tournon
  • ドーフィヌ通りRue Dauphine
  • ノートル=ダム=デ=シャン通りRue Notre-Dame-des-Champs
  • フール通りRue du Four
    • サン=ジェルマン大通りでビュシ通りから名を変え西側へ続く通り。サン=ジェルマン=デ=プレ界隈のボナパルト通り、レンヌ通りと交差し、7区側区境ドラゴン通りとヴュー=コロンビエ通りとの交差点、ル・コルビュジエ広場の北側界隈でセーヴル通りと接続する。通り沿いには主にフランス国内200カ所にあり青山・銀座など日本にも進出しているシネクァノン(Sinéquanone)・・といったブティック等が軒を連ねている。
  • フルリュース通りRue de Fleurus
  • フルスタンベール通りRue de Furstemberg
  • ヴォージラール通りRue de Vaugirard
  • ボザール通り(ボ=アール通り、Rue des Beaux-Arts
  • ボナパルト通りRue Bonaparte
  • マザリヌ通りRue Mazarine
    • モネ地区を南北に走る通り。途中、アンシエンヌ=コメディ通りと名を変え、東西に走るサン=ジェルマン大通りと交差する。交差する先は、オデオン通りと名を変えオデオン座やリュクサンブール庭園北側に至る。通り沿いにはレストランやパティスリー等が軒を連ねる。
  • メディシス通りRue de Médicis
  • モンパルナス大通りBoulevard du Montparnasse
    • 14区との境界線上を走る通り。モンパルナス駅からラスパイユ大通りとのヴァヴァン交差点 (パブロ=ピカソ広場) 界隈、メトロのヴァヴァン駅付近にかけて、著名なカフェないしレストラン等が集積している。
  • ラスパイユ大通りBoulevard Raspail
    • バック通りやサンジェルマン大通りが接続する7区内のルネ=シャール広場から6区内を右斜め下に横切り、モンパルナス大通りと交差し14区内に入る。14区中心にあるダンフェール=ロシュロー広場 (カタコンブ・ド・パリ) 界隈までを走る通り。
  • レンヌ通りRue de Rennes
    • ボナパルト通りとサンジェルマン大通りとが交差するサンジェルマン=デ=プレ広場界隈からモンパルナスへ南北に走る通り。通りのサンジェルマン=デ=プレ広場界隈付近には、上記のカフェないしブラッスリーから、スーパーマーケットのモノプリ (Monoprix) の他、 エンポリオ・アルマーニカルティエZARAGAP、ケンゾー、セイコーロレックスMont Blanc、オーガニックコスメで知られるイヴ・ロシェ(ール)(Yves Rocher) など、ファッションやラグジュアリーブランド店等が軒を連ねる。

橋梁

[編集]
シテ島サン=ルイ島付近の橋

セーヌ川に架かる区内の橋は、次のとおりである(上流から順に列挙)。

広場・交差点

[編集]
画像をクリックして拡大

パリの「広場 (プラス、Place)」は、しばしば2以上の道路が交差する場所に位置し、中心の「島」を道路が周回するロータリー状の交差点となっている場合が多い。中心の「島」部分は、オベリスク緑地等に利用されている場合もあり、エトワール凱旋門があるシャルル・ド・ゴール広場は世界的に有名である。6区の広場や交差点には、次のようなものがある。

船舶

[編集]

著名な出身者

[編集]
La Rue du Jardinetカミーユ・サン=サーンスの出生地界隈)
Rue Hautefeuilleシャルル・ボードレールの出生地界隈)
サンジェルマン・デ・プレ広場

貴族

[編集]

政治

[編集]

学者

[編集]

文化

[編集]

芸能

[編集]
画像をクリックして拡大

著名な居住者

[編集]

王族・貴族・軍人

[編集]

政治

[編集]

財界

[編集]

学者

[編集]

文化

[編集]
画像をクリックして拡大
モンパルナス大通り (Boulevard du Montparnasse) 居住者

芸能

[編集]

スポーツ

[編集]

その他

[編集]

ゆかりの人物

[編集]

政治

[編集]

文化

[編集]

芸能

[編集]

6区を舞台にした作品

[編集]

小説・詩

[編集]

映画

[編集]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 「レ・ドゥ・マゴ」または「ドゥマゴ」と表記されることもある。

