ポン・デ・ライオンとなかまたち
ポン・デ・ライオンとなかまたちとは、ミスタードーナツのマスコットキャラクターである。ポン・デ・ライオンは2003年に発売されたポン・デ・リングをモチーフにしたキャラクターで、2004年1月に放送されたテレビCMでデビューした[1]。グッズ展開もされている[2]。
経緯
オリジナルキャラクターを作ろうという動きはポン・デ・リング誕生以前からあったものの、なかなか具体案が出なかった[1]。そのさなかにポン・デ・リングが発売され、同製品をモチーフにした「ポン・デ・ライオン」を考案したところ即決で採用された[1]。このキャラクターはテレビCMがきっかけで人気を博した[1]。
2004年から伊藤有壱が手がけたテレビCMが放送された[3]。伊藤有壱によれば、ポン・デ・ライオンのデザイン原案はミスタードーナツCMチームの広告代理店のプランナーが作成したもので、伊藤はアニメーション化する際に「造形、立体のデザインとアニメーションディレクション」を担当したとしている[4]。
2004年からキャラクターグッズが登場し始め、現在までに100種類以上のグッズが登場している[注釈 1]。
ポン・デ・ライオンと仲間たち
ミスタードーナツにて販売されているドーナツに動物を混ぜ合わせたキャラクターとなっている[5]。尚、現在では販売されていない商品がモチーフとなっているキャラクターもいるが、そのキャラクターがいなくなるといったことはない。
- ポン・デ・ライオン(♂)
- モチーフはポン・デ・リング+ライオン。
- 自分を百獣の王だと思い込んでいる男の子。たてがみがポン・デ・リングになっており、取り外して食べたりすることができる。食べ尽くすとしっぽがふくらみポン・デ・リングになってそれを再びたてがみにすることが可能。生まれてからポン・デ・リングしか食べたことがないらしい。
- フレンチウーラー(♀)
- モチーフはフレンチクルーラー+ヒツジ。
- 自分の王子さまが迎えに来てくれると信じている夢見る女の子であり、ゆったりマイペースな性格。ポン・デ・ライオンとは出会った日から大の仲良しらしい。
- チョコリングマ(♀)
- モチーフはチョコリング+クマ。
- 耳がチョコリングになっている。体が大きくて力持ちだが、泣き虫な心優しい女の子。いつも隅でもじもじしている。
- ハニーシッポ(♂)
- モチーフはハニーディップ+リス。
- いたずら好きの男の子。なかまたちによくいたずらをしているが、憎めない性格。
- マフィンガメ(♂)
- モチーフはメープルマフィン+カメ。
- 頼りになる長老。皆の悩みを真剣に聞いて、アドバイスをしてくれる。
- エンゼルダゾウ(♂)
- モチーフはエンゼルクリーム+ゾウ。
- 体は大きいものの、かなり甘えん坊な男の子。鼻から水を出して虹を作るのが得意。
- D-ピピコ
- モチーフはD-ポップ+ひよこ。
- いつも一緒にいるにぎやかな6人兄弟。公式プロフィールに記述はないが、個々に性格が設定されているものと思われる。CM、スケジュール帳、絵本などで、他の5人と異なる行動をする様子が窺える(特に、チョコファッションはおちゃめな性格であることが分かる)。
- ウシシシココナツ(♂)
- モチーフはココナツ+ウシ。
- 個性豊かなお兄さん。足音と笑い声で、遠くにいても来るのがわかるらしい。
- エリマキファッション(♂)
- モチーフはオールドファッション+エリマキトカゲ。
- おっちょこちょいな気のいいお兄さん。おしゃべり好きでオネエ言葉を使う。サルではない。
- チョコダッチョ(♀)
- モチーフはチョコレート+ダチョウ。
- 面倒見のよい近所のおばさん。いろんな情報にくわしく、いつも走り回っている。
- ゴールデンチョッキリン(♂)
- モチーフはゴールデンチョコレート+キリン。
- 恥ずかしがり屋の男の子。たかいところからみんなを見守っている。D-ピピコたちの一番のいたずら相手。
- チュロリーナトナカイーナ(♀)
- モチーフはハニーチュロ+トナカイ。
- なかまたち憧れのお姉さん。気を引こうとするお兄さんには厳格だが、子どもにとてもやさしい。
その他のキャラクター
- アイス・デ・ライオン(♂)
- モチーフはアイス+ライオン。
- ミスタードーナツと同じダスキングループが運営するアイスクリームパーラー「アイス・デ・ライオン」のキャラクター[6]。ポン・デ・ライオンとは友達同士という設定。
ポン・デ・ライオン・パーク
2012年5月、東京スカイツリータウン内の東京ソラマチ1Fに「ポン・デ・ライオン・パーク」がオープンし限定ドーナツなどが販売されていた[7]が、2017年6月に閉店した[8]。
ドーナツたいそう
「ドーナツたいそう」と呼ばれる子供向けの体操があり、ポン・デ・ライオンが子どもたちと一緒にその体操をする動画や、全国の観光地でご当地のゆるキャラなどと一緒に体操をする動画が公式YouTubeチャンネルで公開されている[9]。
脚注
注釈
出典
- ^ a b c d “【ヒット商品開発秘話】累計販売数35億個を突破したミスタードーナツ「ポン・デ・リング」”. @DIME アットダイム. 小学館 (2023年8月26日). 2024年8月27日閲覧。
- ^ “ミスド界では“若手”の「ポン・デ・リング」誕生20周年!“第4の食感”を追い求めて生まれたドーナツの快進撃に迫”. ウォーカープラス. KADOKAWA (2023年2月8日). 2024年8月27日閲覧。
- ^ “アニメーション ダスキン ミスタードーナッツTVCM「ポン・デ・ライオン」シリーズ”. researchmap. 2024年9月8日閲覧。
- ^ 伊藤有壱 [@knyackiii] (2018年6月3日). "10:29 PM · Jun 3, 2018のツイート". X(旧Twitter)より2024年9月8日閲覧。
- ^ “ポン・デ・ライオンと仲間たち”. ミスタードーナツ. 2024年9月8日閲覧。
- ^ “ポン・デ・ライオンの友達「アイス・デ・ライオン」の謎の実態とは?”. エキサイトニュース (2014年10月31日). 2024年9月8日閲覧。
- ^ “ポン・デ・ライオンが丸ごと食べられる!?ソラマチ限定ドーナツが発売”. ウォーカープラス. KADOKAWA (2012年5月20日). 2024年8月27日閲覧。
- ^ “【閉店】ポン・デ・ライオンパーク by ミスタードーナツ 東京ソラマチショップ”. 開店閉店.com. 2024年8月27日閲覧。
- ^ “ドーナツたいそう”. ミスタードーナツ. 2024年9月8日閲覧。