アッシパルマンティエ
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アッシ・パルマンティエ | |
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アッシ・パルマンティエの例 | |
発祥地 | フランス |
主な材料 | マッシュポテト、牛挽肉 |
アッシ・パルマンティエ(フランス語: Hachis parmentier, フランス語発音: [aʃi paʁmɑ̃tje])は、牛肉の挽肉をマッシュポテトで覆ったグラタン[1][2]。挽肉は牛肉を用いることが決まりである[1]。
日本語のカタカナ表記としてはアシ・パルマンティエもある[3][4]。
概要
[編集]現在のレシピでは牛のミートソースとマッシュポテトを重ね、チーズを振って焼くのが主流である[4]。
歴史と語源
[編集]料理名の「パルマンティエ」はジャガイモを用いた料理に付けられる名称で、18世紀後半にフランスにジャガイモを食物として普及させることに貢献した薬剤師、農学者、栄養学者のアントワーヌ=オーギュスタン・パルマンティエにちなむ[1][2][4]。
アッシは「細かくきざんだもの」を意味し、みじん切りや挽き肉の意となる[5]。
シェパーズ・パイとの違い
[編集]イギリス料理のシェパーズパイのフランス版と考えられることも多いが、アッシ・パルマンティエは元々は挽肉ではなく煮込み肉やロースト肉の残りを再利用した料理であったことが最大の違いとなる[2][4][6]。
今日の英英辞典などでは、シェパーズパイ(コテージパイ)とアッシ・パルマンティエとは同義語とされている[7]。
出典
[編集]- ^ a b c アンドレ・パッション「Hachis parmentier [アッシ・パルマンティエ]」『フランス郷土料理』河出書房新社、2020年、377頁。ISBN 978-4309287805。
- ^ a b c レイチェル・クー、多田千香子翻訳「トリコロールのアッシ・パルマンティエ」『パリの小さなキッチン』翔泳社、2014年、65頁。ISBN 978-4798134741。
- ^ マリコ・デュプレシ「アシ・パルマンティエひと皿レシピ」『パリのひと皿ごはん』扶桑社、2021年、70頁。ISBN 978-4594088132。
- ^ a b c d 吉村葉子「じゃがいもの普及に生涯を捧げた博士の名前がついたアシ・パルマンティエ」『徹底してお金を使わないフランス人から学んだ本当の贅沢』主婦の友社、2017年、62-65頁。ISBN 978-4074223855。
- ^ “hachis アシ”. 柴田書店. 2022年1月5日閲覧。
- ^ 「アッシ・パルマンティエ」『世界のじゃがいも料理: 南米ペルーからヨーロッパ、アジアへ。郷土色あふれる100のレシピ』誠文堂新光社、2015年、85頁。ISBN 978-4416615935。
- ^ “この料理に合うワイン|シェパーズパイ”. サントリー. 2023年8月31日閲覧。