出典

[編集]
  1. ^ フランス語の 「6e 」 = 「sixième 」 は、英語の「sixth 」 に相当する序数。「第6の」 「6番目の」を意味する。したがって、原語の「6e arrondissement 」を直訳すると「第6区」となる。
  2. ^ レジフランスLégifrance). “地方自治一般法典 (Code Général des Collectivités Territoriales (CGCT))” R2512-1条. 2008年6月26日閲覧.
  3. ^ セーヌ川の左岸にあたる。
  4. ^ 地球の歩き方編集室編 『地球の歩き方A07・パリ&近郊の町 2007〜2008年版ダイヤモンド社、2007年、p.254.
  5. ^ JTBパブリッシング編 『ワールドガイド ヨーロッパ2・パリ』 JTBパブリッシング、2006年、p.162.
  6. ^ 地球の歩き方編集室編 『地球の歩き方A07・パリ&近郊の町 2007〜2008年版』 ダイヤモンド社、2007年、p.281.
  7. ^ 地球の歩き方編集室編 『地球の歩き方A07・パリ&近郊の町 2007〜2008年版』 ダイヤモンド社、2007年、p.132.
  8. ^ JTBパブリッシング編 『ワールドガイド ヨーロッパ2・パリ』 JTBパブリッシング、2006年、p.18.
  9. ^ 海外業務提携一号店にあたる同カフェは『ドゥマゴ パリ』 トランジットジェネラルオフィス公式HPを、同ブーランジュリーは『ドゥマゴサンジェルマン公式HPをそれぞれ参照。
  10. ^ ラ・クローズリー・デ・リラ La Closerie des Lilas』 paris-bistro-japon
  11. ^ 地球の歩き方編集室編 『地球の歩き方A07・パリ&近郊の町 2007〜2008年版』、ダイヤモンド社、2007年、p.360.
  12. ^ 1993年に同通り29番地で創業し、イタリアの他、1998年から南青山骨董通りでも展開するクラシックモダンな家具雑貨などのインテリアショップ(仏公式HP (仏語)Maison de famille (メゾン ドゥ ファミーユ) besanee 2015年10月25日)。
  13. ^ Mary Ann Caws, Les Vies de Dora Maar : Bataille, Picasso et les surréalistes, Paris, Thames & Hudson,‎ , 224 p. (ISBN 2878111850), p. 13
    228 illustrations dont 87 en couleurs.

    但し、日本ではユーゴスラビア生まれ、アルゼンチン生まれとする解説もある。
  14. ^ a b « Rue de Furstemberg, dans le 6e arrondissement », Paris, de Lutèce à nos jours, no 19, décembre 2018, janvier février 2019, Édition Soteca (ISSN 2271-9083).
  15. ^ AU 7 RUE DES GRANDS AUGUSTINS La renaissance de l'Atelier de Picasso パリ・マッチ 2015年7月16日
  16. ^ Nancy Cunard: Heiress, Muse, Political Idealist Lois G. Gordon, Professor Lois Gordon Columbia University Press, 2007. 118 p
  17. ^ he Golden Moments of Paris: A Guide to the Paris of the 1920s John Baxter, Museyon, 2014/03/01. 233 p
  18. ^ Wilhelm, James J. (2008). Ezra Pound in London and Paris, 1908–1925. 287 .p, University Park, PA: Pennsylvania State University Press. ISBN 978-0-271-02798-2
  19. ^ Claude Martin, André Gide ou la vocation du bonheur , tome 1, éditions Fayard, p. 37.
  20. ^ « Place Monge (Paris) » associationclaudesimon.org.
  21. ^ 井田進也「栗本鋤雲の函館」『大妻比較文化 : 大妻女子大学比較文化学部紀要』第12巻、大妻女子大学、2011年、146-139頁、ISSN 1345-4307NAID 110008425418 
  22. ^ Knightley, Emma (29 November 2017). Princely Monaco XXI: The House of Grimaldi in the 21st Century. ISBN 9780359058945 
  23. ^ 地球の歩き方編集室編 『地球の歩き方A07・パリ&近郊の町 2007〜2008年版』、ダイヤモンド社、2007年、p.126.
  24. ^ ジュウ・ドゥ・ポゥム 『映画でお散歩パリガイド』、主婦の友社、2005年、p.101.

参考文献

[編集]
  • MICHELIN, ed (2007) (フランス語). Plan Atlas 56 – Paris du Nord au Sud –. MICHELIN. ISBN 978-2-06-710591-1 (パリ市内の詳細地図。)

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]